JP2017171401A - 錠剤搬送装置及び錠剤印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動中の錠剤の詰まりを迅速に解消することができる錠剤搬送装置、錠剤印刷装置を提供する。【解決手段】複数の錠剤Tが載置される搬送面211と、錠剤Tを搬送するする方向である順送方向F及びこれと逆の逆送方向Nを切り替えて搬送面211を移動させる駆動部220と、を有する搬送部1、2と、搬送面211上の錠剤Tに接することにより、錠剤Tが並ぶ方向を揃える整列部4と、搬送面211の移動方向が順送方向Fから逆送方向Nに切り替わった場合に、搬送面211上の錠剤Tの位置又は姿勢を変化させる加変部6とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、錠剤搬送装置及び錠剤製造方法に関する。
従来、特許文献1に記載された錠剤印刷装置が知られている。この錠剤印刷装置は、搬送ベルトによって、錠剤を順次搬送する。そして、搬送される錠剤の表面に、インクジェットヘッドを備えた印刷部によって、文字やマーク等を印刷する。
印刷部は、複数のノズルを備えたインクジェットヘッドを有している。インクジェットヘッドの複数のノズルは、印刷データに基づいたパターンに従って、インク滴が吐出され、これにより錠剤に印刷を行う。
このような印刷部を用いると、錠剤の品種の切替え等によって、印刷すべき文字やマークが変更されても、提供する印刷データを変えることで即応できる。また、インクジェットヘッドを有する印刷部を用いると、錠剤に対して非接触で印刷できる。このため、衛生的であり、印刷対象物の錠剤が飲用である場合に特に適している。
特開平7−081050号公報
以上のような印刷装置においては、搬送ベルトにより搬送される錠剤の到来を、錠剤の搬送経路に設けたセンサにより検出し、ノズルヘッドによる印刷、カメラの撮像による検査など、その後の処理を行っている。このため、センサ、ノズルヘッド、カメラ等に対向する直線上に、錠剤を通過させる必要がある。
そこで、従来から、図24に示すように、印刷の前に、錠剤Tを搬送しながら一列に整列させる整列装置710を備えた錠剤搬送装置700が用いられている。この錠剤搬送装置700は、無端状で回動する搬送ベルト720を備えたコンベアを有し、搬送ベルト720が回動することにより、搬送面721が錠剤Tを搬送する方向である順送方向Fに移動する。このため、搬送面721上にランダムに供給された複数の錠剤Tは、順送方向Fに移動する。整列装置710は、順送方向Fに、錠剤Tが1つずつ通過できる間隔で配置された通路711を形成している。この通路711の錠剤Tの入口は、通路幅よりも広い間隔から徐々に通路幅となるように傾斜が設けられている。搬送ベルト720上の錠剤Tは、この整列装置710の入口側から入って通路711を通過することにより、一列に整列される。
しかしながら、上記のような整列装置710の入口側から複数の錠剤Tが入ると、それらの錠剤Tは、通路711の入口の傾斜に沿って徐々に移動していくので、通路幅が狭くなる箇所で複数の錠剤Tが集中して、図24に示すように詰まりが発生する可能性がある。このように錠剤Tの詰まりが発生すると、下流側に錠剤Tが行かなくなり、印刷等の処理が停滞することになる。
本発明の目的は、錠剤の詰まりを迅速に解消することができる錠剤搬送装置、処理効率を向上させることのできる錠剤印刷装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の錠剤搬送装置は、複数の錠剤が載置される搬送面と、前記錠剤を搬送する方向である順送方向及びこれと逆の逆送方向を切り替えて前記搬送面を移動させる駆動部と、を有する搬送部と、前記搬送面上の前記錠剤に接することにより、前記錠剤が並ぶ方向を揃える整列部と、前記搬送面の移動方向が順送方向から逆送方向に切り替わった場合に、前記搬送面上の錠剤の位置又は姿勢を変化させる加変部と、を有する。
本発明の錠剤印刷装置は、前記錠剤搬送装置と、前記搬送部から渡された錠剤に印刷する印刷部と、を有する。
本発明によれば、錠剤の詰まりを迅速に解消することができる錠剤搬送装置、処理効率を向上させることのできる錠剤印刷装置を提供することができる。
第1の実施形態の搬送装置を含む錠剤印刷装置の全体構成を模式的に示す図である。 第1の実施形態の搬送装置の平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の側面図(A)、復帰部の側面図(B)である。 図2の搬送装置におけるa−a矢視断面図である。 第1の実施形態の変換機構及びその周囲を示す平面図である。 図4の変換機構における回動板のb方向から見た矢視側面図である。 第1の実施形態の搬送装置の正常時の搬送動作を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の錠剤詰まりの発生時を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の再搬送動作を示す平面図である。 第2の実施形態の搬送装置における変換機構及びその周囲を示す平面図である。 図11の変換機構における回動板のc方向から見た矢視側面図である。 第2の実施形態の搬送装置の正常時の搬送動作を示す平面図である。 第2の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第3の実施形態の搬送装置の変換機構及びその周囲を示す平面図である。 図15のe−e矢視断面図であり、(A)はシャッター上昇時、(B)はシャッター下降時を示す。 第3の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第4の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第5の実施形態の搬送装置の断面図である。 第6の実施形態の停止状態を示す平面図である。 第6の実施形態の逆送と搬送を繰り返す状態を示す平面図である。 整列部の通路の幅を可変とする構造の例を示す断面図であり、(A)は幅を最も広くした状態、(B)は幅を最も狭くした状態を示す。 図22の整列部であり、(A)は幅を最も広くした状態の正面図、(B)は幅を最も広くした状態の平面図、(C)は幅を最も狭くした状態の正面図、(D)は幅を最も狭くした状態の平面図である。 従来の錠剤搬送装置の一例を示す平面図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、本実施形態は、図1に示すように、錠剤印刷装置Sにおいて錠剤Tを供給する供給装置10の一部として構成された錠剤搬送装置120である。
[印刷対象物]
錠剤印刷装置Sは、錠剤Tを印刷対象物とする。錠剤Tは、裸錠(素錠)、糖衣錠、フィルムコーティング錠(FC錠)、腸溶錠、ゼラチン被包錠、多層錠、有核錠等の錠剤やタブレットを含む。また、錠剤Tは、硬カプセル、軟カプセル等のカプセル錠も含む。このような錠剤Tの用途は、医薬用、食用、洗剤用、工業用等を問わない。なお、本実施形態では、図1及び図2に示されるような、平面視形状が円であり、側面視形状が楕円の錠剤を例にとって説明する。平面視形状の円の直径は、dとする。
[基本構成]
図1を参照して、実施形態の錠剤印刷装置Sを説明する。錠剤印刷装置Sは、供給装置10、印刷用搬送装置20、センサ30、カメラ40、印刷部50、排出装置60、回収装置70、収納装置80、および、これら各部の駆動や処理を制御する制御装置90を有する。これらの各装置は、図示はしないが、設置面に設置された架台上に、固定的に搭載された基台に構成されている。
[供給装置]
供給装置10は、図1に示すように、収容装置110、錠剤搬送装置120、受渡装置130を有する。
[収容装置]
収容装置110は、錠剤Tを収容する装置である。収容装置110は、ホッパー111、振動フィーダ112を有する。ホッパー111は、複数の錠剤Tを収容する容器である。振動フィーダ112は、ホッパー111から順次排出される錠剤Tを、錠剤搬送装置120に向けて移動させる経路である。振動フィーダ112には、図示しない加振器が設けられている。この加振器が振動フィーダ112に加える振動によって、錠剤Tが移動する。
[搬送装置]
錠剤搬送装置120は、錠剤Tを搬送する装置である。錠剤搬送装置120は、図2及び図3に示すように、搬送部1、2、復帰部3、整列部4、受容部5、加変部6を有する。これらそれぞれの構成について、以下、詳述する。
(搬送部)
搬送部1、2は、以下のような共通する基本構造を有する。すなわち、図2及び図3(A)に示すように、搬送部1、2は、搬送ベルト210、駆動部220を有する。搬送ベルト210は、無端状であり、複数の錠剤Tが載置される幅を有する。以下、搬送部1、2の搬送ベルト210における錠剤Tが載置される面を搬送面211とする。また、搬送面211の一端を、収容装置110から供給された錠剤Tの搬送を開始する搬送始端、搬送面211の他端を、搬送を終えた錠剤Tを、後述する受渡装置130に渡す搬送終端とする。図2及び図3の図中左側(上流側)が搬送始端、図2及び図3の図中右側(下流側)が搬送終端である。
駆動部220は、錠剤Tが載置された搬送面211を移動させる機構である。この駆動部220は、図3(A)に示すように、錠剤Tを搬送する方向である順送方向Fと、これと逆方向である逆送方向Nとを切り替えて搬送面211を移動させる。順送方向Fは、搬送始端から搬送終端に向かう方向である。逆送方向Nは、搬送終端から搬送始端に向かう方向である。
駆動部220は、駆動プーリ221、駆動源222、従動プーリ223を有する。駆動プーリ221および従動プーリ223は、それぞれ軸を中心として回転可能に設けられている。駆動源222(例えばモータ)は、駆動プーリ221の軸に連結され、従動プーリ223は、錠剤Tの搬送距離を確保するため、駆動プーリ221に対して所定の間隔で配置されている。駆動プーリ221及び従動プーリ223には、搬送ベルト210が架け渡され、駆動プーリ221の回転によって搬送ベルト210が回転する。搬送ベルト210において、上方を向いた面が、上記の搬送面211であり、搬送ベルト210の回転により、搬送面211が移動する。
搬送部1、2は、図2に示すように、搬送面211が水平となるように、且つ復帰部3を挟んで平行に配置されている。これにより、収容装置110から供給された錠剤Tは、2つの搬送面211が構成する平行な2つの搬送経路によって搬送される。
(復帰部)
復帰部3は、搬送部1、2から外れた錠剤Tを搬送部1、2に復帰させる装置である。この復帰部3は、図2及び図3(B)に示すように、上記の搬送部1、2と同様の基本構造を有している。なお、図3(B)は、復帰部3を理解し易くするために、錠剤搬送装置120の搬送部1、2を省略した側面図である。復帰部3は、戻りベルト310、駆動部320を有する。戻りベルト310は、無端状であり、複数の錠剤Tが載置される幅を有する。以下、復帰部3の戻りベルト310における錠剤Tが載置される面を戻り面311とする。また、戻り面311の一端を、搬送部1、2の搬送始端に錠剤Tを戻す戻り終端、戻り面311の他端を、戻り始端とする。図2及び図3の図中右側が戻り始端、図2及び図3の図中左側が戻り終端である。
復帰部3は、図2に示すように、搬送部1、2に挟まれて、搬送部1、2と平行に隣接するように配置されており、かつ、図3(A)、(B)に示すように、戻り面311は、搬送部1、2の水平な搬送面211に対して傾斜するように配置されている。特に、戻り終端における戻り面311が、搬送部1、2の搬送始端における搬送面211と同等の高さとなり、戻り始端における戻り面311が、搬送部1、2の搬送終端における搬送面211よりも低くなるように配置されている。このため、搬送部1、2による搬送途中で、搬送面211から外れた錠剤Tは、戻り面311に落下する。
駆動部320は、戻りベルト310を移動させる機構である。この駆動部320は、
駆動プーリ321、駆動源322、従動プーリ323を有し、駆動プーリ322および従動プーリ323は、それぞれ軸を中心として回転可能に設けられている。駆動源322(たとえばモータ)は、駆動プーリ321の軸に連結され、駆動プーリ321を回転させる。駆動部320は、駆動プーリ321および従動プーリ323に架け渡された戻りベルト310を回動させることによって、戻りベルト310に載置された錠剤Tを、搬送部1、2の搬送始端に戻す戻り方向R、つまり、戻り始端から戻り終端へと、戻り面311を移動させる。戻りベルト310において、上方を向いた面が、上記の戻り面311である。
さらに、復帰部3は、図2に示すように、戻し部材330を有している。戻し部材330は、戻り面311の戻り終端に設けられた略三角形の板状部材である。この戻し部材330は、傾斜した戻り面311と平行に、且つ略三角形の一頂点、つまり略V字部分の頂点が、戻り始端側に向かうように配置されている。このため、戻り面311とともに戻り終端側に移動してきた錠剤Tは、その位置に応じて、戻し部材330の略V字部分に沿って左右のいずれかに移動するので、搬送部1及び搬送部2のいずれかの搬送面211に振り分けられる。
(整列部)
整列部4は、搬送面211上の錠剤Tに接することにより、錠剤Tが並ぶ方向を揃える部材である。整列部4は、図2に示すように、各搬送部1、2に設けられている。
整列部4は、サイドガイド400、整列ガイド410、420、上ガイド430を有する。サイドガイド400は、細長の板状部材であり、搬送部1、2における搬送面211の復帰部3とは反対側の縁部に沿って設けられている。サイドガイド400は、図3(A)に示すように、搬送されている錠剤Tが接することにより、錠剤搬送装置120から外れない高さに設けられている。なお、図3(A)では、搬送部2が見易いように、サイドガイド400は一点鎖線で示している。
整列ガイド410、420は、搬送面211上の錠剤Tの両側をガイドする部材である。整列ガイド410は、図2及び図4に示すように、搬送面211の両側のうち、復帰部3とは反対側に沿って、搬送面211上に隙間を空けて配置されている。整列ガイド420は、搬送面211の両側のうち、復帰部3側に沿って、搬送面211上に隙間を空けて配置されている。また、整列ガイド410、420は、図2に示すように、搬送終端手前で錠剤Tを整列するように、搬送終端側に寄った位置に設けられている。
整列ガイド410、420は、直進部411、421、導入部412、422を有する。直進部411、421は、互いに平行な順送方向Fに沿う直線状の側壁であり、直進部411、421は、図5に示すように、錠剤Tの1個分の直径よりも広く、2個分の直径よりも狭い幅Waの通路Uを構成している。このため、整列ガイド410、420の間を通過する錠剤Tは、通路Uに入ることによって一列に整列される。なお、図5、図7〜図10は、図2の一方の搬送部1と復帰部3を示しているが、他方の搬送部2についても同様である。
導入部412、422は、図2及び図5に示すように、直進部411、421の搬送始端側の端部に設けられた曲面状の側壁である。導入部412、422は、互いの間隔が、搬送面211の幅から通路Uの幅まで徐々に狭くなり、直進部411、421に連続している。なお、導入部412は、導入部422よりも搬送始端側に延びている。このため、導入部412、422の近傍の搬送面211上の空間においては、余分な錠剤Tを復帰部3側に落下させながら、徐々に狭くなっていく隙間を通して錠剤Tを通路Uに移動させることができるので、導入部412、422で錠剤が詰まるのを防止しながら整列をすることができる。
上ガイド430は、錠剤Tの重なりを排除する部材である。上ガイド430は、図2及び図5に示すように、整列ガイド410、420における導入部412、422の上部に跨るように、水平方向に設けられた板状の部材である。なお、通路U等が見易いように、図2及び図5では、上ガイド430を一点鎖線で示している(その他の平面図においても同様)。図5に示すように、搬送面211から上ガイド430の下面までの高さhは、錠剤Tの1個分の厚さthよりも高く、2個分の厚さよりも低い。前述の整列ガイド410、420の高さは、上ガイド430の高さがこの高さhとなるように設けられている。また、図2及び図5に示すように、上ガイド430の搬送始端側の縁部は、順送方向Fに対して平面視で傾斜した傾斜部431を構成している。傾斜部431の傾斜は、順送方向Fに移動する錠剤Tに接すると、錠剤Tの移動方向を復帰部3に落下させることができるよう、復帰部3側の端部が搬送終端側となる傾斜方向となっている。
(受容部)
受容部5は、搬送部1、2の搬送終端から落下した錠剤Tを、復帰部3に渡す部材である。受容部5は、図2及び図3に示すように、搬送部1、2の搬送終端の下方であって、復帰部3の戻り始端の上方に配置されている。
受容部5は、受取板510、収集ガイド520を有する。受取板510は、搬送部1、2の両方の搬送終端の下方に跨る位置で、且つ復帰部3の戻り始端の上方に配置された平板状の部材である。受取板510は、搬送部1、2の搬送終端側から、復帰部3の戻り面311に向かって下降するように傾斜している。
収集ガイド520は、受取板510の下縁部に設けられ、戻り面311に向かって傾斜した一対の面である。受取板510で受け取られた錠剤Tが自重で中央に集まるよう、受取板510の両端から中央に向かっても傾斜しており、中央部分の幅は、図2に示すように、戻り面311に対応する幅(例えば、戻り面311の幅よりも狭い幅)となっている。
(加変部)
加変部6は、図2に示すように、搬送面211の移動方向が順送方向Fから逆送方向Nに切り替わった場合に、搬送面211上の錠剤Tの位置又は姿勢を変化させる手段である。搬送面211の移動方向の切り替えについての詳細は後述する。錠剤Tの位置は、搬送面211上の水平方向の位置である。錠剤Tの姿勢は、搬送面211の上の錠剤Tの向き、傾斜、表裏などの状態である。
加変部6は、図5及び図6に示すように、変換機構610を有する。図6は、図5のb方向から見た変換機構610の図である。変換機構610は、図7に示すように、順送方向Fへの錠剤Tの移動を許容し、図9に示すように、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接してその移動方向を変化させる機構である。
より具体的には、変換機構610は、錠剤Tに接して回動する回動板611を有する。回動板611は、整列部4における上流側、つまり導入部412、422の近傍に立設された方形の平板である。回動板611は、その中央に中空軸612aを有する。中空軸612aは、固定台620に立設された軸612に支持され、この軸612を中心に回動可能に設けられている。固定台620は、図示しない基台に不動に設けられ、復帰部3側に突出している。また、固定台620には、回動板611の回動を規制するストッパ613が、中空軸612aよりも復帰部3側であり、且つ搬送始端側となる位置に立設されている。
回動板611は、中空軸612aを挟んで一方が変換部611A、他方が規制部611Bである。変換部611Aは、搬送面211上の錠剤Tに接離する部分である。規制部611Bは、ストッパ613に接離する部分である。
さらに、中空軸612aと軸612の間には、軸612に対して中空軸612aを反時計方向に付勢する付勢部材(不図示)が設けられている。付勢部材としては、例えば、ねじりばね等の弾性部材を用いる。このため、回動板611に外部から付勢力が与えられていない場合には、図5に示すように、規制部611Bはストッパ613に接していて、変換部611Aは順送方向Fに対して傾斜した角度となっている。つまり、変換部611Aは、順送方向F及び逆送方向Nの錠剤Tの進路に交差する方向に存在することになる。付勢部材の付勢力は、錠剤Tが変換部611Aに接触すると、回動板611が時計方向に回転可能な力に設定されている。これによって、回動板611は、順送方向Fからの付勢力に対しては自由に回動し、逆送方向Nからの付勢力に対してはストッパ613に規制されて回動しない。
規制部611Bがストッパ613に接している場合の変換部611Aの角度は、逆送方向Nに移動してきた錠剤Tの移動方向を、搬送面211から復帰部3に向かう方向に変える角度である。さらに、例えば、平面視形状が円の錠剤Tの場合、変換部611Aの下流側の端部から搬送面211の復帰部3側の側縁までの距離wbが、錠剤Tの半径以上となるような角度とすることが好ましい。但し、整列部4、つまり、サイドガイド400、整列ガイド410、420と、変換部611Aの端部との間には、錠剤Tの直径d以上の間隔が空くようにして、錠剤Tの移動を妨げないようにする。
(受渡装置)
受渡装置130は、図1に示すように、錠剤搬送装置120から錠剤Tを受け取って、印刷用搬送装置20に渡す装置である。受渡装置130は、図示しない2つのプーリに、吸引口を有する搬送ベルトが巻き掛けられ、搬送ベルトの内側には、図示しない吸引装置に結合した吸引チャンバが設けられている。受渡装置130は、錠剤搬送装置120の2つの搬送部1、2の搬送終端の上方と、印刷用搬送装置20の前端部の上に亘って配置されている。
[印刷用搬送装置]
印刷用搬送装置20は、錠剤Tを搬送する装置である。印刷用搬送装置20は、図1に示すように、供給装置10の下流に配置されている。印刷用搬送装置20は、搬送ベルト21、駆動プーリ22、テンションプーリ23、2つの調整プーリ24a、24b、吸引チャンバ25、エンコーダ27を有する。搬送ベルト21は、搬送面21aに錠剤Tを吸着保持して移動することにより、錠剤Tを搬送するベルトである。搬送ベルト21は、無端状であり、駆動プーリ22、テンションプーリ23、2つの調整プーリ24a、24bに巻き掛けられている。なお、図1において、搬送ベルト21の搬送面21aが移動することによる錠剤Tの搬送方向をDで示す。また、搬送される錠剤Tが先に通過する位置を上流側、後に通過する位置を下流側とする。印刷用搬送装置20の上側と下側で、上流側と下流側とは逆となる。
搬送ベルト21には、図示しない複数の吸引口が設けられている。この複数の吸引口は、錠剤Tの搬送方向Dに沿って所定間隔をもって、列状に形成されている。この吸引口に吸引力を付与することにより、錠剤Tが搬送ベルト21に吸着される。
図1に示すように、駆動プーリ22は、モータMによって回転する。駆動プーリ22が回転することにより、搬送ベルト21が駆動される。吸引チャンバ25は、概ね箱状であり、環状の搬送ベルト21の内側に設けられている。吸引チャンバ25には、所定の部位に形成された排気口25aが設けられ、この排気口25aに、図示しない真空ポンプ等の排気装置が結合されている。
このような吸引チャンバ25により、搬送ベルト21における、駆動プーリ22と調整プーリ24aとの間に位置する吸引口、駆動プーリ22と調整プーリ24bとの間に位置する吸引口、さらに、駆動プーリ22の外周に位置する吸引口のそれぞれに、吸引力が付与される。
エンコーダ27は、モータMの駆動軸の回転に伴って動作するロータリーエンコーダである。錠剤Tが、基準となる位置(基準位置)を通過してからのエンコーダーパルスのカウント値を得ることで、その錠剤Tに関し、基準位置を通過した以降の存在位置を追跡できる。なお、錠剤Tの位置の特定に用いることができればよいので、エンコーダ27の種類は特定されない。
[センサ]
センサ30は、印刷用搬送装置20に搬送される錠剤Tの有無を検出する検出部である。図1において、搬送ベルト21により搬送される錠剤Tの有無を検出する位置は、センサ30と対向する、搬送ベルト21上の錠剤検出位置Pdであり、この錠剤検出位置Pdはカメラ40よりも上流側である。センサ30によって錠剤Tが個別に検出され、この検出信号を基準にしてそれぞれの錠剤Tの搬送位置が把握、追跡される。また、この錠剤Tの搬送位置に基づいて、センサ30よりも下流側で行われる印刷等の処理が行われる。
センサ30は、例えば、レーザセンサのように、反射型の光学センサを用いることができる。センサ30は、センサ30から検出対象までの距離を検出する。例えば、センサ30は、センサ30から搬送ベルト21の搬送面21aまでの距離、センサ30から搬送ベルト21上の錠剤Tの表面(搬送面21aに接している面とは反対側の面で、本実施形態では上面)までの距離を検出する。「センサ30から」とは、「所定の位置から」を意味し、センサの距離の演算手法により異なる。例えば、センサ下面を所定の位置とすることができるが、これには限定されない。センサ30は、搬送方向Dに駆動される搬送ベルト21表面に向かって距離を経時的に検出し、距離に応じた出力値を制御装置90に出力する。この出力値に基づいて、制御装置90が錠剤Tの到来を検出し、検出信号を出力する。
[カメラ]
カメラ40は、印刷前の各錠剤Tを撮像する撮像部である。カメラ40は、印刷部50よりも、搬送方向Dの上流側を搬送される錠剤Tを撮像して、その撮像信号を制御装置90に出力する。制御装置90は、カメラ40からの撮像信号を取り込み、画像処理によって錠剤Tの姿勢および外観を計測し、良品であるか否かを判定する。外観の状態とは、錠剤の割れ、欠け、あるいは異物、汚れの付着などの外観から分かる錠剤Tの状態である。カメラ40の視野範囲に入る搬送ベルト21上における領域は、搬送ベルト21の錠剤検出位置Pdと、その下流で印刷を行う印刷位置Ppとの間の所定範囲を含む。カメラ40の視野範囲は、少なくとも1つの錠剤Tの全体が撮像できる大きさであればよい。
[印刷部]
印刷部50は、印刷用搬送装置20に搬送される錠剤Tに印刷を行う機構である。印刷部50は、印刷ヘッド51、印刷確認カメラ52、乾燥ユニット53を有する。本実施形態の場合、印刷ヘッド51は、印刷データに従って、錠剤Tの表面に印刷を行うインクジェットヘッドである。印刷ヘッド51は、圧電素子や熱素子等のエネルギー発生素子を駆動させることにより、インク滴を吐出して印刷を行う複数のノズルを有する。印刷ヘッド51は、カメラ40の下流側の印刷位置Ppにおいて、搬送ベルト21の表面に対向して配置されている。
印刷確認カメラ52は、印刷後の錠剤Tを撮像する撮像部である。印刷確認カメラ52は、印刷ヘッド51を通過した後の錠剤Tを撮像する。制御装置90は、この撮像画像に基づいて、印刷状態を確認する。印刷確認カメラ52の撮像領域は、錠剤Tの搬送方向Dにおける印刷位置Ppの下流側の所定範囲に設定されている。
乾燥ユニット53は、印刷用搬送装置20の下側部分の下方に設けられている。乾燥ユニット53は、搬送ベルト21の駆動プーリ22側に設けられ、錠剤Tが搬送ベルト21に搬送される際に、表面に印刷された文字やマークのインクを乾燥して定着させる装置である。
[排出装置]
排出装置60は、カメラ40および印刷確認カメラ52で得られた画像に基づいて制御装置90が不良と判断した錠剤Tを印刷用搬送装置20から排出する装置である。排出装置60はエアー噴射ノズルにより構成される。エアー噴射ノズルの吹き出し側は、吸引チャンバ25内に、搬送ベルト21を挟んで、回収装置70に対向する位置に設けられている。
[回収装置]
回収装置70は、制御装置90によって不良と判断された錠剤Tを回収する装置である。回収装置70は、乾燥ユニット53の下流側に配置され、上側が開放された容器である。この回収装置70は、上記の排出装置60に、搬送ベルト21を挟んで対向している。
[収納装置]
収納装置80は、良品(すなわち制御装置90が不良と判断したもの以外)の錠剤Tを収納する装置である。収納装置80は、回収装置70の下流側に、吸引チャンバ25の吸引作用が働かなくなる位置に配置され、上側が開放されたトレイである。
[制御装置]
制御装置90は、錠剤印刷装置Sの動作を制御する装置である。制御装置90は、例えば、専用の電子回路若しくは所定のプログラムで動作するコンピュータ等によって実現できる。
制御装置90は、供給装置10、印刷用搬送装置20、印刷部50等の機構部の駆動源、バルブ、スイッチ、電源等を制御する。つまり、供給装置10、印刷用搬送装置20の搬送速度、センサ30の信号処理、搬送される錠剤の位置の把握、追跡、カメラ40や印刷確認カメラ52の撮像、撮像した画像の画像処理、不良の判定、印刷部50による印刷、排出装置60による不良の錠剤Tの排出等が処理、制御される。
また、図示はしないが、制御装置90は、錠剤印刷装置Sの処理に必要な各種の情報を記憶する記憶部や、制御対象となる各部との間での信号の変換や入出力を制御するインタフェースを有する。また、装置の状態を確認するためのディスプレイ、ランプ、メータ等の出力装置、オペレータが、錠剤印刷装置Sの動作に必要な情報を入力するためのスイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力装置も有する。
さらに、本実施形態では、搬送面211が順送方向Fに移動していながら、検出部であるセンサ30が、錠剤Tを所定時間検出しない場合に、搬送面211が逆送方向Nに移動するように、駆動部220を制御する。
制御装置90の記憶部には、逆送方向Nへの移動を開始するための第1の基準値、逆送方向Nへの移動を開始してから搬送に戻すまでの第2の基準値があらかじめ設定されている。例えば、第1の基準値としては、検出部が錠剤Tの存在を検出しなくなった時点から所定時間(例えば30秒)経過すると、搬送面211の移動方向を逆送方向Nに切り換える。第2の基準値としては、例えば所定の時間(例えば30秒)とすることができ、搬送面211の移動方向を切り替えてから30秒経過したことにより、順送方向Fに切り替えて処理を再開するよう制御する。
[動作]
本実施形態の錠剤印刷装置Sの動作を、図1〜図6に加えて、図7〜図10を参照して説明する。
[供給動作]
収容装置110のホッパー111に、搬送対象の錠剤Tが複数投入される。ホッパー111内の錠剤Tは、加振器が振動フィーダ112に加える振動によって、振動フィーダ112内を移動して、図2に示すように、錠剤搬送装置120の搬送部1及び搬送部2に分かれて、搬送面211の搬送始端側にランダムに供給される。
搬送部1、搬送部2のそれぞれの搬送ベルト210は、駆動部220による駆動プーリ221の回転に伴って、搬送面211が順送方向Fに移動する方向に回転している。このように移動している搬送面211に対して、上記のように錠剤Tが供給されると、錠剤Tは順送方向Fに移動する。
図7に示すように、複数の錠剤Tのうちの一部は、搬送の途中で、変換部611Aの上流側の面に接するので、回動板611は錠剤Tによって順送方向Fに付勢される。回動板611は、順送方向Fからの付勢による回動は規制されていないので、錠剤Tが接すると、錠剤Tの流れに沿って回動して、錠剤Tの移動を許容する。このため、錠剤Tは順送方向Fへの移動を続ける。
複数の錠剤Tのうち、導入部412、422に接した錠剤Tは、その曲面に沿って、通路U側に移動する。このように、搬送されている錠剤Tは通路U側に集められ、錠剤Tは1列となってそれぞれの通路U内に入る。
通路U内を移動する錠剤Tは、図2に示すように、一列となって、搬送終端側に向かって移動する。そして、図1に示すように、搬送終端に錠剤Tが達すると、受渡装置130が吸引チャンバの吸引作用によって錠剤Tを吸引することによって、受け取る。
受渡装置130が受け取らなかった錠剤Tは、搬送面211の搬送終端から離脱して、受容部5に落下する。落下した錠剤Tは、図3(B)に示すように、受容部5の受取板510に載り、受取板510の傾斜に沿って下方に移動しながら、収集ガイド520によって中央部分に集まり、復帰部3の戻り面311に落下する。
復帰部3の戻りベルト310は、駆動部320による駆動プーリ321の回転に伴って、戻り面311が戻り方向Rに移動する方向に回転している。このように移動している戻り面311に落下した錠剤Tは、戻り方向Rに移動する。移動した錠剤Tは、図2に示すように、戻り終端における戻し部材330の略V字部分に接して、その傾斜に沿って左右の何れかに移動する。これにより、錠剤Tは、搬送部1、搬送部2のいずれかに振り分けられ搬送部1、2の搬送面211の搬送始端側に復帰して、収容装置110から新たに供給される錠剤Tと合流して、再び順送方向Fに移動する。
また、図2に示すように、搬送ベルト210の搬送途中、例えば、導入部412、422の近傍において、通路Uに入ることができずに溢れた錠剤Tも、搬送面211から外れて復帰部3側に落下する。さらに、図4に示すように、錠剤Tが重なっていたり、姿勢が立っていたりして、上ガイド430の傾斜部431に当たった場合は、その錠剤Tも通路Uに入ることができずに、搬送面211から外れて復帰部3側に落下する。このように復帰部3に落下した錠剤Tも、戻り面311によって、戻り方向Rに移動するので、戻し部材330によって搬送部1、2に戻され、再び搬送部1、2により搬送される。
[印刷動作]
印刷用搬送装置20に供給された錠剤Tの表面に、文字やマークを印刷する動作を説明する。錠剤Tを受け取った受渡装置130の搬送ベルトは、吸引チャンバの吸引作用が働かなくなる位置で、印刷用搬送装置20に錠剤Tを引き渡す。印刷用搬送装置20は、錠剤Tを、搬送ベルト21に2列で吸着保持された状態で搬送する。
搬送される錠剤Tは、センサ30によって検出される。センサ30は、搬送装置20に搬送される各列の錠剤Tが錠剤検出位置Pdに来ると、センサ30の出力信号に基づいて、制御装置90が錠剤Tが有ることを示す検出信号を出力する。制御装置90は、この検出信号に基づいて、エンコーダ27の信号からカウントを始め、この検出信号を生じさせた錠剤Tの位置を追跡する。なお、センサ30の出力信号に基づいて、制御装置90が錠剤Tを所定時間長検出しなくなった場合、制御装置90は、錠剤詰まりが発生したと判断し、錠剤詰まり発生時の動作に切り替える。これについては、後ほど詳述する。
追跡をしている錠剤Tが、カメラ40の撮像領域(視野範囲)において、錠剤Tの全体が撮像領域に入る位置に到達したタイミングで、カメラ40にて錠剤Tを撮像する。
印刷可能と判定された場合、印刷ヘッド51が、印刷位置Ppを通過する錠剤Tに印刷を行う。この印刷のために、印刷すべき文字やマーク等の印刷データと、検出された錠剤Tの姿勢の情報に基づいて、印刷ヘッド51の複数のノズルからのインク滴の吐出パターンが生成される。この吐出パターンにより印刷ヘッド51がインク滴を吐出することにより、錠剤Tの表面の所定の位置に、所定の向きで文字やマーク等を印刷する。なお、カメラ40で得られた画像に基づき、制御装置90によって外観不良や姿勢不良で印刷不可と判定された場合、印刷ヘッド51は、印刷位置Ppを通過する錠剤Tに印刷を行わない。
更に、印刷位置Ppにおいて印刷された錠剤Tが、印刷確認カメラ52の撮影領域に進入すると、印刷確認カメラ52で所定の撮像領域の撮像がなされる。制御装置90は、撮像された画像データに基づいて、錠剤Tに正常に文字やマークが印刷されたか否かを判定する。正常に印刷されなかったと判定された錠剤Tについては、不良と判定される。
印刷確認カメラ52の撮影領域を通過した錠剤Tは、搬送ベルト21の移動に伴ってさらに搬送され、乾燥ユニット53に対向して搬送される際に、表面に印刷された文字やマークのインクが乾燥され定着する。さらに、上記の処理が行われた錠剤Tは、回収装置70に対応する不良品排出位置、収納装置80に対応する良品排出位置に向かう。
排出装置60のエアー噴射ノズルは、印刷がなされなかった錠剤T、外観不良や印刷不良のために不良となる錠剤Tが、回収装置70に対応する位置に来た時に、エアーを噴射して、回収装置70に落下させる。このように、良品でない錠剤Tは、搬送ベルト21から飛ばされて、回収装置70に落ちて回収される。
正常に印刷された良品の錠剤Tは、良品排出位置に到達すると、吸引チャンバ25の吸引作用が働かなくなり、収納装置80内に落ちて収容される。すなわち良品として排出される。
[錠剤詰まり時の動作]
ここまで、正常に錠剤Tが搬送され、印刷処理がなされる場合について述べた。次に、図8に示すように、搬送部1、2において、錠剤Tの詰まりが発生した場合の動作を説明する。
制御装置90は、第1の基準値に基づいて搬送面211の移動方向を順送方向Fから逆送方向Nに切り替える。例えば、検出部であるセンサ30が錠剤Tの存在を検出しなくなってから、30秒が経過すると、制御装置90は、搬送部1、2のいずれ一方又は双方において、錠剤Tの詰まりが発生したと判断し、駆動部220を逆方向に動作させる。これにより、搬送面211上の錠剤Tは、逆送方向Nに移動する。
すると、図9に示すように、通路Uの入口に詰まっていた錠剤Tは、通路Uから離れる。そして、一部の錠剤Tは、逆送方向Nへ移動する途中で、回動板611の変換部611Aの下流側の面に接するので、回動板611は錠剤Tによって逆送方向Nに付勢される。回動板611は、逆送方向Nからの付勢による回動がストッパ613によって規制されている。このため、錠剤Tが接しても回動せず、変換部611Aが逆送方向Nに傾斜して交差した状態を維持する。
従って、錠剤Tの移動方向は、変換部611Aに接することにより、搬送面221から外れる方向に変換され、復帰部3に落下する。このように落下した錠剤Tは、上記のように、搬送部1、2に戻される。なお、平面視形状が円の錠剤Tの場合、変換部611Aの下流側の端部から、搬送面211の復帰部3側の側縁までの距離wbが、錠剤Tの半径以上であるため、変換部611Aが、逆送方向Nへ移動してきた錠剤Tに対して、円の接線として接することができる可能性が高く、錠剤Tの復帰部3への排出がスムーズとなる。
さらに、駆動部220を逆方向に動作させ始めてから、第2の基準値である30秒が経過すると、制御装置90は、駆動部220を正方向に動作させる。すると、搬送ベルト210は、搬送面211が順送方向Fに移動するように回動する。これにより、搬送面211上の錠剤Tは、再び順送方向Fに移動する。なお、第2の基準値は、導入部412、422付近に存在する錠剤Tが、加変部6付近まで搬送されるために要する時間(あるいは距離)以上とすることができる。
このとき、上記のように、通路Uの入口付近の錠剤Tの位置、姿勢が変化しているので、詰まりを発生させていた状態が解消されている。このため、図10に示すように、錠剤Tが再び順送方向Fに移動しても、詰まることなく、通路Uに入って整列されて行く。
[作用効果]
以上のような本実施形態の錠剤搬送装置120は、複数の錠剤Tが載置される搬送面211と、錠剤Tを搬送する方向である順送方向F及びこれと逆の逆送方向Nを切り替えて搬送面211を移動させる駆動部220と、を有する搬送部1、2と、搬送面211上の錠剤Tに接することにより、錠剤Tが並ぶ方向を揃える整列部4と、搬送面211の移動方向が順送方向Fから逆送方向Nに切り替わった場合に、搬送面211上の錠剤Tの位置又は姿勢を変化させる加変部6とを有する。
このように、錠剤詰まりが発生した場合に、単に搬送面211を逆送方向Nに移動させるのではなく、逆送方向Nに移動させた上に、さらに加変部6によって錠剤Tの位置又は姿勢を変化させる。このため、再度、搬送面211を順送方向Fに移動させた場合に、錠剤詰まりが発生した錠剤Tの状態が変化しているので、再度、錠剤詰まりが発生することが防止される。
また、加変部6は、順送方向Fへの錠剤Tの移動を許容し、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接してその移動方向を変化させる変換機構610を有する。
このように、変換機構610が、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接して、移動方向を変化させるので、錠剤Tの位置が変化する。このため、再度、搬送面211の順送方向Fに移動する場合に、整列部4に向かう位置が異なることになり、再度、錠剤詰まりが発生することが防止される。
また、変換機構610は、錠剤Tに接して回動する回動板611を有する。回動板611は、順送方向Fに移動する錠剤Tが接した場合に回動して、錠剤Tの移動を許容し、逆送方向Nに移動する錠剤Tが接した場合には、回動板611の回動が規制されて、錠剤Tの方向が変化する。このため、単純な構成により、錠剤詰まりの発生を防止できる。
また、変換機構610は、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接して、搬送面211から排出する方向に移動させる。このため、錠剤Tの過多が解消されるので、再度の錠剤詰まりの発生が防止できる。排出された錠剤Tは、復帰部3に落下して、再度、搬送部1、2に復帰させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、基本的には上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、図11及び図12に示すように、第2の実施形態の変換機構610である回動板614は、方形の平板であり、その一辺に中空軸615aを有する。図12は、図11のc方向から見た変換機構610の図である。中空軸615aは、図11に示すように、固定台620に立設された軸615に支持され、軸615を中心に回動可能に設けられている。つまり、回動板614は、中空軸615aから一方向にのみ延びた旗形状である。また、固定台620には、回動板614の回動を規制するストッパ616が、軸615よりも搬送部1、2側であり、且つ搬送終端側となる位置に立設されている。なお、図11、図13、図14は、一方の搬送部1と復帰部3を示しているが、他方の搬送部2についても同様である。
回動板614は、一方の面が許容部614A、他方の面が変換部614Bである。許容部614Aは、順送方向Fに移動する錠剤Tに接離する面である。許容部614Aは、ストッパ616にも接離する。変換部614Bは、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接離する面である。
上記第1の実施形態と同様、中空軸615aと軸615の間には、軸615に対して中空軸615aを回転方向に付勢する付勢部材、例えば、ねじりばね等の弾性部材が設けられている。この付勢部材は、第1の実施形態とは反対方向である時計方向に中空軸615aを付勢する。ストッパ616は、図11に示すように許容部614A側に設けられている。このため、回動板614に付勢力が与えられていない場合には、許容部614Aは、ストッパ616に接していて、変換部614Bは順送方向Fに対して傾斜した角度となっている。つまり、変換部614Bは、順送方向F及び逆送方向Nの錠剤Tの進路に交差する方向に存在することになる。付勢部材の付勢力は、錠剤Tが許容部614Aに接触すると、回動板614が時計方向に回転可能な力に設定されている。これによって、回動板614は、順送方向Fからの付勢力に対しては自由に回動し、逆送方向Nからの不勢力に対してはストッパ616に規制されて回動しない。
これによって、図13に示すように、搬送面211が順送方向Fに移動しているときには、回動板614は錠剤Tが接触すると、錠剤Tの流れに沿って回動し、錠剤Tの移動を許容する。一方、図14に示すように、搬送面211が逆送方向Nに移動しているときには、回動板614は、ストッパ616によって規制されて錠剤Tが接触しても回動せず、錠剤Tは変換部614Bに接することにより復帰部3に落下することになる。
以上のような本実施形態では、第1の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、第1の実施形態の回動板611よりも簡素且つ小型の回動板614を用いることにより、搬送部1、2の周囲に必要なスペースを低減でき、製造コストも低減できる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、図15、図16に示すように、第3の実施形態の変換機構610は、搬送面211が順送方向Fに移動するときには退避し、逆送方向Nに移動するときには下降するシャッター617を有する。シャッター617は、搬送面211に対して直交する方向に立ち上げられた平板であり、平面視で、順送方向F及び逆送方向Nの錠剤Tの進路に交差する方向に傾斜している。なお、図15、図17は、一方の搬送部1と復帰部3を示しているが、他方の搬送部2についても同様である。
シャッター617の傾斜角度は、逆送方向Nに移動してきた錠剤Tの移動方向を、復帰部3に向かう方向に変える角度である。さらに、例えば、平面視形状が円の錠剤Tの場合、シャッター617の下流側の端部から、搬送面211の復帰部3側の側縁までの距離wbが、錠剤Tの半径以上となる角度とすることが好ましい。但し、整列部4、つまり、サイドガイド400、整列ガイド410、420と、シャッター617との間には、錠剤Tの直径d以上の間隔が空くようにして、錠剤Tの逆送方向Nへの移動、排出を妨げないようにする。
シャッター617は、図16に示すように、昇降機構617aによって、鉛直方向に昇降可能に設けられている。昇降機構617aは、シリンダー、ボールねじ等、種々の駆動機構を適用できる。図16(A)に示すように、シャッター617が上昇している場合には、搬送面211とシャッター617の下辺との間には錠剤Tの厚み以上の高さ間隔が空く。また、図16(B)に示すように、シャッター617が下降した場合には、搬送面211の移動を許容するが、逆送方向Nに移動してきた錠剤Tに接して、その移動方向を搬送面211から復帰部3へ排出する方向に変える。
昇降機構617aによるシャッター617の昇降は、制御装置90によって次のように制御される。通常(錠剤の詰まりがないとき)は、シャッター617は上昇位置に退避し、搬送面211は順送方向Fに移動している。第1の実施形態と同様、制御装置90はセンサ30の検出信号に基づいて、錠剤Tが所定時間到来しないときには、錠剤の詰まりが発生したと判断する。このとき、本実施形態においては、制御装置90は、搬送面211を逆送方向Nに切り替えると同時にシャッター617を下降させる。その後、再び所定時間が経過すると、制御装置90によって搬送面211の移動方向を順送方向Fに切り替えるとともに、シャッター617を通常時の上昇位置に退避させる。なお、シャッター617の下降時の下端部の高さ位置は、錠剤Tの高さthよりも低い位置であり、かつ、搬送面211に接触しない位置である。
これによって、図15に示すように、搬送面211が順送方向Fに移動しているときには、シャッター617は、上昇位置にあるために錠剤Tの移動を許容する。一方、図17に示すように、搬送面211が逆送方向Nに移動しているときには、シャッター617は下降位置にあるため、シャッター617付近に存在する錠剤Tが接触する。シャッター617に接触した錠剤Tは、復帰部3に落下することになる。
以上のような本実施形態では、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、変換機構610が、順送方向Fに移動する錠剤Tから退避し、逆送方向Nに移動する錠剤Tに接するシャッター617を有するため、順送方向Fから移動してきた錠剤Tにシャッター617が接することがないので、正常時の錠剤Tの移動の方向や、錠剤Tの表面に影響を与えることがない。
[第4の実施形態]
第4の実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、図18に示すように、第4の実施形態の加変部6は、搬送面211上の錠剤Tに気体を吹き付ける吹付装置630を有する。なお、図18は、一方の搬送部1と復帰部3を示しているが、他方の搬送部2についても同様である。本実施形態においては、気体はエアーを用いる。吹付装置630は、図示しないブロアユニット、配管及びバルブ等の気体回路に接続されたノズルとして構成されている。このノズルの先端が、エアーが吹き出す開口である吹出口631となっている。吹出口631は、そのエアーの吹き出し方向が、整列ガイド410、420の導入部412、422の近傍、つまり、通路Uの入口近傍から、復帰部3に向かう方向となっている。
吹付装置630のエアーの吹き付けは、制御装置90によって次のように制御される。通常(錠剤の詰まりがないとき)は、吹付装置630からのエアーの吹き付けは行われず、搬送面211は順送方向Fに移動している。第1の実施形態と同様、制御装置90はセンサ30の検出信号に基づいて、錠剤Tが所定時間到来しないときには、錠剤の詰まりが発生したと判断する。このとき、本実施形態においては、制御装置90は、搬送面211を逆送方向Nに切り替えると同時に吹付装置630からのエアーの吹き付けを開始する。その後、再び所定時間が経過すると、制御装置90によって搬送面211の移動方向を順送方向Fに切り替えるとともに、吹付装置630からのエアーの吹き付けを停止させる。
これによって、搬送面211が順送方向Fに移動しているときには、吹付装置630は動作しないため、錠剤Tの移動を許容する。一方、図18に示すように、搬送面211が逆送方向Nに移動しているときには、搬送面211上の錠剤Tは、吹付装置630からのエアーが吹き付けられるので、復帰部3に落下することになる。
以上のような本実施形態では、第1の実施形態、第2の実施形態、および第3の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、加変部6が、逆送方向Nに移動する錠剤Tに気体を吹き付ける吹付装置630を有することにより、気体の吹き付けによって錠剤Tを供給するので、機械的に接触する場合に比べて、錠剤Tに与えるダメージが少なく、錠剤Tの不良品の発生を低減できる。このため、裸錠や素錠のように、表面の硬度が低い場合や傷つき易い場合、重量が軽い場合に、より適している。また、気体を吹き付けるため、機構部分が少なく、不具合により錠剤Tの移動が停滞する可能性を低減できる。
[第5の実施形態]
第5の実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、第5の実施形態の加変部6は、図19に示すように、搬送面211に振動を与える加振装置640を有する。ここでいう振動とは、周期の短い動きの繰り返しのみならず、1回だけ打撃を与えるような動きも含まれる。加振装置640としては、例えば、電磁石への通電により、コア部分が振動する電磁式の加振器を用いる。
加振装置640は、搬送ベルト210の搬送面211の下部に配置されており、コア部分に接続された振動部641が、コア部分の動きに応じて出没することにより、搬送ベルト210に接離する。加振装置640の振動部641が、搬送ベルト210に接離する位置は、通路Uの入口近傍である。
加振装置640による振動は、制御装置90によって次のように制御される。通常(錠剤の詰まりがないとき)は、加振装置640は作動せず、搬送面211は順送方向Fに移動している。第1の実施形態と同様、制御装置90はセンサ30の検出信号に基づいて、錠剤Tが所定時間到来しないときには、錠剤Tの詰まりが発生したと判断する。このとき、本実施形態においては、制御装置90は、搬送面211を逆送方向Nに切り替えると同時に加振装置640の振動部641を振動させて、搬送面211を振動させる。その後、再び所定時間が経過すると、制御装置90によって搬送面211の移動方向を順送方向Fに切り替えるとともに、加振装置640の作動を停止させる。
これによって、搬送面211が順送方向Fに移動しているときには、加振装置640は動作しないため、錠剤Tの移動を許容する。一方、搬送面211が逆送方向Nに移動しているときには、搬送面211上の錠剤Tは、加振装置640からの振動が加えられるので、その位置や姿勢が変化して、一部の錠剤Tは復帰部3に落下することになる。
以上のような本実施形態では、第1乃至第4の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、搬送面211に振動を与える加振装置640を有するため、機械的に接触する部材を増設する場合に比べて、錠剤Tに与えるダメージが少なくなる。また、振動により、比較的に広範囲の錠剤Tbの位置や姿勢を変化させることができる。さらに、加振装置640は、搬送面211の下方に配置すればよいため、水平方向の所要スペースが拡大しない。
[第6の実施形態]
[構成]
第6の実施形態は、基本的には上記の第1の実施形態と同様の構成である。但し、第6実施形態は、錠剤搬送装置120の駆動部220を加変部として用いる。つまり、駆動部220は、搬送面211の速度を変えることにより、錠剤Tの位置を変化させる可変部として機能する。または、駆動部220は、搬送面211の逆送方向Nへの移動及び順送方向Fへの移動を小刻みに繰り返すことにより、錠剤Tの位置を変化させる加変部として機能する。なお、本実施形態では、駆動部220は、逆送方向Nに移動させた搬送面211の速度を変える一態様として、搬送面211を停止させる。
駆動部220の動作は、制御装置90によって次のように制御される。通常(錠剤の詰まりがないとき)は、駆動部220は、搬送面211が順送方向Fに移動するように駆動している。第1の実施形態と同様、制御装置90はセンサ30の検出信号に基づいて、錠剤Tが所定時間到来しないときには、錠剤Tの詰まりが発生したと判断する。このとき、本実施形態においては、制御装置90は、搬送面211の移動方向が逆送方向Nとなるように駆動部220を制御する。そして、逆送方向Nへの移動を開始してから所定時間経過後、制御装置90は、駆動部220の駆動を停止させることによって搬送面211を停止させる。その後、再び制御装置90によって搬送面211の移動方向を順送方向Fに切り替える。これによって、図20に示すように、逆送方向Nに移動する搬送面211が一旦停止するので、搬送面211上の錠剤Tは、慣性力によって位置及び姿勢が変化し、一部の錠剤Tは、復帰部3に落下することになる。なお、図20および図21は、一方の搬送部1と復帰部3を示しているが、他方の搬送部2についても同様である。
または、図21に示すように、駆動部220が、逆送方向Nへの移動動作と順送方向Fへの移動動作を繰り返す。この繰り返しは、次のように小刻みに行われる。まず、制御装置90が錠剤Tの詰まりが発生したと判断すると、制御装置90は、搬送面211の移動方向が逆送方向Nとなるように駆動部220を制御する。前述の第1の実施形態においては、逆送方向Nとなった後、所定時間を経過すると再び順送方向Fに搬送面211を移動させていたが、本実施形態においては、所定時間の順送方向Fへの移動と逆送方向Nへの移動を複数回繰り返す。この所定時間は、数秒以内程度の比較的短い時間とするため、繰り返しが小刻みとなる。例えば、2秒毎に順送方向Fへの移動と逆送方向Nへの移動とを交互に行い、交互の移動を3度繰り返した後、制御装置90は、搬送面211の移動方向が順送方向Fとなるように駆動部220を制御し、再び通常の運転と同様の動きに戻る。なお、逆送方向Nへの移動を開始してから停止するまでの所定時間、逆送方向Nの動作と順送方向Fの動作の所定時間及び繰り返し回数等は、あらかじめ制御装置90の記憶部に設定されている。
これによって、搬送面211が小刻みに順送方向Fと逆送方向Nとに交互に移動するため、搬送面211上の錠剤Tに対しては、逆方向の慣性力が交互に働く。このため、この繰り返し与えられる慣性力によって錠剤の位置及び姿勢が変化し、一部の錠剤Tが復帰部3に落下する。なお、駆動部220を停止させる例に比べると、詰まりを発生させていた状態が解消される可能性が一層高くなると考えられる。
以上のような本実施形態では、第1乃至第5の実施形態と同様の効果を得られる。さらに、錠剤搬送装置120の駆動部220を加変部として用い、駆動部220は、逆送方向Nに移動させた搬送面211を停止させることにより、錠剤Tの位置を変化させる。または、駆動部220は、搬送面211の逆送方向Nへの移動及び順送方向Fへの移動を小刻みに繰り返すことにより、錠剤Tの位置を変化させる。このため、加変部として、特別な装置、機構、部材を設ける必要がなく、簡素な構成で故障等が少なく、所要スペース、製造コストも節約できる。
[他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態には限定されない。
(1)錠剤Tの詰まりが発生したときに逆送方向Nへ移動させる動作は、作業員の指示入力により行ってもよい。例えば、センサ30が、錠剤Tの到来が所定時間停止していることを検出した場合に、制御装置90が、駆動部220を停止させるとともにスピーカ、ブザー等の出力装置からアラームを出力し、作業員が、入力装置を用いて、逆送方向Nへの移動の指示を入力することにより、搬送面211を逆送方向Nに移動させてもよい。さらに、作業員が、錠剤Tが停止していることを目視等により認識した場合に、入力装置を用いて、逆送方向Nへの移動の指示を入力することにより、搬送面211を逆送方向Nへ移動させてもよい。この場合には、検出部による錠剤詰まりの検出を不要とすることができる。
(2)回動板の角度を定位置に維持する構成としては、上記のように自重によるものには限定されない。順送方向Fからの錠剤Tの付勢力により回動板が回動して、錠剤Tの移動が許容されるのであれば、弾性体により所定の角度に保持される構成としてもよい。例えば、スプリング等により、回動板611、614を、上記のような角度に保持する構成としてもよい。
(3)復帰部3は、必ずしも設ける必要はない。搬送面211から落下した錠剤Tを、回収容器等により回収して、再度、収容装置110に投入してもよい。
(4)吹付装置630は、気体の吹き付けによって錠剤Tの位置又は姿勢を変えることができればよく、その設置位置、吹き付け時間、吹き付け回数、気体の吹き出し流量、吹き出し圧力等は、特定のものには限定されない。短い吹き付けを1回だけ行ってもよいし、複数回繰り返してもよい。所定の時間、連続して吹き付け続けてもよい。
吹付装置630を複数設けてもよい。この場合、特定箇所に集中して吹き付けるようにしてもよいし、分散配置して複数の箇所に吹き付けるようにしてもよい。複数の吹付装置630毎に、吹き付け位置、吹き付け時間、吹き付け回数、気体の吹き出し流量、吹き出し圧力等を変えてもよい。さらに、吹付装置630の位置又は吹き付け方向を可変として、錠剤Tの詰まりの傾向に応じて、適切な箇所に吹き付けるように調整してもよい。なお、吹付装置630が吹き付ける気体は、空気には限定されない。対象となる錠剤Tによっては、不活性ガス等、他の気体を吹き付けてもよい。
(5)加振装置640は、振動によって錠剤Tの位置又は姿勢を変えることができればよく、その設置位置、振動時間、振動回数、振動の強さ等は、特定のものには限定されない。短い押圧又は振動を1回だけ加えてもよいし、複数回繰り返してもよい。所定の時間、連続して振動を加え続けてもよい。加振装置640を複数設けてもよい。この場合、特定箇所を集中して振動させるようにしてもよいし、分散配置して複数の箇所を振動させるようにしてもよい。複数の加振装置640毎に、振動位置、振動時間、振動回数、振動の強さ等を変えてもよい。さらに、加振装置640の位置を可変として、錠剤Tの詰まりの傾向に応じて、適切な箇所に振動加えるように調整してもよい。
(6)回動板611、614、シャッター617における錠剤Tbとの接触部分に、柔軟性のある材料を用いてもよい。柔軟性のある材料としては、例えば、スポンジ、ゴム、高分子ゲル等が含まれる。これにより、接触する錠剤Tbへの物理的衝撃を緩和できる。
(7)錠剤搬送装置120において、上記の実施形態では、搬送部1、2による2列で錠剤Tを搬送しているが、錠剤Tを搬送する列数は、1列でも3列以上であってもよい。つまり、搬送部の数は自由である。
(8)収容装置110は、複数の錠剤Tを収容し、錠剤搬送装置120に排出することができるものであればよい。このため、錠剤Tの自重によって排出するものであってもよい。
(9)第6の実施形態では、逆送方向Nへ移動させた後の搬送面211を停止させていたが、停止させずに、搬送面211の速度を変えてもよい。例えば、搬送面211の逆送方向Nへの移動速度を早くすること、又は遅くすることによって、錠剤Tの位置を変化させることができる。また、搬送面211の速度の変化を繰り返すこともよっても、錠剤Tを倒すことができる。
搬送面211の速度を変えたり、逆送方向Nと順送方向Fの移動を繰り返したりする動作は、作業員の指示入力により行ってもよい。例えば、作業員が目視により錠剤Tの詰まりを確認した場合に、入力装置を用いて、指示を入力することにより、搬送面211の速度を変えたり、移動方向を変えてもよい。
(10)整列部4は、錠剤Tのサイズに合わせて、図22及び図23に示すように、通路Uの幅を可変とする通路幅調整機構450を有してもよい。通路幅調整機構450は、例えば、上記の実施形態の整列ガイド410と同様の位置に、支持部451、整列ガイド452及び調節部453を設ける。支持部451は、図示しない基台に固定された断面が逆L字形状の板状の部材である。整列ガイド452は、上記の整列ガイド410と同様の形状の部材であり、支持部451の水平面の下部に、順送方向Fに直交する水平方向に移動可能に支持されている。
整列ガイド452には、図23(A)、(B)に示すように、上方が開口し、長手方向が順送方向Fに直交する直方体形状の溝穴452aが形成されている。溝穴452aの順送方向Fに直交し対向する内側面には、一対のカム溝452bが形成されている。カム溝452bは、通路U側が高く、通路Uから離れるに従って低くなるように傾斜している。
調節部453は、整列ガイド452の位置を調節する装置である。調節部453は、操作部453a、進退部453b、連結部453c及びカムフォロア453dを有する。操作部453a及び進退部453bは、マイクロメータと同様に、操作部453aの回動を進退部453bの直線方向への移動に変換するねじ機構である。
操作部453aは、支持部451に支持固定され、円筒形状の頭部を回動させることにより、進退部453bを垂直方向に進退させる。進退部453bは、垂直方向の棒状の部材であり、溝穴452aに挿入されている。連結部453cは、進退部453bの下端に設けられ、進退部453bの垂直方向の移動に従って昇降する。
カムフォロア453dは、連結部453cのカム溝452bに対向する側面にそれぞれ設けられ、カム溝452b内に、スライド移動可能に挿入されている。カムフォロア453dは、連結部453cに順送方向Fに平行な軸を中心に回動可能に設けられている。このカムフォロア453dの回動は、ベアリングにより円滑化されている。
以上のような整列部4における通路Uの幅の調節は、以下のように行う。まず、図22(A)、図23(A)、(B)に示すように、カムフォロア453dが最も高い位置にある場合には、整列ガイド452は、支持部451の垂直面側にあり、通路Uの幅は最も広くなっている。
この状態から、操作部453aを回動させて、進退部453bを下方に進出させると、連結部451が下降して、カムフォロア453dがカム溝452b内を下方に押圧しながら移動する。すると、傾斜したカム溝452bにより、進退部453bの下方に向かう力が、水平方向の力に変換されるので、図22(A)、図23(C)、(D)に示すように、整列ガイド452は、支持部451の垂直面から離れる方向に移動する。このため、整列ガイド452は対向する整列ガイド420に近づくので、通路Uの幅は狭くなる。通路Uの幅を広くしたい場合には、上記とは逆に、操作部453aを操作して、進退部453bを上昇させる。
これにより、錠剤Tのサイズに応じて、通路Uを適切な幅に調整できる。通路幅調整機構450は、搬送面211の上方に配置されるので、搬送面211の横方向、つまり水平方向のスペースが拡大しない。なお、整列ガイド420側も、上記と同様の指示部451、整列ガイド452、調節部453と同様の構造とすることにより、通路Uの両側面の位置を調節可能に構成してもよい。
(11)上記の実施形態は、錠剤Tの一方の面に印刷する錠剤印刷装置Sに適用された例として説明した。但し、錠剤印刷装置Sは、上記と同様の構成の印刷用搬送装置20、センサ、カメラ、印刷機構、排出装置、回収装置、収納装置を追加して、錠剤Tの両面に印刷を可能とする錠剤印刷装置Sとして構成することもできる。
(12)実施形態において、検出部としてのセンサ30はレーザセンサのような反射型の光学センサを用いるとしたが、レーザのビーム形状は限定されない。例えば、スポットビームでもよく、ラインビームでも良い。また、ラインセンサのようなイメージセンサでも適用できる。また、レーザでない光でも良く、超音波を用いるものでも良い。搬送面211上の錠剤Tが検出できればさまざまなセンサが適用可能である。
(13)検出部として、カメラ40、印刷確認カメラ52を使用することもできる。つまり、カメラ40、印刷確認カメラ52が錠剤Tを撮像しない状態が所定の時間継続した場合に、制御装置90は、錠剤Tの詰まりが発生したと判定して、上記各実施形態において述べた処理を行ってもよい。なお、カメラ40、印刷確認カメラ52を省略することもできる。
(14)実施形態において、インクジェットヘッドを有する印刷部50を説明したが、印刷部50は、非接触でさまざまなタイミングで錠剤Tに印刷ができればよく、例えばレーザプリンタでも良い。
(15)実施形態において、乾燥ユニット53を設けているが、搬送中の乾燥が可能であれば、乾燥ユニット53は必ずしも設けなくても良い。
(16)錠剤Tの形状は、円形には限定されない。楕円形状、トラック形状、丸みを帯びた三角形状や方形状等、種々の錠剤Tが適用可能である。
(17)上記の錠剤搬送装置120は、錠剤印刷装置Sの一部として構成したが、錠剤Tbを直線状に整列させる装置として、印刷装置以外の装置に適用することも可能である。
(18)実施形態において、設定した各種の値に対する大小判断、一致不一致の判断等において、以上、以下として値を含めるように判断するか、より大きい、上回る、超える、より小さい、下回る、未満として値を含めないように判断するかの設定は自由である。「基準値」は、所定時間としたが、これに限られない。例えば、エンコーダ27のエンコーダパルスのカウント値を基準値としてもよい。また、第2の基準値も、逆送方向Nへの移動を開始してから順送方向Fへの移動に戻すまでの時間長又はエンコーダパルスのカウント値とすることができる。作業者は、出力装置に表示された入力画面を参照して、入力装置を用いて、第1の基準値、第2の基準値を入力することができる。
(19)以上、本発明の実施形態及び各部の変形例を説明したが、この実施形態や各部の変形例は、一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述したこれら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
1、2 搬送部
3 復帰部
4 整列部
5 受容部
6 加変部
10 供給装置
20 印刷用搬送装置
21 搬送ベルト
21a 搬送面
22 駆動プーリ
23 テンションプーリ
24a、24b 調整プーリ
25 吸引チャンバ
25a 排気口
27 エンコーダ
30 センサ
40 カメラ
50 印刷部
51 印刷ヘッド
52 印刷確認カメラ
53 乾燥ユニット
60 排出装置
61、62 エアー噴射ノズル
70 回収装置
71、72 回収トレイ
80 収納装置
90 制御装置
110 収容装置
111 ホッパー
112 振動フィーダ
120 錠剤搬送装置
130 受渡装置
210 搬送ベルト
211 搬送面
220 駆動部
221 駆動プーリ
222 駆動源
223 従動プーリ
310 戻りベルト
311 戻り面
320 駆動部
321 駆動プーリ
322 駆動源
323 従動プーリ
330 戻し部材
400 サイドガイド
410、420 整列ガイド
411、421 直進部
412、422 導入部
430 上ガイド
431 傾斜部
450 通路幅調整機構
451 支持部
452 整列ガイド
452a 溝穴
452b カム溝
453 調節部
453a 操作部
453b 進退部
453c 連結部
453d カムフォロア
510 受取板
520 収集ガイド
610 変換機構
611 回動板
611A 変換部
611B 規制部
612 軸
612a 中空軸
613 ストッパ
614 回動板
614A 許容部
614B 変換部
615 軸
615a 中空軸
616 ストッパ
617 シャッター
617a 昇降機構
630 吹付装置
631 吹出口
640 加振装置
641 振動部
S 錠剤印刷装置
T 錠剤
本発明は、錠剤搬送装置及び錠剤印刷装置に関する。
第1の実施形態の搬送装置を含む錠剤印刷装置の全体構成を模式的に示す図である。 第1の実施形態の搬送装置の平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の側面図(A)、復帰部の側面図(B)である。 図2の搬送装置におけるa−a矢視断面図である。 第1の実施形態の変換機構及びその周囲を示す平面図である。 の変換機構における回動板のb方向から見た矢視側面図である。 第1の実施形態の搬送装置の正常時の搬送動作を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の錠剤詰まりの発生時を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第1の実施形態の搬送装置の再搬送動作を示す平面図である。 第2の実施形態の搬送装置における変換機構及びその周囲を示す平面図である。 図11の変換機構における回動板のc方向から見た矢視側面図である。 第2の実施形態の搬送装置の正常時の搬送動作を示す平面図である。 第2の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第3の実施形態の搬送装置の変換機構及びその周囲を示す平面図である。 図15のe−e矢視断面図であり、(A)はシャッター上昇時、(B)はシャッター下降時を示す。 第3の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第4の実施形態の搬送装置の逆走動作を示す平面図である。 第5の実施形態の搬送装置の断面図である。 第6の実施形態の停止状態を示す平面図である。 第6の実施形態の逆送と搬送を繰り返す状態を示す平面図である。 整列部の通路の幅を可変とする構造の例を示す断面図であり、(A)は幅を最も広くした状態、(B)は幅を最も狭くした状態を示す。 図22の整列部であり、(A)は幅を最も広くした状態の断面図、(B)は幅を最も広くした状態の平面図、(C)は幅を最も狭くした状態の断面図、(D)は幅を最も狭くした状態の平面図である。 従来の錠剤搬送装置の一例を示す平面図である。
上ガイド430は、錠剤Tの重なりを排除する部材である。上ガイド430は、図2及び図5に示すように、整列ガイド410、420における導入部412、422の上部に跨るように、水平方向に設けられた板状の部材である。なお、通路U等が見易いように、図2及び図5では、上ガイド430を一点鎖線で示している(その他の平面図においても同様)。図に示すように、搬送面211から上ガイド430の下面までの高さhは、錠剤Tの1個分の厚さthよりも高く、2個分の厚さよりも低い。前述の整列ガイド410、420の高さは、上ガイド430の高さがこの高さhとなるように設けられている。また、図2及び図5に示すように、上ガイド430の搬送始端側の縁部は、順送方向Fに対して平面視で傾斜した傾斜部431を構成している。傾斜部431の傾斜は、順送方向Fに移動する錠剤Tに接すると、錠剤Tの移動方向を復帰部3に落下させることができるよう、復帰部3側の端部が搬送終端側となる傾斜方向となっている。

Claims (11)

  1. 複数の錠剤が載置される搬送面と、前記錠剤を搬送する方向である順送方向及びこれと逆の逆送方向を切り替えて前記搬送面を移動させる駆動部と、を有する搬送部と、
    前記搬送面上の前記錠剤に接することにより、前記錠剤が並ぶ方向を揃える整列部と、
    前記搬送面の移動方向が順送方向から逆送方向に切り替わった場合に、前記搬送面上の錠剤の位置又は姿勢を変化させる加変部と、
    を有することを特徴とする錠剤搬送装置。
  2. 前記加変部は、順送方向への錠剤の移動を許容し、逆送方向に移動する錠剤に接してその移動方向を変化させる変換機構を有することを特徴とする請求項1記載の錠剤搬送装置。
  3. 前記変換機構は、前記錠剤に接して回動する回動板を有することを特徴とする請求項2記載の錠剤搬送装置。
  4. 前記変換機構は、順送方向に移動する錠剤から退避し、逆送方向に移動する錠剤に接するシャッターを有することを特徴とする請求項2記載の錠剤搬送装置。
  5. 前記変換機構は、逆送方向に移動する錠剤に接して、前記搬送面から排出する方向に移動させることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の錠剤搬送装置。
  6. 前記加変部は、逆送方向に移動する錠剤に気体を吹き付ける吹付装置を有することを特徴とする請求項1記載の錠剤搬送装置。
  7. 前記加変部は、前記搬送面に振動を与える加振装置を有することを特徴とする請求項1記載の錠剤搬送装置。
  8. 前記加変部は、前記駆動部と共通であり、
    前記駆動部は、逆送方向に移動させた前記搬送面を停止させることにより、前記錠剤の位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の錠剤搬送装置。
  9. 前記加変部は、前記駆動部と共通であり、
    前記駆動部は、逆送方向に移動させた前記搬送面の速度を変化させることにより、前記錠剤の位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の錠剤搬送装置。
  10. 順送方向に前記搬送面が移動している場合に、前記錠剤が停止していることを検出する検出部を有し、
    前記検出部が、前記錠剤が停止していることを検出した場合に、前記駆動部が逆送方向に前記搬送面を移動させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の錠剤搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の錠剤搬送装置と、
    前記搬送部から渡された錠剤に印刷する印刷部と、
    を有することを特徴とする錠剤印刷装置。
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