JP2017171089A - 可変ダクト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用性の高い可変ダクト装置を提供する。
【解決手段】可変ダクト装置の開口部を区画する区画部材22は、アッパダクト40およびロアダクト50によって構成される。アッパダクト40には、凸部42および凹部44を備えた係合部45が形成されており、ロアダクト50には、凸部52および凹部54を備えた係合部55が形成されている。一方、固定部材60には、凸部62および凹部64を備えた係合部65が形成されている。凹部44または凹部54に凸部62をはめ込み、凹部64に凸部42または凸部52をはめ込むことによって、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とが結合される。この際、係合部45,55と係合部65との係合パターンを変更することにより、車両の上下方向における区画部材22の長さを調整可能となっている。
【選択図】図2
【解決手段】可変ダクト装置の開口部を区画する区画部材22は、アッパダクト40およびロアダクト50によって構成される。アッパダクト40には、凸部42および凹部44を備えた係合部45が形成されており、ロアダクト50には、凸部52および凹部54を備えた係合部55が形成されている。一方、固定部材60には、凸部62および凹部64を備えた係合部65が形成されている。凹部44または凹部54に凸部62をはめ込み、凹部64に凸部42または凸部52をはめ込むことによって、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とが結合される。この際、係合部45,55と係合部65との係合パターンを変更することにより、車両の上下方向における区画部材22の長さを調整可能となっている。
【選択図】図2
Description
本発明は、開口部を区画する区画部材にルーバが取り付けられて且つ、前記開口部を介して車両の前方からラジエータへと流入する空気の量を前記ルーバによって調整可能な可変ダクト装置に関する。
たとえば特許文献1には、バンパフェイス開口部に固定された可変ダクト装置が記載されている。
ところで、上記可変ダクト装置は、バンパフェイス開口部に固定されるものであるため、可変ダクト装置とバンパフェイス開口部との間の隙間を低減する上では、車両の上下方向における可変ダクト装置の長さを、同上下方向におけるバンパフェイス開口部の長さに合わせる必要が生じる。このため、バンパフェイス開口部の上記長さが異なる車種毎に可変ダクト装置を設計する必要が生じることから、汎用性に乏しい。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、汎用性の高い可変ダクト装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決すべく、可変ダクト装置は、開口部を区画する区画部材にルーバが取り付けられて且つ、前記開口部を介して車両の前方からラジエータへと流入する空気の量を前記ルーバによって調整可能な可変ダクト装置において、前記区画部材のうち前記車両の幅方向両側のそれぞれに接触して且つ前記区画部材を前記車両に固定する固定部材を備え、前記区画部材は、前記車両の上下方向上側に配置されるアッパダクトと、前記車両の上下方向下側に配置されるロアダクトとを備え、前記アッパダクトのうち前記車両に搭載されたときにおける前記幅方向の両側、前記ロアダクトのうち前記車両に搭載されたときにおける前記幅方向の両側、および前記固定部材のそれぞれには、前記車両の上下方向に沿って配置される係合部が形成されており、前記アッパダクトと前記固定部材とは、前記アッパダクトの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との選択可能な複数の係合パターンのいずれか1つのパターンによって結合され、前記ロアダクトと前記固定部材とは、前記ロアダクトの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との選択可能な複数の係合パターンのいずれか1つのパターンによって結合され、前記アッパダクトおよび前記ロアダクトは、前記固定部材に結合されることにより、前記区画部材として前記開口部を区画し、前記アッパダクトおよび前記ロアダクトのそれぞれの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との係合パターンを前記複数の係合パターンの中から選択することにより、前記区画部材が前記固定部材によって前記車両に固定された際の前記車両の上下方向における前記区画部材の長さを可変設定可能とすることを特徴とする。
上記構成では、車両の上下方向における区画部材の長さが所定の複数通りのいずれかとなるように、複数の係合パターンのいずれかを選択可能となっている。このため、同一の可変ダクト装置を用いて、車両の前方からラジエータへと空気が流入する経路の車両の上下方向における長さに応じて、車両の上下方向における可変ダクト装置の長さを調整することができる。したがって、上記構成では、汎用性の高い可変ダクト装置を実現できる。
<第1の実施形態>
以下、可変ダクト装置にかかる第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に、ラジエータサポート10および可変ダクト装置20を示す。なお、図1には、車両の上側方向UP、前側方向FRおよび左手方向LHを記載している。
以下、可変ダクト装置にかかる第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に、ラジエータサポート10および可変ダクト装置20を示す。なお、図1には、車両の上側方向UP、前側方向FRおよび左手方向LHを記載している。
ラジエータサポート10は、車載内燃機関の冷却水を冷却するラジエータを支持する、たとえば金属製の部材である。ラジエータサポート10は、車幅方向(左手方向LHに平行な方向)の両側のそれぞれにおいて、車両の上下方向(上側方向UPに平行な方向)に延びる一対の縦柱(ラジエータサポートサイド12,14)を備えている。
可変ダクト装置20は、開口部を区画する区画部材22と、開口部を介して車両の前方からラジエータへと流入する空気の量を調整する遮蔽部材としてのアッパルーバ32およびロアルーバ34と、車幅方向の両側のそれぞれにおいて区画部材22に接触して区画部材22を車体に固定する一対の固定部材60とを備えている。
上記ラジエータサポートサイド12には、一対の固定部材60の一方が固定される取付部13が設けられており、ラジエータサポートサイド14には、一対の固定部材60の他方が固定される取付部15が設けられている。
可変ダクト装置20は、電子制御式のアクチュエータによって駆動されることにより、アッパルーバ32およびロアルーバ34が開放状態となることにより、車両の前側方向FRからラジエータへの空気の流入を許容し、閉鎖状態となることにより、車両の前側方向FRからラジエータへと流入しようとする空気を遮断する。可変ダクト装置20は、固定部材60を介して、取付部13,15に固定される。
図2に、車両の左手方向LHの端部側における可変ダクト装置20の分解斜視図を示す。区画部材22は、車両上下方向のうち上側方向UPに配置されるアッパダクト40と、車両上下方向のうちの下側方向に配置されるロアダクト50とを備えている。アッパダクト40は、アッパルーバ32の回転軸32aの軸受け部41を備え、ロアダクト50は、ロアルーバ34の回転軸34aの軸受け部51を備えている。
アッパダクト40は、車幅方向に延びる樹脂製の幅方向板材40aおよび車両の上下方向に延びる樹脂製の縦方向板材40bが互いに直交するようにして結合されたものである。そして、縦方向板材40bのうち車両の前後方向の両端には、縦方向板材40bから車幅方向に突出した係合部45が結合されている。係合部45は、凸部42および凹部44を備え、凸部42および凹部44は、車両の上下方向に互いに隣接して且つ交互に配置されている。ここで、凸部42は、車幅方向の外側に行くにつれて、車両の上下方向の長さ(幅)が先細りする形状を有している。
ロアダクト50は、車幅方向に延びる樹脂製の幅方向板材50aおよび車両の上下方向に延びる樹脂製の縦方向板材50bが互いに直交するようにして結合されたものである。そして、縦方向板材50bのうち車両の前後方向の両端には、縦方向板材50bから車幅方向に突出した係合部55が結合されている。係合部55は、凸部52および凹部54を備え、凸部52および凹部54は、車両の上下方向に互いに隣接して且つ交互に配置されている。ここで、凸部52は、車幅方向の外側に行くにつれて、車両の上下方向の長さ(幅)が先細りする形状を有している。
一方、固定部材60は、縦方向板材40b,50bに対向するダクト対向部60aと、ラジエータサポート10に固定されるサポート側対向部60bとを備えている。そして、サポート側対向部60bには、上記取付部13にボルトで締結固定するためのボルトの挿入孔61が形成されている。
また、図2や、図2のA方向からみた可変ダクト装置20の分解斜視図である図3に示すように、固定部材60のダクト対向部60aには、車両の前後方向の両端のそれぞれに位置する部分に、車両の上下方向に沿って係合部65が形成されている。図2に示すように、車両の前側方向FR側の係合部65は、凸部62および凹部64を備え、凸部62および凹部64は、車両の上下方向に互いに隣接して且つ交互に配置されている。図3に示すように、車両の前後方向後方側に位置する係合部65も、凸部62および凹部64を備え、車両の上下方向に互いに隣接して且つ交互に配置されている。また、凸部62は、車幅方向の内側に行くにつれて、車両の上下方向の長さ(幅)が先細りする形状を有している。
上記凹部44,54の車両の上下方向における長さ(幅)は、上記凸部62の幅に対応しており、凹部44,54に凸部62をはめ込むことが可能となっている。また、上記凹部64の車両の上下方向の長さ(幅)は、上記凸部42,52の幅に対応しており、凹部64に凸部42,52をはめ込むことが可能となっている。
図4(a)に、凹部44,54に凸部62をはめ込み、凹部64に凸部42,52をはめ込むことによって、アッパダクト40およびロアダクト50のそれぞれを固定部材60と結合したときの斜視構成の一例を示す。図4(a)には、車両の上下方向における区画部材22の長さが最小となる例を示している。本実施形態において、係合部45,55と係合部65とのこの係合パターンは、全ての凹部64に凸部42または凸部52がはめ込まれ、全ての凸部62が凹部44または凹部54にはめ込まれたパターンである。
図4(b)に、図4(a)の結合パターンによって区画部材22が固定部材60に結合されている場合におけるアッパルーバ32およびロアルーバ34の配置を示す。この場合、車両の上下方向においてアッパルーバ32とロアルーバ34とが重なる部分の長さは、長さL1となっており、車両の上下方向における区画部材22の開口部の長さは、長さLL1となっている。
図5(a)に、凹部44,54に凸部62をはめ込み、凹部64に凸部42,52をはめ込むことによって、アッパダクト40およびロアダクト50のそれぞれを固定部材60と結合したときの斜視構成の別の例を示す。図5(a)には、車両の上下方向における区画部材22の長さが図4(a)に示すものよりも長くなる例を示している。この係合パターンは、一部の凹部64に凸部42または凸部52がはめ込まれて且つ一部の凸部62が凹部44または凹部54にはめ込まれる一方、残りの凹部64に凸部42および凸部52のいずれも嵌め込まれず、残りの凸部62が凹部44および凹部54のいずれにも嵌め込まれないパターンである。
図5(b)に、図5(a)の結合パターンによって区画部材22が固定部材60に結合されている場合におけるアッパルーバ32およびロアルーバ34の配置を示す。この場合、車両の上下方向においてアッパルーバ32とロアルーバ34とが重なる部分の長さは、長さL2であり、この長さL2は、図4(b)に示した長さL1よりも短い。また、車両の上下方向における区画部材22の開口部の長さは、長さLL2となっており、この長さLL2は、図4(b)に示した長さLL1よりも長い。
なお、本実施形態の係合パターンは、図4および図5に例示したものに限らない。たとえば、図5(a)に例示した係合パターンよりも、凸部62が嵌め込まれる凹部44または凹部54の数を増加させつつも、その数が図4(a)に示した係合パターンよりも少ないものであってもよい。この係合パターンは、図5に示した係合パターンよりも、車両の上下方向における区画部材22の長さが短くなるパターンである。
図6および図7は、車幅方向から見た車両の前部分の模式図である。図6および図7に示すように、ラジエータサポート10は、車載空調装置が備えるコンデンサ82およびラジエータ80を支持している。そして、ラジエータサポート10よりも車両の前側方向FRには、バンパリインフォース72およびアブソーバ74が配置されており、バンパリインフォース72およびアブソーバ74の前側方向FRには、バンパフェイス70が配置されている。バンパフェイス70は、車両の前側方向FR側に最も突き出た部材であり、衝撃によって変形容易な部材である。一方、バンパリインフォース72は、バンパフェイス70よりも剛性の高い部材である。この車両では、バンパリインフォース72として、ホットスタンプによって加工された鉄製の部材を用いる。なお、アブソーバ74は、バンパリインフォース72よりも衝撃による変形が容易な部材である。
図6および図7のいずれにおいても、可変ダクト装置20の区画部材22は、車両の上下方向におけるバンパリインフォース72とアブソーバ74との間の距離に対応している。そして、区画部材22とバンパリインフォース72との隙間は、スペーサ90によって埋められている。これは、車両に対して前側方向FRからバンパフェイス70側に吹き付けられる空気が、可変ダクト装置20とバンパリインフォース72との間からラジエータ80側に流入することを抑制するためのものである。すなわち、可変ダクト装置20は、空気抵抗を低減することを狙ってアッパルーバ32およびロアルーバ34が閉鎖状態とされるのであるが、可変ダクト装置20を迂回してラジエータ80側に空気が流入する場合には、空気抵抗の低減効果が減少する。そこで、区画部材22とバンパリインフォース72との隙間を埋めることにより、アッパルーバ32およびロアルーバ34が閉鎖状態とされているにもかかわらず、空気抵抗の低減効果が十分に発揮できない事態が生じることを抑制する。なお、図5に例示した結合パターンのように、アッパダクト40の縦方向板材40bとロアダクト50の縦方向板材50bとが接触せず、隙間を有する場合、この隙間をたとえばスポンジ等によって埋めることが望ましい。
ここで、本実施形態の作用を説明する。
可変ダクト装置20は、車両におけるバンパリインフォース72とアブソーバ74との間の距離に応じて、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60との係合パターンが複数の係合パターンの中から選択される。すなわち、図7に示したように、バンパリインフォース72とアブソーバ74との距離が短い車両の場合、図4に示したように、車両の上下方向における区画部材22の長さが短くなるように、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とを結合する。一方、図6に示したように、バンパリインフォース72とアブソーバ74との距離が長い車両の場合、図5に示したように、車両の上下方向における区画部材22の長さが長くなるように、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とを結合する。
可変ダクト装置20は、車両におけるバンパリインフォース72とアブソーバ74との間の距離に応じて、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60との係合パターンが複数の係合パターンの中から選択される。すなわち、図7に示したように、バンパリインフォース72とアブソーバ74との距離が短い車両の場合、図4に示したように、車両の上下方向における区画部材22の長さが短くなるように、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とを結合する。一方、図6に示したように、バンパリインフォース72とアブソーバ74との距離が長い車両の場合、図5に示したように、車両の上下方向における区画部材22の長さが長くなるように、アッパダクト40およびロアダクト50と固定部材60とを結合する。
このように、本実施形態では、車両の上下方向における区画部材22の長さが所定の複数通りのいずれかとなるように、複数の係合パターンのいずれかを選択可能となっている。このため、同一の可変ダクト装置20を用いて、車両の前側方向FRからラジエータ80への空気の流通経路のうち車両の上下方向における長さに応じて、車両の上下方向における可変ダクト装置20の長さを調整することができる。したがって、汎用性の高い可変ダクト装置20を実現できる。
<第2の実施形態>
以下、可変ダクト装置にかかる第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、可変ダクト装置にかかる第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図8に、車両の左手方向LHの端部側における可変ダクト装置20の分解斜視図を示す。なお、図8において、図2に示した部材に対応する部材には、便宜上、同一の符号を付している。
図8に示すように、アッパダクト40の縦方向板材40bには、車両の上下方向に沿って、係合部49が形成されている。係合部49は、2個の位置決めピン挿入孔47と、1個の調整用長孔48とを備えている。また、ロアダクト50の縦方向板材50bには、車両の上下方向に沿って、係合部59が形成されている。係合部59は、2個の位置決めピン挿入孔57と、1個の調整用長孔58とを備えている。
一方、図8のA方向から見た図9に示すように、固定部材60のダクト対向部60aには、車両の上下方向に沿って、係合部66,68が設けられている。係合部66は、係合部68よりも車両の上下方向上側に設けられており、1個の位置決めピン66aと、1個の調整用ピン66bとを備えている。一方、係合部68は、1個の位置決めピン68aと、1個の調整用ピン68bとを備えている。
これにより、本実施形態では、アッパダクト40と固定部材60とは、2通りの係合パターンのいずれか1つによって結合可能となっている。すなわち、調整用ピン66bを調整用長孔48に挿入し、位置決めピン66aを、車両の上下方向上側に位置する位置決めピン挿入孔47に挿入するパターンが第1の係合パターンである。また、調整用ピン66bを調整用長孔48に挿入し、位置決めピン66aを、車両の上下方向下側に位置する位置決めピン挿入孔47に挿入するパターンが第2の係合パターンである。
同様に、ロアダクト50と固定部材60とは、2通りの係合パターンのいずれか1つによって結合可能となっている。すなわち、調整用ピン68bを調整用長孔58に挿入し、位置決めピン68aを、車両の上下方向上側に位置する位置決めピン挿入孔57に挿入するパターンが第1の係合パターンである。また、調整用ピン68bを調整用長孔58に挿入し、位置決めピン68aを、車両の上下方向下側に位置する位置決めピン挿入孔57に挿入するパターンが第2の係合パターンである。
ここで、車両の上下方向における区画部材22の長さは、アッパダクト40およびロアダクト50の双方において第1の結合パターンを採用する場合に最も短く、アッパダクト40およびロアダクト50の双方において第2の結合パターンを採用する場合に最も長くなる。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・車両の上下方向において、可変ダクト装置20を、バンパリインフォース72よりも変形容易なアブソーバ74の上側に配置することは必須ではなく、たとえば、図6や図7に示す構成に代えて、バンパリインフォース72の下方にもバンパリインフォースを備えて、それら一対のバンパリインフォースの間に可変ダクト装置20を配置してもよい。
なお、上記実施形態の各事項の少なくとも1つを、以下のように変更してもよい。
・車両の上下方向において、可変ダクト装置20を、バンパリインフォース72よりも変形容易なアブソーバ74の上側に配置することは必須ではなく、たとえば、図6や図7に示す構成に代えて、バンパリインフォース72の下方にもバンパリインフォースを備えて、それら一対のバンパリインフォースの間に可変ダクト装置20を配置してもよい。
・上記第1の実施形態において、凸部42,52を車幅方向外側に行くにつれて幅が先細りする形状として且つ、凸部62を車幅方向内側に行くにつれて幅が先細りする形状とすることは必須ではない。たとえば凹部44,54に凸部62が嵌って且つ凹部64に凸部42,52が嵌ることを条件に、凸部42,52,62の幅を一定としてもよい。
・たとえば、図5(b)における長さL2が更に長くなるようにアッパルーバ32およびロアルーバ34の形状を変形するなら、図5に示す係合パターンよりも車両の上下方向における区画部材22の長さが更に長くなる係合パターンを実現することもできる。もっとも、あらゆる係合パターンにおいて共通のアッパルーバ32およびロアルーバ34を用いることも必須でない。たとえば、図5に示す係合パターンよりも車両の上下方向における区画部材22の長さが更に長くなる係合パターンを用いる場合、図5に示したものとは別のアッパルーバ32およびロアルーバ34を用いてもよい。この場合、図5に示したアッパルーバ32およびロアルーバ34では、長さL2がゼロ未満となってアッパルーバ32およびロアルーバ34によって開口部を遮蔽できなくなる状況においても、別のアッパルーバ32およびロアルーバ34を用いることで、長さL2をゼロよりも大きい値とすることが可能となる。
・位置決めピン挿入孔47の数としては、2個に限らず、3個以上であってもよい。なお、この際、車両の上下方向における調整用長孔48の長さは、位置決めピン挿入孔47のうちのいずれに位置決めピン66aが挿入される場合であっても、調整用ピン66bが挿入可能な長さとする。また、調整用長孔48に代えて、調整用ピン66bが位置しうる複数箇所に位置決めピン挿入孔47と同様の孔を設けてもよい。
・位置決めピン挿入孔57の数としては、2個に限らず、3個以上であってもよい。なお、この際、車両の上下方向における調整用長孔58の長さは、位置決めピン挿入孔57のうちのいずれに位置決めピン68aが挿入される場合であっても、調整用ピン68bが挿入可能な長さとする。また、調整用長孔58に代えて、調整用ピン68bが位置しうる複数箇所に位置決めピン挿入孔57と同様の孔を設けてもよい。
・ラジエータサポート10としては、金属製に限らず、樹脂製であってもよい。
・固定部材60としては、区画部材22を、ラジエータサポート10に締結固定するものに限らない。たとえば、区画部材22を、バンパリインフォース72等に結合するものであってもよい。この場合、サポート側対向部60bに代えて、車両の上下方向上側等に、バンパリインフォース72と対向する部分を備えることとする。
・固定部材60としては、区画部材22を、ラジエータサポート10に締結固定するものに限らない。たとえば、区画部材22を、バンパリインフォース72等に結合するものであってもよい。この場合、サポート側対向部60bに代えて、車両の上下方向上側等に、バンパリインフォース72と対向する部分を備えることとする。
10…ラジエータサポート、12…ラジエータサポートサイド、13…取付部、14…ラジエータサポートサイド、15…取付部、20…可変ダクト装置、22…区画部材、32…アッパルーバ、32a…回転軸、34…ロアルーバ、34a…回転軸、40…アッパダクト、40a…幅方向板材、40b…縦方向板材、41…軸受け部、42…凸部、44…凹部、45…係合部、47…位置決めピン挿入孔、48…調整用長孔、49…係合部、50…ロアダクト、50a…幅方向板材、50b…縦方向板材、51…軸受け部、52…凸部、54…凹部、55…係合部、57…位置決めピン挿入孔、58…調整用長孔、59…係合部、60…固定部材、60a…ダクト対向部、60b…サポート側対向部、61…挿入孔、62…凸部、64…凹部、65,66…係合部、66a…位置決めピン、66b…調整用ピン、68…係合部、68a…位置決めピン、68b…調整用ピン、70…バンパフェイス、72…バンパリインフォース、74…アブソーバ、80…ラジエータ、82…コンデンサ。
Claims (1)
- 開口部を区画する区画部材にルーバが取り付けられて且つ、前記開口部を介して車両の前方からラジエータへと流入する空気の量を前記ルーバによって調整可能な可変ダクト装置において、
前記区画部材のうち前記車両の幅方向両側のそれぞれに接触して且つ前記区画部材を前記車両に固定する固定部材を備え、
前記区画部材は、前記車両の上下方向上側に配置されるアッパダクトと、前記車両の上下方向下側に配置されるロアダクトとを備え、
前記アッパダクトのうち前記車両に搭載されたときにおける前記幅方向の両側、前記ロアダクトのうち前記車両に搭載されたときにおける前記幅方向の両側、および前記固定部材のそれぞれには、前記車両の上下方向に沿って配置される係合部が形成されており、
前記アッパダクトと前記固定部材とは、前記アッパダクトの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との選択可能な複数の係合パターンのいずれか1つのパターンによって結合され、前記ロアダクトと前記固定部材とは、前記ロアダクトの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との選択可能な複数の係合パターンのいずれか1つのパターンによって結合され、
前記アッパダクトおよび前記ロアダクトは、前記固定部材に結合されることにより、前記区画部材として前記開口部を区画し、
前記アッパダクトおよび前記ロアダクトのそれぞれの前記係合部と前記固定部材の前記係合部との係合パターンを前記複数の係合パターンの中から選択することにより、前記区画部材が前記固定部材によって前記車両に固定された際の前記車両の上下方向における前記区画部材の長さを可変設定可能とすることを特徴とする可変ダクト装置。
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JP (1) | JP2017171089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020075618A (ja) * | 2018-11-08 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | グリルシャッタ |
JP2020082780A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | グリルシャッタ |
JP2021003966A (ja) * | 2019-06-26 | 2021-01-14 | トヨタ自動車株式会社 | グリルシャッタ |
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2016
- 2016-03-23 JP JP2016058721A patent/JP2017171089A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020075618A (ja) * | 2018-11-08 | 2020-05-21 | トヨタ自動車株式会社 | グリルシャッタ |
JP7068141B2 (ja) | 2018-11-08 | 2022-05-16 | トヨタ自動車株式会社 | グリルシャッタ |
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