JP6693306B2 - 車両用シュラウド - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントバンパと熱交換部品との間に配置され、フロントバンパの開口部を通過する走行風を熱交換部品に導く車両用シュラウドに関するものである。
自動車などの車両では、フロントバンパと熱交換部品との間に車両用シュラウドが配置されている。車両用シュラウドは、フロントバンパの開口部と熱交換部品との間で走行風の通路を形成し、フロントバンパの開口部を通過する走行風を熱交換部品に導く部材である。なお熱交換部品とは、コンデンサやコンデンサの車両後側に配置されたラジエータなどを含んでいる。
特許文献1には、フロントバンパの開口部とコンデンサとの間を連結し、走行風の漏れを抑制する車両用シュラウドが開示されている。
特許第3191385号公報
車両は、同一車種であっても仕様の違いによって、フロントバンパと熱交換部品との車両前後方向の間隔が異なる場合がある。しかし例えば特許文献1に記載の技術では、かかる車両の仕様の違いについて何ら対策を講じていないため、上記の間隔に応じて車両前後方向の寸法が異なる車両用シュラウドをその都度用意する必要があった。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントバンパと熱交換部品との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様の車両のいずれにも共通して使用できる車両用シュラウドを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用シュラウドの代表的な構成は、車両のフロントバンパの後側に位置しフロントバンパの開口部を通過する走行風をさらに後側の熱交換部品に導く車両用シュラウドにおいて、フロントバンパから熱交換部品に向かって延びる壁と、壁の後端に接続される延長部とを備え、延長部は、車両側方視において壁の後端から所定の第1距離だけ離れた位置まで延びている第1部位と、車両側方視において壁の後端から第1部位とは異なる方向に第1距離とは異なる所定の第2距離だけ離れた位置まで延びている第2部位と、第1部位の先端に設けられ熱交換部品と係合可能な第1係合部と、第2部位の先端に設けられ熱交換部品と係合可能な第2係合部とを有し、延長部が壁の後端を軸として回転することにより、第1係合部または第2係合部のいずれか一方が熱交換部品と係合することを特徴とする。
上記構成によれば、車両用シュラウドを構成する壁の後端から熱交換部品までの距離が第1距離または第2距離のいずれであっても、車両用シュラウドを熱交換部品に係合させて車両に固定することが可能である。すなわち、本発明による延長部を備えた車両用シュラウドは、フロントバンパと熱交換部品との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様の車両のいずれにも共通して使用可能であり、部品の共通化が図られている。
上記の延長部は、第1部位と第2部位とが互いに逆方向に延びて形成された平板状であるとよい。このように、延長部が平板状であるため、第1係合部または第2係合部のいずれか他方が壁に係合することで、第1係合部が設けられた第1部位または第2係合部が設けられた第2部位は、車両用シュラウド内の走行風の通路を遮蔽することがない。
上記の壁は、第2係合部が熱交換部品と係合するときに第1係合部と係合し延長部の姿勢を保持する第1位置規制部と、第1係合部が熱交換部品と係合するときに第2係合部と係合し延長部の姿勢を保持する第2位置規制部とを有するとよい。これにより、第1係合部または第2係合部のいずれか一方が熱交換部品と係合しているとき、熱交換部品と係合していない第1係合部または第2係合部のいずれか他方は、第1位置規制部または第2位置規制部を介して壁に係合している。このように熱交換部品だけでなく壁にも係合する延長部の姿勢は、より安定して保持される。
上記の壁は、フロントバンパの開口部よりも高い位置で実質的に水平な姿勢に保たれた上壁であり、車両用シュラウドは、上壁の車幅方向の両端にそれぞれ接続され下方に延びる一対の側壁をさらに備え、第1距離よりも第2距離のほうが長く、第1部位が上壁の後端から上方へ延びているとき、第2部位は上壁の後端から下方へ延びているとよい。上記構成によれば、車両用シュラウドを車両に組み付ける前に、延長部のうち相対的に短い第1距離を寸法とする第1部位が上壁の後端から上方へ延びる姿勢で車両用シュラウドの保管・運搬を行うことができる。このとき、第2部位は上壁の後端から下方へ延びる姿勢となるから、第2部位の、相対的に長い寸法である第2距離のほうが、一対の側壁の上下寸法と相殺される。すなわち、車両用シュラウド全体の上下方向の寸法がより短い状態で、車両用シュラウドの保管・運搬を行うことが可能となり、作業性が向上する。
上記の第1係合部は、熱交換部品と係合するときに第1部位から上下方向に突出している第1基部と、上下方向に突出した状態の第1基部から熱交換部品に向かって延びる第1爪部とを含み、第2係合部は、熱交換部品と係合するときに第2部位から上下方向に突出している第2基部と、上下方向に突出した状態の第2基部から熱交換部品に向かって延びる第2爪部とを含むとよい。これにより、第1係合部の第1基部または第2係合部の第2基部の寸法をそれぞれ独立して調整することで、第1係合部の第1爪部または第2係合部の第2爪部のいずれか一方が熱交換部品と係合する際の、上下方向の位置を調整できる。
上記の壁の後端は、柔軟性を有することによって延長部を回転可能にしているとよい。これにより、熱交換部品からの振動は、壁の後端で吸収され易くなり、フロントバンパ側に伝達され難くなる。
本発明によれば、フロントバンパと熱交換部品との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様の車両のいずれにも共通して使用できる車両用シュラウドを提供することができる。
本実施形態における車両用シュラウドが適用される車両前部構造を模式的に示す図である。 図1の車両用シュラウドを示す図である。 図2の車両用シュラウドのA−A断面図である。 図2の車両用シュラウドを熱交換部品に係合させた状態を示す図である。 他の実施形態における車両用シュラウドを熱交換部品に係合させた状態を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車両用シュラウド100が適用される車両前部構造102を模式的に示す図である。なお図中の車両前部構造102は、理解を容易にするための例示にすぎず、これに限定するものではない。以下、各図に示す矢印Xは車両前方を示している。
車両前部構造102は、図1では図示を省略するフロントバンパ104(図4参照)を備え、フロントバンパ104の車両後側に配置された複数の車体構造部材により骨格が形成されている。車両前部構造102において、車幅方向の上方の骨格はフードロックメンバ106によって構成され、かかるフードロックメンバ106の下方には、車両前部に位置し車幅方向に延びるバンパメンバ108が配置されている。
バンパメンバ108の車幅方向の両端の後側には、車両前後方向に延びる一対のエプロンサイドメンバ110、112が配置されている。またフードロックメンバ106の車幅方向の両端と一対のエプロンサイドメンバ110、112とは、車両上下方向に延びる一対のランプサポートブレース114、116によって接合されている。
車両前部構造102において、バンパメンバ108の車両後側には、熱交換部品118が配置されている。熱交換部品118は、コンデンサ120やコンデンサ120の車両後側に位置するラジエータ122などを含む(図4参照)。車両用シュラウド100は、フロントバンパ104と熱交換部品118との間に配置され、フロントバンパ104の開口部124(図4参照)を通過する走行風をさらに後側の熱交換部品118に導く。
ところで車両前部構造102は、仕様の違いによってフロントバンパ104と熱交換部品118との車両前後方向の間隔が異なる場合がある。そのため、車両用シュラウド100に必要とされる車両前後方向の寸法は、車両前部構造102の仕様によって異なることになる。
そこで本実施形態では、車両用シュラウド100の車両前後方向の寸法を変更可能とし、フロントバンパ104と熱交換部品118との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様のいずれにも共通して使用できる構成を採用した。
図2は、図1の車両用シュラウド100を示す図である。図3は、図2の車両用シュラウド100のA−A断面図である。図中では車両用シュラウド100を車両前部構造102に組み付ける前の状態を例示している。
車両用シュラウド100は、上壁126、一対の側壁128、130および延長部132を備える。上壁126は、フロントバンパ104から熱交換部品118に向かって延び(図4参照)、フロントバンパ104の開口部124よりも高い位置で実質的に水平な姿勢に保たれている。上壁126は、車両前側の前端134に配置されたパッキン136を介してフロントバンパ104の開口部124付近に接している。一対の側壁128、130は、上壁126の車幅方向の両端にそれぞれ接続され下方に延びている。なお一対の側壁の前端138、140にもパッキン142、144がそれぞれ配置されている。
延長部132は、上壁126の後端146に接続されていて、互いに逆方向に延びる第1部位148と第2部位150とによって平板状を成している。また上壁126の後端146は、柔軟性を有している。このため、平板状の延長部132は、図3に示す車両側方視において、上壁126の後端146を軸としてB方向およびC方向に回転可能となっている。
第1部位148は、上壁126の後端146から所定の第1距離Laだけ離れた位置まで延びる部位である。第1部位148の先端には、熱交換部品118と係合可能な第1係合部152、154が設けられている。第2部位150は、上壁126の後端146から第1距離Laとは異なる所定の第2距離Lbだけ離れた位置まで延びる部位である。第2部位150の先端には、熱交換部品118と係合可能な第2係合部156、158が設けられている。
上壁126は、前端134から寸法Lcだけ離れた後端146まで車両前後方向に延びている。また上壁126は、第1係合部152、154と係合可能な第1位置規制部160、162と、第2係合部156、158と係合可能な第2位置規制部164、166とを有する。
延長部132では、図示のように第1部位148の第1距離Laよりも、第2部位150の第2距離Lbのほうが長い。このため、第1係合部152、154または第2係合部156、158のいずれも熱交換部品118と係合していない状態で、第1部位148が上壁126の後端146から上方へ延びているとき、第2部位150は、上壁126の後端146から下方へ延びている。
第1係合部152は、図3に示すように、第1基部168と第1爪部170とを含む。第1基部168は、第1部位148から寸法Ldだけ車両後側に突出している。第1爪部170は、第1基部168から車両上側に向かって延びている。第2係合部156は、第2基部172と第2爪部174とを含む。第2基部172は、第2部位150から寸法Leだけ車両後側に突出している。第2爪部174は、第2基部172から車両下側に向かって延びている。
第1位置規制部160、第2位置規制部164は、図3に示すように、上壁126から車両上側、車両下側にそれぞれ突出した爪形状を有する。なお第1係合部154、第2係合部158、第1位置規制部162および第2位置規制部166も、第1係合部152、第2係合部156、第1位置規制部160および第2位置規制部164と同様の構成および機能を有している。
図4は、図2の車両用シュラウド100を熱交換部品118に係合させた状態を示す図である。図4(a)は、延長部132が上壁126の後端146を軸としてB方向(図3参照)に回転することにより、第2係合部156が熱交換部品118と係合した状態を示している。図4(b)は、延長部132が上壁126の後端146を軸としてC方向に回転することにより、第1係合部152が熱交換部品118と係合した状態を示している。
図4(a)に示す車両用シュラウド100では、コンデンサ120の上端に接合された支持部材176を第2係合部156の第2爪部174で挟み込むことで、第2係合部156と熱交換部品118とが係合している。このとき、第2係合部156は、第2基部172が第2部位150から車両上側方向に突出していて、第2爪部174が第2基部172から車両後側の熱交換部品118に向かって延びている状態となる。
一方、熱交換部品118と係合していない第1係合部152は、図示のように、第1位置規制部160と係合している。第1位置規制部160は、第1係合部152と係合することで延長部132の姿勢を保持する。
図4(a)に示す車両用シュラウド100の車両前後方向の寸法は、上壁126の寸法Lcに、上壁126の後端146から熱交換部品118までの距離すなわち延長部132の第2部位150の第2距離Lbを加えたものとなっている。
このような車両前後方向の寸法を有する車両用シュラウド100は、図示のように、車両前部構造102でのフロントバンパ104の開口部124と熱交換部品118との車両前後方向の間隔に適合している。よって、図4(a)に示す車両用シュラウド100は、車両前部構造102に適用可能であり、フロントバンパ104の開口部124から熱交換部品118に走行風を導く通路178を形成できる。
図4(b)に示す車両用シュラウド100では、コンデンサ120の上端に接合された支持部材176を第1係合部152の第1爪部170で挟み込むことで、第1係合部152と熱交換部品118とが係合している。このとき、第1係合部152は、第1基部168が第1部位148から車両下側に突出していて、第1爪部170が第1基部168から車両後側の熱交換部品118に向かって延びている状態となる。
一方、熱交換部品118と係合していない第2係合部156は、図示のように、第2位置規制部164と係合している。第2位置規制部164は、第2係合部156と係合することで延長部132の姿勢を保持する。
図4(b)に示す車両用シュラウド100の車両前後方向の寸法は、上壁126の寸法Lcに、上壁126の後端146から熱交換部品118までの距離すなわち延長部132の第1部位148の第1距離Laを加えたものとなっている。そして第1距離Laは、上記したように第2距離Lbよりも短いため、図4(b)に示す車両用シュラウド100の車両前後方向の寸法は、図4(a)に示す車両用シュラウド100の車両前後方向の寸法よりも短くなっている。
図4(b)に示す車両前部構造102Aは、フロントバンパ104の開口部124と熱交換部品118との車両前後方向の間隔が、図4(a)に示す車両前部構造102の間隔よりも小さく、仕様が異なっている。一方、図4(b)に示す車両前後方向の寸法を有する車両用シュラウド100は、車両前部構造102Aでの上記間隔に適合している。よって、図4(b)に示す車両用シュラウド100は、車両前部構造102とは仕様が異なる車両前部構造102Aに対しても適用可能であり、フロントバンパ104の開口部124から熱交換部品118に走行風を導く通路178Aを形成できる。
したがって本実施形態によれば、車両用シュラウド100の上壁126の後端146から熱交換部品118までの距離が第1距離Laまたは第2距離Lbのいずれであっても、車両用シュラウド100を熱交換部品118に係合させて車両前部構造102、102Aに固定できる。すなわち延長部132を備えた車両用シュラウド100は、フロントバンパ104と熱交換部品118との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様の車両前部構造102、102Aのいずれにも共通して使用可能であり、部品の共通化が図られている。
また第1係合部152または第2係合部156のいずれか一方が熱交換部品118と係合しているとき、熱交換部品118と係合していない第1係合部152または第2係合部156のいずれか他方は、図4に示すように、第1位置規制部160または第2位置規制部164を介して上壁126に係合している。つまり、車両用シュラウド100の延長部132は、熱交換部品118だけでなく上壁126にも係合している。このため、延長部132の姿勢は、より安定して保持される。
また延長部132が平板状であるため、第1係合部152または第2係合部156のいずれか一方が上壁126に係合すると、第1部位148または第2係合部156は、図4に示すように車両用シュラウド100内の走行風の通路178、178Aを遮蔽することがなく、走行風の熱交換部品118への導入を妨げない。
また車両用シュラウド100を車両前部構造102、102Aに組み付ける前において、図2に示すように延長部132のうち相対的に短い第1距離Laを寸法とする第1部位148は、上壁126の後端146から上方へ延びる姿勢となっている。このとき、第2部位150は上壁126の後端146から下方へ延びる姿勢となるため、第2部位150の、相対的に長い寸法である第2距離Lbのほうが、一対の側壁128、130の上下寸法と相殺される。つまり、車両前部構造102、102Aに組み付ける前の車両用シュラウド100では、全体の上下方向の寸法がより短い状態で保管・運搬を行うことが可能となるため、作業性が向上する。
また車両用シュラウド100では、第1係合部152または第2係合部156のいずれか一方が熱交換部品118と係合しているとき、第1基部168または第2基部172は、第1部位148または第2部位150から車両上下方向に突出している。このため、車両用シュラウド100では、第1基部168の寸法Ldまたは第2基部172の寸法Leをそれぞれ独立して調整することで、第1爪部170または第2爪部174のいずれか一方が熱交換部品118と係合する際の、上下方向の位置を調整できる。さらに車両用シュラウド100では、上壁126の後端146が柔軟性を有するため、熱交換部品118からの振動が上壁126の後端146で吸収され易くなり、フロントバンパ104側に伝達され難くなる。
図5は、他の実施形態における車両用シュラウド100Aを熱交換部品118に係合させた状態を示す図である。図5(a)、図5(b)は、車両用シュラウド100Aを車両前部構造102、102Aに適用した状態をそれぞれ示す図である。
車両用シュラウド100Aは、上壁126の後端146に回転可能に接続された延長部132Aが、互いに直交する方向に延びる第1部位148Aおよび第2部位150Aを有する点、上壁126Aに第1位置規制部160および第2位置規制部164が形成されていない点で、平板状の延長部132を備える車両用シュラウド100と異なる。
図5(a)に示す車両用シュラウド100Aでは、第2部位150Aの第2係合部156と熱交換部品118とが係合している。一方、第1部位148Aは、第2係合部156が熱交換部品118と係合することで、第2部位150Aに直交する方向すなわち車両上側に延びた状態で姿勢が維持されている。このため、第1部位148Aは、走行風の通路178を遮蔽することがなく、走行風の熱交換部品118への導入を妨げない。
図5(a)に示す車両用シュラウド100Aの車両前後方向の寸法は、上壁126の寸法Lcに、延長部132Aの第2部位150Aの第2距離Lbを加えたものとなっている。このため、車両用シュラウド100Aは、図示のように車両前部構造102に適用可能であり、フロントバンパ104の開口部124から熱交換部品118に走行風を導く通路178を形成できる。
図5(b)に示す車両用シュラウド100Aでは、第1部位148Aの第1係合部152と熱交換部品118とが係合している。一方、第2部位150Aは、第1係合部152が熱交換部品118と係合することで、車両下側に延びた状態で姿勢が維持される。
図5(b)に示す車両用シュラウド100Aの車両前後方向の寸法は、上壁126の寸法Lcに、延長部132Aの第1部位148Aの第1距離Laを加えたものとなっている。このため、車両用シュラウド100Aは、図示のように車両前部構造102とは仕様の異なる車両前部構造102Aに対しても適用可能であり、フロントバンパ104の開口部124から熱交換部品118に走行風を導く通路178Aを形成できる。
したがって、延長部132Aを備えた車両用シュラウド100Aは、フロントバンパ104と熱交換部品118との車両前後方向の間隔が異なる2種類の仕様の車両前部構造102、102Aのいずれにも共通して使用可能であり、部品の共通化が図られている。さらに、車両用シュラウド100Aでは、上壁126Aに上記の第1位置規制部160および第2位置規制部164が形成されていないため、構造を簡素化できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両のフロントバンパと熱交換部品との間に配置され、フロントバンパの開口部を通過する走行風を熱交換部品に導く車両用シュラウドに利用することができる。
100、100A…車両用シュラウド、102、102A…車両前部構造、104…フロントバンパ、106…フードロックメンバ、108…バンパメンバ、110、112…エプロンサイドメンバ、114、116…ランプサポートブレース、118…熱交換部品、120…コンデンサ、122…ラジエータ、124…フロントバンパの開口部、126、126A…上壁、128、130…側壁、132、132A…延長部、134…上壁の前端、136、142、144…パッキン、138、140…側壁の前端、146…上壁の後端、148、148A…第1部位、150、150A…第2部位、152、154…第1係合部、156、158…第2係合部、160、162…第1位置規制部、164、166…第2位置規制部、168…第1基部、170…第1爪部、172…第2基部、174…第2爪部、176…支持部材、178、178A…走行風の通路

Claims (6)

  1. 車両のフロントバンパの後側に位置し該フロントバンパの開口部を通過する走行風をさらに後側の熱交換部品に導く車両用シュラウドにおいて、
    前記フロントバンパから前記熱交換部品に向かって延びる壁と、
    前記壁の後端に接続される延長部とを備え、
    前記延長部は、
    車両側方視において前記壁の後端から所定の第1距離だけ離れた位置まで延びている第1部位と、
    車両側方視において前記壁の後端から前記第1部位とは異なる方向に前記第1距離とは異なる所定の第2距離だけ離れた位置まで延びている第2部位と、
    前記第1部位の先端に設けられ前記熱交換部品と係合可能な第1係合部と、
    前記第2部位の先端に設けられ前記熱交換部品と係合可能な第2係合部とを有し、
    前記延長部が前記壁の後端を軸として回転することにより、前記第1係合部または前記第2係合部のいずれか一方が前記熱交換部品と係合することを特徴とする車両用シュラウド。
  2. 前記延長部は、前記第1部位と前記第2部位とが互いに逆方向に延びて形成された平板状であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シュラウド。
  3. 前記壁は、
    前記第2係合部が前記熱交換部品と係合するときに前記第1係合部と係合し前記延長部の姿勢を保持する第1位置規制部と、
    前記第1係合部が前記熱交換部品と係合するときに前記第2係合部と係合し前記延長部の姿勢を保持する第2位置規制部とを有することを特徴とする請求項2に記載の車両用シュラウド。
  4. 前記壁は、前記フロントバンパの開口部よりも高い位置で実質的に水平な姿勢に保たれた上壁であり、
    当該車両用シュラウドは、前記上壁の車幅方向の両端にそれぞれ接続され下方に延びる一対の側壁をさらに備え、
    前記第1距離よりも前記第2距離のほうが長く、前記第1部位が前記上壁の後端から上方へ延びているとき、前記第2部位は該上壁の後端から下方へ延びていることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用シュラウド。
  5. 前記第1係合部は、
    前記熱交換部品と係合するときに前記第1部位から上下方向に突出している第1基部と、該上下方向に突出した状態の前記第1基部から前記熱交換部品に向かって延びる第1爪部とを含み、
    前記第2係合部は、
    前記熱交換部品と係合するときに前記第2部位から上下方向に突出している第2基部と、該上下方向に突出した状態の前記第2基部から前記熱交換部品に向かって延びる第2爪部とを含むことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の車両用シュラウド。
  6. 前記壁の後端は、柔軟性を有することによって前記延長部を回転可能にしていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の車両用シュラウド。
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