JP2017167950A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】繰り出し機構による紙葉類の繰り出しを安定的に行うことができる紙葉類処理装置を提供する。【解決手段】紙葉類処理装置は、紙幣Bを収納する収容部22と、収容部22に集積されている紙幣(紙葉類)Bを繰り出し方向D1に繰り出す繰り出し機構26と、収容部22を、繰り出し方向D1に移動させるための収容部移動機構39とを含む。紙幣Bの繰り出し不良が検出された場合には、収容部移動機構39は、繰り出し方向D1に収容部22を移動させる。これにより、収容部22に集積されている紙幣Bに繰り出し方向D1の力が加えられる。【効果】繰り出し機構から与えられる繰り出し力に加え、繰り出し方向の推進力が紙葉類にさらに作用するから、紙葉類を良好に繰り出すことができる。【選択図】図6B

Description

この発明は、紙葉類を処理する紙葉類処理装置に関する。
下記特許文献1には、ベッド上に集積された媒体を、繰り出し機構によって分離繰り出す発券装置が記載されている。この発券装置の繰り出し機構は、ベッド上の媒体と接触して、当該媒体を搬送路に繰り出すためのピックローラと、ピックローラによる媒体の繰り出しを検出するためのセンサとを有する。ピックローラは、媒体との間に生じる摩擦力(すなわち、繰り出し力)により媒体を繰り出す。
このような発券装置において、繰り出し不良が検出された場合には、ピックローラと媒体との間に生じる摩擦力を高めるべく、ピックローラと媒体との接触圧を高めるような制御が行われる。
特開2002−190035号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法では、集積されている紙葉類(媒体)の状態によっては、隣り合う紙葉類同士の摩擦力が高くなり過ぎる結果、却って、紙葉類の繰り出し不良が促進される場合も考えられる。つまり、特許文献1に記載の手法を採用しても、紙葉類の繰り出し不良が解消されない場合があり、この場合、繰り出し機構による紙葉類の繰り出しを安定的に行うことができない。
そこで、本発明の目的は、繰り出し機構による紙葉類の繰り出しを安定的に行うことができる紙葉類処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、紙葉類を集積された状態で収容する収容部と、前記収容部に集積されている紙葉類を所定の繰り出し方向に繰り出すための繰り出し機構と、前記収容部に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるように、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させる移動機構とを含むことを特徴とする、紙葉類処理装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、前記移動機構は、前記収容部を、前記繰り出し方向に移動させる収容部移動機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の紙葉類処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記繰り出し機構による紙葉類の繰り出し不良を検出するための繰り出し不良検出手段と、前記移動機構を制御する制御部とをさらに含み、前記紙葉類の繰り出し不良が検出された場合には、前記制御部は、前記収容部に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるために、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させることを特徴とする、請求項1または2に記載の紙葉類処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記収容部内に配置され、当該収容部に収容される紙葉類が集積状態で載置されるステージと、前記ステージを昇降させるための昇降機構とをさらに含み、前記紙葉類の繰り出し不良が検出された場合には、前記制御部は、前記昇降機構を制御して前記ステージ上に集積されている紙葉類と前記繰り出し機構との接触圧を高めるべく前記ステージを上昇させ、その後、上昇後の前記ステージ上に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるために、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させることを特徴とする、請求項3に記載の紙葉類処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記収容部に集積されている紙葉類に対して前記繰り出し方向に、ゲート壁が配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置である。
本発明によれば、収容部および繰り出し機構の相対移動により、収容部に集積されている紙葉類に、繰り出し方向の力を与えることができる。繰り出し機構から与えられる繰り出し力に加え、繰り出し方向の推進力がさらに紙葉類に与えられるから、繰り出しのために紙葉類に作用する力が強まる。これにより、繰り出し機構による紙葉類の繰り出しを安定的に行うことができる紙葉類処理装置を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る紙葉類処理装置の構成を模式的に示す図である。 図2Aは、図1に示す補充回収部の要部の構成を模式的に示す図である。 図2Bは、前記補充回収部の要部の構成を模式的に示す図である。 図3は、前記補充回収部の斜視図である。 図4は、前記補充回収部の斜視図である。 図5は、前記補充回収部の斜視図である。 図6Aは、前記補充回収部における、収容部の移動動作を説明するための図である。 図6Bは、前記収容部の前記移動動作を説明するための図である。 図7は、前記紙葉類処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 図8は、繰り出し不良発生時の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図9は、図8に示す初回動作を説明するためのフローチャートである。 図10は、図8に示すリトライ動作を説明するためのフローチャートである。 図11は、リトライ動作後の繰り出し動作の制御(リトライ後繰り出し制御)を説明するためのフローチャートである。 図12は、図11に続く工程を説明するための図解的な図である。 図13は、図12に続く工程を説明するための図解的な図である。 図14は、図13に続く工程を説明するための図解的な図である。 図15は、図14に続く工程を説明するための図解的な図である。 図16は、図15に続く工程を説明するための図解的な図である。 図17は、図16に続く工程を説明するための図解的な図である。 図18は、本発明の変形例を説明するための図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る紙葉類処理装置1の構成を模式的に示す図である。紙葉類処理装置1は、たとえば紙幣を入出金する紙幣入出金装置である。紙葉類処理装置1は、たとえば馬券販売機の一部として用いられる。紙葉類処理装置1は、装置本体2と、紙幣入金部3と、紙幣出金部4と、回収部5と、補充回収部6と、千円スタッカ部7と、万円スタッカ部8と、紙幣搬送路9とを含む。紙幣搬送路9は、各ユニット3〜8同士をつなぐ。装置本体2は各部3〜9を収容する。千円スタッカ部7は、千円紙幣を収納する収納庫であり、万円スタッカ部8は、万円紙幣を収納する収納庫である。
装置本体2の前側上部には、顧客が紙幣を入出金するための入出金口部10が突設されている。入出金口部10は、紙幣入金口11と紙幣出金口12とを有する。紙幣入金口11および紙幣出金口12は、それぞれ個別のシャッター(図示しない)によって開閉される。なお、紙幣入金口11および紙幣出金口12が一体化されていてもよい。
紙幣入金部3は、紙幣入金口11の後側に配置されている。紙幣入金部3は、駆動機構(ソレノイド等)、搬送機構(ローラ等)等を含む構成である。紙幣入金部3は、紙幣入金口11から入金された紙幣を、千円スタッカ部7、万円スタッカ部8および回収部5に向けて送る。具体的には、千円紙幣は千円スタッカ部7に向けて送られ、万円紙幣は万円スタッカ部8に向けて送られる。二千円紙幣および五千円紙幣は、回収部5に向けて送られる。紙幣の入金時には、紙幣入金口11に対応するシャッターが開状態になり、これにより、紙幣入金口11が開放される。
紙幣出金部4は、紙幣出金口12の後側に配置されている。図1の例では、紙幣出金部4は、紙幣入金部3の上方に配置されている。紙幣出金部4は、トレイ、駆動機構(ソレノイド等)等を含む構成である。紙幣出金部4には、千円スタッカ部7や万円スタッカ部8から紙幣搬送路9を通って紙幣が送られる。紙幣出金部4は、送られてきた紙幣を、紙幣出金口12から出金させる。紙幣の出金時には、紙幣出金口12に対応するシャッターが開状態になり、これにより、紙幣出金口12が開放される。また、紙幣出金部4は、紙幣を一時保留可能に設けられている。
回収部5は、紙幣入金部3や紙幣出金部4の後方に配置されている。回収部5は、所定の紙幣を回収して収納する。具体的には、回収部5は、二千円紙幣を収納するための二千円スタッカ部(図示しない)と、五千円紙幣を収納するための五千円スタッカ部(図示しない)と、リジェクト紙幣を収納するためのリジェクト収納部(図示しない)とを含む。二千円スタッカ部、五千円スタッカ部およびリジェクト収納部は、上下方向に並置されている。回収部5に回収されてきた二千円紙幣は、二千円スタッカ部に収納され、回収部5に回収されてきた五千円紙幣は、五千円スタッカ部に収納される。回収部5に回収されてきたリジェクト紙幣は、リジェクト収納部に収納される。回収部5に収納されている紙幣を、係員が後側から取り出すことができるようになっている。
補充回収部6は、補充用の紙幣を集積状態で収納している。補充回収部6は、収納されている紙幣を1枚ずつ繰り出して、スタッカ部7,8に向けて送り出す。また、補充回収部6は、スタッカ部7から紙幣を1枚ずつ受け入れる。なお、補充回収部6を、スタッカ部7,8への紙幣の補充機能のみを有する構成、すなわち、スタッカ部7から紙幣の回収しない構成としてもよい。
紙幣搬送路9は、装置本体2内において、取込搬送路13と、主搬送路14と、取出搬送路15と、識別部16とを有している。取込搬送路13は、紙幣入金口11に入金された紙幣を1枚ずつ取り込み、主搬送路14へと送るための経路である。主搬送路14は、取込搬送路13から送られた紙幣を搬送するためのものであって、図1に示すようにループ状をなしている。主搬送路14内の紙幣の搬送方向は、紙幣の回収時には図1における反時計回りの方向であり、紙幣の補充時には図1における時計回りの方向である。
取出搬送路15は、主搬送路14内の紙幣(出金紙幣、回収紙幣およびリジェクト紙幣)を、紙幣出金部4、回収部5および補充回収部6へ送るための搬送路である。
識別部16は、主搬送路14の途中に配置されている。識別部16は、主搬送路14を搬送されている紙幣の金種を識別する。また、識別部16は、主搬送路14を搬送されている紙幣の正損、真偽等を識別する。
主搬送路14には、分岐路17,18の各一端が、図1における反時計回りの方向にこの順で接続されている。分岐路17の他端は、千円スタッカ部7の内部につながっている。分岐路18の他端は、万円スタッカ部8の内部につながっている。図1の例では、分岐路19,20の一部(一端側の部分)が共通化されている。
取出搬送路15には、分岐路19,20の各一端が、図1における反時計回りの方向にこの順に接続されている。分岐路19の他端は、補充回収部6の内部につながっている。分岐路20の他端は、補充回収部6の内部につながっている。
なお、紙幣搬送路9(取込搬送路13、主搬送路14、取出搬送路15等)には、紙幣を搬送するための搬送ベルト(図示しない)が設けられている。各部5〜8には、分岐路17〜20において対応する分岐路からの紙幣を各部5〜8の内部に取り込んだり、各部5〜8内の紙幣を当該分岐路へ送り出したりするためのローラ(図示しない)が設けられている。また、主搬送路14および取出搬送路15と分岐路17〜20との接続位置には、分岐爪(図示しない)が設けられており、この分岐爪を切り換えることによって、主搬送路14内および取出搬送路15内の紙幣を、所望の分岐路17〜20へ搬送することができる。
図2A,2Bは、補充回収部6の要部の構成を模式的に示す図である。図2Bには、図2Aに示す状態から、収容部22を後方に引き出した状態を示している。図3〜図5は、補充回収部6の斜視図である。図4では、補充回収部本体21の右壁を省略した構成が示されている。図5には、図4に示す状態から、収容部22を後方に引き出した状態を示す。図5では、補充回収部本体21の右壁だけでなく、収容部22の右壁も省略した構成が示されている。図2A〜図5を参照して、補充回収部6の要部の構成を説明する。
補充回収部6は、補充回収部6の外郭をなす箱状の補充回収部本体21と、収容空間SPを内部に有し、収容空間SPにおいて紙幣を集積状態で収納(収容)するための収容部22と、収容空間SPに配置され、収納対象の紙幣を下方から支持する(紙幣が載置される)ステージ23と、ステージ23を持ち上げるエレベータ24と、エレベータ24を昇降させるためのエレベータ昇降機構(昇降機構)25と、ステージ23上の紙幣を1枚ずつ繰り出すための繰り出し機構26とを含む。
収容部22は、上面が開放する方形箱状であり、後壁22aと、前壁22bと、右壁22cと、左壁22dとを有している。収容部22は、補充回収部本体21に対し、後方に引き出し可能に設けられている。収容部22を後方に引き出した状態で、補充回収部6に係員によって紙幣が補充されるようになっている。
収容部22は、補充回収部本体21の内部にセットされた状態(図2A、図3および図4に示す状態)において、補充回収部本体21に対し、前後方向(すなわち、後述する紙幣の繰り出し方向D1に沿う方向)に所定量(たとえば、約4mm)だけ移動可能に設けられている。
ステージ23は、矩形の平板状であり、平面視で収容部22の内周壁よりも一回り小さいサイズである。ステージ23は、収容部22の底部上に着脱自在に載置されている。収容部22の底部に載置された状態において、ステージ23は水平姿勢をなしている。ステージ23上には、紙幣B(紙葉類)が、集積状態で平置きされる(図6A等参照)。この集積状態では、紙幣の横方向が前後になる。
エレベータ24は、水平な矩形の平板状であり、鉛直方向に昇降可能に設けられている。図2A等の例では、エレベータ24のサイズは、ステージ23よりも一回り小さい。エレベータ24には、エレベータ昇降機構25が結合されている。
エレベータ昇降機構25は、補充回収部本体21に内蔵されており、モータ、ボールねじ等を含む構成である。エレベータ昇降機構25は、最も下方の退避位置P11(図2Aに破線で示す位置)と、最も上方の上位置P12(図2Aに実線で示す位置)との間で、エレベータ24を昇降させる。エレベータ昇降機構25は、エレベータ24を、水平姿勢を保ちながら昇降させる。また、エレベータ昇降機構25は、エレベータ24を、退避位置P11と上位置P12との間の任意の高さ位置で保持することができる。
ステージ23が収容部22の底部にセットされ、かつ補充回収部本体21の内部に収容部22がセットされている状態で、エレベータ昇降機構25が、エレベータ24を退避位置P11から上昇させると、エレベータ24によってステージ23が持ち上げられ、以降、エレベータ24によってステージ23が支持される。この状態では、エレベータ昇降機構25は、エレベータ24を昇降させることにより、ステージ23を昇降させることができる。
エレベータ24の上限高さ位置は上位置P12である。エレベータ24が上位置P12に配置された状態では、ステージ23は、その上面が繰り出し機構26の繰り出しベルト28に当接可能な上位置P2(図2Aに実線で示す位置)に配置される。また、エレベータ24が退避位置P11に配置された状態では、ステージ23は下位置P1(図2Aに破線で示す位置)に配置される。ステージ23が下位置P1にある状態では、ステージ23は、エレベータ24から離脱して、収容部22の底部に支持されている。
補充回収部本体21からの収容部22の引き出しは、エレベータ24が退避位置P11にあるときのみ許容されている。すなわち、エレベータ24が退避位置P11以外の高さ位置にあるとき(ステージ23が下位置P1以外の高さ位置にあるとき)、補充回収部本体21から収容部22を引き出すことはできない。また、エレベータ24は、補充回収部本体21の内部に収容部22をセットした状態でなければ、昇降させることができない。
したがって、収容部22への紙幣の補充の際には、ステージ23が下位置P1まで下げられている状態で、収容部22を後方に引き出す。係員は、補充用の紙幣の束をステージ23上に載置し、その後、収容部22を前方に押し込んで、補充回収部本体21の内部にセットする。
補充回収部本体21の内部への収容部22のセット完了後、エレベータ昇降機構25は、ステージ23を集積位置P4(図2Aに二点鎖線で示す位置)に向けて上昇させ、当該集積位置P4で停止させる。なお、ステージ23が下位置P1以外の高さ位置にある状態では、ステージ23はエレベータ昇降機構25を介して補充回収部本体21に支持されているため、ステージ23と収容部22とは機械的な連結が切断されている。
補充回収部6がスタッカ部7,8への紙幣の補充を行なっていない状態では、ステージ23の高さ位置は集積位置P4に維持される。ステージ23の集積位置P4は、当該ステージ23上の一番上の紙幣が、傾斜姿勢(図2Aに二点鎖線で示す姿勢)にある捌きレバー37(次に述べる。図2A参照。図2Bでは図示を省略)の先端部に当たらないような高さ位置である。
補充回収部6がスタッカ部7,8への紙幣の補充を行う際には、ステージ23は、ベルト繰り出し位置P3(図6A,6B参照)まで上昇させられ、ベルト繰り出し位置P3に保持される。ステージ23のベルト繰り出し位置P3は、当該ステージ23上の一番上の紙幣が、次に述べる繰り出しベルト28(下側部分28a)に丁度当るような位置である。
図2Aに示すように、繰り出し機構26は、搬送路27と、繰り出しベルト28と、前後一対のローラ29,30と、ローラ29,30の少なくとも一方を回転駆動する繰り出し駆動モータ31と、ゲートローラ32と、ベルト押えローラ33と、搬送ローラ34と、入口センサ(繰り出し不良検出手段)35と、繰り出し位置センサ36と、1または複数の捌きレバー37とを含む。
繰り出し機構26のうち、繰り出しベルト28、前後一対のローラ29,30、ゲートローラ32、ベルト押えローラ33、搬送ローラ34および捌きレバー37の各構成は、左右方向(図2Aにおいて紙面に直交する方向)に、複数対並んで設けられてもよい。
搬送路27は、前後方向に直線状に延び、その下流側が、分岐路19に繋がっている。
繰り出しベルト28は、無端状をなす環状ベルト(いわゆるエンドレスベルト)である。繰り出しベルト28は、その全周にわたって紙幣との間で摩擦力を発生する部材、たとえばゴム等によって設けられている。繰り出しベルト28を、その周方向と直交する平面に沿って切断したときの断面は、補充回収部6の前後方向に沿って細長い長方形状をなしている。繰り出しベルト28は、一対のローラ29,30に、所定のテンションがかかった状態で掛け回されている。繰り出しベルト28の下側部分28aは、搬送路27に沿って前後に延びている。繰り出しベルト28に関し、繰り出しベルト28の脱調を検出するための脱調センサ49(繰り出し不良検出手段)(図7参照)が設けられている。
収容部22に集積されている紙幣の繰り出しの際には、繰り出し駆動モータ31は一対のローラ29,30の少なくとも一方(たとえば前側のローラ29)を、繰り出しベルト28が所定の繰り出し回転方向(図2A等において時計回り)に回転駆動させる。回転状態にある繰り出しベルト28の下側部分28aがステージ23上の一番上の紙幣(繰り出し対象の紙幣)と摩擦接触して、その摩擦力により当該紙幣Bを、繰り出し方向D1に搬送路27へと繰り出す。搬送路27に繰り出された紙幣は、分岐路19(図1参照)へと送られる。
ゲートローラ32は、前側のローラ29よりもやや後方に設定されたゲート部分Gにおいて、繰り出しベルト28の下側部分28aを下側から圧接している。ゲートローラ32の外周面は、その全周にわたって紙幣との間で摩擦力を発生する部材、たとえばゴム等によって設けられている。ゲートローラ32には、ゲートローラモータ(図示しない)が結合されている。紙幣の繰り出し時には、ゲートローラ32は、繰り出しベルト28による繰り出し回転方向の回転と、ゲート部分Gで逆方向になるように回転(すなわち、図2A等において時計回りに回転)されている。ゲートローラ32の働きにより、繰り出しベルト28による紙幣の重送を防止できる。なお、ゲートローラ32を逆方向に回転させる手法に代えて、ゲートローラ32を回転不能状態にしてもよい。すなわち、ゲートローラ32にワンウェイクラッチ(図示しない)が結合されており、紙幣の繰り出し時に、ゲートローラ32が回転不能状態に保持されるようになっていてもよい。
ベルト押えローラ33は、繰り出しベルト28におけるゲートローラ32の圧接位置を、ゲートローラ32と反対側(つまり上側)から押さえるためのローラである。ベルト押えローラ33は従動ローラである。ベルト押えローラ33は、繰り出しベルト28の下側部分28aを介して、ゲートローラ32を下方側に押圧している。
搬送ローラ34は、繰り出しベルト28を介して前側のローラ29とニップされるローラであり、搬送路27に繰り出された紙幣を、分岐路19(図1参照)へ搬送させる。
入口センサ35は、搬送路27のうちゲート部分Gよりも下流側(前側)の部分を紙幣が通過するか否かを検出するセンサである。入口センサ35は、たとえば透過型の光学センサからなり、ゲート部分Gよりも下流側(前側)に設定された検出位置において、搬送路27を上下に挟むようにそれぞれ配置された投光部および受光部を備えている。図2A等の例では、入口センサ35の検出位置は、搬送路27のうち前側のローラ29よりも下流側(前側)に配置されている。投光部から投光された光は、受光部に至るようになっている。投光部から受光部に至る検知ラインは、搬送路27を搬送される紙幣を通過するように配置されている。入口センサ35の検出位置を紙幣が通過しているときは、投光部からの光が遮られる遮光状態になり、入口センサ35の検出位置を紙幣が通過していないときには、投光部からの光が透過する透光状態になる。
繰り出し位置センサ36は、ステージ23上の一番上の紙幣が繰り出しベルト28に当っているか否かを検出するためのセンサである。入口センサ35は、たとえば透過型の光学センサからなり、投光部および受光部を備えている。投光部から投光された光は、受光部に至るようになっている。投光部から受光部に至る検知ラインは、繰り出しベルト28(の下側部分28a)の直下を横切るように配置されている。ステージ23上の一番上の紙幣が繰り出しベルト28に当っているときは、投光部からの光が遮られる遮光状態になり、ステージ23上の一番上の紙幣が繰り出しベルト28に当っていないときは、投光部からの光が透過する透光状態になる。
捌きレバー37は、補充回収部6への紙幣の回収時に、回収した紙幣を捌くためのレバーである。捌きレバー37は、水平姿勢(図2Aに実線で示す姿勢)と、水平姿勢に対し、先端側が下がる傾斜姿勢(図2Aに二点鎖線で示す姿勢)との間で姿勢変更可能に設けられている。補充回収部6への紙幣の回収時には、捌きレバー37は傾斜姿勢をなし、回収した紙幣を上方から押さえて、当該紙幣をステージ23上に平置きさせる。補充回収部6への紙幣の繰り出し時には、捌きレバー37は水平姿勢をなし、収容空間SPから上方に退避している。
図6A,6Bは、収容部22の移動動作を説明するための図である。なお、図6A,6Bでは、繰り出し機構26において、搬送ローラ34の図示を省略している(後述する図12〜図18においても同様)。
前述のように、収容部22は、補充回収部本体21の内部にセットされている状態において、補充回収部本体21に対し前後方向に移動可能に設けられている。ステージ23が下位置P1以外の高さ位置にある状態では、ステージ23と収容部22とは機械的な連結が切断されており、そのため、収容部22が前後方向に移動しても、ステージ23は移動しない。
収容部22には、当該収容部22を前後方向に移動させるための収容部移動機構39が結合されている。収容部移動機構39は、モータやボールねじ等を含む構成である。収容部移動機構39は、通常位置R1に位置する収容部22を、当該通常位置R1よりも前方の前位置F1に向けて移動させることができる。
収容部22には、当該収容部22を、通常位置R1に向けて弾性的に押圧する付勢部材40が結合されている。付勢部材40として、たとえば圧縮コイルばねを例示できる。
さらに、ステージ23がベルト繰り出し位置P3(ステージ23上の一番上の紙幣Bが繰り出しベルト28に当たる位置)に配置されている状態で、ステージ23上の紙幣Bとゲート部分Gとの間には、紙幣Bの前端B1を規制するためのゲート壁41が設けられている。ゲート壁41は、たとえば鉛直面を有している。ゲート壁41は、繰り出し機構26に設けられていてもよいし、ステージ23側に設けられていてもよい。たとえば、ゲート壁41の上端は、一番上の紙幣Bよりも下方に設定されている。
繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しは、図6A,6Bに示すように、紙幣Bが載置されたステージ23がベルト繰り出し位置P3に配置された状態で行われる。図6Aの例では、ステージ23上に載置される紙幣Bの後端B2は、ステージ23の後端23aよりも後方にはみ出ている。収容部22の後壁22aの上端部22eは、紙幣Bの後端B2に対向している。
収容部22が通常位置R1にあるとき、後壁22aの上端部22eと紙幣Bの後端B2との間は、微小間隔W1を隔てて配置されている。この微小間隔W1の大きさは、収容部22における通常位置R1と前位置F1との間の前後間隔よりも小さい。そして、収容部22が前位置F1にあるとき、後壁22aの上端部22eは、ステージ23の後端23aに当接する。
繰り出しベルト28が繰り出し回転方向に回転している状態において、収容部移動機構39は、収容部22を、通常位置R1(図6A参照)から前位置F1(図6B参照)に向けて、前方に(すなわち、繰り出し方向D1に)移動させる。これにより、後壁22aの上端部22eが、ステージ23上の紙幣Bの後端B2を前方に(繰り出し方向D1に)押圧する。収容部22の後壁22aによる紙幣Bの押圧により、ステージ23上に集積されている紙幣Bに、繰り出し方向D1の力を与えることができる。繰り出し機構26から与えられる繰り出し力(摩擦力)に加え、繰り出し方向D1の推進力がさらに紙幣Bに作用するから、繰り出しのために紙幣Bに作用する力が強まる。
また、収容部22の後壁22aによる繰り出し方向D1への紙幣Bの押圧により、図6Bに示すように、紙幣Bの前端B1がゲート壁41に衝突する。この衝突により、隣り合う紙幣B同士をばらけさせることができる。この場合、図6Bに部分的に拡大して示すように、集積状態にある複数枚の紙幣Bのうち一番上の紙幣Bが、最も前方に押し出されるようになっていてもよい。
また、収容部22を前位置に移動させた状態では、収容部22の後壁22aは、紙幣Bの後端B2だけでなく、ステージ23の後端23aにも接触するようになっていてもよい。この場合には、収容部22とステージ23との接触により生じる振動が、ステージ23上の紙幣Bにも伝わる。この振動によって、隣り合う紙幣B同士を、より一層ばらけさせることができる。
なお、収容部移動機構39から収容部22への駆動力の供給は、収容部22の前位置F1への移動後直ちに解除される。その後、付勢部材40から収容部22に作用する弾性押圧力の働きにより、収容部22が通常位置R1に復帰する。
このように、収容部22の前方への移動により、繰り出し機構26により紙幣を良好に繰り出すことができる。したがって、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる。これにより、繰り出し不良が生じた場合であっても、収容部22の前方への移動により、その繰り出し不良状態を解消させることができる。
おろしたての新券(いわゆる官封券)の束が収容部22に収納される場合がある。官封券の束の中では、隣り合う官封券同士が、インクやのり等により密着している場合があるので、係員が官封券の束を十分に捌いてから収容部22に収納しないと、繰り出し機構26による繰り出しの際に重送等の問題が生じるおそれがある。しかしながら、捌かれていない官封券の束が収容部22に収納された場合であっても、繰り出し方向D1に収容部22を移動させることにより、紙幣Bを1枚ずつ良好に繰り出すことができる。したがって、係員が官封券の束を捌くことなく収容部22に収納した場合であっても、重送等の問題を生じさせることなく、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる。
図7は、紙葉類処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。
紙葉類処理装置1は、制御部50を備えている。制御部50は、たとえばマイクロコンピュータを用いて構成されている。制御部50は、CPU等の演算部、記憶デバイスおよび入出力部を有している。制御部50には、各ユニット3〜8が制御対象として接続されている。
補充回収部6について説明すると、制御部50には、補充回収部6に含まれる構成のうち、エレベータ昇降機構25、繰り出し駆動モータ31、収容部移動機構39等が制御対象として接続されている。
また、制御部50には、補充回収部6に含まれる入口センサ35、繰り出し位置センサ36および脱調センサ49の各々からの検出出力が与えられるようになっている。
また、制御部50には、紙幣搬送路9の搬送ベルト(図示しない)を回転駆動させるための搬送ベルト駆動機構52が制御対象として接続されている。
また、制御部50には、記憶部51が接続されている。制御部51は、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスによって構成され、紙葉類処理装置1における処理に関する種々のデータやテーブルを記憶している。
補充回収部6からスタッカ部7,8(図1参照)に紙幣の補充が行われる場合、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、ステージ23をベルト繰り出し位置P3(図6A,6B参照)に配置する。具体的には、制御部50は、それまで集積位置P4に配置されていたステージ23を上昇させ、繰り出し位置センサ36からの検出出力が透光状態から遮光状態に変化すると、ステージ23の上昇を停止させる。
補充回収部6からの紙幣の補充が行われる場合には、また、制御部50は、繰り出し駆動モータ31を制御し、繰り出しベルト28を繰り出し回転方向に回転させる。これにより、繰り出しベルト28の下側部分28aが繰り出し方向D1に移動する。繰り出しベルト28の下側部分28aとステージ23上の一番上の紙幣Bとの間に生じる摩擦接触力により、当該紙幣が繰り出し方向D1に繰り出される。これにより、補充回収部6の収容部22に集積されている紙幣Bが繰り出される。
補充回収部6からの紙幣の補充が行われる場合には、さらに、制御部50は、繰り出し駆動モータ31および搬送ベルト駆動機構52を制御し、搬送ベルト(図示しない)を、紙幣Bの補充時における搬送方向(図1における時計回りの方向)に向けて回転させる。繰り出し機構26によって分岐路19(図1参照)に繰り出された紙幣Bは、搬送ベルトによって、取出搬送路15および主搬送路14を通ってスタッカ部7,8に送られる。
補充回収部6からの紙幣Bの繰り出し動作中には、紙幣Bの繰り出し動作の進行に伴って、制御部50は、ステージ23の高さ位置(ベルト繰り出し位置P3)を更新している。すなわち、紙幣Bの繰り出し動作の進行に伴って、ステージ23上の紙幣Bの枚数が減少し、一番上の紙幣Bの高さ位置が低くなるおそれがある。しかし、繰り出し機構26による繰り出し動作を良好に行うためには、ステージ23上の一番上の紙幣Bの高さ位置を、繰り出しベルト28に丁度当るような位置に保持し続けることが望ましい。そのため、紙幣Bの繰り出し動作中において、繰り出し位置センサ36からの検出出力が遮光状態から透光状態に変化した場合には、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、ステージ23を、ステージ23上の一番上の紙幣Bを紙幣Bが繰り出しベルト28に当たるような位置まで上昇させる。この場合のステージ23の上昇は、繰り出し位置センサ36からの検出出力が再び遮光状態になると停止される。
また、補充回収部6からの紙幣Bの繰り出し動作中には、制御部50は、入口センサ35の検出出力および脱調センサ49の検出出力を参照し、紙幣Bが繰り出されているか否か、また、その繰り出しが正常か否か(重送となっていないか)を監視している。たとえば、入口センサ35の検出出力が3秒間継続して透光状態を維持している場合には、繰り出しが行われていないから、制御部50は繰り出し不良が発生していると判断する。また、脱調センサ49により繰り出しベルト28の脱調が検出された場合にも、重送が発生している可能性があるから、制御部50は繰り出し不良が発生していると判断する。
図8は、繰り出し不良発生時の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図9は、図8の初回動作S9を説明するためのフローチャートである。図10は、図8のリトライ動作S10を説明するためのフローチャートである。図11は、リトライ動作S10後の繰り出し動作におけるステージ23の高さ位置制御(リトライ後繰り出し制御)を説明するためのフローチャートである。図12〜図17は、繰り出し不良発生時の処理を説明するための図解的な図である。以下、繰り出し不良発生時の処理について、図2A,2B、図6A,6Bおよび図8〜図11等を参照しながら説明する。図12〜図17は適宜参照する。
制御部50は、繰り出し不良が発生していると判断すると(図8のステップS1でYES)、繰り出し駆動モータ31を制御して繰り出しベルト28の回転を停止させ(図8のステップS2)、かつ搬送ベルト駆動機構52を制御して、搬送ベルト(図示しない)の回転を停止させる(図8のステップS3)。なお、その時点で、補充のために搬送ベルトによって搬送されている紙幣がある場合には、当該紙幣がスタッカ部7,8に到達するまで、搬送ベルトの回転を続行してもよい。
次いで、制御部50は、噛み込み戻し動作を行う(図8のステップS4)。具体的には、制御部50は、繰り出し駆動モータ31を制御して、図12に示すように、繰り出しベルト28を、繰り出し回転方向の反対方向に回転駆動させる。これにより、繰り出しベルト28の下側部分28aが、繰り出し方向D1の反対方向に向けて移動する。その結果、繰り出しベルト28に噛み込んでいる紙幣Bが、繰り出し前の位置(すなわち、ステージ23上)に戻される。繰り出しベルト28の反対方向回転は、所定時間だけ実行される。
次いで、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、図13に示すように、それまでベルト繰り出し位置P3に配置されていたステージ23を集積位置P4まで一旦下げ(図8のステップS5)、その後、図14に示すように、ベルト繰り出し位置P3までステージ23を戻す(図8のステップS6)。
その後、制御部50は、搬送ベルトを補充時の搬送方向に回転開始させ(図8のステップS7)、かつ繰り出しベルト28を、繰り出し回転方向に回転開始させる(図8のステップS8)。これにより、繰り出し機構26による繰り出し動作が再開される。
繰り出し動作の再開後においても紙幣Bの繰り出しが検出されない場合には、制御部50は、繰り出し不良状態を解消すべく初回動作を行う(図8のステップS9)。初回動作S9を行っても、繰り出し不良が解消されない場合には、次いで、制御部50は、繰り出し不良状態を解消すべくリトライ動作を行う(図8のステップS10)。リトライ動作S10を行っても、繰り出し不良が解消されない場合には、その後、紙葉類処理装置1がエラー状態(不能動状態)になる。
以下、初回動作S9について説明する。
繰り出し動作の再開後において、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図9のステップS11)。
繰り出し動作の再開から1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図9のステップS12でYES)には、制御部50は、収容部移動機構39を制御して、図15に示すように、収容部22を、通常位置R1(図6A参照)から前位置F1(図6B参照)へと、繰り出し方向D1に移動させる(図9のステップS13)。これにより、収容部22の後壁22aによって、ステージ23上の紙幣Bが繰り出し方向D1に押圧される。繰り出し方向D1への移動後、収容部22は直ちに通常位置R1に復帰する。
繰り出し方向D1への収容部22の移動を行った後、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図9のステップS14)。
収容部22を繰り出し方向D1に移動させてから1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(すなわち、繰り出し動作の再開から2秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図9のステップS15でYES)には、制御部50は、収容部移動機構39を制御して、再度、図15に示すように収容部22を繰り出し方向D1に移動させ(図9のステップS16)、ステージ23上の紙幣Bを収容部22によって繰り出し方向D1に押圧させる。繰り出し方向D1への移動後、収容部22は直ちに通常位置R1に復帰する。
繰り出し方向D1への収容部22の移動を行った後、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図9のステップS17)。
収容部22を繰り出し方向D1に移動させてから1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(すなわち、繰り出し動作の再開から3秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図9のステップS18でYES)には、制御部50は、初回動作S9を終了し、次いで、リトライ動作S10を開始する。
一方、繰り出し動作の再開から3秒間の間に紙幣Bの繰り出しがあった場合(入口センサ35の検出出力が透光状態から遮光状態に変化した場合)(図9のステップS11,S14,S17でYES)には、制御部50は、繰り出し不良発生時の処理(図8に示す処理)を終了し、前述したような、補充回収部6からの紙幣Bの繰り出し動作を行う。この繰り出し動作において、ステージ23の高さ位置も、前述したような通常の場合と同様に制御される(通常繰り出し制御)。すなわち、紙幣Bの繰り出し動作中において、繰り出し位置センサ36からの検出出力が遮光状態から透光状態に変化すると、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、繰り出し位置センサ36からの検出出力が再び遮光状態になるまでステージ23を上昇させる。
次に、リトライ動作S10について説明する。
リトライ動作S10において、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、図16に示すように、ステージ23を、現在の高さ位置(この場合、所期のベルト繰り出し位置P3)から所定量(たとえば0.3mm)だけ上昇させる(図10のステップS21)。ステージ23の上昇後、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図10のステップS22)。
ステージ23の上昇から1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図10のステップS23でYES)には、制御部50は、図17に示すように、収容部22を繰り出し方向D1に移動させ(図10のステップS24)、ステージ23上の紙幣Bを収容部22によって繰り出し方向D1に押圧させる。繰り出し方向D1への移動後、収容部22は直ちに通常位置R1に復帰する。
繰り出し方向D1への収容部22の移動を行った後、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図10のステップS25)。
収容部22を繰り出し方向D1に移動させてから1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(すなわち、ステージ23の上昇から2秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図10のステップS26でYES)には、制御部50は、収容部移動機構39を制御して、再度、図17に示すように、収容部22を繰り出し方向D1に移動させ(図10のステップS27)、ステージ23上の紙幣Bを収容部22によって繰り出し方向D1に押圧させる。
繰り出し方向D1への収容部22の移動を行った後、制御部50は、入口センサ35の検出出力を参照し、紙幣Bの繰り出しがあるか否かを監視する(図10のステップS28)。
収容部22を繰り出し方向D1に移動させてから1秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(すなわち、ステージ23の上昇から3秒間継続して紙幣Bの繰り出しがない場合(図10のステップS29でYES)には、ステージ23がさらに所定量(たとえば0.3mm)だけ上昇させられ(図10のステップS21)、次いで、図10のステップS22〜S29の各処理が実行される。すなわち、再びリトライ動作S10(図10のステップS21〜S29)が実行される。この実施形態では、リトライ動作S10が最大5回まで実行される。リトライ動作S10を5回繰り返しても紙幣Bの繰り出しがない場合には、制御部50は繰り出しエラーと判断する。その後、紙葉類処理装置1は、エラー状態(不能動状態)になる。
リトライ動作S10では、繰り出し不良が検出された場合にステージ23が上昇される。これにより、ステージ23上の一番上の紙幣Bと繰り出しベルト28との間の接触圧が高められる。収容部22に収納される紙幣Bが流通券である場合、紙幣Bの変形度合い等によっては、繰り出しベルト28と紙幣Bとの間に生じる摩擦力が低い場合があり、これが搬送不良の一因になることがある。しかしながら、この実施形態では、ステージ23を上昇させることにより、ステージ23上の一番上の紙幣Bと繰り出しベルト28との間の接触圧を高めることができ、その結果、繰り出しベルト28と一番上の紙幣Bとの間に生じる摩擦力が高まるので、収容部22に収容される紙幣Bが流通券であっても、紙幣Bを良好に繰り出すことができる。
また、リトライ動作S10では、ステージ23の各高さ位置において、繰り出し方向D1への収容部22の移動が行われる。そのため、収容部22に収容される紙幣Bの束が官封券の束である場合にも、繰り出し方向D1に収容部22を移動させることにより、紙幣Bを1枚ずつ良好に繰り出すことができる。
したがって、収容部22に収容されている紙幣Bが、官封券である流通券であるかによらずに、繰り出し機構26により紙幣Bを1枚ずつ良好に繰り出すことができる。
一方、各リトライ動作S10において紙幣Bの繰り出しがあった場合(入口センサ35の検出出力が透光状態から遮光状態に変化した場合)(図10のステップS22,S25,S28でYES)には、制御部50は、繰り出し不良発生時の処理(図8に示す処理)を終了し、前述したような、補充回収部6からの紙幣Bの繰り出し動作の制御が行われる。
この場合、リトライ動作S10後の繰り出し動作におけるステージ23の高さ位置制御(リトライ後繰り出し制御)は、初回動作S9後におけるステージ23の高さ位置制御(通常繰り出し制御)と異なっている。リトライ動作S10の終了後には、ステージ23の高さ位置が、所期のベルト繰り出し位置P3よりも高くなっている。リトライ動作S10の終了後、ステージ23の高さ位置がそのまま保持される(図11のステップS31)。そして、繰り出し機構26によって所定枚数(たとえば3枚)の紙幣が繰り出される毎に(図11のステップS33でYES)、制御部50は、ステージ23を、現在の高さ位置から所定量(たとえば0.24mm)だけ上昇させる(図11のステップS34)。このときのステージ23の上昇量は、繰り出した枚数分の紙幣Bの厚みに相当する量である。換言すると、リトライ動作S10後のステージ23の高さ位置制御は、繰り出し位置センサ36からの検出出力に基づく制御(通常繰り出し制御)ではなく、リトライ動作S10終了後のステージ23の高さ位置を基準に制御される(リトライ後繰り出し制御)。このようなステージ23の高さ位置制御によって、ステージ23上の一番上の紙幣Bの高さ位置を、繰り出しベルト28による繰り出しに最適な高さ位置に保持し続けることができる。
リトライ動作S10後の繰り出し動作中において、繰り出し位置センサ36からの検出出力が遮光状態から透光状態に変化すると(図11のステップS32でYES)、制御部50は、リトライ動作S10後のステージ23の高さ位置制御(リトライ後繰り出し制御)を終了する。その後の紙幣Bの繰り出し動作中において、繰り出し位置センサ36からの検出出力が遮光状態から透光状態に変化すると、制御部50は、エレベータ昇降機構25を制御して、繰り出し位置センサ36からの検出出力が再び遮光状態になるまでステージ23を上昇させる(通常繰り出し制御)。
以上、この実施形態によれば、繰り出し方向D1への収容部22の移動により、収容部22の後壁22aが紙幣Bを繰り出し方向D1に押圧し、これにより、収容部22に集積されている紙幣Bに、繰り出し方向D1の力を与えることができる。繰り出し機構26から与えられる繰り出し力(摩擦力)に加え、繰り出し方向D1の推進力がさらに紙幣Bに作用するから、繰り出しのために紙幣Bに作用する力が強まる。
また、収容部22の後壁22aによる繰り出し方向D1への紙幣Bの押圧により、紙幣Bの前端B1がゲート壁41に衝突する。この衝突により、隣り合う紙幣B同士をばらけさせることができる。
以上により、繰り出し機構26により、紙幣Bを1枚ずつ良好に繰り出すことができる。これにより、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる紙葉類処理装置1を提供できる。
また、収容部22に収納されている紙幣Bの束が官封券であっても、繰り出し方向D1に収容部22を移動させることにより、紙幣Bを1枚ずつ良好に繰り出すことができる。したがって、係員が官封券の束を捌くことなく収容部22に収納した場合であっても、重送等の問題を生じさせることなく、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる。
また、ステージ23の上昇により、ステージ23上の紙幣Bと繰り出しベルト28との間の接触圧が高められる(図10のステップS21)。これにより、収容部22に収納されている紙幣Bが流通券である場合であっても、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる。したがって、収容部22に収納されている紙幣Bが官封券であるのかあるいは流通券であるのかによらずに、繰り出し機構26による紙幣Bの繰り出しを安定的に行うことができる。
また、繰り出し方向D1への紙幣Bの押圧は、他の押圧部材ではなく、収容部22の後壁22aを用いて行っている。これにより、部品点数を増加させることなく、紙幣Bに推進力を与えることができる。
また、紙幣Bの繰り出し不良が生じた場合には、初回動作(図9参照)やリトライ動作(図10参照)が実行され、これらの動作により、紙葉類処理装置1が通常の繰り出し動作の状態に復帰する。初回動作(図9参照)やリトライ動作(図10参照)において繰り出し不良を良好に解消できるから、繰り出し動作の状態に早期に復帰できる。これにより、これにより、紙幣Bの繰り出しの効率を向上させることができる。
また、繰り出し不良が生じた場合でも、エラー状態になる前に、初回動作やリトライ動作の実行により繰り出し不良を解消できるから、紙葉類処理装置1のエラー休止の発生頻度を低減させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
たとえば、繰り出し機構26が前後方向に移動可能に設けられている場合には、収容部22ではなく繰り出し機構26を繰り出し方向D1に移動させることにより、繰り出し方向D1の力を紙幣Bに与えるようにしてもよい。
また、ステージ23が前後方向に移動可能に設けられている場合には、ステージ23を繰り出し方向D1に移動させることにより、繰り出し方向D1の力を紙幣Bに与えるようにしてもよい。
また、図18に示すように、ステージ23上の紙幣Bの束の後端B2を揃える札揃えレバー100が設けられている場合には、この札揃えレバー100によって、繰り出し方向D1の力を紙幣Bに与えるようにしてもよい。札揃えレバー100は、上下姿勢(図18に実線で示す姿勢)と、傾倒姿勢(図18に破線で示す姿勢)との間で、回動軸線C1まわりに傾倒可能に設けられている。札揃えレバー100が上下姿勢にある状態では、ステージ23上の紙幣Bの束の後端B2を揃えることができる。また、札揃えレバー100が傾倒姿勢にある状態では、ステージ23上の紙幣Bの束の後端B2を前方(繰り出し方向D1)に押圧し、これにより、繰り出し方向D1の力が紙幣Bに与えられる。
また、ステージ23上に載置された紙幣Bと繰り出しベルト28(下側部分28a)との間にスペーサが進退可能に設けられていてもよい。そして、繰り出し不良発生時の処理として、繰り出しベルト28を回転させながら、繰り出しベルト28と紙幣Bとの間にスペーサを進入させてもよい。この場合、スペーサの介在により、紙幣Bと繰り出しベルト28との間に空隙が形成されるために、繰り出しベルト28が空転し、その結果、繰り出しベルト28が発熱する。繰り出しベルト28と紙幣Bとの間からスペーサが退避した後、繰り出しベルト28の下側部分28aに紙幣Bを密着させることにより、繰り出しベルト28の熱が紙幣Bに伝わる。ステージ23上に官封券の束が載置される場合には、官封券に付着しているのりを溶融させることができ、隣り合う官封券同士の分離を促進させることができる。
また、収容部22内に可動式の捌き部材を設け、この捌き部材によって、ステージ23上に載置されている紙幣Bの束を捌くようにしてもよい。たとえば、補充回収部本体21への収容部22のセット完了後におけるステージ23の上昇中に、捌き部材によって紙幣Bの束が捌かれるようになっていてもよい。
また、この発明は、紙幣Bを搬送するための紙幣処理装置に限られず、繰り出し機構を備える紙葉類処理装置に広く適用可能である。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 紙葉類処理装置
22 収容部
23 ステージ
25 エレベータ昇降機構(昇降機構)
26 繰り出し機構
35 入口センサ(繰り出し不良検出手段)
39 収容部移動機構
41 ゲート壁
49 脱調センサ(繰り出し不良検出手段)
50 制御部
B 紙幣(紙葉類)
D1 繰り出し方向

Claims (5)

  1. 紙葉類を集積された状態で収容する収容部と、
    前記収容部に集積されている紙葉類を所定の繰り出し方向に繰り出すための繰り出し機構と、
    前記収容部に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるように、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させる移動機構とを含むことを特徴とする、紙葉類処理装置。
  2. 前記移動機構は、前記収容部を、前記繰り出し方向に移動させる収容部移動機構を含むことを特徴とする、請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記繰り出し機構による紙葉類の繰り出し不良を検出するための繰り出し不良検出手段と、
    前記移動機構を制御する制御部とをさらに含み、
    前記紙葉類の繰り出し不良が検出された場合には、前記制御部は、前記収容部に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるために、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させることを特徴とする、請求項1または2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記収容部内に配置され、当該収容部に収容される紙葉類が集積状態で載置されるステージと、
    前記ステージを昇降させるための昇降機構とをさらに含み、
    前記紙葉類の繰り出し不良が検出された場合には、前記制御部は、前記昇降機構を制御して前記ステージ上に集積されている紙葉類と前記繰り出し機構との接触圧を高めるべく前記ステージを上昇させ、その後、上昇後の前記ステージ上に集積されている紙葉類に前記繰り出し方向の力を与えるために、前記収容部および前記繰り出し機構を相対移動させることを特徴とする、請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記収容部に集積されている紙葉類に対して前記繰り出し方向に、ゲート壁が配置されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙葉類処理装置。
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