JP2017165383A - 鞍乗り型車両の風防装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両の風防装置において、風防装置を可動式としながら小型化できるようにする。
【解決手段】高さを調節可能に設けられた風防部を備える鞍乗り型車両の風防装置において、風防部は、レール部材41を介して取り付けられ、レール部材41は上部長孔48bを備え、上部長孔48bを覆うレバー部材42と、車体側に固定されるロックピン46とを備え、レール部材41は、上部長孔48bに挿通されたロックピン46に対してスライド可能に設けられ、レバー部材42は、ロックピン46が係合自在な複数の孔68・・・を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗り型車両の風防装置に関する。
従来、鞍乗り型車両の風防装置において、車幅方向に向けて配置されたシャフトを中心としてウインドスクリーン(風防部)を可動にし、ウインドスクリーンの高さを調節可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、ウインドスクリーンが上下左右の計4個の誘導連接棒(リンク)で支持されており、これら誘導連接棒を上記シャフトを介してモーターで回動させることで、ウインドスクリーンを動かしている。
特開平7−329859号公報
しかし、上記従来の風防装置では、モーターや車幅方向に長いシャフトを備えるため、風防装置が大型化している。また、シャフト等が空力性能に影響する可能性もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両の風防装置において、風防装置を可動式としながら小型化できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、高さを調節可能に設けられた風防部(31)を備える鞍乗り型車両の風防装置において、前記風防部(31)は、レール部材(41)を介して取り付けられ、当該レール部材(41)は長孔(48b)を備え、前記長孔(48b)を覆うレバー部材(42)と、車体側に固定されるロックピン(46)とを備え、前記レール部材(41)は、前記長孔(48b)に挿通された前記ロックピン(46)に対してスライド可能に設けられ、前記レバー部材(42)は、前記ロックピン(46)が係合自在な複数の孔(68)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、鞍乗り型車両の風防装置は、風防部がレール部材を介して取り付けられ、レール部材は長孔を備え、長孔を覆うレバー部材と、車体側に固定されるロックピンとを備え、レール部材は、長孔に挿通されたロックピンに対してスライド可能に設けられ、レバー部材は、ロックピンが係合自在な複数の孔を備える。これにより、風防部が取り付けられたレール部材を、長孔を介し、車体側のロックピンに対してスライドさせ、レバー部材の複数の孔のうちの任意の孔にロックピンを係合させることで、風防部の高さを任意の位置に調節できる。このため、簡単な構造で風防部の高さを調節でき、風防装置を可動式としながら小型化できる。
また、本発明は、前記レバー部材(42)は、当該レバー部材(42)の内側に設けられるロックプレート(65)を備え、複数の前記孔(68)は、前記ロックプレート(65)に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の孔は、レバー部材の内側に設けられるロックプレートに形成されている。このため、ロックピンが係合する複数の孔をレバー部材で保護することができるとともに、孔をレバー部材で隠して風防装置の外観性を向上できる。
また、本発明は、前記レバー部材(42)は、ヒンジ(43)を中心として回動可能に設けられ、前記レバー部材(42)は、弾性部材(44)によって前記孔(68)が前記ロックピン(46)に係合する方向に付勢されているとともに、前記弾性部材(44)の付勢力に抗して押圧される押圧部(64)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レバー部材は、ヒンジを中心として回動可能に設けられ、レバー部材は、弾性部材によって孔がロックピンに係合する方向に付勢されているとともに、弾性部材の付勢力に抗して押圧される押圧部を備える。これにより、弾性部材の付勢力によって孔がロックピンに係合した状態に維持することができる。さらに、押圧部を押圧することで、孔とロックピンとの係合を簡単な操作で解除して風防部の高さを変更でき、操作性が良い。
さらに、本発明は、前記レール部材(41)は、車体側に対して前記長孔(48b)とは異なる方向にスライド可能な第2の長孔(52a)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、レール部材は、車体側に対して長孔とは異なる方向にスライド可能な第2の長孔を備えるため、長孔及び第2の長孔を介してレール部材をスライドさせると、風防部の角度が変更される。このため、風防部の高さだけではなく、風防部の角度も合わせて調節できる。
また、本発明は、前記第2の長孔(52a)は、前記長孔(48b)の前下方に設けられ、側面視において、前記長孔(48b)よりも大きな傾斜で後傾していることを特徴とする。
本発明によれば、第2の長孔は、長孔の前下方に設けられ、側面視において、長孔よりも大きな傾斜で後傾しているため、風防部の角度を調節できる。
また、本発明は、前記ロックピン(46)は、前記孔(68)に対する係合方向に先細るテーパ部(46b)と、前記風防部(31)の荷重を受ける面に形成される平面部(46c)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ロックピンは、孔に対する係合方向に先細るテーパ部と、風防部の荷重を受ける面に形成される平面部とを備えるため、テーパ部によってロックピンと孔とを容易に係合させることができるとともに、平面部によって風防部を効果的に受けることができる。
また、本発明は、車体に固定されるブラケット(40)を備え、前記ロックピン(46)は前記ブラケット(40)に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、車体に固定されるブラケットを備え、ロックピンはブラケットに設けられているため、ロックピンを容易に車体側に設けることができる。
また、本発明は、前記レバー部材(42)の複数の前記孔(68)は、3箇所以上に設けられ、複数の前記孔(68)と前記ロックピン(46)との位置合わせを可能とするインジケータ(70)が、運転手側から視認可能な位置に、複数の前記孔(68)の位置に合わせて設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の孔とロックピンとの位置合わせを可能とするインジケータが、運転手側から視認可能な位置に、複数の孔の位置に合わせて設けられている。これにより、運転者がインジケータを目印にして任意の孔にロックピンを係合させることができるため、風防部の高さの調節が容易である。
さらに、前記ロックピン(46)には、前記長孔(48b)に嵌まるとともに前記長孔(48b)に対して摺動自在なスライダ(49)が取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ロックピンには、長孔に嵌まるとともに長孔に対して摺動自在なスライダが取り付けられているため、スライダを介してレール部材をロックピンに対して高精度且つ滑らかにスライドさせることができる。
また、本発明は、前記レール部材(41)は、前記風防部(31)を左右で支持するように左右一対設けられ、左右の前記レール部材(41)において前記ロックピン(46)が前記孔(68)にそれぞれ係合することを特徴とする。
本発明によれば、レール部材は、風防部を左右で支持するように左右一対設けられ、左右のレール部材においてロックピンが孔にそれぞれ係合する。これにより、左右のレール部材を、ロックピンと孔との係合によって固定できるため、風防部を強固に支持できる。
本発明に係る鞍乗り型車両の風防装置では、簡単な構造で風防部の高さを調節でき、風防装置を可動式としながら小型化できる。
また、ロックピンが係合する複数の孔をレバー部材で保護することができるとともに、孔をレバー部材で隠して風防装置の外観性を向上できる。
また、弾性部材の付勢力によって孔がロックピンに係合した状態に維持することができる。さらに、押圧部を押圧することで、孔とロックピンとの係合を簡単な操作で解除でき、操作性が良い。
さらに、風防部の高さだけではなく、風防部の角度も合わせて調節できる。
また、ロックピンのテーパ部によってロックピンと孔とを容易に係合させることができるとともに、ロックピンの平面部によって風防部を効果的に受けることができる。
また、ブラケットを介してロックピンを容易に車体側に設けることができる。
また、インジケータを目印にして任意の孔にロックピンを係合させることができる。
さらに、スライダを介してレール部材をロックピンに対して高精度且つ滑らかにスライドさせることができる。
また、左右のレール部材によって風防部を強固に支持できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 風防装置を前方側から見た斜視図である。 左側のスクリーン支持部材の左側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 図5のVII−VII断面図である。 図6のVIII−VIII断面図である。 レール部材本体部の上部を外側方側から見た斜視図である。 スクリーン支持部材の上部を後方側から見た斜視図である。 図6の「ロック状態」を解除した状態を示す断面図である。 ウインドスクリーンを「高位置」にセットした状態における図5のVII−VII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。また、図中には、車体右方を符号RHで示すことがある。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持するフロントフォーク11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する乗車用のシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
車体フレームFは、フロントフォーク11を回動自在に支持するヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後方に延びるメインフレーム15と、メインフレーム15の後端から下方に延びるピボットフレーム16とを備える。
エンジン10は、メインフレーム15の下方且つピボットフレーム16の前方に設けられる。
フロントフォーク11の上端部には、運転者が操舵するハンドル17が設けられる。
燃料タンク18は、ヘッドパイプ14の後方且つシート13の前方の位置で、メインフレーム15の上方に設けられる。
自動二輪車1は、車体フレームFやエンジン10を覆う車体カバー20を備える。車体カバー20は、ヘッドパイプ14及びフロントフォーク11の上部を前方側から覆うフロントカバー21と、メインフレーム15及びエンジン10を側方から覆うフロントサイドカバー22と、乗車用のシート13の下方側を覆うリアカバー23とを備える。
ヘッドライト24は、フロントカバー21の前面に設けられている。フロントカバー21の下方でフロントフォーク11の下部には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー25が取り付けられている。
フロントカバー21には、上下に延びる板状のウインドスクリーン31(風防部)を備えた風防装置30が取り付けられている。
図2及び図3は、自動二輪車1の前部の左側面図である。
風防装置30は、ウインドスクリーン31の高さ及び角度を変更可能に構成されている。図2では、ウインドスクリーン31を最も低い位置にセットした「低位置」の状態が示されている。図3では、ウインドスクリーン31を最も高い位置にセットした「高位置」の状態が示されている。風防装置30では、ウインドスクリーン31が上下方向にスライドすることで、ウインドスクリーン31の高さを、「低位置」と「高位置」との間で段階的に調節することができる。
フロントカバー21は、ハンドル17(図1)の前方に設けられたメータ装置26を前方側から覆うメータバイザー部21aを備える。メータバイザー部21aは、ヘッドライト24の上方に位置し、側面視では、後上がりに傾斜している。
風防装置30は、メータバイザー部21aの前面に取り付けられている。
フロントカバー21は、メータバイザー部21aの前面から上方に延びる板状のステー部材21b,21b(図3)を左右一対備える。
図4は、風防装置30を前方側から見た斜視図である。ここで、図4では、ウインドスクリーン31は仮想線で図示されている。
風防装置30は、ウインドスクリーン31と、ウインドスクリーン31を支持する左右一対のスクリーン支持部材32L,32Rとを備える。スクリーン支持部材32L,32Rは、車幅方向の中心を基準に左右に振り分けて配置され、メータバイザー部21aにそれぞれ固定される。
左右のスクリーン支持部材32L,32Rは、左右対称に形成されているため、ここでは、主として左側のスクリーン支持部材32Lについて説明し、右側のスクリーン支持部材32Rについては適宜説明を省略する。
図5は、左側のスクリーン支持部材32Lの左側面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。図7は、図5のVII−VII断面図である。図8は、図6のVIII−VIII断面図である。ここで、図4〜図8では、ウインドスクリーン31の「低位置」に対応する状態が図示されている。
スクリーン支持部材32Lは、車体側であるメータバイザー部21aに固定されるブラケット40と、ブラケット40に対してスライド自在に設けられるレール部材41と、レール部材41に回動可能に取り付けられるレバー部材42と、レバー部材42とレール部材41とを回動可能に連結するヒンジ軸43(ヒンジ)と、レバー部材42とレール部材41との間に介装される弾性部材44とを備える。
ブラケット40は、メータバイザー部21aの前面に沿うように後上がりの姿勢で延びる棒状のブラケット本体部40aと、ブラケット本体部40aの下部の外側面部に形成される固定部40bとを備える。
ブラケット40は、メータバイザー部21aのステー部材21b(図4)に車幅方向外側から挿通されるブラケット固定ボルト45,45が固定部40bに締結されることで、車体側に固定されている。
また、ブラケット40は、上部の外側面部から車幅方向外側(左側方側)に突出するロックピン46と、下部の外側面部から車幅方向外側に突出するスライドピン47とを備える。ロックピン46及びスライドピン47は、互いに平行に設けられているとともに、ブラケット本体部40aに一体に固定されている。スライドピン47は、固定部40bの上方に設けられている。
レール部材41は、ブラケット40の外側面を車幅方向外側から覆うように配置される板状のレール部材本体部41aと、レール部材本体部41aの前縁から車幅方向内側に延びる板状のスクリーンステー部41bとを備える。
スクリーンステー部41bの前部及び後部には、スクリーンステー部41bを貫通する固定孔41c,41cが形成されている。
ウインドスクリーン31は、スクリーンステー部41bの前面に固定される。詳細には、ウインドスクリーン31は、ウインドスクリーン31及び固定孔41c,41cに前方から挿通されるスクリーン固定具31a,31a(図2)によって、レール部材41に固定される。
左右のスクリーン支持部材32L,32Rは、ウインドスクリーン31が左右のレール部材41,41に固定されることで、ウインドスクリーン31によって互いに連結される。
図9は、レール部材本体部41aの上部を外側方側から見た斜視図である。
図5〜図9を参照し、レール部材本体部41aの上部には、ウインドスクリーン31のスライド方向に延びる長孔状の上側開口部41dが形成されている。上側開口部41dには、側面視で長方形状の上側ガイド部材48が嵌め込まれて固定されている。
上側ガイド部材48は、上側開口部41dの内周面に嵌め込まれる周壁部48aと、周壁部48aの内側に形成された上部長孔48b(長孔)と、周壁部48aにおける車幅方向外側の端部から上部長孔48bの径方向外側に延びる外側フランジ部48cと、周壁部48aにおける車幅方向外側の端部から上部長孔48bの径方向内側に延びる内側フランジ部48dとを備える。
上部長孔48bは、レール部材41を車幅方向に貫通する貫通孔であり、ウインドスクリーン31のスライド方向に長く延びている。上部長孔48bには、ブラケット40のロックピン46が車幅方向内側から挿通される。ロックピン46は、上部長孔48b内を上部長孔48bに沿って相対移動可能である。
上側ガイド部材48は、上側開口部41dの周縁部に外側フランジ部48cが当接することで、ロックピン46の軸方向に位置決めされている。
ロックピン46には、上部長孔48b内を摺動するブロック状のスライダ49が取り付けられている。ロックピン46は、スライダ49を介して上部長孔48b内をスライドする。
スライダ49は、ロックピン46の軸部の外周部に嵌合する取付孔49aと、上部長孔48bの内周に摺接する摺動部49b(図6)とを備える。スライダ49は、上側ガイド部材48の内側フランジ部48dに当接することで、ロックピン46の軸方向に位置決めされている。
レール部材41の上部長孔48bは、車幅方向外側からロックピン46に挿通される。ロックピン46は、上部長孔48bを貫通して上部長孔48bよりも車幅方向側に突出する外側突出部46aを備える。
外側突出部46aには、上部長孔48bよりも大径なワッシャ50と、ワッシャ50を軸方向に抜け止めするクリップ51とが取り付けられている。レール部材41は、レール部材41の外側方に位置するワッシャ50によって、ロックピン46に対して抜け止めされている。
図5に示すように、レール部材本体部41aの下部には、ウインドスクリーン31のスライド方向に延びる長孔状の下側開口部41eが形成されている。下側開口部41eには、側面視で長方形状の下側ガイド部材52が嵌め込まれて固定されている。
下側ガイド部材52には、ウインドスクリーン31のスライド方向に延びる下部長孔52a(第2の長孔)が形成されている。
下部長孔52aには、ブラケット40のスライドピン47が車幅方向内側から挿通される。スライドピン47は、下部長孔52a内を下部長孔52aに沿って相対移動可能である。
スライドピン47には、スライダ49と同様に形成された下側スライダ53が取り付けられており、スライドピン47は、下側スライダ53を介して下部長孔52a内をスライドする。
スライドピン47は、下部長孔52aよりも車幅方向外側に、下側ワッシャ54と、下側ワッシャ54を軸方向に抜け止めする下側クリップ55とを備える。
レール部材41は、レール部材41の外側方に位置する下側ワッシャ54によって、スライドピン47に対して抜け止めされている。
レール部材41は、上部長孔48b及び下部長孔52aがロックピン46及びスライドピン47にそれぞれガイドされた状態でスライドすることで、ロックピン46及びスライドピン47に対して上下方向にスライドする。
側面視では、レール部材41の上部長孔48bは、鉛直方向に対して後傾して設けられている。すなわち、上部長孔48bの長手方向の中心線C(図5)は、後傾している。
また、側面視では、下部長孔52aは、上部長孔48bの前下方に位置し、上部長孔48bよりも大きな傾斜で後傾している。すなわち、側面視では、上部長孔48bと下部長孔52aとは互いに異なる角度で配置されている。
図5及び図8に示すように、レール部材41は、レール部材本体部41aから外側方に突出するヒンジ軸支持部56,57を、上部長孔48bの後方に備える。ヒンジ軸支持部56,57は、互いに上下に離間して設けられている。ヒンジ軸支持部56,57は、ヒンジ軸43が挿通される支持孔56a,57aを備える。
ヒンジ軸43の上部は、上側のヒンジ軸支持部56に支持される。ヒンジ軸43は、上側のヒンジ軸支持部56よりも上方に突出する上方突出部43aを備える。
ヒンジ軸43の下部は、下側のヒンジ軸支持部57に支持される。ヒンジ軸43は、下側のヒンジ軸支持部56よりも下方に突出する下方突出部43bを備える。
ヒンジ軸43は、側面視では、上部長孔48bの後方に位置するとともに、上部長孔48bと略平行に後方へ傾斜して配置されている。
レバー部材42は、レール部材41の上部の外側方に配置される板状部材であり、レール部材41の上部を外側方から覆う。
レバー部材42は、レール部材41の上部を外側方から覆う側壁部42aと、側壁部42aの周縁部から車幅方向内側に延びる周壁部42bとを備える。レバー部材42の車幅方向内側には、周壁部42bで周囲を囲まれた空間42cが形成される。
側壁部42aは、上部長孔48b、ヒンジ軸43及び弾性部材44等を外側から覆う。
レバー部材42は、ヒンジ軸43の上方突出部43aが下方から挿通される挿通孔60を、周壁部42bの上面部に備える。また、レバー部材42は、側壁部42aから車幅方向内側に突出する軸連結部61を挿通孔60よりも下方に備える。軸連結部61には、ヒンジ軸43の下方突出部43bが上方から挿通される挿通孔61aが形成されている。
レバー部材42は、ヒンジ軸43を介してレール部材41に連結されており、ヒンジ軸43を中心として回動可能である。
レバー部材42の挿通孔60及び挿通孔61aは、ヒンジ軸43の上方突出部43a及び下方突出部43bにそれぞれ固着されている。ヒンジ軸43を分解する際には、レバー部材42は交換される。
レバー部材42は、ヒンジ軸43よりも前方側で上部長孔48bを外側方から覆うロック部63と、ヒンジ軸43よりも後方側でレール部材本体部41aの後部を外側方から覆う押圧部64とを備える。
レバー部材42のロック部63には、レール部材41の上部長孔48bを外側方から覆うロックプレート65が取り付けられている。ロックプレート65は、空間42c内に配置され、レバー部材42の側壁部42aとレール部材本体部41aとの間に位置する。
ロックプレート65は、上部長孔48bを全体に亘って覆う長さを備える上下に長い板であり、上端部及び下端部に締結されるロックプレート固定ボルト66,66によってロック部63に固定されている。
詳細には、ロックプレート固定ボルト66,66は、ロック部63の貫通孔63a,63aに車幅方向外側から挿通され、ロックプレート65の上端部及び下端部に形成された固定孔65a,65aに締結される。貫通孔63a,63aとロックプレート65との間には、ロックプレート固定ボルト66,66に嵌合するカラー67,67が介装されている。ロックプレート65は、カラー67,67を介し、側壁部42aに対して車幅方向内側にオフセットして取り付けられている。
ロックプレート65は、上部長孔48bに対して略平行に配置されており、上部長孔48bの長手方向の中心線Cに沿って後傾している。
ロックプレート65には、ブラケット40のロックピン46が係合自在な複数の孔68・・・(・・・は複数を示す。)が形成されている。
孔68・・・は、上下の固定孔65a,65aの間に配置され、上部長孔48bの長手方向の中心線Cに沿って上下に配列されている。孔68・・・は、互いに等間隔で配置されている。本実施の形態では、孔68・・・は5か所に配置されている。
孔68・・・は、上部長孔48bの長手方向の中心線Cに略直交して延びる長孔状に形成されている。
図6及び図8に示すように、弾性部材44は、ねじりコイルばねであり、コイル部44aの内周部にヒンジ軸43を挿通させてヒンジ軸43上に設けられる。詳細には、弾性部材44は、ヒンジ軸43上において、ヒンジ軸支持部56とヒンジ軸支持部57との間に配置される。
弾性部材44は、コイル部44aから延出する一端44bがレール部材41に連結され、コイル部44aから延出する他端44cがレバー部材42に連結されている。
弾性部材44は、ロックプレート65の孔68・・・がロックピン46に係合する方向に、すなわち図6の矢印A方向に、レバー部材42が回動するように、レバー部材42を付勢している。
図6のように1つの孔68がロックピン46に係合した状態を「ロック状態」と呼ぶ。「ロック状態」では、ロックプレート65は弾性部材44の付勢力によってロックピン46に嵌まるように押し付けられている。このため、簡単な構成で「ロック状態」を維持できる。
本実施の形態では、ロックプレート65の孔68・・・の内の任意の孔をロックピン46に係合させることで、ウインドスクリーン31の高さを段階的に変更できる。
孔68・・・に係合するロックピン46の外側突出部46aの先端部には、孔68・・・に対する係合方向に向けて先細るテーパ部46b(図6)と、ウインドスクリーン31等の重量を受ける平面部46c(図7)とが形成されている。
詳細には、図6に示すように上部長孔48bの長手方向の中心線C(図5)の軸方向(上下方向)に見ると、ロックピン46の先端部の前面及び後面には、テーパ部46bが形成されている。このように、ロックピン46の先端部にテーパ部46bが形成されているため、孔68・・・を容易にロックピン46に係合させることができる。
また、図7に示すようにロックピン46を後方側から見ると、ロックピン46の先端部の上面及び下面には、平坦な平面部46cが形成されている。これにより、ウインドスクリーン31及びレール部材41等の荷重を面積が大きな平面部46cで受けることができるため、ウインドスクリーン31等を強固に支持できる。
図10は、スクリーン支持部材32Lの上部を後方側から見た斜視図である。
図10に示すように、スクリーン支持部材32Lには、孔68・・・とロックピン46との位置合わせを可能とするインジケータ70が設けられている。
インジケータ70は、ブラケット本体部40aの上部の後面に形成されるブラケット側目印70aと、レール部材本体部41aに形成される複数のレール側目印70b・・・とを備える。
レール側目印70b・・・は、孔68・・・の間隔及び個数に対応して設けられており、本実施の形態では、5か所に形成されている。ブラケット側目印70a及びレール側目印70b・・・は、レール側目印70b・・・のそれぞれをブラケット側目印70aの位置に合わせたときに、孔68・・・とロックピン46との位置が合うように設けられている。インジケータ70は、シート13側の運転者から視認できるように、スクリーン支持部材32Lの後面側に設けられている。
図11は、図6の「ロック状態」を解除した状態を示す断面図である。図12は、ウインドスクリーン31を「高位置」にセットした状態における図5のVII−VII断面図である。
ここで、ウインドスクリーン31の高さ及び角度を変更する操作の手順を説明する。
図5〜図7に示す状態では、ウインドスクリーン31は図2に示される「低位置」にセットされており、ロックプレート65の孔68・・・は、最も上段の孔68aがロックピン46に係合している。この状態では、孔68aがロックピン46に係合されることで、レール部材41は移動を規制されている。また、この状態では、スライドピン47は、下部長孔52a内の上部に位置している。
図6の「ロック状態」において、運転者が押圧部64を弾性部材44の付勢力に抗する向き(図6中の矢印B方向)、すなわち、車幅方向内側に押圧すると、レバー部材42は、ヒンジ軸43を中心に回動し、ロック部63のロックプレート65は、図11に示すように、車幅方向外側に移動する。これにより、孔68aとロックピン46との係合が解除された「ロック解除状態」となり、レール部材41は、上部長孔48bをロックピン46に沿わせて上方にスライド移動することが可能となる。
詳細には、運転者は、押圧部64と押圧部64の車幅方向内側のレール部材本体部41aとを手でつまむことで、押圧部64を容易に操作できる。本実施の形態では、スクリーン支持部材32L,32Rは左右に設けられているため、運転者は、例えば、左手でスクリーン支持部材32Lの押圧部64をつまみ、右手でスクリーン支持部材32Rの押圧部64をつまむことで、左右のスクリーン支持部材32L,32Rの「ロック状態」を同時に解除できる。
次に、運転者は、「ロック解除状態」を維持したまま、左右のレール部材41,41を上方に手動で引き上げて行き、インジケータ70を目印として、孔68・・・の内の任意の孔をロックピン46の位置に合わせ、押圧部64の押圧を解除して、孔68をロックピン46に係合させる。これにより、レール部材41,41は、任意の孔68に対応した高さ位置で「ロック状態」となる。レール部材41を上方に移動させると、ウインドスクリーン31及びレバー部材42もレール部材41,41と一体に上方へ移動する。
図12では、ロックプレート65の孔68・・・は、最も下段の孔68bがロックピン46に係合しており、この状態では、ウインドスクリーン31は、図3に示される「高位置」となる。また、この状態では、スライドピン47は、下部長孔52a内の下部に位置している。
左右のレール部材41,41が上方に移動すると、下部長孔52aもスライドピン47に沿って上方にスライドする。本実施の形態では、上部長孔48bと下部長孔52aとは互いに異なる角度で配置されているため、レール部材41,41が上下に移動すると、レール部材41,41は、角度が変化する。このため、ウインドスクリーン31の高さのみならず、ウインドスクリーン31の角度も変更できる。本実施の形態では、図2及び図3に示すように、後傾して配置されるウインドスクリーン31は、高さ位置が高くなるほど、鉛直に近づくように起き上がる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1の風防装置30は、高さを調節可能に設けられたウインドスクリーン31を備え、ウインドスクリーン31は、レール部材41を介して取り付けられ、レール部材41は上部長孔48bを備え、上部長孔48bを覆うレバー部材42と、車体側に固定されるロックピン46とを備え、レール部材41は、上部長孔48bに挿通されたロックピン46に対してスライド可能に設けられ、レバー部材42は、ロックピン46が係合自在な複数の孔68・・・を備える。これにより、ウインドスクリーン31が取り付けられたレール部材41を、上部長孔48bを介し、車体側のロックピン46に対してスライドさせ、レバー部材42の複数の孔68・・・のうちの任意の孔にロックピン46を係合させることで、ウインドスクリーン31の高さを任意の位置に調節できる。このため、簡単な構造でウインドスクリーン31の高さを調節でき、風防装置30を可動式としながら小型化できる。また、車幅方向に延びる長いシャフトを用いなくとも風防装置30を可動式にできるため、シャフトにより生じる空力特性や外観性への影響を無くすことができる。
また、レバー部材42は、レバー部材42の内側に設けられるロックプレート65を備え、複数の孔68・・・は、ロックプレート65に形成されている。このため、ロックピン46が係合する複数の孔68・・・をレバー部材42で保護することができ、孔68・・・に塵埃等が詰まることも防止できる。また、孔68・・・をレバー部材42で隠して風防装置30の外観性を向上できる。さらに、ロックプレート65のみを強度が高い例えば金属等の材料で構成することもでき、軽量化を図ることができる。
また、レバー部材42は、ヒンジ軸43を中心として回動可能に設けられ、レバー部材42は、弾性部材44によって孔68・・・がロックピン46に係合する方向に付勢されているとともに、弾性部材44の付勢力に抗して押圧される押圧部64を備える。これにより、弾性部材44の付勢力によって孔68・・・がロックピン46に係合した状態に維持することができる。さらに、押圧部64を押圧することで、孔68・・・とロックピン46との係合を簡単な操作で解除してウインドスクリーン31の高さを変更でき、操作性が良い。
さらに、レール部材41は、車体側に対して上部長孔48bとは異なる方向にスライド可能な下部長孔52aを備えるため、上部長孔48b及び下部長孔52aを介してレール部材41をスライドさせると、ウインドスクリーン31の角度が変更される。このため、ウインドスクリーン31の高さだけではなく、ウインドスクリーン31の角度も合わせて調節できる。
また、下部長孔52aは、上部長孔48bの前下方に設けられ、側面視において、上部長孔48bよりも大きな傾斜で後傾しているため、ウインドスクリーン31の角度を調節できる。
また、ロックピン46は、孔68・・・に対する係合方向に先細るテーパ部46bと、ウインドスクリーン31の荷重を受ける面に形成される平面部46cとを備えるため、テーパ部46bによってロックピン46と孔68・・・とを容易に係合させることができるとともに、平面部46cによってウインドスクリーン31の荷重を効果的に受けることができる。
また、車体に固定されるブラケット40を備え、ロックピン46はブラケット40に設けられているため、ロックピン46を容易に車体側に設けることができる。
また、レバー部材42の複数の孔68・・・は、3箇所以上に設けられ、複数の孔68・・・とロックピン46との位置合わせを可能とするインジケータ70が、運転手側から視認可能な位置に、複数の孔68・・・の位置に合わせて設けられている。これにより、運転者がインジケータ70を目印にして任意の孔68・・・にロックピン46を係合させることができるため、ウインドスクリーン31の高さの調節が容易である。
さらに、ロックピン46には、上部長孔48bに嵌まるとともに上部長孔48bに対して摺動自在なスライダ49が取り付けられているため、スライダ49を介してレール部材41をロックピン46に対して高精度且つ滑らかにスライドさせることができる。
また、レール部材41,41は、ウインドスクリーン31を左右で支持するように左右一対設けられ、左右のレール部材41,41においてロックピン46が孔68・・・にそれぞれ係合する。これにより、左右のレール部材41,41を、ロックピン46と孔68・・・との係合によって固定できるため、ウインドスクリーン31を強固に支持できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、孔68・・・は、レバー部材42のロックプレート65に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、孔68・・・は、レバー部材42の側壁部42aに直接形成されても良い。
また、上記実施の形態では、孔68・・・は、左右のレバー部材42,42に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、片方のレバー部材42のみに孔68・・・を設け、片方のレバー部材42でのみ孔68・・・とロックピン46とを係合させる構成としても良い。
また、上記実施の形態では、レール部材41の上側ガイド部材48の上部長孔48bが、ロックピン46のスライダ49を介してスライドする構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、レール部材41のレール部材本体部41aに直接形成された長孔が、スライダ49を介さずにロックピン46に対して直接的にスライドする構成としても良い。
さらに、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や、4輪以上を備えた鞍乗り型車両に本発明を適用しても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
30 風防装置
31 ウインドスクリーン(風防部)
40 ブラケット
41 レール部材
42 レバー部材
43 ヒンジ軸(ヒンジ)
44 弾性部材
46 ロックピン
46b テーパ部
46c 平面部
48b 上部長孔(長孔)
49 スライダ
52a 下部長孔(第2の長孔)
64 押圧部
65 ロックプレート
68・・・ 孔
70 インジケータ

Claims (10)

  1. 高さを調節可能に設けられた風防部(31)を備える鞍乗り型車両の風防装置において、
    前記風防部(31)は、レール部材(41)を介して取り付けられ、当該レール部材(41)は長孔(48b)を備え、
    前記長孔(48b)を覆うレバー部材(42)と、車体側に固定されるロックピン(46)とを備え、
    前記レール部材(41)は、前記長孔(48b)に挿通された前記ロックピン(46)に対してスライド可能に設けられ、
    前記レバー部材(42)は、前記ロックピン(46)が係合自在な複数の孔(68)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の風防装置。
  2. 前記レバー部材(42)は、当該レバー部材(42)の内側に設けられるロックプレート(65)を備え、複数の前記孔(68)は、前記ロックプレート(65)に形成されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  3. 前記レバー部材(42)は、ヒンジ(43)を中心として回動可能に設けられ、
    前記レバー部材(42)は、弾性部材(44)によって前記孔(68)が前記ロックピン(46)に係合する方向に付勢されているとともに、前記弾性部材(44)の付勢力に抗して押圧される押圧部(64)を備えることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  4. 前記レール部材(41)は、車体側に対して前記長孔(48b)とは異なる方向にスライド可能な第2の長孔(52a)を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  5. 前記第2の長孔(52a)は、前記長孔(48b)の前下方に設けられ、側面視において、前記長孔(48b)よりも大きな傾斜で後傾していることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  6. 前記ロックピン(46)は、前記孔(68)に対する係合方向に先細るテーパ部(46b)と、前記風防部(31)の荷重を受ける面に形成される平面部(46c)とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  7. 車体に固定されるブラケット(40)を備え、前記ロックピン(46)は前記ブラケット(40)に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  8. 前記レバー部材(42)の複数の前記孔(68)は、3箇所以上に設けられ、
    複数の前記孔(68)と前記ロックピン(46)との位置合わせを可能とするインジケータ(70)が、運転手側から視認可能な位置に、複数の前記孔(68)の位置に合わせて設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  9. 前記ロックピン(46)には、前記長孔(48b)に嵌まるとともに前記長孔(48b)に対して摺動自在なスライダ(49)が取り付けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
  10. 前記レール部材(41)は、前記風防部(31)を左右で支持するように左右一対設けられ、
    左右の前記レール部材(41)において前記ロックピン(46)が前記孔(68)にそれぞれ係合することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗り型車両の風防装置。
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