JP2017165248A - 衝突判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前突時の歩行者保護性,乗員保護性を向上させる。
【解決手段】車両の前部において前後方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向及び車幅方向に延在する面を持った二つの第一部材1F,1Cと、二つの第一部材1F,1C間を上下左右のそれぞれで連結するとともに、前後方向中間部に外方へ拡開しつつ開放した空間を持つ四つの第二部材2(2L,2R等)と、第一部材1F,1Cに支持されるとともに四つの第二部材2のうち所定の二つずつの空間内に挿通された二本の圧力チューブ3L,3Rと、各圧力チューブ3L,3Rの圧力値又は圧力変化に応じた信号を出力する圧力センサ4と、圧力センサ4の信号から把握した各圧力チューブ3L,3Rの潰れ数の組合せに基づき、車両前突時における衝突位置を判別する制御装置17と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の前面衝突時(以下「前突時」という)の衝突位置を判別する衝突判別装置に関する。
従来、車両の衝突形態を判別するとともに、その衝突形態に応じてエアバッグ装置やシートベルトプリテンショナー等の乗員保護装置を制御する車両が普及している。また、近年では、車両の前端部に歩行者が衝突したと判別した場合に、フードを持ち上げて衝撃を緩和したり、あるいはフード上にエアバッグを展開したりすることで歩行者の保護を図る歩行者保護装置を搭載した車両が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2015−168386号公報
上記のような乗員保護装置及び歩行者保護装置を搭載した車両では、車両に衝突した対象物が歩行者であるか否かを正しく判別し、その対象物に応じた保護装置を適切なタイミングで作動させることが重要である。これに対し、車両前端部の複数箇所に加速度や外力の大きさ等を検知するセンサを配置して判別精度を向上させることが考えられる。しかしながら、単にセンサの個数を増やすだけでは、構造や制御が複雑になるうえ、設置スペースや生産性の面でも不利となるため、更なる改良が望まれる。
本件は、このような課題に鑑み案出されたもので、車両前突時における乗員保護性及び歩行者保護性を向上させることができる衝突判別装置を提供することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
(1)ここで開示する衝突判別装置は、車両の前部において前後方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向及び車幅方向に延在する面を持った二つの第一部材と、前記二つの第一部材間を上下左右のそれぞれで連結するとともに、前後方向中間部に外方へ拡開しつつ開放した空間を有する四つの第二部材と、前記第一部材に支持されるとともに前記四つの第二部材のうち所定の二つずつの前記空間内に挿通された二本の圧力チューブと、前記各圧力チューブの圧力値又は圧力変化に応じた信号を出力する圧力センサと、前記圧力センサの前記信号から把握した前記各圧力チューブの潰れ数の組合せに基づき、前記車両の前突時における衝突位置を判別する制御装置と、を備えたことを特徴としている。
(2)前記二本の圧力チューブが、正面視で点対称に配索されるとともに、一方の前記圧力チューブは、その中間部が上下一方の前記第二部材の前記空間内に位置するとともに前記中間部を挟んだ一側部及び他側部が左右一方の前記第二部材の前記空間内に位置し、他方の前記圧力チューブは、その中間部が上下他方の前記第二部材の前記空間内に位置するとともに前記中間部を挟んだ一側部及び他側部が左右他方の前記第二部材の前記空間内に位置することが好ましい。
(3)前記圧力チューブは、封止された前記一端部と逆側の端部に前記圧力センサが接続され、前記圧力チューブの前記空間内における位置が、外側に向かって前記一側部、前記中間部、前記他側部の順に設けられていることが好ましい。
(4)前記第二部材は、前記空間を形成する三角形状の溝部を有することが好ましい。
(5)前記第二部材は、前記空間を外側から塞ぐ蓋を有することが好ましい。
(6)左右の前記第二部材は、前記車両のサイドメンバの延長線上にそれぞれ配置されていることが好ましい。
(7)前方の前記第一部材は、バンパフェイシャに沿って配置された面状の部材であることが好ましい。
(8)後方の前記第一部材は、前記車両のバンパビーム又はバンパリンフォースであることが好ましい。
二つの第一部材間を上下左右のそれぞれにおいて第二部材により連結し、四つの第二部材のうち所定の二つずつの空間内に二本の圧力チューブをそれぞれ挿通させることで、二本の圧力チューブの潰れ数の組合せに基づいて車両前突時の衝突位置を判別することができる。また、判別した衝突位置に基づいて衝突対象物が歩行者であるか否かを判定する構成とすることで、歩行者保護装置及び乗員保護装置を適切に作動させることができ、前突時における歩行者保護性及び乗員保護性をともに向上させることができる。
実施形態に係る衝突判別装置を備えた車両の構成を示す模式的な側面図である。 図1に示す車両前部のバンパフェイシャを切断して示す平面図である。 実施形態に係る衝突判別装置から前方の第一部材及び制御装置を除いた斜視図である。 第二部材の溝部の最深部を通る平面で切断した模式的な断面図である。 第二部材の溝部と圧力チューブとの位置関係を説明する図であり、(a)は左右の第二部材、(b)は上下の第二部材である。 (a)〜(e)は、車両前突時外力の入力方向と第一部材,第二部材,圧力チューブの変形モードとの関係を説明する図である。 (a)は左右の圧力チューブの潰れ数と衝突判別の結果とを示す一覧表であり、(b)は前方の第一部材を車両前方から見た正面図である。
図面を参照して、実施形態としての衝突判別装置について説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
[1−1.全体構成]
図1は、本実施形態の衝突判別装置5が適用された車両10のフロントドアを取り外した状態での側面図である。車両10のフロアパネル(図示略)の下面側には、車体の骨格をなす左右一対のサイドメンバ11と、クロスメンバ(図示略)とが設けられる。サイドメンバ11は、車幅方向(左右方向)に間隔をあけて配置され、車両10の前後方向に延設される。クロスメンバは、車両10の車幅方向に延設されて左右のサイドメンバ11に接続される。
また、車両10の前部には、車幅方向に延設されて左右のサイドメンバ11の前端部に接続されたバンパリンフォース12が配置される。バンパリンフォース12は、バンパー内部に設けられる中空筒状のフレーム材である。バンパリンフォース12の前方には、車両10の前面をなすバンパフェイシャ13が設けられる。また、本実施形態の車両10には、車両10が前面衝突(以下「前突」という)したときに、車両10と衝突した対象物(以下「衝突対象物」という)が歩行者であるか否かを判定する衝突判別装置5が設けられる。
また、図1及び図2に示すように、車両10は、車室内に設けられた複数の乗員保護装置15と、フード14に内蔵された歩行者保護装置16とを備える。本実施形態の乗員保護装置15には、車両10の衝突時に展開して乗員を保護するフロントエアバッグ15A,カーテンエアバッグ15B,サイドエアバッグ15C,ニーエアバッグ15Dと、衝突時にウェビングに対して張力を付与して乗員を拘束するシートベルトプリテンショナー15Eとが含まれる。
また、本実施形態の車両10には、歩行者保護装置16として、衝突対象物が歩行者である場合にフード14の後端部を上方に押し上げて衝撃を緩和するポップアップフード装置が設けられる。なお、歩行者保護装置16として、フード14の車幅方向に亘って展開するフードエアバッグが内蔵されていてもよい。これらの乗員保護装置15及び歩行者保護装置16の各動作は、電子制御装置17で制御される。
[1−2.衝突判別装置]
衝突判別装置5は、車両前突時に衝突対象物が歩行者であるか否かを判定するものであり、乗員保護装置15及び歩行者保護装置16の選択を適切に行い、作動タイミングを適切に制御するためのものである。本実施形態の衝突判別装置5は、衝突対象物が車両10に対してどの位置で衝突したのか(すなわち衝突位置)を判別することで、衝突対象物が歩行者であるか否かを判定する。
まず、衝突位置から衝突対象物を判定する方法について説明する。衝突判別装置5は、上下方向の衝突位置を判別することで、衝突対象物が歩行者であるか否かを判定する。衝突対象物が歩行者である場合には、人間の重心位置が腰付近であること、及び、衝突したときに歩行者の上半身が後方へ倒れこむことから、車両10の上部から後方かつ斜め下方に向かう外力(衝撃,荷重)が入力される。つまり、衝突位置が車両10の上部である場合には、衝突対象物が歩行者であると判定される。
また、衝突対象物が、ガードレールやガイドポスト(ポール)等の路上構造物である場合や他車両である場合には、歩行者の場合と比較すると、車両10の上部よりも低い位置から後方に向かう外力が入力される。つまり、衝突位置が車両10の上部ではない場合には、衝突対象物が歩行者ではないと判定される。本実施形態では、衝突位置が車両10の下部である場合には、衝突対象物が路上構造物であると判定され、衝突位置が車両10の中間部(上部と下部の間)である場合には、衝突対象物が他車両であると判定される。
また、衝突判別装置5は、左右方向(車幅方向)の衝突位置を判別することで、衝突形態を大まかに判定してもよい。具体的には、衝突位置が車両10の右側である場合には、右側に片寄った衝突(右オフセット衝突,右スモールオーバーラップ衝突,右斜め衝突)であると判定される。反対に、衝突位置が車両10の左側である場合には、左側に片寄った衝突(左オフセット衝突,左スモールオーバーラップ衝突,左斜め衝突)であると判定される。また、衝突位置が車両10の中央付近である場合には、フルラップ衝突であると判定される。
次に、衝突位置の判別方法について、衝突判別装置5の具体的な構成と併せて説明する。衝突判別装置5は、図2及び図3に示すように、二つの第一部材1F,1C、四つの第二部材2T,2B,2L,2Rと、二本の圧力チューブ3L,3Rと、二つの圧力センサ4と、制御装置17とから構成される。そして、衝突判別装置5は、前突時に二本の圧力チューブ3L,3Rの圧力変化を圧力センサ4によってそれぞれ検出し、各圧力チューブ3L,3Rの潰れた数(圧縮された数、以下「潰れ数」という)の組合せから衝突位置を判別する。なお、図3では、上下,左右,前後の各方向の比率を実際のものとは変えて示している。
図2に示すように、二つの第一部材1F,1Cは、車両10の前部において前後方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向及び車幅方向に延在する面を持った部材である。本実施形態の車両10には、前方の第一部材1Fとして、バンパフェイシャ13に沿って配置された面状の部材(以下「荷重受け部材1F」という)が設けられる。荷重受け部材1Fは、バンパフェイシャ13の後面(車両内側の面)と隙間をあけて配置された薄い平板部材である。また、本実施形態では、後方の第一部材1Cとして、バンパリンフォース12が用いられる。二つの第一部材1L,1Cは、上下方向及び車幅方向に延在する面同士が対向するとともに略平行に設けられる。以下、二つの第一部材1L,1Cを特に区別しない場合には、第一部材1という。
図3に示すように、四つの第二部材2T,2B,2L,2Rは、二つの第一部材1間を上下左右のそれぞれで連結するとともに、前後方向中間部において外方へ拡開しつつ開放した空間20を有する部材であって、全て同一形状である。以下、四つの第二部材2T,2B,2L,2Rを特に区別しない場合には、第二部材2という。四つの第二部材2は、いずれも前後方向に長い矩形状の薄い平板部材であり、図2に示すように、前縁部が荷重受け部材1Fに固定され、後縁部がバンパリンフォース12(後方の第一部材1C)に固定される。
図3に示すように、上下の第二部材2T,2Bは、車両10の車幅方向の中心部に位置するとともに、第一部材1の上端部近傍,下端部近傍にそれぞれ位置するように配置される。このとき、上下の第二部材2T,2Bは、各法線方向が左右方向と一致するとともに空間20が外方に向かって開放する姿勢とされる。また、左右の第二部材2L,2Rは、第一部材1の左端部近傍,右端部近傍にそれぞれ位置するとともに、第一部材1の上下方向長さの略中央部に位置するように配置される。このとき、左右の第二部材2L,2Rは、各法線方向が上下方向と一致するとともに空間20が外方に向かって開放する姿勢とされる。また、本実施形態では、図2に示すように、左右の第二部材2L,2Rが、左右のサイドメンバ11の延長線上にそれぞれ配置される。
図3,図5(a)及び(b)に示すように、四つの第二部材2は、空間20を形成する三角形状の溝部22を有する。本実施形態の溝部22は、第二部材2の長手方向(前後方向)に延びる一方の縁部の略中央から他方の縁部に向かって先細りになるように形成され、第二部材2の厚み方向に貫設される。空間20は、溝部22の二辺と、溝部22の開放された一辺とで囲まれた部分に相当する。本実施形態の第二部材2には、溝部22の空間20を外側から塞ぐ蓋23が、長手方向に延びる一方の縁部に取り付けられる。
二本の圧力チューブ3L,3Rは、弾性体で成形された長尺状のチューブであり、外力が加わると容易に圧縮変形可能に構成される。以下、二つの圧力チューブ3L,3Rを特に区別しない場合には、圧力チューブ3という。圧力チューブ3は、一端部30が封止されるとともに、図2〜図4に示すように、他端部34に圧力センサ4がそれぞれ接続されており、内部が気体(空気)で満たされている。なお、図4は、第二部材2の溝部22の最深部を通る平面で切断した模式的な断面図であり、図3と同様に上下,左右,前後の各方向の比率を実際のものとは変えて示している。
圧力チューブ3は、一端部30が一方の第一部材1に支持されるとともに所定の第二部材2の空間20内に挿通され、正面視で(車両10の前方から見たときに)点対称に配索される。具体的には、一方の圧力チューブ3は、その中間部32が上下一方の第二部材2の空間20内に位置するとともに、その中間部32を挟んだ一側部31及び他側部33が左右一方の第二部材2の空間20内に位置するように配索される。また、他方の圧力チューブ3は、その中間部32が上下他方の第二部材2の空間20内に位置するとともに、その中間部32を挟んだ一側部31及び他側部33が左右他方の第二部材2の空間20内に位置するように配索される。
本実施形態では、図3及び図4に示すように、左の圧力チューブ3Lの中間部32Lが上の第二部材2Tの溝部22に引っ掛けられるとともに、一側部31L及び他側部33Lが左の第二部材2Lの溝部22に引っ掛けられることで、圧力チューブ3Lにおける所定の三箇所31L〜33Lが各空間20内に配置される。また、右の圧力チューブ3Rは、その中間部32Rが下の第二部材2Bの溝部22に引っ掛けられるとともに、一側部31R及び他側部33Rが右の第二部材2Rの溝部22に引っ掛けられることで、圧力チューブ3Rにおける所定の三箇所31R〜33Rが各空間20内に配置される。
このとき、図5(a)及び(b)に示すように、圧力チューブ3の各空間20内における位置は、外側(溝部22の開放側)に向かって一側部31,中間部32,他側部33の順に設けられる。つまり、封止された一端部30に最も近い一側部31が、左右の第二部材2L,2Rの溝部22の底部(三角形状の頂角に相当する部分)近傍に配置され、圧力センサ4に最も近い他側部33が左右の第二部材2L,2Rの蓋23近傍に配置される。そして、中間部32が、上下の第二部材2の溝部22における、一側部31と他側部33との中間に配置される。
こうした配置によって、圧力チューブ3は、封止側である一側部31から潰れ、圧力センサ4側である他側部33が最後に潰れる。なお、圧力チューブ3は、第二部材2に対する各部31〜33の位置がずれないように、例えば接着剤によって接着される。また、上記の蓋23は、圧力チューブ3の配索が終了したのちに取り付けられる。
図2に示すように、左の圧力チューブ3Lは、その一端部30Lが荷重受け部材1Fに係止され、上の第二部材2Tよりも右側においてUターンする折り返し部35Lがバンパリンフォース12に係止される。また、右の圧力チューブ3Rは、その一端部30Rがバンパリンフォース12に係止され、下の第二部材2Bよりも左側においてUターンする折り返し部35Rが荷重受け部材1Fに係止される。なお、圧力チューブ3の係止方法は特に限られず、例えば接着やクリップ留めが挙げられる。
圧力センサ4は、圧力チューブ3L,3Rの圧力値又は圧力変化を検出し、それに応じた信号を制御装置17に出力するものである。本実施形態の圧力センサ4は、第一部材1よりも後方(例えばサイドメンバ11の側方)に配置され、各圧力チューブ3の圧力変化に応じた信号をそれぞれ出力する。
制御装置17は、車両10に搭載される各種装置を総合的に制御する電子制御装置であり、例えばマイクロプロセッサやROM,RAM等を集積したLSIデバイスや組み込み電子デバイスとして構成される。制御装置17の入力側には、二つの圧力センサ4が接続され、出力側には乗員保護装置15及び歩行者保護装置16が接続される。
制御装置17は、圧力センサ4の信号から各圧力チューブ3L,3Rの潰れ数を把握して、その潰れ数の組合せに基づいて車両前突時における衝突位置を判別する。ここで、前突時に車両10に対して入力される外力Fの方向(衝突位置)と、第一部材1,第二部材2,圧力チューブ3の変形モードについて、図3及び図6(a)〜(e)を用いて説明する。図6(a)〜(e)では、図3及び図4と同様に、上下,左右,前後の各方向の比率を実際のものとは変えて示すとともに、圧力チューブ3を省略している。図中の符号Xを付した図形は、圧力チューブ3の潰れた部分を示す。
図3及び図6(a)に示すように、車両10の右方向から外力Fが入力された場合には、右の第二部材2Rの溝部22が空間20をなくすように変形することから、右の圧力チューブ3Rの一側部31Rから他側部33Rへと順に潰される。このとき、左の第二部材2Lは、溝部22が広がるように変形し、上下の第二部材2T,2Bは変形しないため、右の圧力チューブ3Rの中間部32R、及び、左の圧力チューブ3Lの三箇所31L〜33Lは変化しない。
反対に、図3及び図6(b)に示すように、車両10の左方向から外力Fが入力された場合には、左の第二部材2Lの溝部22が空間20をなくすように変形することから、左の圧力チューブ3Lの一側部31Lから他側部33Lへと順に潰される。このとき、右の第二部材2Rは、溝部22が広がるように変形し、上下の第二部材2T,2Bは変形しないため、左の圧力チューブ3Lの中間部32L、及び、右の圧力チューブ3Rの三箇所31R〜33Rは変化しない。
また、図3及び図6(c)に示すように、車両10の上方向から外力Fが入力された場合には、上の第二部材2Tの溝部22が空間20をなくすように変形することから、左の圧力チューブ3Lの中間部32Lが潰される。このとき、下の第二部材2Bは、溝部22が広がるように変形し、左右の第二部材2L,2Rは変形しないため、右の圧力チューブ3Rの三箇所31R〜33R、及び、左の圧力チューブ3Lの一側部31L,他側部33Lは変化しない。
反対に、図3及び図6(d)に示すように、車両10の下方向から外力Fが入力された場合には、下の第二部材2Bの溝部22が空間20をなくすように変形することから、右の圧力チューブ3Rの中間部32Rが潰される。このとき、上の第二部材2Tは、溝部22が広がるように変形し、左右の第二部材2L,2Rは変形しないため、左の圧力チューブ3Lの三箇所31L〜33L、及び、右の圧力チューブ3Rの一側部31R,他側部33Rは変化しない。
また、図3及び図6(e)に示すように、車両10の中央(上下の第二部材2T,2Bの正面)から外力Fが入力された場合には、四つの第二部材2の溝部22が全て空間20をなくすように変形することから、左の圧力チューブ3Lの三箇所31L〜33L、及び、右の圧力チューブ3Rの三箇所31R〜33Rが、一端部31,中間部32,他端部33の順に全て潰される。なお、車両10に対し水平方向からの外力F(上方向,下方向に傾いていない外力F)の入力があった場合には、図6(e)の場合を除き、上下の第二部材2T,2Lは変形しない。
このように、外力Fの入力方向によって圧力チューブ3の潰れ方(潰れ数)が異なることから、制御装置17は、二本の圧力チューブ3L,3Rの潰れ数の組合せに基づいて前突時の衝突位置を判別する。例えば、右の圧力チューブ3Rの潰れ数が二つであって左の圧力チューブ3Lの潰れ数が一つであるときは、外力が右方向かつ上方向から入力されたことになるため、衝突位置は荷重受け部材1の右側上部と判別される。また、右の圧力チューブ3Rの潰れ数が二つであって左の圧力チューブ3Lの潰れ数がゼロのときは、外力が右方向かつ水平方向から入力されたことになるため、衝突位置は荷重受け部材1Fの右側中間部と判別される。
さらに本実施形態の制御装置17は、判別した衝突位置から、上述した判定方法によって衝突対象物が歩行者であるか否かを判定する。つまり、衝突位置が上部であれば衝突対象物が歩行者であると判定し、それ以外では歩行者ではないと判定する。本実施形態では、衝突位置が下部である場合には、衝突対象物が路上構造物であると判定し、衝突位置が中間部(上部と下部の間)である場合には、衝突対象物が他車両であると判定する。
図7(a)は、左右の圧力チューブ3L,3Rの潰れ数と衝突判別の結果とを示す一覧表である。また、図7(b)は荷重受け部材1Fを車両前方から見た正面図である。図7(a)中の丸は、圧力チューブ3が潰れていないことを示し、バツは潰れていることを示し、「数」は潰れ数である。また、「位置」は、潰れ数から判別した衝突位置であり、この列の番号は図7(b)の数字に対応する。例えば、「位置1」は荷重受け部材1Fの右側上部が衝突位置であることを意味する。また、「方向」は外力Fの入力方向であり、「対象物」は衝突位置から判定した衝突対象物である。
[2.作用,効果]
(1)上述した衝突判別装置5では、二つの第一部材1F,1C間を上下左右のそれぞれにおいて第二部材2T,2B,2L,2Rにより連結し、所定の第二部材2の空間20内に二本の圧力チューブ3L,3Rをそれぞれ挿通させることで、二本の圧力チューブ3L,3Rの潰れ数の組合せに基づいて車両前突時の衝突位置を判別することができる。また、判別した衝突位置に基づいて衝突対象物が歩行者であるか否かを判定する構成とすることで、歩行者保護装置16と乗員保護装置15とを適切に作動させることができ、歩行者保護性及び乗員保護性をともに向上させることができる。
(2)上述した衝突判別装置5では、二本の圧力チューブ3L,3Rのそれぞれを、中間部32,一側部31,他側部33の三箇所において第二部材2の空間20内に位置し、かつ、正面視で点対称に配索することで、簡素な構成で、図7(a)及び(b)に示すように、上下方向に三箇所、かつ、左右方向に三箇所の計九箇所の衝突位置について判別することができる。
(3)上述した衝突判別装置5では、圧力チューブ3は、一端部30が封止されるとともに他端部34に圧力センサ4が接続される。さらに、圧力チューブ3の空間20内における位置が、外側に向かって一側部31,中間部32,他側部33の順に設けられることから、外力Fが作用して複数箇所が潰れる場合には、封止側から順番に潰れる(圧縮変形する)ことになる。これにより、圧力チューブ3の圧力変化を圧力センサ4によって正しく検出することができ、圧力チューブ3の潰れ数を正確に把握できるため、判別精度を向上させることができる。また、他端部34にだけ圧力センサ4を設ければよいため、簡易な構成とすることができる。
(4)上述した衝突判別装置5では、第二部材2が空間20を形成する三角形状の溝部22を有していることから、前突時に圧力チューブ3を潰れやすくすることができる。これにより、判別精度を向上させることができる。
(5)さらに、第二部材2には蓋23が取り付けられているため、圧力チューブ3が空間20の外部へ飛び出ることを防ぐことができる。これにより、判別精度を向上させることができる。
(6)また、左右の第二部材2L,2Rが、左右のサイドメンバ11の延長線上にそれぞれ配置されるため、前突時に第二部材2L,2Rの後縁部が後方へ移動すること(後縁部の移動量)を抑制することができる。これにより、前突時に、第二部材2L,2Rを適切に変形させることができ、空間20内にある圧力チューブ3を適切に潰すことができるため、判別精度を向上させることができる。
(7)上述した衝突判別装置5では、前方の第一部材1Fが、バンパフェイシャ13に沿って配置された面状の荷重受け部材1Fであることから、バンパフェイシャ13に外力Fが入力された瞬間(前突した瞬間)と略同時に荷重受け部材1Fに外力Fが入力されることになるため、判別時間を短くすることができる。
(8)また、上述した衝突判別装置5では、後方の第一部材1Cは、比較的剛性の高いバンパリンフォース12である。このように、前方の第一部材1Fよりも高剛性のバンパリンフォース12を後方の第一部材1Cとして用いることで、第二部材2を適切に変形させることができ、判別精度を向上させることができる。
[3.その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
上述した二つの第一部材1F,1Cの構成は一例であって、上述したものに限られない。例えば、荷重受け部材1Fがバンパフェイシャ13と接触して配置されていてもよいし、バンパフェイシャ13を前方の第一部材1Fとして用いてもよい。また、図示しないバンパビームを後方の第一部材1Cとして用いてもよいし、後方の第一部材1Cとして専用の部材を設けてもよい。また、二つの第一部材1が異なる形状や大きさであってもよい。
また、上述した第二部材2の形状や配置は一例であって、上述したものに限られない。例えば、第二部材2に形成された溝部22が三角形状でなく平面視で半円状や半楕円状といった曲線状であってもよい。また、第二部材2がくの字形状をなして空間20を有していてもよい。また、左右の第二部材2L,2Rが左右のサイドメンバ11の延長線上に配置されていなくてもよい。なお、圧力チューブ3を第二部材2から外れないようにすることで、蓋23を省略してもよい。
また、二本の圧力チューブ3L,3Rの配索及び係止位置は、上述したものに限られない。例えば、左の圧力チューブ3Lが、下の第二部材2Bの溝部22に引っ掛けられていてもよいし、一端部30Lが後方の第一部材1Cに係止され、折り返し部35Lが前方の第一部材1Fに係止されていてもよい。また、圧力チューブ3の一端部30及び折り返し部35を、第一部材1以外の部位に係止してもよいし、圧力チューブ3の両端部30,34に圧力センサ4を設けてもよい。
なお、上述した乗員保護装置15A〜15Eは一例であって、上述したものに限られない。
1 第一部材
1C 後方の第一部材
1F 荷重受け部材(前方の第一部材)
2 第二部材
2T 上の第二部材
2B 下の第二部材
2L 左の第二部材
2R 右の第二部材
3 圧力チューブ
3L 左の圧力チューブ
3R 右の圧力チューブ
4 圧力センサ
5 衝突判別装置
10 車両
12 バンパリンフォース(後方の第一部材)
13 バンパフェイシャ
15 乗員保護装置
16 歩行者保護装置
17 制御装置
20 空間
22 溝部
23 蓋
30,30L,30R 一端部
31,31L,31R 一側部
32,32L,32R 中間部
33,33L,33R 他側部
34,34L,34R 他端部
35L,35R 折り返し点

Claims (8)

  1. 車両の前部において前後方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向及び車幅方向に延在する面を持った二つの第一部材と、
    前記二つの第一部材間を上下左右のそれぞれで連結するとともに、前後方向中間部に外方へ拡開しつつ開放した空間を有する四つの第二部材と、
    前記第一部材に支持されるとともに前記四つの第二部材のうち所定の二つずつの前記空間内に挿通された二本の圧力チューブと、
    前記各圧力チューブの圧力値又は圧力変化に応じた信号を出力する圧力センサと、
    前記圧力センサの前記信号から把握した前記各圧力チューブの潰れ数の組合せに基づき、前記車両の前突時における衝突位置を判別する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする、衝突判別装置。
  2. 前記二本の圧力チューブが、正面視で点対称に配索されるとともに、
    一方の前記圧力チューブは、その中間部が上下一方の前記第二部材の前記空間内に位置するとともに前記中間部を挟んだ一側部及び他側部が左右一方の前記第二部材の前記空間内に位置し、
    他方の前記圧力チューブは、その中間部が上下他方の前記第二部材の前記空間内に位置するとともに前記中間部を挟んだ一側部及び他側部が左右他方の前記第二部材の前記空間内に位置する
    ことを特徴とする、請求項1記載の衝突判別装置。
  3. 前記圧力チューブは、封止された前記一端部と逆側の端部に前記圧力センサが接続され、
    前記圧力チューブの前記空間内における位置が、外側に向かって前記一側部、前記中間部、前記他側部の順に設けられた
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の衝突判別装置。
  4. 前記第二部材が、前記空間を形成する三角形状の溝部を有する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の衝突判別装置。
  5. 前記第二部材が、前記空間を外側から塞ぐ蓋を有する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の衝突判別装置。
  6. 左右の前記第二部材が、前記車両のサイドメンバの延長線上にそれぞれ配置された
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の衝突判別装置。
  7. 前方の前記第一部材が、バンパフェイシャに沿って配置された面状の部材である
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の衝突判別装置。
  8. 後方の前記第一部材が、前記車両のバンパビーム又はバンパリンフォースである
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の衝突判別装置。
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