JP2017164930A - ナノ薄膜転写シート - Google Patents
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Abstract
Description
前記基材が、目付が15〜25g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリプロピレン繊維の不織布、目付が15〜25g/m2、厚みが0.05〜0.2mmのポリエチレンテレフタレート繊維の不織布、目付が45〜60g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリエチレン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の不織布のいずれかであることを特徴とするナノ薄膜転写シート。
2.前記ナノ薄膜層が、ポリカチオンを有するA層と、ポリアニオンを有するB層とを有することを特徴とする1.に記載のナノ薄膜転写シート。
3.前記ナノ薄膜層は、前記A層と前記B層とが交互に積層されていることを特徴とする2.に記載のナノ薄膜転写シート。
4.前記ポリカチオンは、1分子中に2個以上のアミノ基を有するカチオン性ポリマーであることを特徴とする2.又は3.に記載のナノ薄膜転写シート。
5.前記ポリアニオンは、1分子中に2個以上のカルボキシル基又はカルボキシレート基を有するアニオン性ポリマーであることを特徴とする2.〜4.のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
6.前記ナノ薄膜層の厚さは、1nm〜300nmであることを特徴とする1.〜5.のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
7.前記ナノ薄膜層は、皮膚貼付用であることを特徴とする1.〜6.のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
8.前記ナノ薄膜層は、化粧用であることを特徴とする1.〜7.のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
9.平滑な面を有する仮基材上にナノ薄膜層を形成する工程、
前記ナノ薄膜層上に溶解性支持層を形成する工程、
前記仮基材を剥離し、前記ナノ薄膜層の前記仮基材を剥離した面に基材を貼り合わせる工程、
前記溶解性支持層を溶解させて除去する工程、
を有し、
前記基材が、目付が15〜25g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリプロピレン繊維の不織布、目付が15〜25g/m2、厚みが0.05〜0.2mmのポリエチレンテレフタレート繊維の不織布、目付が45〜60g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリエチレン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の不織布のいずれかであることを特徴とするナノ薄膜転写シートの製造方法。
ナノ薄膜層を皮膚に貼付することにより、角層の水分を保持し、水分の蒸散を抑えることができる。ナノ薄膜層は、非常に薄く、また、柔軟であるため、皮膚に貼付した状態で体を動かしても、貼付した部分に違和感がない。貼付したまま放置しておくと、擦れ等により自然に剥離するが、剥離した際に生じるカスも微細であるため、異物感がない。そのため、ナノ薄膜層を貼付したまま外出することも可能である。
本発明のナノ薄膜層を皮膚疾患上に貼付し、貼付したナノ薄膜層の上から化粧を施すことにより、薬物による治療を行いながら、化粧により皮膚疾患を隠すことができる。
図1に、本発明の一実施態様であるナノ薄膜転写シートの断面図を示す。なお、図1において、各層の厚さは実際の厚さを反映するものではない。
本発明のナノ薄膜転写シート1は、基材2として特定の不織布を採用することにより、ナノ薄膜層3をしわ、よれ等が生じることなく製造することができ、また、皮膚等の被着体へきれいに転写することができる。
[ナノ薄膜層]
ナノ薄膜層3は、A層とB層が交互に積層された層(交互積層薄膜)であることが好ましい。A層とB層とが交互に積層されることによって、機械的強度及び自己密着性に優れたナノ薄膜層となる。なお、A層とB層とが交互に積層されるとは、1層のA層と1層のB層とが交互に積層されている場合に限られず、複数のA層からなる層と、複数のB層からなる層とが交互に積層されている場合も含む。
ナノ薄膜層3におけるA層とB層との積層構造は、例えばナノ薄膜層3をIR、NMR、TOF−SIMS(飛行時間型2次イオン質量分析、Time−of−Flight SIMS)等で観察することにより、確認することができる。
ナノ薄膜層3は、皮膚貼付用ナノ薄膜層、化粧用ナノ薄膜層、又は、化粧用皮膚貼付用ナノ薄膜層として好適に使用することができる。
(ポリカチオン)
本明細書において、「粘度平均分子量」とは、一般的な測定方法である粘度法により評価すればよく、例えば、JIS K 7367−3:1999に基づいて測定した極限粘度数[η]から算出することができる。
(ポリカチオンを含む溶液)
ポリカチオンを含む溶液の粘度は、0.1〜1000mPa・sの範囲内であることが好ましく、0.5〜500mPa・sの範囲内であることがより好ましく、1〜100mPa・sの範囲内であることがさらに好ましい。本明細書において、粘度とは、株式会社エー・アンド・デイ製音叉型振動式粘度計SV−10を用い、サンプル量10mL、20℃で測定した値である。
ポリカチオンを含む溶液の溶媒としては、ポリカチオンを溶解できるものであれば、任意の溶媒を用いることができるが、ポリカチオンの電荷量をより多くすることができるため、水又は無機塩類の水溶液が適当である。
ポリカチオンを含む溶液は、ポリカチオンを溶媒に溶解させたものをそのまま用いることができる。例えば、ポリカチオンを含む溶液のpHは、1.2〜6.6にすることができる。
(ポリアニオン)
酸性多糖類の誘導体としては、例えば、アルギン酸エチレングリコールエステル、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ヒアルロン酸エチレングリコールエステル及びヒアルロン酸プロピレングリコールエステルが挙げられる。これらの誘導体におけるエステル化度は特に制限されないが、エステル化度が高くなりすぎると、カルボキシル基又はカルボキシレート基の割合、すなわちアニオン性が低下し、上記カチオン性ポリマーとの間に形成されるポリイオンコンプレックスの機械的強度が低下する傾向にある。そこで、酸性多糖類の誘導体におけるエステル化度は40〜100%の範囲内であることが好ましく、45〜90%の範囲内であることがより好ましく、50〜80%の範囲内であることがさらに好ましい。
酸性多糖類又は酸性多糖類の誘導体の塩としては、これらと1価のイオンとの塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;及びアンモニウム塩が挙げられる。
(ポリアニオンを含む溶液)
ポリアニオンを含む溶液の粘度は、0.1〜1000mPa・sの範囲内であることが好ましく、1〜500mPa・sの範囲内であることがより好ましく、10〜100mPa・sの範囲内であることがさらに好ましい。
ポリアニオンを含む溶液の溶媒としては、ポリアニオンを溶解できるものであれば、任意の溶媒を用いることができるが、ポリアニオンの電荷量をより多くすることができるため、水又は無機塩類の水溶液が適当である。
ポリアニオンを含む溶液のpHは、1.6〜5.4であることが好ましいが、ポリアニオンの溶解性により優れることから、1.8〜5.0の範囲内であることがより好ましく、2.0〜4.5の範囲内であることがさらに好ましく、2.5〜4.0の範囲内であることが特に好ましい。
ポリアニオンを含む溶液のpHは、例えば、酢酸、プロピオン酸、コハク酸、マロン酸、シュウ酸、リンゴ酸等の有機酸、又は、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を添加することで調整できる。
(その他の成分)
色素としては、ナフトール染料(アゾ染料)、モーブ、パラレッド、フルオレセイン、フクシン、フェノールフタレイン、ニュートラルレッド、フェナジン誘導体色素、メチレンブルー、ジヒドロイントール、コンゴーレッド、エオシン、インダンスレン、アニリンブラック、アクリジン、アゾ染料、アゾイック染料、ネオシアニン、クリプトシアニン、インドシアニングリーン、ヘモグロビン、ヘムエリトリン、フェオポルフィリン、フェオホルビド、チトクロム、バクテリオクロロフィル、クロロフィリド、クロロフィル、メラニン、カテキン、アントシアン、アントクロール、フラバノン、フラボン類、フラボノイド、ルテイン、リコピン、フコキサンチン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、キサントフィル、カロチン、カロチノイド、ゲニステイン、クロロクルオリン、クロリン、クロセチン、クルクミン、キサントンマチン、カルタミン、エリトロクルオリン、ウロビリン、インジゴ、アントラキノン、アリザリン、ビリルビン、ビリベルジン、フィトクロム、フィコエリスリン、フィコビリン、フィコシアニン、ミオグロビン、ポルフィン、ポルフィリン、ヘモシアニン、ヘモバナジン、ロドマチン、ロドキサンチン、ロドプシン、リトマス、レグヘモグロビン、ラミナラン、モリンジン、ホルビリン、マンゴスチン、ベルベリン、ベタシアニン、プルプリン、ブラジリン、ピンナグロビン、ヒペリシン、ビキシン、ツラシン、タンニン、ステルコビリン、シコニン、コンメリニン、ゴッシポール、コチニールなどが挙げられる。その中でも、イオン性の色素が水及びアルコールに溶解するので好ましい。
金属イオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属イオン、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属イオン、金、銀、銅、白金、パラジウムなどの遷移金属イオン、アルミニウム、鉛、スズイオンなどが挙げられる。その中でも、抗菌、消臭効果がある銀イオンがより好ましい。
薬物としては、抗炎症剤、止血剤、血管拡張薬、血栓溶解剤、抗動脈硬化剤等が挙げられる。
[仮基材]
仮基材4は、仮基材4上に樹脂膜、無機膜又は有機材料と無機材料とを含む膜(有機−無機膜)が積層されていてもよい。それら樹脂膜層、無機膜層又は有機−無機膜層からなる積層構造は基材表面の一部を覆っていればよい。また、積層構造中、最表面層に位置しない膜は、極性基を有する必要はない。
仮基材4の膜厚は、1〜500μmの範囲内であることが好ましく、3〜300μmの範囲内であることがより好ましく、5〜200μmの範囲内であることがさらに好ましい。
[浸透性基材]
浸透性基材6の膜厚は、追従性及び取扱性の観点から、1〜500μmであることが好ましく、3〜300μmであることがより好ましく、5〜200μmであることがさらに好ましい。
メッシュシートとしては、例えば、ポリエステルメッシュシート、ナイロンメッシュシート、カーボンメッシュシート、フッ素樹脂メッシュシート、ポリプロピレンメッシュシート、シルクメッシュシートが挙げられる。これらの中でも、ポリエステルメッシュシート、ナイロンメッシュシート、ポリプロピレンメッシュシートが好ましく、ポリエステルメッシュシートがより好ましい。ポリエステルメッシュシートとしては、例えばポリエチレンテレフタレートメッシュシートが好ましい例として挙げられる。
[基材]
[ナノ薄膜転写シートの製造方法]
(ナノ薄膜層形成工程)
また、仮基材4の表面の少なくとも一部を、溶液a又は溶液bに接触させればよい。
ステップ(i)とステップ(ii)とを繰り返す回数に特に制限はないが、ナノ薄膜層3の透明性を確保しやすい傾向にあることから、ポリカチオンを有するA層及びポリアニオンを有するB層のいずれもが1〜300層となるまで繰り返すことが好ましい。また、ナノ薄膜層3が、自己密着性を有する程度の膜厚となりやすい傾向にあることから、ポリカチオンを有するA層及びポリアニオンを有するB層のいずれもが10〜100層となるまで繰り返すことがより好ましく、20〜80層となるまで繰り返すことが特に好ましい。なお、ナノ薄膜層3を形成する工程における繰り返し回数を制御することによって、ナノ薄膜層3の膜厚を制御することができる。
リンスに用いるリンス液としては、水、有機溶媒又は水と水溶性の有機溶媒との混合溶媒が好ましい。水溶性の有機溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等が挙げられる。
交互浸漬法を用いてナノ薄膜層3を形成する場合において、ポリアニオンを含む溶液bは、効率よく交互積層できる観点から、pHが1.6〜5.4であることが好ましい。
また、仮基材4の表面が凹凸形状を有していても、表面の構造に追従してナノ薄膜層3を形成することができる。さらに、仮基材4表面がナノメートルスケール又はサブミクロンスケールの構造を有していても、その構造に追従してナノ薄膜層3を形成することができる。
(溶解性支持層形成工程)
溶解性支持層5は、溶媒に溶解するものであれば限定されないが、水又はアルコールに可溶な高分子から形成された膜からなる層であることが好ましい。溶解性支持層5は、弱アルカリ性又は弱酸性水溶液に可溶な層であってもよい。
水又はアルコールに可溶な高分子としては、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸等の高分子電解質;ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールの誘導体、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロースアセテート等の非イオン性の水溶性高分子;ノボラック又はポリ(N−アルキルシアノアクリレート)等の樹脂を例示することができる。
上記高分子の粘度平均分子量は、通常100〜1,000,000であることが好ましく、5,000〜500,000であることがより好ましい。
ナノ薄膜層3上への上記高分子の溶液の塗布の方法としては、例えばキャスト法、スピンコート法等があるが、これらに限定されるものではない。溶解性支持層5は、バーコーター又はロールコーターを用いて形成することもできる。
上記水又はアルコールに溶解した高分子の濃度は、特に制限はないが、塗工性の観点から1〜40質量%が好ましく、2〜30質量%がより好ましく、5〜20質量%がさらに好ましく、5〜10質量%が特に好ましい。
(浸透性基材形成工程)
(積層体形成工程)
(溶解除去工程)
(カバーフィルム積層工程)
カバーフィルムとしては、平滑な面を有するものであれば、特に限定されず、シート状又はロール状であってもよい。カバーフィルムとしては、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂のいずれでもよく、例えば、ポリエチレン(高密度、中密度又は低密度)、ポリプロピレン(アイソタクチック型又はシンジオタクチック型)、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、ポリメチルメタクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体等のアクリル系樹脂、メチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体、アクリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、エチレン−テレフタレート−イソフタレート共重合体、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂、ポリウレタン、ナイロン、ニトロセルロース、酢酸セルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース系樹脂など、又は、これらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイなどが挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。
カバーフィルムは、カバーフィルム上に樹脂膜、無機膜又は有機材料と無機材料とを含む膜(有機−無機膜)が積層されていてもよい。それら樹脂膜層、無機膜層又は有機−無機膜層からなる積層構造は基材表面の一部を覆っていればよい。また、積層構造中、最表面層に位置しない膜は、極性基を有する必要はない。
カバーフィルムの膜厚は、1〜500μmの範囲内であることが好ましく、3〜300μmの範囲内であることがより好ましく、5〜200μmの範囲内であることがさらに好ましい。
[ナノ薄膜転写シートの保存]
(梱包材)
また、水蒸気バリア性のある梱包材として、例えば、ポリエチレンフィルム(水蒸気透過率10〜20g/m2・day(温度40℃、湿度90%RH))等の水蒸気バリア性に優れた材料からなるフィルム、バリア層、ヒートシール層を積層して構成したラミネートフィルム等を用いることができる。上記バリア層としては、アルミニウム、ニッケル、チタン、マグネシウム等が用いられている。
ナノ薄膜転写シート1を、複数枚の梱包材で複数層に梱包し、最内層以外の少なくとも1層に水蒸気バリア性のある梱包材を使用することが好ましい。
(乾燥剤)
梱包材内部に入れる乾燥剤としては、塩化カルシウム、生石灰、シリカゲル、アルミノシリケート等があるが、製品の品質を保証する点から、潮解(吸湿による液化)を生じないシリカゲルやアルミノシリケートが好ましい。
ナノ薄膜転写シート1を梱包材内に袋詰めする作業は低温低湿の雰囲気中で行い、梱包材内の初期雰囲気を低温低湿にしておくのがよい。好ましい雰囲気は、具体的には温度18〜22℃、湿度30〜50%RHである。乾燥剤を使用しない場合は、この作業は特に重要である。
[ナノ薄膜転写シートの用途]
ナノ薄膜転写シート1を皮膚に対して用いる際、保湿クリーム等の化粧料、ビタミンC等の化粧料成分、美容成分、薬剤等を皮膚に塗布し、その上にナノ薄膜層3を転写することもできる。この場合、皮膚に塗布した化粧料等が保持されて剥がれ落ちにくく、経皮吸収されやすいという効果が得られる。
また、皮膚に転写したナノ薄膜層3の上から化粧を施すことができる。ナノ薄膜層上から化粧を施すことで、皺、たるみ、しみ、あざ、そばかす、毛穴、傷跡、にきび跡、熱傷跡、又はにきび、吹き出物、イボ、皮膚炎、湿疹、乾癬等の皮膚疾患による変色等のある肌を目立たなくすることができる。
[実施例1]
[実施例2]
[実施例3]
基材を目付が20g/m2、厚みが0.075mmのポリエチレンテレフタレート繊維の不織布(JX ANCI株式会社製、商品名「ミライフ TY1010FE」)に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例3のナノ薄膜転写シートを作製した。
[実施例4]
基材を目付が56g/m2、厚みが0.18mmのポリエチレン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の不織布(JX ANCI株式会社製、商品名「ミライフワリフ」)に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例4のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例1]
[比較例2]
基材を目付が30g/m2、厚みが0.25mmのポリプロピレン繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「エルタスPO3030」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例2のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例3]
基材を目付が50g/m2、厚みが0.24mmのキュプラ繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「ベンリーゼNE507」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例3のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例4]
基材を目付が13.5g/m2、厚みが0.07mmのキュプラ繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「ベンリーゼSA14G」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例4のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例5]
[比較例6]
基材を目付が18.5g/m2、厚みが0.26mmのキュプラ繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「ベンリーゼSC194」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例6のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例7]
基材を目付が27.5g/m2、厚みが0.38mmのキュプラ繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「ベンリーゼSC282」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例7のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例8]
基材を目付が30g/m2、厚みが0.28mmのキュプラ繊維の不織布(旭化成せんい株式会社製、商品名「ベンリーゼSD30G」)に変更した以外は、実施例1と同様にして比較例8のナノ薄膜転写シートを作製した。
[比較例9]
(基材積層性)
よい :基材、ナノ薄膜層共に、しわ・よれなく作製可能
ややよい :基材に若干のよれがあるが、作製可能
よれる :基材に若干のよれがあり、ナノ薄膜層に多量の亀裂発生
かなりよれる:基材によれが多く使用不可
(評価結果)
(転写性の評価)
(評価結果)
評価結果を表2〜4に示す。
それに対し、比較例1の転写シートは、転写性に劣り、水、O/W乳化物、W/O乳化物のいずれを用いても、約半分のシートで面積の0〜4割しか転写できなかった。
(保湿性の評価)
前腕内側部の測定部位3カ所を、それぞれ7枚のセロハンテープにて角層を剥離し、荒れ肌とした。まず、荒れ肌の角層水分量の初期値を皮表角層水分量測定装置(株式会社ヤヨイ製、装置名「SKICON−200EX」)を用いて測定し、水分蒸散量の初期値を水分蒸散計(Delfin Technologies製、装置名「VAPOMETER」)を用いて測定した。
次いで、1カ所は無塗布とし、1カ所に5%グリセリン水溶液を塗布し、1カ所に5%グリセリン水溶液を塗布してさらに実施例1のナノ薄膜層を貼付した。
1時間後、2時間後に角層水分量を測定し、1時間後に水分蒸散量を測定した。結果を図3、4に示す。
2 基材
3 ナノ薄膜層
4 仮基材
5 溶解性支持層
6 浸透性基材
Claims (9)
- 基材と、該基材上に積層されたナノ薄膜層とを有し、
前記基材が、目付が15〜25g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリプロピレン繊維の不織布、目付が15〜25g/m2、厚みが0.05〜0.2mmのポリエチレンテレフタレート繊維の不織布、目付が45〜60g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリエチレン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の不織布のいずれかであることを特徴とするナノ薄膜転写シート。 - 前記ナノ薄膜層が、ポリカチオンを有するA層と、ポリアニオンを有するB層とを有することを特徴とする請求項1に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ナノ薄膜層は、前記A層と前記B層とが交互に積層されていることを特徴とする請求項2に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ポリカチオンは、1分子中に2個以上のアミノ基を有するカチオン性ポリマーであることを特徴とする請求項2又は3に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ポリアニオンは、1分子中に2個以上のカルボキシル基又はカルボキシレート基を有するアニオン性ポリマーであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ナノ薄膜層の厚さは、1nm〜300nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ナノ薄膜層は、皮膚貼付用であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
- 前記ナノ薄膜層は、化粧用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のナノ薄膜転写シート。
- 平滑な面を有する仮基材上にナノ薄膜層を形成する工程、
前記ナノ薄膜層上に溶解性支持層を形成する工程、
前記仮基材を剥離し、前記ナノ薄膜層の前記仮基材を剥離した面に基材を貼り合わせる工程、
前記溶解性支持層を溶解させて除去する工程、
を有し、
前記基材が、目付が15〜25g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリプロピレン繊維の不織布、目付が15〜25g/m2、厚みが0.05〜0.2mmのポリエチレンテレフタレート繊維の不織布、目付が45〜60g/m2、厚みが0.1〜0.2mmのポリエチレン繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の不織布のいずれかであることを特徴とするナノ薄膜転写シートの製造方法。
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