JP2020093989A - 転写シート、および、薄膜層の転写方法 - Google Patents

転写シート、および、薄膜層の転写方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄膜層の転写に際して支持基材を薄膜層から容易に剥離することのできる転写シート、および、薄膜層の転写方法を提供する。【解決手段】転写シートは、薄膜層11と、薄膜層11を支持する支持基材12とを備え、吸液性を有する。転写シートの表面と対向する位置から見て、転写シートが内接する最小の矩形Sqを仮想的に配置したときの当該矩形Sqの重心Cを通る直線が基準線Adであり、少なくとも1つの基準線Adに沿った箇所において、転写シートの吸液対象の液状体への浸漬の前後における寸法変化率が、薄膜層11と支持基材12とで異なる。【選択図】図3

Description

本発明は、薄膜層を備える転写シート、および、この転写シートを用いた薄膜層の転写方法に関する。
スキンケアやメイクアップ等の美容、あるいは、創傷の治療を目的として、生体に貼り付けられる薄膜層が知られている。例えば、特許文献1,2には、毛穴や皺を隠すための薄膜層が記載されている。この薄膜層は肌に貼り付けられ、薄膜層の上からファンデーション等の化粧料が塗布される。
薄膜層を皮膚等の被転写体に貼り付けるための転写シートは、薄膜層と、薄膜層を支持する支持基材とを備えている。薄膜層が被転写体に接するように転写シートが被転写体に貼り付けられた後、支持基材が薄膜層から剥離されることによって、薄膜層が支持基材から被転写体に転写される。
国際公開第2014/058066号 特開2013−28552号公報
薄膜層の転写に際しては、被転写体の対象箇所に、薄膜層が一様な膜状に貼り付けられることが望ましい。ここで、薄膜層と支持基材との間の密着力が大きいと、薄膜層から支持基材を剥がし難い。強い力で支持基材を剥離しようとすれば、薄膜層に皺や縒れや破れといった変形が生じ、薄膜層の一様な転写が困難となる。
本発明は、薄膜層の転写に際して支持基材を薄膜層から容易に剥離することのできる転写シート、および、薄膜層の転写方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する転写シートは、薄膜層と、前記薄膜層を支持する支持基材とを備え、吸液性を有する転写シートであって、前記転写シートの表面と対向する位置から見て、前記転写シートが内接する最小の矩形を仮想的に配置したときの当該矩形の重心を通る直線が基準線であり、少なくとも1つの前記基準線に沿った箇所において、前記転写シートの吸液対象の液状体への浸漬の前後における寸法変化率が、前記薄膜層と前記支持基材とで異なる。
上記構成によれば、転写シートが吸液したときの薄膜層と支持基材との変形の程度が異なるため、吸液状態では、薄膜層と支持基材との密着力が低下する。したがって、吸液状態で支持基材を剥離することによって、支持基材の薄膜層からの剥離が容易になる。
上記構成において、前記基準線に沿った複数の箇所における前記支持基材の前記寸法変化率の絶対値の最大値は、前記複数の箇所における前記薄膜層の前記寸法変化率の絶対値の最大値よりも大きくてもよい。
上記構成によれば、吸液による支持基材の形状の変化が薄膜層よりも大きくなるため、薄膜層を被転写体に貼り付けた状態で支持基材を剥離する転写方法において、支持基材の剥離がより容易になる。また、転写の対象である薄膜層の形状の安定性が支持基材に対して相対的に高められる。
上記構成において、前記支持基材の構成材料には、吸液性フィルム、織物、編物、および、不織布の少なくとも1つが含まれてもよい。
上記構成によれば、吸液性を有する支持基材が好適に実現される。
上記構成において、前記支持基材は繊維材料から構成され、前記支持基材の目付けは、3g/m以上200g/m以下であってもよい。
上記構成によれば、静電気や気流に起因した変形が生じ難くなる程度の剛性を支持基材が有するため、転写シートが取り扱いやすくなる。また、支持基材において繊維が詰まりすぎないため、支持基材の吸液と形状の変化とが円滑に進む。
上記課題を解決する薄膜層の転写方法は、上記転写シートを用いた薄膜層の転写方法であって、前記薄膜層における前記支持基材に接する面とは反対側の面を被転写体に接触させることと、前記被転写体上に配置された前記転写シートに吸液させることと、前記転写シートが吸液した状態で、前記薄膜層から前記支持基材を剥離することと、を含む。
上記方法によれば、吸液状態で支持基材が薄膜層から剥離されるため、吸液による薄膜層と支持基材との変形の程度の差に起因して、支持基材の薄膜層からの剥離が容易になる。
本発明によれば、薄膜層の転写に際して支持基材を薄膜層から容易に剥離することができる。
転写シートの一実施形態について、転写シートの断面構造の一例を示す図。 転写シートの一実施形態について、転写シートの断面構造の一例を示す図。 一実施形態における薄膜層および支持基材に対する基準線の設定例を示す図。 一実施形態の転写シートを用いた薄膜層の転写方法の手順を示す図であって、被転写体に供給液を供給する工程を示す図。 一実施形態の転写シートを用いた薄膜層の転写方法の手順を示す図であって、被転写体に転写シートを押し当てる工程を示す図。 一実施形態の転写シートを用いた薄膜層の転写方法の手順を示す図であって、薄膜層から支持基材を剥離する工程を示す図。
図面を参照して、転写シート、および、薄膜層の転写方法の一実施形態を説明する。転写シートは、転写シートが備える薄膜層を、被転写体に転写するために用いられる。被転写体は、生体であって、例えば、皮膚である。
[転写シートの構成]
図1が示すように、転写シート10は、薄膜層11と、支持基材12とを備えている。
薄膜層11は、第1面11Fと、第1面11Fとは反対側の面である第2面11Rとを有する。第2面11Rは、被転写体に貼り付けられる面である。第1面11Fは、薄膜層11が被転写体に転写されたとき、外気に曝される面である。
薄膜層11の材料は特に限定されず、被転写体への薄膜層11の貼り付けの目的に応じて選択されればよい。薄膜層11の材料は、例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリシロキサン類、セルロースやキチンやキトサン等の多糖類、カゼイン等の各種のたんぱく質、ゴム、これらの高分子化合物の変性体や共重合体や混合物である。
薄膜層11は、被転写体において所定の機能を発揮する添加剤を含んでいてもよい。添加剤は、例えば、光学特性を調整するための色素や高屈折率材料や低屈折率材料や光吸収剤、導電性材料、化粧料成分、薬効成分等であり、発現させたい機能に応じて選択されればよい。
薄膜層11の厚さは特に限定されないが、被転写体に対する接着性を発現する程度に薄いことが好ましい。例えば、薄膜層11の厚さは、10nm以上5μm以下である。薄膜層11の厚さが上記範囲内であれば、粘着層を用いずとも、薄膜層11自身が生体の表面に貼り付く。薄膜層11は単一の薄膜から構成された層であってもよいし、複数の薄膜から構成された層であってもよい。
支持基材12は、薄膜層11の第1面11Fに接している。支持基材12に支持されていることにより、転写前における薄膜層11の変形が抑えられ、また、被転写体上に薄膜層11を配置する際に薄膜層11が取り扱いやすくなる。
支持基材12は、吸液性を有する。吸液の対象となる液状体は、薄膜層11の転写に際して、転写シート10に供給される液状体である。上記液状体は、流動性を有して支持基材12に浸透する流体であれば、特に限定されない。薄膜層11の転写に際して、上記液状体は、支持基材12に接触し、また、薄膜層11および被転写体に接触し得るため、支持基材12、薄膜層11、および、被転写体を溶解あるいは分解し難い性質を有することが好ましい。また、上記液状体は、生体適合性を有し、被転写体の表面に対する刺激を与え難い性質を有することが好ましい。上記液状体は、例えば、水、アルコール、および、オイルの少なくとも1つを含有する。被転写体が生体の皮膚である場合、上記液状体は、例えば、水、アルコール類、化粧水、乳液、化粧用のクリーム類、軟膏、オイル、ローション、および、これらの混合物から、薄膜層11の用途等に応じて適宜選択される。
なお、薄膜層11は、支持基材12が吸収する液状体に対する吸液性を有していてもよいし、有していなくてもよい。薄膜層11は、支持基材12が吸収する液状体を透過可能であることが好ましい。
吸液性を有する支持基材12を構成可能であれば、支持基材12の材料は限定されない。吸液性の的確な発現のためには、支持基材12は、その少なくとも一部が、吸液性フィルム、織物、編物、および、不織布のいずれかから構成されていることが好ましい。
吸液性フィルムの材料としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリシロキサン類、セルロース、カゼイン等の各種のたんぱく質、ゴム、これらの高分子化合物の変性体や共重合体や混合物が挙げられる。吸液性フィルムは、エンボス加工、穴あけ加工、発泡等による多孔質化等の加工が施されたフィルムであってもよい。
織物、編物、および、不織布は、天然繊維もしくは化学繊維から構成される。天然繊維としては、綿、麻、パルプ、毛、絹等を用いることができる。化学繊維としては、ポリエステル、ポリオレフィン、キュプラ、レーヨン、リヨセル、アセテート、ジアセテート、ナイロン、アラミド、アクリル等からなる繊維を用いることができる。また、支持基材12は、天然繊維と化学繊維とが混合された繊維材料から構成されていてもよい。こうした繊維からなる支持基材12は、エンボス加工、穴あけ加工、発泡等による繊維の多孔質化等の加工が施されていてもよい。また、支持基材12は紙であってもよい。
繊維材料からなる支持基材12の目付けは、3g/m以上200g/m以下であることが好ましく、10g/m以上100g/m以下であることがより好ましい。支持基材12の目付けが上記下限値以上であれば、静電気や気流に起因して縒れ等の変形が生じ難くなる程度の剛性を支持基材12が有するため、転写シート10が取り扱いやすくなる。また、支持基材12の目付けが上記上限値以下であれば、支持基材12において繊維が詰まりすぎないため、支持基材12の吸液と形状の変化とが円滑に進む。
なお、図2が示すように、転写シート10は、薄膜層11の第2面11Rを覆う保護層13を備えていてもよい。保護層13は、第2面11Rを保護する機能を有し、被転写体に貼り付けられる前に、薄膜層11に他の物品等との接触に起因した傷や破れが生じることを抑える。薄膜層11の転写に際しては、薄膜層11と支持基材12とを被転写体上に配置する前に、保護層13は薄膜層11から剥離される。
保護層13は、例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリシロキサン類、セルロース、カゼイン等の各種のたんぱく質、ゴム、これらの高分子化合物の変性体や共重合体や混合物、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、無酸素銅、タフピッチ銅、りん脱酸銅、黄銅、りん青銅、電解銅、ニッケル、鉄ニッケル合金、チタン等からなるシートや箔である。あるいは、保護層13は、織物、編物、不織布であってもよい。これらを構成する繊維としては、支持基材12の繊維として例示した各種の繊維が用いられる。保護層13は単一の層から構成されていてもよいし、複数の層から構成されていてもよい。
なお、平面視における転写シート10の外形形状、すなわち、薄膜層11の第2面11Rと対向する位置から見た転写シート10の外形形状は、特に限定されない。転写シート10の外形形状は、例えば、矩形等の多角形形状、円形状、楕円形状、これら以外の直線や曲線で囲まれた形状等である。平面視にて、薄膜層11と支持基材12と保護層13との形状は、一致していてもよいし、支持基材12および保護層13の少なくとも一方は薄膜層11よりも大きくてもよい。
[吸液時の寸法変化率]
本実施形態の転写シート10においては、薄膜層11の転写に際して、吸液した状態で支持基材12が薄膜層11から剥離される。吸液前の状態においては、薄膜層11と支持基材12とは密着している。
吸液していない標準状態と吸液状態とを比較したとき、転写シート10の表面に沿った少なくとも1つの方向において、薄膜層11の寸法変化率Rfと支持基材12の寸法変化率Rbとは、互いに異なる。転写シート10の表面は、例えば、薄膜層11の第2面11Rである。さらに、薄膜層11および支持基材12の各々について、寸法変化率Rf,Rbの絶対値の最大値を最大寸法変化率MRf,MRbとするとき、支持基材12の最大寸法変化率MRbは、薄膜層11の最大寸法変化率MRfよりも大きいことが好ましい。
標準状態とは、薄膜層11または支持基材12である対象物を、20±2℃、相対湿度65±4%の環境下に配置して、その質量を1時間以上の間隔で測定し、前回の測定時からの質量の変化量が後の質量の0.1%以下となった状態である。
吸液状態とは、標準状態である対象物を、20±2℃の吸液対象の液状体に15分間以上浸漬し、その後、ピンセットで対象物を液状体中から取り出して、1分間、液状体を滴り落とした状態である。
標準状態に対する吸液状態の対象物の寸法変化率Rおよび最大寸法変化率MRは、以下の方法で算出する。
まず、標準状態の対象物の寸法と、吸液状態の対象物の寸法とを、ノギスを用いて計測する。図3が示すように、薄膜層11または支持基材12である対象物Obの寸法Lは、基準線Adに沿った対象物Obの端部間の長さである。基準線Adは、転写シート10の表面と対向する位置から見て、転写シート10が内接する最小の矩形Sqを仮想的に配置したとき、当該矩形Sqの重心Cを通る直線である。基準線Adは、標準状態の転写シート10の外形を基準に設定され、標準状態での測定時と吸液状態での測定時とで、重心Cである点の位置を一致させて寸法Lを測定する。
なお、薄膜層11と支持基材12との標準状態および吸液状態の寸法は、薄膜層11と支持基材12とが積層された状態で測定されてもよいし、薄膜層11と支持基材12とが分離された状態で測定されてもよい。
標準状態の対象物Obの寸法L1を測定した後、対象物Obを吸液状態にして、吸液状態の対象物Obの寸法L2を測定する。1つの基準線Adに沿った箇所における対象物Obの寸法変化率Rは、当該基準線Adの位置での対象物Obの標準状態の寸法L1および吸液状態の寸法L2を用いて、R(%)=(L2−L1)÷L1×100の計算式によって算出される。
最大寸法変化率MRは、10本の基準線Adについての寸法変化率Rの絶対値の最大値である。10本の基準線Adには、標準状態での対象物Obの寸法が、当該対象物Obのなかで最大となる箇所に位置する直線が含まれることが好ましい。また、10本の基準線Adが、重心Cを中心に分散して配置されることが好ましい。具体的には、10本の基準線Adが、互いに直交する2つの直線を含むこと、上記仮想的な矩形Sqの2つの対角線の各々に沿った直線を含むこと、および、10の基準線Adが、重心Cを中心として均等な角度間隔で放射状に配置されること、の少なくとも1つが満たされていることが好ましい。
転写シート10に対して設定し得る少なくとも1つの基準線Adに沿った箇所において、薄膜層11の寸法変化率Rfと支持基材12の寸法変化率Rbとは、互いに異なる。薄膜層11の寸法変化率Rfと支持基材12の寸法変化率Rbとのどちらが大きくてもよい。また、薄膜層11の寸法変化率Rfと支持基材12の寸法変化率Rbとの双方が正、一方が正で他方が負、双方が負、のいずれであってもよい。また、薄膜層11の寸法変化率Rfは0%であってもよい。
薄膜層11の寸法変化率Rfと支持基材12の寸法変化率Rbとが異なることにより、転写シート10が吸液したときの薄膜層11と支持基材12との変形の程度が異なる。その結果、薄膜層11と支持基材12との密着力が低下し、支持基材12の薄膜層11からの剥離が容易になる。
支持基材12の最大寸法変化率MRbは、薄膜層11の最大寸法変化率MRfよりも大きいことが好ましい。こうした構成によれば、支持基材12の形状の変化が薄膜層11よりも大きくなるため、薄膜層11を被転写体に貼り付けた状態で支持基材12を剥離する転写方法において、支持基材12の剥離がより容易になる。また、転写の対象である薄膜層11の形状の安定性が支持基材12に対して相対的に高められる。
支持基材12の最大寸法変化率MRbの測定箇所に対応する基準線Adと、薄膜層11の最大寸法変化率MRfの測定箇所に対応する基準線Adとは、同一であってもよいし、互いに異なっていてもよい。また、薄膜層11の最大寸法変化率MRfは0%であってもよい。すなわち、いずれの基準線Adに沿った箇所においても、薄膜層11の寸法は液状体への浸漬の前後で変化していなくてもよい。
薄膜層11と支持基材12の形状の変化の差を十分に確保するためには、支持基材12の最大寸法変化率MRbは、1%以上であることが好ましく、支持基材12と薄膜層11との最大寸法変化率MRの差は、1%以上であることが好ましい。
また、基準線Adに沿った箇所のうち、標準状態での転写シート10の寸法が最大となる箇所において、支持基材12と薄膜層11との寸法変化率Rが異なっていることが好ましい。さらに、上記標準状態での転写シート10の寸法が最大となる箇所において、支持基材12の寸法変化率Rbの絶対値は、1%以上であることが好ましく、支持基材12と薄膜層11との寸法変化率Rの差は、1%以上であることが好ましい。また、上記標準状態での転写シート10の寸法が最大となる箇所での支持基材12の寸法変化率Rbが、支持基材12の最大寸法変化率MRbであることが好ましい。こうした構成によれば、転写シート10の長さが大きい方向、すなわち、薄膜層11と支持基材12との形状の変化の差が支持基材12の剥がしやすさに反映されやすい方向にて、上記形状の変化の差が十分に確保される。したがって、支持基材12の薄膜層11からの剥離がより容易になる。
また、転写シート10に対して設定し得る複数の基準線Adに沿った箇所に、支持基材12の寸法変化率Rbが正である箇所と、負である箇所とが含まれることが好ましい。言い換えれば、支持基材12は、特定の方向では吸液によって膨らみ、この方向と異なる特定の方向では吸液によって縮むことが好ましい。例えば、支持基材12が不織布である場合、製造工程での不織布の幅方向と長さ方向とで、吸液による伸縮の方向が変わるように、不織布を構成することが可能である。こうした構成によれば、すべての基準線Adに沿った箇所で支持基材12の寸法変化率Rbがすべて正あるいはすべて負である場合と比較して、吸液した支持基材12の形状が歪になるため、薄膜層11と支持基材12との密着力がより低下しやすい。
[転写シートの製造方法]
薄膜層11は、公知の薄膜形成方法によって形成される。例えば、薄膜層11の形成方法として、溶融させた材料を押し出して薄膜化する溶融押出法や、材料を溶かした塗液を薄膜状に成形した後に溶剤を蒸発させる溶液キャスト法が挙げられる。
薄膜層11は、支持基材12上に成膜されてもよいし、支持基材12とは異なる基材上に製膜された後に、支持基材12上に転写されてもよい。あるいは、溶解性基材上に成膜された薄膜層11が、溶解性基材の溶解によって単離された後、支持基材12上に移されてもよい。転写シート10の形成後、吸液前、すなわち標準状態においては、薄膜層11と支持基材12とは密着している。
[薄膜層の転写方法]
転写シート10を用いた薄膜層11の転写方法、すなわち、薄膜層11の被転写体への貼付方法を説明する。
図4が示すように、まず、被転写体Skにおける薄膜層11の貼り付けの対象箇所に、供給液Lqを供給する。供給液Lqは、支持基材12の吸液対象の液状体である。供給液Lqの供給量は、薄膜層11と支持基材12との寸法変化量に差を生じさせるために十分な量であればよい。
続いて、転写シート10を、薄膜層11の第2面11Rが被転写体Skの対象箇所に接するように、被転写体Sk上に配置する。吸液前の状態においては、薄膜層11と支持基材12とは密着しているため、支持基材12からの薄膜層11の剥離や脱落が抑えられ、薄膜層11を対象箇所まで容易に運ぶことができる。図5が示すように、転写シート10を、供給液Lqが供給された被転写体Sk上に配置することで、転写シート10が供給液Lqを吸液する。このとき、支持基材12の上から、指等で転写シート10を押圧することにより、供給液Lqを支持基材12にまで浸透させることが好ましい。
図6が示すように、その後、薄膜層11から支持基材12を剥離する。これにより、薄膜層11が被転写体Skに転写される。こうした転写方法によれば、吸液による寸法変化の差によって薄膜層11と支持基材12との間の密着力が低下するため、薄膜層11から支持基材12を容易に剥離することができる。その結果、支持基材12の剥離時に薄膜層11に皺や縒れや破れといった変形が生じることが抑えられるため、被転写体Skに薄膜層11を一様に転写することができる。
なお、上記転写方法においては、被転写体Skに転写シート10を配置する前に、被転写体Skに供給液Lqを供給する方法を例示したが、供給液Lqは、被転写体Skに転写シート10を配置した後に、転写シート10に対して供給されてもよい。また、被転写体Skの表面が予め液状体で濡れている場合には、供給液Lqの積極的な供給が行われなくてもよい。要は、被転写体Sk上に配置された転写シート10を吸液させられればよい。
[実施例]
上述した転写シートについて、具体的な実施例および比較例を用いて説明する。
(実施例1)
ポリ−DL−乳酸(武蔵野化学研究所製)を固形分が10%となるように酢酸エチルに溶解させることにより、薄膜層の形成のための塗液を生成した。この塗液を、グラビアコート法を用いて離形性を有する成膜用基材上に塗布した後、塗膜を90℃で1分間加熱して乾燥し、ポリ乳酸からなる薄膜層を得た。得られた薄膜層の膜厚は350nmであった。続いて、成膜用基材上の薄膜層に支持基材を積層し、これらの積層体を成膜用基材の位置する側からゴムローラーで押圧しつつ、成膜用基材を剥離した。支持基材としては、パルプ系の繊維から構成された不織布を用いた。支持基材の目付けは、20g/mである。これにより、薄膜層と支持基材とを備える実施例1の転写シートを得た。
(実施例2)
支持基材として、目付けが25g/mである、パルプ系の繊維から構成された不織布を用いたこと以外は、実施例1と同様の工程によって、実施例2の転写シートを得た。
(実施例3)
支持基材として、目付けが35g/mである、パルプ系の繊維から構成された不織布を用いたこと以外は、実施例1と同様の工程によって、実施例3の転写シートを得た。
(実施例4)
支持基材として、目付けが27.5g/mである、キュプラ系の繊維から構成された不織布を用いたこと以外は、実施例1と同様の工程によって、実施例4の転写シートを得た。
(比較例1)
支持基材として、目付けが20g/mである、ポリエステル系の繊維から構成された不織布を用いたこと以外は、実施例1と同様の工程によって、比較例1の転写シートを得た。
(比較例2)
ポリ−DL−乳酸(武蔵野化学研究所製)を固形分が10%となるように酢酸エチルに溶解させることにより、薄膜層の形成のための塗液を生成した。この塗液を、グラビアコート法を用いて支持基材上に塗布した後、塗膜を90℃で1分間加熱して乾燥し、ポリ乳酸からなる薄膜層を得た。支持基材としては、ポリエステル系の樹脂フィルムを用いた。支持基材における単位面積当たりの質量は、20g/mである。得られた薄膜層の膜厚は350nmであった。これにより、薄膜層と支持基材とを備える比較例2の転写シートを得た。
(比較例3)
支持基材として、単位面積当たりの質量が20g/mである、ポリオレフィン系の樹脂フィルムを用いたこと以外は、比較例2と同様の工程によって、比較例3の転写シートを得た。
<評価方法>
(寸法変化率の算出)
各実施例および各比較例の薄膜層と支持基材について、上記実施形態に記載の方法で、標準状態に対する吸液状態の寸法変化率Rを算出し、最大寸法変化率MRを求めた。具体的には、各実施例および各比較例の薄膜層と支持基材とを、平面視にて30mm×40mmの矩形形状に切り出して試験片を作製し、当該試験片に対して10本の基準線Adを設定して標準状態と吸液状態との寸法を測定することに基づき、最大寸法変化率MRを算出した。10本の基準線Adは、試験片の外形である矩形の対角線に沿った直線と、当該矩形の向かい合う辺の中点同士を結ぶ直線とが含まれるように設定した。吸液対象の液状体としては、水を用いた。
なお、薄膜層については、支持基材に積層された状態で標準状態と吸液状態との寸法を測定し、支持基材については、薄膜層と分離した単独の支持基材を用いて標準状態と吸液状態との寸法を測定した。
(転写性の評価)
各実施例および各比較例の転写シートについて、平面視にて30mm×40mmの矩形形状の試験片を5つずつ用意した。
被転写体であるヒトの皮膚に、供給液として水を250μl供給し、供給した水を指で軽く引き伸ばした。その後、転写シートの試験片を、薄膜層における支持基材とは反対側の面が皮膚に接するように、皮膚上に配置した。次いで、支持基材の上から、3Nの荷重で3秒間、試験片を押圧した。そして、試験片の端部から、支持基材を指で剥離した。支持基材の剥離後、皮膚上の薄膜層を目視により観察し、薄膜層の欠け、破れ、皺、縒れのいずれかの変形が生じているか否かを確認した。
各実施例および各比較例について、5つの試験片のうち、薄膜層に皺、縒れ、破れ、欠けの少なくとも1つが生じている試験片が0個である場合を「〇」、薄膜層に皺、縒れ、破れ、欠けの少なくとも1つが生じている試験片が3個以上の場合、もしくは、支持基材が剥がれず皮膚上への薄膜層の転写ができなかった場合を「×」、上記「〇」および「×」のいずれにも当てはまらない場合を「△」とした。
表1に、各実施例および各比較例について、薄膜層と支持基材との最大寸法変化率MR、および、転写性の評価結果を示す。
表1が示すように、薄膜層の最大寸法変化率は0%である。すなわち、いずれの方向においても、水への浸漬の前後で薄膜層の寸法はほぼ変わらない。実施例1〜4では、支持基材の最大寸法変化率が0%とは異なる値であるから、薄膜層の寸法変化率と支持基材の寸法変化率とが互いに異なる箇所が存在することは明らかである。そして、実施例1〜4では、支持基材の最大寸法変化率が薄膜層の最大寸法変化率よりも大きくなっている。こうした実施例1〜4においては、転写された薄膜層に皺、縒れ、破れ、欠けが発生しておらず、薄膜層の一様な転写が可能であった。
一方、比較例1〜3では、支持基材の最大寸法変化率が0%であり、すなわち、いずれの方向においても、水への浸漬の前後で支持基材の寸法はほぼ変わらない。このように、比較例1〜3では、薄膜層と支持基材との双方が変形しないため、薄膜層の寸法変化率と支持基材の寸法変化率とが互いに異なる方向は存在せず、支持基材の最大寸法変化率と薄膜層の最大寸法変化率とは共に0%である。こうした比較例1〜3においては、転写された薄膜層に皺、縒れ、破れ、欠けが高頻度で発生しており、また、被転写体への薄膜層の転写ができない場合もあった。
以上のことから、液状体への浸漬の前後における寸法変化率が、薄膜層と支持基材とで異なる構成であれば、薄膜層の転写に際して支持基材を薄膜層から容易に剥離することが可能であり、良好な転写性が得られることが示された。
以上、実施形態および実施例にて説明したように、上記実施形態の転写シートおよび薄膜層の転写方法によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)少なくとも1つの基準線Adに沿った箇所において、標準状態に対する吸液状態の寸法変化率R、すなわち、転写シート10の吸液対象の液状体への浸漬の前後における寸法変化率Rが、薄膜層11と支持基材12とで異なる。こうした構成によれば、転写シート10が吸液したときの薄膜層11と支持基材12との変形の程度が異なるため、吸液状態では、薄膜層11と支持基材12との密着力が低下する。したがって、吸液状態で支持基材12を剥離することによって、支持基材12の薄膜層11からの剥離が容易になる。
(2)基準線Adに沿った複数の箇所における支持基材12の最大寸法変化率MRbは、上記複数の箇所における薄膜層11の最大寸法変化率MRfよりも大きい。こうした構成によれば、吸液による支持基材12の形状の変化が薄膜層11よりも大きくなるため、薄膜層11を被転写体に貼り付けた状態で支持基材12を剥離する転写方法において、支持基材12の剥離がより容易になる。また、転写の対象である薄膜層11の形状の安定性が支持基材12に対して相対的に高められる。
(3)支持基材12の構成材料に、吸液性フィルム、織物、編物、および、不織布の少なくとも1つが含まれる構成であれば、吸液性を有する支持基材12が好適に実現される。
(4)支持基材12が繊維材料から構成され、支持基材12の目付けが、3g/m以上200g/m以下であれば、静電気や気流に起因した変形が生じ難くなる程度の剛性を支持基材12が有するため、転写シート10が取り扱いやすくなる。また、支持基材12において繊維が詰まりすぎないため、支持基材12の吸液と形状の変化とが円滑に進む。
(5)転写シート10を用いた薄膜層11の転写方法は、薄膜層11における支持基材12に接する面とは反対側の面である第2面11Rを被転写体に接触させることと、被転写体上に配置された転写シート10に吸液させることと、転写シート10が吸液した状態で、薄膜層11から支持基材12を剥離することとを含む。こうした転写方法によれば、吸液状態で支持基材12が薄膜層11から剥離されるため、吸液による薄膜層11と支持基材12との変形の程度の差に起因して、支持基材12の薄膜層11からの剥離が容易になる。
[変形例]
上記実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
少なくとも1つの基準線Adに沿った箇所において、標準状態に対する吸液状態の寸法変化率Rが、薄膜層11と支持基材12とで異なっていれば、支持基材12の寸法変化率Rbは0%であってもよい。言い換えれば、転写シート10の吸液によって、薄膜層11の形状が変化する一方で、支持基材12の形状は変化しなくてもよい。
Ad…基準線、C…重心、Sq…矩形、Sk…被転写体、Lq…供給液、10…転写シート、11…薄膜層、11F…第1面、11R…第2面、12…支持基材、13…保護層。

Claims (5)

  1. 薄膜層と、前記薄膜層を支持する支持基材とを備え、吸液性を有する転写シートであって、
    前記転写シートの表面と対向する位置から見て、前記転写シートが内接する最小の矩形を仮想的に配置したときの当該矩形の重心を通る直線が基準線であり、少なくとも1つの前記基準線に沿った箇所において、前記転写シートの吸液対象の液状体への浸漬の前後における寸法変化率が、前記薄膜層と前記支持基材とで異なる
    転写シート。
  2. 前記基準線に沿った複数の箇所における前記支持基材の前記寸法変化率の絶対値の最大値は、前記複数の箇所における前記薄膜層の前記寸法変化率の絶対値の最大値よりも大きい
    請求項1に記載の転写シート。
  3. 前記支持基材の構成材料には、吸液性フィルム、織物、編物、および、不織布の少なくとも1つが含まれる
    請求項1または2に記載の転写シート。
  4. 前記支持基材は繊維材料から構成され、前記支持基材の目付けは、3g/m以上200g/m以下である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の転写シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の転写シートを用いた薄膜層の転写方法であって、
    前記薄膜層における前記支持基材に接する面とは反対側の面を被転写体に接触させることと、
    前記被転写体上に配置された前記転写シートに吸液させることと、
    前記転写シートが吸液した状態で、前記薄膜層から前記支持基材を剥離することと、
    を含む薄膜層の転写方法。
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