JP2017162216A - ビーコンシステム、携帯端末、および、付帯情報の表示方法 - Google Patents

ビーコンシステム、携帯端末、および、付帯情報の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各部屋の案内情報をスケジュールに応じて変更できる技術を提供する。【解決手段】案内サーバ4は、開始または終了日時となったスケジュールデータに対応付けられた部屋IDを特定し、この部屋IDに対応付けられたビーコンIDを特定して、このビーコンIDにより特定される第1ビーコン発信器2に、このスケジュールデータの用件IDを伴う登録要求または削除要求を送信する。第1ビーコン発信器2は、登録要求を受信すると、この登録要求で指定された用件IDを登録し、削除要求を受信すると、この削除要求で指定された用件IDの登録を削除し、用件IDが登録されていれば、定期的に送信するビーコン信号にビーコンIDとともに用件IDも付加する。携帯端末5は、最寄りの第1ビーコン発信器2からのビーコン信号に用件IDが付加されていれば、この用件IDを伴う付帯情報要求を案内サーバ4に送信し、案内サーバ4から付帯情報を取得し表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、ビーコンを利用して施設内の案内情報を提供する技術に関する。
特許文献1には、GPS(Global Positioning System)電波が届かないような施設内においても、現在位置を正確に取得して経路案内することができる経路案内システムが開示されている。
この経路案内システムは、施設内の異なる位置に設置された複数のビーコン発信器と、各ビーコン発信器の位置情報を管理するサーバと、携帯端末と、を備えている。携帯端末は、最寄りのビーコン発信器から送信されるビーコン信号を受信して、このビーコン信号に付加されているビーコンIDをサーバに通知する。これを受けて、サーバは、このビーコンIDにより特定されるビーコン発信器の位置情報を携帯端末に通知する。携帯端末は、サーバから通知されたビーコン発信器の位置情報を現在地情報に設定する。そして、ユーザから目的地情報を受け付けたならば、現在地情報、目的地情報、および経路網情報に基づいて、現在地から目的地までの推奨経路を探索し表示する。また、ビーコン発信器は、トピック情報を携帯端末に取得させるための付帯情報をビーコン信号に付加することができ、携帯端末は、受信したビーコン信号に付帯情報が付加されているならば、この付帯情報をサーバから取得して表示する。
特開2015−200609号公報
特許文献1に記載の経路案内システムによれば、例えば、大規模な施設のエントランスからこの施設内で開催される会議で使用される会議室までの推奨経路を、ユーザに提示することができる。そして、会議室近傍に設置されたビーコン発信器のビーコン信号に、この会議室のトピック情報等を携帯端末に取得させるための付帯情報として付加することにより、会議室近傍まで移動したユーザに、この会議室のトピック情報等を提示することができる。
しかしながら、案内された会議室に複数の会議が設定されている場合、この会議室では、時間帯によって異なる会議が開催される。特許文献1に記載の経路案内システムは、この点を考慮していない。このため、ユーザは、自身とは無関係の会議まで含んだトピック情報が提示されても、勘違いにより、自身とは無関係の会議が開催されている会議室に入室してしまう可能性があった。
また、特許文献1に記載の経路案内システムは、GPS電波が届かないような施設内において、現在地から目的地までの推奨経路をユーザに表示することはできるが、ユーザが推奨経路を正しく移動しているか否かを判断していない。このため、ユーザは推奨経路から外れていることに気付かない可能性があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、会議室、応接室等の各部屋の案内情報を、各部屋のスケジュールに応じて変更できるようにすることにある。また、本発明の他の目的は、GPS電波が届かないような施設内においても、目的地までより確実に案内可能とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明では、施設内の会議室、応接室等の各部屋に対応付けてビーコン発信器を設置する。また、ビーコン発信器毎に、ビーコン発信器のビーコンIDをこのビーコン発信器が対応付けられている部屋の部屋IDに対応付けてサーバに記憶する。さらに、施設内の部屋毎に、予定されている各用件の用件ID、用件内容、開始日時、終了日時を含むスケジュールデータを部屋IDに対応付けてこのサーバに記憶する。
サーバは、各部屋のスケジュールデータを監視し、開始日時あるいは終了日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、このスケジュールデータから用件IDを抽出する。また、このスケジュールデータに対応付けられている部屋IDを特定し、さらにこの特定した部屋IDに対応付けられているビーコンIDを特定する。そして、用件IDを抽出したスケジュールデータが開始日時となったスケジュールデータならば、特定したビーコンIDにより特定されるビーコン発信器に、抽出した用件IDを伴う登録要求を送信する。一方、用件IDを抽出したスケジュールデータが終了日時となったスケジュールデータならば、特定したビーコンIDにより特定されるビーコン発信器に、抽出した用件IDを伴う削除要求を送信する。また、サーバは、携帯端末から付帯情報要求を受信したならば、この付帯情報要求で指定されている用件IDのスケジュールデータに基づいて、用件の概要を示す付帯情報を生成し、携帯端末に送信する。
ビーコン発信器は、定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信する。また、サーバから登録要求を受信したならば、この登録要求で指定されている用件IDを登録し、削除要求を受信したならば、この削除要求で指定されている用件IDの登録を削除する。そして、用件IDが登録されている場合、定期的に送信するビーコン信号に、ビーコンIDに加えて用件IDを付加する。
携帯端末は、ビーコン発信器から定期的に送信されるビーコン信号を受信する。そして、最寄りのビーコン発信器から受信したビーコン信号に用件IDが付加されているならば、この用件IDの指定を伴う付帯情報要求をサーバに送信して、サーバから付帯情報を取得し表示する。
なお、本発明において、各部屋に加えて、施設内のエントランス、通路等の各通過ポイントにもビーコン発信器を設置してもよい。この場合、サーバは、施設内の出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を携帯端末から受信したならば、各ビーコン発信器の設置場所データを含む施設内の地図データを用いて、施設内の出発地から目的地までの推奨順路を探索し、探索した推奨順路の順路データを、この推奨順路上に設置されているビーコン発信器のビーコンIDがこの推奨順路上の通過順番に対応付けられたビーコンIDリストとともに、携帯端末に送信する。
また、携帯端末は、最寄りのビーコン発信器から受信したビーコン信号に付加されているビーコンIDを、自携帯端末の現在地として設定する。また、施設内の目的地の指定を伴う順路案内操作をユーザから受け付けたならば、現在地を出発地として、出発地および目的地の指定を含む順路案内要求をサーバに送信し、サーバから順路データおよびビーコンIDリストを所得する。そして、取得した順路データを表示するとともに、現在地に設定されたビーコンIDの変遷をビーコンIDリストと比較することにより、自携帯端末が推奨順路通りに移動しているか否かを判断し、その判断結果をユーザに通知する。
例えば、本発明のビーコンシステムは、施設内の各部屋に対応付けられて設置された複数の第1のビーコン発信器と、前記複数の第1のビーコン発信器に接続されたサーバと、を備えたビーコンシステムであって、
前記第1のビーコン発信器は、
定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信するビーコン信号送信手段と、
前記サーバから登録要求を受信した場合に、当該登録要求で指定されている用件IDを登録し、前記サーバから削除要求を受信した場合に、当該削除要求で指定されている用件IDの登録を削除する用件ID登録手段と、
前記用件ID登録手段により用件IDが登録されている場合に、前記ビーコン信号送信手段が定期的に送信するビーコン信号に、当該用件IDを付加する用件ID付加手段と、を有し、
前記サーバは、
前記第1のビーコン発信器毎に、当該第1のビーコン発信器が対応付けられている部屋の部屋IDが当該第1のビーコン発信器のビーコンIDに対応付けられて記憶されたビーコン情報記憶手段と、
前記施設内の部屋毎に、予定されている各用件の用件ID、用件内容、開始日時、終了日時を含むスケジュールデータが当該部屋の部屋IDに対応付けられて記憶されたスケジュール記憶手段と、
前記スケジュール記憶手段に記憶されている各部屋のスケジュールデータを監視し、開始日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて前記ビーコン情報記憶手段に記憶されているビーコンIDにより特定される前記第1のビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDを伴う登録要求を送信し、終了日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて前記ビーコン情報記憶手段に記憶されているビーコンIDにより特定される前記第1のビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDを伴う削除要求を送信する要求送信手段と、
携帯端末から付帯情報要求を受信した場合に、当該付帯情報要求で指定されている用件IDを有するスケジュールデータを前記スケジュール記憶手段から検索して、検索したスケジュールデータに基づいて用件の概要を示す付帯情報を生成し、生成した付帯情報を当該携帯端末に送信する付帯情報生成手段と、を有する。
ここで、ビーコンシステムは、
前記施設内における各通過ポイントに設置され、定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信する複数の第2のビーコン発信器をさらに備え、
前記サーバは、
前記第1および第2のビーコン発信器各々の設置場所データを含む前記施設内の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
前記施設内の出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記地図データ記憶手段に記憶されている前記施設内の地図データを用いて、前記施設内の出発地から目的地までの推奨順路を探索するとともに、当該推奨順路上に設置されている前記第1および第2のビーコン発信器を検出する順路探索手段と、
前記順路探索手段により探索された推奨順路の順路データを、前記順路探索手段により検出された前記第1および第2のビーコン発信器のビーコンIDが当該推奨順路上の通過順番に対応付けられたビーコンIDリストとともに、前記携帯端末に送信する順路データ送信手段と、をさらに有してもよい。
また、本発明の携帯端末は、施設内に設置されたビーコン発信器から送信されるビーコン信号を受信する携帯端末であって、
受信したビーコン信号に用件IDが付加されている場合に、当該用件IDの指定を伴う付帯情報要求を所定のサーバに送信して、当該サーバから付帯情報を受信する付帯情報取得手段と、
前記付帯情報取得手段により受信した付帯情報を表示する付帯情報表示手段と、を有する。
ここで、前記携帯端末は、
受信したビーコン信号に付加されているビーコンIDを、自携帯端末の現在地として設定する現在地設定手段と、
前記施設内の目的地の指定を伴う順路案内操作をユーザから受け付けた場合に、前記現在地設定手段により設定されている現在地を出発地として、出発地および目的地の指定を含む路案内要求を前記所定のサーバに送信して、当該サーバから、前記出発地から前記目的地までの推奨順路の順路データ、および当該推奨順路上に設置されている前記ビーコン発信器のビーコンIDが当該推奨順路上の通過順番に対応付けられたビーコンIDリストを受信する順路データ取得手段と、
前記順路データ取得手段により受信した順路データに従い、前記出発地から前記目的地までの推奨順路を表示する推奨順路表示手段と、
現在地に設定されたビーコンIDの変遷を前記順路データ取得手段により受信したビーコンIDリストと比較して、自携帯端末が前記推奨順路に従って移動しているか否かを判断し、判断結果をユーザに通知する順路誘導手段と、をさらに有してもよい。
本発明において、サーバは、開始日時あるいは終了日時となったスケジュールデータに対応付けられている部屋IDを特定し、さらにこの部屋IDに対応付けられているビーコンIDを特定して、このビーコンIDにより特定されるビーコン発信器に、このスケジュールデータの用件IDを伴う登録要求あるいは削除要求を送信する。また、ビーコン発信器は、サーバから登録要求を受信したならば、この登録要求で指定されている用件IDを登録し、削除要求を受信したならば、この削除要求で指定されている用件IDの登録を削除する。そして、用件IDが登録されている場合、定期的に送信するビーコン信号に用件IDを付加する。また、携帯端末は、受信したビーコン信号に用件IDが付加されているならば、この用件IDを伴う付帯情報要求をサーバに送信して、サーバから付帯情報を取得し表示する。したがって、本発明によれば、会議室、応接室等の各部屋について、部屋の近傍にいる携帯端末に表示するこの部屋の案内情報を、この部屋のスケジュールに応じて変更することができる。
また、本発明において、施設内のエントランス、通路等の各通過ポイントにもビーコン発信器を設置し、サーバは、携帯端末から施設内の出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を受信した場合に、出発地から目的地までの推奨順路を探索して、探索した推奨順路の順路データを、この推奨順路上に設置されているビーコン発信器のビーコンIDリストとともに、携帯端末に送信し、携帯端末は、受信したビーコン信号のビーコンIDを、自携帯端末の現在地として設定し、ユーザから施設内の目的地の指定を伴う順路案内操作を受け付けた場合に、現在地を出発地として、出発地および目的地の指定を含む順路案内要求をサーバに送信して、サーバから順路データおよびビーコンIDリストを所得し、取得した順路データを表示するとともに、現在地に設定されたビーコンIDの変遷をビーコンIDリストと比較することにより、自携帯端末が順路通りに移動しているか否かを判断し、その判断結果をユーザに通知するようにした場合、GPS電波が届かないような施設内においても、目的地までより確実に案内することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係るビーコンシステム1の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係るビーコンシステム1の第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係るビーコンシステム1の第一の動作例を説明するためのシーケンス図であり、図2の続きである。 図4は、本発明の一実施の形態に係るビーコンシステム1の第一の動作例を説明するためのシーケンス図であり、図3の続きである。 図5は、本発明の一実施の形態に係るビーコンシステム1の第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図6は、案内サーバ4の概略機能構成図である。 図7は、ビーコン情報記憶部42を模式的に表した図である。 図8は、スケジュール記憶部43の登録内容例を模式的に表した図である。 図9は、案内サーバ4の動作を説明するためのフロー図である。 図10は、携帯端末5の概略機能構成図である。 図11は、ビーコンIDリスト記憶部58の登録内容例を模式的に表した図である。 図12は、携帯端末5の動作を説明するためのフロー図である。 図13は、第1ビーコン発信器2の概略機能構成図である。 図14は、第1ビーコン発信器2の動作を説明するためのフロー図である。
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るビーコンシステム1の概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係るビーコンシステム1は、施設内の会議室、応接室等の各部屋に対応付けられてその近傍に設置された複数の第1ビーコン発信器2−1〜2−n(以下、単に第1ビーコン発信器2とも呼ぶ)と、施設のエントランス、広場、通路等の各通過ポイントに設置された複数の第2ビーコン発信器3−1〜3−m(単に第2ビーコン発信器3とも呼ぶ)と、案内サーバ4と、携帯端末5と、を備えている。第1ビーコン発信器2および案内サーバ4は、LAN等のネットワーク6に接続されている。また、携帯端末5は、無線アクセスポイント(AP)7を介してネットワーク6に接続されている。
第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して、定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信する。また、第1ビーコン発信器2は、案内サーバ4によって用件IDが登録されている場合、この用件IDを自身のビーコンIDとともにビーコン信号に付加して送信する。
なお、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3は、ビーコン信号の到達エリア(携帯端末5によるビーコン信号の受信可能エリア)が互いに重複しないように、設置位置または送信電波強度が設定されている。
案内サーバ4は、第1ビーコン発信器2に用件IDを登録することにより、この第1ビーコン発信器2に対応付けられた部屋で開催予定あるいは開催中の用件を、この部屋の近傍に位置する携帯端末5に案内する。また、案内サーバ4は、携帯端末5から受信した順路案内要求に従い、出発地から目的地までの推奨順路を携帯端末5に案内する。
携帯端末5は、第1ビーコン発信器2から送信されるビーコン信号に付加されている用件IDに基づいて、案内サーバ4から、この第1ビーコン発信器2に対応付けられている部屋で開催予定あるいは開催中の用件の案内を受ける。また、携帯端末5は、出発地から目的地までの推奨順路の案内を案内サーバ4から受けるとともに、最寄りの第1ビーコン発信器2あるいは第2ビーコン発信器3から送信されるビーコン信号に基づいて、自携帯端末5が推奨順路に従って移動している否かを判断する。
図2ないし図4は、本実施の形態に係るビーコンシステム1の第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。ここでは、案内サーバ4から案内された推奨順路に従って携帯端末5が移動する場合の動作例を示している。
ここで、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3は、定期的(例えば3秒毎)に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信している(S100)。また、案内サーバ4は、施設の部屋毎に、予定されている各用件の用件ID、用件内容、開始日時、および終了日時を含むスケジュールデータをこの部屋の部屋IDに対応付けて記憶しており、これらのスケジュールデータのなかから、開始日時あるいは終了日時が到来した用件のスケジュールデータを監視している(S101)。
さて、案内サーバ4は、開始日時が到来した用件のスケジュールデータを検出したならば(S102)、このスケジュールデータに対応付けられている部屋IDを特定し、さらに、この部屋IDが付与された部屋に対応付けられて設置されている第1ビーコン発信器2を特定する(S103)。ここでは、第1ビーコン発信器2−1が特定されたものとする。つぎに、案内サーバ4は、検出したスケジュールデータに含まれる用件IDを伴う登録要求を、ネットワーク6を介して、特定した第1ビーコン発信器2−1に送信する(S104)。
第1ビーコン発信器2−1は、ネットワーク6を介して案内サーバ4から登録要求を受信すると、定期的に送信するビーコン信号に対して、自身のビーコンIDに加えて、この登録要求で指定された用件IDの付加を開始する(S105)。
つぎに、携帯端末5のユーザが、第2ビーコン発信器3−1が設置された通過ポイントまで移動したとする。携帯端末5は、第2ビーコン発信器3−1から送信されたビーコン信号(S106)を受信して、このビーコン信号に付加されている第2ビーコン発信器3−1のビーコンIDを現在地として設定する(S107)。
その後、携帯端末5は、目的地の指定を伴う順路案内操作をユーザから受け付けたものとする(S108)。これを受けて、携帯端末5は、現在地を出発地に設定し、無線アクセスポイント7およびネットワーク6を介して案内サーバ4に、出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を送信する(S109)。
案内サーバ4は、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3各々の設置場所データを含む施設内地図データを記憶しており、携帯端末5から順路案内要求を受信すると、この施設内地図データを用いて、順路案内要求で指定されている出発地から目的地までの推奨順路を探索する。また、案内サーバ4は、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3各々の設置場所データに基づいて、探索した推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3を検出する(S110)。
それから、案内サーバ4は、ネットワーク6および無線アクセスポイント7を介して携帯端末5に、推奨順路の順路データと、この推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3のビーコンIDが通過順番に対応付けられて記述されたビーコンIDリストと、を送信する(S111)。ここでは、第2ビーコン発信器3−1(出発地)、第2ビーコン発信器3−2(通過ポイント)、第2ビーコン発信器3−3(通過ポイント)、第1ビーコン発信器2−1(目的地)のビーコンIDが、この順番を通過順番としてビーコンIDリストに記述されているものとする。
携帯端末5は、案内サーバ4から順路データおよびビーコンIDリストを受信すると、この順路データに従って推奨順路を表示するとともに、現在地をビーコンIDリストと比較することにより、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かのチェックを開始する(S112)。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−1のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと推奨順路上の最初のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「1番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は、「順路OK(推奨順路から外れていない)」と判断する。
つぎに、携帯端末5のユーザが、表示された推奨順路に従って、第2ビーコン発信器3−2が設置された通過ポイントまで移動したとする。携帯端末5は、第2ビーコン発信器3−2から送信されたビーコン信号(S113)を受信して、このビーコン信号に付加されている第2ビーコン発信器3−2のビーコンIDを現在地として新たに設定(更新)する(S114)。そして、携帯端末5は、この新たに設定された現在地を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かをチェックする。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−2のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと推奨順路上の次のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「2番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は、「順路OK」と判断する。そして、その判断結果を表示する(S115)。
つぎに、携帯端末5のユーザが、表示された推奨順路に従って、第2ビーコン発信器3−3が設置された通過ポイントまで移動したとする。携帯端末5は、第2ビーコン発信器3−3から送信されたビーコン信号(S116)を受信して、このビーコン信号に付加されている第2ビーコン発信器3−3のビーコンIDを現在地として新たに設定(更新)する(S117)。そして、携帯端末5は、この新たに設定された現在地を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かをチェックする。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−3のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと推奨順路上の次のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「3番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は、「順路OK」と判断する。そして、その判断結果を表示する(S118)。
つぎに、携帯端末5のユーザが、表示された推奨順路に従って、第1ビーコン発信器2−1が設置された目的地近傍まで移動したとする。携帯端末5は、第1ビーコン発信器2−1から送信されたビーコン信号(S119)を受信して、このビーコン信号に付加されている第1ビーコン発信器2−1のビーコンIDを現在地として新たに設定(更新)する(S120)。また、携帯端末5は、第1ビーコン発信器2−1から受信したビーコン信号に用件IDが付加されていることを検出し(S121)、この用件IDを伴う付帯情報要求を、無線アクセスポイント7およびネットワーク6を介して案内サーバ4に送信する(S122)。
案内サーバ4は、携帯端末5から付帯情報要求を受信すると、この付帯情報要求で指定された用件IDを有する用件のスケジュールデータを検索する。そして、このスケジュールデータに含まれている用件内容、開始日時、および終了日時を用いて付帯情報を生成する(S123)。それから、案内サーバ4は、この付帯情報を、ネットワーク6および無線アクセスポイント7を介して携帯端末5に送信する(S124)。
携帯端末5は、案内サーバ4から付帯情報を受信すると、この付帯情報を表示する(S125)。これにより、携帯端末5のユーザは、現在地近傍の部屋で開催予定あるいは開催中の用件の概要を知ることができる。
また、携帯端末5は、新たに設定された現在地を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かをチェックする。ここでは、現在地が第1ビーコン発信器2−1のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと推奨順路路上の次のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「4番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は、「順路OK」と判断する。そして、その判断結果を表示する(S126)。
それから、携帯端末5は、ビーコンIDリストにおいて、通過順番「4番目」のビーコンIDが通過順番「最後尾」のビーコンIDであることを認識し、目的地に到着したものと判断する。そして、携帯端末5は、目的地に到着した旨を表示するとともに、ビーコンIDリストを用いた順路チェックを終了する(S127)。
その後、案内サーバ4は、終了日時が到来した用件のスケジュールデータを検出したならば(S128)、このスケジュールデータに対応付けられた部屋IDを特定し、さらにこの部屋IDが付与された部屋に対応付けられて設置されている第1ビーコン発信器2を特定する(S129)。ここでは、第1ビーコン発信器2−1が特定されたものとする。つぎに、案内サーバ4は、特定した第1ビーコン発信器2−1に、検出したスケジュールデータに含まれる用件IDを伴う削除要求を、ネットワーク6を介して送信する(S130)。
第1ビーコン発信器2−1は、ネットワーク6を介して案内サーバ4から削除要求を受信すると、定期的に送信するビーコン信号に対する、この削除要求で指定された用件IDの付加を終了する(S131)。
図5は、本実施の形態に係るビーコンシステム1の第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。ここでは、案内サーバ4から案内された推奨順路から携帯端末5が外れた場合の動作例を示している。
図2および図3に示すS100〜S112の処理が実施され、これにより、携帯端末5が、案内サーバ4から順路データおよびビーコンIDリストを受信して、この順路データに従い推奨順路を表示するとともに、このビーコンIDリストを用いて携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かのチェックを開始したものとする。ここで、ビーコンIDリストには、第2ビーコン発信器3−1(出発地)、第2ビーコン発信器3−2(通過ポイント)、第2ビーコン発信器3−3(通過ポイント)、第1ビーコン発信器2−1(目的地)のビーコンIDが、この順番を通過順番として記述され、携帯端末5には、現在地が第2ビーコン発信器3−1のビーコンIDに設定されていることとする。この場合、携帯端末5は、現在地のビーコンIDと推奨順路上の最初のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「1番目」のビーコンID)とが一致するため、「順路OK(推奨順路から外れていない)」と判断する。
さて、携帯端末5のユーザが、表示された推奨順路に従って、第2ビーコン発信器3−2が設置された通過ポイントまで移動すると、携帯端末5は、第2ビーコン発信器3−2から送信されたビーコン信号(S140)を受信して、このビーコン信号に付加されている第2ビーコン発信器3−2のビーコンIDを現在地として新たに設定(更新)する(S141)。そして、携帯端末5は、新たに設定された現在地を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かをチェックする。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−2のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと推奨順路上の次のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「2番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は「順路OK」と判断する。そして、その判断結果を表示する(S142)。
つぎに、携帯端末5のユーザが、推奨順路から外れて、第2ビーコン発信器3−4が設置された通過ポイントまで移動したとする。携帯端末5は、第2ビーコン発信器3−4から送信されたビーコン信号(S143)を受信して、このビーコン信号に付加されている第2ビーコン発信器3−4のビーコンIDを現在地として新たに設定する(S144)。そして、携帯端末5は、新たに設定された現在地を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通り移動しているか否かをチェックする。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−4のビーコンIDに設定されており、ビーコンIDリストの通過順番「3番目」のビーコンIDが第2ビーコン発信器3−3のビーコンIDであるため、現在地のビーコンIDと推奨順路上の次のビーコンID(ビーコンIDリストの通過順番「3番目」のビーコンID)とが一致しない。このため、携帯端末5は「順路NG」と判断する。そして、その判断結果を表示する(S145)。
それから、携帯端末5は、現在地を新たな出発地に設定して、出発地および目的地の指定を伴う順路案内要求を、無線アクセスポイント7およびネットワーク6を介して案内サーバ4に再度送信する(S146)。
案内サーバ4は、携帯端末5からの順路案内要求を受信すると、施設内地図データを用いて、順路案内要求で指定されている出発地から目的地までの推奨順路を探索する。また、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3各々の設置場所データに基づいて、探索した推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3を検出する(S147)。
それから、案内サーバ4は、ネットワーク6および無線アクセスポイント7を介して携帯端末5に、推奨順路の順路データと、この推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3のビーコンIDが通過順番に対応付けられて記述されたビーコンIDリストと、を送信する(S148)。ここでは、第2ビーコン発信器3−4(出発地)、第2ビーコン発信器3−5(通過ポイント)、第2ビーコン発信器3−3(通過ポイント)、第1ビーコン発信器2−1(目的地)のビーコンIDが、この順番を通過順番としてビーコンIDリストに記述されているものとする。
携帯端末5は、案内サーバ4から順路データおよびビーコンIDリストを新たに受信すると、表示中の推奨順路をこの順路データに従って更新する。また、携帯端末5のユーザが順路通り移動しているか否かのチェックに用いるビーコンIDリストを、この新たに受信したビーコンIDリストに変更する(S149)。ここでは、現在地が第2ビーコン発信器3−4のビーコンIDに設定されており、現在地のビーコンIDと新たな推奨順路上の最初のビーコンID(新たに受信したビーコンIDリストの通過順番「1番目」のビーコンID)とが一致するため、携帯端末5は、「順路OK」と判断する。その後の処理は、図3および図4に示すS113〜S131と同様である。
つぎに、本実施の形態に係るビーコンシステムを構成する案内サーバ4、携帯端末5、第1ビーコン発信器2、および第2ビーコン発信器3の詳細を説明する。
まず、案内サーバ4について説明する
図6は、案内サーバ4の概略機能構成図である。
図示するように、案内サーバ4は、ネットワークインターフェース部40と、マンマシンインターフェース部41と、ビーコン情報記憶部42と、スケジュール記憶部43と、地図データ記憶部44と、スケジュール登録部45と、スケジュール監視部46と、要求送信部47と、付帯情報生成部48と、推奨順路探索処理部49と、を備えている。
ネットワークインターフェース部40は、ネットワーク6に接続するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部41は、操作者から各種操作を受け付けたり、操作者に情報を提示したりするためのインターフェースであり、キーボード、マウス等の入力装置および液晶ディスプレイ等の表示装置を有する。
ビーコン情報記憶部42には、第1ビーコン発信器2に関する情報が記憶されている。図7は、ビーコン情報記憶部42を模式的に表した図である。図示するように、ビーコン情報記憶部42には、第1ビーコン発信器2毎に、ビーコン情報のレコード420が記憶されている。レコード420は、第1ビーコン発信器2を識別するためのビーコンIDが登録されたフィールド421と、この第1ビーコン発信器2のネットワーク6上のアドレスが登録されたフィールド422と、この第1ビーコン発信器2に対応付けられている部屋(この第1ビーコン発信器2が近傍に設置されている部屋)を識別するための部屋IDが登録されたフィールド423と、この第1ビーコン発信器2に対応付けられている部屋の部屋名が登録されたフィールド424と、を有する。
スケジュール記憶部43には、施設内の部屋毎に、その部屋で予定されている用件のスケジュールデータが記憶されている。図8は、スケジュール記憶部43の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、スケジュール記憶部43には、施設内の部屋毎に、対象の部屋で予定されている各用件のスケジュールデータのレコード432を格納するテーブル430が、この部屋の部屋ID431に対応付けられて記憶されている。レコード432は、用件を識別するための用件IDが登録されたフィールド433と、用件名が登録されたフィールド434と、用件内容が登録されたフィールド435と、用件の開始日時が登録されたフィールド436と、用件の終了日時が登録されたフィールド437と、を有する。
地図データ記憶部44には、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3の設置場所データを含む、地点間の推奨順路を探索するために必要な施設内地図データが記憶されている。
スケジュール登録部45は、スケジュール記憶部43内のテーブル430にスケジュールデータのレコード432を登録する。
スケジュール監視部46は、スケジュール記憶部43内の各テーブル430を監視して、開始日時あるいは終了日時の所定時間前(例えば10分前)となった用件のスケジュールデータのレコード432を検出する。
要求送信部47は、ネットワークインターフェース部40を介して第1ビーコン発信器2に、用件IDを伴う登録要求あるいは削除要求を送信する。
付帯情報生成部48は、スケジュール記憶部43のテーブル430に記憶されているスケジュールデータのレコード432に基づいて、このレコード432により特定される用件の概要を示す付帯情報を生成する。
推奨順路探索処理部49は、地図データ記憶部44に記憶されている施設内地図データを用いて、2地点間の推奨順路を探索する。ここで、推奨順路の探索には、ダイクストラ法等の既存の技術を利用することができる。また、推奨順路探索処理部49は、この施設内地図データを用いて、探索した推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3を検出する。
図9は、案内サーバ4の動作を説明するためのフロー図である。
スケジュール登録部45は、マンマシンインターフェース部41を介して操作者から、あるいは、ネットワークインターフェース部40を介して不図示の管理端末等から、予定されている用件の用件名、用件内容、開始日時および終了日時と、この用件が開催される部屋の部屋IDと、を伴うスケジュール登録指示を受け付けると(S200でYES)、用件IDを生成する(S201)。それから、スケジュール登録部45は、この用件IDと、スケジュール登録指示とともに受け付けた用件名、用件内容、開始日時および終了日時と、を含むスケジュールデータを生成して、スケジュール登録指示とともに受け付けた部屋ID431に対応付けられてスケジュール記憶部43に記憶されているテーブル430に、このスケジュールデータのレコード432を登録する(S202)。
スケジュール監視部46は、スケジュール記憶部43内のいずれかのテーブル430から、開始日時の所定時間前となった用件のスケジュールデータのレコード432を検出したならば(S203でYES)、このスケジュールデータのレコード432が記憶されているテーブル430に対応付けられている部屋ID431を有するビーコン情報のレコード420をビーコン情報記憶部42から検索する。そして、このビーコン情報のレコード420に基づいて、この部屋IDが付与された部屋に対応付けられて設置されている第1ビーコン発信器2を特定する(S204)。
それから、スケジュール監視部46は、スケジュール記憶部43から検出したスケジュールデータのレコード432に含まれている用件IDと、ビーコン情報記憶部42から検索したビーコン情報のレコード420に含まれているアドレスと、を含む登録指示を、要求送信部47に通知する。これを受けて、要求送信部47は、スケジュール監視部46から通知された登録指示に従い、この登録指示に含まれているアドレスにより特定される第1ビーコン発信器2に、この登録指示に含まれている用件IDを伴う登録要求を、ネットワークインターフェース部40を介して送信する(S205)。
また、スケジュール監視部46は、スケジュール記憶部43内のいずれかのテーブル430から、終了日時の所定時間前となった用件のスケジュールデータのレコード432を検出したならば(S206でYES)、このスケジュールデータのレコード432が記憶されているテーブル430に対応付けられている部屋ID431を有するビーコン情報のレコード420をビーコン情報記憶部42から検索する。そして、このビーコン情報のレコード420に基づいて、この部屋IDが付与された部屋に対応付けられて設置されている第1ビーコン発信器2を特定する(S207)。
それから、スケジュール監視部46は、スケジュール記憶部43から検出したスケジュールデータのレコード432に含まれている用件IDと、ビーコン情報記憶部42から検索したビーコン情報のレコード420に含まれているアドレスと、を含む削除指示を、要求送信部47に通知する。これを受けて、要求送信部47は、スケジュール監視部46から通知された削除指示に従い、この削除指示に含まれているアドレスにより特定される第1ビーコン発信器2に、この削除指示に含まれている用件IDを伴う削除要求を、ネットワークインターフェース部40を介して送信する(S208)。
付帯情報生成部48は、ネットワークインターフェース部40を介して携帯端末5から付帯情報要求を受信すると(S209でYES)、この付帯情報要求で指定されている用件IDをキーにして、スケジュール記憶部43からスケジュールデータのレコード432を検索する(S210)。そして、検索したレコード432に含まれている用件名、用件内容、開始日時および終了日時に基づいて、用件の概要を示す付帯情報を生成し、この付帯情報を、ネットワークインターフェース部40を介して携帯端末5に送信する(S211)。
推奨順路探索処理部49は、ネットワークインターフェース部40を介して携帯端末5から順路案内要求を受信すると(S212でYES)、地図データ記憶部44に記憶されている施設内地図データを用いて、この順路案内要求で指定されている出発地から目的地までの推奨順路を探索する(S213)。つぎに、推奨順路探索処理部49は、この施設内地図データを用いて、探索した推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3を検出する(S214)。それから、推奨順路探索処理部49は、探索した推奨順路の順路データを生成するとともに、推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3のビーコンIDが、出発地から目的地に至るまでの通過順番に対応付けられて記述されたビーコンIDリストを生成する。そして、ネットワークインターフェース部40を介して携帯端末5に順路データおよびビーコンIDリストを送信する(S215)。
つぎに、携帯端末5について説明する。
図10は、携帯端末5の概略機能構成図である。
図示するように、携帯端末5は、無線インターフェース部50と、ビーコン信号受信部51と、マンマシンインターフェース部52と、現在地設定部53と、付帯情報取得部54と、付帯情報表示処理部55と、順路データ取得部56と、順路データ記憶部57と、ビーコンIDリスト記憶部58と、推奨順路表示処理部59と、順路誘導部60と、を備えている。
無線インターフェース部50は、無線アクセスポイント7を介してネットワーク6に接続するためのインターフェースである。
ビーコン信号受信部51は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して、第1ビーコン発信器2および第2ビーコン発信器3から定期的に送信されるビーコン信号を受信する。
マンマシンインターフェース部52は、操作者から各種操作を受け付けたり、操作者に情報を提示したりするためのインターフェースであり、キーボード、マウス等の入力装置と、スピーカと、液晶ディスプレイ等の表示装置と、を有する。
現在地設定部53は、ビーコン信号受信部51により受信されたビーコン信号に基づいて、現在地を設定する。
付帯情報取得部54は、無線インターフェース部50を介して案内サーバ4にアクセスして、最寄りの部屋で開催予定あるいは開催中の用件の概要を示す付帯情報を案内サーバ4から取得する。
付帯情報表示処理部55は、付帯情報取得部54によって案内サーバ4から取得した付帯情報をマンマシンインターフェース部52に表示する。
順路データ取得部56は、無線インターフェース部50を介して案内サーバ4にアクセスして、出発地から目的地までの推奨順路の順路データ、および推奨順路上に設置された第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3が通過順番に対応付けられて記述されたビーコンIDリストを案内サーバ4から取得する。
順路データ記憶部57には、順路データ取得部56によって案内サーバ4から取得された順路データが記憶される。
ビーコンIDリスト記憶部58には、順路データ取得部56によって案内サーバ4から取得されたビーコンIDリストを含む情報が記憶される。図11は、ビーコンIDリスト記憶部58の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、ビーコンIDリスト記憶部58には、ビーコンIDリストに記述されているビーコンID毎にレコード580が記憶される。レコード580は、推奨順路上おける第1ビーコン発信器2あるいは第2ビーコン発信器3の通過順番が登録されたフィールド581と、この第1ビーコン発信器2あるいは第2ビーコン発信器3のビーコンIDが登録されたフィールド582と、この第1ビーコン発信器2あるいは第2ビーコン発信器3が設置された通過ポイントの通過状態(未通過、通過中、通過済)を登録するためのフィールド583と、を有する。
推奨順路表示処理部59は、順路データ記憶部57に記憶されている順路データをマンマシンインターフェース部52に表示する。
順路誘導部60は、現在地設定部53により設定された現在地およびビーコンIDリスト記憶部58の登録情報を用いて、自携帯端末5が推奨順路に従って移動しているか否かを判断し、その判断結果をマンマシンインターフェース部52から出力する。
図12は、携帯端末5の動作を説明するためのフロー図である。このフローは、携帯端末5がユーザから所定の操作を受け付けることにより開始される。
ビーコン信号受信部51は、ビーコン信号を受信すると(S300でYES)、受信したビーコン信号をその受信電波強度とともに現在地設定部53に通知する。これを受けた現在地設定部53は、現在地設定処理を実施する(S301)。
具体的には、ビーコン信号受信部51から新たに受け取ったビーコン信号のビーコンIDと現在地に設定されているビーコンIDとが一致するか否かを判断する。両ビーコンIDが一致する場合、現在地に設定されているビーコンIDはそのままに、現在地に対応付けられる受信電波強度を、ビーコン信号受信部51から新たに受け取った受信電波強度に更新する。一方、両ビーコンIDが一致しない場合、ビーコン信号受信部51から新たに受け取った受信電波強度が、現在地に対応付けている受信電波強度より大きいならば、現在地に設定されているビーコンIDおよび受信電波強度を、ビーコン信号受信部51から新たに受け取ったビーコン信号のビーコンIDおよび受信電波強度に更新し、ビーコン信号受信部51から新たに受け取った受信電波強度が、現在地に対応付けている受信電波強度以下ならば、現在地に設定されているビーコンIDおよび受信電波強度をそのままとする。
なお、例えば携帯端末5の起動時であるなどの理由により、現在地に設定されているビーコンIDおよび現在地に対応付けている受信電波強度が存在しない場合、ビーコン信号受信部51から新たに受け取ったビーコン信号のビーコンIDを現在地に設定するとともに、このビーコン信号の受信電波強度を現在地に対応付ける。
現在地設定部53は、現在地設定処理(S301)によって、ビーコン信号受信部51から新たに受け取ったビーコン信号のビーコンIDが現在地に設定された場合、このビーコン信号に用件IDが付加されているか否かを判断する(S302)。ビーコン信号に用件IDが付加されているならば(S302でYES)、この用件IDを付帯情報取得部54に通知する。これを受けて、付帯情報取得部54は、無線インターフェース部50を介して案内サーバ4に、この用件IDを伴う付帯情報要求を送信する(S303)。それから、付帯情報取得部54は、案内サーバ4から付帯情報を受信して、この付帯情報を付帯情報表示処理部55に渡す。これを受けて、付帯情報表示処理部55は、付帯情報取得部54から受け取った付帯情報をマンマシンインターフェース部52に表示する(S304)。
つぎに、現在地設定部53は、現在地設定処理(S301)によって、ビーコン信号受信部51から新たに受け取ったビーコン信号のビーコンIDが現在地に設定された場合、この現在地に設定されたビーコンIDを順路誘導部60および順路データ取得部56に渡す。順路誘導部60は、現在地設定部53から現在地に設定されたビーコンIDを受け取ると、順路案内中ならば(S305でYES)、S312に進んで、後述の順路チェック処理を実施する。
また、順路データ取得部56は、マンマシンインターフェース部52を介してユーザから施設内の目的地(例えば部屋ID)の指定を伴う順路案内操作を受け付けると(S306でYES)、現在地設定部53により現在地が設定されていないならば(S307でNO)、マンマシンインターフェース部52に、その旨を表示して現在地が設定されるまで待つよう警告するなどの所定のエラー処理の実施を指示する(S308)。一方、現在地設定部53により現在地が設定され、現在地設定部53から、現在地に設定されたビーコンIDを受け取っているならば(S307でYES)、順路データ取得部56は、現在地に設定されたビーコンIDを出発地として、出発地およびマンマシンインターフェース部52を介してユーザから受け付けた目的地の指定を伴う順路案内要求を、無線インターフェース部50を介して案内サーバ4に送信する(S309)。それから、順路データ取得部56は、順路データおよびビーコンIDリストを受信して、順路データを順路データ記憶部57に記憶するとともに、ビーコンIDリストに記述された各ビーコンIDのレコード580をビーコンIDリスト記憶部58に記憶する(S310)。ここで、各ビーコンIDのレコード580のフィールド583に登録する通過状態は、すべて「未通過」とする。
つぎに、順路データ取得部56は、推奨順路表示処理部59および順路誘導部60に順路案内の開始を指示する(S311)。これを受けて、推奨順路表示処理部59は、順路データ記憶部57に記憶されている順路データに従って、出発地から目的地までの推奨順路をマンマシンインターフェース部52に表示する。また、順路誘導部60は、現在地設定部53から受け取った現在地のビーコンIDが、ビーコンIDリスト記憶部58において通過順番「1番目」つまり出発地に対応付けてられているビーコンIDと一致することを確認し、このビーコンIDに対応付けられている通過状態を「未通過」から「通過中」に更新する。
また、現在地設定処理(S301)によって現在地が更新され、かつ、順路案内中である場合(S305でYES)、順路誘導部60は、現在地設定部53から受け取った現在地のビーコンIDと、ビーコンIDリスト記憶部58の登録情報と、を用いて、携帯端末5のユーザが推奨順路通りに移動しているか否かを判断する順路チェック処理を実施する(S312)。
具体的には、ビーコンIDリスト記憶部58において、通過状態「通過中」のビーコンIDに対応付けられている通過順番のつぎの通過順番に対応付けられているビーコンIDを特定する。そして、このビーコンIDが現在地のビーコンIDと一致するか否かを調べることにより、推奨順路通りに携帯端末5のユーザが移動しているか否かを判断する(S313)。
ビーコンIDリスト記憶部58において、通過状態「通過中」のビーコンIDに対応付けられている通過順番のつぎの通過順番に対応付けられているビーコンIDが現在地のビーコンIDと一致しない場合(S313でNO)、順路誘導部60は、携帯端末5のユーザが推奨順路から逸脱したものと判断する。そして、順路誘導部60は、携帯端末5のユーザが推奨順路から逸脱したため、目的地までの推奨順路を再探索することを示す再探索メッセージをマンマシンインターフェース部52から出力する(S314)。そして、順路誘導部60は、順路データ取得部56に推奨順路の再探索を指示する。これを受けて、順路データ取得部56は、現在地に設定されているビーコンIDを新たな出発地として、出発地および目的地の指定を伴う順路案内要求を、無線インターフェース部50を介して案内サーバ4に再送信し(S315)、その後、S310に進む。
一方、ビーコンIDリスト記憶部58において、通過状態「通過中」のビーコンIDに対応付けられている通過順番のつぎの通過順番に対応付けられているビーコンIDが現在地のビーコンIDと一致する場合(S313でYES)、順路誘導部60は、推奨順路通りに携帯端末5のユーザが移動しているものと判断する。そして、順路誘導部60は、ビーコンIDリスト記憶部58において、通過状態「通過中」のビーコンIDの通過状態を「通過済」に更新するとともに、このビーコンIDに対応付けられている通過順番のつぎの通過順番に対応付けられているビーコンIDの通過状態を「未通過」から「通過中」に更新する。また、推奨順路通りに携帯端末5のユーザが移動していることを示す順当メッセージをマンマシンインターフェース部52から出力する(S316)。
それから、順路誘導部60は、ビーコンIDリスト記憶部58において、通過状態が「通過中」に更新されたビーコンIDに対応付けられている通過順番が最後尾ならば、目的地に到着したものと判断し(S317でYES)、その旨を順路データ取得部56に通知する。これを受けて、順路データ取得部56は、目的地に到着した旨のメッセージをマンマシンインターフェース部52に表示するとともに、推奨順路表示処理部59および順路誘導部60に順路案内の終了を指示する(S318)。
これを受けて、推奨順路表示処理部59は、マンマシンインターフェース部52への推奨順路の表示を終了して、順路データ記憶部57の記憶内容をクリアする。また、順路誘導部60は、順路チェック処理を終了し、ビーコンIDリスト記憶部58の記憶内容をクリアする。
つぎに、第1ビーコン発信器2について説明する。
図13は、第1ビーコン発信器2の概略機能構成図である。
図示するように、第1ビーコン発信器2は、ネットワークインターフェース部20と、ビーコンID記憶部21と、用件ID記憶部22と、用件ID登録処理部23と、ビーコン信号生成部24と、ビーコン信号送信部25と、を備えている。
ネットワークインターフェース部20は、ネットワーク6に接続するためのインターフェースである。
ビーコンID記憶部21には、自身の第1ビーコン発信器2に付与されたビーコンIDが記憶されている。
用件ID記憶部22には、案内サーバ4より通知された用件IDが記憶される。
用件ID登録処理部23は、ネットワークインターフェース部20を介して案内サーバ4より受信した用件IDを伴う登録要求および削除要求に従い、用件ID記憶部22に対する用件IDの登録および削除を制御する。
ビーコン信号生成部24は、定期的に、ビーコンID記憶部21に記憶されているビーコンIDが付加されたビーコン信号を生成する。この際、用件ID記憶部22に用件IDが記憶されているならば、この用件IDもビーコン信号に付加する。
ビーコン信号送信部25は、ビーコン信号生成部24によって定期的に生成されるビーコン信号を、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を利用して送信する。
図14は、第1ビーコン発信器2の動作を説明するためのフロー図である。
用件ID登録処理部23は、ネットワークインターフェース部20を介して案内サーバ4から登録要求を受信すると(S400でYES)、この登録要求で指定されている用件IDを用件ID記憶部22に記憶する(S401)。
また、用件ID登録処理部23は、ネットワークインターフェース部20を介して案内サーバ4から削除要求を受信すると(S402でYES)、この削除要求で指定されている用件IDを用件ID記憶部22から削除する(S403)。
また、ビーコン信号生成部24は、定期的に到来するビーコン信号送信タイミングになると(S404でYES)、用件ID記憶部22に用件IDが記憶されているならば(S405でYES)、用件ID記憶部22に記憶されている用件IDおよびビーコンID記憶部21に記憶されているビーコンIDが付加されたビーコン信号を生成し、このビーコン信号をビーコン信号送信部25から送信する(S406)。一方、用件ID記憶部22に用件IDが記憶されていないならば(S405でNO)、ビーコンID記憶部21に記憶されているビーコンIDが付加されたビーコン信号を生成して、ビーコン信号送信部25から送信する(S407)。
つぎに、第2ビーコン発信器3について説明する。
第2ビーコン発信器3が図13に示す第1ビーコン発信器2と異なる点は、ネットワークインターフェース部20、用件ID記憶部22および用件ID登録処理部23が省略されている点である。その他の構成は第1ビーコン発信器2と同様である。
第2ビーコン発信器3において、ビーコン信号生成部24は、定期的に到来するビーコン信号送信タイミングになると、ビーコンID記憶部21に記憶されているビーコンIDが付加されたビーコン信号を生成し、このビーコン信号をビーコン信号送信部25から送信する。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態において、案内サーバ4は、開始日時あるいは終了日時となったスケジュールデータに対応付けられている部屋IDを特定し、さらにこの部屋IDに対応付けられているビーコンIDを特定して、このビーコンIDにより特定される第1ビーコン発信器2に、このスケジュールデータの用件IDを伴う登録要求あるいは削除要求を送信する。第1ビーコン発信器2は、案内サーバ4から登録要求を受信したならば、この登録要求で指定されている用件IDを登録し、案内サーバ4から削除要求を受信したならば、この削除要求で指定されている用件IDの登録を削除する。そして、用件IDが登録されている場合、定期的に送信するビーコン信号にビーコンIDとともに用件IDを付加する。携帯端末5は、最寄りの第1ビーコン発信器2から受信したビーコン信号に用件IDが付加されているならば、この用件IDの指定を伴う付帯情報要求を案内サーバ4に送信して、案内サーバ4から付帯情報を取得し表示する。したがって、本実施の形態によれば、会議室、応接室等の各部屋について、部屋の近傍にいる携帯端末5に表示するこの部屋の案内情報を、この部屋で予定されている用件のスケジュールに応じて変更することができる。このため、ユーザに関連する用件の情報が他の用件の情報に埋もれてしまうことがないため、ユーザの勘違いを防止することができる。
また、本実施の形態では、施設内の各部屋に対応付けられてそれぞれ設置された第1ビーコン発信器2に加えて、施設内のエントランス、広場、通路等の各通過ポイントに第2ビーコン発信器3を設置している。案内サーバ4は、施設内の出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を携帯端末5から受信した場合に、出発地から目的地までの推奨順路を探索して、探索した推奨順路の順路データを、この推奨順路上に設置されている第1ビーコン発信器2および/または第2ビーコン発信器3のビーコンIDリストとともに携帯端末5に送信する。携帯端末5は、最寄りの第1ビーコン発信器2あるいは第2ビーコン発信器3から受信したビーコン信号のビーコンIDを自携帯端末5の現在地として設定し、施設内の目的地の指定を伴う順路案内操作をユーザから受け付けた場合に、現在地を出発地として、出発地および目的地の指定を伴う順路案内要求を案内サーバ4に送信して、順路データおよびビーコンIDリストを案内サーバ4から所得する。そして、取得した順路データを表示するとともに、現在地に設定されたビーコンIDの変遷をビーコンIDリストと比較することにより、自携帯端末5が推奨順路通りに移動しているか否かを判断し、その判断結果をユーザに通知する。このため、本実施の形態によれば、GPS電波が届かないような施設内においても、目的地までより確実に案内することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、施設内のエントランス、広場、通路等の各通過ポイントに第2ビーコン発信器3を設置している。しかし、広場等、待ち合わせ等の用件に用いられる可能性のある箇所には、第2ビーコン発信器3に代えて第1ビーコン発信器2を設置してもよい。この場合、部屋に付与される部屋IDと同様に、これらの設置箇所にもIDを付与する。
また、上記の実施の形態において、図6に示す案内サーバ4の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Controller)等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、図10に示す携帯端末5の機能構成は、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、および無線LANアダプタ、Bluetooth(登録商標)アダプタ等の無線通信機を備えたタブレットPC、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートホン等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
1:ビーコンシステム、 2、2−1〜2−n:第1ビーコン発信器、 3、3−1〜3−m:第2ビーコン発信器、 4:案内サーバ、 5:携帯端末、 6:ネットワーク、 7:無線アクセスポイント、 20:ネットワークインターフェース部、 21:ビーコンID記憶部、 22:用件ID記憶部、 23:用件ID登録処理部、 24:ビーコン信号生成部、 25:ビーコン信号送信部、 40:ネットワークインターフェース部、 41:マンマシンインターフェース部、 42:ビーコン情報記憶部、 43:スケジュール記憶部、 44:地図データ記憶部、 45:スケジュール登録部、 46:スケジュール監視部、 47:要求送信部、 48:付帯情報生成部、 49:推奨順路探索処理部、 50:無線インターフェース部、 51:ビーコン信号受信部、 52:マンマシンインターフェース部53:現在地設定部、 54:付帯情報取得部、 55:付帯情報表示処理部、 56:順路データ取得部、 57:順路データ記憶部、 58:ビーコンIDリスト記憶部、 59:推奨順路表示処理部、 60:順路誘導部

Claims (5)

  1. 施設内の各部屋に対応付けられて設置された複数の第1のビーコン発信器と、前記複数の第1のビーコン発信器に接続されたサーバと、を備えたビーコンシステムであって、
    前記第1のビーコン発信器は、
    定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信するビーコン信号送信手段と、
    前記サーバから登録要求を受信した場合に、当該登録要求で指定されている用件IDを登録し、前記サーバから削除要求を受信した場合に、当該削除要求で指定されている用件IDの登録を削除する用件ID登録手段と、
    前記用件ID登録手段により用件IDが登録されている場合に、前記ビーコン信号送信手段が定期的に送信するビーコン信号に、当該用件IDを付加する用件ID付加手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記第1のビーコン発信器毎に、当該第1のビーコン発信器が対応付けられている部屋の部屋IDが当該第1のビーコン発信器のビーコンIDに対応付けられて記憶されたビーコン情報記憶手段と、
    前記施設内の部屋毎に、予定されている各用件の用件ID、用件内容、開始日時、終了日時を含むスケジュールデータが当該部屋の部屋IDに対応付けられて記憶されたスケジュール記憶手段と、
    前記スケジュール記憶手段に記憶されている各部屋のスケジュールデータを監視し、開始日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて前記ビーコン情報記憶手段に記憶されているビーコンIDにより特定される前記第1のビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDを伴う登録要求を送信し、終了日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて前記ビーコン情報記憶手段に記憶されているビーコンIDにより特定される前記第1のビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDを伴う削除要求を送信する要求送信手段と、
    携帯端末から付帯情報要求を受信した場合に、当該付帯情報要求で指定されている用件IDを有するスケジュールデータを前記スケジュール記憶手段から検索して、検索したスケジュールデータに基づいて用件の概要を示す付帯情報を生成し、生成した付帯情報を当該携帯端末に送信する付帯情報生成手段と、を有する
    ことを特徴とするビーコンシステム。
  2. 請求項1に記載のビーコンシステムであって、
    前記施設内における各通過ポイントに設置され、定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信する複数の第2のビーコン発信器をさらに備え、
    前記サーバは、
    前記第1および第2のビーコン発信器各々の設置場所データを含む前記施設内の地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記施設内の出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を前記携帯端末から受信した場合に、前記地図データ記憶手段に記憶されている前記施設内の地図データを用いて、前記施設内の出発地から目的地までの推奨順路を探索するとともに、当該推奨順路上に設置されている前記第1および第2のビーコン発信器を検出する順路探索手段と、
    前記順路探索手段により探索された推奨順路の順路データを、前記順路探索手段により検出された前記第1および第2のビーコン発信器のビーコンIDが当該推奨順路上の通過順番に対応付けられたビーコンIDリストとともに、前記携帯端末に送信する順路データ送信手段と、をさらに有する
    ことを特徴とするビーコンシステム。
  3. 施設内に設置されたビーコン発信器から送信されるビーコン信号を受信する携帯端末であって、
    受信したビーコン信号に用件IDが付加されている場合に、当該用件IDの指定を伴う付帯情報要求を所定のサーバに送信して、当該サーバから付帯情報を受信する付帯情報取得手段と、
    前記付帯情報取得手段により受信した付帯情報を表示する付帯情報表示手段と、を有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  4. 請求項3に記載の携帯端末であって、
    受信電波強度が最も強い最寄りの前記ビーコン発信器から受信したビーコン信号に付加されているビーコンIDを、自携帯端末の現在地として設定する現在地設定手段と、
    前記施設内の目的地の指定を伴う順路案内操作をユーザから受け付けた場合に、前記現在地設定手段により設定されている現在地を出発地として、出発地および目的地の指定を含む順路案内要求を前記所定のサーバに送信して、当該サーバから、前記出発地から前記目的地までの推奨順路の順路データ、および当該推奨順路上に設置されている前記ビーコン発信器のビーコンIDが当該推奨順路上の通過順番に対応付けられたビーコンIDリストを受信する順路データ取得手段と、
    前記順路データ取得手段により受信した順路データに従い、前記出発地から前記目的地までの推奨順路を表示する推奨順路表示手段と、
    現在地に設定されたビーコンIDの変遷を前記順路データ取得手段により受信したビーコンIDリストと比較して、自携帯端末が前記推奨順路に従って移動しているか否かを判断し、判断結果をユーザに通知する順路誘導手段と、をさらに有する
    ことを特徴とする携帯端末。
  5. 施設内の各部屋に対応付けられて設置された複数のビーコン発信器と、前記複数のビーコン発信器に接続されたサーバと、を用いて、携帯端末に付帯情報を表示する付帯情報の表示方法であって、
    前記ビーコン発信器は、
    定期的に、自身のビーコンIDが付加されたビーコン信号を送信し、
    前記サーバから登録要求を受信した場合に、当該登録要求で指定されている用件IDを登録し、前記サーバから削除要求を受信した場合に、当該削除要求で指定されている用件IDの登録を削除し、
    用件IDが登録されている場合に、定期的に送信するビーコン信号に当該用件IDを付加し、
    前記サーバは、
    前記ビーコン発信器毎に、当該ビーコン発信器が対応付けられている部屋の部屋IDを当該ビーコン発信器のビーコンIDに対応付けて記憶するとともに、前記施設内の部屋毎に、予定されている各用件の用件ID、用件内容、開始日時、終了日時を含むスケジュールデータを当該部屋の部屋IDに対応付けて記憶しており、
    前記施設内の各部屋のスケジュールデータを監視し、開始日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて記憶されているビーコンIDを検索し、検索したビーコンIDにより特定される前記ビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDの指定を伴う登録要求を送信し、終了日時となった用件のスケジュールデータがあるならば、当該スケジュールデータに対応付けられている部屋IDに対応付けられて記憶されているビーコンIDを検索し、検索したビーコンIDにより特定される前記ビーコン発信器に、当該スケジュールデータの用件IDの指定を伴う削除要求を送信し、
    携帯端末から付帯情報要求を受信した場合に、当該付帯情報要求で指定されている用件IDを有するスケジュールデータに基づいて、用件の概要を示す付帯情報を生成し、生成した付帯情報を当該携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、
    最寄りの前記ビーコン発信器からビーコン信号を受信し、
    受信したビーコン信号に用件IDが付加されている場合に、当該用件IDの指定を伴う付帯情報要求を所定のサーバに送信して、当該サーバから付帯情報を受信し、受信した付帯情報を表示する
    ことを特徴とする付帯情報の表示方法。
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