JP2017159486A - サーマルプリンタ - Google Patents

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【課題】入力される直流電源電圧が変動しても印刷品位が安定し、また電源系統部品のコスト増大を抑えることができるサーマルプリンタの提供を目的とする。【解決手段】電源電圧を印加電圧へ変換する電圧変換手段と、整列配置された複数の発熱素子を含むサーマルヘッドと、複数の発熱素子を整列方向に沿って区分けしたブロック単位で各発熱素子に印加電圧を印加し、サーマルヘッドを駆動する駆動手段と、駆動手段を制御する制御手段と、電源電圧を検出する電圧検出手段とを備え、制御手段は電圧検出手段により検出された電源電圧が予め定められた規定電圧に満たない場合に、駆動手段を介してブロック単位で時分割にサーマルヘッドの駆動を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、直流の電源電圧を入力するライン方式のサーマルプリンタに関するものである。
交流電源をACアダプタ等で変換した直流電源を電源電圧として入力するサーマルプリンタには、様々な電源電圧(直流12V〜24V等)に対応することが求められる。特許文献1には、変換後の電源電圧の大きさに応じて、サーマルヘッドに印加する印加電圧を、ACアダプタで変換した直流電源から供給するか充電池から供給するかとを使い分け、さらに印字率によってサーマルヘッドへ供給する電流とブロック単位で分割して駆動する分割数とを制御して印刷するプリンタが開示されている。
特開2012−179806号公報
サーマルプリンタの印刷品位は、サーマルヘッドの印加電圧が変動すると悪化する。その印加電圧の変動は、ACアダプタ等で変換された電源電圧の変動や充電池から供給される電源電圧の変動に依存する。
また、その入力する電源電圧が変動して低電圧になった場合、サーマルヘッドに投入する電力を補償するには、外部から供給する電流を増加させる必要がある。そのような外部からの供給電流の増加に対応するためには、サーマルプリンタ内の電源系統の部品には、許容電流量が大きい部品が必要となる。これはサーマルプリンタの製品コストの増大につながっていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、入力される直流電源電圧が変動しても印刷品位が安定し、また電源系統部品のコストを低減できるサーマルプリンタの提供を目的とする。
電源電圧を印加電圧へ変換する電圧変換手段と、整列配置された複数の発熱素子を含むサーマルヘッドと、複数の発熱素子を整列方向に沿って区分けしたブロック単位で各発熱素子に印加電圧を印加し、サーマルヘッドを駆動する駆動手段と、駆動手段を制御する制御手段と、電源電圧を検出する電圧検出手段とを備え、制御手段は電圧検出手段により検出された電源電圧が予め定められた規定電圧に満たない場合に、駆動手段を介してブロック単位で時分割にサーマルヘッドの駆動を制御する。
本発明に係るサーマルプリンタによれば、入力される直流電源電圧が変動しても印刷品位が安定し、また電源系統部品のコストを低減できるサーマルプリンタの提供が可能である。
実施の形態におけるサーマルプリンタの構成を示すブロック図である。 実施の形態における駆動回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態におけるサーマルプリンタの動作を表すフローチャートである。 実施の形態における発熱素子を同時駆動した場合の各信号のタイミング図である。 実施の形態における発熱素子をブロック単位で時分割駆動した場合の各信号のタイミング図である。
本発明に係るサーマルプリンタの実施の形態を、図を用いて説明する。
(サーマルプリンタの構成)
図1は本実施の形態におけるサーマルプリンタ1の構成を示すブロック図である。サーマルプリンタ1は、直流の電源電圧Vinを入力し、その電源電圧Vinを印加電圧Vへ変換する電圧変換回路2と、整列配置された複数の発熱素子3を含み印加電圧Vにより駆動するサーマルヘッド4と、複数の発熱素子3を整列方向に沿って区分けしたブロック5単位で各発熱素子3に印加電圧Vを印加する駆動回路6と、駆動回路6を制御する制御回路7とを備える。なお各発熱素子3は電圧変換回路2の出力に対し電気的に並列に存在しており、各発熱素子3に等しく印加電圧Vを印加可能である。また、電源電圧Vinは、例えば外部の電源から供給される。
なお、図1に示した本実施の形態のサーマルプリンタ1は、発熱素子3をブロック5aとブロック5bの2つのブロック5に区分けして備える。また、サーマルプリンタ1は、駆動回路6も、ブロック5aを制御する駆動回路6aとブロック5bを制御する駆動回路6bとに分けて備える。
また、サーマルプリンタ1は、電源電圧Vinを検出する電圧検出回路8をさらに備える。また、本実施の形態のサーマルプリンタ1は、印刷紙等の記録媒体を搬送するステッピングモータ9と、そのステッピングモータ9の駆動を制御するモータ制御回路10とをさらに備え、制御回路7がそのモータ制御回路10を制御する。
図2は駆動回路6の構成の概略を説明するブロック図である。駆動回路6は制御回路7から各種信号を入力する複数の回路を備える。具体的には、駆動回路6aは、制御回路7からCLK信号(クロック信号)を入力するシフトレジスタ61aと、LATCH信号(ラッチ信号)を入力するラッチ回路62aと、STB1信号(ストローブ1信号)を入力するストローブ回路63aとを備える。駆動回路6bも同様に、シフトレジスタ61bと、ラッチ回路62bと、ストローブ回路63bとを備える。
(印刷データ処理動作)
次に、サーマルプリンタ1の印刷データの処理動作について説明する。まず、サーマルプリンタ1の外部から制御回路7に印刷データが入力され、その印刷データに基づいて制御回路7は各種信号を生成する。制御回路7は生成したDATA信号(印刷データ)とCLK信号(クロック信号)、LATCH信号(ラッチ信号)、STB1信号(ストローブ1信号)、STB2信号(ストローブ2信号)とを駆動回路6へ出力する。
駆動回路6aのシフトレジスタ61aは、制御回路7から入力されたDATA信号をCLK信号によりシリアル−パラレル変換して出力する。ラッチ回路62aはLATCH信号により、そのパラレル変換されたDATA信号を確定し出力する。ストローブ回路63aはSTB1信号により、そのDATA信号を有効化する。つまり、ブロック5aに含まれる各発熱素子3に対し、DATA信号(印刷データ)に基づく印加電圧VのON/OFF制御がSTB1信号によって有効化される。これにより、各発熱素子3が発熱し記録媒体に印刷が行われる。駆動回路6bによって制御されるブロック5bに含まれる各発熱素子3については、STB1信号がSTB2信号に代わることを除いて、同様の動作を行う。
制御回路7はモータ制御回路10を制御し、モータ制御回路10はステッピングモータ9を駆動して、所定の搬送量だけ記録媒体を搬送し印刷が行われる。
(電圧検出結果に基づく印刷動作)
次に、サーマルプリンタ1の電圧検出結果に基づく印刷動作を説明する。本発明に係るサーマルプリンタ1の制御回路7は、電圧検出回路8により検出された電源電圧Vinが予め定められた規定電圧に満たない場合に、駆動回路6を介してブロック5単位で時分割にサーマルヘッド4の駆動を制御する。図3は、その制御動作を表すフローチャートである。
まず、サーマルプリンタ1に直流の電源電圧Vinが供給される(ステップS1001)。電源電圧Vinは電圧変換回路2に入力され、所定の印加電圧Vに変換される。本実施の形態において、電圧変換回路2は直流の電源電圧Vinを入力して所定の一定電圧の印加電圧Vを出力する定電圧回路である。電源電圧Vinの変動に関わらず安定して一定の印加電圧Vを出力する。すなわち、電源電圧Vinが所定の一定電圧よりも低い場合、電圧変換回路2は電源電圧Vinを印加電圧Vへ昇圧し、電源電圧Vinが所定の一定電圧よりも高い場合、電圧変換回路2は電源電圧Vinを印加電圧Vへ降圧する。サーマルヘッド4は、電圧変換回路2の出力である印加電圧Vにより各発熱素子3が発熱することで動作する。
電源電圧Vinは、その電圧変換回路2とは別に電圧検出回路8にも並列して入力される。電圧検出回路8はその電源電圧Vinを検出する(ステップS1002)。
電圧検出回路8は、電源電圧Vinを所定の規定電圧と比較し、電源電圧Vinの方が高い場合はHighレベルの信号を、電源電圧Vinの方が低い場合はLowレベルの信号を制御回路7に出力する(ステップS1003)。なお、この電源電圧Vinと規定電圧との比較は、制御回路7で実行しても良い。その場合、電圧検出回路8は検出した電源電圧Vinの値をそのまま制御回路7へ出力する。
以下、本実施の形態では、一例として、外部から入力される直流の電源電圧Vinが24Vである場合と12Vである場合との2通りについて説明する。また、電圧変換回路2によって出力される印加電圧Vは24Vであり、電圧検出回路8が有する規定電圧は18Vである。
(電源電圧が24Vのとき)
電圧変換回路2は、入力された電源電圧Vin=24Vを、そのまま印加電圧V=24Vとしてサーマルヘッド4へ出力する。
電圧検出回路8は、電源電圧Vin=24Vが規定電圧以上であると判断して、Highレベルの信号を制御回路7へ出力する(ステップS1003でYES)。
制御回路7は、サーマルヘッド4に含まれるすべての発熱素子3に対し、一括して駆動を制御することを選択する。すなわち、図1に示した駆動回路6aと駆動回路6bとを同時に駆動することを選択する(ステップS1004)。
図4は同時駆動の場合の駆動回路6のタイミング制御を表すタイミングチャートであり、横軸が時間軸である。駆動回路6aに与えられるSTB1信号と、駆動回路6bに与えられるSTB2信号とは同じタイミングT1で動作する。すなわち、ブロック5aとブロック5bとに含まれる発熱素子3は、同じタイミングT1の中で印加電圧VのON/OFFが制御される。以上の動作により、記録媒体へ1ライン目の印刷データが印刷される(ステップS1005)。
制御回路7は、記録媒体を通常速度で搬送することを選択する。すなわち、モータ制御回路10によるステッピングモータ9の駆動タイミングを、STB1信号とSTB2信号のタイミングに合わせる(ステップS1006)。
続いて、タイミングT2にて2ライン目の印刷が1ライン目と同様の制御により行われる。以下同様のステップを繰り返して印刷が行われる(ステップS1007)。
(電源電圧が12Vのとき)
電圧変換回路2は、入力された電源電圧Vin=12Vを2倍に昇圧して印加電圧V=24Vを生成しサーマルヘッド4へ出力する。
また、電圧検出回路8は、電源電圧Vin=12Vが規定電圧よりも低いと判断して、Lowレベルの信号を制御回路7へ出力する(ステップS1003でNO)。
制御回路7は、サーマルヘッド4に含まれる発熱素子3を、2つのブロック5aとブロック5bとに区分けし、それぞれを時分割に駆動制御することを選択する(ステップS1008)。
図5は時分割駆動の場合の駆動回路6のタイミング制御を表すタイミングチャートである。駆動回路6aに与えられるSTB1信号と、駆動回路6bに与えられるSTB2信号は時分割で交互に有効になるよう制御回路7によって制御される。すなわち、ブロック5aに含まれる発熱素子3はタイミングT1の中で印加電圧VのON/OFFが制御され、ブロック5bに含まれる発熱素子3はタイミングT2の中で印加電圧VのON/OFFが制御される。以上の動作により、記録媒体へ1ライン目が印刷される(ステップS1009)。
制御回路7は、Highレベルと判断した場合の搬送速度と比べて、おおよそ半分の搬送速度でステッピングモータ9を駆動することを選択する。これは、1ライン分の印刷が2分割されることにより、2ライン分の時間をかけて行われるためである。このように、制御回路7は、電圧検出回路8により検出された電源電圧Vinの大きさに応じて、記録媒体の搬送速度を制御する(ステップS1010)。
タイミングT1とタイミングT2による1ライン目の印刷につづいて、2ライン目の印刷が1ライン目と同様の制御により行われる。以下同様のステップを繰り返して印刷が行われる(ステップS1011)。
(効果)
上述したように、入力される電源電圧Vinが12Vのとき、電圧変換回路2はその電源電圧Vinを2倍に昇圧して印加電圧V=24Vを生成し、サーマルヘッド4へ出力する。この場合、電圧変換回路2の変換効率が100%であったとしても、その電圧変換回路2から出力できる最大電流は入力された電流の1/2となる。よって、従来のサーマルプリンタにおいては、サーマルヘッド4の駆動条件すなわち発熱素子3に与えることができる投入電力を、電源電圧Vinが24Vのときと同一にするには、外部からの供給電流を2倍に増加させる必要があった(電圧変換回路2の変換効率が一定とした場合)。つまり、電源電圧Vinが下がれば下がるほど、それを補償するための電流を外部から供給する必要があった。また、そのような電流増加に対応するためには、電圧変換回路2の入力側に位置する外部電源入力系統の回路が、高い許容電流スペックを満たす部品で構成する必要があった。
本実施の形態におけるサーマルプリンタ1は、上記のように発熱素子3を2つのブロック5に区分けし、それらを時間的に交互に分割駆動する。各発熱素子3は電圧変換回路2の出力に対し電気的に並列に接続されているため、1つのブロック5に流すことができる最大電流は、2つのブロック5に区分けする前の2倍となる。これは電源電圧Vinが24Vのときと同じである。すなわち、電源電圧Vinが12Vのときは、サーマルヘッド4を時分割駆動することで外部からの供給電流を2倍に増加させることなく各発熱素子3に投入できる電力(電圧と電力)を電源電圧24Vのときと同等にしている。これにより、外部電源入力の回路に使用される素子の許容電流スペックを抑えることができ、製品コストの増大を抑えることができる。
以上、本発明に係るサーマルプリンタ1は、電源電圧Vinを印加電圧Vへ変換する電圧変換回路2(電圧変換手段)と、整列配置された複数の発熱素子3を含むサーマルヘッド4と、複数の発熱素子3を整列方向に沿って区分けしたブロック5単位で各発熱素子3に印加電圧Vを印加し、サーマルヘッド4を駆動する駆動回路6(駆動手段)と、各駆動回路6を制御する制御回路7(制御手段)と、電源電圧Vinを検出する電圧検出回路8(電圧検出手段)とを備え、制御回路7は、電圧検出回路8により検出された電源電圧Vinが予め定められた規定電圧に満たない場合に、駆動回路6を介してブロック5単位で時分割にサーマルヘッド4の駆動を制御する。
このような構成により、サーマルプリンタ1は、入力される電源電圧が変動してもサーマルヘッド4に投入する電力を制御でき、印刷品位を安定させることが可能である。また、電源電圧Vinの変動に伴い投入電力を一定に保つための補償として行う供給電流の増加を抑制することができる。よって、許容電流のスペックを抑えた電源系統の部品を使用することができ、製品コストの低減が可能である。
また、本発明に係るサーマルプリンタ1の制御回路7は、電源電圧Vinが規定電圧に満たない場合に、各ブロック5に区分けされる発熱素子3の個数を変更し、駆動回路6を介してブロック5単位で時分割にサーマルヘッド4の駆動を制御する。以上のような構成により、サーマルプリンタ1は、入力される電源電圧が様々に変動してもサーマルヘッド4に投入する電力を制御でき、印刷品位を安定させることが可能である。また、電源電圧Vinの変動に伴い投入電力を一定に保つための補償として行う供給電流の増加を抑制することができる。よって、許容電流のスペックを抑えた電源系統の部品を使用することができ、製品コストの低減が可能である。
また、本発明に係るサーマルプリンタ1の制御回路7は、電源電圧Vinが低い場合に各ブロック5に区分けされる発熱素子3の個数が、電源電圧Vinがその低い場合よりも高い場合に各ブロック5に区分けされる発熱素子3の個数よりも少なくなるよう制御することが好ましい。このような構成により、サーマルプリンタ1は、より幅広い電源電圧Vinの変動に対し、上述した制御を行うことができる。よって、印刷品位をより安定させることができる。また、許容電流のスペックをさらに抑えた電源系統の部品を使用することができ、製品コストの低減が可能である。
また、本発明に係るサーマルプリンタ1の電圧変換回路2は、電源電圧Vinから一定電圧の印加電圧Vへと変換する定電圧回路であり、その定電圧回路は、電源電圧Vinがその一定電圧よりも低い場合に、電源電圧Vinを昇圧して印加電圧Vを出力することが好ましい。このような構成により、サーマルプリンタ1は、外部から供給される電源電圧Vinの変動に関わらず、サーマルヘッド4に対して一定の印加電圧Vを供給することができ、印刷品位を安定させることが可能である。また、昇圧動作によって定電圧回路から出力可能な最大電流量の減少に関しても、上述したサーマルヘッド4の時分割駆動を実行することで、各発熱素子3に流すことができる電流を増加させることができる。その結果、サーマルプリンタ1は、許容電流のスペックを抑えた電源系統の部品を使用することができ、製品コストの低減が可能である。
また、本発明に係るサーマルプリンタ1の制御回路7は、電圧検出回路8により検出された電源電圧Vinの大きさに応じて、サーマルヘッド4を時分割駆動する際の記録媒体の搬送速度を制御することが好ましい。このような構成により、電源電圧Vinの大きさに応じたブロック5ごとの時分割駆動に対応した記録媒体の搬送が可能となる。
なお、本実施の形態では、サーマルヘッド4に含まれる発熱素子3を2つのブロック5に区分けして、各ブロック5を時分割に交互に駆動する例を示したが、この区分け数は2つに限定されるものではなく、3つ以上の複数のブロック5に区分けして駆動してもよい。例えば、4つのブロック5に区分けして1つずつ各ブロック5を時分割駆動しても良い。電源電圧Vinが1/4になった場合にも安定した印刷品位で印刷可能である。この区分け数が大きくなることにより、サーマルプリンタ1の電源電圧変動の許容度は高くなる。すなわち印刷品位を保ちながら外部電源入力回路に使用される部品の許容電流スペックをさらに抑えることが可能であり、その結果、製品コストを低減することができる。
また、複数のブロック5の駆動は、時分割で交互に駆動することに制限されるものではない。予め多数のブロック5に区分けしておき、電源電圧Vinと規定電圧の大きさに応じて、複数のブロック5単位で時分割駆動してもよい。例えば、予め6つのブロック5に区分けしておき、1つずつの各ブロック5を6回に分けて1ラインを時分割駆動してもよいし、2つずつの各ブロック5を3回に分けて1ラインを時分割駆動しても良いし、3つずつの各ブロック5を2回に分けて1ラインを時分割駆動しても良いし、6つのブロック5を一括で駆動しても良い。そのようなブロック5の分割数と時分割の時間タイミングを電源電圧Vinに応じた固定値ではなく変動値としてもよい。すなわち、規定電圧を印刷中に変化させ、ラインごとに分割数と時分割の時間タイミングを変動させても良い。印刷画像濃度に応じて規定電圧を変動させることにより、回路に使用される部品の許容電流スペックをさらに抑えることが可能であり、その結果、製品コストを低減することができる。
本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 サーマルプリンタ、2 電圧変換回路、3 発熱素子、4 サーマルヘッド、5 ブロック、5a ブロック、5b ブロック、6 駆動回路、6a 駆動回路、6b 駆動回路、7 制御回路、8 電圧検出回路。

Claims (5)

  1. 電源電圧を印加電圧へ変換する電圧変換手段と、
    整列配置された複数の発熱素子を含むサーマルヘッドと、
    前記複数の発熱素子を整列方向に沿って区分けしたブロック単位で各前記発熱素子に前記印加電圧を印加し、前記サーマルヘッドを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する制御手段と、
    前記電源電圧を検出する電圧検出手段とを備え、
    前記制御手段は、前記電圧検出手段により検出された前記電源電圧が予め定められた規定電圧に満たない場合に、前記駆動手段を介して前記ブロック単位で時分割に前記サーマルヘッドの駆動を制御することを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 前記制御手段は、前記電源電圧が前記規定電圧に満たない場合に、各前記ブロックに区分けされる前記発熱素子の個数を変更し、前記駆動手段を介して前記ブロック単位で時分割に前記サーマルヘッドの駆動を制御する請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記制御手段は、前記電源電圧が低い場合に各前記ブロックに区分けされる前記発熱素子の個数が、前記電源電圧が前記低い場合よりも高い場合に各前記ブロックに区分けされる前記発熱素子の個数よりも少なくなるよう制御する請求項1もしくは請求項2に記載のサーマルプリンタ。
  4. 前記電圧変換手段は、前記電源電圧から一定電圧の前記印加電圧へと変換する定電圧回路であり、
    前記定電圧回路は、前記電源電圧が前記一定電圧よりも低い場合に、前記電源電圧を昇圧して前記印加電圧を出力する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
  5. 前記制御手段は、前記電圧検出手段により検出された前記電源電圧の大きさに応じて、前記サーマルヘッドを時分割駆動する際の記録媒体の搬送速度を制御する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のサーマルプリンタ。
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