JP2017159325A - ロールフィーダ、プレスシステム、およびフープ材搬送方法 - Google Patents

ロールフィーダ、プレスシステム、およびフープ材搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減可能なロールフィーダを提供すること。
【解決手段】レベラーフィーダ2は、上フィードロール23および下フィードロール24と、サーボモータ25と、フィーダ制御部29と、を備える。上フィードロール23および下フィードロール24は、フープ材6を挟むように配置されフープ材6を搬送方向に送る。サーボモータ25は、上フィードロール23および下フィードロール24の少なくとも一方を駆動する。フィーダ制御部29は、工程駆動指示部61と、加工時駆動指示部62とを有する。工程駆動指示部61は、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。加工時駆動指示部62は、プレス加工時にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロールフィーダ、プレスシステム、およびフープ材搬送方法に関する。
従来、コイル状に巻き回されたフープ材をプレスして成形品を生産するシステムとして、アンコイラ、レベラーフィーダ、プレス機等を備えた構成が開示されている。
レベラーフィーダは、アンコイラから繰り出されたフープ材の巻き癖を矯正するとともに、フープ材をプレス装置へ所定のピッチで間欠的に供給する(例えば、特許文献1参照。)。
プレス加工と次のプレス加工の間の工程間送りのときには、フープガイド等により下金型に接しないような高さでフープ材は送られ、プレス加工時には下金型に接するまでパスラインは下げられる。このようにプレス加工時にパスラインが下方に移動するため、レベラーフィーダによってフープ材を挟んだ状態ではフープ材に張力が生じ、適切にプレス加工を行うことが出来ない場合がある。
このため、従来のレベラーフィーダには、プレス加工時にフィードロールおよび複数のワークロールをフープ材から遠ざけるレリース手段が設けられている。レベラーフィーダは、レリース手段としてシリンダ装置を有しており、複数の上側ロールを、複数の下側ロールから離反させて、フープ材がプレス加工時の高さ変動に従って無理なく動かせるように構成されている。
特公昭63−56004号
しかしながら、上記特許文献1では、複数の上側ロールを、複数の下側ロールから離間させる必要があるため、複数の上側ワークロールを含む重量物を動かすための大きな動力が必要であり、エネルギー消費が大きかった。
また、レリース動作は、1分間に数十回という高い頻度で行われるため、一回のレリース動作の時間は非常に短いため動作速度が速くなる。このように動作速度が速く、動かす対象の重量も大きいため動作時に振動や音が発生するという問題があった。
本発明は、従来の課題を考慮して、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減可能なロールフィーダ、プレスシステムおよびフープ材搬送方法を提供することを目的とする。
第1の発明に係るロールフィーダは、フープ材をプレス装置に搬送するロールフィーダであって、一対の第1ロールおよび第2ロールと、モータと、制御部と、を備える。一対の第1ロールおよび第2ロールは、フープ材を挟むように配置されフープ材を搬送方向に送る。モータは、第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方を駆動する。制御部は、モータの駆動を制御する。制御部は、工程駆動指示部と、加工時駆動指示部と、を有する。工程駆動指示部は、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材をプレス装置側に送るようにモータを駆動する。加工時駆動指示部は、プレス加工時にフープ材をプレス装置側に送るようにモータを駆動する。
このように、モータによって第1ロールまたは第2ロールの少なくとも一方を駆動させて、プレス装置によるプレス加工時にフープ材がプレス装置側に送りこまれる。これにより、プレス加工時のフープ材の沈み込みに伴うパスラインの変化によってフープ材に張力が発生することを抑制できる。
すなわち、第1ロールまたは第2ロールをフープ材から離間させずに、少なくとも一方を回転駆動させることにより、プレス加工時においてフープ材に張力が発生することを抑制できる。
このため、加工時において第1ロールまたは第2ロールをフープ材から離間させるレリース動作が必要なく、第1ロールおよび第2ロールを駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に第1ロールまたは第2ロールをフープ材から離すように動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
第2の発明に係るロールフィーダは、第1の発明に係るロールフィーダであって、加工時駆動指示部は、プレス加工時におけるプレス装置のスライドの下降の際に、フープ材をプレス装置側に所定量送り、プレス加工時におけるスライドの上昇の際に、フープ材をプレス装置側から所定量引き戻すようにモータを駆動する。
このように、スライド上昇の際にプレス装置側から所定量分のフープ材を引き戻すことによって、プレス加工時にフープ材の高さが元の位置に戻ったときにフープ材の位置も元に戻すことができる。
また、フープ材の位置を元に戻すことによって、後述のパイロットピンとフープ材のピン孔との位置が不整合となった結果生じるこじりの発生を防止できるため、フープ材が上型とともに上昇することを防ぐことが出来る。
第3の発明に係るロールフィーダは、第2の発明に係るロールフィーダであって、プレス加工時とは、フープ材にスライドに取り付けられた上型に形成されたパイロットピンが挿さった時からパイロットピンがフープ材から抜けるときまでである。加工時駆動指示部は、フープ材にパイロットピンが挿さった時から、スライドが下死点に到達するまでに、所定量のフープ材をプレス装置側へ送り、下死点から、パイロットピンがフープ材から抜けるときまでに、所定量のフープ材をプレス装置側から引き戻すようにモータを駆動する。
このように、パイロットピンが挿さった時から、スライドが下死点に到達するまでに、所定量のフープ材をプレス装置側へ送ることにより、下降による張力の発生を抑制できる。
また、下死点から、パイロットピンが位置決め孔から抜けるときまでに、所定量のフープ材をプレス装置側から引き戻すことにより、フープ材にパイロットピンが引っかかり、上型の上昇とともにフープ材が上昇することを防止できる。
第4の発明に係るロールフィーダは、第2または第3の発明に係るロールフィーダであって、加工時駆動指示部は、フープ材をプレス装置側へ所定量送るときの、スライドの位置とフープ材の送り量の関係と、フープ材のプレス装置側から所定量引き戻すときの、スライドの位置とフープ材の引き戻し量の関係とを示す加工時パターンを記憶している。加工時駆動指示部は、加工時パターンに基づいて、フープ材のプレス装置側への送りおよびプレス装置側からの引き戻しを行うようにモータを駆動する。
このように、プレス加工時におけるスライドの下降の際の位置と、フープ材の送り量および引き戻し量との関係が記憶されているため、プレス装置から送信されるスライドの位置情報に基づいて、加工時駆動指示部は、適切なタイミングでフープ材のプレス装置側への送り込みまたはプレス装置側からの引き戻しを行うことが出来る。
第5の発明に係るロールフィーダは、第1〜3のいずれかの発明に係るロールフィーダであって、フープ材の張力を検出する張力検出部を更に備えている。加工時駆動指示部は、プレス加工時においてフープ材を前記プレス装置側に送る際に張力検出部によって検出される張力をゼロに近づけるようにモータを制御する。
プレス加工時のフープ材の下方への移動に伴うフープ材に生じる張力を検出し、その張力をゼロにするようにモータを駆動することにより、スライドの昇降動作における適切なタイミングでフープ材のプレス装置側への送り込みを行うことが出来る。
なお、フープ材のプレス装置側からの引き戻しを行う際には、フープ材が撓むため、押し込まれ力が発生せず、張力はマイナスとならない。そのため、引き戻しの際には、問題が生じないレベルで予め定められた一定の弱い張力にすればよい。すなわち、フープ材のプレス装置側への送り込みの際には、張力がゼロにするように制御し、フープ材のプレス装置側からの引き戻しの際には、弱い張力となるように制御してもよい。なお、弱い張力とはゼロも含む。
第6の発明に係るロールフィーダは、第5のいずれかの発明に係るロールフィーダであって、張力検出部は、第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方の軸に設けられたトルクセンサを有する。加工時駆動指示部は、プレス加工時においてトルクセンサによって検出されるねじれトルクをゼロに近づけるようにモータを制御する。
このように、トルクセンサを設けて、ねじれトルクを計測することによって、スライドの昇降動作における適切なタイミングでフープ材のプレス装置側への送り込みまたはプレス装置側からの引き戻しを行うことが出来る。
第7の発明に係るロールフィーダは、第1〜6のいずれかの発明に係るロールフィーダであって、複数の第1ワークロールと、複数の第2ワークロールと、を更に備える。複数の第1ワークロールは、搬送方向における第1ロールの上流側に配置されている。複数の第2ワークロールは、搬送方向における第2ロールの上流側に配置されている。第1ワークロールおよび第2ワークロールは、搬送方向に沿って交互に配置されている。
このように複数の第1ワークロールおよび複数の第2ワークロールを配置することにより、フープ材の巻き癖を矯正できる。
第8の発明に係るロールフィーダは、第7の発明に係るロールフィーダであって、モータは、複数の第1ワークロールおよび複数の第2ワークロールの少なくとも一方を駆動する。
これにより、第1ワークロールまたは第2ワークロールが設けられている場合に、第1ワークロールまたは第2ワークロールを、第1ロールまたは第2ロールとともにプレス加工時に回転駆動させてフープ材をプレス装置側へと送ることが出来る。
第9の発明に係るロールフィーダは、第4の発明に係るロールフィーダであって、離間部と、メジャーロールと、ロール位置検出部とを備える。離間部は、第1ロールを第2ロールから離間する。メジャーロールは、フープ材に接触するように配置されフープ材の移動とともに回転する。ロール位置検出部は、メジャーロールの位置を検出する。制御部は、加工時パターン生成部を更に有する。加工時パターン生成部は、離間部によって第1ロールを第2ロールから離間させた状態におけるプレス加工時のスライドの位置とフープ材の移動とを関係付けて加工時パターンを生成し、加工時駆動指示部に記憶させる。
これにより、使用する金型を用いて、予め、スライドの位置と、第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方をフープ材から離間させた状態におけるプレス加工時のフープ材の移動量との関係を求め、加工時パターンを生成することが出来る。
このため、スライドの昇降動作における適切なタイミングでフープ材のプレス装置側への送り込みまたはプレス装置側からの引き戻しを行うことが出来る。
第10の発明に係るロールフィーダは、第9の発明に係るロールフィーダであって、複数の第1ワークロールと、複数の第2ワークロールと、を更に備える。複数の第1ワークロールは、搬送方向における第1ロールの上流側に配置されている。複数の第2ワークロールは、搬送方向における第2ロールの上流側に配置されている。第1ワークロールおよび第2ワークロールは、搬送方向に沿って交互に配置されている。
このように複数の第1ワークロールおよび複数の第2ワークロールを配置することにより、フープ材の巻き癖を矯正できる。
第11の発明に係るロールフィーダは、第10の発明に係るロールフィーダであって、
モータは、複数の第1ワークロールおよび複数の第2ワークロールの少なくとも一方を駆動する。離間部は、複数の第1ワークロールを複数の第2ワークロールから離間する。
これにより、第1ワークロールまたは第2ワークロールが設けられている場合に、予め、スライドの位置と、第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方と、複数の第1ワークロールおよび複数の第2ワークロールの少なくとも一方をフープ材から離間させた状態におけるプレス加工時のフープ材の移動量との関係を求め、加工時パターンを生成することが出来る。
第12の発明に係るプレスシステムは、プレス装置と、ロールフィーダと、を備える。プレス装置は、フープ材のプレス加工を行う。ロールフィーダは、一対の第1ロールおよび第2ロールと、モータと、制御部と、を有する。一対の第1ロールおよび第2ロールは、フープ材を挟むように配置されフープ材を搬送方向に送る。モータは、第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方を駆動する。制御部は、モータの駆動を制御する。制御部は、工程駆動指示部と、加工時駆動指示部と、を持つ。工程駆動指示部は、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材をプレス装置側に送るようにモータを駆動する。加工時駆動指示部は、プレス加工時にフープ材を前記プレス装置側に送るようにモータを駆動する。
これにより、加工時において第1ロールまたは第2ロールをフープ材から離間させるレリース動作が必要なく、第1ロールまたは第2ロールの少なくとも一方を駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に第1ロールまたは第2ロールを離間させる方向へ動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
第13の発明に係るフープ材搬送方法は、フープ材をプレス装置に搬送するフープ材搬送方法であって、工程駆動ステップと、加工時駆動ステップと、を備える。工程駆動ステップは、一対の第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方を、モータを駆動源として駆動し、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材をプレス装置側に送る。加工時駆動ステップは、プレス加工時にフープ材をプレス装置側に送るようにモータを駆動する。
これにより、加工時において第1ロールまたは第2ロールをフープ材から離間させるレリース動作が必要なく、第1ロールまたは第2ロールの少なくとも一方を駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に第1ロールまたは第2ロールを離間させる方向へ動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
本発明によれば、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減可能なロールフィーダ、プレスシステムおよびフープ材搬送方法を提供することが出来る。
本発明の実施の形態におけるプレスシステムの構成を示す模式図。 図1のレベラーフィーダのロール類の構成を示す斜視図。 図1のプレス装置において金型が上死点に配置されている状態を示す正面模式図。 図3を搬送方向の下流側から見た状態を示す図。 図1のプレス装置において金型が下死点に配置されている状態を示す正面模式図。 図1のプレスシステムにおけるスライドモーションを示す図。 (a)図1のプレスシステムにおいて上金型が下死点に達した状態を示す図、(b)図1のプレスシステムにおいてパイロットピンがフープ材から抜けた状態を示す図。 図1のプレスプレスシステムにおける加工時パターン生成動作の際の状態を示す模式図。 図1のプレスシステムの動作を示すフロー図。 (a)図1のプレスシステムにおいて加工時駆動動作のうち加工時送り動作を示す正面模式図、(b)図1のプレスシステムにおいて加工時駆動動作のうち加工時戻し動作を示す正面模式図、(c)図1のプレスシステムにおいて工程駆動動作(工程送り動作)を示す正面模式図。 本発明の実施の形態の変形例におけるプレスシステムの構成を示す模式図。 本発明の実施の形態の変形例におけるプレスシステムの構成を示す模式図。 本発明の実施の形態の変形例におけるプレスシステムの構成を示す模式図。
本発明にかかる実施の形態のロールフィーダを備えたプレスシステムについて図面を参照しながら以下に説明する。
<1.構成>
(1−1.プレスシステム1の概要)
図1は、本実施の形態のプレスシステム1の構成を示す模式図である。
本実施の形態のプレスシステム1は、フープ材6をプレス加工するシステムである。
プレスシステム1は、図1に示すように、レベラーフィーダ2と、プレス装置3と、アンコイラ4と、操作部5と、を備える。なお、フープ材6はコイル状に巻き回されており、アンコイラ4に装着される。
アンコイラ4は、コイル状に巻かれた鋼板等のフープ材6を解きながらレベラーフィーダ2に送り出す。
レベラーフィーダ2は、アンコイラ4から搬入口2aを介して供給されたフープ材6の巻き癖などを矯正する。レベラーフィーダ2の搬入口2aには、アンコイラ4からフープ材6が供給される。
プレス装置3には、金型10が取り付けられ、プレス装置3は、レベラーフィーダ2から送りだされたフープ材6に対してプレス加工を行う。
フープ材6の搬送方向の下流側がXとして示され、上流側がYとして示されている。
操作部5は、作業者による操作が入力される。作業者の操作部5への入力によってレベラーフィーダ2のフィーダ制御部29、プレス装置3のプレス制御部39およびアンコイラ4の制御部(図示せず)に指示が入力され、プレスシステム1によって製品の生産等が行われる。
(1−2.プレス装置)
プレス装置3は、レベラーフィーダ2の下流側に配置されており、ベッド31と、アプライト32と、ボルスタ33と、クラウン34と、スライド35と、スライド駆動部36と、クランク角検出器38と、プレス制御部39と、を備える。
ベッド31は、プレス装置3の土台を構成する。ボルスタ33は、ベッド31の上に固定される。アプライト32は、柱状の部材であり、ベッド31上に4本配置されている。
クラウン34は、4本のアプライト32によって上方に支持されている。スライド35は、クラウン34の下側に吊下されている。
スライド駆動部36は、クラウン34に設けられており、スライド35を昇降移動させる。スライド35は、ベッド31とクラウン34を繋ぐ柱であるアプライト32をガイドとするように上下方向に移動する。
スライド駆動部36は、クランク361とコンロッド362とを有する。クランク361は、クラウン34に配置されており、図示しない駆動機構によって回転する。クランク361の回転中心とは偏心した位置にコンロッド362の一端がピンによって結合されている。コンロッド362の他端は、スライド35にピンによって結合されている。このような構成により、クランク361を回転させることにより、スライド35が昇降する。また、クランク361の回転角度を決定することによって、スライド35の位置が一意に定まる。
クランク角検出器38は、エンコーダなどであり、上記クランク361の回転角度を検出する。
プレス制御部39は、スライド駆動部36を駆動する駆動機構の制御を行い、スライド35を昇降動作させてプレス加工を行わせる。
(1−3.レベラーフィーダ)
レベラーフィーダ2は、フープ材6の巻き癖を矯正し、フープ材6をプレス装置3へと送る。
レベラーフィーダ2は、複数の上ワークロール21と、複数の下ワークロール22と、上フィードロール23と、下フィードロール24と、サーボモータ25と、サーボモータエンコーダ26と、離間シリンダ27と、移動検出部28と、フィーダ制御部29とを有している。
ここで、本実施の形態のレベラーフィーダ2は、製品の生産時に、フープ材6をプレス装置3側へ送るためにサーボモータ25(後述する)を駆動する動作として、概ね、工程駆動動作と加工時駆動動作の2種類の動作を行う。
工程駆動動作(工程送り動作ともいう)とは、上型11と下型12の間でフープ材6のプレス加工が行われた後、次の工程の上型11と下型12でプレス加工を行うために、フープ材6を1工程分送る動作である。工程駆動動作では、後述する工程パターン61aに基づいてサーボモータ25が駆動される。
また、加工時駆動動作は、プレス加工時の際に金型10の下方への移動に伴ってパスラインが下方へ移動しフープ材6に張力が発生することを抑制するために行われる。加工時駆動動作は、詳しくは後述するが、順送プレス加工において、スライド35の下死点近傍でフープ材6(ワークともいえる)が加工される際に、ロール類(下ワークロール22、下フィードロール24および上フィードロール23)を若干量回転させてフープ材6を送り、その後に引き戻す動作を示す。このため、加工時駆動動作は、フープ材6をプレス装置3側に送る加工時送り動作と、フープ材6をプレス装置3側から引き戻す加工時戻し動作を含む。加工時駆動動作では、後述する加工時パターン62aに基づいてサーボモータ25が駆動される。
(ワークロール)
図2は、レベラーフィーダ2のロール類を示すための模式的な斜視図である。図2では、プレス装置は、点線で示されている。
上ワークロール21は、例えば、図1および図2において4つ配置されており、下ワークロール22は上ワークロール21の下側に3つ配置されている。上ワークロール21と下ワークロール22は、搬送方向に沿って交互に配置されており、フープ材6の巻き癖を矯正する。
複数の下ワークロール22は、ギヤ等(図示せず)によって機械的に連結されている。いずれか1つの下ワークロール22にサーボモータ25から減速機を介して動力が伝達されることにより、複数の下ワークロール22が回転する。
なお、複数の上ワークロール21は、フープ材6の搬送に伴って連れ回りする。
(フィードロール)
一対の上フィードロール23と下フィードロール24は、上ワークロール21および下ワークロール22の下流方向X側に配置されている。
フープ材6は、上フィードロール23と下フィードロール24によって挟持される。下フィードロール24と上フィードロール23は、ギヤ等(図示せず)によって連結されている。サーボモータ25から減速機を介して動力が伝達され下フィードロール24が回転すると、上フィードロール23も回転する。そして、上フィードロール23と下フィードロール24によって挟まれたフープ材6が、プレス装置3に向かって送り込まれる。
(サーボモータ)
サーボモータ25の駆動力は、下フィードロール24および1つの下ワークロール22に伝達され、下フィードロール24および1つの下ワークロール22が回転する。下フィードロール24の回転により、下フィードロール24とギヤ等によって連結されている上フィードロール23が回転する。また、1つの下ワークロール22の回転により、複数の下ワークロール22が回転する。サーボモータエンコーダ26は、サーボモータ25の回転角度(回転位置ともいえる)および回転角速度を検出する。
(離間シリンダ)
図1に示す離間シリンダ27は、製品の生産前に、アンコイラ4にセットしたフープ材6をレベラーフィーダ2に通板するときに、複数の上ワークロール21および上フィードロール23を、下ワークロール22および下フィードロール24から上方に向けて離間させる。
離間シリンダ27のシリンダロッドは、上フィードロール23および複数の上ワークロール21を支持する支持部2bに取り付けられている。離間シリンダ27のシリンダロッドの上方への移動によって、支持部2bは、回転軸2cを中心に上方に回転移動する(矢印A参照)。
(移動検出部)
移動検出部28は、加工時駆動動作の際にロール類を回転させる量を検出する。移動検出部28は、メジャーロール51と、メジャーロールエンコーダ52とを有する。メジャーロール51は、図1および図2に示すように、通板されたフープ材6に押し当てられており、フープ材6の移動とともに回転する。なお、図2に示すように、メジャーロール51の幅は、フープ材6の全幅に渡る必要はない。メジャーロールエンコーダ52は、メジャーロール51の回転を検出する。
メジャーロール51は、生産時に用いられる加工時パターン62a(後述する)を生産前に予め生成するために用いられる。
製品の生産前には、生産に用いる下型12および上型11がプレス装置3にセットされ、製品の生産前にレベラーフィーダ2に通板した後、上フィードロール23および複数の上ワークロール21を上方に移動させた状態で、プレス加工が実施される。
このプレス加工時にパスラインの下方への移動に伴ってフープ材6がプレス装置3側に引き込まれるが、フープ材6の移動とともにメジャーロール51が回転する。この回転をメジャーロールエンコーダ52によって検出することにより、フープ材6がプレス装置3側に引き込まれる量を検出できる。なお、パスラインの下方への移動および引き込まれについては後段にて説明する。
(フィーダ制御部)
フィーダ制御部29は、主に、操作部5からの作業者の指示に基づいた製品の生産時に、クランク角検出器38から取得するクランク角に基づいてサーボモータ25の制御を行う。
フィーダ制御部29は、加工時パターン生成指示部60と、工程駆動指示部61と、加工時駆動指示部62と、第1切換部63と、位置比較部64と、位置制御部65と、速度比較部66と、速度制御部67と、電流比較部68と、電流制御部69と、電流検知部70と、位置演算部71と、速度演算部72と、第2切換部73と、加工時パターン生成部74と、を有する。
工程駆動指示部61は、工程駆動動作の際のクランク角とフープ材6の位置の関係(クランク角ごとのフープ材6の移動量の関係ともいえる)である工程パターン61aを記憶している。工程駆動指示部61は、工程パターン61aに基づいて、クランク角検出器38からのクランク角を受けてサーボモータ25に位置指令を送信する。
加工時駆動指示部62は、加工時駆動動作の際のクランク角とフープ材6の位置の関係(クランク角ごとのフープ材6の移動量の関係ともいえる)である加工時パターン62aを記憶している。加工時駆動指示部62は、加工時パターン62aに基づいて、クランク角検出器38からのクランク角を受けてサーボモータ25に位置指令を送信する。
加工時パターン生成指示部60は、加工時パターン62aを生成する指示を行う。
第1切換部63は、工程駆動指示部61からのクランク角ごとの位置指令と、加工時駆動指示部62からのクランク角ごとの位置指令と、加工時パターン生成指示部60からのクランク角の情報を選択的に第2切換部73に送信する。詳しくは、第1切換部63は、工程駆動指示の際にはa−b間を接続し、加工時駆動指示の際にはc−b間を接続し、加工時パターン生成指示の際には、d−b間を接続する。
第2切換部73は、工程駆動指示または加工時駆動指示の際には、a−b間を接続し、工程駆動指示部61からのクランク角ごとの位置指令、または加工時駆動指示部62からのクランク角ごとの位置指令を、位置比較部64へと出力する。
また、第2切換部73は、加工時パターン生成指示の際には、a−c間を接続し、クランク角検出器38からのクランク角の情報(スライドの位置情報ともいえる)を加工時パターン生成部74へと送信する。
位置演算部71は、工程駆動指示または加工時駆動指示の際に、メジャーロールエンコーダ52の回転からフープ材6の位置(フープ材6の移動量(送り量または戻し量)ともいえる)を演算し、位置信号を位置比較部64へと出力する。
位置比較部64は、位置演算部71からの位置信号と、工程駆動指示部61または加工時駆動指示部62からの位置指令とを比較し、その差分を位置制御部65へと出力する。
位置制御部65は、位置比較部64から送信された差分に基づいて、速度信号を生成し、生成された速度信号を速度比較部66に送信する。
速度演算部72は、サーボモータエンコーダ26からモータの回転角速度を受信し、フープ材6の実際の速度を演算し、速度信号を速度比較部66へと出力する。
速度比較部66は、位置制御部65で生成された速度信号と、速度演算部72から入力される実際の速度情報とを比較し、その差分を速度制御部67に送信する。なお、速度比較部66に入力される速度情報としてサーボモータエンコーダ26から速度演算部72を介した実際の速度情報を用いず、メジャーロールエンコーダ52からの位置情報を微分したものを実際の速度情報として利用してもよい。
速度制御部67は、速度比較部66から送信される差分に基づいて電流信号を作成し、電流比較部68へと送信される。
電流比較部68は、速度制御部67で生成された電流信号と、サーボモータ25の電流を検知する電流検知部70からの電流値の情報を比較し、その差分を電流制御部69へと送信する。
電流制御部69は、差分に基づいて適正な供給電流を生成し、サーボモータ25に供給する。
加工時パターン生成部74は、加工時パターン生成動作の際に、加工時パターン生成指示部60を介して受信したクランク角の情報(スライド位置情報)と、メジャーロール51によって検知されたフープ材6の引き込み位置とを関係付けて加工時パターン62aを生成し、加工時駆動指示部62に記憶させる。
なお、工程駆動指示部61が記憶している工程パターン61aは、金型10ごとに予め設定されて記憶されていてもよいし、所定のパターンに対してトライプレスの際に調整を行って工程パターン61aを作成してもよい。
(1−4.金型)
図3は、スライド35が上死点に配置されている状態の金型10およびフープ材6周辺の模式図である。図4は、図3を下流方向X側から見た図である。
製品の加工のために用いられる金型10は、複数の上型11、複数の下型12と、を有する。また、ボルスタ33上には、複数のフープガイド13が設けられている。
複数の上型11は、スライド35の下面に取り付けられる。複数の下型12は、ボルスタ33上に固定される。
複数の上型11は、搬送方向に沿って複数配置されている。また、複数の下型12は、搬送方向に沿って複数配置されている。1つの上型11と1つの下型12は、上下に対向して配置されている。すなわち、一対の上型11と下型12は、搬送方向に沿って複数組配列されている。
本実施の形態のプレスシステム1は、順送プレス加工を実施するものであり、一対の上型11と下型12が、1工程に対応する。そして、フープ材6が、下流方向X側に1工程ずつ送られることによって製品が製造される。
フープガイド13は、図4に示すように、フープ材6の幅方向の両端に配置されている。フープガイド13の内側には溝13aが形成されており、この溝13aにフープ材6の端が嵌り込むことによってフープ材6は上下方向において保持されている。また、フープガイド13は、下方からバネ要素14によって支えられている。上下方向においてフープガイド13に対向するように押えピン15(図3参照)がスライド35の下側に設けられている。プレス加工時には、押えピン15がフープガイド13を下方に抑え込む。
また、上型11には、パイロットピン16が設けられており、下型12には、パイロットピン16が挿入される挿入孔17が形成されている。
本実施の形態のプレスシステム1のような順送生産においては、上流側Yからフープ材6を押し込んで工程駆動動作(工程送り動作ともいえる)を行うため、工程ごとにフープ材6が規定の位置に到達していることを担保する必要があり、パイロットピン16が一般的に用いられる。
例えば、第1工程に対応する最も左端の上型11に、フープ材6に位置決め孔を形成するパンチ18が設けられており、第1工程において、フープ材6に位置決め孔6aが形成される。
そして、第2工程に対応する左端から2番目の上型11の対応位置にパイロットピン16が設けられている。パイロットピン16が、パンチ18によってフープ材6に形成された位置決め孔6aに挿し込まれることにより、金型10に対するフープ材6の位置決めが行われる。このように第3工程以降にもパイロットピン16を設けることにより、金型10と各工程におけるフープ材6の位置とを整合させることができる。
すなわち、パンチ18およびパイロットピン16の間隔Lが、一工程分のフープ材6の送り量となる。
(1−5.パスラインの下方への移動および引き込まれ)
次に、パスラインの下方への移動およびフープ材の引き込まれについて、プレスシステム1を用いて説明する。
図5は、スライド35が下死点に下降した状態を示す模式図である。順送加工においても、切断、抜き加工のみならず、曲げ、絞り等の成形が成されることが一般的である。そのため、成形高さ分のフープ材6の送り高さ(パスライン)の変動が避けられない。図3の上死点において(詳細には、上型11がフープ材6に接触しない程度にスライド35が高い位置に配置されている状態において)、パスラインは、ボルスタ33上からの高さがaで示されている。なお、図3では、理解しやすくなるように、レベラーフィーダ2からのフープ材6の出口に相当する上フィードロール23と下フィードロール24によるニップ部の高さを、パスラインと同じ高さaとしている。
図3の状態からスライド35が下死点まで下降すると、フープガイド13が押えピン15によって押されてパスラインの高さがaからbへと小さくなる。すなわち、上型11がフープ材6にタッチするまでのパスラインと比較して、下死点におけるパスラインはa−bだけ低くなる。一方、下フィードロール24の高さはaであり変化しないため、スライド35が下死点に到達する過程において、わずかにフープ材6が下流方向Xに引き込まれるが、上ワークロール21、下ワークロール22、上フィードロール23および下フィードロール24などが停止した状態の場合、フープ材6に張力が発生することになる。
本実施の形態のレベラーフィーダ2では、この引き込まれの際に、サーボモータ25を制御して、下ワークロール22、上フィードロール23および下フィードロール24を回転させて張力の発生を抑制する。
なお、以下の説明において、パイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aに挿さるまたは位置決め孔6aから抜けるとの記載は、パンチ18がフープ材6に挿さるまたは抜けることも含むものとする。
<2.動作>
次に、本実施の形態のレベラーフィーダ2の動作について説明するとともに、本発明のフープ材搬送方法の一例についても同時述べる。
(2−1.工程パターン、加工時パターン)
はじめに、工程パターン61aと、加工時パターン62aと、スライドモーションの関係について説明する。図6は、スライドモーションを示す図である。図6では、縦軸がスライド位置を示し、横軸がクランク角度を示す。
図6に示すスライドモーションでは、クランク角度に従ってスライド35が昇降動作する状態が示されている。
上述したように、図1に示す工程パターン61aに基づいて行われる工程駆動動作は、上型11と下型12の間でフープ材6のプレス加工が行われた後、次の工程の上型11と下型12でプレス加工を行うために、フープ材6を1工程分送る動作である。この工程駆動動作(工程送り動作)は、下死点を越えてスライド35が上昇していく過程において、パイロットピン16がフープ材6から抜けてから開始してもよく、スライド35の下降の過程においてパイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aに挿さるまでに終了する必要がある。
また、図1に示す加工時パターン62aに基づいて行われる加工時駆動動作のうち加工時送り動作は、張力の発生の防止のためには、パイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aに挿さったときから下死点(θ2)まで行われる必要がある。また、加工時戻し動作は、下死点からパイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aから抜けるまでにフープ材6を引き戻す必要がある。
そこで、この切換タイミングは、パイロットピン16が位置決め孔6aから抜き差しされるスライド高さを基準とする。この高さは、下死点を基準にしてスライド位置で定めると図7(a)、(b)におけるh1となる。図7(a)は、上金型が下死点に達した状態を示す図であり、図7(b)は、パイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aから抜けた状態を示す図である。このh1は、製品、金型ごとに定まるので、これをスライドモーションとあわせ、図6に示すように、そのクランク角に対応させる。スライド高さがh1になるときのクランク角がθ1、θ3、θ4で示されている。θ1はスライド35が下降してきてパイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aに挿さるときを示す。θ3は、スライド35が上昇しパイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aからに抜けるときを示す。θ4は、θ3の後、次のサイクルにおいてパイロットピン16がフープ材6に挿さるときを示す。θ2は下死点時のクランク角を示す。
工程駆動指示部61から位置指令が送信され、図1のブロック図において第1切換部63をa−b接続とするのは、クランク角がθ3からθ4までである。また、加工時駆動指示部62から位置指令が送信され、第1切換部63をc−b接続とするのは、θ1からθ3までである。
(2−2.加工時パターン生成動作)
新たな金型10やフープ材6を用いて製品の生産を始める際には、製品の生産を始める前に、加工時パターン生成動作が行われる
加工時パターン生成動作は、加工時パターン62aを生成する動作である。
はじめに、コイル状に巻き回されたフープ材6がアンコイラ4にセットされる。また、生産に用いる金型10がプレス装置3に取り付けられる。
レベラーフィーダ2では、離間シリンダ27の収縮によって上フィードロール23および複数の上ワークロール21が、下フィードロール24および複数の下ワークロール22から離間されている。
このように、離間された状態において、フープ材6がレベラーフィーダ2に搬入口2aを介して通板される。
このような状態において、作業者の操作部5への加工時パターン生成指示の入力によって、加工時駆動動作の際のクランク角とフープ材6の位置との関係を検出する動作が行われる。
詳しくは、図8に示すように、フープ材6から上フィードロール23および上ワークロール21が上方へ離間した状態において、プレス制御部39が駆動機構を制御し、スライド35が下方に移動して上型11と下型12の間でプレス動作が行われる。
このプレス動作によって、パスラインの高さがaからbに下がり、フープ材6が引き込まれる。この引き込まれるフープ材6の移動量がメジャーロール51によって検知される。上述したように、クランク角検出器38からのクランク角の情報(スライドの位置情報ともいえる)が加工時パターン生成指示部60に入力され、第1切換部63に出力される。
第1切換部63ではd−b間が接続され、第2切換部73ではa−c間が接続される。そして、クランク角の情報が、加工時パターン生成部74へと出力される。
一方、メジャーロール51によって検知された引き込みによるフープ材6の移動量も加工時パターン生成部74へと出力される。
そして、加工時パターン生成部74は、クランク角の情報(スライド位置情報)とフープ材6の移動量とを関係付けて、クランク角ごとの移動量を算出して加工時パターン62aを生成し、加工時駆動指示部62に記憶させる。
(2−3.プレス動作)
次に、製品生産時のプレス動作について説明する。
上記のような加工時駆動パターン生成後、操作部5への入力等により離間シリンダ27が伸長し、複数の上ワークロール21および上フィードロール23が、フープ材6に接触する。
図9は、本実施の形態のレベラーフィーダ2の動作を示すフロー図である。
第1工程の上型11と下型12の間にフープ材6を通板されている状態からスタートしたとすると、工程送りが行われていないため、フィーダ制御部29は、ステップS11におけるクランク角θ1の検出を待つ。すなわち、フィーダ制御部29は、クランク角検出器38からクランク角の信号を受信し、クランク角がθ1(図6参照)に達したことを検出する。
次に、ステップS12において、フィーダ制御部29の加工時駆動指示部62によって、加工時送りの指示が行われる。フィーダ制御部29は、加工時パターン62a(図1参照)に基づいてサーボモータ25の制御を行い、図10(a)に示すようにスライド35の下降に従ってフープ材6をプレス装置3側へと送り込む。ここで、加工時送り動作におけるフープ材6の送りは、パイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aに挿さったとき(θ1)から下死点(θ2)まで行われる。
フィーダ制御部29の加工時駆動指示部62は、加工時パターン62aに基づいて規定量分のフープ材6が送りこまれると、ステップS13において、加工時送りを停止する。
このとき、クランク角は、下死点であるクランク角θ2(図6参照)に達している。
加工時戻し動作は、下死点(θ2)からパイロットピン16がフープ材6の位置決め孔6aから抜けるとき(θ3)までに、加工時パターン62aに基づいて、図10(b)に示すように加工時送り動作で送った量のフープ材6を引き戻す動作である。
フィーダ制御部29の加工時駆動指示部62は、ステップS14において、加工時送り動作において送った量のフープ材6の引き戻し動作を開始する。フィーダ制御部29の加工時駆動指示部62は、加工時パターン62aに基づいて、加工時送りの際に送りこんだ分のフープ材6を引き戻すと、ステップS15において加工時戻し動作を停止する。
このとき、クランク角は、クランク角θ3(図8参照)に達している。
次に、ステップS16において、工程駆動指示部61が、工程パターン61aに基づいて一工程分のフープ材6を下流方向Xに押し込む。この工程送り動作は、パイロットピン16がフープ材6から抜けたとき(θ3)から開始し、スライド35の下降の過程においてパイロットピン16がフープ材6に挿さるとき(θ4)までに終了する。
工程駆動指示部61は、図10(c)に示すように、工程パターン61aに基づいて一工程分フープ材6を送りこむと、ステップS17において工程送りを完了し、ステップS18において工程送り動作を停止する。
フィーダ制御部29は、ステップS19において、予定数の工程送りが終了したか否かを判定し、予定数の工程送りが終了していない場合には、制御はステップS11へと進む。スライド35が再び下降しているため、ステップS11において所定のクランク角θ4に達すると、ステップS12において再び加工時送り動作が実施される。このように、ステップS11〜ステップS19が繰り返される。
そして、ステップS19においてフィーダ制御部29が予定数の工程送りを終了し、予定数の生産が終了したと判定した場合には、制御が停止される。
<3.特徴等>
(3−1)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)は、フープ材6をプレス装置3に搬送するロールフィーダであって、一対の上フィードロール23(第1ロールの一例)および下フィードロール24(第2ロールの一例)と、サーボモータ25(モータの一例)と、フィーダ制御部29(制御部の一例)と、を備える。一対の上フィードロール23および下フィードロール24は、フープ材6を挟むように配置されフープ材6を搬送方向に送る。サーボモータ25は、上フィードロール23および下フィードロール24の少なくとも一方を駆動する。フィーダ制御部29は、サーボモータ25の駆動を制御する。フィーダ制御部29は、工程駆動指示部61と、加工時駆動指示部62と、を有する。工程駆動指示部61は、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。加工時駆動指示部62は、プレス加工時にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。
なお、上記プレス加工時とは、図6に示すクランク角がθ1からθ3までを示している。
このように、サーボモータ25によって上フィードロール23および下フィードロール24の少なくとも一方を駆動させて、プレス装置3によるプレス加工時にフープ材6がプレス装置3側に送りこまれる。これにより、プレス加工時のフープ材6の沈み込みに伴うパスラインの変化によってフープ材6に張力が発生することを抑制できる。
すなわち、上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材6から離間させずに、少なくとも一方を回転駆動させることにより、プレス加工時においてフープ材6に張力が発生することを抑制できる。
このため、加工時において上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材から離間させるレリース動作が必要なく、上フィードロール23および下フィードロール24の少なくとも一方を駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材6から離すように動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
(3−2)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)では、加工時駆動指示部62は、プレス加工時におけるプレス装置3のスライド35の下降の際に、フープ材6をプレス装置3側に所定量送り、プレス加工時におけるスライド35の上昇の際に、フープ材6をプレス装置3側から所定量引き戻すようにサーボモータ25を駆動する。
このように、スライド35の上昇の際にプレス装置3側から所定量分のフープ材6を引き戻すことによって、プレス加工時にフープ材6の高さが元の位置に戻ったときにフープ材6の位置も元に戻すことができる。
また、フープ材6の位置を元に戻すことによって、パイロットピン16とフープ材6の位置決め孔6aとの位置が不整合となった結果生じるこじりの発生を防止できるため、フープ材6が上型11とともに上昇することを防ぐことが出来る。
なお、所定量とは、例えば5mm等の微小な値である。
(3−3)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)では、プレス加工時とは、フープ材6にスライド35に取り付けられた上型11に形成されたパイロットピン16が挿さった時(θ1)からパイロットピン16がフープ材6から抜けるとき(θ3)までである。加工時駆動指示部62は、フープ材6にパイロットピン16が挿さった時(θ1)から、スライド35が下死点(θ2)に到達するまでに、所定量のフープ材6をプレス装置3側へ送り、下死点(θ2)から、パイロットピン16がフープ材6から抜けるとき(θ3)までに、所定量のフープ材6をプレス装置3側から引き戻すようにサーボモータ25を駆動する。
このように、パイロットピン16が挿さった時から、スライド35が下死点に到達するまでに、所定量のフープ材6をプレス装置3側へ送ることにより、下降による張力の発生を抑制できる。
また、下死点から、パイロットピン16がフープ材6から抜けるときまでに、所定量のフープ材6をプレス装置3側から引き戻すことにより、フープ材6にパイロットピン16が引っかかり、上型11の上昇とともにフープ材6も上昇することを防止できる。
(3−4)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)では、加工時駆動指示部62は、フープ材6をプレス装置3側へ所定量送るときのスライド35の位置とフープ材6の送り量の関係と、フープ材6のプレス装置3側から所定量引き戻すときのスライド35の位置とフープ材6の引き戻し量の関係とを示す加工時パターン62aを記憶している。加工時駆動指示部62は加工時パターン62aに基づいて、フープ材6のプレス装置3側への送りおよびプレス装置3側からの引き戻しを行うようにサーボモータ25を駆動する。
このように、フープ材6をプレス装置3側へ所定量送るときのスライド35の位置とフープ材6の送り量の関係と、フープ材6のプレス装置3側から所定量引き戻すときのスライド35の位置とフープ材6の引き戻し量の関係が記憶されているため、プレス装置3から送信されるクランク角(スライド35の位置情報)に基づいて、加工時駆動指示部62は、適切なタイミングでフープ材6のプレス装置3側への送り込みまたはプレス装置3側からの引き戻しを行うことが出来る。
(3−5)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)は、複数の上ワークロール21(第1ワークロールの一例)と、複数の下ワークロール22(第2ワークロールの一例)と、を更に備える。複数の上ワークロール21は、搬送方向における上フィードロール23の上流側に配置されている。複数の下ワークロール22は、搬送方向における下フィードロール24の上流側に配置されている。上ワークロール21および下ワークロール22は、搬送方向に沿って交互に配置されている。
このように複数の上ワークロール21および複数の下ワークロール22を配置することにより、フープ材6の巻き癖を矯正できる。
(3−6)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)では、サーボモータ25は、複数の上ワークロール21および複数の下ワークロール22の少なくとも一方を駆動する。
これにより、上ワークロール21および下ワークロール22が設けられている場合に、上ワークロール21または下ワークロール22を、上フィードロール23または下フィードロール24とともにプレス加工時に回転駆動させてフープ材6をプレス装置3側へと送ることが出来る。
(3−7)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)は、離間シリンダ27(離間部の一例)と、メジャーロール51と、メジャーロールエンコーダ52(ロール位置検出部の一例)とを備える。離間シリンダ27は、上フィードロール23を下フィードロール24から離間する。メジャーロール51は、フープ材6に接触するように配置されフープ材6の移動とともに回転する。メジャーロールエンコーダ52は、メジャーロール51の位置を検出する。フィーダ制御部29は、加工時パターン生成部74を更に有する。加工時パターン生成部74は、離間シリンダ27によって上フィードロール23を下フィードロール24から離間させた状態におけるプレス加工時のスライド35の位置とフープ材6の移動とを関係付けて加工時パターン62aを生成し、加工時駆動指示部62に記憶させる。
これにより、使用する金型10を用いて、予め、スライド35の位置と、上フィードロール23を下フィードロール24から離間させた状態におけるプレス加工時のフープ材6の移動を関係付けて加工時パターン62aを生成することができる。
このため、スライド35の昇降動作における適切なタイミングでフープ材6のプレス装置3側への送り込みまたはプレス装置3側からの引き戻しを行うことが出来る。
(3−8)
本実施の形態のレベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)は、複数の上ワークロール21(第1ワークロールの一例)と、複数の下ワークロール22(第2ワークロールの一例)と、を更に備える。複数の上ワークロール21は、搬送方向における上フィードロール23の上流側に配置されている。複数の下ワークロール22は、搬送方向における下フィードロール24の上流側に配置されている。上ワークロール21および下ワークロール22は、搬送方向に沿って交互に配置されている。サーボモータ25は、複数の上ワークロール21および複数の下ワークロール22の少なくとも一方を駆動する。離間シリンダ27は、複数の上ワークロール21を複数の下ワークロール22から離間する。
これにより、複数の上ワークロール21と複数の下ワークロール22が設けられている場合に、予め、スライド35の位置と、複数の上ワークロール21と上フィードロール23を、複数の下ワークロール22と下フィードロール24から離間させた状態におけるプレス加工時のフープ材の位置との関係を求めることが出来る。
(3−9)
本実施の形態のプレスシステム1は、プレス装置3と、レベラーフィーダ2(ロールフィーダの一例)と、を備える。プレス装置3は、フープ材6のプレス加工を行う。レベラーフィーダ2は、一対の上フィードロール23(第1ロールの一例)および下フィードロール24(第2ロールの一例)と、サーボモータ25と、フィーダ制御部29(制御部の一例)と、を有する。フィーダ制御部29は、サーボモータ25の駆動を制御する。フィーダ制御部29は、工程駆動指示部61と、加工時駆動指示部62と、を有する。工程駆動指示部61は、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。加工時駆動指示部62は、プレス加工時にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。
これにより、加工時において上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材6から離間させるレリース動作が必要なく、第1ロールおよび第2ロールを駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材から離れる方向に動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
(3−10)
本実施の形態のフープ材搬送方法は、フープ材6をプレス装置3に搬送するフープ材搬送方法であって、ステップS16(工程駆動ステップの一例)と、ステップS12(加工時駆動ステップの一例)と、を備える。ステップS16(工程駆動ステップの一例)は、一対の上フィードロール23および下フィードロール24の少なくとも一方を、サーボモータ25を駆動源として駆動し、プレス加工時と次のプレス加工時の間にフープ材6をプレス装置3側に送る。ステップS12(加工時駆動ステップ)は、プレス加工時にフープ材6をプレス装置3側に送るようにサーボモータ25を駆動する。
これにより、加工時において上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材6から離間させるレリース動作が必要なく、第1ロールおよび第2ロールを駆動させるだけでよいため、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減することができる。
また、物理的に上フィードロール23または下フィードロール24をフープ材から離れる方向に動かす必要がないため、近年の生産速度の向上の要求に対応することができる。
<4.他の実施の形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施の形態では、移動検出部28によって、加工時パターン62aを予め求めたうえで、加工時駆動動作(加工時送り動作および加工時戻し動作)を行っていたが、予め記憶せず、フープ材6に生じる張力からのフィードバック情報に基づき時々刻々位置の指令を行ってもよい。すなわち、加工時にフープ材6が金型10に引き込まれるが、その際に張力が上昇すると、張力をゼロに近づけるようにサーボモータ25の制御が行われる。
図11は、フープ材6の張力検出部の一例として下フィードロール24の軸にねじれセンサ80が設けられたロールフィーダ102を備えたプレスシステム100の構成を示す図である。
図11に示すように、ロールフィーダ102のフィーダ制御部129は、図1に示すフィーダ制御部29と比較して、加工時パターン生成指示部60、第2切換部73、加工時パターン生成部74が設けられていない。また、ロールフィーダ102には、ねじれセンサ80の出力に基づいて位置指令を出力する加工時駆動指示部162が設けられている。更に、第1切換部163は、図1の第1切換部63と比較して、dを有しておらず、a−b接続とb−c接続を行うことが出来る。
クランク角がθ1に達すると、フィーダ制御部129の加工時駆動指示部162は、下死点θ2に達するまで、ねじれセンサ80で検出されるねじりトルクがゼロになるようにサーボモータ25の制御を行う。なお、加工時駆動動作を行う際には、工程駆動動作を行っておらず、金型10への引き込みさえなければロール類(上フィードロール23、下フィードロール24、複数の上ワークロール21、および複数の下ワークロール22)にトルクが生じないため、このようなトルクをフィードバックする制御方法を用いることができる。
このように、トルクセンサとしてねじれセンサ80を設けて、ねじれトルクを計測することによって、スライド35の昇降動作における適切なタイミングでフープ材6のプレス装置3側への送り込みを行うことが出来る。
なお、フープ材6のプレス装置3側からの引き戻しを行う際には、フープ材6が撓むため、押し込まれ力が発生せず、張力はマイナスとならない。そのため、引き戻しの際には、問題が生じないレベルで予め定められた一定の弱い張力にすればよい。すなわち、フープ材6のプレス装置側への送り込みの際には、張力がゼロにするように制御し、フープ材6のプレス装置3側からの引き戻しの際には、弱い張力となるように制御してもよい。なお、弱い張力とはゼロも含む。
なお、フープ材6に発生する張力検出部は、ねじれセンサ80等のトルクセンサに限られるものではない。
(B)
上記実施の形態では、移動検出部28によって加工時パターン62aを算出しているが、移動検出部28が設けられておらず、計算によってクランク角ごとのフープ材6の位置(引き込まれ量)を計算してもよい。この場合、図12に示すプレスシステム200のロールフィーダ202に示すように、フィーダ制御部229には、加工時パターン生成指示部60、第2切換部73、加工時パターン生成部74が設けられておらず、算出部81が設けられている。また、第1切換部163は、図1の第1切換部63と比較して、dを有しておらず、a−b接続とb−c接続を行うことが出来る。算出部81は、レベラーフィーダ2の出口である上フィードロール23と下フィードロール24の挟持部と、金型10の入口との間の鉛直方向ならびに水平方向の距離、および上型11がフープ材6に接触してからのスライド35の動き(クランク角度と位置の関係)から、クランク角度毎の引き込まれ量を計算することができる。この計算結果が、加工時パターン62aとして加工時駆動指示部62に記憶される。
(C)
上記実施の形態では、プレス動作による製品の生産時に、メジャーロール51をフープ材6に接触させたままであるが、図示しない離間機構によってメジャーロール51をフープ材6から離間させてもよい。
図13は、このようなレベラーフィーダ2を備えたプレスシステム300の構成を示す図である。図13に示すプレスシステム300のフィーダ制御部329では、図1に示すフィーダ制御部29と比較して、位置比較部64に、メジャーロールエンコーダ52からの情報が位置演算部71を介して入力されず、サーボモータエンコーダ26からの情報が位置演算部71を介して入力される。位置演算部71は、サーボモータエンコーダ26からモータの回転角度を受信し、フープ材6の位置(フープ材6の移動量(送り量または戻し量)ともいえる)を演算し、位置信号を位置比較部64へと出力する。
位置比較部64では、工程駆動指示部61または加工時駆動指示部62から第1切換部63および第2切換部73を介して入力された位置指令と、位置演算部71からの位置信号が比較され、その差分が位置制御部65へと出力される。
このように、フィーダ制御部329は、メジャーロール51を利用して位置比較部64において位置比較が行われる。
(D)
上記実施の形態では、加工時パターン62aを生成する際に、移動検出部28のメジャーロール51によってプレス加工時のクランク角ごとのフープ材6の移動量が検出されているが、サーボモータエンコーダ26を用いて移動量が検出されてもよい。
しかしながら、サーボモータエンコーダ26で移動量を検出する場合(セミクローズド)、下フィードロール24とフープ材6との間の滑りの影響を除去するためにはメジャーロール51でフィードバックをかけること(フルクローズド)が望ましい。下フィードロール24および上フィードロール23は、大きな加減速に対応するため、大きな角速度が与えられることがあるためである。
(E)
上記実施の形態では、加工時送り動作においてフープ材6を送った量分、加工時戻し動作においてフープ材6を引き戻しているが、引き戻さなくても良い。この場合、次の工程送り動作の際に、加工時送り動作においてフープ材6を送った量分少ない量のフープ材6を送ればよい。
(F)
上記実施の形態では、1つのサーボモータ25を用いて上フィードロール23、下フィードロール24および複数の下ワークロール22を回転駆動させていたが、上フィードロール23および下フィードロール24用のサーボモータと、複数の下ワークロール用のサーボモータの2つが設けられていてもよい。
(G)
上記実施の形態では、ロールフィーダの一例としてレベラーフィーダ2を用いて説明したがフープ材6の巻き癖を矯正するレベラ機能を有しておらずフープ材6を送るだけのフィーダ装置であってもよい。すなわち、複数の上ワークロール21および複数の下ワークロール22が設けられていなくてもよい。
(H)
上記実施の形態では、フィーダ制御部29、プレス制御部39を分けて記載したが、まとめた1つの制御装置であってもよい。
(I)
上記実施の形態では、モータの一例としてサーボモータ25が用いられているが、サーボモータに限らなくても良く、電動モータ、ステッピングモータまたは油圧モータが用いられてもよい。
本発明のロールフィーダおよびフープ材搬送方法によれば、エネルギー消費、および振動ならびに音の発生を低減可能な効果を有し、例えば順送送りのプレスシステム等として有用である。
1 :プレスシステム
2 :レベラーフィーダ
2a :搬入口
2b :支持部
2c :回転軸
3 :プレス装置
4 :アンコイラ
5 :操作部
6 :フープ材
6a :位置決め孔
10 :金型
11 :上型
12 :下型
13 :フープガイド
13a :溝
14 :バネ要素
15 :押えピン
16 :パイロットピン
17 :挿入孔
18 :パンチ
21 :上ワークロール
22 :下ワークロール
23 :上フィードロール
24 :下フィードロール
25 :サーボモータ
26 :サーボモータエンコーダ
27 :離間シリンダ
28 :移動検出部
29 :フィーダ制御部
31 :ベッド
32 :アプライト
33 :ボルスタ
34 :クラウン
35 :スライド
36 :スライド駆動部
38 :クランク角検出器
39 :プレス制御部
51 :メジャーロール
52 :メジャーロールエンコーダ
60 :加工時パターン生成指示部
61 :工程駆動指示部
61a :工程パターン
62 :加工時駆動指示部
62a :加工時パターン
63 :第1切換部
64 :位置比較部
65 :位置制御部
66 :速度比較部
67 :速度制御部
68 :電流比較部
69 :電流制御部
70 :電流検知部
71 :位置演算部
72 :速度演算部
73 :第2切換部
74 :加工時パターン生成部
80 :センサ
81 :算出部
100 :プレスシステム
102 :ロールフィーダ
129 :フィーダ制御部
162 :加工時駆動指示部
163 :第1切換部
200 :プレスシステム
202 :ロールフィーダ
229 :フィーダ制御部
300 :プレスシステム
329 :フィーダ制御部
361 :クランク
362 :コンロッド

Claims (13)

  1. フープ材をプレス装置に搬送するロールフィーダであって、
    前記フープ材を挟むように配置され前記フープ材を搬送方向に送る一対の第1ロールおよび第2ロールと、
    前記第1ロールおよび前記第2ロールの少なくとも一方を駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    プレス加工時と次のプレス加工時の間に前記フープ材を前記プレス装置側に送るように前記モータを駆動する工程駆動指示部と、
    前記プレス加工時に前記フープ材を前記プレス装置側に送るように前記モータを駆動する加工時駆動指示部と、を有する、
    ロールフィーダ。
  2. 前記加工時駆動指示部は、
    前記プレス加工時における前記プレス装置のスライドの下降の際に、前記フープ材を前記プレス装置側に所定量送り、
    前記プレス加工時における前記スライドの上昇の際に、前記フープ材を前記プレス装置側から前記所定量引き戻すように前記モータを駆動する、
    請求項1に記載のロールフィーダ。
  3. 前記プレス加工時とは、前記フープ材に、前記スライドに取り付けられた上型に形成されたパイロットピンが挿さった時から前記パイロットピンが前記フープ材から抜けるときまでであり、
    前記加工時駆動指示部は、
    前記フープ材に前記パイロットピンが挿さった時から、前記スライドが下死点に到達するまでに、前記所定量の前記フープ材を前記プレス装置側へ送り、
    前記下死点から、前記パイロットピンが前記フープ材から抜けるときまでに、前記所定量の前記フープ材を前記プレス装置側から引き戻すように前記モータを駆動する、
    請求項2に記載のロールフィーダ。
  4. 前記加工時駆動指示部は、
    前記フープ材を前記プレス装置側へ前記所定量送るときの、前記スライドの位置と前記フープ材の送り量の関係と、前記フープ材の前記プレス装置側から前記所定量引き戻すときの、前記スライドの位置と前記フープ材の引き戻し量の関係とを示す加工時パターンを記憶しており、
    前記加工時パターンに基づいて、前記フープ材の前記プレス装置側への送りおよび前記プレス装置側からの引き戻しを行うように前記モータを駆動する、
    請求項2または3のいずれかに記載のロールフィーダ。
  5. 前記フープ材の張力を検出する張力検出部を更に備え、
    前記加工時駆動指示部は、
    前記プレス加工時において前記フープ材を前記プレス装置側に送る際に前記張力検出部によって検出される張力をゼロに近づけるように前記モータを制御する、
    請求項1〜3のいずれかに記載のロールフィーダ。
  6. 前記張力検出部は、前記第1ロールおよび前記第2ロールの少なくとも一方の軸に設けられたトルクセンサを有し、
    前記加工時駆動指示部は、
    前記プレス加工時において前記トルクセンサによって検出されるねじれトルクをゼロに近づけるように前記モータを制御する、
    請求項5に記載のロールフィーダ。
  7. 前記搬送方向における前記第1ロールの上流側に配置された複数の第1ワークロールと、
    前記搬送方向における前記第2ロールの上流側に配置された複数の第2ワークロールと、を更に備え、
    前記第1ワークロールおよび前記第2ワークロールは、前記搬送方向に沿って交互に配置されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のロールフィーダ。
  8. 前記モータは、前記複数の第1ワークロールおよび前記複数の第2ワークロールの少なくとも一方を駆動する、
    請求項7項に記載のロールフィーダ。
  9. 前記第1ロールを前記第2ロールから離間する離間部と、
    前記フープ材に接触するように配置され前記フープ材の移動とともに回転するメジャーロールと、
    前記メジャーロールの位置を検出するロール位置検出部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記離間部によって前記第1ロールを前記第2ロールから離間させた状態における前記プレス加工時の前記スライドの位置と前記フープ材の移動とを関係付けて前記加工時パターンを生成し、前記加工時駆動指示部に記憶させる加工時パターン生成部と、
    を有する、
    請求項4に記載のロールフィーダ。
  10. 前記搬送方向における前記第1ロールの上流側に配置された複数の第1ワークロールと、
    前記搬送方向における前記第2ロールの上流側に配置された複数の第2ワークロールと、を更に備え、
    前記第1ワークロールおよび前記第2ワークロールは、前記搬送方向に沿って交互に配置されている、
    請求項9に記載のロールフィーダ。
  11. 前記モータは、前記複数の第1ワークロールおよび前記複数の第2ワークロールの少なくとも一方を駆動し、
    前記離間部は、前記複数の第1ワークロールを前記複数の第2ワークロールから離間する、
    請求項10に記載のロールフィーダ。
  12. フープ材のプレス加工を行うプレス装置と、
    前記フープ材をプレス装置に搬送するロールフィーダと、を備え、
    前記ロールフィーダは、
    前記フープ材を挟むように配置され前記フープ材を搬送方向に送る一対の第1ロールおよび第2ロールと、
    前記第1ロールおよび前記第2ロールの少なくとも一方を駆動するモータと、
    前記モータの駆動を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    プレス加工時と次のプレス加工時の間に前記フープ材を前記プレス装置側に送るように前記モータを駆動する工程駆動指示部と、
    前記プレス加工時に前記フープ材を前記プレス装置側に送るように前記モータを駆動する加工時駆動指示部と、を持つ、
    プレスシステム。
  13. フープ材をプレス装置に搬送するフープ材搬送方法であって、
    一対の第1ロールおよび第2ロールの少なくとも一方を、モータを駆動源として駆動し、プレス加工時と次のプレス加工時の間に前記フープ材を前記プレス装置側に送る工程駆動ステップと、
    前記プレス加工時に前記フープ材を前記プレス装置側に送るように前記モータを駆動する加工時駆動ステップと、を備えた、
    フープ材搬送方法。
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