JPH09201632A - プレス機械の材料送り装置 - Google Patents

プレス機械の材料送り装置

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JPH09201632A
JPH09201632A JP1075896A JP1075896A JPH09201632A JP H09201632 A JPH09201632 A JP H09201632A JP 1075896 A JP1075896 A JP 1075896A JP 1075896 A JP1075896 A JP 1075896A JP H09201632 A JPH09201632 A JP H09201632A
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Ko Kimura
孔 木村
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Orii KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 めんどうなデータの設定作業がなく、多品種
少量生産の場合でも効率よくプレス加工が可能となるプ
レス機械の材料送り装置を提供する。 【解決手段】 入力操作手段(キーボード105)によ
り入力された型データ及び製品データに基づいて、送り
量が相対的に最も小さい加工箇所を順次選出することに
より、製品端の切断加工を含む各加工箇所の加工順を決
定し、この加工順と各加工から次の加工までの必要送り
量とからなる加工スケジュールデータを作成する加工ス
ケジュールデータ作成手段(コンピュータ100)と、
この加工スケジュールデータに基づいて、フィードロー
ラ3のサーボモータ120を制御してコイル材2を所定
の加速度及び最大送り速度で繰出し、所定の加工型を作
動させる材料送り制御手段(シーケンサ110)とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機械の材料
送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレス機械としては、クランクの回
転に伴って加工型を押圧するための昇降ヘッドが昇降
し、ヘッド下降時に材料送給方向に複数ある加工型のう
ち所定の加工型を作動させて、コイル材をプレス加工す
るものが知られている。そして、この種のプレス機械の
材料送り装置としては、コイル材を繰出すフィードロー
ラを駆動するサーボモータを制御し、コイル材を順次所
定長さ送り出して所定の加工型に対して位置決めるとと
もに、所定の加工型を作動させる指令を出力するものが
ある。ところで、従来のこのような送り装置において
は、各時点でのコイル材の送り量、及び各時点でどの加
工型を作動させるかのデータは、予め作業者の操作入力
により設定されたものを使用する構成となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、作業
者が製品の仕様から手計算等により、作動させる加工型
の順序及び各時点でのコイル材の送り量を決定し、送り
装置の制御盤等にすべてのデータを手操作で入力しなけ
ればならず、以下のような各種不利益を招いていた。 (イ)製品の仕様から、作動させる加工型の順序及び各
時点でのコイル材の送り量を決定する作業は、場合によ
っては相当めんどうな作業となるので、プレス加工の段
取効率を極端に低下させることがあった。というのは、
この種のプレス機械では、コイル材は通常一方向に流れ
て逆戻りすることは不可能であるため、材料の送り方向
に複数配置された加工型の配列位置との関係で、必ずし
も材料の送給方向先端側にある加工箇所から順次加工す
ればよいとは限らない、またそのため、材料の送り量も
加工箇所のピッチに順次対応するわけでは全くない。こ
のため、作業者はコイル材を逆戻りさせることなく全て
の加工箇所を洩れなく加工するための、加工型の作動順
序及び各時点でのコイル材の送り量を、手計算等により
検討しなければならず、特に加工箇所が多くそのピッチ
が一定しない製品であればあるほど、極めて面倒な作業
となるのである。 (ロ)また、加工箇所間のピッチが長く、送り量が長距
離になる場合には、クランクの回転の1サイクル中には
送れない事態が生じ、いずれの加工型も作動させないで
空打ちさせ複数サイクル中に所定量送るといった動作が
必要になり、この動作をさせるためのデータも作業者が
判断して入力設定しなければならない。 (ハ)さらに、多品種少量生産で各種の製品を順次加工
する場合には、製品毎にこの作業をする必要があり、ま
た、製品の切替わり時点での上記データ設定は特に困難
であった。 (ニ)そして、このようなめんどうなデータ設定作業を
必要とするため、熟練度によっては、加工ミスが多発
し、端材も多量に出してしまうといった不具合が発生す
る恐れがあり、特に多品種少量生産における製品の切替
わり時点等においては、上記データ設定がうまくゆかず
に頻繁にプレス機械全体を停止させなければならず、そ
の度に端材が出て稼働率も低下するといった事態におち
いることもあり得た。
【0004】そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑み
て、めんどうなデータの設定作業がなく、多品種少量生
産の場合でも効率よく的確なプレス加工が可能となるプ
レス機械の材料送り装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のプレス機械の材料送り装置は、クラ
ンクの回転に伴って加工型を押圧するための昇降ヘッド
が昇降し、昇降ヘッド下降時に材料送給方向に複数ある
加工型のうち所定の加工型を作動させて、コイル材をプ
レス加工するプレス機械において、コイル材を繰出すフ
ィードローラを駆動するサーボモータを制御し、コイル
材を順次所定長さ送り出して所定の加工型に対して位置
決めるとともに、所定の加工型を作動させる指令を出力
するプレス機械の材料送り装置であって、加工型の種類
とその配列及び配置ピッチの情報を含み入力操作手段に
より入力される型データを記憶する型データ記憶手段
と、製品の加工ピッチ及びその加工型の情報、さらには
製品の加工数及び加工順の情報を含み入力操作手段によ
り入力される製品データを記憶する製品データ記憶手段
と、前記型データ及び製品データに基づいて、送り量が
相対的に最も小さい加工箇所を順次選出することによ
り、製品端の切断加工を含む各加工箇所の加工順を決定
し、この加工順と各加工から次の加工までの必要送り量
とからなる加工スケジュールデータを作成する加工スケ
ジュールデータ作成手段と、この加工スケジュールデー
タに基づいて、前記サーボモータを制御してコイル材を
所定の加速度及び最大送り速度で繰出し、所定の加工型
を作動させる制御を行う材料送り制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載のプレス機械の材料送
り装置は、前記材料送り制御手段が、前記クランクの材
料送給開始回転角度を検出するロータリーカムスイッチ
の出力に基づいて前記クランクの回転周期を検知し、前
記クランクの1回転における材料送り可能時間を逐次演
算する送給時間演算機能と、前記必要送り量を所定の加
速度及び最大送り速度で連続的に送るのに要する送り必
要時間を逐次演算する必要時間演算機能と、この送り必
要時間が前記材料送り可能時間を越えた場合に、必要最
少限の回数だけクランク下降時にいずれの加工型も作動
させない空打ちを行いつつ材料を連続送りして、前記必
要送り量を連続的に送給する空打連続送り、或いは、必
要最少限の回数だけクランク回転周期に合わせた材料の
分割送り及び前記空打ちを行って、前記必要送り量を分
割的に送給する空打分割送り、のいずれかを行う長距離
送り制御機能と、を有することを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載のプレス機械の材料送
り装置は、前記材料送り制御手段が、前記最大送り速度
をコイル材の巻き出し速度以下に制限する最大送り速度
制限機能を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。 A.プレス機械の構成 まず、本発明の前提となるプレス機械の一例について説
明する。図2はこのプレス機械の要部側面図、図3は同
プレス機械の要部正面図、図4は同プレス機械の全体構
成図である。図4に示すように、巻出ローラ1から所定
の巻出し速度(ラインスピード)VLで巻き出されたコ
イル材2は、一対のフィードローラ3により繰り出さ
れ、メジャーリングローラ4を通過して、加工ステージ
であるベッド5上に導入される。そしてこのベッド5上
には、図2及び図3に示す如く、下型6が固定され、さ
らにこの下型6の上方には上型7が配置されている。上
型7は、コイル材2の送給方向に分割され、複数の加工
型7a,7b,7cとなっている。また、下型6には、
これら加工型に対応する位置に、メス側の加工型凹部6
a,6b,6cが形成されている。
【0009】なお、図2,図3及び図6では、これら加
工型及び加工型凹部が送給方向に3組ある例を示してい
るが、さらに複数あってもよい。後述する送り装置の説
明(特に制御動作の説明)においては、これら加工型及
び加工型凹部の数を一般化して、送給方向入口側からC
1,C2,C3なる符号を付している。図6では、加工
型7a及び加工型凹部6a(C1)が略円形のもの、加
工型7b及び加工型凹部6b(C2)が三角形のもの、
加工型7c及び加工型凹部6c(C3)が切断型である
場合を例示している。また、各加工型及び加工型凹部の
間のピッチ寸法も、後述の説明においては、図6に示す
如く送給方向入口側からM1,M2なる符号を付してい
る。図6に例示したものでは、このピッチ寸法は、M
1,M2の二つとなる。
【0010】上型7の各加工型7a,7b,7cは、そ
れぞれが図2及び図3に示すような昇降フレーム8a,
8b,8cに上面側を支持されて独立に上下動可能とな
っている。すなわち、例えば昇降フレーム8aは、図2
に示すようにベッド5上に立設された支柱9aにより両
側を挿通状態に支持されて上下動可能となっており、支
柱9aの外周に装着されたコイルバネ(図示省略)によ
り上方に付勢され、開放状態においては支柱9aの上端
位置に保持され、加工型7aが下型6の加工型凹部6a
から上方に離れた状態に保持される構成となっている。
そして、昇降フレーム8a,8b,8cの上方位置に
は、昇降ヘッド10が支持フレーム11に支持されて昇
降可能に配設されており、この昇降ヘッド10の下面側
には、横方向に進退自在なように複数のストライカ12
a,12b,12cが配設されている。各ストライカ
は、それぞれが、昇降ヘッド10の片面側に設けられた
エアシリンダ(例えば図2に示すエアシリンダ13a)
により支持駆動されて動作し、前進状態においては前記
各昇降フレームの真上に位置するように、各エアシリン
ダのストローク等が設定されている。
【0011】また、いずれかのストライカが前進し対応
する昇降フレームの真上に位置する状態で、昇降ヘッド
10が下死点まで下降すると、昇降ヘッド10がそのス
トライカ及び昇降フレームを介して対応する加工型を押
し下げて、対応する加工型及び加工型凹部によるプレス
加工がなされるように、昇降ヘッド10の昇降ストロー
ク等が設定されている。各エアシリンダは、図示省略し
た圧縮空気源と、この圧縮空気源からの圧縮空気をいず
れかの作動室に切替えて送り込む電磁弁等によりオンオ
フ動作するように構成され、前記電磁弁等は、例えば後
述するシリンダドライバ124を介して後述するシーケ
ンサ110により制御される。
【0012】昇降ヘッド10は、図4に示すように、ク
ランク14の回転に伴って昇降する構成とされ、クラン
ク14は、クランク軸15,プーリ16,17及びベル
ト18を介して主モータ19により駆動されて、一方向
に略一定速度で回転する。そして、昇降ヘッド10が下
降して加工型及び加工型凹部が噛み合ってプレス加工が
行われている最中には、コイル材2を送ることが当然不
可能であり、クランク14の回転の1サイクルにおいて
常にコイル材2の送り動作が可能となる範囲(以下、送
り可能範囲という。)は、図5に示すように一定角度範
囲θ1(例えば180度,240度,270度等)に制
限される。このため、クランク軸15或いはプーリ16
等には、この送り可能範囲がスタートする材料送給開始
回転角度を検出するロータリーカムスイッチ20(図1
に示す)が設けられている。
【0013】なお、この種のプレス機械においては、昇
降ヘッド10が下降して加工型及び加工型凹部が噛み合
う際に、嵌合して上下の型を位置決めるパイロットピン
(図示省略)や、コイル材を押える材料押え部材(図示
省略)が設けられたり、或いは加工中にコイル材2をフ
リーにするために、フィードローラ3によりコイル材2
を挟持している状態を解除するリリース動作がなされる
構成とされることがあり、これらの構成によっても上記
送り可能範囲θ1は制限されるので、上記送り可能範囲
θ1の具体的数値は、実際にはプレス機械の機種により
さまざまである。また、クランク14の回転の1サイク
ルにおける上記送り可能範囲以外の範囲θ2(以下、加
工範囲という。)は、前述したエアシリンダの全てが非
作動とされ、全ての加工型が後退位置にある非作動状態
であれば、コイル材2の送り動作が可能となる機種もあ
るが、上記パイロットピンや材料押え部材が設けられた
機種等においては、上記加工範囲θ2では常にコイル材
2の送り動作が不可能となる。
【0014】B.材料送り装置の構成 次に、材料送り装置の構成について、図1により説明す
る。この例の材料送り装置は、コンピュータ100(加
工スケジュールデータ作成手段)と、シーケンサ110
(材料送り制御手段)とを備える。コンピュータ100
は、本発明の加工スケジュールデータ作成手段として機
能するもので、例えばCPU101,ROM102,R
AM103及びフロッピーディスクドライブ104等を
内蔵する一般のパーソナルコンピュータであり、この場
合入力操作用のキーボード105(入力操作手段)、表
示器としてのCRT106、外部記憶装置としてのハー
ドディスク装置107が接続されている。なお、RAM
103、フロッピーディスクドライブ104及びそれに
装着されるフロッピーディスク、或いはハードディスク
装置107が、本発明の型データ記憶手段又は製品デー
タ記憶手段として機能している。
【0015】また、コンピュータ100には、インター
フェースボード108が接続され、このインターフェー
スボード108を介してシーケンサ110と信号の授受
が行われる。そして、CPU101は、ROM102や
フロッピーディスクドライブ104のフロッピーディス
ク、或いはハードディスク装置107に記憶されたプロ
グラムに基づいて、後述する図9のフローチャートに示
すような処理を行って、図15に示すような加工スケジ
ュールデータを作成する機能を有する。なおこのCPU
101の処理動作については、後述する。
【0016】シーケンサ110は、本発明の材料送り制
御手段として機能するもので、この場合CPU111,
ROM112,RAM113等を内蔵し、ROM112
に記憶された動作プログラムが容易に書換え可能な、い
わゆるプログラマブルシーケンサである。このシーケン
サ110には、前述のフィードローラ3を駆動するサー
ボモータ120、サーボモータ120のパルスジェネレ
ータ121、及びサーボアンプ122よりなるサーボ駆
動系が接続され、この場合メジャーリングローラ4に連
結されてこの回転を検出するパルスジェネレータ123
の出力に基づいて位置検知及び速度検知がなされ、位置
(モータの回転量)及び速度(モータの回転速度)のデ
ータがフィードバックされて、CPU111の指令によ
りサーボモータ120の速度及び回転量が制御される構
成となっている。なおシーケンサ110には、パルスジ
ェネレータ123が故障したときの予備検出器として、
前述のパルスジェネレータ121も接続され、図示省略
したスイッチ入力等によりパルスジェネレータ123に
代ってパルスジェネレータ121が前記サーボ制御の検
出器として働くように切替え可能となっている。
【0017】また、シーケンサ110には、前述のエア
シリンダ(例えばエアシリンダ13a)の電磁弁に対し
て駆動電流を出力する回路であるシリンダドライバ12
4が接続され、CPU111の指令によりこのシリンダ
ドライバ124を介して前述のエアシリンダが制御され
る。さらに、シーケンサ110には、前述のロータリー
カムスイッチ20が接続され、プレス機械のクランク1
4が前述の材料送給開始回転角度になったことを示す信
号がリアルタイムに入力される。そしてCPU111
は、ROM112に記憶されたプログラムと、コンピュ
ータ100から送られた加工スケジュールデータとに基
づいて、後述する図16のフローチャートに示すような
処理を行って、サーボモータ120及び各エアシリンダ
を制御する機能を有し、本発明の送給時間演算機能、必
要時間演算機能、長距離送り制御機能、最大送り速度制
限機能を実行する。なおこのCPU111の処理動作に
ついては、後述する。
【0018】C.材料送り装置の機能及び動作 次に、本例の材料送り装置の機能及び動作について、図
6〜図17により説明する。 (a)入力操作 まず、本装置の動作の前提となるオペレータによる入力
操作について説明する。本装置では、オペレータが、予
め型データと製品データをコンピュータ100のいずれ
かの記憶手段に入力する必要があり、また同様にプレス
機械の仕様、例えば巻出ローラ1の巻出し速度(ライン
スピード)VLや前述の送り可能範囲(例えば180
度,240度,270度等)を設定入力する。ここでい
う型データとは、少なくとも各加工型の種類C1,C
2,C3等とその配列及び配置ピッチの情報を含むもの
で、例えば図6に示すような内容となる。またこの型デ
ータは、金型6,7が別種のものに交換される毎に入力
する必要があるが、予め使用される複数種についてそれ
ぞれ型番等の名前を付して登録しておき、型交換時には
この型番を指定することにより設定入力ができるように
してもよい。
【0019】また、ここでいう製品データとは、製品の
加工ピッチL1,L2,…及びその加工型の情報(以
下、製品仕様情報という。)、さらには製品の加工数及
び加工順の情報(以下、生産スケージュール情報とい
う。)を少なくとも含むもので、これら製品仕様情報と
生産スケージュール情報とを同時又は別個に入力する構
成とすればよい。そして、この製品データ及び生産スケ
ジュールデータは、後述の加工スケジュールデータ作成
処理において、図15に示すような加工スケジュールデ
ータに変換されて使用される。図15に示す加工スケジ
ュールデータは、図7に示すように各製品を加工する数
だけ加工する順番に一列に並べ、各製品のそれぞれの加
工を、各製品の間に切断という加工が存在する一連の連
続した加工としてとらえたもので、この場合各製品の境
界を越えて一連の符号として各加工箇所に付与された符
号K1,K2,…と、各加工箇所に使用すべき加工型の
符号(この場合C1,C2,C3のいずれか)とを用い
て表わすこととする。
【0020】なお、これら型データや製品データ、或い
は巻出し速度VLや前述の送り可能範囲のデータは、ハ
ードディスク装置107等に記憶されたシステムソフト
の機能により、CRT106の画面に表示されたメニュ
ーを選択し、表示されたガイダンスに従って、キーボー
ド105或いは図示省略したマウス等を操作して容易に
入力することができるように構成されている。
【0021】(b)加工スケジュールデータ作成処理 次に、コンピュータ100のCPU101が行う加工ス
ケジュールデータ作成処理について説明する。なおこの
処理は、前述の入力操作がなされた直後に自動的になさ
れるプログラムとしてもよいし、加工作業が実際になさ
れる直前に行われる態様でもよい。この処理では、図8
に示すように、前記型データ及び製品データに基づい
て、図7に示す各加工箇所K1,K2,…のうち少なく
とも金型の全長(図6の場合にはM1+M2)の範囲に
あるものについて、相対的な送り量(移動量K)を算出
し、これに基づいてどの加工箇所(K1〜K13)を次
に加工するか、又はどの加工型を次に作動させるかの選
択がなされ、加工スケジュールデータが作成される。相
対的な送り量とは、図7に示すワークが金型に対して一
定の基準位置にあると仮定した場合に、この一定の基準
位置にある状態から材料送りを開始して、各加工箇所を
対応する加工型の位置まで送るための仮想の送り量であ
る。
【0022】この相対送り量は、本例の場合、前述の型
上の加工型C1の位置とワーク上の加工箇所K1の位置
が同位置にあると仮定し、これら原点位置を上記基準位
置(ステップS2における当初の基準位置)としてい
る。すなわち、この場合、この仮想的な相対送り量K
は、K=Z+Z′となる。これは、図8のステップS2
或いはS12により、製品Xの製品座標位置Zを求め、
更に金型Yの金型内座標位置Z′を求め、ステップS4
でそれらの和を求めて得られる。
【0023】具体的には、図6に示す金型(M1=50
mm、M2=100mm)で図7に示すようなワークを
加工する場合には、図10〜図14の(a)〜(j)に
示すように、相対送り量(移動量K)が計算され、これ
に基づいて例えば図15に示すような加工スケジュール
データが作成される。すなわち、図10の(a)の計算
テーブルに示すように、まずステップS2,S4の処理
により、加工箇所K2〜K5について移動量Kが求めら
れる。次いでステップS6の処理により、図10の
(a)の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇
所K2が判定され、1回目の送り量(図15で番号S1
の必要送り量)がこの加工箇所K2の移動量(即ち30
mm)となり、またこの加工箇所K2が1回目の加工箇
所(図15で加工番号W1の加工箇所)となり、さらに
製品データに登録されたこの加工箇所K2に対応する加
工型C1が1回目に作動させる加工型となる。
【0024】次に、図10の(b)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K1,K3〜K5について移動量Kが求め
られる。次いでステップS6の処理により、図10の
(b)の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇
所K1及びK3が判定され、2回目の送り量(図15で
番号S2の必要送り量)がこの加工箇所K1又はK3の
移動量(即ち120mm)となり、またこの加工箇所K
1及びK3が2回目の加工箇所(図15で加工番号W2
の加工箇所)となり、さらに製品データに登録されたこ
れらの加工箇所K1及びK3に対応する加工型C3及び
C2が2回目に作動させる加工型となる。
【0025】次に、図11の(c)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K4〜K7について移動量Kが求められ
る。次いでステップS6の処理により、図11の(c)
の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇所K4
が判定され、3回目の送り量(図15で番号S3の必要
送り量)がこの加工箇所K4の移動量(即ち50mm)
となり、またこの加工箇所K4が3回目の加工箇所(図
15で加工番号W3の加工箇所)となり、さらに製品デ
ータに登録されたこの加工箇所K4に対応する加工型C
2が3回目に作動させる加工型となる。
【0026】次に、図11の(d)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K5〜K8について移動量Kが求められ
る。次いでステップS6の処理により、図11の(d)
の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇所K6
が判定され、4回目の送り量(図15で番号S4の必要
送り量)がこの加工箇所K6の移動量(即ち20mm)
となり、またこの加工箇所K6が4回目の加工箇所(図
15で加工番号W4の加工箇所)となり、さらに製品デ
ータに登録されたこの加工箇所K6に対応する加工型C
1が4回目に作動させる加工型となる。
【0027】次に、図12の(e)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K5,K7〜K9について移動量Kが求め
られる。次いでステップS6の処理により、図12の
(e)の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇
所K5及びK7が判定され、5回目の送り量(図15で
番号S5の必要送り量)がこの加工箇所K5又はK7の
移動量(即ち120mm)となり、またこの加工箇所K
5及びK7が5回目の加工箇所(図15で加工番号W5
の加工箇所)となり、さらに製品データに登録されたこ
れらの加工箇所K5及びK7に対応する加工型C3及び
C2が5回目に作動させる加工型となる。
【0028】次に、図12の(f)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K8〜K11について移動量Kが求められ
る。次いでステップS6の処理により、図12の(f)
の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇所K8
が判定され、6回目の送り量(図15で番号S6の必要
送り量)がこの加工箇所K8の移動量(即ち50mm)
となり、またこの加工箇所K8が6回目の加工箇所(図
15で加工番号W6の加工箇所)となり、さらに製品デ
ータに登録されたこの加工箇所K8に対応する加工型C
2が6回目に作動させる加工型となる。
【0029】次に、図13の(g)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K9〜K12について移動量Kが求められ
る。次いでステップS6の処理により、図13の(g)
の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇所K1
0が判定され、7回目の送り量(図15で番号S7の必
要送り量)がこの加工箇所K10の移動量(即ち70m
m)となり、またこの加工箇所K10が7回目の加工箇
所(図15で加工番号W7の加工箇所)となり、さらに
製品データに登録されたこの加工箇所K10に対応する
加工型C2が7回目に作動させる加工型となる。
【0030】次に、図13の(h)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K9,K11〜K13について移動量Kが
求められる。次いでステップS6の処理により、図13
の(h)の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工
箇所K11が判定され、8回目の送り量(図15で番号
S8の必要送り量)がこの加工箇所K11の移動量(即
ち50mm)となり、またこの加工箇所K11が8回目
の加工箇所(図15で加工番号W8の加工箇所)とな
り、さらに製品データに登録されたこの加工箇所K11
に対応する加工型C2が8回目に作動させる加工型とな
る。
【0031】次に、図14の(i)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K9,K12,K13について移動量Kが
求められる。次いでステップS6の処理により、図14
の(i)の計算テーブルにおいて移動量Kが最少の加工
箇所K9及びK12が判定され、9回目の送り量(図1
5で番号S9の必要送り量)がこれらの加工箇所K9又
はK12の移動量(即ち20mm)となり、またこれら
の加工箇所K9及びK12が9回目の加工箇所(図15
で加工番号W9の加工箇所)となり、さらに製品データ
に登録されたこれらの加工箇所K9及びK12に対応す
る加工型C3及びC1が9回目に作動させる加工型とな
る。
【0032】次に、図14の(j)の計算テーブルに示
すように、ステップS8〜S12と、ステップS14の
分岐処理により再度実行されるステップS4の処理によ
り、加工箇所K13について移動量Kが求められる。次
いでステップS6の処理により、図14の(j)の計算
テーブルにおいて移動量Kが最少の加工箇所K13が判
定され、10回目の送り量(図15で番号S10の必要
送り量)がこの加工箇所K13の移動量(即ち190m
m)となり、またこの加工箇所K13が10回目の加工
箇所(図15で加工番号W10の加工箇所)となり、さ
らに製品データに登録されたこの加工箇所K13に対応
する加工型C3が10回目に作動させる加工型となる。
そして、次のステップS14では、全ての加工箇所が処
理されたので、この処理(加工スケジュールデータ作成
処理)を終了する。こうして、前述のステップS4〜S
12の処理が、未処理加工箇所がなくなるまで繰返され
て、基準位置が順次変更されつつ送り量が相対的に最も
小さい加工箇所が順次選出されることにより、図15に
示すような洩れのない加工スケジュールデータが作成さ
れる。
【0033】(c)連続運転制御 次に、上記加工スケジュールデータに基づいて、シーケ
ンサ110のCPU111が行う連続運転制御について
説明する。図16は、この連続運転制御の処理内容を示
すフローチャートである。この処理が開始されると、ま
ずステップS24で、プログラム処理用の変数Q,Rの
初期値を、それぞれ1に設定する。
【0034】次にステップS26では、上記加工スケジ
ュールデータに登録された必要送り量SQ(例えば図1
5に示す具体例では、Q=1の場合にはSQ=S1=3
0mmとなる)を、巻出し速度(ラインスピード)VL
以下の速度Vで、かつ所定の加速度で一度に送るのに必
要な時間TSQ(図17の上段に示す)を求める。ここ
での加速度は、送りを開始する際と停止する際の加速度
で、サーボモータ120の特性等に応じて予め無理のな
い値を設定しておけばよいが、一定の範囲内でオペーレ
タが設定変更できるようにしてもよい。また速度Vは、
例えば予め設定された巻出し速度VLに対して若干小さ
い値に設定すればよい。このようにすれば、コイル材2
の巻出しがまにあわず、コイル材2に無理な張力が加わ
る、或いはコイル材が適正に送られない等の不具合が確
実に防止できる。ただし、速度Vは必ずしも巻出し速度
VL以下にする必要はない。例えば、平均的な送り速度
が巻出し速度VLに一致するように速度Vを設定すれば
より好ましい。この構成であれば、コイル材2の巻出し
が過不足なく行われるようになり、コイル材2の過大な
たるみを防止できる作用効果も得られる。
【0035】次にステップS28では、その時点までに
入力されたロータリーカムスイッチ20の検出信号から
クランク14の回転周期Tを算出し、この回転周期Tと
前述したように予め設定された送り可能範囲θ1より、
クランク1回転における材料送り可能時間KT=(θ1
/360度)×Tを求める。そして、この送り可能時間
KTとステップS26で求めた送り必要時間TSQとを
比較し、KT>TSQであればステップS30に進み、
そうでなければステップS32に進む。なおここで、回
転周期Tは、過去に入力されたロータリーカムスイッチ
20の検出信号の入力時間間隔から求められるが、過去
複数回の検出間隔の平均値をとって決定すれば、回転周
期Tの検知精度が向上する。
【0036】次にステップS30では、クランク14の
次の回転サイクルにおける送り可能時間KT(送り可能
範囲θ1)において、サーボアンプ122に指令信号を
出力して必要送り量SQを前記所定の加速度及び最大速
度Vで一度に送り、その後、加工範囲θ2においてシリ
ンダドライバ124に指令信号を出力して前述の加工ス
ケジュールデータの加工番号WRに登録された加工型を
作動させ、加工番号WRに登録された加工箇所を加工す
る。
【0037】次に、ステップS32に移行する場合は、
図17の上段に示すように、送り必要時間TSQが送り
可能時間KTを越える場合であり、空打ち或いは分割送
りが必要になるので、この空打ち数Eと、分割送り量S
QA,SQB,…(SQ=SQA+SQB+SQC+
…)とを算出する。すなわち、例えば図17の下段に示
すように、必要送り量SQを3分割して送り時間がKT
を越えない分割送り量SQA,SQB,SQCを設定
し、空打ち数を2回とするといった処理を行う。なお、
前述したようにプレス機械の種類によっては、空打ちを
実行すれば加工範囲θ2においてもコイル材料2の送り
動作が可能な機種がある。このため、このような機種で
あることが予め設定してある場合には、必要送り量SQ
はあくまで一度に連続で送ることとし、必要な空打ち回
数のみを決定する。すなわち、例えば図17の上段に示
すように、空打ち回数を1回として、必要送り量SQを
一度に連続的に送る動作を選択する。
【0038】次にステップS34では、ステップS32
で決定した空打ち又は分割送り動作を実行する。すなわ
ち、シリンダドライバ124に全ての加工型を作動させ
ない指令を送って所定回数空打ちを実行しつつ、サーボ
アンプ122に指令を出力して必要送り量SQを前記所
定の加速度及び最大速度Vで一度に送るか、或いは分割
送り量SQA,SQB,…を順次送り可能時間KT(送
り可能範囲θ1)においてそれぞれ送る。そしてその
後、次の加工範囲θ2においてシリンダドライバ124
に指令信号を出力して前述の加工スケジュールデータの
加工番号WRに登録された加工型(例えば図15に示す
具体例では、R=1の場合にはWR=W1で番号C1の
加工型となる)を作動させ、加工番号WRに登録された
加工箇所(例えば図15に示す具体例では、加工番号W
1の場合には番号K2の加工箇所となる)を加工する。
これにより、加工箇所の間の間隔が非常に長い製品で
も、送り速度がラインスピードを大きく上回ってしまい
コイル材が張ってしまうという不具合や、コイル材を送
るべきでないタイミングでコイル材を送ってしまうとい
った不具合を起こすことなく、円滑な連続加工運転が可
能となる。
【0039】次にステップS36では、前述の加工スケ
ジュールデータにおいて加工箇所及び加工型が登録され
た加工番号W1,W2,…のうち、未加工のデータがあ
るか否か判断され、未加工データがあればステップS3
8に進み、なければ処理を終了する。そして、ステップ
S38では、各変数Q,Rの値が1だけ増加させられ
て、ステップS26に戻る。これにより、全ての必要送
り量S1,S2,…及び全ての加工番号W1,W2,…
についてステップS26〜S36が実行されて、処理が
終了する。すなわち、加工スケジュールデータに登録さ
れた全ての必要送り動作及び加工作業が自動的にしかも
洩れなく円滑に実行され、しかもこの連続運転の途中で
は端材がでることはない。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載のプレス機械の材料送り装
置では、入力操作手段により入力された型データ及び製
品データに基づいて、送り量が相対的に最も小さい加工
箇所を順次選出することにより、製品端の切断加工を含
む各加工箇所の加工順が決定され、この加工順と各加工
から次の加工までの必要送り量とからなる加工スケジュ
ールデータが、加工スケジュールデータ作成手段により
作成され、この加工スケジュールデータに基づいて、材
料送り制御手段によりサーボモータが制御されてコイル
材が所定の加速度及び最大送り速度で繰出され、所定の
加工型を作動させる制御が行なわれる。すなわち、本装
置によれば、オペレータは型データ及び製品データを入
力するだけで連続運転が可能となり、簡単な段取作業で
多種の製品が任意の数量だけ効率のよい連続運転で生産
される。したがって、特に多品種少量生産の生産性が従
来に比して格段に向上し、また端材の発生も運転開始時
のみに限られるので、材料の使用量も著しく低減でき
る。さらに、オペレータに高度な熟練度が要求されなく
なるという効果もある。
【0041】また、請求項2記載の装置では、送り必要
時間が材料送給可能時間を越えた場合に、材料送り制御
手段の制御により、必要最少限の回数だけクランク下降
時にいずれの加工型も作動させない空打ちを行いつつ材
料を連続送りして、必要送り量を連続的に送給する空打
連続送り、或いは、必要最少限の回数だけクランク回転
周期に合わせた材料の分割送り及び空打ちを行って、必
要送り量を分割的に送給する空打分割送りのいずれかが
行われる。このため、加工箇所間のピッチが長く、送り
量が長距離になるような製品であっても、プレス機械の
クランクの回転を停止させることなく、また端材をだす
ことなく効率のよい連続的なプレス加工が実現できる。
さらに、この請求項2記載の装置では、材料送り制御手
段が、クランクの材料送給開始回転角度を検出するロー
タリーカムスイッチの出力に基づいてクランクの回転周
期を検知し、クランクの1回転における材料送り可能時
間を逐次演算するから、クランクの回転数に変動があっ
た場合でも、検知精度が高く確保され制御動作の信頼性
が高く実現される。
【0042】また、請求項3記載の装置では、材料送り
制御手段の機能により、最大送り速度がコイル材の巻き
出し速度以下に制限される。このため、コイル材の巻出
しがまにあわず、コイル材に無理な張力が加わる、或い
はコイル材が適正に送られない等の不具合が確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例である材料送り装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一例であるプレス機械の要部を示す側
面図である。
【図3】本発明の一例であるプレス機械の要部を示す正
面図である。
【図4】本発明の一例であるプレス機械の全体構成を示
す図である。
【図5】本発明の一例であるプレス機械のクランク回転
サイクルを示す図である。
【図6】本発明の一例であるプレス機械の金型の具体例
を示す図である。
【図7】本発明の一例であるプレス機械のワークの具体
例を示す図である。
【図8】本発明の一例である材料送り装置の処理(加工
スケジュールデータ作成処理)を示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明の一例である材料送り装置の処理(加工
スケジュールデータ作成処理)を示すフローチャートで
ある。
【図10】上記加工スケジュールデータ作成処理におけ
る計算テーブルの具体例を示す図である。
【図11】上記加工スケジュールデータ作成処理におけ
る計算テーブルの具体例を示す図である。
【図12】上記加工スケジュールデータ作成処理におけ
る計算テーブルの具体例を示す図である。
【図13】上記加工スケジュールデータ作成処理におけ
る計算テーブルの具体例を示す図である。
【図14】上記加工スケジュールデータ作成処理におけ
る計算テーブルの具体例を示す図である。
【図15】上記加工スケジュールデータ作成処理により
作成される加工スケジュールデータの具体例を示す図で
ある。
【図16】本発明の一例である材料送り装置の処理(連
続運転制御処理)を示すフローチャートである。
【図17】本発明の一例である材料送り装置の処理(連
続運転制御処理)における送り時間と送り速度の関係の
具体例を示す図である。
【符号の説明】
2 コイル材 3 フィードローラ 6,7 金型 6a,6b,6c 加工型 7a,7b,7c 加工型 10 昇降ヘッド 14 クランク 20 ロータリーカムスイッチ 100 コンピュータ(加工スケジュールデータ作成手
段) 110 シーケンサ(材料送り制御手段) 105 キーボード(入力操作手段) 103 RAM(型データ記憶手段、製品データ記憶手
段) 104 フロッピーディスクドライブ(型データ記憶手
段、製品データ記憶手段) 107 ハードディスク装置(型データ記憶手段、製品
データ記憶手段) 120 サーボモータ C1,C2,C3 加工型 SQ 必要送り量 T クランクの回転周期 KT 材料送り可能時間 TSQ 送り必要時間 V 最大送り速度 VL 巻き出し速度(ラインスピード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B30B 15/26 B30B 15/26 B65H 23/185 B65H 23/185 A 43/00 43/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクの回転に伴って加工型を押圧す
    るための昇降ヘッドが昇降し、昇降ヘッド下降時に材料
    送給方向に複数ある加工型のうち所定の加工型を作動さ
    せて、コイル材をプレス加工するプレス機械において、
    コイル材を繰出すフィードローラを駆動するサーボモー
    タを制御し、コイル材を順次所定長さ送り出して所定の
    加工型に対して位置決めるとともに、所定の加工型を作
    動させる指令を出力するプレス機械の材料送り装置であ
    って、 加工型の種類とその配列及び配置ピッチの情報を含み入
    力操作手段により入力される型データを記憶する型デー
    タ記憶手段と、 製品の加工ピッチ及びその加工型の情報、さらには製品
    の加工数及び加工順の情報を含み入力操作手段により入
    力される製品データを記憶する製品データ記憶手段と、 前記型データ及び製品データに基づいて、送り量が相対
    的に最も小さい加工箇所を順次選出することにより、製
    品端の切断加工を含む各加工箇所の加工順を決定し、こ
    の加工順と各加工から次の加工までの必要送り量とから
    なる加工スケジュールデータを作成する加工スケジュー
    ルデータ作成手段と、 この加工スケジュールデータに基づいて、前記サーボモ
    ータを制御してコイル材を所定の加速度及び最大送り速
    度で繰出し、所定の加工型を作動させる制御を行う材料
    送り制御手段とを備えたことを特徴とするプレス機械の
    材料送り装置。
  2. 【請求項2】 前記材料送り制御手段は、 前記クランクの材料送給開始回転角度を検出するロータ
    リーカムスイッチの出力に基づいて前記クランクの回転
    周期を検知し、前記クランクの1回転における材料送り
    可能時間を逐次演算する送給時間演算機能と、 前記必要送り量を所定の加速度及び最大送り速度で連続
    的に送るのに要する送り必要時間を逐次演算する必要時
    間演算機能と、 この送り必要時間が前記材料送り可能時間を越えた場合
    に、 必要最少限の回数だけクランク下降時にいずれの加工型
    も作動させない空打ちを行いつつ材料を連続送りして、
    前記必要送り量を連続的に送給する空打連続送り、 或いは、必要最少限の回数だけクランク回転周期に合わ
    せた材料の分割送り及び前記空打ちを行って、前記必要
    送り量を分割的に送給する空打分割送り、 のいずれかを行う長距離送り制御機能とを有することを
    特徴とする請求項1記載のプレス機械の材料送り装置。
  3. 【請求項3】 前記材料送り制御手段は、前記最大送り
    速度をコイル材の巻き出し速度以下に制限する最大送り
    速度制限機能を有することを特徴とする請求項1又は2
    記載のプレス機械の材料送り装置。
JP1075896A 1996-01-25 1996-01-25 プレス機械の材料送り装置 Withdrawn JPH09201632A (ja)

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