JP2017156936A - 端末装置およびソフトウェア書き換えプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえ十分な通信インフラが整っていない地域であっても移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを確実に書き換えることができる端末装置およびソフトウェア書き換えプログラムを提供する。【解決手段】移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置は、サーバと広域通信網を介して通信する広域通信部と、記憶部と、移動体と短距離無線通信網を介して通信する短距離無線通信部とを備え、制御装置のソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを格納した更新用ソフトウェア格納データベースを備えたサーバから更新用ソフトウェアを広域通信網および広域通信部を介して受信し、サーバから受信した更新用ソフトウェアを記憶部に記憶し、記憶部に記憶した更新用ソフトウェアを移動体に短距離無線通信部および短距離無線通信網を介して送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、作業機や船舶等の移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置およびソフトウェア書き換えプログラムに関する。
移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムとして、例えば、サーバから広域通信網を介して制御装置のソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを移動体に設けられた端末装置により受信し、受信した更新用ソフトウェアに基づいて移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるものがある(例えば特許文献1)。
詳しくは、特許文献1に記載のソフトウェア書き換えシステムでは、ソフトウェア管理センター(サーバ)から電話回線等を介して書き換え用プログラム(更新用ソフトウェア)を車両(移動体)に設けられた通信ユニット(端末装置)により受信し、受信した書き換え用プログラムに基づいて車両に搭載された制御装置のプログラムを書き換える。
特開2011−44014号公報
このように、サーバから広域通信網を介して受信した更新用ソフトウェアを用いて移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムでは、十分な通信インフラが整っている地域において、制御装置のソフトウェアを確実に書き換えることができる。
ところが、どこの地域でも十分な通信インフラが整っているとは限らず、地域によっては、通信インフラが十分に整っていない。例えば、通信インフラがない、通信インフラがあっても、通信コストが高額、通信速度が遅い、或いは、通信が安定しない、という地域がある。
このように、十分な通信インフラが整っていない地域では、制御装置のソフトウェアを確実に書き換えることができない。
そこで、本発明は、移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置であって、たとえ十分な通信インフラが整っていない地域であっても移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを確実に書き換えることができる端末装置およびソフトウェア書き換えプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次の端末装置およびソフトウェア書き換えプログラムを提供する。
(1)端末装置
本発明に係る端末装置は、移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置であって、前記制御装置の前記ソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを格納した更新用ソフトウェア格納データベースを備えたサーバと広域通信網を介して通信する広域通信部と、記憶部と、前記移動体と短距離無線通信網を介して通信する短距離無線通信部とを備え、前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信することを特徴とする。
(2)ソフトウェア書き換えプログラム
本発明に係るソフトウェア書き換えプログラムは、移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置のソフトウェア書き換えプログラムであって、前記端末装置は、前記制御装置の前記ソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを格納した更新用ソフトウェア格納データベースを備えたサーバと広域通信網を介して通信する広域通信部と、記憶部と、前記移動体と短距離無線通信網を介して通信する短距離無線通信部と、コンピュータとを備え、前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信する受信制御ステップと、前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶する記憶制御ステップと、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信する送信制御ステップとを含むステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
ここで、前記サーバとは、大型の情報機器(例えば所定の場所に設置される据え置き型のコンピュータ)に加えて、前記更新用ソフトウェア格納データベースを格納可能な情報機器(例えば、前記更新用ソフトウェア格納データベースが必要とするデータ容量を確保することが可能な記憶部を備えた小型の情報機器、具体的には、前記移動体に設けられる専用の端末装置や、携帯型の汎用の端末装置)も含む概念である。
本発明に係る端末装置において、前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記移動体の機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを格納し、前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記機種情報のうち相手先の前記移動体の機種情報を特定し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアのうち相手先の前記移動体の機種情報に対応する更新用ソフトウェアを相手先の前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信する態様を例示できる。
本発明に係る端末装置において、前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記移動体の管轄エリアを示すエリア情報を当該端末装置の端末識別情報に関連付けて格納し、前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける当該端末装置の端末識別情報に関連付けられた前記エリア情報の前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記エリア情報の前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶する態様を例示できる。
本発明に係る端末装置において、前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記更新用ソフトウェアの更新情報を格納し、前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアおよび前記更新用ソフトウェアの更新情報を前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアおよび前記更新用ソフトウェアの更新情報を前記記憶部に記憶する態様を例示できる。
本発明に係る端末装置において、前記移動体に設けられ、前記短距離無線通信部は、前記移動体とは他の移動体と前記短距離無線通信網を介して通信し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記他の移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信する態様を例示できる。
本発明に係る端末装置において、多機能通信携帯端末装置として機能し、前記短距離無線通信部は、前記移動体と前記短距離無線通信網を介して通信し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信する態様を例示できる。
本発明によると、たとえ十分な通信インフラが整っていない地域であっても移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを確実に書き換えることができる。
第1実施形態に係るソフトウェア書き換えシステムの一例を模式的に示す概略構成図であって、複数の移動体のうちの配信元になり得る何れかの移動体に設けられた専用の端末装置とサーバとが広域通信網を介して通信している状態を示す模式図である。 図1に示すソフトウェア書き換えシステムにおいて、サーバと通信した専用の端末装置と配信元になり得る他の専用の端末装置とが短距離無線通信網を介して通信している状態を示す模式図である。 図1に示すソフトウェア書き換えシステムにおいて、サーバと通信した専用の端末装置と実質的に配信元になれない他の専用の端末装置とが短距離無線通信網を介して通信している状態を示す模式図である。 サーバに備えられた記憶部における機種情報管理データベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 サーバに備えられた記憶部における更新用ソフトウェア管理データベースのデータ構造の一例を示す模式図ある。 サーバに備えられた記憶部における更新用ソフトウェア保存データベースのデータ構造の一例を示す模式図ある。 図1から図3に示す専用の端末装置(配信元)のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す機種情報管理データベースにおいてエリア情報を追加したデータ構造の一例を示す模式図である。 サーバに備えられた記憶部における更新用ソフトウェア格納データベースを構成するエリア情報管理データベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 第2実施形態に係るソフトウェア書き換えシステムの一例を模式的に示す概略構成図であって、汎用の端末装置が広域通信網を介してサーバと通信している状態を示す模式図である。 図10に示すソフトウェア書き換えシステムにおいて、サーバと通信した汎用の端末装置が短距離無線通信網を介して配信元になり得る専用の端末装置と通信している状態を示す模式図である。 図10に示すソフトウェア書き換えシステムにおいて、サーバと通信した汎用の端末装置が短距離無線通信網を介して実質的に配信元になれない専用の端末装置と通信している状態を示す模式図である。 図10から図12に示す汎用の端末装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1から図13に示すソフトウェア書き換えシステムにおけるソフトウェア書き換え処理の一例を示すフローチャートであって、サーバと専用の端末装置(配信元)および/または汎用の端末装置とが広域通信網を介して通信している例(ダウンロード処理の一例)を示すフローチャーである。 図1から図13に示すソフトウェア書き換えシステムにおけるソフトウェア書き換え処理の一例を示すフローチャートであって、サーバと通信した専用の端末装置(配信元)および/または汎用の端末装置と専用の端末装置(配信元)とが短距離無線通信網を介して通信している例(配信処理の一例)を示すフローチャートである。 図1から図13に示すソフトウェア書き換えシステムにおけるソフトウェア書き換え処理の一例を示すフローチャートであって、サーバと通信した専用の端末装置(配信元)および/または汎用の端末装置と専用の端末装置(非配信元)とが短距離無線通信網を介して通信している例(配信処理の他の例)を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について移動体としてコンバイン、耕耘機や田植機等の農業作業機といった走行作業機を例にとって図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1から図3は、第1実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100の一例を模式的に示す概略構成図である。
図1は、複数の移動体110(1)〜110(n)(nは2以上の整数)のうちの配信元になり得る何れかの移動体110(1)に設けられた専用の端末装置200(1)とサーバ130とが広域通信網WNを介して通信している状態を示す模式図である。図2は、図1に示すソフトウェア書き換えシステム100において、サーバ130と通信した専用の端末装置200(1)と配信元になり得る他の専用の端末装置200(2)とが短距離無線通信網LNを介して通信している状態を示す模式図である。図3は、図1に示すソフトウェア書き換えシステム100において、サーバ130と通信した専用の端末装置200(1)と実質的に配信元になれない他の専用の端末装置200(3)とが短距離無線通信網LNを介して通信している状態を示す模式図である。
また、図4は、サーバ130に備えられた記憶部133における更新用ソフトウェア格納データベースDBを構成する機種情報管理データベースDB1のデータ構造の一例を示す模式図である。図5は、サーバ130に備えられた記憶部133における更新用ソフトウェア格納データベースDBを構成する更新用ソフトウェア管理データベースDB2のデータ構造の一例を示す模式図ある。図6は、サーバ130に備えられた記憶部133における更新用ソフトウェア格納データベースDBを構成する更新用ソフトウェア保存データベースDB3のデータ構造の一例を示す模式図ある。
図1から図3に示すソフトウェア書き換えシステム100は、複数の移動体110(1)〜110(n)(例えば走行作業機や船舶)(図1から図3参照)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)(mは1または2以上の整数)のソフトウェアFW(FW1〜FWm)を書き換えるシステムである。この例では、制御装置113(1)〜113(m)は、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)とされ、ソフトウェアFWは、ファームウェアとされている。
ソフトウェア書き換えシステム100は、複数の移動体110(1)〜110(n)と、複数の移動体110(1)〜110(n)に設けられた専用の端末装置200(1)〜200(n)と、端末装置200(1)〜200(n)に広域通信網WN(図1参照)を介して接続されるサーバ130(図1参照)とを備えている。
この例では、サーバ130は、大型の情報機器(具体的には所定の場所に設置される据え置き型のコンピュータ)とされている。但し、それに限定されるものではなく、サーバ130として、更新用ソフトウェア格納データベースDBを格納可能な情報機器〔例えば、更新用ソフトウェア格納データベースDBが必要とするデータ容量を確保することが可能な記憶部を備えた小型の情報機器、具体的には、移動体110(1),110(2)に設けられる専用の端末装置200(1),200(2)や、後述する携帯型の汎用の端末装置300〕を用いてもよい。
端末装置200(1)〜(n)において、他の端末装置に対して配信元になり得る少なくとも1台の端末装置を含んでいる。端末装置200(1)〜(n)において、他の端末装置に対して実質的に配信元になれない端末装置を含んでいてもよい。
なお、「他の端末装置に対して実質的に配信元になれない端末装置」とは、相手先が同一機種の移動体であれば、配信元になれるものの、相手先が異なる機種の場合には、配信元になれない端末装置、すなわち、自機以外(相手先)の機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFW(図4から図6参照)を有していない端末装置という。
以下では、他の端末装置に対して配信元になり得る端末装置を端末装置200(1),200(2)(配信元)とし、他の端末装置に対して実質的に配信元になれない端末装置を端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)として説明する。
端末装置200(1)(配信元)は、制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを更新するための更新用ソフトウェアWFWのサーバ130からの配信先になることができると共に、他の端末装置200(2)〜200(n)に対して配信元になることができる。同様に、端末装置200(2)(配信元)は、更新用ソフトウェアWFWのサーバ130からの配信先になることができると共に、他の端末装置200(1),200(3)〜200(n)に対して配信元になることができる。
詳しくは、端末装置200(1),200(2)(配信元)は、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDB(図4から図6参照)における更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。
端末装置200(1)(配信元)は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶し、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを他の端末装置200(2)〜200(n)のうち短距離無線通信範囲内で通信可能な他の端末装置に対して短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信する。
同様に、端末装置200(2)(配信元)は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶し、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを他の端末装置200(1),200(3)〜200(n)のうち短距離無線通信範囲内で通信可能な他の端末装置に対して短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信する。
さらに詳しくは、端末装置200(1)(配信元)は、他の端末装置200(2)〜200(n)のうち短距離無線通信範囲内で短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して通信可能な他の端末装置に対して無作為に通信を確立する。端末装置200(1)(配信元)は、通信を確立した他の端末装置200(2)〜200(n)と認証して他の端末装置200(2)〜200(n)のうち端末装置200(1)(配信元)の記憶部230に記憶した機種情報MI(図4参照)に対応する相手先の端末装置200(i)(iは1〜nまでの整数であって相手先の端末装置の添え字番号に対応する値)に対して端末装置200(1)(配信元)の記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを送信する。
同様に、端末装置200(2)(配信元)は、他の端末装置200(1),200(3)〜200(n)のうち短距離無線通信範囲内で短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して通信可能な他の端末装置に対して無作為に通信を確立する。端末装置200(2)(配信元)は、通信を確立した他の端末装置200(1),200(3)〜200(n)のうち端末装置200(2)(配信元)の記憶部230に記憶した機種情報MI(図4参照)に対応する相手先の端末装置200(i)に対して端末装置200(2)(配信元)の記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを送信する。
図1から図3に示すように、サーバ130(図1参照)は、この例では、移動体110(1)〜110(n)に対して遠く離れた位置にある遠隔監視センター120(図1参照)に配置されており、移動体110(1)〜110(n)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報を蓄積するようになっている。
詳しくは、端末装置200(1)〜200(n)およびサーバ130は、それぞれ、広域通信部220,132(具体的には広域通信インタフェース)を有し、広域通信網WN(図1参照)を介して互いの広域通信部220,132で接続されることで、端末装置200(1)〜200(n)とサーバ130との間で情報の送受信を行うことが可能とされている。これにより、サーバ130は、遠隔監視センター120で利用者により移動体110(1)〜110(n)を遠隔監視できるようになっている。端末装置200(1)〜200(n)は、この例では遠隔監視端末装置とされている。なお、場合によっては、端末装置200(3)〜200(n)には、広域通信部220が設けられていなくてもよい。
また、サーバ130は、移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報を移動体110(1),110(2)における端末装置200(1),200(2)(配信元)に送信できるようになっている。一方、移動体110(1),110(2)における端末装置200(1),200(2)(配信元)は、移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報をサーバ130から受信できるようになっている。
ここで、広域通信網WNは、有線通信網でもよいし、無線通信網(所謂モバイル通信規格による無線通信網)でもよく、有線通信網および無線通信網を組み合わせたものであってもよい。広域通信網WNとしては、代表的には、電気通信事業者が提供する公衆回線網であって、固定電話機や携帯電話機等の端末機同士を通信させる公衆回線網を挙げることができる。
移動体110(1)〜110(n)は、1つまたは複数(ここでは複数)の作業部〔111(1)〜111(m)〕〜〔111(1)〜111(m)〕(図1から図3参照)と、端末装置200(1)〜200(n)とを備えている。ここで、作業部111(1)〜111(m)としては、例えば、農業作業機がコンバインである場合には、走行作業部、刈り取り作業部、脱穀作業部等を挙げることができる。
各作業部111(1)〜111(m)には、制御装置113(1)〜113(m)が設けられている。制御装置113(1)〜113(m)は、各種アクチュエータ(図示せず)に対して指令し、各作業部111(1)〜111(m)への運転状態を適切に制御する。制御装置113(1)〜113(m)は、CAN(Controller Area Network)規格等の通信規格に基づいて互いにデータ転送されるようになっている。
詳しくは、各制御装置113(1)〜113(m)は、各作業部111(1)〜111(m)での各種センサにて検出した検出値情報(信号)および各種スイッチのオン・オフ情報に基づいて各作業部111(1)〜111(m)への運転状態を作動制御する。また、各制御装置113(1)〜113(m)は、移動体110の故障等の異常が発生したか否かの異常発生の有無を適宜判断し、異常が発生した場合には、該異常に応じたエラー情報(具体的にはエラーコード)を生成する。
作業部111(1)〜111(m)のうちのエンジン(図示せず)を作動させる作業部111は、エンジンと、エンジンの回転数や負荷状態などを監視し、最適な噴射圧力や噴射時期を燃料システムに指示してエンジン全体を制御する制御装置113と、発電機(図示せず)と、起動スイッチSWとを備えており、バッテリーBTが搭載されている。そして、エンジン全体を制御する制御装置113は、エンジンを作動させる作業部111の作動制御の他、運転開始/休止の操作や、エンジンの駆動による運転状態の制御が行われるようになっている。
なお、エンジンを作動させる作業部111のエンジンの稼動状態において、発電機から供給される電力によってバッテリーBTの充電が適宜行われるようになっている。
起動スイッチSWは、電源オン状態と電源オフ状態とを選択的に切り替える切り替えスイッチとされている。ここで、電源オン状態は、バッテリーBTから制御部210および制御装置113(1)〜113(m)へ電力を供給する状態とされる。電源オフ状態は、バッテリーBTから制御部210および制御装置113(1)〜113(m)への電力供給を遮断する状態とされる。
詳しくは、バッテリーBTは、制御部210に接続された電源接続ラインL1および制御装置113(1)〜113(m)に接続された電源接続ラインL2の双方に起動スイッチSWを介して接続されている。
この例では、起動スイッチSWは、所謂キースイッチと呼ばれるスイッチであり、「ON」端子は、電源接続ラインL1,L2の接続端子である。「OFF」端子は、起動スイッチSWがオフ状態のときの端子である。
なお、起動スイッチSWのオン状態およびオフ状態に関わらず、バッテリーBTと電源制御部260とが電源接続ラインL3を介して接続されている。
〔サーバ〕
図1に示すように、サーバ130は、制御部131と、広域通信部132と、記憶部133とを備えている。
(制御部)
制御部131は、CPU(Central Processing Unit)等のいわゆるコンピュータからなる処理装置131aと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含むメモリ装置131bとを有している。
制御部131は、処理装置131aがメモリ装置131bのROMに予め格納された制御プログラムをメモリ装置131bのRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行うようになっている。
本実施の形態では、制御部131は、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う。
(広域通信部)
広域通信部132は、制御部131のデータラインに電気的に接続されている。広域通信部132は、制御部131の指示の下、移動体110(1)〜110(n)における端末装置200(1)〜200(n)の広域通信部220(図1から図3参照)と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように広域通信部132で変換される。広域通信部132は、記憶部133に記録された移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報を移動体110(1)〜110(n)〔この例では移動体110(1),110(2)〕における端末装置200(1)〜200(n)〔この例では端末装置200(1),200(2)〕に送信する。
(記憶部)
記憶部133は、制御部131のデータラインに電気的に接続されている。記憶部133は、制御部131の指示の下、情報が書き込み制御および読み出し制御される。記憶部133は、この例では、フラッシュメモリ、ハードディスク装置等の大容量記憶装置とされている。
記憶部133には、更新用ソフトウェア格納データベースDBが格納されている。
ところで、相手先の移動体110(i)の種類(例えば走行作業機や船舶)が異なれば、当然のことながら相手先の移動体110(i)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWは異なる場合がある。また、相手先の移動体110(i)が同種のものであっても、互いに異なる機種の移動体110(i)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWは異なる場合がある。従って、相手先の移動体110(i)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに対して、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWが異なっている場合には、相手先の移動体110(i)において制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを書き換えることができない。
かかる観点から、更新用ソフトウェア格納データベースDBは、移動体110(1)〜110(n)の機種情報MI(図4から図6参照)に関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを格納している。また、更新用ソフトウェア格納データベースDBは、更新用ソフトウェアWFWの更新情報RI(図5参照)を格納している。
本実施の形態では、更新用ソフトウェア格納データベースDBは、機種情報管理データベースDB1(図4参照)、更新用ソフトウェア管理データベースDB2(図5参照)および更新用ソフトウェア保存データベースDB3(図6参照)を備えている。なお、エリア情報管理データベースDB4については、後述する。
図4に示すように、機種情報管理データベースDB1は、移動体110(1)〜110(n)の機種情報MIを記憶している。
詳しくは、機種情報管理データベースDB1には、移動体110(1)〜110(n)の種類MTと、移動体110(1)〜110(n)の機種コードMCとが登録されている。具体的には、機種情報管理データベースDB1には、移動体110(1)〜110(n)のメーカーが製造している全ての種類MT(例えば走行作業機や船舶)の移動体110(1)〜110(n)の全機種の機種コードMCが登録されている。
そして、新しい機種が開発された場合には、機種情報管理データベースDB1において、随時、移動体110の種類MT、機種コードMCが登録される。
図5に示すように、更新用ソフトウェア管理データベースDB2は、移動体110(1)〜110(n)おける制御装置113(1)〜113(m)(この例ではECU)の更新用ソフトウェアコードWFWC(この例では更新用ファームウェアコード)を記憶している。
詳しくは、更新用ソフトウェア管理データベースDB2には、移動体110(1)〜110(n)の種類MTと、移動体110(1)〜110(n)の機種コードMCと、制御装置113(1)〜113(m)の制御装置コードCC(この例ECU記号および/または番号)と、更新情報RI(バージョンVRおよび/または年月日時刻YMDT)に関連付けられた更新用ソフトウェアコードWFWCとが登録されている。具体的には、更新用ソフトウェア管理データベースDB2には、移動体110(1)〜110(n)のメーカーが製造している全ての種類MT(例えば走行作業機や船舶)の移動体110(1)〜110(n)の全機種の機種コードMC並びに移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)の制御装置コードCCおよび更新情報RIに関連付けられた更新用ソフトウェアコードWFWCが登録されている。
そして、新しい機種が開発された場合には、更新用ソフトウェア管理データベースDB2において、随時、移動体110の種類MT、機種コードMC、制御装置コードCCおよび更新情報RIに関連付けられた更新用ソフトウェアコードWFWCが登録され、さらに、新しいバージョンのソフトウェアFWが開発された場合には、更新用ソフトウェア管理データベースDB2において、随時、更新情報RIおよび更新情報RIに関連付けられた更新用ソフトウェアコードWFWCを更新する。
図6に示すように、更新用ソフトウェア保存データベースDB3は、更新用ソフトウェアWFWを記憶している。
詳しくは、更新用ソフトウェア保存データベースDB3には、更新用ソフトウェアコードWFWCと、更新用ソフトウェアコードWFWCに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWとが登録されている。具体的には、更新用ソフトウェア保存データベースDB3には、移動体110(1)〜110(n)のメーカーが製造している全ての種類MT(例えば走行作業機や船舶)の移動体110(1)〜110(n)の全機種の更新用ソフトウェアWFWが登録されている。
そして、新しい機種が開発された場合および新しいバージョンのソフトウェアFWが開発された場合には、更新用ソフトウェア保存データベースDB3において、随時、更新用ソフトウェアコードWFWCおよび更新用ソフトウェアコードWFWCに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWが登録される。
また、移動体110(1)〜110(n)における端末装置200(1)〜200(n)の記憶部230には、機種情報MIおよび制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWのバージョンVR等の更新情報RIが登録されている。
〔専用の端末装置(配信元)〕
次に、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)のシステム構成について図1から図3を参照しながら以下に説明する。
−専用の端末装置(配信元)のハードウェア構成−
図1から図3に示すように、端末装置200(1),200(2)(配信元)は、制御部210(コンピュータの一例)と、広域通信部220と、記憶部230と、短距離無線通信部240と、信号通信部250と、電源制御部260とを備えている。
(制御部)
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)等のいわゆるコンピュータからなる処理装置210aと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含むメモリ装置210bとを有している。
制御部210は、記憶部230に予め格納(インストール)されたソフトウェア書き換えプログラムPP(後述する図7参照)等のプログラムを実行することによって、制御部210に必要な各種の機能を実現するように構成されている。詳しくは、制御部210は、処理装置210aが記憶部230に予め格納されたソフトウェア書き換えプログラムPP等のプログラムをメモリ装置210bのRAM上にロードして実行することにより、各種の処理を行うようになっている。メモリ装置210bのRAMは、制御部210に対して作業用のワークエリアを提供する。
本実施の形態では、制御部210は、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う。
(広域通信部)
広域通信部220は、制御部210のデータラインに電気的に接続されている。広域通信部220は、制御部210の指示の下、サーバ130の広域通信部132(図1参照)と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように広域通信部220で変換される。広域通信部220は、サーバ130の記憶部133に記録された移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報をサーバ130から受信する。
(記憶部)
記憶部230は、制御部210のデータラインに電気的に接続されている。記憶部230は、制御部210の指示の下、情報が書き込み制御および読み出し制御される。記憶部230は、この例では、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置とされている。
記憶部230には、機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3が格納される。
機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3のデータ構造は、図4から図6に示すサーバ130における記憶部133に格納された機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3と同様のものであり、ここでは説明を省略する。
(短距離無線通信部)
端末装置200(1)(配信元)における短距離無線通信部240は、端末装置200(2)(配信元)および端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)における短距離無線通信部240と短距離無線通信を行う。また、端末装置200(2)(配信元)における短距離無線通信部240は、端末装置200(1)(配信元)および端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)における短距離無線通信部240と短距離無線通信を行う。
ここで、短距離無線通信としては、数メートルから100メートル程度の短距離で通信を行う無線通信を例示でき、例えば、数十メートル〜100メートル程度の短距離で通信を行う無線LAN(Local Area Network)通信や、数メートル〜数十メートル程度の短距離で通信を行う無線PAN(Personal Area Network)通信を挙げることができる。
無線LAN通信としては、例えば、WiFi(登録商標)規格に代表されるIEEE802.11規格の無線LAN通信を挙げることができる。無線PAN通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に代表されるIEEE802.15規格の無線PAN通信を挙げることができる。この例では、短距離無線通信部240は、IEEE802.11規格の無線LAN通信を行うようになっている。
(信号通信部)
信号通信部250は、作業部111(1)〜111(m)における制御装置113(1)〜113(m)とCAN規格等の通信規格による通信を行って情報のやりとりを行う。
(電源制御部)
電源制御部260は、制御部210に電力を供給する。本実施の形態では、電源制御部260は、起動スイッチSWのオフ状態およびオン状態に関わらず、バッテリーBTに接続されている。具体的には、電源制御部260の入力側電源ライン(図示せず)とバッテリーBTとが電源接続ラインL3によって接続されている。これにより、電源制御部260は、バッテリーBTからの電力が常時供給されるようになっている。
また、制御部210は、バッテリーBTからの電力が電源制御部260から供給されるようになっている。
−専用の端末装置(配信元)のソフトウェア構成−
図7は、図1から図3に示す専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7に示すように、制御部210は、受信制御手段Q1と、記憶制御手段Q2と、送信制御手段Q3とを備える手段として機能する。すなわち、ソフトウェア書き換えプログラムPPは、受信制御手段Q1に対応する受信制御ステップと、記憶制御手段Q2に対応する記憶制御ステップと、送信制御手段Q3に対応する送信制御ステップとを含むステップを制御部210に実行させる。なお、書き換え制御手段Q4および書き換え制御ステップについては、後述する。
(受信制御ステップ)
受信制御ステップでは、制御部210は、更新用ソフトウェアWFWを格納した更新用ソフトウェア保存データベースDB3を備えたサーバ130から更新用ソフトウェア保存データベースDB3における更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。
詳しくは、制御部210は、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDBにおける機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。本実施の形態では、制御部210は、記憶部230において、移動体110(1)〜110(n)の機種情報MIを格納した機種情報管理データベースDB1、移動体110(1)〜110(n)の機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアコードWFWCを制御装置コードCCと共に格納した更新用ソフトウェア管理データベースDB2、および、更新用ソフトウェアコードWFWCに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを格納した更新用ソフトウェア保存データベースDB3を備えたサーバ130から機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。
さらに詳しくは、制御部210は、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDBにおける更新用ソフトウェアWFWおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。本実施の形態では、制御部210は、サーバ130から更新用ソフトウェアコードWFWCおよび更新用ソフトウェアコードWFWCの更新情報RIを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。
(記憶制御ステップ)
記憶制御ステップでは、制御部210は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶する。
詳しくは、制御部210は、サーバ130から受信した機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶する。本実施の形態では、制御部210は、記憶部230において、サーバ130から受信した機種情報MIを機種情報管理データベースDB1に記憶し、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアコードWFWCを機種情報MIに関連付けて制御装置コードCCと共に更新用ソフトウェア管理データベースDB2に記憶し、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを更新用ソフトウェアコードWFWCに関連付けて更新用ソフトウェア保存データベースDB3に記憶する。
さらに詳しくは、制御部210は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIを記憶部230に記憶する。本実施の形態では、制御部210は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアコードWFWCおよび更新用ソフトウェアコードWFWCの更新情報RIを更新用ソフトウェア管理データベースDB2に記憶する。制御部210は、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアコードWFWCおよび更新用ソフトウェアコードWFWCの更新用ソフトウェアWFWを更新用ソフトウェア保存データベースDB3に記憶する。
(送信制御ステップ)
送信制御ステップでは、制御部210は、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを他の移動体110(i)に短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信する。
詳しくは、制御部210は、記憶部230に記憶した機種情報MIのうち相手先の移動体110(i)の機種情報MIを特定し、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWのうち相手先の移動体110(i)の機種情報MIに対応する更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体110(i)に短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信する。本実施の形態では、制御部210は、機種情報管理データベースDB1に記憶した機種情報MIのうち相手先の移動体110(i)の機種情報MIを特定する。このとき、制御部210は、相手先の移動体110(i)とは通信状態となっており、相手先の移動体110(i)の機種情報MIを取得している。また、制御部210は、更新用ソフトウェア管理データベースDB2に記憶した更新用ソフトウェアコードWFWCのうち特定した相手先の移動体110(i)の機種情報MIに対応する更新用ソフトウェアコードWFWCを特定する。そして、制御部210は、更新用ソフトウェア保存データベースDB3に記憶した更新用ソフトウェアWFWのうち特定した更新用ソフトウェアコードWFWCに対応する更新用ソフトウェアを相手先の移動体110(i)に短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信する。
ここで、制御部210は、更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体110(i)に送信するに先立って、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIを相手先の移動体110(i)に短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信してもよい。
こうすることで、相手先の移動体110(i)において、制御装置113(1)〜113(m)の書き換え前のソフトウェアFWのバージョンVR等の更新情報RIと更新用ソフトウェアWFWのバージョンVR等の更新情報RIとを照合し、制御装置113(1)〜113(m)の書き換え前のソフトウェアFWが最新のものか否かを判断し、最新のものではないと判断した場合には、端末装置200(1)(配信元)または端末装置200(2)(配信元)に最新の更新用ソフトウェアWFWを要求する一方、最新のものであると判断した場合には、端末装置200(1)(配信元)または端末装置200(2)(配信元)に最新の更新用ソフトウェアWFWを要求しないようにすることができる。これにより、更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体110(i)に送信する前に、相手先の移動体110(i)において、事前に制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のものか否かを認識することができ、従って、更新用ソフトウェアWFWの相手先の移動体110(i)への無駄な送信動作を省くことができる。
また、制御部210は、更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体110(i)に送信するに先立って、相手先の移動体110(i)における制御装置113(1)〜113(m)の書き換え前のソフトウェアFWの更新情報RIを相手先の移動体110(i)から受信し、受信したソフトウェアFWのバージョンVR等の更新情報RIと記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWのバージョンVR等の更新情報RIとを照合し、制御装置113(1)〜113(m)の書き換え前のソフトウェアFWが最新のものか否かを判断し、最新のものではないと判断した場合には、相手先の移動体110(i)に最新の更新用ソフトウェアWFWを送信する一方、最新のものであると判断した場合には、相手先の移動体110(i)に最新の更新用ソフトウェアWFWを送信しないようにする。
こうすることで、更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体110(i)に送信する前に、端末装置200(1)(配信元)または端末装置200(2)(配信元)において、事前に制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のものか否かを認識することができ、従って、更新用ソフトウェアWFWの相手先の移動体110(i)への無駄な送信動作を省くことができる。
(書き換え制御ステップ)
図7に示すように、制御部210は、書き換え制御手段Q4をさらに備える手段として機能する。すなわち、ソフトウェア書き換えプログラムPPは、書き換え制御手段Q4に対応する書き換え制御ステップをさらに含むステップを制御部210に実行させる。
端末装置200(1),200(2)(配信元)は、移動体110(1),110(2)に設けられている。
書き換え制御ステップでは、制御部210は、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWのうち相手先の移動体110(i)の機種情報MIに対応する更新用ソフトウェアWFWを特定し、特定した更新用ソフトウェアWFWに基づいて相手先の移動体110(i)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)の最新のソフトウェアFWを生成する。前記した送信制御ステップにおいて、制御部210は、生成した最新のソフトウェアFWを相手先の移動体110(i)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)に送信する。そして、相手先の移動体110(i)において、端末装置(i)または制御装置113(1)〜113(m)は、ソフトウェアFWを最新のものに書き換える。
また、書き換え制御ステップでは、制御部210は、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWのうち自身の移動体110(1),110(2)の機種情報MIに対応する更新用ソフトウェアWFWを特定し、特定した更新用ソフトウェアWFWに基づいて自身の移動体110(1),110(2)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)の最新のソフトウェアFWを生成する。送信制御ステップにおいて、制御部210は、生成した最新のソフトウェアFWを自身の移動体110(1),110(2)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)に送信する。そして、自身の移動体110(1),110(2)において、端末装置(i)または制御装置113(1)〜113(m)は、ソフトウェアFWを最新のものに書き換える。
ところで、全種類の移動体110(1)〜110(n)、全機種の移動体110(1)〜110(n)に対して機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶すると、それだけデータ量、ひいては記憶部230の記憶容量および通信時間が大きくなる。
かかる観点から、更新用ソフトウェア格納データベースDBは、移動体110(1)〜110(n)の管轄エリアを示すエリア情報AR(後述する図8および図9参照)を端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報ID(図9参照)に関連付けて格納している。ここで、端末装置200(1)〜200(n)の端末識別情報IDとしては、端末装置200(1)〜200(n)を一意に区別できるものであれば、何れのものであってもよく、それには限定されないが、シリアル番号や電話番号を例示できる。
図8は、図4に示す機種情報管理データベースDB1においてエリア情報ARを追加したデータ構造の一例を示す模式図である。図9は、サーバ130に備えられた記憶部133における更新用ソフトウェア格納データベースDBを構成するエリア情報管理データベースDB4のデータ構造の一例を示す模式図である。
更新用ソフトウェア格納データベースDBは、移動体110(1)〜110(n)の管轄エリアを示すエリア情報ARを端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けて格納している。
本実施の形態では、更新用ソフトウェア格納データベースDBは、エリア情報管理データベースDB4をさらに備えている。また、図4に示す機種情報管理データベースDB1においてエリア情報ARが追加されている。
受信制御ステップでは、制御部210は、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDBにおける端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARの機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。本実施の形態では、制御部210は、サーバ130から端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARの機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信する。
記憶制御ステップでは、制御部210は、サーバ130から受信したエリア情報ARの機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを記憶部230に記憶する。本実施の形態では、制御部210は、記憶部230において、サーバ130から受信した端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARの機種情報MIを機種情報管理データベースDB1(図8参照)に記憶し、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアコードWFWCを機種情報MIに関連付けて制御装置コードCCと共に更新用ソフトウェア管理データベースDB2(図5参照)に記憶し、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを更新用ソフトウェアコードWFWCに関連付けて更新用ソフトウェア保存データベースDB3(図6参照)に記憶する。本構成によって制御部210は、自身と同一のエリア情報ARを有する機種に関連する更新用ソフトウェアWFWを選択的に記憶することが可能となる。
〔専用の端末装置(非配信元)〕
図3に示すように、端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)は、端末装置200(1),200(2)(配信元)において、他の移動体110(i)の機種情報MIを持たない更新用ソフトウェアWFWを有している。詳しくは、端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)は、更新用ソフトウェア管理データベースDB2、および、他の移動体110(i)の機種情報MIを持たない更新用ソフトウェアWFWを格納した更新用ソフトウェア保存データベースDB3を有しているものの、機種情報管理データベースDB1およびエリア情報管理データベースDB4は有していない。
[第2実施形態]
図10から図12は、第2実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100の一例を模式的に示す概略構成図である。
図10は、汎用の端末装置300が広域通信網WNを介してサーバ130と通信している状態を示す模式図である。図11は、図10に示すソフトウェア書き換えシステム100において、サーバ130と通信した汎用の端末装置300が短距離無線通信網LNを介して配信元になり得る専用の端末装置200(1)と通信している状態を示す模式図である。図12は、図10に示すソフトウェア書き換えシステム100において、サーバ130と通信した汎用の端末装置300が短距離無線通信網LNを介して実質的に配信元になれない専用の端末装置200(3)と通信している状態を示す模式図である。
第2実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100は、第1実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100において、汎用の端末装置300を備えたものである。
次に、汎用の端末装置300のシステム構成について図10から図12を参照しながら以下に説明する。
〔汎用の端末装置〕
−汎用の端末装置のハードウェア構成−
図10から図12に示すように、端末装置300は、制御部310(コンピュータの一例)と、広域通信部320と、記憶部330と、短距離無線通信部340と、ユーザインタフェース部350とを備えている。なお、端末装置300は、複数あってもよい。
ここで、汎用の端末装置300は、例えば、タブレット型コンピュータやスマートフォン等の多機能通信携帯端末装置とされている。端末装置200(1)〜200(n)の端末識別情報IDとしては、端末装置200(1)〜200(n)を一意に区別できるものであれば、何れのものであってもよく、それには限定されないが、シリアル番号、国際移動体装置識別番号(IMEI:International Mobile Equipment Identifier番号)や電話番号を例示できる。
(制御部)
制御部310は、CPU(Central Processing Unit)等のいわゆるコンピュータからなる処理装置310aと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含むメモリ装置310bとを有している。
制御部310は、記憶部330に予め格納(インストール)されたソフトウェア書き換えプログラムPP等のプログラムを実行することによって、制御部310に必要な各種の機能を実現するように構成されている。詳しくは、制御部310は、処理装置310aが記憶部330に予め格納されたソフトウェア書き換えプログラムPP等のプログラムをメモリ装置310bのRAM上にロードして実行することにより、各種の処理を行うようになっている。メモリ装置310bのRAMは、制御部310に対して作業用のワークエリアを提供する。
本実施の形態では、制御部310は、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う。
(広域通信部)
広域通信部320は、制御部310のデータラインに電気的に接続されている。広域通信部320は、制御部310の指示の下、サーバ130の広域通信部132(図10参照)と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように広域通信部320で変換される。広域通信部320は、サーバ130の記憶部133に記録された移動体110(1)〜110(n)における制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに関する情報をサーバ130から受信する。
(記憶部)
記憶部330は、制御部310のデータラインに電気的に接続されている。記憶部330は、制御部310の指示の下、情報が書き込み制御および読み出し制御される。記憶部330は、この例では、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置とされている。ここで、記憶部330には、ソフトウェア書き換えプログラムPPが予め格納(インストール)される。
なお、ソフトウェア書き換えプログラムPPは、この例では、タブレット型コンピュータやスマートフォン等の多機能通信携帯端末装置等に用いられるプログラム、所謂アプリと称されるものであり、図示しないプログラムサーバからインターネット等の通信手段を介してダウンロードされたものである。
記憶部330には、機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3が格納される。
機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3のデータ構造は、図4から図6に示すサーバ130における記憶部133に格納された機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3と同様のものであり、ここでは説明を省略する。
(短距離無線通信部)
端末装置300における短距離無線通信部340は、端末装置200(1)〜200(n)における短距離無線通信部240と短距離無線通信を行う。
(ユーザインタフェース部)
ユーザインタフェース部350は、ディスプレイ装置等の出力装置やタッチパネル等の入力装置を含んでいる。ユーザインタフェース部350では、典型的には、ソフトウェア書き換えプログラムPPの起動制御や、進捗情報の表示などが可能である。
−汎用の端末装置のソフトウェア構成−
図13は、図10から図12に示す汎用の端末装置300のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
図13に示すように、制御部310は、受信制御手段Q1と、記憶制御手段Q2と、送信制御手段Q3とを備える手段として機能する。すなわち、ソフトウェア書き換えプログラムPPは、受信制御手段Q1に対応する受信制御ステップと、記憶制御手段Q2に対応する記憶制御ステップと、送信制御手段Q3に対応する送信制御ステップとを含むステップを制御部310に実行させる。
なお、制御部310で行う受信制御ステップ、記憶制御ステップおよび送信制御ステップの処理は、前述した専用の端末装置200(1),200(2)における制御部210の受信制御ステップ、記憶制御ステップおよび送信制御ステップの処理と同様であり、ここでは説明を省略する。
また、第1実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100の構成と、第2実施形態に係るソフトウェア書き換えシステム100の構成とを組み合わせてもよい。
[ソフトウェア書き換えシステムにおけるソフトウェア書き換え処理]
次に、ソフトウェア書き換えシステム100におけるソフトウェア書き換え処理の一例について図14から図16を参照しながら以下に説明する。
図14から図16は、図1から図13に示すソフトウェア書き換えシステム100におけるソフトウェア書き換え処理の一例を示すフローチャートである。図14は、サーバ130と専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300とが広域通信網WNを介して通信している例(ダウンロード処理の一例)を示すフローチャーである。図15は、サーバ130と通信した専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300と専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)が短距離無線通信網LNを介して通信している例(配信処理の一例)を示すフローチャートである。また、図16は、サーバ130と通信した専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300と専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)とが短距離無線通信網LNを介して通信している例(配信処理の他の例)を示すフローチャートである。
なお、図14および図15に示す処理例では、エリア情報管理データベースDB4(図9参照)の端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARを追加した機種情報管理データベースDB1(図8参照)を用いた場合を例にとって説明する。
−図14に示すダウンロード処理の処理例−
図14に示すソフトウェア書き換え処理のフローチャートでは、先ず、サーバ130における制御部131は、広域通信部132から広域通信網WNを介して専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300(以下、単に端末装置200,300ということがある。)と通信を確立し(ステップSs1)、端末装置200,300からの通信を待ち受けて(ステップSs2)、端末装置200,300からの応答があるまで(ステップSs2:No)待機する。
一方、端末装置200,300における制御部210,310は、十分な通信インフラが整っている地域において、広域通信部220,320から広域通信網WNを介してサーバ130と通信を確立し(ステップSt11)、サーバ130からの通信を待ち受けて(St12)、サーバ130からの応答があるまで(ステップSt12:No)待機する。
次に、サーバ130における制御部131は、端末装置200,300からの応答があると(ステップSs2:Yes)、端末装置200,300の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARの移動体110の機種情報MIおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIについて端末装置200,300と同期し(ステップSs3)、更新用ソフトウェアWFWを含む情報を端末装置200,300に送信する(ステップSs4)。
詳しくは、サーバ130における制御部131は、端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDを受信し、記憶部133から、端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報AR(例えば端末識別情報IDが#5555の場合、エリア情報がA6:図9参照)の機種情報MI(例えばエリア情報がA6の場合、機種コードがBT2,…:図8参照)および機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFW(例えば機種コードがBT2,…の場合、更新用ソフトウェアコードBT2ECU1FW1,…:図5参照の更新用ソフトウェアコードBT2ECU1FW1.WFW,…:図6参照)を読み出し、これらの情報を広域通信網WNおよび広域通信部220を介して端末装置200(1),200(2)(配信元)へ送信する。
すなわち、サーバ130における制御部131は、エリア情報ARに対応するデータを格納した機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を広域通信網WNおよび広域通信部220を介して端末装置200(1),200(2)(配信元)へ送信する。
一方、端末装置200,300における制御部210,310は、サーバ130からの応答があると(ステップSt12:Yes)、端末装置200,300の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報ARの移動体110の機種情報MIおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIについてサーバ130と同期し(ステップSt13)、個々の移動体110について制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のもの(例えば最新バージョンまたは最新年月日時刻のもの)でない場合には(ステップSt14:No)、更新用ソフトウェアWFWを含む情報を受信し(ステップSt15)、受信した情報を記憶部230,330に記憶する。
詳しくは、端末装置200,300における制御部210,310は、サーバ130から端末装置200(1),200(2)(配信元)の端末識別情報IDに関連付けられたエリア情報AR(例えば端末識別情報IDが#5555の場合、エリア情報がA6:図9参照)の機種情報MI(例えばエリア情報がA6の場合、機種コードがBT2,…:図8参照)および機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFW(例えば機種コードがBT2,…の場合、更新用ソフトウェアコードBT2ECU1FW1,…:図5参照の更新用ソフトウェアコードBT2ECU1FW1.WFW,…:図6参照)を広域通信網WNおよび広域通信部220を介して受信し、受信した情報を記憶部230,330に記憶する。
すなわち、端末装置200,300における制御部210,310は、エリア情報ARに対応するデータを格納した機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を広域通信網WNおよび広域通信部220を介してサーバ130から受信(ダウンロード)し、受信した情報を記憶部230,330に記憶する。
そして、ダウンロード先の移動体110(1),110(2)では、自身の端末装置200(1),200(2)において、制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のもの(例えば最新バージョンまたは最新年月日時刻のもの)でない場合には、制御部210又は自身に搭載されている制御装置113(1)〜113(m)は、更新用ソフトウェアWFWに基づいて制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを書き換える。
−図15および図16に示す配信処理の処理例−
図15および図16に示すソフトウェア書き換え処理のフローチャートでは、先ず、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300における制御部210,310(図15および図16中の左側参照)は、短距離無線通信網LNが設置されている地域において、短距離無線通信部240,340から短距離無線通信網LNを介して専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)(図15参照)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)(図16参照)と通信を確立し(ステップSt21)、サーバ130からの通信を待ち受けて(St22)、サーバ130からの応答があるまで(ステップSt22:No)待機する。
一方、専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)における制御部210(図15および図16中の右側参照)は、短距離無線通信部240,340から短距離無線通信網LNを介して専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300と通信を確立し(ステップSt31)、サーバ130からの通信を待ち受けて(St32)、サーバ130からの応答があるまで(ステップSt32:No)待機する。
次に、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300における制御部210,310(図15および図16中の左側参照)は、専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)からの応答があると(ステップSs22:Yes)、移動体110の機種情報MIおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIについて専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)と同期し(ステップSs23)、更新用ソフトウェアWFWを含む情報を送信する(ステップSs24)。
詳しくは、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300における制御部210,310は、記憶部230,330から、機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを読み出し、これらの情報を短距離無線通信網LNおよび短距離無線通信部240,340を介して専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)へ送信する。
すなわち、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300における制御部210,310(図15参照)は、機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を短距離無線通信網LNおよび短距離無線通信部240,340を介して専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)へ送信する。また、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300における制御部210,310(図16参照)は、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を短距離無線通信網LNおよび短距離無線通信部240,340を介して専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)へ送信する。
一方、専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)および専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)における制御部210(図15および図16中の右側参照)は、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300からの応答があると(ステップSt32:Yes)、移動体110(1)〜110(n)の機種情報MIおよび更新用ソフトウェアWFWの更新情報RIについて専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300と同期し(ステップSt33)、制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のもの(例えば最新バージョンまたは最新年月日時刻のもの)でない場合には(ステップSt34:No)、更新用ソフトウェアWFWを含む情報を受信し(ステップSt35)、受信した情報を記憶部230に記憶する。
詳しくは、専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)(図15参照)は、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300から機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを短距離無線通信網LNおよび短距離無線通信部240,340を介して受信し、受信した情報を記憶部230に記憶する。また、専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)は、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および/または汎用の端末装置300から更新用ソフトウェアWFWを短距離無線通信網LNおよび短距離無線通信部240,340を介して受信し、受信した情報を記憶部230に記憶する。
すなわち、専用の端末装置200(2),200(1)(配信元)(図15参照)は、機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を記憶部230に記憶する。また、専用の端末装置200(3)〜200(n)(非配信元)は、更新用ソフトウェア管理データベースDB2および更新用ソフトウェア保存データベースDB3を記憶部230に記憶する。
そして、配信先の移動体110(1)〜110(n)では、端末装置200(1)〜200(n)において、制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のもの(例えば最新バージョンまたは最新年月日時刻のもの)でない場合には、制御部210又は移動体110(1)〜110(n)に搭載されている制御装置113(1)〜113(m)は、更新用ソフトウェアWFWに基づいて制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを書き換える。
なお、専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および汎用の端末装置300において、記憶部230,330に記憶容量に余裕がある場合には、サーバ130は、エリア情報ARを含む全てのデータの機種情報管理データベースDB1、更新用ソフトウェア管理データベースDB2、更新用ソフトウェア保存データベースDB3およびエリア情報管理データベースDB4を専用の端末装置200(1),200(2)(配信元)および汎用の端末装置300に送信し、端末装置200(1),200(2),300は、これらのデータベースを記憶部230に記憶するようにしてもよい。こうすることで、端末装置200(1),200(2),300は、サーバ130になり得る。
[本実施の形態について]
本実施の形態(第1実施形態および第2実施形態)に係る端末装置200(1),200(2),300によれば、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDBにおける更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220,320を介して受信するので、更新用ソフトウェアWFWのサーバ130からの配信先になることができる。しかも、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを記憶部230,330に記憶し、記憶部230,330に記憶した更新用ソフトウェアWFWを移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕に短距離無線通信部240,340および短距離無線通信網LNを介して送信するので、更新用ソフトウェアWFWの移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕への配信元になることができる。例えば、端末装置200(1),200(2),300は、十分な通信インフラが整っている地域において、サーバ130から更新用ソフトウェア格納データベースDBにおける更新用ソフトウェアWFWを広域通信網WNおよび広域通信部220,320を介して受信し、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWを記憶部230,330に記憶しておくことができる。そして、たとえ十分な通信インフラが整っていない地域であっても、短距離無線通信網LNは比較的簡単に設置できるため、短距離無線通信網LNが設置されている地域において、端末装置200(1),200(2),300は、記憶部230,330に記憶した更新用ソフトウェアWFWを移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕に短距離無線通信部240,340および短距離無線通信網LNを介して送信することができる。
これにより、たとえ十分な通信インフラが整っていない地域であっても移動体110(1)〜110(n)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを確実に書き換えることができる。
また、本実施の形態に係る端末装置200(1),200(2),300では、サーバ130から受信した機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを記憶部230,330に記憶し、記憶部230,330に記憶した機種情報MIのうち相手先の移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕の機種情報MIを特定し、記憶部230,330に記憶した更新用ソフトウェアWFWのうち相手先の移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕の機種情報MIに対応する更新用ソフトウェアWFWを相手先の移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕,〔110(1)〜110(n)〕に短距離無線通信部240,340および短距離無線通信網LNを介して送信することで、たとえ移動体110(1)〜110(n)の種類(例えば走行作業機や船舶)が異なっていても、或いは、たとえ同一種類の移動体110(1)〜110(n)の機種が異なっていても、移動体110(1)〜110(n)に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに対応する更新用ソフトウェアWFWを記憶部230,330に記憶することができ、これにより、全種類の移動体110(1)〜110(n)、さらには同一種類の移動体110(1)〜110(n)であってもの全機種の移動体110(1)〜110(n)に対応させることができる。
また、本実施の形態に係る端末装置200(1),200(2),300では、サーバ130から受信したエリア情報ARの機種情報MIおよび機種情報MIに関連付けられた更新用ソフトウェアWFWを記憶部230,330に記憶することで、端末装置200(1),200(2),300に関連しない機種情報MIの移動体を排除することができ、それだけデータ量、ひいては記憶部230,330の記憶容量および通信時間を小さくすることができる。
また、本実施の形態に係る端末装置200(1),200(2),300では、サーバ130から受信した更新用ソフトウェアWFWおよび更新用ソフトウェアWFWのバージョンVR等の更新情報RIを記憶部230,330に記憶することで、事前に制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWが最新のものか否かを認識することができ、従って、更新用ソフトウェアWFWの移動体への無駄な送信動作を省くことができる。
また、第1実施形態に係る端末装置200(1),200(2)では、自身の移動体110(1),110(2)に設けられ、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWを他の移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕に短距離無線通信部240および短距離無線通信網LNを介して送信することで、記憶部230に記憶した更新用ソフトウェアWFWに基づいて、他の移動体〔110(2)〜110(n)〕,〔110(1),110(3)〜110(n)〕に搭載された制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを書き換えて最新のものに更新するだけでなく、自身の移動体110(1),110(2)に搭載されている制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWを書き換えて最新のものに更新することができる。
また、第2実施形態に係る端末装置300では、多機能通信携帯端末装置として機能し、短距離無線通信部340は、移動体110(1)〜110(n)と短距離無線通信網LNを介して通信し、記憶部330に記憶した更新用ソフトウェアWFWを移動体110(1)〜110(n)に短距離無線通信部340および短距離無線通信網LNを介して送信することで、端末装置300として、一般に普及している汎用の端末装置、例えば、タブレット型コンピュータやスマートフォン等の多機能通信携帯端末装置を用いることができ、これにより、移動体110(1)〜110(n)に搭載されている制御装置113(1)〜113(m)のソフトウェアFWに対する書き換え作業の利便性を向上させることができる。
なお、専用の端末装置200(1)〜200(n)において、端末装置200(1),200(2)を配信元になり得る端末装置としたが、それらに代えて或いは加えて、他の端末装置200(3)〜200(n)のうち少なくとも1つを配信元になり得る端末装置としてもよい。すなわち、端末装置200(1)〜200(n)において、他の端末装置に対して配信元になり得る端末装置(配信元)が少なくとも1台あればよく、すべてが他の端末装置に対して配信元になり得る端末装置(配信元)であってもよい。
(他の実施の形態について)
本実施の形態に係るソフトウェア書き換えシステム100において、移動体110として、コンバイン、耕耘機や田植機等の農業作業機といった走行作業機に適用したが、それに限定されるものではなく、トラクター、ショベルカー、ホイルローダやキャリヤ等の建設作業機といった走行作業機や、プレジャーボート、漁船といった船舶等にも好適に適用することができる。
また、移動体110(1)〜110(n)において、1つの作業部111に対して1つの制御装置113を設けたが、1つの作業部111に対して複数の制御装置113を設けるようにしてもよい。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 ソフトウェア書き換えシステム
110 移動体
111 作業部
113 制御装置
120 遠隔監視センター
130 サーバ
131 制御部
131a 処理装置
131b メモリ装置
132 広域通信部
133 記憶部
200 専用の端末装置
210 制御部
210a 処理装置
210b メモリ装置
220 広域通信部
230 記憶部
240 短距離無線通信部
250 信号通信部
260 電源制御部
300 汎用の端末装置
310 制御部
310a 処理装置
310b メモリ装置
320 広域通信部
330 記憶部
340 短距離無線通信部
350 ユーザインタフェース部
AR エリア情報
BT バッテリー
CC 制御装置コード
DB 更新用ソフトウェア格納データベース
DB1 機種情報管理データベース
DB2 更新用ソフトウェア管理データベース
DB3 更新用ソフトウェア保存データベース
DB4 エリア情報管理データベース
FW 制御装置のソフトウェア
ID 端末識別情報
LN 短距離無線通信網
MC 機種コード
MI 機種情報
MT 移動体の種類
PP ソフトウェア書き換えプログラム
Q1 受信制御手段
Q2 記憶制御手段
Q3 送信制御手段
Q4 書き換え制御手段
RI 更新情報
SW 起動スイッチ
VR バージョン
WFW 更新用ソフトウェア
WFWC 更新用ソフトウェアコード
WN 広域通信網
Ss1〜Ss4 サーバにおける端末装置との通信制御ステップ
St11〜St15 端末装置におけるサーバとの通信制御ステップ

Claims (7)

  1. 移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置であって、
    前記制御装置の前記ソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを格納した更新用ソフトウェア格納データベースを備えたサーバと広域通信網を介して通信する広域通信部と、記憶部と、前記移動体と短距離無線通信網を介して通信する短距離無線通信部とを備え、
    前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信することを特徴とする端末装置。
  2. 請求項1に記載の端末装置であって、
    前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記移動体の機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを格納し、
    前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記機種情報のうち相手先の前記移動体の機種情報を特定し、前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアのうち相手先の前記移動体の機種情報に対応する更新用ソフトウェアを相手先の前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信することを特徴とする端末装置。
  3. 請求項2に記載の端末装置であって、
    前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記移動体の管轄エリアを示すエリア情報を当該端末装置の端末識別情報に関連付けて格納し、
    前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける当該端末装置の端末識別情報に関連付けられた前記エリア情報の前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記エリア情報の前記機種情報および前記機種情報に関連付けられた前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶することを特徴とする端末装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1つに記載の端末装置であって、
    前記更新用ソフトウェア格納データベースは、前記更新用ソフトウェアの更新情報を格納し、
    前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアおよび前記更新用ソフトウェアの更新情報を前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信し、前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアおよび前記更新用ソフトウェアの更新情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする端末装置。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1つに記載の端末装置であって、
    前記移動体に設けられ、
    前記短距離無線通信部は、前記移動体とは他の移動体と前記短距離無線通信網を介して通信し、
    前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記他の移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信することを特徴とする端末装置。
  6. 請求項1から請求項4までの何れか1つに記載の端末装置であって、
    多機能通信携帯端末装置として機能し、
    前記短距離無線通信部は、前記移動体と前記短距離無線通信網を介して通信し、
    前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信することを特徴とする端末装置。
  7. 移動体に搭載された制御装置のソフトウェアを書き換えるソフトウェア書き換えシステムに用いる端末装置のソフトウェア書き換えプログラムであって、
    前記端末装置は、前記制御装置の前記ソフトウェアを更新するための更新用ソフトウェアを格納した更新用ソフトウェア格納データベースを備えたサーバと広域通信網を介して通信する広域通信部と、記憶部と、前記移動体と短距離無線通信網を介して通信する短距離無線通信部と、コンピュータとを備え、
    前記サーバから前記更新用ソフトウェア格納データベースにおける前記更新用ソフトウェアを前記広域通信網および前記広域通信部を介して受信する受信制御ステップと、
    前記サーバから受信した前記更新用ソフトウェアを前記記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
    前記記憶部に記憶した前記更新用ソフトウェアを前記移動体に前記短距離無線通信部および前記短距離無線通信網を介して送信する送信制御ステップと
    を含むステップを前記コンピュータに実行させることを特徴とするソフトウェア書き換えプログラム。
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