JP2019003625A - 電子機器及びプログラム更新方法 - Google Patents

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Yasuhiko Nakagawa
恭彦 中川
高橋 和也
Kazuya Takahashi
和也 高橋
満也 加藤
Mitsuya Kato
満也 加藤
尚徳 河北
Hisanori Kawakita
尚徳 河北
希 豊崎
Nozomi Toyosaki
希 豊崎
和則 綱島
Kazunori Tsunashima
和則 綱島
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Abstract

【課題】外部装置とメインマイコン間のデータ通信量を抑えつつサブマイコン内のプログラムを更新する。【解決手段】電子機器は、第1のマイコンと、第2のマイコンと、外部装置との通信を行う通信部を備える。第1のマイコンは、第1プログラムを格納する第1格納部と、第1格納部に格納されている第1プログラムを用いて第1処理を実行する第1制御部を有する。第2のマイコンは、第2プログラムを格納する第2格納部と、第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて第2処理を実行する第2制御部を有する。第2制御部は、通信部を用いて外部装置から、第1のマイコンが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するための差分データを取得し、取得された差分データと第2プログラムを用いて、第1のマイコンが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器及びプログラム更新方法に関する。
メインマイコンとサブマイコンを搭載した電子機器が知られている。この種の電子機器の具体的構成は、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の電子機器では、書換えツール(外部装置)を用いてサブマイコンの書き換えが行われる。具体的には、書換えツールからメインマイコンに、サブマイコンのリプログラム用データが転送される。メインマイコンは、転送されたリプログラム用データをサブマイコンに転送する。サブマイコンは、転送されたリプログラム用データを用いてサブマイコン内のプログラムを書き換える。
特開2015−99528号公報
特許文献1において、リプログラム用データは、サブマイコン内のプログラムを書き換える(全更新する)ためのデータであるため、サイズが大きい。メインマイコンは、サイズの大きいリプログラム用データを書換えツールから取得する必要がある。そのため、特許文献1では、書換えツールとメインマイコン間のデータ通信量が多いという問題が指摘される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部装置とメインマイコン間のデータ通信量を抑えつつサブマイコン内のプログラムを更新することが可能な電子機器及びプログラム更新方法を提供することである。
本発明の一実施形態に係る電子機器は、第1のマイクロコンピュータと、第2のマイクロコンピュータと、外部装置との通信を行う通信部と、を備える。第1のマイクロコンピュータは、第1プログラムを格納する第1格納部と、第1格納部に格納されている第1プログラムを用いて第1処理を実行する第1制御部と、を有する。第2のマイクロコンピュータは、第2プログラムを格納する第2格納部と、第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて第2処理を実行する第2制御部と、を有する。第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部は、通信部を用いて外部装置から、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するための差分データを取得し、取得された差分データと、第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する。
また、本発明の一実施形態に係る電子機器は、複数の第1のマイクロコンピュータを有する構成としてもよい。この場合、差分データには、例えば、複数の第1のマイクロコンピュータのうち更新対象となる第1のマイクロコンピュータを示す情報が含まれている。そして、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部は、通信部を用いて差分データを取得すると、上記の情報に基づいて更新対象となる第1のマイクロコンピュータを特定し、特定された第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する。
また、本発明の一実施形態において、第2のマイクロコンピュータは、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを格納する第3格納部を備える構成としてもよい。また、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部は、通信部を用いて取得した差分データを用いて、第3格納部に格納されている第1プログラムを更新し、上記の更新された第1プログラムを、第1のマイクロコンピュータに送信する構成としてもよい。この場合、第1のマイクロコンピュータが有する第1制御部は、第2のマイクロコンピュータより送信された、上記の更新された第1プログラムを、第1格納部に格納する。
本発明の一実施形態に係るプログラム更新方法は、第1プログラムを格納する第1格納部、及び第1格納部に格納されている第1プログラムを用いて第1処理を実行する第1制御部を有する第1のマイクロコンピュータと、第2プログラムを格納する第2格納部、及び第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて第2処理を実行する第2制御部を有する第2のマイクロコンピュータと、を備える電子機器で、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する方法であり、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部が、所定の外部装置から、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するための差分データを取得する取得ステップと、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部が、取得された差分データと、第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する更新ステップとを含む。
上記のプログラム更新方法は、電子機器が、複数の第1のマイクロコンピュータを有したものであり、且つ、差分データに、複数の第1のマイクロコンピュータのうち更新対象となる第1のマイクロコンピュータを示す情報が含まれている場合に、電子機器で、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する方法であってもよい。この場合に、プログラム更新方法は、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部が、取得ステップにて差分データを取得すると、上記の情報に基づいて更新対象となる第1のマイクロコンピュータを特定する特定ステップを含み、更新ステップにて、特定ステップで特定された第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するものであってもよい。
上記のプログラム更新方法は、第2のマイクロコンピュータが、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを格納する第3格納部を備える電子機器で、第1のマイクロコンピュータが有する第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する方法であってもよい。この場合に、プログラム更新方法は、更新ステップにて、第2のマイクロコンピュータが有する第2制御部が、取得ステップにて取得した差分データを用いて、第3格納部に格納されている第1プログラムを更新し、上記の更新された第1プログラムを、第1のマイクロコンピュータに送信し、送信した第1プログラムを、第1のマイクロコンピュータが有する第1制御部によって第1格納部に格納させるものであってもよい。
本発明の一実施形態によれば、外部装置とメインマイコン間のデータ通信量を抑えつつサブマイコン内のプログラムを更新することが可能な電子機器及びプログラム更新方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るプログラム更新システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプログラム更新システムにおいて実行されるプログラム配信サーバとメインマイコン間の処理を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態に係るプログラム更新システムにおいて実行されるメインマイコンとサブマイコン間の処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプログラム更新システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態に係るプログラム更新システム1は、プログラム配信サーバ10(外部装置)及び電子機器20を備えている。
電子機器20は、例えば、道路を走行する車両に搭載された車載器であり、プログラム配信サーバ10と無線通信可能に接続されている。なお、図1では、本実施形態の説明に必要な主たる構成要素を図示しており、サーバや電子機器等の装置として一般的な構成要素である筐体など、一部の構成要素については、その図示を適宜省略している。
電子機器20は、車載器に限らず、例えば、スマートフォン、フィーチャフォン、PHS(Personal Handy phone System)、タブレット端末、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Portable Navigation Device)、携帯ゲーム機等の携帯型端末であってもよい。
図1に示されるように、電子機器20は、メインマイコン21(第2のマイクロコンピュータ)、サブマイコン22A(第1のマイクロコンピュータ)、22B(第1のマイクロコンピュータ)及び通信インタフェース23を備えている。
メインマイコン21は、リッチなOS(Operating System)を搭載したマイクロコンピュータであり、電子機器20全体の制御を統括して行う。
サブマイコン22A、22Bは、夫々異なるOSであって、メインマイコン21よりもプアなOSを搭載したマイクロコンピュータであり、電子機器20内の特定の構成要素を制御する。一例として、サブマイコン22Aは電子機器20の電源部を制御し、サブマイコン22Bは電子機器20のタッチパネルを制御する。メインマイコン21とサブマイコン22A、22Bは、シリアルバスを介して通信する。
なお、本実施形態では、サブマイコンを2つ搭載した構成例を示しているが、電子機器20に搭載されるサブマイコンの数は2つに限らない。電子機器20に搭載されるサブマイコンは、1つでもよく、また、3つ以上あってもよい。
電子機器20は、通信インタフェース23(通信部)に接続されたスマートフォンやタブレット端末等の通信機能を持つ情報処理端末又は車両内に搭載されたTCU(Telematics Communication Unit)を介してプログラム配信サーバ10と無線通信する。通信インタフェース23は、情報処理端末やTCU無しでの無線通信を可能とする無線通信インタフェースであってもよい。
図1に示されるように、メインマイコン21は、メインCPU(Central Processing Unit)210(第2制御部)、フラッシュメモリ211(第2格納部)、RAM(Random Access Memory)212及びストレージ213(第3格納部)を備えている。
フラッシュメモリ211には、メインマイコン21を動作させるメインOS211a(第2プログラム)が格納されている。なお、RAM212及びストレージ213は、メインマイコン21とは独立した別の構成要素であってもよい。
図1に示されるように、サブマイコン22Aは、サブCPU220A(第1制御部)、フラッシュメモリ221A(第1格納部)及びRAM222Aを備えている。フラッシュメモリ221Aには、サブマイコン22Aを動作させるサブOS221aA(第1プログラム)が格納されている。
サブマイコン22Bもサブマイコン22Aと同じく、サブCPU220B(第1制御部)、フラッシュメモリ221B(第1格納部)、RAM222Bを備えている。フラッシュメモリ221Bには、サブマイコン22Bを動作させるサブOS221aB(第1プログラム)が格納されている。
なお、サブマイコン22Bは、サブOSの更新(詳しくは後述)に関しては、サブマイコン22Aと同様に動作する。以下においては、説明の便宜上、サブマイコン22Bの説明を、サブマイコン22Aの説明をもって適宜簡略又は省略する。
図1に示されるように、プログラム配信サーバ10は、サーバCPU11、ストレージ12及び通信インタフェース13を備えている。プログラム配信サーバ10は、通信インタフェース13を介して電子機器20と無線通信する。
ストレージ12には、プログラム配信サーバ10を管理する事業者等によって作成された差分データが格納されている。差分データは、サブマイコン22Aや22Bのフラッシュメモリに格納されているサブOS221aAやサブOS221aBを差分更新するためのバイナリデータである。以下、図2及び図3を用いてサブOSの差分更新について説明する。
《プログラム配信サーバ10とメインマイコン21間の処理》
図2は、プログラム配信サーバ10とメインマイコン21間の処理を示すシーケンス図である。
[図2の処理ステップS11(管理情報の送信)]
メインマイコン21のフラッシュメモリ211には、所定の管理情報211bが格納されている。管理情報211bは、サブOS221aA及び221aBを差分更新するために必要な情報であり、例えば「電子機器20のID」、「電子機器20の機種名」及び「各サブOS(221aA、OS221aB)の現在のバージョン情報」を含む。以下、説明の便宜上、管理情報211b内の「各サブOSの現在のバージョン情報」を「機器側バージョン情報」と記す。
「機器側バージョン情報」には、サブOS221aA及び221aBの種類を特定する情報が含まれる。メインマイコン21(メインCPU210)は、フラッシュメモリ211に格納されている管理情報211bをプログラム配信サーバ10に定期的に送信する。
[図2の処理ステップS12(差分データの有無判定)]
プログラム配信サーバ10(サーバCPU11)は、処理ステップS11にてメインマイコン21より送信された管理情報211bを受信する。ストレージ12には、サブOSを更新するための差分データが様々な機種向けに複数格納されている。
ストレージ12には、データベースも格納されている。データベースには、ストレージ12に現在格納されている各差分データを管理するためのレコードが登録されている。各差分データのレコードは、例えば「当該差分データによる更新対象のサブOSの種類」及び「当該差分データによる更新後のサブOSのバージョン情報」を持つフィールド群によって構成されており、ストレージ12に格納されている当該差分データと関連付けられている。以下、説明の便宜上、「当該差分データによる更新後のサブOSのバージョン情報」を「更新後バージョン情報」と記す。
事業者等によって差分データがストレージ12に追加や削除等される毎に、対応するレコードがデータベースに追加や削除等される。
サーバCPU11は、メインマイコン21より受信した管理情報211bを基にデータベースを検索する。具体的には、サーバCPU11は、管理情報211b内の「機器側バージョン情報」で特定されるサブOSの種類と一致する情報を持つレコードを検索し、検索されたレコード内の「更新後バージョン情報」と、管理情報211b内の「機器側バージョン情報(但し、当該差分データによる更新対象のサブOSのバージョン情報)」とを比較する。
サーバCPU11は、両者のバージョン情報が一致する場合、サブOSの更新が不要であると判定し、例えば更新不要の通知をメインマイコン21に返す。これにより、メインマイコン21(メインCPU210)は、サブOS221aA及び221aBの更新が不要であることを認識する。
[図2の処理ステップS13(差分データの送信)]
これに対し、サーバCPU11は、両者のバージョン情報が一致しない場合、サブOSの更新が必要であると判定し、例えば更新が必要であることを示す通知をメインマイコン21に返すと共に、当該レコードと関連付けられた差分データをストレージ12から読み出して、メインマイコン21に送信する。
例えば、「更新後バージョン情報」がサブOS221aAの「Ver1.1.1」を示し、管理情報211b内のサブOS221aAの「機器側バージョン情報」が「Ver1.1.0」を示す場合を考える。この場合、サーバCPU11は、サブOS221aAの更新が必要であると判定する。
なお、「更新後バージョン情報」で示されるバージョンと「機器側バージョン情報」で示されるバージョンが一致しているか否かという判定基準に代えて、「更新後バージョン情報」が「機器側バージョン情報」より新しいバージョンを示しているか否かを判定基準としても良い。
また、サーバCPU11は、サブOSの更新が必要であると判定された場合に例えば更新が必要であることを示す通知をメインマイコン21に返すと説明したが、このような通知をメインマイコン21に返さなくても良い。この場合、メインマイコン21は、例えば、サーバCPU11からの差分データの受信に応答してサブOSの更新を開始するよう構成することができる。
[図2の処理ステップS14(差分データの一時格納)]
本処理ステップS14では、メインCPU210は、処理ステップS13にてプログラム配信サーバ10よりダウンロードした差分データをストレージ213に格納(一時格納)する。これにより、プログラム配信サーバ10とメインマイコン21間の処理が完了する。
《メインマイコン21とサブマイコン間の処理》
図3は、メインマイコン21とサブマイコン22A間の処理を示すシーケンス図である。なお、ここでは、図2の処理においてメインマイコン21がサブOS221aAの差分データをダウンロードしたものとして説明を行う。
[図3の処理ステップS21(サブOSの更新)]
ストレージ213には、フラッシュメモリ221A、221Bに現在格納されているものと同一バージョンのサブOS221aA、221aBが格納されている。また、ストレージ213には、プログラム配信サーバ10よりダウンロードした差分データが格納されている。差分データのヘッダには、更新対象を示す情報が埋め込まれている。
メインCPU210は、ストレージ213に格納されている差分データのヘッダを参照して更新対象を特定し、特定された更新対象のサブOSと、当該差分データをRAM212に展開する。メインCPU210は、メインOS211aの差分更新ライブラリを用いて、RAM212上でサブOSに対して差分データを適用する。これにより、サブOSが更新される。より具体的には、メインCPU210は、ストレージ213に格納されているサブOS221aAの差分データのヘッダを参照することで更新対象のサブOSがサブOS221aAであると特定し、ストレージ213に格納されているサブOS221aAとサブOS221aAの差分データをRAM212に展開する。メインCPU210は、メインOS211aの差分更新ライブラリを用いて、RAM212上でサブOS221aAに対して差分データを適用する。これにより、更新後のサブOS221aAがRAM212に作成される。
一般に、差分更新機能等を提供するライブラリは、Linux(登録商標)やWindows(登録商標)等のリッチOSに対応するものが多く、独自に開発されたOSには対応していないことが多い。本実施形態では、サブOS221aA及び221aBには、例えば電子機器20のメーカ側で独自に開発されたOSが採用されており、差分更新機能等を提供するライブラリが対応していない。
そこで、本実施形態に係る電子機器20は、メインOS211aの差分更新ライブラリを利用してサブOSを更新するように構成されている。すなわち、サブOS内に差分更新ライブラリを別途用意することなく、サブOSを更新することが可能となっている。差分更新ライブラリをメインマイコン21に用意するだけでよいため、例えば差分更新ライブラリをメインマイコン21と各サブマイコンに用意する場合と比べて、差分更新ライブラリのライセンス数を削減することができる。また、サブOSが差分更新機能等を提供するライブラリが対応しているOSである場合でも、本実施形態のようにメインOSの差分更新ライブラリを利用してサブOSを更新するように構成すると、差分更新ライブラリをメインマイコン21のみに用意することで、全てのサブOSの更新が可能となる。
上述したように、差分データはバイナリデータである。そのため、メインCPU210は、更新対象のサブOSに依存せずサブOSを更新することができる。
[図3の処理ステップS22(更新後のサブOSの格納)]
メインCPU210は、処理ステップS21にて更新されたサブOSをストレージ213に格納する。なお、ストレージ213に格納されている旧バージョンのサブOSは、上書き消去されてもよく、また、例えば所定の世代数分は消去されずに残されてもよい。
[図3の処理ステップS23(管理情報の更新)]
差分データのヘッダには、更新後のサブOSのバージョン情報が埋め込まれている。メインCPU210は、差分データのヘッダを参照して、管理情報211b内の「機器側バージョン情報」を更新する。一例として、更新前のサブOS221aAのバージョンがVer1.1.0である場合を考える。この場合、メインCPU210は、差分データのヘッダに埋め込まれているバージョン情報(例えばVer1.1.1)を参照して、管理情報211b内の「Ver1.1.0」を「Ver1.1.1」に更新する。
[図3の処理ステップS24(更新後のサブOSの送信)]
メインCPU210は、処理ステップS22にてストレージ213に格納された更新後のサブOSを、処理ステップS21にて特定された更新対象のサブOSを有するサブマイコンに送信する。本実施形態では、メインCPU210は、更新後のサブOS221aAをサブマイコン22Aに送信する。なお、この送信データには、例えば、送信された更新後のサブOS221aAで、フラッシュメモリ221Aに格納されている旧バージョンのサブOS221aAを更新するよう、サブマイコン22Aに指示するコマンドが含まれていてもよい。
[図3の処理ステップS25(サブOSの更新)]
サブCPU220Aは、処理ステップS24にて送信された、新しいバージョンのサブOS221aAにより、フラッシュメモリ221Aに格納されている旧バージョンのサブOS221aAを更新する。
このように、本実施形態では、差分データを用いて電子機器20内のサブOSを更新する構成が採用されている。そのため、全更新データを用いてサブOSを更新する構成と比べて、更新に必要なデータのダウンロード時間が短縮すると共に、更新時に必要なパケット量が削減される。サブマイコンの搭載数が多い電子機器ほど、上記構成を採用したことによる、更新に必要なデータのダウンロード時間が短縮する効果及び更新時に必要なパケット量が削減される効果が高い。
また、本実施形態では、メインマイコン21(ストレージ213)は、サブマイコン(フラッシュメモリ221A、221B)と同一バージョンのサブOSを保持している。そのため、メインマイコン21では、サブOSを更新するにあたり、サブマイコンからサブOSを読み出す必要がない。また、メインマイコン21に保持されているサブOSは、サブマイコンに保持されているサブOSのバックアップとしての役割も果たす。
なお、上記においては、更新対象が1つ(サブOS221aAのみ)の場合を例示したが、サブOS221aA、221aBの両方が同時に更新対象となる場合もある。この場合、メインCPU210は、プログラム配信サーバ10から両方の差分データをダウンロードし、各差分データを用いてサブOS221aA、221aBの両方を更新して、サブマイコン22A、22Bの夫々に送信する。サブCPU220A、220Bは、それぞれ、メインマイコン21より送信された、新しいバージョンのサブOS221aA、221aBにより、フラッシュメモリ221A、221Bに格納されている旧バージョンのサブOS221aA、221aBを更新する。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施例等又は自明な実施例等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記実施形態では、メインマイコン21(ストレージ213)がサブマイコン(フラッシュメモリ221A、221B)と同一のサブOS(サブOS221aA、221aB)を保持しているが、別の実施形態では、電子機器20がストレージ213を備えない(すなわち、メインマイコン21がサブOSを保持しない)構成であってもよい。この場合、メインCPU210は、プログラム配信サーバ10より差分データをダウンロードすると、図2の処理ステップS14及び図3の処理ステップS21−S22に代えて、次の処理(1)〜(5)を実行する。
(1)ダウンロードされた差分データをRAM212に展開する。
(2)RAM212に展開された差分データのヘッダを参照して更新対象のサブOSを特定する。
(3)特定された更新対象のサブOSに対応するサブマイコンに、サブOSの送信を要求する。
(4)要求に応じてサブマイコンより送信されたサブOSをRAM212に展開する。
(5)メインOS211aの差分更新ライブラリを用いて、要求に応じてサブマイコンより送信されたサブOSに対して差分データを適用することにより、更新後のサブOSをRAM212に作成する。
上記処理(1)〜(5)の実行後は、図3の処理ステップS23〜S25と同じ処理がメインマイコン21とサブマイコン間で実行される。ただし、当該別の実施形態では、メインマイコン21はストレージ213を有さないため、処理ステップS24においては、更新後のサブOSは、RAM212から更新対象のサブOSを有するサブマイコンに送信される。別の実施形態では、電子機器20からストレージ213を省くことができるため、電子機器20のコストが抑えられる。
1 プログラム更新システム
10 プログラム配信サーバ
11 サーバCPU
12 ストレージ
13 通信インタフェース
20 電子機器
21 メインマイコン
22A、22B サブマイコン
23 通信インタフェース
210 メインCPU
211 フラッシュメモリ
212 RAM
213 ストレージ
220A、220B サブCPU
221A、221B フラッシュメモリ
222A、222B RAM
211a メインOS
211b 管理情報211b
221aA、221aB サブOS

Claims (6)

  1. 第1プログラムを格納する第1格納部と、
    前記第1格納部に格納されている第1プログラムを用いて第1処理を実行する第1制御部と、
    を有する第1のマイクロコンピュータと、
    第2プログラムを格納する第2格納部と、
    前記第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて第2処理を実行する第2制御部と、
    を有する第2のマイクロコンピュータと、
    外部装置との通信を行う通信部と、
    を備え、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部は、
    前記通信部を用いて前記外部装置から、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するための差分データを取得し、
    前記取得された差分データと、前記第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する、
    電子機器。
  2. 複数の前記第1のマイクロコンピュータを有し、
    前記差分データには、前記複数の第1のマイクロコンピュータのうち更新対象となる第1のマイクロコンピュータを示す情報が含まれており、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部は、
    前記通信部を用いて前記差分データを取得すると、前記情報に基づいて前記更新対象となる第1のマイクロコンピュータを特定し、
    前記特定された第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2のマイクロコンピュータは、
    前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを格納する第3格納部を備え、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部は、
    前記通信部を用いて取得した前記差分データを用いて、前記第3格納部に格納されている前記第1プログラムを更新し、
    前記第3格納部に格納されている、前記更新された第1プログラムを、前記第1のマイクロコンピュータに送信し、
    前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1制御部は、
    前記第2のマイクロコンピュータより送信された、前記更新された第1プログラムを、前記第1格納部に格納する、
    請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 第1プログラムを格納する第1格納部、及び前記第1格納部に格納されている第1プログラムを用いて第1処理を実行する第1制御部を有する第1のマイクロコンピュータと、第2プログラムを格納する第2格納部、及び前記第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて第2処理を実行する第2制御部を有する第2のマイクロコンピュータと、を備える電子機器で、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するプログラム更新方法であって、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部が、所定の外部装置から、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新するための差分データを取得する取得ステップと、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部が、前記取得された差分データと、前記第2格納部に格納されている第2プログラムを用いて、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する更新ステップと、
    を含む、
    プログラム更新方法。
  5. 前記電子機器が、複数の前記第1のマイクロコンピュータを有したものであり、且つ、前記差分データに、前記複数の第1のマイクロコンピュータのうち更新対象となる第1のマイクロコンピュータを示す情報が含まれており、前記電子機器で、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する、請求項4に記載のプログラム更新方法であって、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部が、前記取得ステップにて前記差分データを取得すると、前記情報に基づいて前記更新対象となる第1のマイクロコンピュータを特定する特定ステップ
    を含み、
    前記更新ステップにて、前記特定ステップで特定された第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する、
    プログラム更新方法。
  6. 前記第2のマイクロコンピュータが、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを格納する第3格納部を備える前記電子機器で、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1格納部に格納されている第1プログラムを更新する、請求項4又は請求項5に記載のプログラム更新方法であって、
    前記更新ステップにて、
    前記第2のマイクロコンピュータが有する前記第2制御部が、
    前記取得ステップにて取得した前記差分データを用いて、前記第3格納部に格納されている前記第1プログラムを更新し、
    前記第3格納部に格納されている、前記更新された第1プログラムを、前記第1のマイクロコンピュータに送信し、前記送信した第1プログラムを、前記第1のマイクロコンピュータが有する前記第1制御部によって前記第1格納部に格納させる、
    プログラム更新方法。
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