JP2017156732A - のぼり旗巻き上がり防止器具 - Google Patents

のぼり旗巻き上がり防止器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017156732A
JP2017156732A JP2016053050A JP2016053050A JP2017156732A JP 2017156732 A JP2017156732 A JP 2017156732A JP 2016053050 A JP2016053050 A JP 2016053050A JP 2016053050 A JP2016053050 A JP 2016053050A JP 2017156732 A JP2017156732 A JP 2017156732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
instrument
winding
mortise
prevention device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016053050A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6551888B2 (ja
Inventor
敏夫 青嶋
Toshio Aoshima
敏夫 青嶋
小池 弘
Hiroshi Koike
小池  弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koike Styrene Co Ltd
Original Assignee
Koike Styrene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koike Styrene Co Ltd filed Critical Koike Styrene Co Ltd
Priority to JP2016053050A priority Critical patent/JP6551888B2/ja
Publication of JP2017156732A publication Critical patent/JP2017156732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6551888B2 publication Critical patent/JP6551888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

【課題】 風雨の影響により発生する“のぼり旗の巻き上がり”や“巻き付き”を防止でき、取り付け作業が非常に簡便なのぼり旗巻き上がり防止器具を提供する。
【解決手段】 器具の素材に発泡スチロールを使用する。発泡スチロールはプラスチックと比較して、(1)比重が軽い、(2)摩擦係数が大きい、の特性がある。この特性を活用して器具の各部に関する形状や寸法および比重などの値を変更・調整して最適化を図る。
取り付け作業を簡便にする方法として、ポールを立てた状態でポールの横から挟む要領で2個の半円筒形部品を結合して巻き上がり防止器具を構成する。
また、ポールとポールを通す器具の内側空洞部の接触面で発生する摩擦により、巻き上がりを防止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、のぼり旗巻き上がり防止器具に関する。
従来ののぼり旗巻き上がり防止器具は、(1)素材がプラスチック製でリングタイプの回転式の構造と、(2)素材が鉄製などのハンガーボルトタイプの重り式の構造に大別される。
回転式は、器具をポールに取り付け、のぼり旗のチチ部を器具に引っ掛けて巻き上がりを防止する。
重り式は、のぼり旗のチチ部に器具を取り付けて器具の重量を利用して巻き上がりを防止する。
しかしながら、従来の回転式や重り式は、それぞれ欠点があった。
回転式の欠点は、器具をポールに取り付ける手間や、のぼり旗のチチ部に器具を引っ掛ける手間など、取り付け作業が面倒である。
尚、回転式の利点は、風向きの変化に対応してポールを軸に器具が自在に回転することである。
重り式の欠点は、強風時でも無風状態を維持する反面、微風に揺らめくのぼり旗の効果を半減させてしまうことである。
尚、重り式の利点は、取り付け作業が簡便な点である。
適用なし
適用なし
本発明は、以上のように従来の器具では回転式は、重り式と比較して取り付け作業に欠点があり、重り式は、回転式と比較して風向きの変化に対する自在性や風に揺らめくのぼり旗の効果を半減させる欠点がある。
本発明は、このような従来の器具が有している欠点を解決しようとするものである。また、本発明は回転式でありながらハンガーボルトタイプの重り式より取り付け作業が簡便で、風向きの変化に対する自在性や強風時、雨天時における適応性の向上を実現することを目的とするものである。
発明を解決するための手段
本発明の目的を整理すると、(1)巻き上がりや巻き付きを防止する。(2)取り付け作業が非常に簡便ある。(3)風向きや風の強弱に対して自在性に優れている。
そして、本発明は上記目的を達成するために、(1)器具の素材、(2)器具の形状、の2点を解決手段として最適化を図った。
最初の解決手段は、器具の素材に発泡スチロールを使用することで形状等の最適化を図った。
発泡スチロールはプラスチックと比較して(1)比重が軽い、(2)摩擦係数が大きい、の特性がある。
発泡スチロールビーズの比重は倍率を5倍から100倍の範囲で変更することができる。
この特性を活用して器具の各部に関する形状および寸法の変更・調整が簡単にできて最適化を図ることができる。
また、第二の解決手段である器具の形状については、特に“取り付け作業が簡便”であることを最重点課題と位置づけて最適化を図った。
そして、半円筒形部品を2個結合して円筒形器具を構成する方法を考案した。
器具の取り付け作業を簡便にする方法として、半円筒形部品の結合部に「ほぞ:凸」と「ほぞ穴:凹」を設けた。
ポールを立てた状態でポールの横からポールを挟む要領で「ほぞ:凸」と「ほぞ穴:凹」を互いに差し込むだけで「のぼり旗巻き上げ防止器具」を完成する。
次に、巻き上がり防止の対策について説明する。
発泡スチロールはプラスチックと比較して摩擦係数が大きいことは、[0017]で既に述べた。
具体的な数値は、プラスチックが約0.1〜0.3に対して発泡スチロールは約0.7である。
ポールとポールを通す器具の内側空洞部の接触面で発生する摩擦により巻き上がりを防止する。
また、接触面の面積に比例して巻き上がりを防止する摩擦力は大きくなる。空洞部の内径と空洞部の長さが摩擦力を左右する。
空洞部の内径は使用するポールの直径の+1mm〜+3mm位の許容範囲に対して空洞部の長さは特に制約を受ける要素がなく庫擦力を調整する重要なポイントになる。
風速10メートル/秒位の強風時の対策については、風を上手く利用して巻き上がりを防止する方法を説明する。
ポールは地面に垂直に立っていて、器具はポールと平行方向に取り付けてあるため、風を真横から受けることになる。ここで影響を受ける器具の部位は、円筒部の外径と円筒部の長さである。
円筒部の外径と長さを大きくすることで真横からの強風を器具の全体が受け止める感覚で巻き上がりを防止する
試作品による実施例。
以下の仕様は半円筒形部品を2個結合した後の円筒形器具の仕様を表す。
倍率:約37倍、重さ:6g、外径:55mm、空洞部の直径:25mm、円筒部(空洞部)の長さ:220mm、体積:220cm、比重:0.027g/cm
「年末の交通安全県民運動」が平成27年12月15日〜12月31日まで実施された。
自治会も期間中は「交通安全ののぼり旗」を掲出している。今回は関係する町内会長の協力を得て本発明器具の性能試験を行った。
のぼり旗を6本、本発明器具6個を準備して、取り付け作業から実験を行った。
のぼり旗1本あたりの取り付け時間は約3秒。手順はポールを立てた状態でポールの横からポールと最下部のチチ部を半円筒形部品で挟む要領で「ほぞ:凸」と「ほぞ穴:凹」を互いに差し込むだけで作業は簡便であった。
尚、半円筒形部品の結合部は簡単に外れない仕様(後述の図面説明を参照)になっているが意図的または経年劣化を考慮してセロハンテープを貼って補強した。
平地より風が強い環境と言われる、橋の欄干に1.8メートル間隔でのぼり旗を6本掲出した。
期間中は強風に加え、雨ざらし、日ざらしの厳しい環境下で連日連夜掲出を続けたが期間中「巻き上がり」および「巻き付き」の現象は一回も発生することはなかった。
器具の動きを監視して判明したことは、風速4〜5メートル/秒の環境下で器具は15cm前後の幅で風が吹くと上昇し、風が止むと器具の自重で降下する。
風速10メートル/秒位の強風では、器具は真横からの強風を受けてポールに張り付く感覚で止まっているか、ゆっくり、少しずつ上昇し、風が弱まると器具の自重で降下する。
倍率:約14倍、重さ:16gで形状と寸法は同じ試作品を試したが結果に変化は見られなかった。
同じ形状・同じ寸法の場合であれば、費用対効果を考慮して倍率:約37倍、重さ:約6gの仕様がベターと言うことになる。
発明の効果
本発明ののぼり旗巻き上がり防止器具は、ポールを立てた状態でポールの横からポールを挟む要領で取り付けるため、取り付け作業が非常に簡便である。
発泡スチロールの特性である「比重が軽い」、「摩擦係数が大きい」の特性を活用して形状や各部の寸法の変更・調整が簡単にできて最適化を図ることができる。
また、摩擦力を応用して巻き上がり防止や巻き付き防止機能を完全に備えることができる。
そして、風向きや風の強弱に対して自在性に優れている。
図3におけるD−D線断面図 図3におけるB−B線断面図 半円筒形部品の正面図および側面図 図3におけるA−A線断面図 半円筒形部品を2個結合して完成した巻き上がり防止器具の断面図 本発明「巻き上がり防止器具」の装着イメージと半円筒形部品の外観イメージ
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図2および図3における1は、ポールが通るための空洞部の大きさとポールとの接触面を示す。
空洞部の内径 > ポールの外径は、本発明器具がポールを軸に360°回転することを可能にする。また、空洞部内径はポールと空洞部の接触面で発生する摩擦力で巻き上がりを防止するための重要な要素である。
図2および図3における3は、取り付け作業を簡便にするために半円筒形部品に設けた「ほぞ:凸」で、2は同じ目的で設けた「ほぞ穴:凹」である。2個の半円筒形部品を互いに差し込むだけで「巻き上げ防止器具」を完成する。
半円筒形部品の結合部が簡単に外れ難くするため、「ほぞ:凸」および「ほぞ穴:凹」の形状に「くびれ」を設けて結合度を強化した。
図3における4は、ポールに半円筒形部品を取り付ける際、チチ部を通すための溝である。
図3における5は、古いのぼり旗などチチ部が変形している場合、上記4の溝にチチ部を挟まないように設けた溝である。

Claims (1)

  1. 材質が発泡スチロールの半円筒形部品を2個結合して円筒形器具を構成することを特徴とする。
    器具の取り付け作業を簡便にする方法として、半円筒形部品の結合部に「ほぞ:凸」と「ほぞ穴:凹」を設けることを特徴とする。ポールを立てた状態でポールの横からポールを挟む要領で「ほぞ:凸」と「ほぞ穴:凹」を互いに差し込むだけでのぼり旗巻き上がり防止器具を完成する。
    尚、発泡スチロールはプラスチックと比較して比重が軽い特性がある。発泡スチロールビーズの比重は倍率を5倍から100倍の範囲で変更することができる。この特性を故意に利用して器具の各部に関する形状や寸法および比重などの値を変更・調整して模倣品を製作することは簡単にできる。
    よって、ここで述べている発泡スチロールの意味は、倍率が5倍から100倍の発泡スチロールを示すものである。
JP2016053050A 2016-02-29 2016-02-29 のぼり旗巻き上がり防止器具 Active JP6551888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053050A JP6551888B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 のぼり旗巻き上がり防止器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016053050A JP6551888B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 のぼり旗巻き上がり防止器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017156732A true JP2017156732A (ja) 2017-09-07
JP6551888B2 JP6551888B2 (ja) 2019-07-31

Family

ID=59809778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016053050A Active JP6551888B2 (ja) 2016-02-29 2016-02-29 のぼり旗巻き上がり防止器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6551888B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018004202T5 (de) 2017-08-15 2020-04-30 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Dampfturbine

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031772U (ja) * 1996-03-26 1996-12-03 株式会社紅屋商店 旗体の巻上・巻付防止具
JP3032147U (ja) * 1996-06-07 1996-12-17 株式会社アルファ 幟の巻き上がり防止具
JP3033671U (ja) * 1996-07-17 1997-01-28 純二 水摩 旗のまくれ上り及びねじれ防止具
JP2002014637A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Akizo Ogawa 幟旗の舞い上がり防止具
JP2003226367A (ja) * 2002-01-30 2003-08-12 Mitsubishi Electric Corp 発泡スチロール梱包材
JP2003314787A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Purote Sangyo Kk パイプカバー
JP2007198113A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Noboru Iwasaki 軽量盛土用ブロックおよび軽量盛土工法
JP3144704U (ja) * 2008-06-13 2008-09-11 美智也 川▲崎▼ のぼり旗の乳輪止め具

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3031772U (ja) * 1996-03-26 1996-12-03 株式会社紅屋商店 旗体の巻上・巻付防止具
JP3032147U (ja) * 1996-06-07 1996-12-17 株式会社アルファ 幟の巻き上がり防止具
JP3033671U (ja) * 1996-07-17 1997-01-28 純二 水摩 旗のまくれ上り及びねじれ防止具
JP2002014637A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Akizo Ogawa 幟旗の舞い上がり防止具
JP2003226367A (ja) * 2002-01-30 2003-08-12 Mitsubishi Electric Corp 発泡スチロール梱包材
JP2003314787A (ja) * 2002-04-25 2003-11-06 Purote Sangyo Kk パイプカバー
JP2007198113A (ja) * 2005-12-26 2007-08-09 Noboru Iwasaki 軽量盛土用ブロックおよび軽量盛土工法
JP3144704U (ja) * 2008-06-13 2008-09-11 美智也 川▲崎▼ のぼり旗の乳輪止め具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112018004202T5 (de) 2017-08-15 2020-04-30 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Dampfturbine

Also Published As

Publication number Publication date
JP6551888B2 (ja) 2019-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6178673B1 (en) Wind responsive display device
US8732999B1 (en) Method and apparatus for mounting banner
JP2017156732A (ja) のぼり旗巻き上がり防止器具
CN103988244A (zh) 支柱型显示装置
US9792842B2 (en) Post flag
JP3123795U (ja) 電柱支線用かずら巻防止具
KR200387082Y1 (ko) 현수식 도로명판
KR200445051Y1 (ko) 현수막 게시장치
KR102255800B1 (ko) 플라스틱 골판지를 이용한 삼각광고대
RU140522U1 (ru) Приспособление для монтажа защитной сетки из полимерных материалов
CN211036771U (zh) 防风交通标示牌
JP3144704U (ja) のぼり旗の乳輪止め具
JP2008003334A (ja) 表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、表示部材及び表示シート
EP3162962B1 (fr) Mât de signalisation de section polygonale ayant des faces ajourees
CN105922932A (zh) 一种警示装置
CN203741738U (zh) 一种水泥制公路标志牌装置
KR20150084398A (ko) 회동가능한 광고용배너 거치대
JP2001282155A (ja) 大型のぼりの下端部留め具
WO2009022285A3 (en) A display device
KR200282040Y1 (ko) 불법광고물 부착 방지용 시이트
CN210896528U (zh) 一种抗强风户外路牌广告架
JP3151588U7 (ja)
KR20170003071U (ko) 광고용 게시물 거치장치
JP2005043774A (ja) 標識取り付け装置
JP3221339U (ja) 旗類掲示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20181122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6551888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250