JP2017155269A - 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017155269A
JP2017155269A JP2016038344A JP2016038344A JP2017155269A JP 2017155269 A JP2017155269 A JP 2017155269A JP 2016038344 A JP2016038344 A JP 2016038344A JP 2016038344 A JP2016038344 A JP 2016038344A JP 2017155269 A JP2017155269 A JP 2017155269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
deposited film
absolute value
conductive substrate
film forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016038344A
Other languages
English (en)
Inventor
細井 一人
Kazuto Hosoi
一人 細井
田澤 大介
Daisuke Tazawa
大介 田澤
康夫 小島
Yasuo Kojima
康夫 小島
一成 大山
Kazunari Oyama
一成 大山
小澤 智仁
Tomohito Ozawa
智仁 小澤
純 大平
Jun Ohira
純 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016038344A priority Critical patent/JP2017155269A/ja
Publication of JP2017155269A publication Critical patent/JP2017155269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】 堆積膜形成中に放電を生起する電圧とは逆極性で放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧を変更することで、堆積膜の特性および均一性の向上が可能となる。
【解決手段】 プラズマCVD法によって導電性基体表面上に堆積膜を形成する堆積膜形成方法であって、放電開始電圧の絶対値以上の絶対値を持つ電圧Vaを印加する期間において、導電性基体の表面へ向かって電源から流れる電流の絶対値の最大値Iaを測定し、
Iaの変化量に応じて放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧Vbの印加条件を変化させることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法に関する。
従来から、非単結晶材料で構成された堆積膜が各種提案されている。例えば、アモルファスシリコンの膜が、電子写真感光体用の堆積膜として用いられている。
近年、電子写真装置の高画質化が強く要求されるようになってきており、これに対応して、電子写真感光体の堆積膜の均一性(堆積膜の膜厚および膜質の均一性)の改善や、堆積膜の帯電特性および光応答特性の向上が強く要求されている。また、電子写真装置の高速化の要求も高まってきており、電子写真感光体の帯電特性を向上させるため堆積膜の膜厚の厚膜化の要求も高まってきている。
従来から用いられている13.56MHzの高周波電源を用いたRFプラズマCVD法に対して、堆積膜の均一性の向上の目的で、定在波やプラズマCVD装置のインピーダンスの影響が小さくなる低周波数でのグロー放電が検討されている。
特許文献1には、300kHz以下の周波数で正および負のいずれか一方のみの極性の矩形波の電圧を用いる技術が開示されている。特許文献1によれば、300kHz以下の低周波数とすることで、堆積膜の均一性が向上するとされている。
また、特許文献2には、300kHz以下の周波数で正および負の両方の極性の矩形波の電圧を用いる技術が開示されている。具体的には、一方の極性の電圧値を放電維持する為の電圧値未満の値とすることにより堆積膜の均一性および堆積膜の帯電特性および光応答特性の向上が良好で、かつ、画像欠陥が抑制できる技術が開示されている。
特許4851448号公報 特許4959029号公報
このような技術により堆積膜の均一性の向上、堆積膜の帯電特性および光応答特性の向上は達成されつつある。しかしながら、画質に対する市場の要求は更に高まってきている。特に軽印刷などのプリントオンデマンド(以下PODと略す)市場やピクトリアル分野においてはその要求は著しく、この分野では堆積膜の帯電特性および光応答特性の面内均一性に対する要求が厳しく、まだ改善の余地が残されていることが分かった。
例えば、特許文献2に開示されている技術では、確かに導電性基体やその近傍のチャージアップの抑制が可能となる。しかし、堆積膜特性の面内均一性や帯電特性および光応答特性の向上が得られたが、更にワンランク上の高いレベルの要求を満足するためには、更なるチャージアップの抑制が必要である。特に、堆積膜の膜厚が厚いような条件の場合、堆積膜形成の時間と共に、条件によっては堆積膜の膜厚方向の抵抗が高くなることでチャージアップの影響を無くすことが難しくなる場合がある。そのため、膜の厚さ方向で膜質が異なるものになったりすることで堆積膜の帯電特性および光応答特性や均一性に影響が出る場合があった。
また、膜堆積速度を高める場合においてもチャージアップの影響を無くすことがより難しくなる場合がある。膜堆積速度を高めるためには、導電性基体に放電開始電圧以上の電圧値を大きくする場合がある。このときプラズマ中の荷電粒子の堆積膜表面への入射が多くなる。この結果、堆積膜表面の電荷の蓄積が多くなり、よりチャージアップの影響を受けやすくなることで膜厚の厚さ方向における膜質への影響が生じやすくなる。
本発明の目的は、アモルファスシリコン半導体膜の堆積膜の帯電特性および光応答特性や膜厚の均一性を向上させる堆積膜形成方法、電子写真感光体の製造方法を提供することにある。
本発明は、プラズマCVD法によって導電性基体上に堆積膜を形成する堆積膜形成方法において、
(i)内部に対向電極を有する減圧可能な反応容器の内部に、前記対向電極と離間させて導電性基体を設置する工程と、
(ii)前記反応容器の内部に堆積膜形成用の原料ガスを導入する工程と、
(iii)放電開始電圧の絶対値以上の絶対値を持つ電圧Vaと前記電圧Vaと逆極性であって、放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧Vbが周波数3kHz以上300kHz以下で繰り返される交播電圧を前記対向電極と前記導電性基体との間に印加することで前記原料ガスを分解し、前記導電性基体上に前記堆積膜を形成する工程と、
を有し
前記電圧Vaを印加する期間において、前記導電性基体の表面へ向かって電源から流れる電流の絶対値の最大値Iaを測定し、
前記Iaが低下した場合、前記電圧Vbの印加強度を増加させることを特徴とする堆積膜形成方法に関する。
本発明では、堆積膜形成中に放電を生起する電圧とは逆極性で放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧を変更することで、堆積膜の帯電特性および光応答性や膜厚の均一性の向上が可能となる。
電源から導電性基体に向かって流れる電流(a)と矩形波の交播電圧(b)とを説明するための図である。 本発明の堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法を実施するための製造装置(プラズマCVD装置)の例を示す模式図である。 従来の堆積膜形成装置の光導電層の形成時において、各パラメーターの時間的推移の一例を示した図である。(a)放電電極に流れる電流Iaの時間的推移、(b)放電電極に印加されるVa、Vbの時間的推移を示した図である。 本発明の堆積膜形成装置の光導電層の形成時において、各パラメーターの時間的推移の一例を示した図である。(a)放電電極に流れる電流Iaの時間的推移、(b)放電電極に印加されるVa、Vbの時間的推移を示した図である。
図1(a)は、電源から導電性基体に向かって流れる電流変化を示している。
図1(b)は、対向電極の電位をアース電位で一定とし、対向電極の電位に対する導電性基体の電位が交互に正と負になるように矩形波の交播電圧を対向電極と導電性基体との間に印加した場合の導電性基体の電位の変化を示している。
図1(b)の例では、対向電極の電位に対する導電性基体の電位が負となるときの対向電極と導電性基体の電位差の絶対値が放電開始電圧の絶対値以上の値(Va)となっている。また、正になるときの対向電極と導電性基体の電位差の絶対値が放電維持電圧の絶対値未満の値(Vb)となっており、VbはVaに対して逆極性の関係にある。図1(b)の例では、対向電極の電位をアース電位としているため、導電性基体の電位が図1(b)に示すように矩形状に変化する。
図1中のTは、矩形波の周期を表しており、矩形波の周波数(パルス周波数)によって決まる。本発明では、周波数3kHz以上300kHz以下の矩形波が用いられる。また、図1中のtaは、対向電極の電位に対す導電性基体の電位がVa(負電位)となっている期間の1周期あたりの時間である。tbは、対向電極の電位に対する導電性基体の電位がVb(正電位)となっている期間の1周期あたりの時間である。本発明では、上記電圧Vaを印加する1周期あたりの時間taを、前記交播電圧の周期Tで除した値(ta/T)をDuty比(%)と定義する。図1の例では、Duty比を80%としている。
このような矩形波の交播電圧は、例えば、電圧Vaと電圧Vbを直流電源から発生させて、スイッチ素子をON/OFF制御し、直流電源からの電圧を時分割パルス状にすることによって得ることができる。スイッチ素子としては、例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラートランジスター)、MOSFETなどの半導体スイッチ素子を用いたものがある。これらのスイッチ素子によれば、Duty比や周波数を変化させることもできる。
図1(b)においては、VaからVbへの切り替わりおよびVbからVaの切り替わりは瞬時に行われるように示している。しかし、一般的な市販電源では、電源回路特性の限界から、VaからVbへの切り替わりおよびVbからVaの切り替わりには、ある程度の時間を要する。その切り替わりに要する時間は、一般的な市販電源においては1μ秒以下の程度である。
また、電圧Vaを印加する期間、図2中の電源221と電力供給端子211との間に電流計220を設置し、導電性基体202の表面へ向かって電源221から流れる負極性の電流値を測定する。負極性の電流値の振幅の絶対値の最大値をIaとする。また、堆積膜形成時の経過時間に対する電流値Iaの変化は、例えばIaを1秒間隔で10秒間取りこんだ10点の平均値から判断する。
電流値Iaは、電子写真感光体の製造時、例えば図3に示すように光導電層の堆積膜形成が進むにつれて経過時間に対するIaの10点平均値をプロットした場合、徐々に低下する場合がある。特に光導電層の膜厚が例えば40μm以上と厚い場合、成膜後半でより低下が顕著になる。この電流値Iaの低下は、電圧Va印加中にプラズマ中の荷電粒子が導電性基体の表面に入射することで発生するチャージアップの影響が原因によるものと考えている。すなわち、導電性基体の表面がチャージアップすると電圧Vaを印加しても電極と導電性基体間の実効電圧値が低下し、それに伴って電流値Iaも低下する。実効電圧値が低下すると異なる膜質の堆積膜が膜厚の厚さ方向に形成されてしまうため特性の低下や均一性の低下が発生してしまう。そのため、本発明では、チャージアップの影響を抑制し実効電圧値がなるべく同じになるように鋭意検討した結果、電流値Iaが低下した場合、電圧Vbの印加強度を増加させることが非常に効果的であることが判明した。これにより、基体上に形成される堆積膜の膜厚が厚い場合特に特性および均一性の向上が可能となる。ここで、電圧の印加強度とは、矩形波の場合、電圧Vbの値と電圧を印加する時間の積をいう(矩形波以外の場合は、電圧Vbの値を時間で積分したものである)。
電圧Vbの印加強度を増加させる具体的な方法は、電圧Vbの絶対値を大きくすることが好ましい。電圧Vaに対して逆極性である電圧Vbを大きくすると正電位にチャージアップした導電性基体の表面はアフターグロー中の荷電粒子により緩和される。
また、正電位にチャージアップした導電性基体の表面はアフターグロー中の荷電粒子により緩和されるという観点では、電圧Vbを印加する期間の時間を長くすることも好ましい例として挙げられる。電圧Vbを印加する期間の時間を長くするには、周波数とDuty比の両方を変化させることが可能であるが、Duty比を下げることが微小なスパーク放電を抑制しながらチャージアップを緩和させることが可能なため好ましい。この微小なスパーク放電は、反応容器内部の部材端部等でチャージアップの程度の違いに起因した電界により生じる現象であり、そのスパークの際の電気的なダメージによって、良好な堆積膜の特性が局所的に低下を引き起こす場合がある。
また、周波数を固定してDuty比を下げることが制御性の観点からより好ましい。
電流値Iaの低下を抑えるという観点からは、印加電圧値Vaを上げることも対策として考えられるが、本発明者らの検討によれば、Vaを上げると反応容器内の部材に比較的大きなスパーク放電が発生しやすくなり特性の低下を引き起こす場合がある。この比較的大きなスパーク放電は、反応容器の内部の対向電極に相当するアース電位の部材に瞬間的に過電流が流れる現象であり、良好な堆積膜の膜形成に悪影響を及ぼし特性の低下を引き起こす場合がある。
このような現象を生じさせないために、本発明では、電流値Iaの低下に対して、Iaの低下を打ち消す方向に電圧Vbの印加条件を変化させることで堆積膜の膜厚方向で均一性が向上する。また、電流値Iaが一定となるように電圧Vbの印加条件を変化させると堆積膜の膜質および均一性向上の観点からより好ましい。電流値Iaが一定とは、初期のIaに対して変化幅を1.0%以内に制御したこととする。
本発明では、基体上(基体の外周面)に、プラズマCVD法によって堆積膜を形成して電子写真感光体を製造する。堆積膜としては、例えば、下部注入阻止層、光導電層、表面層などが挙げられ、これらの層を基体側から順次積層して電子写真感光体を製造することが一般的である。
下部電荷注入阻止層は、基体から光導電層への電荷の注入を抑制(阻止)するための層であり、例えばa−Si系材料により形成される。
光導電層は、電子写真感光体にレーザー光などの像露光光を照射することによって電荷を発生させるための層であり、例えばa−Si系材料により形成される。光導電層の膜厚は、5μm以上100μm以下であることが好ましく、10μm以上80μm以下であることがより好ましい。
表面層は、電子写真感光体の表面を摩耗などから保護するための層である。例えば(水素化)アモルファスシリコンカーバイドや、(水素化)アモルファスシリコンナイトライドや、(水素化)アモルファスカーボンのアモルファスシリコン系の材料により形成される。表面層は、電子写真感光体に照射される像露光光が吸収されることのないように、像露光光に対して十分に広い光学バンドギャップを有していることが好ましい。また、静電潜像を十分に保持しうる抵抗値(好適には1011Ω・cm以上)を有していることが好ましい。
電子写真感光体は、例えば、図2に示すプラズマCVD装置を用いることによって製造することができる。
図2に示すプラズマCVD装置は、プラズマ処理によって導電性基体202Aおよび202B上に堆積膜を形成するための円筒状の反応容器201を備えている。また、導電性基体202Aおよび202Bを保持する基体ホルダー203Aおよび203B、反応容器201内に原料ガスを供給するためのガスブロック219を備えている。ガスブロック219は、対向電極204から取り外しが可能(脱着可能)な構造となっている。また、対向電極204と導電性基体202Aおよび202Bは図2に示すように離間した状態で設置される。
反応容器201の内部には、対向電極204、ベースプレート208および上蓋209により減圧可能な空間(放電空間)が形成されている。対向電極204は、一定の電圧にすることが好ましく、アース電位にする(接地する)ことがより好ましい。対向電極204を一定の電位とすることで、対向電極204と反応容器201中の他の部分との電位差を一定に保つことができるため、製造する電子写真感光体の特性の再現性が向上する。さらに、対向電極204を接地することで、プラズマCVD装置の取り扱いが容易になる。なお、ベースプレート208および上蓋209を接地しない場合には、対向電極204とベースプレート208、上蓋209との間に絶縁性の部材を設けることが好ましい。図2に示すプラズマCVD装置においては、電極204、ベースプレート208および上蓋209のいずれも接地した。
また、図2に示すプラズマCVD装置は、堆積膜形成用の原料ガスの流量を調整するためのマスフローコントローラー(不図示)を内包する原料ガス混合装置214と原料ガス流入バルブ213を備えている。
導電性基体202Aおよび202Bを保持する基体ホルダー203Aおよび203Bは回転可能に支持されている。この回転支持機構は、回転支軸を兼ねた電力供給端子211と、電力供給端子211と歯車で接続されたモーター210とを有している。
図2に示すプラズマCVD装置は、排気系として、反応容器201の排気口に連通された排気配管215と、排気メインバルブ216と、真空ポンプ217とを有している。真空ポンプとしては、例えば、ロータリーポンプ、メカニカルブースターポンプなどが挙げられる。この排気系により、反応容器201に設けられた真空計212を見ながら、反応容器201内を所定の圧力に維持することができる。
電源221からの出力により、導電性基体202A、および202Bと対向電極204との間に、所定の電圧(例えば、3kHz〜300kHzの矩形波の電圧)を印加可能になっている。
導電性基体202Aおよび202Bは、電力供給端子211を経由して、電源221と接続されている。また、電力供給端子211は、絶縁部材205によってベースプレート208から絶縁されている。
堆積膜を形成するための放電空間(減圧可能な空間)は、接地された対向電極204と、接地されたベースプレート208に取り付けられた絶縁板207Bと、接地された上蓋209に取り付けられた絶縁板207Aによって規定されている。
以下、図2に示す製造装置を用いた電子写真感光体の製造方法の一例について説明する。
旋盤などを用いて表面に鏡面加工を施した導電性基体202Aおよび202Bを、基体ホルダー203Aおよび203Bに装着し、反応容器201内の基体加熱用のヒーター(不図示)を包含するように反応容器201内に設置する。
次に、ガス供給装置内の排気を兼ねて、堆積膜形成用の原料ガス流入バルブ213を開き、排気メインバルブ216を開いて、反応容器201内およびガスブロック219内を排気する。真空計212の読みが所定の圧力(例えば0.67Pa)以下になった時点で、加熱用の不活性ガス(例えばアルゴンガス)をガスブロック219から反応容器201に導入する。そして、反応容器201内が所定の圧力になるように加熱用の不活性ガスの流量、排気メインバルブ216の開口、真空ポンプ217の排気速度などを調整する。その後、温度コントローラー(不図示)を作動させて、導電性基体202Aおよび202Bをヒーター(不図示)により加熱し、導電性基体202Aおよび202Bの温度を所定の温度(例えば20〜500℃)に制御する。導電性基体202Aおよび202Bが所定の温度に加熱されたところで、不活性ガスを徐々に止める。これと並行して、堆積膜(アモルファス膜)形成用の原料ガス(例えば、SiH、Siなどの水素化ケイ素ガスや、CH、Cなどの炭化水素ガスなど。少なくとも1種は水素化ケイ素ガスであることが好ましい。)を、また、ドーピングガス(例えば、B、PHなど。)を、原料ガス混合装置214により混合した後に、反応容器201内に徐々に導入する。次に、原料ガス混合装置214内のマスフローコントローラー(不図示)によって、各原料ガスが所定の流量になるように調整する。その際、反応容器201内が所定の圧力(例えば1〜100Pa)に維持されるように真空計212を見ながら、排気メインバルブ216の開口、真空ポンプ217の排気速度などを調整する。
以上の手順によって堆積膜形成の準備を完了した後、導電性基体202Aおよび202B上に堆積膜の形成を行う。具体的には、反応容器201内の圧力(反応容器内の圧力を、以下単に「内圧」とも表記する。)が安定したのを確認した後、電源221から電力供給端子211を経由して導電性基体202Aおよび202Bとの間に電力を供給し、導電性基体202Aおよび102Bと接地された電極204との間に放電を生起させる。上記放電のエネルギーによって反応容器201内に導入した各原料ガスが分解され、導電性基体202Aおよび202Bの上(導電性基体上)に所定の堆積膜が形成される。また、堆積膜の形成を行っている間は、導電性基体202Aおよび202Bをモーター210によって所定の速度で回転させてもよい。
所望の膜厚の堆積膜の形成を行った後、電力の供給を止め、反応容器201への各原料ガスの流入を止めて、反応容器内を一旦高真空になるように排気する。上記のような操作を繰り返し行うことによって、電子写真感光体を製造することができる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
[実施例1]
図2に示す成膜装置を用いて、導電性基体(直径84mm、長さ381mm、厚さ3mmの鏡面加工を施したアルミニウム製の導電性基体)202A、202Bの表面に表1に示す条件で堆積膜を形成することにより電子写真感光体を製造した。図2に示す成膜装置は成膜工程を1回実施することにより1バッチ2本の電子写真感光体が製造される。それを5回繰り返し、5バッチ計10本の電子写真感光体を製造した。
成膜工程では、導電性基体202A、202B表面上に、下部注入阻止層、光導電層、表面層の順に各層を積層した。その際、対向電極204の電位をアース電位で一定とし、対向電極204の電位に対して導電性基体202A、202Bに矩形波電圧を印加した。
本実施例の光導電層の堆積膜形成は、表1に示すように導電性基体202A、202Bに印加する矩形波電圧を周波数が150kHz、Duty比80%で印加した。なお、矩形波の交番電圧は、図1(b)に示したような放電開始電圧の絶対値以上の絶対値を持つ電圧Vaと電圧Vaと逆極性である放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧Vbとなるようにした。そして、表1の電圧値に調整して光導電層の堆積膜形成を開始した。
また、光導電層の堆積膜形成中、電圧Vaを印加する期間に流れる電流の絶対値の最大値Iaを逐次監視して堆積膜形成を行った。本実施例では、Iaを1秒間隔で10秒間取り込んだ10点の平均値を経過時間に対する電流値として取り扱った。そして、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が2.0%となった段階でIaの変化を打ち消す方向に電圧Vbを徐々に大きくしていき初期のIaに対して変化幅が1.0%以内となるようにした。その結果、図4(a)のようにIaが初期のIaに対して光導電層の形成中を通じ変化幅が2.0%以内となるようになった。本実施例では、表1に示すように、光導電層の堆積膜形成中、電圧Vbは、初期の+150Vに対して+170Vと+190Vの2回の変化となった(表1において、光導電層の欄の最下段の記号→は電圧Vbの値の変化の推移を表すものである。以下表3〜8において、記号→は、周波数、Duty比、Vb印加時間に関し同様の目的で使用した。)。
[比較例1]
本比較例では、図3(b)に示すように光導電層の堆積膜形成中、電流値Iaの変化に対して電圧Vbを初期の+150Vに維持したまま堆積膜形成を続ける以外は、実施例1と同じである。
なお、本比較例では、電圧Vaを印加する期間に流れる電流の絶対値の最大値Iaは参考データとして監視した。
その結果、電流値Iaは光導電層の形成終了時には図3(a)のように光導電層初期のIaに対して9.0%の減少が見られた。
[比較例2]
本比較例では、光導電層の堆積膜形成中、電流値Iaの変化に対して電圧Vbを初期の+150Vに維持したままの状態で電圧Vaを変化させる以外は、実施例1と同じである。具体的には、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が2.0%となった段階でIaの変化を打ち消す方向に電圧Vaを徐々に大きくしていき初期のIaに対して変化幅が1.0%以内となるようにした。その結果、Iaが初期のIaに対して光導電層の形成中を通じ変化幅が2.0%以内となるようになった。
本比較例では、光導電層の堆積膜形成中、電圧Vaは、初期の−1500Vに対して−1510V、−1520V、−1535Vの3回の変化となった。
Figure 2017155269
以上説明した方法によって製造した電子写真感光体について下記項目を評価する。
(膜厚均一性)
本実施例および比較例で製造した電子写真感光体の膜厚を以下の測定位置で測定した。軸方向には電子写真感光体の中央部位置を0cm位置とし、両側それぞれ2cm間隔で9点(±2cm,±4cm,±6cm,±8cm,±10cm,±12cm,±14cm,±16cm,±18cm)、0cm位置を含めて合計19点を測定位置とした。
さらに各軸方向位置において周方向に30°間隔で12点、計228点を測定位置とした。この228点で測定された膜厚を平均した値を平均膜厚とし、各測定点の膜厚の最大値と最小値の差分を平均膜厚で除した値について小数点第二位を四捨五入した値を膜厚均一性とした。
測定はHELMUTFISCHER社製のFISCHERSCOPEmms(商品名)にプローブETA3.3Hを装着して渦電流法で行った。値が小さいほど膜厚均一性が良好である。なお、各実施例および比較例の膜厚均一性の値は、それぞれ10本の電子写真感光体のうち、最も値が大きい電子写真感光体の値を採用した。さらに、以下の基準でランク付けを行った。
A:膜厚均一性3.0%未満
B:膜厚均一性3.0%以上4.0%未満
C:膜厚均一性4.0%以上5.0%未満
D:膜厚均一性5.0%以上
ランクDの電子写真感光体を電子写真装置に設置した際に、出力画像で膜厚ムラに応じた濃度差が確認できる場合があるため、本発明の効果が得られていないと判断した。
(光メモリー)
光メモリーについては、以下のように評価した。
製造した電子写真感光体をキヤノン株式会社製iRC6800の改造機に設置した。次に、電子写真感光体の表面電位の測定は、改造機の黒色用現像器に替えて表面電位計(Trek社製表面電位計Model344、プローブModel555−P)を設置して行った。
光メモリーは、まず、ベタ黒画像(静電潜像形成用レーザー非露光)出力動作を行いながら電子写真感光体の表面の暗部電位を測定し、一次帯電器の一次電流とグリッド電圧を調整して、電子写真感光体の表面の暗部電位が+450Vになるように調整した。
次に、ベタ白画像(静電潜像形成用レーザー露光)出力動作を行いながら電子写真感光体の表面の明部電位を測定し、静電潜像形成用レーザーの光量を調整して、電子写真感光体の表面の明部電位が+100Vになるように調整した。
上記の帯電設定およびレーザー露光設定に固定し、A3サイズのベタ黒画像10枚、A3サイズの電子写真感光体1周分のベタ白画像1枚、A3サイズのベタ黒画像1枚、計12枚の連続出力動作を行い、その間の表面電位の測定を行った。電子写真感光体の表面電位の測定は、電子写真感光体の軸方向7点(電子写真感光体の軸方向中心を0mmとして±50mm、±100mm、±150mm)で測定した。なお、電子写真感光体の周方向は9°間隔40点のデータを取得した。
表面電位の測定の後、各軸方向位置でベタ白画像出力動作の1周前の暗部電位とベタ白画像部出力動作の1周後の暗部電位の電子写真感光体の同一周方向位置の電位差を求めた。
次いで、各軸方向位置での電位差の平均値を算出し、最も電位差が大きい値を光メモリーと定義した。なお、各実施例および比較例の値は、それぞれ10本の電子写真感光体の値のうち、値の大きい方を採用した。
電位差が小さいほど、光メモリーが小さく、電子写真特性が良好である。
さらに、以下の基準でランク付けを行った。
A:0.0V以上2.0V未満
B:2.0V以上3.0V未満
C:3.0V以上5.0V未満
D:5.0V以上
ランクDでは、出力画像上で濃度差が明確に確認できるレベルであり、本発明の効果が得られていないと判断した。
以上、実施例1、比較例1〜2の結果を表2に示す。
Figure 2017155269
実施例1は比較例1、2に対し膜厚均一性および光メモリーが大幅に改善された。また実施例1で作製した電子写真感光体をキヤノン株式会社製の複写機(商品名:iRC6800)の改造機に設置して画像を出力したところ、濃度の均一性が高い良好な画像が得られた。比較例2は、電圧Vaを大きくしたことでスパークが発生し、膜厚均一性と光メモリーに影響を及ぼした。
[実施例2]
本実施例では、光導電層の堆積膜形成中、電流値Iaの変化に対して表3に示すように、電圧Vbを初期の+150Vに維持したままDuty比と周波数を変化することで電圧Vbを印加する期間の時間を長くする以外は実施例1と同じである。具体的には、Iaが初期Iaに対して変化幅が2.0%となった段階で初期Iaに対してIaの変化幅が1.0%以内となるよう打ち消す方向に周波数とDuty比を変化させた。具体的な周波数とDuty比の変化方法は、まずDuty比を80%に対して約5%分の4%低下させた後、続いて周波数を150kHzに対して約10%分の15kHz上昇させる変化を繰り返しながら変化させた。その結果、初期の150kHz、80%に対して210kHz、64%にまで変化することとなった。2回目の調整は、まずDuty比を64%に対して約5%分の3%低下させた後、続いて周波数を210kHzに対して約10%分の20kHz上昇させる変化を繰り返しながら変化させた。その結果、210kHz、64%から250kHz、55%にまで変化する結果することとなった。そして、Iaが初期のIaに対して光導電層の形成中を通じ変化幅が2.0%以内となるようになった。
本実施例では、光導電層の堆積膜形成中、周波数とDuty比は、初期の150kHz、80%に対して210kHz、64%、と250kHz、55%の2回の変化となった。そして、Vbを印加する期間の時間は初期の1.3μsecに対して、1.7μsec、と1.8μsecの2回の変化となった。
Figure 2017155269
[実施例3]
本実施例では、光導電層の堆積膜形成中、電流値Iaの変化に対して表4に示すように、電圧Vbを初期の+150Vに維持したまま周波数とDuty比を変化することで電圧Vbを印加する期間の時間を長くする以外は実施例1と同じである。具体的には、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が2.0%となった段階で初期のIaに対してIaの変化幅が1.6%以内となるよう打ち消す方向にまず周波数を変化させた。続いてDuty比を初期のIaに対して変化幅が1.0%以内となるよう打ち消す方向にDuty比を変化していった。その結果、Iaが初期のIaに対して光導電層の形成中を通じ変化幅が2.0%以内となるようになった。
本実施例では、光導電層の堆積膜形成中、周波数とDuty比は、初期の150kHz、80%に対して100kHz、75%、と75kHz、70%の2回の変化となった。そして、Vbを印加する期間の時間は初期の1.3μsecに対して、2.5μsec、と4.0μsecの2回の変化となった。
Figure 2017155269
[実施例4]
本実施例では、表5のように周波数を150kHzに固定した状態でDuty比を変化させる以外は実施例3と同様にした。
なお、Duty比の変化は、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が2.0%となった段階でIaの変化が1.0%以内となるよう打ち消す方向にDuty比を変化していった。
その結果、Duty比は初期の80%に対して75%、70%、65%の3回の変化となり、Vbを印加する期間の時間は初期の1.3μsecに対して1.7μsec、2.0μsec、2.3μsecの3回の変化となった。
Figure 2017155269
[実施例5]
本実施例では、表6のように周波数とDuty比を変化させる以外は実施例3と同様にした。
その結果、光導電層の堆積膜形成中、周波数とDuty比は、初期の150kHz、80%に対して100kHz、85%、と50kHz、90%の2回の変化となった。そして、Vbを印加する期間の時間は初期の1.3μsecに対して、1.5μsec、と2.0μsecの2回の変化となった。
Figure 2017155269
[実施例6]
本実施例では、表7のようにDuty比を80%に固定した状態で周波数を変化させる以外は実施例3と同様にした。
なお、周波数の変化は、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が2.0%となった段階でIaの変化が1.0%以内となるよう打ち消す方向に周波数を変化していった。
その結果、周波数は初期の150kHzに対して100kHz、75Hzの2回の変化となり、Vbを印加する期間の時間は初期の1.3μsecに対して2.0μsec、2.7μsecの2回の変化となった。
Figure 2017155269
[実施例7]
本実施例では、光導電層の堆積膜形成中、経過時間に対する電流値Iaが1.0%以下の一定に低減するようにする以外は実施例1と同じである。具体的には、電流値Iaが初期のIaに対して光導電層の形成中を通じ1.0%以内の一定になるように電圧Vbを連続的に大きくして調整した。
[実施例8]
本実施例では、印加電圧VbとDuty比を表8のように変化させる以外は実施例1と同じである。具体的には、光導電層を形成する総時間に対して初期から2/3の期間は印加電圧Vbを変化させ、2/3から終了までの期間はDuty比を変化させてIaの変化を制御した。
その結果、光導電層の堆積膜形成の前半、周波数とDuty比は150kHz、80%に固定した状態で印加電圧Vbを、初期の+150Vに対して+170Vの1回の変化となった。その後、光導電層の堆積膜形成の後半において、印加電圧Vbを+150Vに固定した状態でDuty比が80%に対して75%、70%の2回の変化となった。Vbを印加する期間の時間を1.3μsecに対して、1.5μsec、2.0μsec、の2回の変化となった。
Figure 2017155269
以上、実施例2〜8の結果を表9に示す。
Figure 2017155269
実施例2〜8では比較例1〜2に対して膜厚均一性および光メモリーが大幅に改善された。また実施例2〜8で作製した電子写真感光体をキヤノン株式会社製の複写機(商品名:iRC6800)の改造機に設置して画像を出力したところ、濃度の均一性が高い良好な画像が得られた。
実施例2〜6では、Vbを印加する期間の時間を長くすることで膜厚均一性および光メモリーが改善されたが、周波数を固定した実施例4では、制御性の点が実施例2〜3、実施例5〜6に比べて良好であった。
実施例7では、電流値Iaが初期のIaに対して変化幅が1.0%以内の一定になるように制御することで膜厚均一性および光メモリーが特に大幅に改善された。
201 反応容器
202 導電性基体
202A 上側導電性基体
202B 下側導電性基体
203A 基体ホルダー
203B 基体ホルダー
204 対向電極
205 絶縁部材
207A 絶縁板
207B 絶縁板
208 ベースプレート
209 上蓋
210 モーター
211 電力供給端子
212 真空計
213 原料ガス流入バルブ
214 原料ガス混合装置
215 排気配管
216 排気メインバルブ
217 真空ポンプ
219 ガスブロック
220 電流計
221 電源

Claims (7)

  1. プラズマCVD法によって導電性基体上に堆積膜を形成する堆積膜形成方法において、
    (i)内部に対向電極を有する減圧可能な反応容器の内部に、前記対向電極と離間させて導電性基体を設置する工程と、
    (ii)前記反応容器の内部に堆積膜形成用の原料ガスを導入する工程と、
    (iii)放電開始電圧の絶対値以上の絶対値を持つ電圧Vaと、前記電圧Vaと逆極性であって、放電維持電圧の絶対値未満の絶対値を持つ電圧Vbが周波数3kHz以上300kHz以下で繰り返される交播電圧を前記対向電極と前記導電性基体との間に印加することで前記原料ガスを分解し、前記導電性基体上に前記堆積膜を形成する工程と、
    を有し、
    前記電圧Vaを印加する期間において、前記導電性基体の表面へ向かって電源から流れる電流の絶対値の最大値Iaを測定し、
    前記Iaが低下した場合、前記電圧Vbの印加強度を増加させることを特徴とする堆積膜形成方法。
  2. 前記電圧Vbの印加強度を増加させることが、前記電圧Vbの絶対値を大きくすることである請求項1に記載の堆積膜形成方法。
  3. 前記電圧Vbの印加強度を増加させることが、前記電圧Vbを印加する期間の時間を長くすることである請求項1または2に記載の堆積膜形成方法。
  4. 前記電圧Vaを印加する期間の時間taを前記交播電圧の周期Tで除した値(ta/T)で定義されるDuty比を下げることによって前記電圧Vbを印加する期間の時間を長くする請求項3に記載の堆積膜形成方法。
  5. 前記周波数を固定して前記Duty比を下げる請求項4に記載の堆積膜形成方法。
  6. 前記周波数を下げることによって前記電圧Vbを印加する期間の時間を長くする請求項3または4に記載の堆積膜形成方法。
  7. 前記請求項1〜6のいずれか1項に記載の堆積膜形成方法に従って、導電性基体の表面上に光導電層を含むアモルファスシリコン系の電子写真感光体を製造することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
JP2016038344A 2016-02-29 2016-02-29 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法 Pending JP2017155269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038344A JP2017155269A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016038344A JP2017155269A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017155269A true JP2017155269A (ja) 2017-09-07

Family

ID=59808151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016038344A Pending JP2017155269A (ja) 2016-02-29 2016-02-29 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017155269A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10534306B2 (en) 2017-12-08 2020-01-14 Kyocera Corporation Base body, electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10534306B2 (en) 2017-12-08 2020-01-14 Kyocera Corporation Base body, electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08225947A (ja) プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2003073836A (ja) 真空処理方法及び真空処理装置
JP2017155269A (ja) 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法
JPH07288192A (ja) プラズマ処理装置
JP5943725B2 (ja) 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法
JP2013109148A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP6039429B2 (ja) 堆積膜形成方法および電子写真感光体の製造方法
JP2016176100A (ja) 堆積膜形成方法
JP3402952B2 (ja) 堆積膜形成方法及び堆積膜形成装置
WO2013038467A1 (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2003313668A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003024772A (ja) プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP2007119840A (ja) 堆積膜形成方法及び装置、ならびにそれを用いた電子写真感光体
JP2014162955A (ja) 堆積膜形成方法、電子写真感光体の製造方法および堆積膜形成装置
JP2004193328A (ja) プラズマ処理方法
JP2016085298A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2013061621A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2001319883A (ja) 堆積膜の製造方法
JP2002080971A (ja) 真空処理装置、真空処理方法及び基体ホルダー
JPH11181571A (ja) 堆積膜形成方法および装置
JP2006126473A (ja) 堆積膜形成方法および電子写真感光体
JP2008214659A (ja) 堆積膜の形成方法
JP2013064950A (ja) 電子写真感光体の製造方法
JP2001316825A (ja) プラズマcvd法による堆積膜形成装置及びこれを用いた堆積膜形成方法
JP2017215461A (ja) 電子写真感光体の形成方法