JP2017154663A - 自動操舵制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動操舵処理の異常終了時において車両の挙動を乱さずに手動操舵に移行することのできる自動操舵制御装置を提供する。
【解決手段】自動操舵制御装置は、車両の直前の道路の形状に応じた操舵の指示値を算出する指示値演算部、および前記車両が将来走行する道路の形状に応じた操舵の推定指示値を算出する推定指示値演算部、を備える操舵指示装置と、過去の所定の期間中において前記推定指示値演算部から受信した前記推定指示値を記憶する記憶部、および前記操舵指示装置が正常に動作している場合には前記指示値を出力し、前記操舵指示装置の動作異常を検出した場合には前記記憶部に記憶されている前記推定指示値のうち、前記車両が現在走行中である地点に対応する前記推定指示値を出力する切替部、を備える操舵制御装置と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の自動操舵制御装置に関する。
例えば特開2000−377980号公報に開示されているように、車両前方の道路の形状等の車両の周囲の環境を認識する外部環境認識装置を備え、当該装置の認識結果に基づいて自動的に車両の操舵を行う自動操舵制御装置が知られている。
特開2000−377980号公報
自動操舵制御装置において、例えばケーブルの断線等により外部環境認識装置への電力の供給が断たれるなどして外部環境認識装置の認識結果に基づく自動操舵処理の実行が不可能となった場合、自動的な操舵が即時に異常終了する。このため、車両の運転者が警告音等により自動操舵の異常終了を認識して手動操舵を開始するまでの間、車両の操舵が行われないため、車両の挙動が乱れてしまう場合がある。
本発明は前述した問題を解決するものであり、自動操舵処理の異常終了時において車両の挙動を乱さずに手動操舵に移行することのできる自動操舵制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の自動操舵制御装置は、自動操舵システムを備える車両において操舵装置の動作を制御する自動操舵制御装置であって、前記車両の外部環境情報および前記車両が走行している道路の地図情報の少なくとも一方の最新の情報に基づいて、前記車両の直前の道路の形状に応じた最新進路を算出し、当該最新進路に沿って前記車両を走行させるために前記操舵装置に出力する指示値を算出する指示値演算部、前記外部環境情報および前記地図情報の少なくとも一方の情報に基づいて、前記車両が将来走行する道路の形状に応じた将来進路を算出し、当該将来進路に沿って前記車両を走行させる場合に前記操舵装置に出力すべきと推定される推定指示値を算出する推定指示値演算部、を備える操舵指示装置と、過去の所定の期間中において前記推定指示値演算部から受信した前記推定指示値を記憶する記憶部、前記操舵指示装置が正常に動作している場合には前記指示値を出力し、前記操舵指示装置の動作異常を検出した場合には前記記憶部に記憶されている前記推定指示値のうち、前記車両が現在走行中である地点に対応する前記推定指示値を出力する切替部、および前記切替部から出力される前記指示値または前記推定指示値に基づいて前記操舵装置の動作を制御する操舵制御部、を備える操舵制御装置と、を有する。
本発明によれば、自動操舵処理の異常終了時において車両の挙動を乱さずに手動操舵に移行することのできる自動操舵制御装置を実現できる。
自動操舵制御装置の構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶される推定指示値を説明する図である。 自動操舵制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示す本実施形態の自動操舵制御装置1は、自動操舵システム100を備える車両に搭載され、当該車両が備える操舵装置9の動作を制御する装置である。操舵装置9は、例えば電動アクチュエータを備え、電動アクチュエータの出力により車両の舵角を変化させる電動パワーステアリング装置である。自動操舵制御装置1は、操舵装置9を制御することにより、自動操舵システムによる車両の自動運転機能および運転支援機能を実現する。
自動操舵システム100は、自動操舵制御装置1の他に報知部5、外部環境認識装置2、および地図情報認識装置4を備える。
報知部5は、例えば画像や文字を表示する表示装置、光を発する発光装置、音を発するスピーカ、振動を発するバイブレータ、またはこれらの組み合わせ、を含み、自動操舵システム100から使用者に対して情報を出力する。
外部環境認識装置2は、車両の外部環境を認識するセンサーからの情報に基づいて車両前方の走行路の形状や、走行路上および走行路の周囲に存在する物体の存在を認識する。
外部環境認識装置2は、例えば車両前方を視野内に収めるステレオカメラを備え、ステレオカメラによって撮像された画像に既知の画像処理等を施すことによって、車両前方の環境を認識する。具体的には、外部環境認識装置2は、車両の走行路に沿って路面上に設けられた線状標示を認識する。線状標示とは、車両通行帯を示すために車両通行帯の左右の境界に沿って路面上に形成された線状や破線状の道路標示である。ステレオカメラを用いた車両前方の環境を認識する装置は公知であるため、詳細な構成の説明を省略する。
また、地図情報認識装置4は、衛星測位システム、慣性航法装置および路車間通信の少なくとも一つを用いて車両の現在位置(緯度、経度)を検出する測位装置4aと、地図情報を記憶する地図情報記憶部4bと、を備える。地図情報には、道路の曲率、縦断面勾配、他の道路との交差の様子等の道路の形状を示す情報が含まれる。
地図情報認識装置4は、測位装置4aにより検出された車両の現在位置と、地図情報記憶部4bが記憶している地図情報と、に基づいて、車両前方の走行路の形状を認識する。
自動操舵システム100は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4により認識される車両の走行路の形状の情報に基づいて、自動操舵制御装置1により車両が走行路の形状に沿って走行するように操舵装置9の動作を制御する。
自動操舵制御装置1は、操舵指示装置10および操舵制御装置20を備える。
概略的には、操舵指示装置10は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4の一方または双方により認識される車両の走行路の形状の情報と、車両の現在の速度やヨーレート等の車両の挙動の情報と、に基づいて指示値を算出し出力する。ここで指示値とは、車両が走行路の形状に沿って走行するように、操舵装置9が実行すべき操舵の目標値となる情報である。指示値は、例えば操舵装置9が発生すべき操舵トルクの値であってもよいし、また例えば操舵装置9が変更すべき目標舵角の値であってもよい。
また、概略的には、操舵制御装置20は、操舵指示装置10が算出した指示値に基づいて、操舵装置9の動作を制御する。例えば、指示値が操舵トルクの値である場合には、操舵制御装置20は、操舵装置9により指示値に応じた操舵トルクを発生させる。また例えば、指示値が目標舵角である場合には、舵角が目標舵角となるように操舵装置9を動作させる。
次に、操舵指示装置10の詳細について説明する。操舵指示装置10は、CPU、ROM、RAM、入出力装置等がバスに接続されたコンピュータより構成されている。操舵指示装置10は、指示値演算部11および推定指示値演算部12を備える。操舵指示装置10が備えるこれらの構成は、個々の機能を実行する別個のハードウェアとして実装されていてもよいし、所定のプログラムをCPUが実行することによって個々の機能が達成されるようにソフトウェア的に実装されていてもよい。
指示値演算部11は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4の一方または双方により認識される車両の走行路の形状の最新の情報に基づいて、現時点において車両が進むべき進路である最新進路を算出し、当該最新進路に沿って車両を走行させるために操舵装置9に与えるべき指示値を算出する。
すなわち、指示値演算部11は、最新の車両前方の道路形状をステレオカメラ等の外部環境認識装置2や地図情報認識装置4を用いて認識し、この最新の認識結果における道路形状に沿って車両を走行させるために操舵装置9が即時に行うべき操舵の目標値となる指示値を算出する。
指示値演算部11は、所定の周期ΔTで指示値を算出し操舵制御装置20に出力する。所定の周期ΔTの値は特に限定されるものではないが、本実施形態では一例として、操舵指示装置10が指示値を算出し出力する周期ΔTは10ミリ秒とする。なお、所定の周期ΔTの値は可変であってもよい。
推定指示値演算部12は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4の一方または双方により認識される車両の走行路の形状の情報に基づいて、車両が将来走行すると予測される将来進路を算出し、当該将来進路に沿って車両を走行させる場合に操舵装置9に与えるべき推定指示値を算出する。ここで将来とは、現時点から所定の時間Xが経過した時点であってもよいし、車両が現在位置している地点から所定の距離D1を走行した時点であってもよい。なお、所定の時間Xまたは所定の距離D1は可変であってもよい。
例えば、推定指示値演算部12は、車両進行方向の道路形状をステレオカメラ等の外部環境認識装置2や地図情報認識装置4を用いて認識し、現在から所定の時間Yが経過するまでに認識した道路形状に沿って車両が走行する場合の進路である将来進路を算出する。そして、推定指示値演算部12は、現在から前記時間Yよりも短い所定の時間Xが経過した時点において、将来進路に沿って車両を走行させるために操舵装置9が行うべき操舵の目標値となる推定指示値を算出する。
また例えば、推定指示値演算部12は、車両進行方向の道路形状をステレオカメラ等の外部環境認識装置2や地図情報認識装置4を用いて認識し、認識した道路形状に沿って車両が現在位置している地点から所定の距離D2を走行するまでの進路である将来進路を算出する。そして、推定指示値演算部12は、車両が現在の地点から前記距離D2よりも短い所定の距離D1を走行した時点において、将来進路に沿って車両を走行させるために操舵装置9が行うべき操舵の目標値となる推定指示値を算出する。
推定指示値演算部12は、指示値演算部11の指示値の算出動作と同期して、所定の周期ΔTで推定指示値を算出し操舵制御装置20に出力する。
本実施形態では一例として、推定指示値演算部12は、所定の時間であるX秒後が経過した時点における推定指示値を算出する。また本実施形態では一例として、X秒は5秒である。
次に、操舵制御装置20の詳細について説明する。操舵制御装置20は、CPU、ROM、RAM、入出力装置等がバスに接続されたコンピュータより構成されており、操舵装置9を制御する。
操舵制御装置20は、記憶部21、異常診断部22、切替部23および操舵制御部24を備える。
記憶部21は、過去の所定の期間中において推定指示値演算部12から受信した推定指示値を記憶する。本実施形態では一例として、現在から所定の時間X秒だけ過去までの所定の期間において推定指示値演算部12から受信した推定指示値を記憶する。
前述のように本実施形態では、推定指示値演算部12は、現在から所定の時間X秒が経過した後の車両の操舵に対応する推定指示値を周期ΔT秒ごとに出力する。したがって、図2に示すように、記憶部21は、過去のX秒間に受信したX/ΔT[個]の推定指示値を記憶する。そして、記憶部21は、新たな推定指示値を受信した場合には、記憶している最も古い時刻に受信した推定指示値を削除する。前述のように本実施形態では、所定の時間Xは5秒であり、所定の周期ΔTは10ミリ秒である。したがって記憶部21は、過去5秒間において受信した500個の推定指示値を記憶する。
図2において、t[秒]は各推定指示値の受信時刻であり、t=0が現在である。以下では、記憶部21に記憶されている複数の推定指示値について、t=−(X/ΔT)=−5において受信した最も古い推定指示値をDATA(1)とし、DATA(1)の次に古い推定指示値をDATA(2)とするように、符号を付す。すなわち、最新の推定指示値はDATA(500)であり、DATA(500)の10ミリ秒前に受信した推定指示値はDATA(499)である。
図2では、記憶部21の記憶領域を上下方向に並ぶ複数段の棚に例え、最下段を最も古いDATA(1)が記憶される段とし、新しい推定指示値であるほど上の段に記憶されるものとする。この場合、記憶部21は、新たな推定指示値を受信した場合には、最下段のDATA(1)の内容を削除して、残りの全て段の記憶内容を1段下にずらして記憶する。そして、新たに受信した推定指示値を最上段のDATA(500)に記憶する。
なお、図2は説明のために示したものであり、記憶部21が複数の推定指示値を記憶する形態が図2によって限定されるものではない。記憶部21は、記憶している過去の所定の期間中において受信した全ての推定指示値について、個々の受信時期を後述する切替部23が認識可能な状態で記憶していればよい。図2に示した例では、推定指示値が収められている段によって、切替部23はその推定指示値を受信した時期を認識することができるが、例えば記憶部21は、推定指示値を受信時刻と共に記憶しており、切替部23は、この受信時刻の値から個々の推定指示値の受信時期を認識してもよい。
異常診断部22は、操舵指示装置10の動作が正常であるか否かを検出する。異常診断部22は、例えば操舵指示装置10からの指示値の出力が途絶えた場合に、操舵指示装置10の動作は正常ではなく異常であると判定する。操舵指示装置10の動作の異常は、例えば操舵指示装置10への電力供給が失われた場合や、操舵指示装置10と操舵制御装置20との間の通信経路が断たれた場合に発生し得る。また、操舵指示装置10の動作の異常は、外部環境認識装置2または地図情報認識装置4による道路形状の認識が不可能となった場合にも発生し得る。
なお、操舵指示装置10の動作が正常であるか否かを判定する診断装置は操舵制御装置20の外部に設けられていてもよい。この場合、異常診断部22は、この操舵制御装置20の外部に設けられた診断装置から出力される信号に基づいて、操舵指示装置10の動作が正常であるか否かを検出する。
切替部23は、操舵指示装置10が正常に動作している場合には操舵指示装置10から受信した指示値を後述する操舵制御部24に出力し、操舵指示装置10の動作異常が検出された場合には車両が現在走行中である地点に対応して過去に推定指示値演算部12が算出した推定指示値を記憶部21から読み出して操舵制御部24に出力する。操舵指示装置10が正常に動作しているか否かは、前述のように、異常診断部22により検出される。
具体的に本実施形態では、切替部23は、異常診断部22により操舵指示装置10が正常に動作していると判定されている場合には、切替部23は指示値演算部11により算出された指示値を操舵制御部24に出力する。そして本実施形態では、切替部23は、異常診断部22により操舵指示装置10の動作が異常であると判定された場合に、指示値の出力を停止し、記憶部21に記憶されている推定指示値を、最も古いDATA(1)から最も新しいDATA(500)まで順次に所定の周期ΔTで読み出して操舵制御部24に出力する。
操舵制御部24は、切替部23から出力される指示値または推定指示値に基づいて操舵装置9の動作を制御する。
次に、以上に説明した構成を有する自動操舵制御装置1の動作について図3に示すフローチャートを参照して説明する。自動操舵制御装置1は、図3に示す処理を車両の走行時に実行する。
自動操舵制御装置1は、まずステップS100において、指示値演算部11による指示値の算出処理と、推定指示値演算部12による推定指示値の算出処理を開始する。また、ステップS100では、推定指示値演算部12が出力した推定指示値の記憶部21への記憶を開始する。
そして、ステップS110に示すように、車両の運転者による、自動操舵を開始する指示操作が入力されるまで待機する。なお、ステップS110は、ステップS100より先に行われてもよい。すなわち、運転者による自動操舵を開始する指示操作が入力された後に、指示値および推定指示値の算出と、推定指示値の記憶を開始してもよい。
自動操舵制御装置1は、運転者による自動操舵を開始する指示操作が入力されたと判定した場合に、ステップS120以降の処理を開始する。
ステップS120では、自動操舵制御装置1は、操舵支援処理を開始する。操舵支援処理は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4により認識される車両の走行路の形状の情報に基づいて操舵装置9を制御し、車両の走行路からの逸脱を防止するように運転者による操作を補助する、いわゆるレーンキープアシストである。すなわち、ステップS120の実行時点では、自動操舵は開始されておらず、いわゆる手放し運転は不可能な状態である。
次に、ステップS130では、自動操舵制御装置1は、記憶部21に、過去の所定のX秒間に推定指示値演算部12から受信した推定指示値が記憶されているか否かを判定する。本実施形態では、記憶部21に、最も古いDATA(1)から最も新しいDATA(500)まで500個の推定指示値が記憶されているか否かを判定する。
ステップS130において、記憶部21に、過去の所定のX秒間に推定指示値演算部12から受信した推定指示値が記憶されていると判定した場合には、自動操舵制御装置1は、ステップS140に移行する。すなわち、自動操舵制御装置1は、記憶部21に過去の所定のX秒間に推定指示値演算部12から受信した推定指示値が記憶されるまでは、自動操舵を開始せずに、操舵支援を実行する。
ステップS140では、自動操舵制御装置1は、指示値演算部11により算出された指示値に基づいて操舵装置9を制御する自動操舵処理を開始する。ステップS140の実行時点においては、切替部23は、指示値を操舵制御部24に出力する。ステップS140の実行により、いわゆる手放し運転が可能となる。
自動操舵処理の実行中は、ステップS150およびステップS160に示すように、自動操舵制御装置1は、運転者による自動操舵を終了する指示操作の入力の有無の判定、および操舵指示装置10の動作異常の有無の判定を繰り返し行う。
ステップS150において、運転者による自動操舵を終了する指示操作の入力を検出した場合には、自動操舵制御装置1はステップS190に移行し、自動操舵処理を終了する。
また、ステップS160において、異常診断部22により操舵指示装置10の動作が異常であることを検出した場合には、自動操舵制御装置1は、ステップS170に移行する。
ステップS170では、自動操舵制御装置1は、報知部5を介して、操舵指示装置10の動作が異常であることを運転者に知らせる。また、ステップS170では、自動操舵制御装置1は、次に述べるステップS180の推定指示値に基づく自動操舵を、所定のX秒間行うことを、報知部5を介して運転者に知らせる。
そして、ステップS180では、自動操舵制御装置1は、記憶部21に記憶されている推定指示値に基づく自動操舵処理を開始する。すなわち、ステップS180では、切替部23は、指示値の出力を停止し、車両が現在走行中である地点に対応して過去に推定指示値演算部12が算出した推定指示値を記憶部21から読み出して操舵制御部24に出力する。
具体的に本実施形態では、切替部23は、指示値の出力を停止し、記憶部21に記憶されている推定指示値を、最も古いDATA(1)から最も新しいDATA(500)まで順次に所定の周期ΔTで読み出して操舵制御部24に出力する。
記憶部21に記憶されている最も古い推定指示値DATA(1)は、操舵指示装置10の動作異常が検出された時点からX秒前(5秒前)において、X秒後(5秒後)の将来進路に沿って車両を走行させるために操舵装置9が行うべき操舵の目標値である。すなわち、記憶部21に記憶されている最も古い推定指示値DATA(1)は、操舵指示装置10の動作異常が検出された時点において車両が位置している道路の形状に対応して車両を走行させるための操舵の目標値である。
同様に、過去においてDATA(1)の算出のΔT秒後に算出されたDATA(2)は、操舵指示装置10の動作異常が検出された時点からΔT秒後において車両が位置している道路の形状に対応して車両を走行させるための操舵の目標値である。
したがって、記憶部21に記憶されている推定指示値を古いものから所定の周期ΔTで順次に操舵制御部24に出力して、自動操舵処理を実行すれば、車両は、所定の時間であるX秒前に予測した将来進路に沿って走行する。この推定指示値に基づく将来進路に沿った自動操舵は、所定の時間X秒間だけ継続可能である。なお、ステップS180における推定指示値に基づく自動操舵処理の実行中は、自動操舵制御装置1は、ステップS170の報知部5による報知動作を継続する。
ステップS180の実行の後、所定の時間X秒が経過した後は、ステップS190に移行し、自動操舵制御装置1は自動操舵処理を終了する。
以上に説明したように、本実施形態の自動操舵制御装置1は、車両が将来走行する道路の形状に応じた将来進路を算出し、当該将来進路に沿って車両を走行させる場合に操舵装置9に出力すべきと推定される推定指示値を算出する推定指示値演算部12と、過去の所定の期間中において推定指示値演算部12から受信した推定指示値を記憶する記憶部21とを備える。そして、自動操舵制御装置1は、外部環境認識装置2および地図情報認識装置4による道路形状の認識動作の異常を検出した場合に、記憶部21に記憶されている推定指示値のうち、車両が現在走行中である地点に対応する推定指示値を用いて操舵装置9を制御する。
このため、本実施形態の自動操舵制御装置1は、例えばケーブルの断線等により外部環境認識装置2への電力の供給が断たれるなどして外部環境認識装置2の認識結果に基づく自動操舵処理の実行が不可能となった後も、記憶部21に記憶されている推定指示値に基づいて所定の期間は自動操舵処理を継続することができる。この推定指示値に基づく自動操舵処理の実行期間中に、運転者は手動による操舵を開始することができるため、自動操舵処理が異常終了する場合における車両の挙動の乱れを防止することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う自動操舵制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 自動操舵制御装置、
2 外部環境認識装置、
4 地図情報認識装置、
4a 測位装置、
4b 地図情報記憶部、
5 報知部、
9 操舵装置、
10 操舵指示装置、
11 指示値演算部、
12 推定指示値演算部、
20 操舵制御装置、
21 記憶部、
22 異常診断部、
23 切替部、
24 操舵制御部、
100 自動操舵システム。

Claims (2)

  1. 自動操舵システムを備える車両において操舵装置の動作を制御する自動操舵制御装置であって、
    前記車両の外部環境情報および前記車両が走行している道路の地図情報の少なくとも一方の最新の情報に基づいて、前記車両の直前の道路の形状に応じた最新進路を算出し、当該最新進路に沿って前記車両を走行させるために前記操舵装置に出力する指示値を算出する指示値演算部、
    前記外部環境情報および前記地図情報の少なくとも一方の情報に基づいて、前記車両が将来走行する道路の形状に応じた将来進路を算出し、当該将来進路に沿って前記車両を走行させる場合に前記操舵装置に出力すべきと推定される推定指示値を算出する推定指示値演算部、
    を備える操舵指示装置と、
    過去の所定の期間中において前記推定指示値演算部から受信した前記推定指示値を記憶する記憶部、
    前記操舵指示装置が正常に動作している場合には前記指示値を出力し、前記操舵指示装置の動作異常を検出した場合には前記記憶部に記憶されている前記推定指示値のうち、前記車両が現在走行中である地点に対応する前記推定指示値を出力する切替部、および
    前記切替部から出力される前記指示値または前記推定指示値に基づいて前記操舵装置の動作を制御する操舵制御部、
    を備える操舵制御装置と、
    を有することを特徴とする自動操舵制御装置。
  2. 前記指示値演算部は、所定の周期で前記指示値を算出し、
    前記推定指示値演算部は、前記指示値演算部と同期して前記所定の周期で現在から所定の時間後における前記推定指示値を算出し、
    前記記憶部は、現在から前記所定の時間だけ過去までの間において受信した前記推定指示値を記憶し、
    前記切替部は、前記操舵指示装置の動作異常を検出した場合には前記記憶部に記憶されている前記推定指示値のうちから、最も古いものから順次に前記所定の周期で読み出して前記操舵制御部に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動操舵制御装置。
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