JP2019139484A - 車両制御装置 - Google Patents

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弘文 金▲崎▼
Hirofumi Kanezaki
弘文 金▲崎▼
堀井 宏明
Hiroaki Horii
宏明 堀井
忠彦 加納
Tadahiko Kano
忠彦 加納
純 落田
Jun Ochita
純 落田
ロイ カ
Luwei Jia
ロイ カ
長岡 伸治
Shinji Nagaoka
伸治 長岡
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Abstract

【課題】道路の状態を示す複数種類の情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上可能な車両制御装置を提供する。【解決手段】車両制御装置10は、自車両100の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報Ie1、及び、自車両100の走行エリア102を含む地図を示す第2外界情報Ie2のうち、優先されたいずれか一方の外界情報を用いて自車両100の走行制御を行う車両制御部80を備える。車両制御部80は、道路104の形状に関する外界情報の場合には第1外界情報Ie1を、道路標識114に関する外界情報の場合には第2外界情報Ie2をそれぞれ優先して用いる。【選択図】図3

Description

本発明は、外界情報を用いて自車両の走行制御を行う車両制御装置に関する。
従来から、外界情報を用いて自車両の走行制御を行う技術(自動運転技術又は運転支援技術)が開発されている。例えば、複数の情報源から取得された外界情報の取扱方法が種々提案されている。
特許文献1では、カメラの周辺映像を用いて検出された自車位置の特徴に基づいて、ナビゲーション装置により算出・表示された自車位置を修正する装置が提案されている。
特許文献2では、カメラ画像を用いて左右白線に関する情報の推定処理を試みた結果、一方の白線のみを推定できた場合、推定できなかった他方の白線に関する情報を地図データが示す白線情報を用いて車線を認識する装置が提案されている。
特開平09−152348号公報 特許第4392389号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2で提案される装置では、複数の情報源から複数種類の情報を同時に取得できた場合、これらの情報をどのような優先度で取り扱うのかが考慮されていない。
本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、道路の状態を示す複数種類の情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上可能な車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、自車両の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報を取得する第1情報取得部と、前記自車両の走行エリアを含む地図を示す第2外界情報を取得する第2情報取得部と、前記第1情報取得部により取得された前記第1外界情報及び前記第2情報取得部により取得された前記第2外界情報のうち、優先されたいずれか一方の外界情報を用いて前記自車両の走行制御を行う車両制御部と、を備え、前記車両制御部は、道路の形状に関する外界情報の場合には前記第1外界情報を、道路標識に関する外界情報の場合には前記第2外界情報をそれぞれ優先して用いる。
このように、道路の形状に関して第1外界情報を優先することで鮮度が高い情報を用いた適切な走行制御を、道路標識に関して第2外界情報を優先することで外界状態に依存しない高い確度の情報を用いた適切な走行制御をそれぞれ実行可能となる。これにより、道路の状態を示す複数種類の情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上させることができる。
また、前記車両制御部は、時間の経過に伴って標示内容が変化し得る前記道路標識に関する外界情報の場合、前記第2外界情報に代えて前記第1外界情報を優先して用いてもよい。これにより、時間の経過に伴う標示内容の変化を考慮した適切な走行制御を行うことができる。
また、前記車両制御部は、前記第1外界情報と前記第2外界情報の間の差分が閾値よりも大きい場合、前記自車両のドライバに報知する報知制御を行ってもよい。両者の外界情報の差分が大きいほど、自車両の外界の認識結果が低下する可能性が高まる。そこで、報知を通じてドライバに対して注意喚起することで、より慎重な運転・走行を促すことができる。
また、前記車両制御部は、前記第1外界情報と前記第2外界情報の間の差分が大きい場合、差分が小さい場合と比べて運転の自動化の度合いを下げた走行制御を行ってもよい。これにより、外界情報の信頼度が相対的に低くなった旨の判断結果に基づいて、ドライバの関与度がより高い運転モードに切り替えながら走行制御を継続することができる。
また、前記第1情報取得部は、外部装置と通信することで通信情報を取得する通信装置と、前記自車両の周辺を撮像することでカメラ情報を取得するカメラと、を含んで構成されており、前記車両制御部は、前記通信装置による前記通信情報及び前記カメラによる前記カメラ情報のうち前記通信情報を優先し、前記第1外界情報として用いてもよい。自車両の周辺にある他物体によるオクルージョンの影響がより少ない情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上させることができる。
本発明に係る車両制御装置によれば、道路の状態を示す複数種類の情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上させることができる。
本発明の一実施形態における車両制御装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す演算装置の機能ブロック図である。 図2に示す演算装置の動作説明に供されるフローチャートである。 走行エリア内における自車両の走行シーンを示す図である。 図5A〜図5Cは、道路標識の一例を示す図である。
以下、本発明に係る車両制御装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[車両制御装置10の構成]
図1は、本発明の一実施形態における車両制御装置10の構成を示すブロック図である。車両制御装置10は、車両(図4の自車両100)に組み込まれており、かつ、自動又は手動により車両の運転制御を行う。この「自動運転」は、車両の走行制御をすべて自動で行う「完全自動運転」のみならず、走行制御を部分的に自動で行う「部分自動運転」や「運転支援」を含む概念である。
車両制御装置10は、車両の運転制御を統括する制御系装置群12と、制御系装置群12の入力機能を担う装置群(以下、入力系装置群14)と、制御系装置群12の出力機能を担う装置群(以下、出力系装置群16)と、を備える。
<入力系装置群14の具体的構成>
入力系装置群14には、車両周囲の状態(以下、外界状態)を検出する外界センサ18と、電波を用いた無線通信により外部装置との間で情報の送受信を行う通信装置20と、目的地までの走行経路を生成すると共に車両の走行位置を計測するナビゲーション装置22と、車両の状態を検出する車両センサ24と、が含まれる。
外界センサ18には、車両の周辺を撮像する1つ以上のカメラ30と、車両と他物体の間の距離及び相対速度を検出する1つ以上のレーダ31と、1つ以上のLIDAR32(Light Detection and Ranging;光検出と測距/Laser Imaging Detection and Ranging;レーザ画像検出と測距)と、が含まれる。
通信装置20には、他車両との間で車車間通信(いわゆるV2V通信)を行う通信機33と、路側装置との間で路車間通信(いわゆるV2R通信)を行う通信機34と、が含まれる。
ナビゲーション装置22は、車両の現在位置を測定可能な測位センサ35と、図示しないユーザインタフェース(例えば、タッチパネル式のディスプレイ、スピーカ及びマイク)と、が含まれる。ナビゲーション装置22は、車両の現在位置又はユーザによる指定位置に基づいて、指定した目的地までの経路(車両の走行予定経路)を算出する。
車両センサ24には、車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、傾斜センサ等、車両の挙動を検出する各種センサ、車両の操作状態を検出する各種センサ、ドライバの状態を検出する各種センサが含まれる。
以下、車両の外界状態に関する検知結果を示す情報を「第1外界情報Ie1」といい、車両の走行エリアを含む地図が示す情報を「第2外界情報Ie2」という。この場合、外界センサ18及び通信装置20は、この第1外界情報Ie1を取得可能に構成される「第1情報取得部36」として機能する。一方、ナビゲーション装置22(或いは、図示しない高精度地図データベース)は、この第2外界情報Ie2を取得可能に構成される「第2情報取得部38」として機能する。
<出力系装置群16の具体的構成>
出力系装置群16には、駆動力出力装置40と、操舵装置42と、制動装置44と、報知装置46とが含まれる。
駆動力出力装置40には、駆動力出力ECU(電子制御装置;Electronic Control Unit)と、エンジンや駆動モータ等の駆動源と、が含まれる。駆動力出力装置40は、ドライバが行うアクセルペダルの操作、又は制御系装置群12から出力される駆動の制御指示に応じて駆動力を発生させる。
操舵装置42には、EPS(電動パワーステアリングシステム)−ECUと、EPSアクチュエータと、が含まれる。操舵装置42は、ドライバが行うステアリングホイールの操作、又は制御系装置群12から出力される操舵の制御指示に応じて操舵力を発生させる。
制動装置44には、ブレーキECUと、ブレーキアクチュエータと、が含まれる。制動装置44は、ドライバが行うブレーキペダルの操作、又は制御系装置群12から出力される制動の制御指示に応じて制動力を発生させる。
報知装置46には、報知ECUと、情報伝達装置(例えば、表示装置、音響装置、触覚装置等)と、が含まれる。報知装置46は、制御系装置群12又は他のECUから出力される報知指示に応じてドライバに対する報知(例えば、視聴覚を含む五感を通じた情報提供)を行う。
<制御系装置群12の具体的構成>
制御系装置群12は、1つ又は複数のECUにより構成され、プロセッサ等の演算装置50と、ROMやRAM等の記憶装置52と、を備える。制御系装置群12は、演算装置50が記憶装置52に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。
図2は、図1に示す演算装置50の機能ブロック図である。この演算装置50は、第1情報受付部60と、第2情報受付部62と、外界認識部64と、自車位置認識部66と、行動計画作成部68と、出力制御部70と、運転モード切替部72の各種機能を実行可能に構成されている。
車両制御部80は、第1外界情報Ie1及び第2外界情報Ie2のうちいずれか一方の外界情報を用いて、車両の走行制御を行う。この車両制御部80は、外界認識部64と、行動計画作成部68と、出力制御部70と、から構成される。
外界認識部64は、第1情報受付部60からの第1外界情報Ie1及び第2情報受付部62からの第2外界情報Ie2に基づいて、車両の周囲における状況及び物体を認識する。この外界認識部64には、いずれも後述する道路認識部82と、情報選択部84と、が含まれる。
自車位置認識部66は、ナビゲーション装置22から出力される地図情報(つまり、第2外界情報Ie2)に基づいて、車両の自車位置(車両の絶対位置、又は地図上の相対位置)を認識する。
行動計画作成部68は、外界認識部64及び自車位置認識部66の認識結果に基づいて、車両の状況に応じた行動計画(走行区間毎のイベントの時系列)を作成し、必要に応じて行動計画の内容を更新する。行動計画作成部68には、自身が作成した行動計画に従う走行軌道(目標挙動の時系列)を生成する軌道生成部86が含まれる。
出力制御部70は、行動計画作成部68の作成結果(軌道生成部86の生成結果を含む)に基づいて、出力系装置群16(図1)に対して動作の指示をする。出力制御部70には、車両の走行制御を行う走行制御部88と、ドライバに対する報知制御を行う報知制御部90と、が含まれる。
運転モード切替部72は、外界認識部64による認識結果及び/又はドライバによる所定の行動(例えば、入力デバイスの操作)に応じて、「自動運転モード」と「手動運転モード」を含む複数の運転モードを切り替え可能に構成される。なお、「自動運転モード」は、自動運転の度合いが段階的に異なる2つ以上の運転モードに更に細分化されてもよい。
[車両制御装置10の動作]
本実施形態における車両制御装置10は、以上のように構成される。続いて、走行中における車両制御装置10の動作について、図3のフローチャートを主に参照しながら説明する。ここでは、車両制御装置10(図1)を搭載した自車両100が、自動運転により走行する場合を想定する。
ステップS1において、第1情報取得部36(図1)は、自車両100の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報Ie1(外界センサ18によるセンサ情報及び通信装置20による通信情報)を取得する。そして、第1情報受付部60は、第1情報取得部36により取得された第1外界情報Ie1を受け付ける。
ステップS2において、第2情報取得部38(図1)は、自車両100の走行エリア102を含む地図を示す第2外界情報Ie2(ナビゲーション装置22による地図情報、いわゆるマップ情報)を取得する。そして、第2情報受付部62は、第2情報取得部38により取得された第2外界情報Ie2を受け付ける。
ステップS3において、外界認識部64は、ステップS1及びステップS2で取得された第1外界情報Ie1及び/又は第2外界情報Ie2に基づいて、自車両100の外界状態を認識する。ここで、道路認識部82は、自車両100が走行する道路104に関連する1つ又は複数の物標(以下、道路関連物標)を認識する。
図4は、走行エリア102内における自車両100の走行シーンを示す図である。自車両100は、走行エリア102内にある直線状の道路104を走行している。本図は、自動車が「左側」走行する旨の取り決めがなされている地域の道路104を示す。
道路104の上には、左側から右側にわたって順に、連続線状のレーンマーク106、107、108がそれぞれ形成されている。自車両100の走行レーンL1は、レーンマーク106、107により区画された車線である。一方、走行レーンL2は、レーンマーク107、108により区画された車線である。
走行レーンL1の側方にはガードレール110、走行レーンL2の側方にはガードレール112がそれぞれ設けられている。自車両100の前方であってガードレール110に近い位置に、走行レーンL1の制限速度を示す道路標識114が立設されている。
なお、走行レーンL2は、この実施形態では、図示しない他の車両を自車両100の進行方向と逆方向に走行させる対向車線であることを想定しているが、これに限られるものではない。走行レーンL2は、図示しない他の車両を自車両100と同じ方向に走行させる走行車線であってもよい。
ところで、破線で囲まれる概略扇状の範囲は、カメラ30の検出可能範囲120を示している。例えば、自車両100のすぐ前方を他車両116及び他車両118が走行している場合、他車両116により検出可能範囲120が部分的に遮蔽されてオクルージョンが発生し、遮蔽範囲122が形成される。
その結果、道路認識部82は、検出可能範囲120から遮蔽範囲122を除外した範囲にある道路関連物標(全部分又は一部分)を認識する。本図の例では、道路認識部82は、塗り潰された箇所に相当する部分、例えば、[1]レーンマーク106の検知部分124、[2]レーンマーク107の検知部分125、及び[3]道路標識114の検知部分126、をそれぞれ認識する。
ここで、道路標識114の一部が遮蔽された場合、検知部分126が示す情報から実際の標示内容を正しく認識できない可能性がある。そこで、同一の道路標識114に関して、通信装置20による情報(つまり、通信情報)及びカメラ30による情報(つまり、カメラ情報)が同時に取得された場合、道路認識部82は、第1外界情報Ie1として通信情報の方を優先的に用いて道路標識114を認識してもよい。なぜならば、通信情報は、カメラ情報と比べて、他車両116によるオクルージョンの影響がより少ないからである。
ステップS4において、外界認識部64(情報選択部84)は、ステップS3での認識結果に基づいて、道路関連物標の種類を判別する。道路104の形状に関する物標であると判別した場合(ステップS4:道路形状)、ステップS5に進む。この種類の物標の一例として、レーンマーク106〜108、ガードレール110、112(図4参照)の他、縁石・段差を含む固定的な設置物、ロードコーンを含む可搬物体が挙げられる。
ステップS5において、情報選択部84は、道路104の形状に関して、2種類の外界情報のうち第1外界情報Ie1の方を選択する。道路104の形状を示す情報は、例えば、位置(経度/緯度)、向き、長さ、曲率、色を含む。
一方、ステップS4に戻って、道路標識114に関する物標であると判別した場合(ステップS4:道路標識)、ステップS6に進む。以下、道路標識114の一例について、図5A〜図5Cを参照しながら説明する。
図5Aに示す道路標識114aは、地面Gに立設された支柱130と、支柱130の上端部に取り付けられた円板状の標示板132と、を有する。この道路標識114aは、時間の経過に伴って標示内容が変化しない「固定標識」に相当する。
図5Bに示す道路標識114bは、地面Gに立設された支柱134と、支柱134の上端部に取り付けられた矩形状の電光掲示板136と、を有する。電光掲示板136は、任意の文字、図形又は記号を表示領域138内に表示可能に構成される。つまり、この道路標識114bは、電光掲示板136の表示内容を変更することで、標示内容が経時変化し得る「可変標識」に相当する。
図5Cに示す道路標識114cは、地面Gに設置された円錐台形状の土台140と、土台140に対して挿抜可能に固定された支柱付き標識142と、を有する。つまり、この道路標識114cは、支柱付き標識142を交換することで、標示内容が経時変化し得る「可変標識」に相当する。
ステップS6において、情報選択部84は、認識された道路標識114が、時間の経過に伴って標示内容が変化し得るか否かを判定する。標示内容が変化し得る「可変標識」であると判定された場合(ステップS6:YES)、情報選択部84は、道路標識114b及び道路標識114c(図5B、図5C)に関して、2種類の外界情報のうち第1外界情報Ie1の方を選択する(ステップS5)。
一方、標示内容が変化しない「固定標識」であると判定された場合(ステップS6:NO)、情報選択部84は、道路標識114a(図5A)に関して、2種類の外界情報のうち第2外界情報Ie2の方を選択する(ステップS7)。道路標識114を示す情報は、例えば、種類(規制/警戒/案内)、内容(値、色、記号、指示方向)を含む。
ステップS8において、行動計画作成部68は、外界認識部64及び自車位置認識部66の認識結果に基づいて、車両の状況に応じた行動計画を作成し、必要に応じて行動計画の内容を更新する。特に、軌道生成部86は、直近に作成された行動計画に従って自車両100の走行軌道を生成する。
ステップS9において、運転モード切替部72は、ステップS1及びステップS2で取得された両者の外界情報(第1外界情報Ie1と第2外界情報Ie2)の一致性について判定する。ここで、運転モード切替部72は、第1外界情報Ie1と第2外界情報Ie2の間の差分が閾値よりも小さい場合に「一致性が高い」と判定し、この差分が閾値以上である場合に「一致性が低い」と判定する。なお、「差分」の定義は、外界情報が示す値の差であってもよいし、外界情報が示す特徴の不一致率であってもよい。
外界情報の一致性が高いと判定された場合(ステップS9:YES)、運転モード切替部72は、現在の運転モードをそのまま維持する旨を出力制御部70に指示する。その後、ステップS10に進む。
ステップS10において、車両制御部80(ここでは、走行制御部88)は、ステップS8で作成された行動計画(走行軌道を含む)に従って、かつ、運転の自動化の度合いを維持したまま、自車両100の走行制御を継続する。
ステップS9に戻って、両者の外界情報(第1外界情報Ie1と第2外界情報Ie2)の一致性が低いと判定された場合(ステップS9:NO)、ステップS11に進む。
ステップS11において、車両制御部80は、外界の認識結果が低下する可能性に対処する運転制御を行う。例えば、車両制御部80は、[1]自車両100のドライバに報知する報知制御、[2]運転の自動化の度合いを相対的に下げるモード制御、又は[3]上記した報知制御及びモード制御の組み合わせ、のいずれかを行う。
報知制御部90は、ドライバに対する報知を指示するための制御信号を報知装置46に向けて出力する。報知装置46は、報知制御部90からの報知指示に応じて、例えば、自車両100の周辺状況に注意すべき旨、より慎重に運転を行うべき旨、又は、手動運転への引継ぎを要求する旨をドライバに報知する。また、報知装置46は、ステップS9にて一致性が低いと判定された物標を示す各種情報(例えば、囲み枠を含むマークを重ねて表示したカメラ画像)をドライバに提供してもよい。
運転モード切替部72は、現在の自動運転モードから、自動化の度合いを相対的に下げた運転モード(手動運転を含む)に切り替える旨を出力制御部70に指示する。その結果、走行制御部88は、ステップS8で作成された行動計画(走行軌道を含む)に従って、かつ、自動化の度合いを相対的に下げながら、自車両100の走行制御を継続する(ステップS10)。
[車両制御装置10による効果]
以上のように、車両制御装置10は、[1]自車両100の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報Ie1を取得する第1情報取得部36と、[2]自車両100の走行エリア102を含む地図を示す第2外界情報Ie2を取得する第2情報取得部38と、[3]それぞれ取得された第1外界情報Ie1及び第2外界情報Ie2のうち、優先されたいずれか一方の外界情報を用いて自車両100の走行制御を行う車両制御部80と、を備える。[4]車両制御部80は、道路104の形状に関する外界情報の場合には第1外界情報Ie1を、道路標識114に関する外界情報の場合には第2外界情報Ie2をそれぞれ優先して用いる。
また、この車両制御方法において、1つ又は複数のコンピュータが、[1]自車両100の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報Ie1を取得して受け付けるステップ(S1)と、[2]自車両100の走行エリア102を含む地図を示す第2外界情報Ie2を取得して受け付けるステップ(S2)と、[3]それぞれ受け付けた第1外界情報Ie1及び第2外界情報Ie2のうち、優先されたいずれか一方の外界情報を用いて自車両100の走行制御を行うステップ(S10)と、[4a]道路104の形状に関する外界情報の場合には第1外界情報Ie1を優先して用い(S5)、[4b]道路標識114に関する外界情報の場合には第2外界情報Ie2を優先して用いるステップ(S7)と、を実行する。
このように、道路104の形状に関して第1外界情報Ie1を優先することで鮮度が高い情報を用いた適切な走行制御を、道路標識114に関して第2外界情報Ie2を優先することで外界状態に依存しない高い確度の情報を用いた適切な走行制御をそれぞれ実行可能となる。これにより、道路104の状態を示す複数種類の情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上させることができる。
また、車両制御部80は、時間の経過に伴って標示内容が変化し得る道路標識114b、114cに関する外界情報の場合、第2外界情報Ie2に代えて第1外界情報Ie1を優先して用いてもよい。これにより、時間の経過に伴う標示内容の変化を考慮した適切な走行制御を行うことができる。
また、車両制御部80は、第1外界情報Ie1と第2外界情報Ie2の間の差分が閾値よりも大きい場合、自車両100のドライバに報知する報知制御を行ってもよい。両者の外界情報の差分が大きいほど、自車両100の外界の認識度合いが低くなっている可能性がある。そこで、報知を通じてドライバに対して注意喚起することで、より慎重な運転・走行を促すことができる。
また、車両制御部80は、第1外界情報Ie1と第2外界情報Ie2の間の差分が大きい場合、当該差分が小さい場合と比べて運転の自動化の度合いを下げた走行制御を行ってもよい。これにより、外界情報の信頼度が相対的に低くなった旨の判断結果に基づいて、ドライバの関与度がより高い運転モードに切り替えながら走行制御を継続することができる。
また、第1情報取得部36は、外部装置と通信することで通信情報を取得する通信装置20と、自車両100の周辺を撮像することでカメラ情報を取得するカメラ30と、を含んで構成されており、車両制御部80は、通信装置20による通信情報及びカメラ30によるカメラ情報のうち通信情報を優先し、第1外界情報Ie1として用いてもよい。自車両100の周辺にある他物体(例えば、他車両116)によるオクルージョンの影響がより少ない情報を用いることで、走行制御の信頼性を更に向上させることができる。
[補足]
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。或いは、技術的に矛盾が生じない範囲で各々の構成を任意に組み合わせてもよい。
10…車両制御装置 12…制御系装置群
14…入力系装置群 16…出力系装置群
36…第1情報取得部 38…第2情報取得部
60…第1情報受付部 62…第2情報受付部
64…外界認識部 66…自車位置認識部
68…行動計画作成部 70…出力制御部
72…運転モード切替部 80…車両制御部
82…道路認識部 84…情報選択部
86…軌道生成部 88…走行制御部
90…報知制御部 100…自車両
102…走行エリア 104…道路
106、107、108…レーンマーク 110、112…ガードレール
114、114a、114b、114c…道路標識
116、118…他車両 120…検出可能範囲
122…遮蔽範囲
124、125、126…検知部分 Ie1…第1外界情報
Ie2…第2外界情報

Claims (5)

  1. 自車両の外界状態に関する検知結果を示す第1外界情報を取得する第1情報取得部と、
    前記自車両の走行エリアを含む地図を示す第2外界情報を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報取得部により取得された前記第1外界情報及び前記第2情報取得部により取得された前記第2外界情報のうち、優先されたいずれか一方の外界情報を用いて前記自車両の走行制御を行う車両制御部と、
    を備え、
    前記車両制御部は、道路の形状に関する外界情報の場合には前記第1外界情報を、道路標識に関する外界情報の場合には前記第2外界情報をそれぞれ優先して用いることを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記車両制御部は、時間の経過に伴って標示内容が変化し得る前記道路標識に関する外界情報の場合、前記第2外界情報に代えて前記第1外界情報を優先して用いることを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記車両制御部は、前記第1外界情報と前記第2外界情報の間の差分が閾値よりも大きい場合、前記自車両のドライバに報知する報知制御を行うことを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項1又は2に記載の車両制御装置において、
    前記車両制御部は、前記第1外界情報と前記第2外界情報の間の差分が大きい場合、差分が小さい場合と比べて運転の自動化の度合いを下げた走行制御を行うことを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御装置において、
    前記第1情報取得部は、
    外部装置と通信することで通信情報を取得する通信装置と、
    前記自車両の周辺を撮像することでカメラ情報を取得するカメラと、
    を含んで構成されており、
    前記車両制御部は、前記通信装置による前記通信情報及び前記カメラによる前記カメラ情報のうち前記通信情報を優先し、前記第1外界情報として用いる
    ことを特徴とする車両制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113460076A (zh) * 2020-03-30 2021-10-01 本田技研工业株式会社 车辆控制装置

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