JP2017152432A - サセプタ - Google Patents

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正 大西
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正 大西
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Abstract

【課題】ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を可能とすると共に、耐久性に優れたサセプタを提供する。【解決手段】第1部材10は、ウェハが載置されるウェハ載置部10aを上面10bに有する。第2部材20は、第1部材10の外周側に全周にわたって配置され、第1部材10を支持する。第2部材20は、第1部材10の下面10cの外周部10eに接する支持部20aと、第1部材10の側面10dと所定間隔を有して対向する対向面20bとを有する。外周部10eは、第1部材10の平面視において、ウェハ載置部10aを設ける許容領域10fよりも外側の領域である。第1部材10は、炭化ケイ素によって形成される。第2部材20は、炭化ケイ素よりも熱伝導率の低い材料により形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、2分割構造を用いたサセプタに関する。
従来、半導体を製造する工程等において、ウェハの表面にGaN等の薄膜を生成する処理を行う際に、ウェハを保持するウェハホルダ(以下、サセプタ)が用いられる。サセプタには、高耐熱、高耐久、高強度等の特性が要求される。従って、サセプタとしては、高純度の炭化ケイ素(SiC)によって構成される炭化ケイ素部材、炭素素材の基材にSiC被膜等をコーティングしたものが用いられる(例えば、特許文献1,2)。
従来のサセプタとしては、単体構造(一体型構造)のものが多く、グラファイト基材の上にCVD−SiCコート(化学蒸着法によるSiCコーティング)を施して、耐腐食性を高めたサセプタとして用いることが多い。
特開2000−332096号公報 特開2010−239020号公報
従来のCVD−SiCコートグラファイト製のサセプタは、単体構造(一体型構造)で強度を得るために、ある程度厚みを厚くする(肉厚な形状とする)ようにしている。このため、従来のサセプタは、熱容量が大きくなる傾向にあった。熱容量が大きいと、ウェハ表面に薄膜を生成する等のウェハ処理に用いる熱源に対する熱応答性の改善が難しく、ウェハ処理時の温度制御における熱のプロセス追従性の改善が難しかった。よって、ウェハ処理時における、より精度の高い温度制御を実現することが難しかった。
また、CVD−SiCコートグラファイト製のサセプタは、ある程度の期間(数か月)使用していると、CVD−SiC膜が剥がれ基材のグラファイトから不純物が発生する場合もある。その為、サセプタの短期間での交換が必要となることがあり、サセプタの耐久性の改善が望まれていた。
そこで、本発明は、ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を可能とすると共に、耐久性に優れたサセプタを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るサセプタは、ウェハが載置されるウェハ載置部を上面に有する板状の第1部材と、前記第1部材の下面の外周部に接する支持部と、前記第1部材の側面と所定間隔を有して対向する対向面とを有し、前記第1部材の外周側に全周にわたって配置される第2部材とを備え、前記支持部の接する前記外周部は、前記第1部材の平面視において、前記ウェハ載置部における前記第1部材の外周に最も近い位置よりも外側に位置し、前記第1部材は炭化ケイ素により形成され、前記第2部材は炭化ケイ素よりも熱伝導率の低い材料により形成されていることを特徴とする。
(2) 上記(1)に記載のサセプタであって、前記支持部は、前記第1部材の外周に沿った方向にわたって連続して設けられていることを特徴とする。
(3) 上記(1)に記載のサセプタであって、前記支持部は、前記第1部材の外周に沿った方向にわたって断続して設けられていることを特徴とする。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載のサセプタであって、前記支持部は、前記第1部材の下面に対して垂直な方向に沿って設けた凸状部であることを特徴とする。
本発明によれば、ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を可能とすると共に、耐久性に優れたサセプタを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るサセプタを示す図である。 図2は、第1実施形態に係るサセプタの断面図である。 図3は、第1実施形態に係るサセプタの第2部材単体の上面図である。 図4は、第1実施形態に係るサセプタの第2部材の変更例を示す図である。 図5は、第2実施形態に係るサセプタの部分的な断面図である。 図6は、第2実施形態に係るサセプタの支持部の変更例を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係るサセプタについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係るサセプタについて、図1〜図3と共に説明する。図1は、第1実施形態に係るサセプタ100の上面を示す図である。図2は、サセプタ100の断面(図1に示すA−A断面)を模式的に示す図である。図3は、サセプタ100の有する第2部材単体の上面図である。
図1及び図2に示すように、サセプタ100は、第1部材10及び第2部材20を有する。
第1部材10は、ウェハが載置されるウェハ載置部10aを上面10bに有する。ウェハ載置部10aは上面10bにおいて凹部を形成しており、ウェハを保持する。
第1部材10は、板状形状を有する。第1部材10は、上面10bと平行な投影面において(すなわち平面視で)円形形状を有する。第1部材10は、炭化ケイ素(SiC)によって形成される。なお、図示しないが、ウェハ処理時の加熱源(ヒータ)は、上面10b側に配置されてもよし、下面10c側に配置されてもよい。
第2部材20は、第1部材10の外周側に全周にわたって配置され、第1部材10を支持する。第2部材20は、段面が略L字型であり、第1部材10に接する支持部20aを中段面20cの内周側に備えている。この支持部20aは、第1部材10の下面10cの外周部10eのみに接して、第1部材10を支持している。
支持部20aに接する外周部10eは、第1部材10の平面視において(上面10bと平行な投影面において)、ウェハ載置部10aにおける第1部材10の外周に最も近い位置よりも外側に位置するようにする。そのため、本実施形態では、外周部10eは、第1部材10の平面視において、ウェハ載置部10aを設けることの許容領域10f(図1に示す一点鎖線の内側の領域)よりも外側の位置するようにしている。
図3に示す二点鎖線は、第1部材10の外周に相当するものであり、支持部20aは第1部材10の外周に沿った方向にわたって連続して第2部材20に設けられている。
また、第2部材20は、第1部材10の側面10dと所定間隔を有して対向する対向面20bを有している。
第2部材20は、板状形状を有する。第2部材20は、第1部材10の上面10bと平行な投影面において(すなわち平面視で)円形形状を有する。第2部材20は、SiCよりも熱伝導率の低い材料により形成される。例えば、第2部材20は、グラファイト、CVD−SiCコートグラファイトにより形成される。なお、第2部材20の外周は、平面視において、四角形等の形状でもよい。
上述したように、本実施形態のサセプタ100は、第1部材10を、従来の単体構造のサセプタに用いられていたグラファイトよりもヤング率が高く、材料強度が高いSiCにより形成している。よって、ウェハ載置部10aを備えた第1部材10の厚みを、従来の単体構造のサセプタよりも薄くでき、本実施形態のサセプタ100は、熱容量を低減できる。
さらに、第2部材は、第1部材10の外周部10eにのみ接して第1部材10を支持する。この外周部10eは、ウェハ載置部10aを設ける許容領域10fよりも外側の領域である。また、第2部材を第1部材10よりも熱伝導率の低い材料により形成している。これにより、第2部材と第1部材との高い断熱性を実現でき、第2部材は第1部材と効果的に断熱を図ることができる。よって、第2部材の熱容量にほぼ相当する分も、ウェハに対する処理時のサセプタ全体の熱容量から削減できる。
第2部材20は、第1部材10の側面10dと所定間隔を有して対向する対向面20bを有しており、第2部材20は第1部材10の側面10dを覆うことができる。これにより、側面方向からの不要な熱に対する断熱効果も得られる。
これらにより本実施形態は、熱容量の低減を図り、熱応答性の改善、ウェハ処理時の温度制御における熱のプロセス追従性の改善を可能とし、ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を実現できる。
また、本実施形態は、ウェハ載置部10aを備えた第1部材10をSiCにより形成しているので、第1部材10に対する被膜等のコーティングが不要となり、耐久性にも優れたものとなる。
さらには、第2部材20は、ウェハ載置部10aを設けることの許容領域10fよりも外側に位置する外周部10eにのみ接して第1部材10を支持するので、ウェハ載置部10aの均熱性に悪影響を及ぼすことなく、本実施形態は熱応答性の改善を図れる。高い均熱性を維持しての熱応答性の改善は、温度制御の精度改善に貢献する。
また、第2部材20の上面20dを、第1部材の上面10bと同一平面上となるようにしているので、ウェハ載置部10aに置かれたウェハへの処理時において、ウェハ表面へのガスの流れに悪影響を及ぼすことはない。
[変更例]
次に、第1実施形態の変更例について、変更例の第2部材を示す図4と共に説明する。この変更例は、支持部を断続して設けたことが第1実施形態と異なる。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
第1実施形態では、図3に示すように、支持部20aを第1部材10の外周に沿った方向にわたって連続して第2部材20に設けている。これに対して変更例では、図4に示すように、支持部21aを第1部材10の外周に沿った方向にわたって断続して第2部材21に設けている。図4に示す二点鎖線は、図3と同様に第1部材10の外周に相当するものである。
この変更例によれば、第2部材21と第1部材10との接触面積を第1実施形態よりも小さくでき、第2部材21のより一層高い断熱性が得られ、サセプタ全体としての熱容量をより一層確実に低減できる。
[第2実施形態]
以下に、第2実施形態に係るサセプタについて説明する。この第2実施形態は、第2部材の支持部の形状が第1実施形態と異なるものである。図5に、第2実施形態の部分的な断面図を示す。第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、その部分の詳しい説明は省略する。
第2実施形態における第2部材22は、第1部材10の外周側に全周にわたって配置され、第1部材10を支持する。第2部材22は、第1部材10に接する支持部22aを備えている。この支持部22aは、断面が略L字状の基体部22cから第1部材10の下面10c方向への凸状部である。即ち、支持部22aは、下面10cに対して垂直な方向に沿って設けた凸状部である。支持部22aは、その先端部22dにおいて、第1部材10の下面10cの外周部10eに接している。即ち、第2部材22と第1部材10との接触部は、支持部22aの先端部22dと、下面10cの外周部10eとの接触部のみである。
また、第2実施形態における第2部材22は、第1部材10の側面10dと所定間隔を有して対向する対向面22bを有している。
第2実施形態は、第2部材22の支持部22aを、第1部材10の下面10cに対して垂直な方向に沿って設けた凸状部としたことにより、第1実施形態よりも、第2部材22と第1部材10との接触面積を小さくすることが可能となり、第2部材22の第1部材10に対するより高い断熱性を得ることが可能となる。よって、第2実施形態は、サセプタ全体としての熱容量のさらに確実な低減が可能となり、第1実施形態よりも、ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を実現可能とする。
第2実施形態において、支持部22aを、図3に示す第1実施形態のように、第1部材10の外周に沿った方向にわたって連続して第2部材22に設けてもよい。また、図4に示す第1実施形態の変更例のように、支持部22aを第1部材10の外周に沿った方向にわたって断続して第2部材22に設けてもよい。
[変更例]
次に、第2実施形態の変更例について、変更例の支持部の断面を示す図6と共に説明する。変更例は、支持部の先端部の形状が第2実施形態と異なる。以下においては、第2実施形態に対する相違点について説明する。
第2実施形態の支持部22aの先端部22dは、図6(a)にも示すように平面形状である。図6(b)に示す変更例は、支持部22eの先端部22fを凸状の曲面形状としたものである。図6(c)に示す変更例は、支持部22eの先端部22fを中央部凹形状としたものである。図6(d)に示す変更例は、支持部22eの先端部22fを突起形状としたものである。さらにまた、支持部22e自体をピン状突起部として、第2部材22に設けてもよい。
これらの変更例は、第2実施形態よりも第2部材22と第1部材10との接触面積を小さくすることが可能となり、第2部材22の第1部材10に対する断熱をより一層確実に図ることが可能となる。よって、変更例は、サセプタ全体としての熱容量のさらに確実な低減が可能となり、第2実施形態よりも、ウェハに対する処理時における、より一層精度の高い温度制御を実現可能とする。
また、一枚の第2部材の中で、支持部として、第1実施形態の支持部20a、第2実施形態22a、各変更例の支持部21a、22eを組み合わせて用いてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
10 第1部材
10a ウェハ載置部
10b 上面
10c 下面
10d 側面
10e 外周部
10f ウェハ載置部10aを設ける許容領域
20、21、22 第2部材
20a、21a、22a、22e 支持部
20b、22b 対向面
20c 中段面
20d 上面
22c 基体部
22d、22f 先端部
100 サセプタ

Claims (4)

  1. ウェハが載置されるウェハ載置部を上面に有する板状の第1部材と、
    前記第1部材の下面の外周部に接する支持部と、前記第1部材の側面と所定間隔を有して対向する対向面とを有し、前記第1部材の外周側に全周にわたって配置される第2部材とを備え、
    前記支持部の接する前記外周部は、前記第1部材の平面視において、前記ウェハ載置部における前記第1部材の外周に最も近い位置よりも外側に位置し、
    前記第1部材は炭化ケイ素により形成され、
    前記第2部材は炭化ケイ素よりも熱伝導率の低い材料により形成されている、
    ことを特徴とするサセプタ。
  2. 請求項1に記載のサセプタであって、
    前記支持部は、前記第1部材の外周に沿った方向にわたって連続して設けられていることを特徴とするサセプタ。
  3. 請求項1に記載のサセプタであって、
    前記支持部は、前記第1部材の外周に沿った方向にわたって断続して設けられていることを特徴とするサセプタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のサセプタであって、
    前記支持部は、前記第1部材の下面に対して垂直な方向に沿って設けた凸状部であることを特徴とするサセプタ。
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