JP6571550B2 - ヒータおよびこれを用いた半導体製造装置 - Google Patents

ヒータおよびこれを用いた半導体製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヒータおよびこれを用いた半導体製造装置に関する。
近年、半導体装置の低価格化、高性能化の要求に伴い、ウェーハの成膜工程における高い生産性とともに、膜厚均一性の向上など高品質化が要求されている。
このような要求を満たすために、枚葉式のエピタキシャル成膜装置を用い、例えば反応室内において900rpm以上でウェーハを高速回転しながら、反応室内にプロセスガスを供給し、抵抗発熱体で構成されたヒータを用いて裏面側よりウェーハを加熱する裏面加熱方式が用いられている。
特開平10−208855号公報
上記のようなエピタキシャル成膜装置では、熱応答性を向上させるためにヒータの熱容量を低減することが求められている。ヒータの熱容量を低減する方法としては、ヒータの厚みを薄くすることが考えられるが、所望の電気抵抗値に調整するためにはヒータの折り返し幅を広くしなければならない。
しかしながら、電流はヒータエレメントを均一に流れるのではなく、折り返し部に集中する。その結果、折り返し部の破損によりヒータ寿命が短くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、通電時にヒータエレメントの折り返し部での電流集中を抑制し、ヒータ寿命を延ばすことを目的とする。
本発明の一実施形態に係るヒータは、面状の発熱部と、一端が発熱部の外周に、他端が発熱部の折り返し部内にそれぞれ配置されて直線状に開口形成された直線状スリットと、他端に連続して開口形成され、開口径が直線状スリットのスリット幅よりも大きい折り返し部と、を有し、通電により発熱するヒータエレメントと、ヒータエレメントの所定面に接続され、ヒータエレメントへの通電時に電圧が印加される一対の電極と、を備えることを特徴とする。また、本発明の一実施形態に係るヒータでは、直線状スリットは、他端から所定距離の間の端部が発熱部の外縁の同心円に沿う方向に屈曲し、折り返し部は、同心円上で前記本体部の中心線より所定の角度ずれるように配置されていることが好ましい。
また、本発明の一実施形態に係るヒータでは、ヒータエレメントは、一対の電極から発熱部内へ流れる電流が等分される配置で発熱部内に蛇行状に開口形成された蛇行状スリットを更に含むことが好ましい。
また、本発明の一実施形態に係るヒータでは、蛇行状スリットは、発熱部の中心部で分断されることが好ましい。
また、本発明の一実施形態に係るヒータでは、直線状スリットは、一端に面取り加工が施されていることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る半導体製造装置は、ウェーハが導入される反応室と、反応室にプロセスガスを供給するガス供給機構と、反応室よりガスを排気するガス排気機構と、ウェーハが載置されるウェーハ支持部材と、ウェーハ支持部材の外周部に接続され、ウェーハを回転させる回転部材と、回転部材と接続され、回転部材の回転駆動を制御する回転駆動制御機構と、ヒータと、を備えることを特徴とする。ヒータは、面状の発熱部と、一端が発熱部の外周に、他端が発熱部の折り返し部内にそれぞれ配置されて直線状に開口形成された直線状スリットと、他端に連続して開口形成され、開口幅が直線状スリットのスリット幅よりも大きい折り返し部と、を有し、通電により発熱するヒータエレメントと、ヒータエレメントの所定面に接続され、ヒータエレメントへの通電時に電圧が印加される一対の電極と、を有する。
本発明によれば、通電時にヒータエレメントの折り返し部での電流集中を抑制し、ヒータ寿命を延ばすことができる。
第1の実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメントを示す上面図である。 従来型のヒータエレメントにおける折り返し部周辺の発熱分布を説明する図である。 図1に示すヒータエレメントにおける折り返し部周辺の発熱分布を説明する図である。 第1の実施形態の抵抗加熱ヒータを用いた半導体製造装置の概略構成を示す図である。 第2の実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメントを示す上面図である。 図5に示すヒータエレメントの電気的接続を示す図である。 第3の実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメントを示す上面図である。 第1の実施形態のヒータエレメントにおける発熱分布を説明する図である。 図7に示すヒータエレメントにおける発熱分布を説明する図である。 第4の実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメントを示す上面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のヒータである抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメント16aを示す上面図である。図1に示されるように、ヒータエレメント16aは、外形が円盤状の発熱部160と、直線状に開口形成された直線状スリット163と、を有する。直線状スリット163は、一端が発熱部160の外周に、他端が発熱部160内にそれぞれ配置されている。そして、この他端に連続して開口成形され、開口径が直線状スリット163のスリット幅よりも大きい折り返し部162が設けられている。
本実施形態においては、さらに、図1中のY軸方向の距離が発熱部160の中心点に最も近い2つの直線状スリット163を除き、残りの6つの直線状スリット163の端から所定の距離D(例えば5〜10mm)までの端部163cが、直線状スリット163の図1中のX軸方向部分である本体部163bの中心線よりヒータエレメント16aの外縁の同心円Eに沿う方向に屈曲している。
また、発熱部160内の各折り返し部162は、端部163cと連続していずれも同心円E上で本体部163bの中心線より所定の角度θずれるように配置されており、発熱部160は全体として点対称の形状となっている。 図2は、従来型のヒータエレメント16aにおける折り返し部162周辺の発熱分布を説明する図である。ここでは、折り返し部162で電流集中が生じ、高温になるまで発熱していることが示されている。また、先端部分の周辺領域についても、温度勾配が大きく、発熱量も大きくなっている。
これに対し、図3は、本実施形態のヒータエレメント16aにおける折り返し部162周辺の発熱分布を説明する図である。ここでは、図2の場合と異なり、折り返し部162は、開口径W2でスリット163のスリット幅W1よりも広い幅を有している。このため、折り返し部162の周辺において電流が先端部分の一点に集中することがなくなり、温度勾配も緩やかになっている。
このようなヒータエレメント16aは、ヒータエレメント16aを支持するヒータ電極部16b,16cと接着、融着などにより一体形成され、ヒータを構成する。ヒータエレメント16aおよびヒータ電極部16b,16cには、例えば、SiC粉末を焼結して得られるSiC焼結体が用いられる。このとき、SiC粉末に添加される不純物濃度を制御することにより、電気抵抗率を調整することが可能である。また、所望の形状・厚さに加工することが可能であり、例えば、ヒータエレメント16aの直径はφ250mm、厚さは2mmとすることができる。なお、直線状スリット163、折り返し部162は、SiC焼結基板にワイヤ放電加工を施すことにより形成することができる。さらに、ヒータエレメント表面には高純度のSiC膜が形成され、不純物の拡散が防止される。
このようなヒータは、半導体製造装置において、半導体基板(ウェーハ)を裏面より加熱するためのヒータとして用いられる。
図4は、本実施形態の抵抗加熱ヒータを用いた半導体製造装置の概略構成を示す図である。図4に示されるように、半導体製造装置は、成膜処理を行うための反応室10を有している。この反応室10の上部には、ガス供給口11a,11bが設けられている。ガス供給口11a,11bからは、原料ガス(例えば、アンモニアガス(NHガス)、トリメチルアルミニウムガス(TMAガス)、トリメチルガリウムガス(TMGガス)、トリエチルガリウムガス(TEGガス)、トリエチルインジウムガス(TMIガス)、ビズ(シクロペンタジエニル)マグネシウムガス(CpMgガス)、モノメチルシランガス(SiHCHガス)、モノシランガス(SiHガス)、ジクロルシランガス(SiHClガス)、トリクロルシランガス(SiHClガス))およびキャリアガス(例えば水素(H)ガス)を含むプロセスガスが反応室10の内部に導入される。
また、ガス供給口11a,11bの下方には、孔が多数形成された整流板12がウェーハwの表面に対向するように配置されている。整流板12は、ウェーハwの表面にガス供給口11a,11bから供給されたプロセスガスを整流状態でウェーハw上に供給する。
反応室10の内部には、導入されたウェーハwを載置するサセプタ13が設けられている。また、サセプタ13の外周部は、円筒状の回転部材14の上部に固定されている。サセプタ13は、反応室10の内部で高温状態になることから、例えばSiC材料を用いて製造される。尚、本実施形態では、ウェーハ支持部材の例として円板状のサセプタ13を用いているが、環状のホルダーを用いることもできる。
回転部材14は、回転胴14a、回転ベース14b、および回転軸14cを有している。回転胴14aは、サセプタ13の外周部を支持し、回転ベース14bの外周上部に固定された環状の部品である。回転ベース14bは、円筒状の回転軸14cが固定されている。回転軸14cの軸中心は、ウェーハwの中心を通る。
また、回転軸14cは、反応室10の外部まで延設されており、回転駆動制御機構15に接続されている。回転駆動制御機構15は、回転軸14cを回転させることにより、回転ベース14bおよび回転胴14aを介してサセプタ13を例えば50−3000rpmで回転させる。
回転胴14a内には、ウェーハwを裏面から加熱するための上述したヒータ16が設けられている。ヒータ16は、アーム状の電極部品であるブースバー17a,17bによって支持されている。ブースバー17a,17bは、ヒータ電極部16b,16cを支持する側とは反対側の端部において電極18a,18bと接続されている。
ブースバー17a,17bは、導電性と高耐熱性を兼ね備えた電極部品であり、例えば、C(カーボン)材からなる。電極18a,18bは、Mo(モリブデン)等の金属部材であり、上端側でブースバー17a,17bに接続され、他端側で外部電源(図示省略する)に接続されている。外部電源から電極18a,18bに例えば115V、50Hzの電圧が印加され、ブースバー17a,17bおよびヒータ電極部16b,16cを介してヒータエレメント16aが発熱する。
また、図4に示されるように、反応室10の上部には、ウェーハwの表面温度(面内温度)を測定するために放射温度計19a,19bが設けられている。本実施形態では、反応室10の上壁の一部および整流板12を透明石英製とすることで、放射温度計19a,19bによる温度測定は整流板12によって妨げられないものとする。放射温度計19a,19bは、ヒータ16の発熱に応じて変化するウェーハwの中心部および外周部における表面温度をそれぞれ計測し、その温度データを温度制御機構20へ出力する。温度制御機構20は、温度データに基づいてヒータ16の出力制御を行い、ウェーハwの表面温度が所定の成膜温度(例えば、1100℃)となるように加熱する。
また、図4に示されるように、反応室10の下部には、反応時に余剰となったプロセスガスおよび反応副生成物を含むガスを排気するためにガス排気口21a,21bが設けられている。ガス排気口21a,21bは、調整弁22および真空ポンプ23からなるガス排気機構24にそれぞれ接続されている。ガス排気機構24は、制御機構(図示省略する)により制御され、反応室10内を所定の圧力に調整する。
このように、本実施形態によれば、ヒータエレメント16aの折り返し部162を設けることにより、通電時の電流集中を大幅に抑制することができる。
また、電流は最短距離で流れようとするため、折り返し部162の外側では電流が流れず発熱しない領域が生じるが、直線状スリット163の端部を傾斜させて配置することにより、電流が流れる領域を広くすることができ、さらなる電流集中の抑制を図ることができる。
このように、電流集中を抑制することにより、ヒータ寿命を延ばすことができるため、ヒータの部材交換頻度を減少させ、半導体製造装置の低コスト化およびダウンタイム低減を図ることができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について説明する。尚、第1の実施形態において付された符号と共通する符号は同一の対象を示す。図5は、本実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメント26aを示す上面図である。図5に示されるように、ヒータエレメント26aは、外形が円盤状の発熱部260と、発熱部260内に形成された蛇行状スリット261と、一端が発熱部260の外周に配置され、他端に発熱部260の折り返し部262が形成された例えば8カ所の直線状スリット263を有している。折り返し部262の幅(径)は、蛇行状スリット261、直線状スリット263のスリット幅よりも大きい。
スリット261,263は、これらによりヒータ電極部26b,26cと接続部26b´,26c´間でそれぞれ電流が分離して流れる距離が等しくなるように配置されている。
このように構成されるヒータは、図5に示されるように、ヒータ電極部26bとの接続部26b´とヒータ電極部26cとの接続部26c´間に電圧が印加されると、図中の矢印に示されるように、電流が蛇行状スリット261,直線状スリット263によって2つの経路に分かれて流れることにより発熱する。
図6は、図5に示すヒータエレメント26aの電気的接続を示す図である。ここでは、後述するように、ヒータエレメント26a、ヒータ電極部16b、16c、ブースバー17a,17b、および外部電源に接続された電極18a,18bにより電気回路が構成されることが示されている。また、抵抗発熱体であるヒータエレメント26aは内部で並列化されており、ヒータ電極部16b,16cにそれぞれ接続されている。上述のように、ヒータエレメント16a内の電流が分離して流れる2経路の距離は等しくなるため、2つの抵抗成分R1,R2は等しい。従って、ヒータ電極部16b,16cからヒータエレメント26aに流れる電流量をIとすると、ヒータエレメント26a内の2経路における電流量はI/2となる。
このように、本実施形態によれば、蛇行状スリット261を設けることにより、ヒータエレメント26aの発熱部260に2つの経路に分かれて電流が流れるため、折り返し部262に流れる電流量を従来のものより低減することができる。この結果、第1の実施形態の場合よりも、形状は複雑になるが、通電時にヒータエレメント26aの折り返し部262での電流集中を大幅に抑制し、ヒータ寿命を延ばすことができる。そして、ヒータ26の部材交換頻度を減少させ、半導体製造装置の低コスト化およびダウンタイム低減を図ることができる。
尚、本実施形態では、ヒータエレメント26aにおける電流を2つの経路としたが、適宜スリットを形成することにより、電流が分離して流れる距離が等しい3つ以上の経路としてもよい。また、ヒータエレメント26aは円盤形状に限定されない。なお、本実施形態のように電流経路を分割することによる効果は、折り返し部262を設けない場合であっても同様である。
<第3の実施形態>
図7は、本実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメント36aを示す上面図である。第2の実施形態との違いは、発熱部360において、スリットで分離された位置の電位がほぼ同じになるヒータエレメント36aの中心部や、ヒータ電極部16b,16cとの接続位置の近傍等に蛇行状スリット361を設けていない点である。
また、ヒータエレメント36aには、反応室10内に導入されたウェーハwを受け取り、サセプタ13上に載置する突き上げピン(図示省略する)の通路となる3つのピン孔364が、発熱面積の減少を抑えるために、スリット361と連結するように形成されている。更に、ピン孔364により導電部分が狭くならないよう、近接する直線状スリット363に電流弧状部363aが形成されている。
本実施形態によれば、蛇行状スリット361が、等電位のヒータエレメント36aの中心部で分断されている。このため、電流分布に影響を与えることなく、蛇行状スリット361の総面積を小さく抑えることができ、図6に示した第2の実施形態の場合よりもヒータ36全体としての強度を向上させることができる。
図8は、第1の実施形態と同様のヒータエレメント16aを示す図である。折り返し部162の周縁部Aの外周のBでは、Aにおける発熱量の約55%程度となり、折り返し部162から離間したCにおける発熱量はAにおける発熱量の13%程度となる。さらに電流が流れにくいDにおける発熱量はAにおける発熱量の6%程度となり、面内の発熱量にばらつきがあることがわかる。
一方、図9に示す本実施形態のヒータエレメント36aにおいては、折り返し部362の周縁部A´における発熱量が、図8のAにおける発熱量に対して75%程度に低減される。また、A´における発熱量に対して、B´では約60%、C´では約30%となり、D´のように電流が流れにくい部分の面積も小さくなる。このように、蛇行状スリット361を設けることにより、さらに電界集中が抑えられるとともに、面内分布が改善されることがわかる。
<第4の実施形態>
図10は、本実施形態の抵抗加熱ヒータを構成するヒータエレメント46aを示す上面図である。図10に示されるように、本実施形態に係るヒータエレメント46aでは、直線状スリット463は、発熱部460の外周側の端部の全てに面取り加工が施されている点が異なっている。なお、スリット端部のみならず、発熱部460の全ての角部に面取り加工が施されていてもよい。このように、電流の流れにくい端部において面取り加工を施すことにより、温度分布への影響を抑えてヒータエレメント46aの破損の防止を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…反応室、
11a,11b…ガス供給口、
12…整流板、
13…サセプタ、
14…回転部材、
15…回転駆動制御機構、
16…ヒータ、
16a,26a,36a,46a…ヒータエレメント、
16b,16c…ヒータ電極部、
17a,17b…ブースバー、
18a,18b…電極、
19a,19b…放射温度計、
20…温度制御機構、
160,260,360,460…発熱部、
261,361…蛇行状スリット
163,263,363,463…直線状スリット、
162,262,362…折り返し部。

Claims (5)

  1. 面状の発熱部と、一端が前記発熱部の外周に、他端が前記発熱部内にそれぞれ配置されて直線状に開口形成された直線状スリットと、前記他端に連続して開口形成され、開口幅が前記直線状スリットのスリット幅より大きい折り返し部と、を有し、通電により発熱するヒータエレメントと、
    前記ヒータエレメントの所定面に接続され、前記ヒータエレメントへの通電時に電圧が印加される一対の電極と、
    を備え、
    前記直線状スリットは、前記他端から所定距離の間の端部が前記発熱部の外縁の同心円に沿う方向に屈曲し、
    前記折り返し部は、前記同心円上で本体部の中心線より所定の角度ずれるように配置されることを特徴とするヒータ。
  2. 前記ヒータエレメントは、前記一対の電極から前記発熱部内へ流れる電流が等分される配置で前記発熱部内に蛇行状に開口形成された蛇行状スリットを更に含むことを特徴とする請求項1記載のヒータ。
  3. 前記蛇行状スリットは、前記発熱部の中心部で分断されることを特徴とする請求項2記載のヒータ。
  4. 前記直線状スリットは、前記一端に面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項記載のヒータ。
  5. ウェーハが導入される反応室と、
    前記反応室にプロセスガスを供給するガス供給機構と、
    前記反応室よりガスを排気するガス排気機構と、
    前記ウェーハが載置されるウェーハ支持部材と、
    前記ウェーハ支持部材の外周部に接続され、前記ウェーハを回転させる回転部材と、
    前記回転部材と接続され、前記回転部材の回転駆動を制御する回転駆動制御機構と、
    面状の発熱部と、一端が前記発熱部の外周に、他端が前記発熱部の折り返し部内にそれぞれ配置されて直線状に開口形成された直線状スリットと、前記他端に連続して開口形成され、開口幅が直線状スリットの幅より大きい前記折り返し部と、を有し、通電により発熱するヒータエレメントと、前記ヒータエレメントの所定面に接続され、前記ヒータエレメントへの通電時に電圧が印加される一対の電極と、を有し、前記直線状スリットは、前記他端から所定距離の間の端部が前記発熱部の外縁の同心円に沿う方向に屈曲し、前記折り返し部は、前記同心円上で本体部の中心線より所定の角度ずれるように配置されるヒータと、
    を備えることを特徴とする半導体製造装置。
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