JP2017152173A - 車載用燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、スタックケース内に漏出した燃料ガスを、容易且つ確実に排出させることを可能にする。【解決手段】燃料電池スタック10は、スタックケース28の上面部を構成するアッパーパネル74を備える。アッパーパネル74は、外板84と内板86とを有し、前記外板84及び前記内板86の間に排気用流路90が形成される。排気用流路90は、スタックケース28の内部と前記スタックケース28の外部とに連通するとともに、アッパーパネル74の内部面内に沿って形成される。【選択図】図5

Description

本発明は、複数の発電セルが積層された積層体を、スタックケースに収納するとともに、車両内に搭載される車載用燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が、他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備える。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。通常、所定の数の発電セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両に搭載されている。
燃料電池車両では、特に燃料ガスである水素が、燃料電池スタックを搭載する空間内に漏出するおそれがある。このため、燃料電池スタックから漏出した水素を外部に効率よく排出することを目的として、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池自動車が提案されている。
この燃料電池自動車は、乗員居室の前方に燃料電池を搭載する閉空間を配置している。そして、必要に応じて、閉空間の上部には、第1開口部が設けられるとともに、走行時に負圧が発生する位置には、第2開口部が設けられ、前記閉空間内に燃料電池システムから漏洩した水素を排出している。
従って、閉空間の上部に開口部を設けた場合には、特に車両停止状態において、閉空間内で燃料電池システムから漏出した水素を確実に車外に換気できる、としている。また、開口部を負圧の発生位置に設けた場合には、走行時に燃料電池システムから漏洩した水素を閉空間から排出することができる、としている。
特開2004−040950号公報
上記の特許文献1では、閉空間の上部に開口部が設けられている。このため、車両が前後に傾斜した際や、左右に傾斜した際に、水素が閉空間に残るおそれがある。従って、漏出した水素を確実に車外に換気することができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、スタックケース内に漏出した燃料ガスを、容易且つ確実に排出させることが可能な車載用燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る車載用燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルが、複数積層された積層体を備え、前記積層体がスタックケースに収納されており、車両内に搭載されている。
車載用燃料電池スタックは、スタックケースの上面部を構成するアッパーパネルを備えている。そして、アッパーパネルの内部には、スタックケースの内部と前記スタックケースの外部とに連通する流路が、前記アッパーパネルの内部面内に沿って形成されている。
また、アッパーパネルは、少なくともスタックケースの外側に配置される外板と、前記スタックケースの内側に配置される内板とを有し、前記外板と前記内板との間には、流路が形成されていることが好ましい。
さらに、アッパーパネルの上面には、該アッパーパネルの外部に繋がる外側開口部が少なくとも2カ所に設けられているとともに、前記外側開口部には、ダクト部材が接続されることが好ましい。
さらにまた、アッパーパネルの下面には、スタックケースの内部に繋がる内側開口部が設けられているとともに、前記内側開口部は、外側開口部よりも積層体の中央側に近接して配置されていることが好ましい。
本発明によれば、アッパーパネルの内部には、スタックケースの内部と前記スタックケースの外部とに連通する流路が、前記アッパーパネルの内部面内に沿って形成されている。このため、スタックケース内を上昇する燃料ガスは、アッパーパネルの内部を通って流動した後、前記スタックケースの外部に円滑に排出されている。従って、簡単な構成で、スタックケース内に漏出した燃料ガスを、容易且つ確実に排出させることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る車載用燃料電池スタックが搭載された燃料電池車両の前方部分の概略斜視説明図である。 前記燃料電池車両の概略平面説明図である。 前燃料電池スタックを収納するスタックケースの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、V−V線断面説明図である。 前記スタックケースを構成するアッパーパネルの分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る車載用燃料電池スタックが搭載された燃料電池車両の前方部分の概略斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る車載用燃料電池スタック10は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両12に搭載される。燃料電池車両12は、燃料電池スタック10をダッシュボード16の前方に形成されたフロントルーム(モータルーム)18内に配設する。
図3に示すように、燃料電池スタック10は、複数の発電セル20が車両幅方向(矢印B方向)に積層された積層体20asを備える。発電セル20の積層方向一端には、第1ターミナルプレート22a、第1絶縁プレート24a及び第1エンドプレート26aが、外方に向かって順次配設される。
発電セル20の積層方向他端には、第2ターミナルプレート22b、第2絶縁プレート24b及び第2エンドプレート26bが、外方に向かって順次配設される。積層体20asは、第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bを端板としてスタックケース28に収納される。なお、スタックケース28は、第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bの外方に個別のプレート部材を設けて構成してもよい。
第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bは、発電セル20、第1絶縁プレート24a及び第2絶縁プレート24bの外形寸法よりも大きな外形寸法に設定される。第1ターミナルプレート22aは、第1絶縁プレート24aの内部の凹部に収容される一方、第2ターミナルプレート22bは、第2絶縁プレート24bの内部の凹部に収容されてもよい。
横長形状の第1エンドプレート26aの中央部(又は中央部から偏心した位置)からは、第1ターミナルプレート22aに接続された第1電力出力端子30aが外方に向かって延在する。横長形状の第2エンドプレート26bの中央部(又は中央部から偏心した位置)からは、第2ターミナルプレート22bに接続された第2電力出力端子30bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート26aと第2エンドプレート26bの各辺間には、それぞれ各辺の中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー32が配置される。連結バー32の両端は、ねじ34により固定され、積層体20asに積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
図4に示すように、発電セル20は、電解質膜・電極構造体36が、第1セパレータ38及び第2セパレータ40に挟持される。発電セル20の四隅は、第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bの角部形状を対応して、好ましくは、湾曲形状(R形状)を有する。第1セパレータ38及び第2セパレータ40は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。
発電セル20の矢印A方向の一端縁部には、それぞれ積層方向(矢印B方向)に個別に連通して、酸化剤ガス入口連通孔42a及び燃料ガス入口連通孔44aが、矢印C方向(鉛直方向)に配列して設けられる。酸化剤ガス入口連通孔42aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する。燃料ガス入口連通孔44aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する。
発電セル20の矢印A方向の他端縁部には、それぞれ矢印B方向に個別に連通して、燃料ガス出口連通孔44b及び酸化剤ガス出口連通孔42bが、矢印C方向に配列して設けられる。燃料ガス出口連通孔44bは、燃料ガスを排出し、酸化剤ガス出口連通孔42bは、酸化剤ガスを排出する。
発電セル20の矢印C方向一端縁部には、それぞれ矢印B方向に個別に連通して、一対の冷却媒体入口連通孔46aが上下に設けられる。冷却媒体入口連通孔46aは、冷却媒体を供給する。発電セル20の矢印C方向他端縁部には、それぞれ矢印B方向に個別に連通して、一対の冷却媒体出口連通孔46bが上下に設けられる。冷却媒体出口連通孔46bは、冷却媒体を供給する。
第1セパレータ38の電解質膜・電極構造体36に向かう面には、酸化剤ガス入口連通孔42aと酸化剤ガス出口連通孔42bとに連通する酸化剤ガス流路48が設けられる。第2セパレータ40の電解質膜・電極構造体36に向かう面には、燃料ガス入口連通孔44aと燃料ガス出口連通孔44bとに連通する燃料ガス流路50が設けられる。
互いに隣接する発電セル20を構成する第1セパレータ38と第2セパレータ40との間には、冷却媒体入口連通孔46aと冷却媒体出口連通孔46bとを連通する冷却媒体流路52が設けられる。第1セパレータ38には、第1シール部材54が、一体又は個別に設けられる一方、第2セパレータ40には、第2シール部材56が、一体的又は個別に設けられる。
電解質膜・電極構造体36は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)58と、前記固体高分子電解質膜58を挟持するカソード電極60及びアノード電極62とを備える。カソード電極60及びアノード電極62は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜58の両面に形成される。
図3に示すように、第1エンドプレート26aの一方の対角位置には、酸化剤ガス入口連通孔42aに連通する酸化剤ガス供給マニホールド64aと、酸化剤ガス出口連通孔42bに連通する酸化剤ガス排出マニホールド64bとが設けられる。第1エンドプレート26aの他方の対角位置には、燃料ガス入口連通孔44aに連通孔する燃料ガス供給マニホールド66aと、燃料ガス出口連通孔44bに連通する燃料ガス排出マニホールド66bとが設けられる。
図2に示すように、第2エンドプレート26bには、冷却媒体入口連通孔46aに連通する冷却媒体供給マニホールド68aと、冷却媒体出口連通孔46bに連通する冷却媒体排出マニホールド68bとが設けられる。
図3に示すように、スタックケース28は、前方サイドパネル70、後方サイドパネル72、アッパーパネル74、ローワーパネル76、第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bを備える。スタックケース28を構成する各部品は、互いに、さらに第1エンドプレート26a及び第2エンドプレート26bに対して、孔部78を通ってねじ穴80に螺合するねじ82により固定される。
前方サイドパネル70及び後方サイドパネル72は、例えば、押し出し成形や鋳造、又は機械加工等により形成される。前方サイドパネル70及び後方サイドパネル72は、鉛直方向に配置される横長プレート形状を有し、それぞれの上部及び下部は、スタックケース28の内方に膨出する。
スタックケース28の上面部を構成するアッパーパネル74は、図3、図5及び図6に示すように、互いに接合される一対のプレス板(プレス成形板)である外板84と内板86とを備える。外板84及び内板86は、表面が凹凸状にプレス成形された金属製薄板で構成される。外板84及び内板86間には、積層方向(矢印B方向)に沿って延在するプレート両端部(矢印A方向の両端部)に対応して平板部材88a、88bが介装される。
外板84は、スタックケース28の上面を構成し、薄板状を有する。内板86は、スタックケース28の内周面を構成し、薄板状を有するとともに、発電セル20の外周形状に沿って湾曲形状又は屈曲形状あるいは両方の形状を有する。
平板部材88a、88bは、矢印B方向に長尺な略角棒状を有し、外板84及び内板86よりも肉厚に形成される。平板部材88a、88bは、外板84及び内板86にMIG溶接やTIG溶接(又はスポット溶接、ろう付け又は摩擦撹拌溶接等でもよい)により固定される。外板84及び内板86は、溶接等により互いに固定される。外板84、内板86及び平板部材88a、88bには、所望の位置にボルト挿入用の孔部78が形成される。
アッパーパネル74の内部には、外板84と内板86との間にあって、スタックケース28の内部と前記スタックケース28の外部とに連通する排気用流路90が、内部面内に沿って形成される。なお、アッパーパネル74は、3枚以上のプレス板により構成されてもよく、また、中子を回いて鋳造により一体形成されてもよい。
図6に示すように、アッパーパネル74の上面を構成する外板84には、前記アッパーパネル74の外部に繋がる外側開口部92が、少なくとも2カ所、第1の実施形態では、4隅に対応して4カ所に設けられる。
アッパーパネル74の下面を構成する内板86には、スタックケース28の内部に繋がる内側開口部94a、94bが、それぞれ少なくとも2カ所、第1の実施形態では、それぞれ4カ所に設けられる。内側開口部94aは、内板86の四隅に対応し且つ外側開口部92よりも積層体20asの中央側に近接して配置される。内側開口部94bは、内側開口部94aよりも積層体20asの中央側に近接して配置される。
内側開口部94bは、三角形状を有しているが、これに限定されるものではなく、四角形状や円形状等、種々の形状を採用することができる。外側開口部92及び内側開口部94aは、四角形状、三角形状又は円形状等、種々の形状を採用することができる。また、内側開口部94a、94bは、燃料ガスが溜まり易い場所であれば、種々の場所に設定することが可能である。
内側開口部94a、94bは、スタックケース28の内部と排気用流路90とに連通するとともに、各外側開口部92は、前記排気用流路90に連通し且つダクト部材96に接続される。図1及び図2に示すように、スタックケース28の車両前方の2つのダクト部材96には、前方排気ダクト98fが一体に接続される。スタックケース28の車両後方の2つのダクト部材96には、後方排気ダクト98bが一体に接続される。
前方排気ダクト98fは、スタックケース28の上方に沿って燃料電池車両12の車幅方向(矢印B方向)両側に延在し、車両側部の各車両前方排気口100fに接続される。後方排気ダクト98bは、スタックケース28の上方に沿って燃料電池車両12の車幅方向両側に延在し、車両側部の各車両後方排気口100bに接続される。
図3及び図5に示すように、スタックケース28の下面部を構成するローワーパネル76は、互いに接合される少なくとも一対のプレス板(プレス成形板)である外板102と内板104とを備える。外板102及び内板104は、表面が凹凸状にプレス成形された金属製薄板で構成される。外板102及び内板104間には、積層方向(矢印B方向)に沿って延在するプレート両端部(矢印A方向の両端部)に対応して平板部材106a、106bが介装される。
平板部材106a、106bは、矢印B方向に長尺な略角棒状を有し、外板102及び内板104よりも肉厚に形成される。外板102、内板104及び平板部材106a、106bは、上記のアッパーパネル74と同様に固定される。
このように構成される燃料電池車両12の動作について、以下に説明する。
まず、燃料電池車両12の運転時には、図3に示すように、第1エンドプレート26aの燃料ガス供給マニホールド66aから燃料ガス入口連通孔44aには、水素含有ガス(例えば、水素ガス)等の燃料ガスが供給される。一方、第1エンドプレート26aの酸化剤ガス供給マニホールド64aから酸化剤ガス入口連通孔42aには、酸素含有ガス(例えば、空気)等の酸化剤ガスが供給される。
図4に示すように、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔44aから第2セパレータ40の燃料ガス流路50に導入される。この燃料ガスは、矢印A方向に流通して電解質膜・電極構造体36を構成するアノード電極62に供給される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔42aから第1セパレータ38の酸化剤ガス流路48に導入される。酸化剤ガスは、矢印A方向に流通して電解質膜・電極構造体36を構成するカソード電極60に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体36では、アノード電極62に供給される燃料ガスと、カソード電極60に供給される酸化剤ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
燃料ガスは、図3に示すように、燃料ガス出口連通孔44bから第1エンドプレート26aの燃料ガス排出マニホールド66bに排出される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔42bから第1エンドプレート26aの酸化剤ガス排出マニホールド64bに排出される。
また、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、図2に示すように、第2エンドプレート26bの冷却媒体供給マニホールド68aから冷却媒体入口連通孔46aに供給される。図4に示すように、一対の冷却媒体入口連通孔46aに供給された冷却媒体は、互いに隣接する第1セパレータ38及び第2セパレータ40間の冷却媒体流路52に導入される。冷却媒体は、一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体36を冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔46bを流通して冷却媒体排出マニホールド68bに排出される(図2参照)。
この場合、第1の実施形態では、図5及び図6に示すように、アッパーパネル74の内部には、スタックケース28の内部と前記スタックケース28の外部とに連通する排気用流路90が、内部面内に沿って形成されている。そして、燃料電池スタック10から漏出する燃料ガス、例えば、水素は、空気よりも軽いため、スタックケース28内を上昇する。スタックケース28内を上昇する燃料ガス(水素)は、アッパーパネル74を構成する内板86の各内側開口部94a、94bを通って排気用流路90に流入する。
排気用流路90に沿って流動した燃料ガスは、アッパーパネル74を構成する外板84の各外側開口部92からダクト部材96に排出される。図1及び図2に示すように、車両前方の2つのダクト部材96には、前方排気ダクト98fが一体に接続され、車両後方の2つのダクト部材96には、後方排気ダクト98bが一体に接続されている。
このため、ダクト部材96から前方排気ダクト98fに排出された燃料ガスは、燃料電池車両12の車両側部の各車両前方排気口100fから車両外部に排出される。一方、ダクト部材96から後方排気ダクト98bに排出された燃料ガスは、燃料電池車両12の車両側部の各車両後方排気口100bから車両外部に排出される。
しかも、アッパーパネル74では、内側開口部94aは、外側開口部92よりも積層体20asの中央側に近接して配置されるとともに、内側開口部94bは、前記内側開口部94aよりも前記中央側に近接して配置されている。従って、スタックケース28内を上昇する燃料ガスは、内側開口部94a、94bを通って混合希釈された後、排気用流路90に円滑且つ確実に流通することができる。
さらに、アッパーパネル74には、2つの対角位置に対応してスタックケース28内を外部に連通する4個の外側開口部92が形成されている。そして、各外側開口部92には、ダクト部材96の一端が接続されるとともに、前記ダクト部材96の他端は、前方排気ダクト98f又は前方排気ダクト98fを介して外部に開放されている。これにより、燃料電池車両12が前後方向又は左右方向に傾斜しても、少なくとも4個の外側開口部92のいずれから燃料ガスを排出させることができる。
このため、第1の実施形態では、簡単な構成で、スタックケース28内に漏出した燃料ガスを、容易且つ確実に排出させることが可能になるという効果が得られる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る車載用燃料電池スタック110が搭載された燃料電池車両112の前方部分の概略斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック110と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック110は、複数の発電セル20が収容されたスタックケース114を備える。スタックケース114は、アッパーパネル116を備え、前記アッパーパネル116は、前記スタックケース114の上面部を構成する。
アッパーパネル116の上面である外板118には、一方の対角位置にスタックケース114内の排気用流路90を外部に連通する外側開口部92が形成される。第2の実施形態では、外板118には、外側開口部92が2カ所に設けられる。
前方の外側開口部92には、前方排気ダクト120fの一端が接続されるとともに、前記前方排気ダクト120fの他端が車両前方排気口100fに接続される。後方の外側開口部92には、後方排気ダクト120bの一端が接続されるとともに、前記後方排気ダクト120bの他端が車両後方排気口100bに接続される。
このように構成される第2の実施形態では、スタックケース114の上面を構成するアッパーパネル116には、1つの対角位置に対応して該スタックケース114内の排気用流路90を外部に連通する2個の外側開口部92が形成されている。そして、外側開口部92には、前方排気ダクト118f及び後方排気ダクト120bの一端が接続されるとともに、前記前方排気ダクト120f及び前記後方排気ダクト120bの他端は、外部に開放されている。
このため、第2の実施形態では、簡単な構成で、スタックケース114内に漏出した燃料ガスを、容易且つ確実に排出させることが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、110…燃料電池スタック 12、112…燃料電池車両
20…発電セル 20as…積層体
26a、26b…エンドプレート 28、114…スタックケース
36…電解質膜・電極構造体 38、40…セパレータ
42a…酸化剤ガス入口連通孔 42b…酸化剤ガス出口連通孔
44a…燃料ガス入口連通孔 44b…燃料ガス出口連通孔
46a…冷却媒体入口連通孔 46b…冷却媒体出口連通孔
48…酸化剤ガス流路 50…燃料ガス流路
52…冷却媒体流路 58…固体高分子電解質膜
60…カソード電極 62…アノード電極
70…前方サイドパネル 72…後方サイドパネル
74、116…アッパーパネル 76…ローワーパネル
84、102、118…外板 86、104…内板
88a、88b…平板部材 90…排気用流路
92…外側開口部 94a、94b…内側開口部
96…ダクト部材 98f、120f…前方排気ダクト
98b、120b…後方排気ダクト

Claims (4)

  1. 燃料ガスと酸化剤ガスとの電気化学反応により発電する発電セルが、複数積層された積層体を備え、前記積層体がスタックケースに収納されており、車両内に搭載される車載用燃料電池スタックであって、
    前記スタックケースの上面部を構成するアッパーパネルを備え、
    前記アッパーパネルの内部には、前記スタックケースの内部と前記スタックケースの外部とに連通する流路が、前記アッパーパネルの内部面内に沿って形成されていることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の車載用燃料電池スタックであって、前記アッパーパネルは、少なくとも前記スタックケースの外側に配置される外板と、前記スタックケースの内側に配置される内板とを有し、
    前記外板と前記内板との間には、前記流路が形成されていることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の車載用燃料電池スタックであって、前記アッパーパネルの上面には、該アッパーパネルの外部に繋がる外側開口部が少なくとも2カ所に設けられているとともに、
    前記外側開口部には、ダクト部材が接続されることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  4. 請求項3記載の車載用燃料電池スタックであって、前記アッパーパネルの下面には、前記スタックケースの内部に繋がる内側開口部が設けられているとともに、
    前記内側開口部は、前記外側開口部よりも前記積層体の中央側に近接して配置されていることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
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