JP2017151373A - 赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システム - Google Patents

赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システム Download PDF

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Abstract

【課題】FTIRからの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡の光学系の光軸とを適切かつ容易に合わせ込むことが可能な赤外顕微鏡の提供。
【解決手段】赤外光を試料上の分析位置に導く照明光学系61と、赤外分光光度計20から供給される赤外光を照明光学系61に導くための位置調整が可能な接続光学系80と、試料上の分析位置を含む領域に可視光を出射する可視光源部30と、試料上の分析位置を含む領域からの可視光が検出面に入射して可視光画像を取得する画像取得部40と、試料上の分析位置からの赤外光を検出する検出部50とを備え、画像取得部40は、赤外光が検出面に入射して赤外光画像を取得する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤外分光光度計と組み合わせて用いられる赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システムに関する。
フーリエ変換赤外分光光度計(以下、「FTIR」と略す)には、赤外線波長領域における顕微分光を行う赤外顕微鏡が組み合わされることがある。このとき、FTIRと赤外顕微鏡本体との間に接続光学系が配置され、接続光学系の平面鏡の角度が調整されることで、FTIRからの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体の赤外光導入部(光学系)の光軸とが適切に合わせられるようになっている。
そして、FTIRから接続光学系を介して赤外光束が供給された赤外顕微鏡は、その赤外光束を試料表面上の特定の微小部位(例えば15μm×15μmの分析位置)に照射する。試料表面上の特定の微小部位からは有機物等の官能基に基づいて分子構造等に特有のスペクトルが発生するため、このスペクトルを検出して分析することにより、有機物等の同定や定量を行っている(例えば特許文献1参照)。
また、赤外顕微鏡は、分析者が試料表面の観察を行うためのCCDカメラやCMOSカメラ等の画像取得部を備え、この画像取得部を用いて試料表面の可視光画像が観察されつつ試料表面上における分析位置の決定等が行われている。例えば、ハロゲンランプ等の光源から試料表面上の分析位置を含む領域に可視光を照射して、試料表面上の分析位置を含む領域で反射した可視光をCMOSカメラで検出することにより、検出された可視光に基づいて可視光画像が表示されている。これにより、分析者は、可視光画像を観察しながら試料上の赤外光束の照射位置を指定したり、試料上の分析範囲の位置を指定したりしている。
図4は、従来の赤外顕微鏡システムの要部構成を示す図である。なお、地面に水平な一方向をX方向とし、地面に水平でX方向と垂直な方向をY方向とし、X方向とY方向とに垂直な方向をZ方向とする。
赤外顕微鏡システムは、赤外顕微鏡本体200と接続光学系80とを有する赤外顕微鏡2と、FTIR20と、赤外顕微鏡システム全体の制御を行うコンピュータ190とを備える。
赤外顕微鏡本体200は、試料Sが載置される試料ステージ10と、可視光を出射する可視光源部130と、可視光を検出する検出面を有する画像取得装置140と、赤外光を検出する検出部50と、カセグレン鏡60、61と、透過反射切替鏡62と、放物面鏡63、64と、ビームスプリッタ70とを備える。
試料ステージ10の詳細については図示を省略するが、移動体である試料台とX方向駆動機構とY方向駆動機構とZ方向駆動機構とを備える。
試料台の上面には、試料Sを載せたり取り除いたりすることが可能となっている。このような試料台は、コンピュータ190によって駆動機構へ必要な駆動信号が出力されることにより、所望のX方向とY方向とZ方向とに移動できるようになっている。
可視光源部130は、400nm〜1000nmの可視・近赤外光を含む照明光を出射するハロゲンランプである。そして、可視光源部130は、出射した照明光が、透過反射切替鏡62で透過測定と反射測定との光路が選択切替された後、カセグレン鏡60(反射測定時)またはカセグレン鏡61(透過測定時)と、放物面鏡63(透過測定時)または放物面鏡64(反射測定時)とによって集光されて、試料ステージ10に載置された試料S表面上の分析位置を含む領域に照射されるようになっている。
画像取得装置140は、検出面を有するCMOSカメラ141と、CMOSカメラ141の前方に配置された赤外線カットフィルタ142及び結像レンズ43とを備える。これにより、試料S表面上の分析位置を含む領域からの400nm〜1000nmの可視・近赤外光を含む照明光がカセグレン鏡60によって集光されて所定方向(−Z方向)に進行後、400nm〜680nmの可視光がCMOSカメラ141の検出面で検出される。
検出部50は、赤外検出器(MCT)51を備える。これにより、試料S上の分析位置からの赤外光束がカセグレン鏡60、61によって集光されて、所定方向(−Z方向)に進行し、ビームスプリッタ70によって赤外光束がX方向に反射された後、赤外検出器51で検出される。
接続光学系80は、FTIR20からの赤外光束を略90°折り曲げるための第一平面鏡81と、第一平面鏡81からの赤外光束を略90°折り曲げるための第二平面鏡82と、第一平面鏡81のピッチ角度を調整するネジ調整機構(図示せず)と、第一平面鏡81のヨー角度を調整するネジ調整機構(図示せず)とを備える。
ここで、FTIR20の要部構成について図5を用いて説明する。FTIR20は、光束取出窓(導出口)21aを有する筐体21と、マイケルソン干渉計22と、赤外光束を出射する赤外光源部23と、移動鏡速度情報検出部24と、検出器25と、検出器25か光束取出窓21aのいずれかに光路を切り替えるための切替鏡26とを備える。
マイケルソン干渉計22は、移動鏡22aを有する移動鏡ユニットと、固定鏡22bを有する固定鏡ユニットと、移動鏡22aと固定鏡22bとの間に配置されたビームスプリッタ22cとを備える。
このようなマイケルソン干渉計22によれば、赤外光源部23から出射された赤外光束は、ビームスプリッタ22cに照射され、ビームスプリッタ22cで移動鏡22aと固定鏡22bとの二方向に分割される。そして、移動鏡22aで反射した赤外光束と固定鏡22bで反射した赤外光束とはビームスプリッタ22cに戻って合成され、光束取出窓21aや検出器25へ送られる。このとき、移動鏡22aは入射光軸方向Mで前後に往復動しているため、分割された二光束の光路長の差は周期的に変化し、ビームスプリッタ22cから光束取出窓21aや検出器25へ向かう光は、時間的に振幅が変動するインターフェログラムとなる。
赤外光源部23は、赤外光束を出射する赤外光源23aと、異なる直径の円形開口を選択切替できるジャキノー絞り23bと、放物面鏡23cと、集光鏡23dとを備える。これにより、赤外光源23aから出射された赤外光束は、集光鏡23dやジャキノー絞り23bや放物面鏡23cを介してマイケルソン干渉計22のビームスプリッタ22cに照射される。なお、ジャキノー絞り23bは、FTIR20のスペクトル分解を決める機能を持ち、円形開口を小さくしていくことで分解能が上がり、高スペクトル分解が必要な気体試料等の分析が可能になっている。
その後、光束取出窓21aから出射された赤外光束は、接続光学系80を介して赤外顕微鏡本体200の透過反射切替鏡62で透過測定と反射測定との光路が選択切替された後、カセグレン鏡60またはカセグレン鏡61と、放物面鏡63または放物面鏡64とによって集光されて、試料ステージ10に載置された試料S上の分析位置(例えば15μm×15μm)に照射されるようになっている。
また、FTIR20には、移動鏡速度情報を検出するための移動鏡速度情報検出部24が設けられている。移動鏡速度情報検出部24は、赤色レーザ光(632.8nm)を用いた速度情報検出を行っており、赤色レーザ光を出射するHe−Neレーザ光源部24aと、赤色レーザ光を反射するハーフミラー24b及びハーフミラー24cと、レーザ光検出器24dとを備える(例えば特許文献2参照)。
このような移動鏡速度情報検出部24によれば、He−Neレーザ光源部24aから出射された赤色レーザ光は、ハーフミラー24bを経てビームスプリッタ22cに照射され、ビームスプリッタ22cで移動鏡22aと固定鏡22bとの二方向に分割される。そして、移動鏡22aで反射した赤色レーザ光と固定鏡22bで反射した赤色レーザ光とはビームスプリッタ22cに戻って合成される。このときも同様に移動鏡22aは入射光軸方向Mで前後に往復動しているため、分割された二光束の光路長の差は周期的に変化し、ビームスプリッタ22cからレーザ光検出器24dへ向かう光は、時間的に振幅が変動するレーザ干渉光となる。そして、レーザ光検出器24dによる検出信号、つまりレーザ光干渉縞信号により、移動鏡22aの位置や移動鏡速度等が算出されるようになっている。このときのレーザ干渉光は、ビームスプリッタ22cからの戻り光として光束取出窓21aや検出器25へも送られる。
ところで、このような赤外顕微鏡システムでは、FTIR20からの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体200の光学系の光軸とを適切に合わせ込む調整作業を実行する必要がある。
ここで、その調整作業について説明する。まず、作業者(分析者等)は、FTIR20と赤外顕微鏡本体200との間に接続光学系80を設置する。次に、作業者は、FTIR20のHe−Neレーザ光源部24aから赤色レーザ光を出射させる。次に、作業者は、He−Neレーザ光源部24aからマイケルソン干渉計22に入り、ビームスプリッタ22cからの戻り赤色レーザ光を目安にして、第一平面鏡81の角度を粗調整する。このとき、第一平面鏡81からの赤色レーザ光が導かれる第二平面鏡82に例えば方眼紙のようなレーザの標的となるものを被せて、標的中の赤色レーザ光の位置を目視で確認しながらネジ調整機構を用いて粗調整する。次に、作業者は、FTIR20の赤外光源部23から赤外光束を出射させる。次に、作業者は、赤外検出器51からの出力信号による赤外スペクトルを見ながら、赤外パワーが最大となるように、ネジ調整機構を用いて第一平面鏡81の角度を微調整する(図3参照)。
特開2000−121554号公報 特開2009−139352号公報
しかしながら、上述したような調整作業で、作業者が標的中の赤色レーザ光の位置を目視で確認しながら、赤外スペクトルを確認できるまでネジ調整機構を用いて粗調整するには、非常に時間がかかっていた。
また、ネジ調整機構を用いて粗調整した場合でも、赤外スペクトルを確認するための適切位置となっていないことがあった。この場合、赤外スペクトルの強度を上げるべく調整代の広い範囲を探索しながら再調整するため、十数分から数十分を要することがあった。さらに、赤外パワーが上がらず適切な位置が見つからない場合には、何度もやり直さなければならなかった。
なお、FTIR20からの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体200の光学系の光軸とにズレが生じると、赤外顕微鏡2の透過モードに対する反射モードの赤外パワー検出の配分が設計値から大きく外れ、反射モードで使用するATRやGAOのように、赤外光束に対して入射瞳が小さく低光量で使用するようなオプションの性能を充分に発揮することができない。
本発明者は、FTIR20からの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体200の光学系の光軸とを適切に容易に合わせ込むことが可能な調整作業について検討した。
He−Neレーザ光源部24aは、マイケルソン干渉計22からの戻り赤色レーザ光がレーザチューブ(He−Neレーザ光源部24a)の射出窓内に入らないように、マイケルソン干渉計22の光学系の光軸から僅かな角度(例えば0.5℃)だけずれるように設置されている。これは、レーザチューブ内に赤色レーザ光が戻るとレーザ発振が不安定になり、マイケルソン干渉計22の制御に影響が出てしまうことを防ぐためである。よって、He−Neレーザ光源部24aから出射された赤色レーザ光が、マイケルソン干渉計22に入り、移動鏡22aと固定鏡22bとで反射して戻り、ビームスプリッタ22cから第二平面鏡82に至るまでの距離が長いために、赤色レーザ光の光軸と赤外光束の光軸とのズレ量が過度に大きくなっていることがわかった。
また、ズレ量の大きい赤色レーザ光を目安にして第一平面鏡81の角度を調整後、赤外スペクトルを見ながら第一平面鏡81の角度を微調整する際に、赤外光束の断面強度分布に偏りや周囲より局所的に強い部分(ローカルな副極大)が存在していると、第一平面鏡81の角度を赤外光束の光軸から外れた局所的な極大となるように微調整してしまうことがあった(図3の符号A、Bのスペクトル参照)。つまり、一旦局所的に高い位置を見つけてしまうと、そこから第一平面鏡81をどの向きに動かしても赤外パワーが下がることから、その位置が赤外パワーの最大位置であると誤認することがわかった。
そこで、He−Neレーザ光源部24aからの赤色レーザ光を目安にするのではなく、赤外光源部23からの赤外光束そのものを利用することにした。また、赤外光束は肉眼では見えないため、赤外光束を検出することが可能な画像取得部を用いることにした。例えば、上述したような赤外顕微鏡本体200では、CMOSカメラ141の前方に配置された赤外線カットフィルタ142を外すと同時に、400nm〜1000nmの光が検出可能な高感度CMOSカメラを採用した。
ここで、図6は、FTIR20の赤外光源部23からCMOSカメラ141までの光路図(比例尺ではない)である。なお、図面簡略化のため、説明に不要な折り曲げ平面鏡類と赤外測定系との表記は省いた概略図のみを示している。
(1)赤外光源23a、(2)ジャキノー絞り23b、(3)顕微鏡ピンホール65(光学鏡筒長さにより決まる)、(4)試料面、(5)遠隔可変アパーチャ66(試料S面上の赤外測定領域を決める)、(6)CMOSカメラ141の6か所の共役な位置が、光軸上に理想的に配置され、芯出しとピント調整とが適切な状態であれば、(1)〜(6)の像がCMOSカメラ141の検出面に重なって結像し、同時に、(1)〜(6)の像の中心がCMOSカメラ141の画像の視野中心に合致している状態となる。なお、FTIR20側の(1)と(2)とは、FTIR20の製造時に光軸調整が完了しており、(3)〜(6)の4か所は、赤外顕微鏡2の製造時に光軸調整が完了している。
よって、肉眼では見えない赤外光を赤外顕微鏡本体200に内蔵されたCMOSカメラ141で可視化しながら、赤外光の光軸と赤外顕微鏡本体200の光学系の光軸との調整を実施することを見出した(図2(a)〜(c)参照)。
すなわち、本発明の赤外顕微鏡は、赤外光を試料上の分析位置に導く照明光学系と、赤外分光光度計から供給される赤外光を前記照明光学系に導く接続光学系と、前記試料上の分析位置を含む領域に可視光を出射する可視光源部と、前記試料上の分析位置を含む領域からの可視光が検出面に入射して可視光画像を取得する画像取得部と、前記試料上の分析位置からの赤外光を検出する検出部とを備える赤外顕微鏡であって、前記接続光学系は、位置調整が可能となっており、前記画像取得部は、赤外光が検出面に入射して赤外光画像を取得することが可能となっているようにしている。
本発明の赤外顕微鏡によれば、赤外光画像を見ながら接続光学系の位置を調整することができるため、明らかに作業性が向上し、赤外分光光度計からの赤外光の光軸と赤外顕微鏡の光学系の光軸とを適切に合わせ込むまでの作業をごく短時間(2〜3分)で行うことができる。また、赤外光と赤外光画像の視野中心とに対するズレ量が計測可能となるため、調整作業時の合否判定基準を定量的に設定することで、調整作業後の機差を小さく抑えることができる。さらに、調整結果を赤外光画像として残すことができるため、例えば、経時変化による赤外パワーの低下があった場合に、記憶させた赤外光画像と現在の赤外光画像とを比較することで、赤外パワーの低下の原因が光軸のズレに起因するかどうかを調べるというような、不具合診断の手法として活用することができる。
(他の課題を解決するための手段及び効果)
また、本発明の赤外顕微鏡において、前記接続光学系は、第一平面鏡と、第二平面鏡と、前記第一平面鏡を回転移動させる調整機構とを備えるようにしてもよい。
また、本発明の赤外顕微鏡システムにおいて、前記可視光源部は、白色LEDであるようにしてもよい。
本発明の赤外顕微鏡によれば、白色LEDを用いることで、赤外線カットフィルタを外した場合でも、近赤外光の放射がなく、通常分析時の可視光画像が赤く被る不具合を防止することができる。
また、本発明の赤外顕微鏡システムにおいて、上述したような赤外顕微鏡と、赤外分光光度計と、前記赤外顕微鏡及び前記赤外分光光度計を制御する制御部とを備えるようにしてもよい。
そして、本発明の赤外顕微鏡システムにおいて、前記赤外分光光度計は、赤外光を出射する赤外光源と、前記赤外光源の前方に配置されたジャキノー絞りとを備えるようにしてもよい。
本発明の赤外顕微鏡システムによれば、調整作業時には使用しないジャキノー絞りの円形開口を光路に挿入し、接続光学系の角度の変化に追従して動く円形開口像の中心を目視で確認しながら赤外光画像の視野中心に合わせることで、赤外分光光度計からの赤外光の光軸と赤外顕微鏡の光学系の光軸とを短時間で正確に調整することができる。
さらに、本発明の赤外顕微鏡システムにおいて、前記制御部は、前記赤外光画像に基づいて、前記接続光学系を制御するようにしてもよい。
本発明に係る赤外顕微鏡システムの要部構成を示す図。 画像取得装置から取得された赤外光画像の一例を示す図。 検出部から取得された赤外スペクトルの一例を示す図。 従来の赤外顕微鏡システムの要部構成を示す図。 FTIRの要部構成を示す図。 FTIRの赤外光源部からCMOSカメラまでの光路図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれる。
図1は、実施形態に係る赤外顕微鏡システムの要部の構成を示す図である。なお、上述した従来の赤外顕微鏡システムと同様のものについては、同じ符号を付すことにより説明を省略する。
赤外顕微鏡システムは、赤外顕微鏡本体100と接続光学系80とを有する赤外顕微鏡1と、FTIR20と、赤外顕微鏡システム全体の制御を行うコンピュータ90とを備える。
赤外顕微鏡本体100は、試料Sが載置される試料ステージ10と、可視光を出射する可視光源部30と、可視光を検出する検出面を有する画像取得装置40と、赤外光を検出する検出部50と、カセグレン鏡60、61と、透過反射切替鏡62と、放物面鏡63、64と、ビームスプリッタ70とを備える。
可視光源部30は、400nm〜700nmの可視光を出射する白色LEDである。そして、可視光源部30は、出射した可視光が、透過反射切替鏡62で透過測定と反射測定との光路が選択切替された後、カセグレン鏡60またはカセグレン鏡61と、放物面鏡63または放物面鏡64とによって集光されて、試料ステージ10に載置された試料S表面上の分析位置を含む領域に照射されるようになっている。
画像取得装置40は、検出面を有するCMOSカメラ41と、CMOSカメラ41の前方に配置された結像レンズ43とを備える。これにより、試料S表面上の分析位置を含む領域からの400nm〜1000nmの光がカセグレン鏡60によって集光されて所定方向(−Z方向)に進行後、400nm〜1000nmの光がCMOSカメラ41の検出面で検出される。
コンピュータ90は、CPU(制御部)91とメモリ(図示せず)とを備え、さらに操作部92とモニタ93とが連結されている。また、CPU91が処理する機能をブロック化して説明すると、画像取得装置40から画像を取得してモニタ93に表示する画像取得制御部91aと、検出部50から赤外光情報を取得してフーリエ変換することにより赤外スペクトルを算出してモニタ93に表示する分析制御部91bとを有する。
ここで、図2は、画像取得装置40から取得された赤外光画像の一例を示す図であって、赤外光画像中にはジャキノー絞り23bの円形開口像が表示されている。また、図2(a)は、円形開口像が赤外光画像の右側に外れた状態、図2(b)は、円形開口像が赤外光画像の少し中心に近づくように調整された状態、図2(c)は、円形開口像が赤外光画像のほぼ中央に調整された状態をそれぞれ示している。
なお、赤外光画像の倍率は、カセグレン鏡60の倍率に対応しており、カセグレン鏡60の倍率変更と連動することになる。さらに、赤外光画像中の円形開口像の直径は、ジャキノー絞り23bの円形開口の直径に対応しており、円形開口の直径の変更と連動することになる。
よって、円形開口像の直径を赤外光画像の縦方向程度あるいはそれよりも小さくすることが好ましく、調整作業時には大きな円形開口から小さな円形開口へ切り替えながら調整すると、赤外光束の光軸の中心を見つけやすくなる。
ここで、試料面上に結像する円形開口像の直径は、下記式(1)で算出できる。
試料S面上での円形開口像の直径=円形開口の直径×(放物面鏡63または64の焦点距離)/(放物面鏡23cの焦点距離)/(カセグレン鏡60の倍率) ・・・(1)
したがって、例えば400μm×300μmの赤外光画像である場合には、ジャキノー絞り23bの円形開口像の直径が試料面上で300μmとなるように、ジャキノー絞り23bの円形開口の直径を1mm、放物面鏡63または放物面鏡64の焦点距離を275mm、放物面鏡23cの焦点距離を60mm、カセグレン鏡60の倍率を15倍にそれぞれ設定する。
図3は、検出部50から取得された赤外スペクトルの一例を示す図であって、図2(a)〜(c)の状態に対応した赤外スペクトルを示している。図2(a)や図2(b)の状態では赤外パワーの最大位置を誤認する可能性があるが、図2(c)の状態では赤外パワーが上がり、赤外パワーの最大位置を誤認する可能性はなくなる。
画像取得制御部91aは、操作部92からの入力信号に基づいて、画像取得装置40から画像を取得してモニタ93に表示する制御を行う。
例えば、作業者は、試料S上の赤外光束の照射位置を指定したり、試料S上の分析範囲の位置を指定したりするときには、操作部92を用いて「通常測定モード」を入力する。これにより、画像取得制御部91aは、白色LEDを点灯し、CMOSカメラ41の露光時間を所定時間に、感度(アナログゲイン、デジタルゲイン)を所定値にする「通常測定モード」のパラメータに設定する。そして、画像取得装置40から可視光画像を取得してモニタ93に表示する。これにより、作業者は、モニタ93に表示された可視光画像を観察しながら、可視光画像上で操作部92を用いてマウスドラッグやスクロールバーの操作等を実行することにより、試料S上の赤外光束の照射位置を指定する。
一方、作業者は、FTIR20からの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体100の光学系の光軸とを合わせ込む調整作業を実行するときには、操作部92を用いて「メンテナンスモード」を入力する。これにより、画像取得制御部91aは、近赤外光は可視光よりもエネルギーが低いため、CMOSカメラ41の露光時間を長く(シャッタースピードを遅く)、感度(アナログゲイン、デジタルゲイン)を上げる「メンテナンスモード」のパラメータに設定する。そして、画像取得装置40から赤外光画像を取得してモニタ93に表示する(図2(a)〜(c)参照)。
ここで、本発明の赤外顕微鏡システムを用いて、FTIR20からの赤外光束の光軸と赤外顕微鏡本体100の光学系の光軸とを合わせ込む調整作業について説明する。
まず、作業者は、FTIR20と赤外顕微鏡本体100との間に接続光学系80を設置する。次に、作業者は、FTIR20のHe−Neレーザ光源部24aから赤色レーザ光を出射させる。次に、作業者は、He−Neレーザ光源部24aからの戻り赤色レーザ光を目安にして、第一平面鏡81の角度を粗調整する。このとき、第一平面鏡81からの赤色レーザ光が導かれる第二平面鏡82に例えば方眼紙のようなレーザの標的となるものを被せて、標的中の赤色レーザ光の位置を目視で確認しながらネジ調整機構を用いて粗調整する。
次に、作業者は、操作部92を用いて「メンテナンスモード」を入力する。これにより、画像取得制御部91aは、CMOSカメラ41の露光時間を長く、感度(アナログゲイン、デジタルゲイン)を上げる「メンテナンスモード」のパラメータに設定する。そして、画像取得装置40から赤外光画像を取得してモニタ93に表示する。
次に、作業者は、所定直径(例えば1mm)の円形開口を有するジャキノー絞り23bを光路に挿入し、FTIR20の赤外光源部23から赤外光束を出射させる。次に、作業者は、モニタ93に表示された赤外光画像を見ながら、円形開口像が赤外光画像のほぼ中央に調整された状態となるように、ネジ調整機構を用いて第一平面鏡81の角度を調整する。
次に、作業者は、赤外検出器51からの出力信号(赤外光情報)に基づき分析制御部91bで算出された赤外スペクトル(図3の符号Cのスペクトル参照)を見ながら、赤外パワーが最大となるように、ネジ調整機構を用いて第一平面鏡81の角度を微調整する。最後に、作業者は、不具合診断時の比較データとして活用するために、微調整後の赤外光画像をメモリに記憶させる。
以上のように、本発明の赤外顕微鏡システムによれば、赤外光画像を見ながら第一平面鏡81の角度を調整することができ、明らかに作業性が向上し、FTIR20からの赤外光の光軸と赤外顕微鏡本体100の光学系の光軸とを適切に合わせ込むまでの作業をごく短時間で行うことができる。また、調整結果を赤外光画像として残すことができるため、例えば、経時変化による赤外パワーの低下があった場合に、記憶させた赤外光画像と現在の赤外光画像とを比較することで、赤外パワーの低下の原因が光軸のズレに起因するかどうかを調べるというような、不具合診断の手法として活用することができる。
<他の実施形態>
<1>上述したような本発明に係る赤外顕微鏡システムでは、作業者は、モニタ93に表示された赤外光画像を見ながら、円形開口像が赤外光画像のほぼ中央に調整された状態となるように、ネジ調整機構を用いて第一平面鏡81の角度を調整する構成としたが、円形開口像が赤外光画像のほぼ中央に調整された状態となるように、画像取得制御部91aがネジ調整機構を用いて第一平面鏡81の角度を自動的に調整するような構成としてもよい。
具体的には、ピッチとヨーのネジ調整機構に、それぞれ直動型ステッピングモータ(例えば日本パルスモータ株式会社製)を組み込む。そして、赤外光画像の中心に円形開口像が合致する目標値を予め記憶させておき、調整時に赤外光画像の中心部の横断面と縦断面との輝度情報を読み取り、目標値との誤差をもとに、直動型ステッピングモータのパルス数の送り方向と送り量とを計算して自動制御すればよい。
<2>上述したような本発明に係る赤外顕微鏡システムにおいて、赤外光画像を用いて調整作業時の合否判定基準を定量的に設定するような構成としてもよい。
<3>上述したような本発明に係る赤外顕微鏡システムでは、平面鏡である透過反射切替鏡62によって、透過測定と反射測定との光路が選択切替された後、放物面鏡63または放物面鏡64で集光される構成としたが、これに代えて、放物面鏡である透過反射切替鏡によって透過測定と反射測定との光路が選択切替され、かつ、集光されるような構成としてもよい。
本発明は、赤外分光光度計と組み合わせて用いられる赤外顕微鏡等に好適に利用することができる。
1 赤外顕微鏡
10 試料ステージ
20 FTIR(赤外分光光度計)
30 可視光源部
40 画像取得装置(画像取得部)
50 検出部
61 カセグレン鏡(照明光学系)
80 接続光学系
91 CPU(制御部)

Claims (6)

  1. 赤外光を試料上の分析位置に導く照明光学系と、
    赤外分光光度計から供給される赤外光を前記照明光学系に導く接続光学系と、
    前記試料上の分析位置を含む領域に可視光を出射する可視光源部と、
    前記試料上の分析位置を含む領域からの可視光が検出面に入射して可視光画像を取得する画像取得部と、
    前記試料上の分析位置からの赤外光を検出する検出部とを備える赤外顕微鏡であって、
    前記接続光学系は、位置調整が可能となっており、
    前記画像取得部は、赤外光が検出面に入射して赤外光画像を取得することが可能となっていることを特徴とする赤外顕微鏡。
  2. 前記接続光学系は、第一平面鏡と、第二平面鏡と、前記第一平面鏡を回転移動させる調整機構とを備えることを特徴とする請求項1に記載の赤外顕微鏡。
  3. 前記可視光源部は、白色LEDであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の赤外顕微鏡。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の赤外顕微鏡と、
    赤外分光光度計と、
    前記赤外顕微鏡及び前記赤外分光光度計を制御する制御部とを備えることを特徴とする赤外顕微鏡システム。
  5. 前記赤外分光光度計は、赤外光を出射する赤外光源と、前記赤外光源の前方に配置されたジャキノー絞りとを備えることを特徴とする請求項4に記載の赤外顕微鏡システム。
  6. 前記制御部は、前記赤外光画像に基づいて、前記接続光学系を制御することを特徴とする請求項5に記載の赤外顕微鏡システム。
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