JP2007327904A - 反射率測定装置 - Google Patents
反射率測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007327904A JP2007327904A JP2006160891A JP2006160891A JP2007327904A JP 2007327904 A JP2007327904 A JP 2007327904A JP 2006160891 A JP2006160891 A JP 2006160891A JP 2006160891 A JP2006160891 A JP 2006160891A JP 2007327904 A JP2007327904 A JP 2007327904A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- light
- luminous flux
- lens
- annular strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
【課題】輪帯状光束を形成する輪帯状光束形成部の加工の容易さを維持しつつ、測定値の波長ずれを抑えて高精度の測定を行うことができる反射率測定装置を提供すること。
【解決手段】本実施形態に係る反射率測定装置1は、光源2及び光源2から射出された光を輪帯状光束にするための輪帯状光束形成部3を有する輪帯状光束発光部5と、輪帯状光束を被検レンズの表面(測定面)6に照射し、表面6からの反射光を分光して表面6の反射率を測定する装置本体7と、輪帯状光束発光部5と装置本体7との間に配設されて、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPにおける輪帯状光束の輪帯像8を輪帯開口絞り12よりも縮小する可変光学系(光学系)10とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態に係る反射率測定装置1は、光源2及び光源2から射出された光を輪帯状光束にするための輪帯状光束形成部3を有する輪帯状光束発光部5と、輪帯状光束を被検レンズの表面(測定面)6に照射し、表面6からの反射光を分光して表面6の反射率を測定する装置本体7と、輪帯状光束発光部5と装置本体7との間に配設されて、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPにおける輪帯状光束の輪帯像8を輪帯開口絞り12よりも縮小する可変光学系(光学系)10とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、反射率測定装置に関する。
一般にレンズ等の光学素子においては、その透過率を向上させるために表面にコーティング(光学薄膜)が設けられている。このコーティングが確実になされているか否かを検査するために、コーティングの反射率を測定する装置が各種提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、上記特許文献1に記載の反射率測定装置を用いて測定面が微小な光学素子の表面の反射率を測定する際、対物レンズとして高倍率のものを使用した場合には、開口数(NA:Numerical Aperture)が大きくなる。NAが大きくなると、測定面への照明光の斜入射に起因してコーティング中を伝播する照明光の光路長が長くなって、位相の遅れが生ずることから、図6に示すように、照明光の斜入射特性によって、反射率測定装置の分光器で受光される測定面からの反射光の分光曲線全体が、波長方向にずれた状態で測定されてしまう。この際、対物レンズの倍率を変更してNAが小さい対物レンズを使用した場合には、焦点距離が変化して観察倍率が変わってしまう。そこで、対物レンズの倍率を変更することなく、波長ずれが分光器の波長測定分解能を下回るように、輪帯開口絞りの輪帯開口径を小さくすることにより、対物レンズに入射させる照明光の入射光束径を小さくすることが行われている。
特公平6−27706号公報
上記従来の反射率測定装置では、入射光束径を小さくするために輪帯開口絞りの輪帯開口径を小さくしなければならず、輪帯開口径が微小になるにつれて加工性、製造コストの両面から輪帯開口絞りの製造が困難となり、容易に高精度の計測を行うことが難しい。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、輪帯開口絞りの輪帯開口径を小さくする必要がなく、対物レンズに入射する輪帯状光束を形成する輪帯状光束形成部の加工の容易さを維持しつつ、対物レンズのNAが大きいものでも分光器における測定面からの反射光の波長ずれを抑えて、容易に高精度の測定を行うことができる反射率測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る反射率測定装置は、光源及び該光源から射出された光を輪帯状光束にするための輪帯開口絞りが配された輪帯状光束形成部を有する輪帯状光束発光部と、前記輪帯状光束が通過する第一絞り、前記第一絞りを通過した前記輪帯状形成部の輪帯像を測定面に結像させる対物レンズ、及び前記測定面からの反射像が通過する第二絞りを有し、前記第二絞りを通過した光束を分光して前記測定面の反射率を測定する装置本体とを備える反射率測定装置であって、前記対物レンズの入射瞳位置に対する共役位置における前記輪帯状光束の輪帯像の大きさを前記輪帯開口絞りの輪帯開口径の大きさよりも縮小させる光学系が、前記輪帯状光束発光部と前記装置本体との間に配設されていることを特徴とする。
本発明に係る反射率測定装置は、光源及び該光源から射出された光を輪帯状光束にするための輪帯開口絞りが配された輪帯状光束形成部を有する輪帯状光束発光部と、前記輪帯状光束が通過する第一絞り、前記第一絞りを通過した前記輪帯状形成部の輪帯像を測定面に結像させる対物レンズ、及び前記測定面からの反射像が通過する第二絞りを有し、前記第二絞りを通過した光束を分光して前記測定面の反射率を測定する装置本体とを備える反射率測定装置であって、前記対物レンズの入射瞳位置に対する共役位置における前記輪帯状光束の輪帯像の大きさを前記輪帯開口絞りの輪帯開口径の大きさよりも縮小させる光学系が、前記輪帯状光束発光部と前記装置本体との間に配設されていることを特徴とする。
この発明は、光学系を調整することによって、輪帯状光束形成部の大きさや対物レンズの倍率を変えなくても、測定面に入射する輪帯状光束の開口数(NA)を所望の大きさに縮小させることができる。
また、本発明に係る反射率測定装置は、前記反射率測定装置であって、前記光学系が、少なくとも一つのレンズと、前記輪帯状光束発光部と前記装置本体との間で前記レンズと前記輪帯状光束発光部との距離を光軸に沿って変動させる駆動部とを備え、前記輪帯状光束形成部が、前記レンズの前側焦点の位置よりも前記光源側に配され、前記対物レンズの前記入射瞳に対する共役位置が、前記レンズの後側焦点の位置よりも前記装置本体側に配されていることを特徴とする。
この発明は、輪帯状光束発光部とレンズとの距離を駆動部により変動させることによって、対物レンズの入射瞳位置に対する共役位置における輪帯像の大きさを所望の大きさに縮小させることができる。
また、本発明に係る反射率測定装置は、前記反射率測定装置であって、前記光学系を内部に収納するとともに前記輪帯状光束発光部と前記装置本体とを離間した状態で互いに接続する枠体を備えていることを特徴とする。
この発明は、枠体内で光学系を安定して移動させることができる。また、枠体によって輪帯状光束発光部と装置本体とを所定の距離に離間させることによって、輪帯状光束発光部から装置本体への熱伝導を小さくすることができる。
また、本発明に係る反射率測定装置は、前記反射率測定装置であって、前記輪帯状光束形成部が、前記光源から射出された光を一端から入射して他端に導光する透明棒状部を複数備え、これら透明棒状部の他端が輪帯面状に並んで配されていることを特徴とする。
この発明は、光源から照射された光を透明棒状部に導光させることにより、透明棒状部の他端から輪帯状光束を照射することができる。この際、透明棒状部の配列や本数によって、輪帯状光束の大きさを変えることができる。また、透明棒状部によって光源と装置本体とを所定の距離に離間させることができ、光源から装置本体への熱伝導を小さくすることができる。
本発明によれば、輪帯状光束を形成する輪帯状光束形成部の加工の容易さを維持しつつ、斜入射特性による測定値の波長ずれを抑えて高精度の測定を行うことができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係る反射率測定装置1は、図1に示すように、光源2及び光源2から射出された光を輪帯状の光束(以下、輪帯状光束という)にして出射するための輪帯状光束形成部3を有する輪帯状光束発光部5と、輪帯状光束を後述する対物レンズ17により集光して被検レンズの表面(測定面)6に照射し、表面6からの反射光を分光して表面6の反射率を測定する装置本体7と、輪帯状光束発光部5と装置本体7との間に配設されて、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPにおける輪帯状光束の輪帯像8の大きさを後述する輪帯開口絞り12の輪帯開口径の大きさよりも縮小させる可変光学系(光学系)10とを備えている。
本実施形態に係る反射率測定装置1は、図1に示すように、光源2及び光源2から射出された光を輪帯状の光束(以下、輪帯状光束という)にして出射するための輪帯状光束形成部3を有する輪帯状光束発光部5と、輪帯状光束を後述する対物レンズ17により集光して被検レンズの表面(測定面)6に照射し、表面6からの反射光を分光して表面6の反射率を測定する装置本体7と、輪帯状光束発光部5と装置本体7との間に配設されて、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPにおける輪帯状光束の輪帯像8の大きさを後述する輪帯開口絞り12の輪帯開口径の大きさよりも縮小させる可変光学系(光学系)10とを備えている。
光源2は、例えば、ハロゲンランプとしている。輪帯状光束形成部3は、光源2の前方に配された照明レンズ11と、照明レンズ11の前方に配された輪帯開口絞り12とを備えている。輪帯開口絞り12の輪帯開口12Aは、その径が所定の大きさとなっている。輪帯状光束形成部3は、後述する調光レンズ25Aの前側焦点の位置FFよりも光源2側に配されている。
装置本体7は、輪帯状光束発光部5からの輪帯状光束が通過する第一絞り13と、第一絞りを通過した輪帯状光束形成部3の輪帯像(輪帯状光束)8を平行光束に変換するコリメータレンズ15と、光路を変更する第一ビームスプリッタ16と、輪帯像8を被検レンズの表面6に結像させる対物レンズ17と、表面6からの反射光を二つの光路に分ける第二ビームスプリッタ18と、第二ビームスプリッタ18の透過光路上に配された結像レンズ20と、結像レンズ20によって結像された反射光が通過する第二絞り21と、第二絞り21を通過した光が入射する分光器22と、コントローラ22cと、第二ビームスプリッタ18の反射光路上に配された観察光学系23とを備えている。
分光器22は、入射した光束を分光する回折格子22aと、回折格子22aによって分光された分光スペクトルを受光して波長毎に電気信号に変換するラインセンサ22bとを備えている。コントローラ22cは、ラインセンサ22bが接続された第一メモリM1、第二メモリM2、第三メモリM3と、各メモリM1,M2,M3がさらに接続されて反射率を計算する演算装置22dとを備えている。観察光学系23は、対物レンズ17による被検レンズの表面6に結像された輪帯像8の拡大像を観察して、表面6のどの位置に照明光が照射されて反射率の測定がなされているかを確認できるようになっている。
可変光学系10は、少なくとも一つの調光レンズ(レンズ)25Aから形成される調光部25と、輪帯状光束発光部5と装置本体7との間で調光レンズ25Aと輪帯状光束発光部5との距離を光軸Cに沿って変動させるように、調光部25を光軸C方向に移動する駆動部26とを備えている。ただし、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPが、調光レンズ25Aの後側焦点の位置BFよりも装置本体7側に配されるようになっている。駆動部26は、ボールネジ部27と、調光部25に接続されてボールネジ部27と螺合するナット部28と、ボールネジ部27を回転自在に支持する一対の第一軸受30A及び第二軸受30Bと、ボールネジ部27を回転操作して調光部25を光軸C方向に移動するための操作つまみ31とを備えている。
調光部25は、輪帯状光束発光部5と装置本体7とを所定の間隔で離間した状態で互いに接続する円筒状の投光管(枠体)32内に移動自在に収納されている。そして、調光レンズ25Aの前側焦点位置となる投光管32の一端32A近傍の位置に輪帯開口絞り12が配されるようになっている。
次に、本実施形態に係る反射率測定装置1の作用について説明する。
まず、波長ずれが分光器22の波長測定分解能以下になるように、輪帯状光束発光部5に対して調光部25を所定の距離の位置に配置し、照明光を光源2から照射する。
光源2から照射された照明光は、照明レンズ11によって集光されて輪帯開口絞り12の輪帯開口12Aを透過する。これによって、輪帯状光束が形成される。
まず、波長ずれが分光器22の波長測定分解能以下になるように、輪帯状光束発光部5に対して調光部25を所定の距離の位置に配置し、照明光を光源2から照射する。
光源2から照射された照明光は、照明レンズ11によって集光されて輪帯開口絞り12の輪帯開口12Aを透過する。これによって、輪帯状光束が形成される。
輪帯状光束は、調光部25の調光レンズ25Aを透過することにより、図2に示すように、その焦点位置となる投光管32の他端32B近傍に輪帯像8として結像される。なお、例えば、図2の左側に示すような輪帯像8の大きさを、図2の右側に示すような輪帯像33の大きさに小さく変える場合には、操作つまみ31を回転操作してボールネジ部27を回転させて、調光部25を光軸Cに沿って装置本体7側に移動する。これによって、結像する輪帯像8の大きさを自在に変化させる。
装置本体7に投光された輪帯状光束は、第一絞り13を通過する。そして、第一絞り13を通過した発散光束は、コリメータレンズ15によって平行光束に変換されて第一ビームスプリッタ16に入射する。第一ビームスプリッタ16にて反射した輪帯状光束は、反射光路上を対物レンズ17の方向に向かい、対物レンズ17によって被検レンズの表面6に結像する。
被検レンズの表面6からの反射光束は、反射光路上をそのまま逆向きに進んで第一ビームスプリッタ16を透過して、第二ビームスプリッタ18に向かう。第二ビームスプリッタ18を透過した光束は、結像レンズ20によって集光され、第二絞り21を通過して分光器22に入射する。分光器22に入射した光束は、回折格子22aによって分光され、分光された分光スペクトルは、ラインセンサ22bによって波長毎に電気信号に変換される。電気信号に変換された波長毎の出力は、コントローラ22c内の第三メモリM3に記憶される。そして、コントローラ22cによって反射率が算出される。
この反射率測定装置1によって被検レンズの表面6の反射率を算出する場合には、まず、対物レンズ17の集光位置に何も置かずに照明光を一定時間Tにて照射する。そして時間T内における分光器22のラインセンサ22bにおける出力をコントローラ22c内の第一メモリM1に記憶させる。次に、被検レンズの表面6とは異なる図示しない参照面を対物レンズ17の集光位置に配置して、上記と同様に一定時間T内における分光器22のラインセンサ22bにおける出力を、コントローラ22c内の第二メモリM2に記憶させる。そして、参照面の代りに被検レンズの表面6を対物レンズ17の集光位置に配置して、一定時間T内の分光器22のラインセンサ22bにおける出力をさらにコントローラ22c内の第三メモリM3に記憶させる。これら3つのメモリにおける各記憶値をコントローラ22c内の演算装置22dに送り、演算装置22dによって第二メモリM2及び第三メモリM3の記憶値からそれぞれ第一メモリM1の記憶値を差し引いた後、所定のプログラムに従い表面6の反射特性を算出する。そして、算出結果を不図示の表示装置に表示する。
この反射率測定装置1によれば、可変光学系10の調光部25と輪帯状光束発光部5との相対距離を駆動部26によって変動することによって、対物レンズ17の入射瞳位置17aに対する共役位置CPにおける輪帯像8の大きさを所望の大きさに変動させることができる。即ち、輪帯開口絞り12の輪帯開口12Aそのものの大きさや対物レンズ17の倍率を変えなくても、対物レンズ17に入射する輪帯状光束を所望の大きさに変化させることができ、輪帯開口絞り12の加工の容易さを維持しつつ、被検レンズの表面6の反射率の測定値の波長ずれを抑えて容易に高精度の測定を行うことができる。
また、投光管32が設けられているので、投光管32内で調光部25を安定して移動させることができる。また、投光管32によって輪帯状光束発光部5と装置本体7とを所定の距離に離間させることができ、輪帯状光束発光部5から装置本体7への熱伝導を小さくすることができる。
次に、第2の実施形態について図3を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第2の実施形態に係る反射率測定装置35の輪帯状光束発光部36の輪帯状光束形成部37が、第1の実施形態に係る輪帯開口絞り12の代わりに、光源2から照射された光を一端38Aから入射して他端38Bに導光する光ファイバ(透明棒状部)38を複数備え、光ファイバ38の他端38Bが所定の大きさとなるように輪帯面状に並んで配されているとした点である。なお、本実施形態では、反射率測定装置35には投光管32が設けられておらず、調光レンズ25Aが取り付けられた調光部25は図示しない支持体によって支持されている。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第2の実施形態に係る反射率測定装置35の輪帯状光束発光部36の輪帯状光束形成部37が、第1の実施形態に係る輪帯開口絞り12の代わりに、光源2から照射された光を一端38Aから入射して他端38Bに導光する光ファイバ(透明棒状部)38を複数備え、光ファイバ38の他端38Bが所定の大きさとなるように輪帯面状に並んで配されているとした点である。なお、本実施形態では、反射率測定装置35には投光管32が設けられておらず、調光レンズ25Aが取り付けられた調光部25は図示しない支持体によって支持されている。
この反射率測定装置35の作用について説明する。
光源2から照射された照明光は、光ファイバ38のそれぞれの一端38Aから入射して内部を反射しながら他端38Bに導光される。照明光は、輪帯面状に並んだ他端38Bから輪帯状光束として射出される。その後は、第1の実施形態と同様の作用となる。
光源2から照射された照明光は、光ファイバ38のそれぞれの一端38Aから入射して内部を反射しながら他端38Bに導光される。照明光は、輪帯面状に並んだ他端38Bから輪帯状光束として射出される。その後は、第1の実施形態と同様の作用となる。
この反射率測定装置35によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。特に、光源2から照射された光を光ファイバ38に導光させることにより、光ファイバ38の他端38Bから輪帯状光束を照射することができる。この際、光ファイバ38の配列や本数、光ファイバ38の径によって、輪帯状光束の大きさを変えることができる。また、光ファイバ38によって光源2と装置本体7とを所定の距離に離間させることができ、光源2から装置本体7への熱伝導を小さくすることができる。従って、投光管32を不要にすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1の実施形態では、反射率測定装置1が可変光学系10を備えているとしているが、調光レンズ25Aの光源2及び装置本体7に対する位置が、予め所定の位置に配された状態の光学系、又は、前側焦点の位置及び後側焦点の位置が予め所定の位置に調整された調光レンズが配された光学系を代わりに備えていてもよい。このような反射率測定装置であっても、対物レンズ17に入射する輪帯状光束を所望の大きさに縮小させることができ、輪帯開口絞り12の加工の容易さを維持しつつ、被検レンズの表面6からの反射光の輪帯状光束の波長ずれを抑えて容易に高精度の測定を行うことができる。
例えば、第1の実施形態では、反射率測定装置1が可変光学系10を備えているとしているが、調光レンズ25Aの光源2及び装置本体7に対する位置が、予め所定の位置に配された状態の光学系、又は、前側焦点の位置及び後側焦点の位置が予め所定の位置に調整された調光レンズが配された光学系を代わりに備えていてもよい。このような反射率測定装置であっても、対物レンズ17に入射する輪帯状光束を所望の大きさに縮小させることができ、輪帯開口絞り12の加工の容易さを維持しつつ、被検レンズの表面6からの反射光の輪帯状光束の波長ずれを抑えて容易に高精度の測定を行うことができる。
また、例えば、第1の実施形態に係る反射率測定装置1に対して、図4に示すように、放熱フィン40が外周側表面に設けられた投光管41を備える反射率測定装置42としてもよい。また、図5に示すように、輪帯形状の断熱部材からなる鏡枠43が輪帯状光束発光部5側に配された投光管45を備える反射率測定装置46としてもよい。
図4に示す反射率測定装置42の場合には、光源2からの熱を放熱フィン40によって放熱させることができる。また、図5に示す反射率測定装置46の場合には、光源2からの熱を鏡枠43にて断熱することができる。従って、何れの場合も装置本体7内に配された光学素子、或いは、光学素子を保持する各保持部材の熱膨張等により発生しやすい寸法変化に起因する測定への影響を抑えることができ、かつ、回転つまみ31への熱伝導を抑えて作業者の安全を確保することができる。
また、第2の実施形態では、光ファイバ38の一端38Aと他端38Bとの間が結束されたものとしているが、固形棒状に結束されたものであっても、可撓性を有する柔軟な棒状のものであってもよい。
1,25,42,46 反射率測定装置
2 光源
3,37 輪帯状光束形成部
5,36 輪帯状光束発光部
6 被検レンズの表面(測定面)
7 装置本体
8,33 輪帯像(輪帯状光束)
10 可変光学系(光学系)
12 輪帯開口絞り
13 第一絞り
17 対物レンズ
17a 入射瞳位置
21 第二絞り
25 調光部
25A 調光レンズ(レンズ)
26 駆動部
32,41,45 投光管(枠体)
38 光ファイバ(透明棒状部)
38A 一端
38B 他端
BF 後側焦点
CP 共役位置
FF 前側焦点
2 光源
3,37 輪帯状光束形成部
5,36 輪帯状光束発光部
6 被検レンズの表面(測定面)
7 装置本体
8,33 輪帯像(輪帯状光束)
10 可変光学系(光学系)
12 輪帯開口絞り
13 第一絞り
17 対物レンズ
17a 入射瞳位置
21 第二絞り
25 調光部
25A 調光レンズ(レンズ)
26 駆動部
32,41,45 投光管(枠体)
38 光ファイバ(透明棒状部)
38A 一端
38B 他端
BF 後側焦点
CP 共役位置
FF 前側焦点
Claims (4)
- 光源及び該光源から射出された光を輪帯状光束にするための輪帯開口絞りが配された輪帯状光束形成部を有する輪帯状光束発光部と、
前記輪帯状光束が通過する第一絞り、前記第一絞りを通過した前記輪帯状形成部の輪帯像を測定面に結像させる対物レンズ、及び前記測定面からの反射像が通過する第二絞りを有し、前記第二絞りを通過した光束を分光して前記測定面の反射率を測定する装置本体とを備える反射率測定装置であって、
前記対物レンズの入射瞳位置に対する共役位置における前記輪帯状光束の輪帯像の大きさを前記輪帯開口絞りの輪帯開口径の大きさよりも縮小させる光学系が、前記輪帯状光束発光部と前記装置本体との間に配設されていることを特徴とする反射率測定装置。 - 前記光学系が、少なくとも一つのレンズと、
前記輪帯状光束発光部と前記装置本体との間で前記レンズと前記輪帯状光束発光部との距離を光軸に沿って変動させる駆動部とを備え、
前記輪帯状光束形成部が、前記レンズの前側焦点の位置よりも前記光源側に配され、
前記対物レンズの前記入射瞳位置に対する共役位置が、前記レンズの後側焦点の位置よりも前記装置本体側に配されていることを特徴とする請求項1に記載の反射率測定装置。 - 前記光学系を内部に収納するとともに前記輪帯状光束発光部と前記装置本体とを離間した状態で互いに接続する枠体を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射率測定装置。
- 前記輪帯状光束形成部が、前記光源から射出された光を一端から入射して他端に導光する透明棒状部を複数備え、
これら透明棒状部の他端が輪帯面状に並んで配されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射率測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160891A JP2007327904A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 反射率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160891A JP2007327904A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 反射率測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007327904A true JP2007327904A (ja) | 2007-12-20 |
Family
ID=38928467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006160891A Withdrawn JP2007327904A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 反射率測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007327904A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010048644A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Yazaki Corp | 気体サンプル室、及び、この気体サンプル室を備える濃度測定装置 |
JP2013521070A (ja) * | 2010-03-05 | 2013-06-10 | ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション | 特定の分解能にて少なくとも1つの解剖構造の微細画像を提供するシステム、方法およびコンピュータがアクセス可能な媒体 |
CN111024659A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-04-17 | 浙江大学 | 一种基于并行探测的多图像重建显微成像方法和装置 |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006160891A patent/JP2007327904A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010048644A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Yazaki Corp | 気体サンプル室、及び、この気体サンプル室を備える濃度測定装置 |
JP2013521070A (ja) * | 2010-03-05 | 2013-06-10 | ザ ジェネラル ホスピタル コーポレイション | 特定の分解能にて少なくとも1つの解剖構造の微細画像を提供するシステム、方法およびコンピュータがアクセス可能な媒体 |
CN111024659A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-04-17 | 浙江大学 | 一种基于并行探测的多图像重建显微成像方法和装置 |
CN111024659B (zh) * | 2019-11-28 | 2020-12-11 | 浙江大学 | 一种基于并行探测的多图像重建显微成像方法和装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI699523B (zh) | 光學特性檢測裝置及光學系統 | |
TW201921132A (zh) | 使用多重參數組態之疊對度量 | |
JP7451687B2 (ja) | オーバレイ計測用格子ターゲット構造の暗視野イメージング | |
JP5073314B2 (ja) | 顕微測定装置 | |
JP2007327904A (ja) | 反射率測定装置 | |
JP2007139632A (ja) | 反射率測定機及び反射率測定方法。 | |
JP6485498B2 (ja) | 全反射顕微鏡及び全反射顕微鏡の調整方法 | |
JP2002005629A (ja) | 光学的測定装置 | |
JP2008026049A (ja) | フランジ焦点距離測定装置 | |
JP2007093339A (ja) | 検査装置 | |
JP6642108B2 (ja) | 赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システム | |
JP2006047780A (ja) | 赤外顕微鏡 | |
JP2006145374A (ja) | 反射特性測定装置及びマルチアングル測色計 | |
JP2021051074A (ja) | 分光分析装置 | |
JPH11230829A (ja) | 顕微分光装置および顕微分光装置による分光データ測定方法 | |
US8108942B2 (en) | Probe microscope | |
JP2015129674A (ja) | 分光透過率測定装置 | |
JP5009135B2 (ja) | 光学測定装置 | |
JP2012122757A (ja) | 測光装置 | |
JP2007139585A (ja) | 反射率測定機及び反射率測定機の光軸の調整方法 | |
JP2015094703A (ja) | 分光透過率測定機 | |
JPH0783845A (ja) | 検査装置 | |
JP3829663B2 (ja) | 分光光度計 | |
JP3143458U (ja) | シュバルツシルド式反射対物鏡およびシュバルツシルド式反射対物鏡を備えた赤外顕微鏡 | |
JP5385206B2 (ja) | 測光装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080624 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090918 |