JPH11230829A - 顕微分光装置および顕微分光装置による分光データ測定方法 - Google Patents

顕微分光装置および顕微分光装置による分光データ測定方法

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JPH11230829A
JPH11230829A JP4434998A JP4434998A JPH11230829A JP H11230829 A JPH11230829 A JP H11230829A JP 4434998 A JP4434998 A JP 4434998A JP 4434998 A JP4434998 A JP 4434998A JP H11230829 A JPH11230829 A JP H11230829A
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optical system
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light
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Naohisa Hayashi
尚久 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系の色収差にかかわらず分光データを正
確に測定することができる顕微分光装置および顕微分光
装置による分光データ測定方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 顕微分光装置は、照明光を測定試料1に
導く照明光学系3と、測定試料1において反射された光
を回折格子6に導く結像光学系4と、結像光学系4の対
物レンズ23を移動させるための移動機構5と、回折格
子6により分光された分光スペクトルを測定するライン
センサ7と、メモリ8と、ピーク値検出回路9と、分光
データ記憶部10とを有する。メモリ8は、対物レンズ
23を複数の測定位置に移動させたときの、ラインセン
サ7による各分光スペクトルの測定値を記憶する。ピー
ク値検出回路9は、メモリ8に記憶した測定値からピー
ク値を特定波長ごとに検出する。分光データ記憶部10
は、検出されたピーク値を分光データとして記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分光手段によっ
て分光された測定試料の分光スペクトルを測定する顕微
分光装置およびこの顕微分光装置による分光データ測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような顕微分光装置は、例えば測定
試料の表面に形成された薄膜の膜厚を測定する膜厚計
や、測定試料の表面の物質を特定するための測定装置等
に使用される。
【0003】従来、このような顕微分光装置において
は、精密な測定を行う場合、光学系における反射光、迷
光等の影響をさけるため、光源から出射された照明光を
測定試料の測定領域にのみ照射されるように照明光学系
の視野絞りにより制限して、測定試料に照射するととも
に、測定試料の像を結像光学系により分光手段の入射ピ
ンホール上に結像させて、測定試料において反射された
観察光を分光手段により分光した後、分光された光の強
度を波長ごとに測定手段により測定する構成となってい
る。
【0004】このとき、分光データを正確に測定するた
めには、結像光学系の焦点と測定試料とを一致させる必
要がある。このため、従来の顕微分光装置においては、
例えばモニター用光学系を用いて測定試料の2次元画像
をCCDカメラに取り込み、CCDカメラのビデオ信号
を画像処理することにより、結像光学系の焦点と測定試
料とを一致させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光学系には一般的に色
収差が存在する。このため、上述したようにCCDカメ
ラのビデオ信号を画像処理することにより結像光学系の
焦点と測定試料とを一致させた場合においても、分光手
段で分光された各波長の光ごとに微妙な焦点位置の誤差
が発生していることから、厳密には波長によってはピン
トが外れた状態で光強度を測定していることになる。顕
微分光装置において、このようにピントが外れた状態で
光強度を測定した場合においては、正確な分光データの
測定が不可能となるという問題が生ずる。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、光学系の色収差にかかわらず分光デー
タを正確に測定することができる顕微分光装置および顕
微分光装置による分光データ測定方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、照明光を出射する光源と、測定試料において反射さ
れた観察光を分光する分光手段と、前記分光手段により
分光された光の強度を波長ごとに測定する測定手段と、
前記測定試料における測定領域にのみ照明光が照射され
るように、前記光源から出射される照明光を制限する視
野絞りを備えた照明光学系と、前記測定試料の像を前記
分光手段の入射ピンホール上に結像させる結像光学系
と、前記結像光学系を構成するレンズ、前記分光手段ま
たは前記測定試料のいずれかを複数の測定位置に移動さ
せる移動手段と、前記複数の測定位置において、前記測
定手段により測定された測定値を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記測定値のピーク値を波長
ごとに検出するピーク値検出手段とを備え、前記ピーク
値検出手段により検出した複数のピーク値を分光データ
とすることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記移動手段は、前記結像光学系を構
成するレンズ、分光手段または測定試料のいずれかを、
前記結像光学系の焦点深度より小さい距離だけ互いに離
隔した複数の測定位置に移動させている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2いずれかに記載の発明において、前記ピーク値
検出手段は、前記記憶手段に記憶した前記測定値を補間
した後、当該測定値のピーク値を波長ごとに検出してい
る。
【0010】請求項4に記載の発明は、光源から出射さ
れた照明光を測定試料の測定領域にのみ照射されるよう
に照明光学系の視野絞りにより制限して測定試料を照明
するとともに、前記測定試料の像を結像光学系により分
光手段の入射ピンホール上に結像させて前記測定試料に
おいて反射された観察光を前記分光手段により分光した
後、分光された光の強度を波長ごとに測定する顕微分光
装置の分光データ測定方法において、前記結像光学系を
構成するレンズ、前記分光手段または前記測定試料のい
ずれかを複数の測定位置に移動させるとともに、各測定
位置において光強度を波長ごとに測定し、この測定値を
記憶手段に記憶する測定行程と、前記測定行程において
前記記憶手段に記憶された前記測定値のピーク値を波長
ごとに検出するピーク値検出行程とを備え、前記ピーク
値検出行程において検出した複数のピーク値を分光デー
タとすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る顕微分光
装置の概要図である。
【0012】この顕微分光装置は、光源2から出射され
た照明光をハーフミラー13を介してテーブル12上に
載置された測定試料1に導く照明光学系3と、測定試料
1において反射された光を回折格子6およびモニター用
光学系11に導く結像光学系4と、結像光学系4におけ
る対物レンズ23をその光軸方向に移動させるための移
動機構5と、回折格子6により分光された光の強度を特
定波長ごとに測定するラインセンサ7と、メモリ8と、
ピーク値検出回路9と、分光データ記憶部10とを有す
る。
【0013】光源2は照明光としての白色光を出射する
ものであり、例えばハロゲンランプから構成される。
【0014】照明光学系3は、コンデンサレンズ21、
22と、開口絞り17と、視野絞り18とを有する。な
お、この視野絞り18は、測定試料1における測定領域
にのみ照明光が照射されるように、光源2から出射され
る照明光を制限するものである。但し、後述する様に、
モニター用光学系11において測定位置を確認したり、
大まかな焦点合わせを行う場合には、測定領域よりも広
い範囲を照明するため、径の大きい絞りに切換えられ
る。
【0015】結像光学系4は、測定試料1の像を、分光
手段として機能する回折格子6の入射ピンホール15上
に結像させるためのものであり、対物レンズ23と、チ
ューブレンズ24と、照明光学系3からの照明光を結像
光学系4の光路に重ね合わせるハーフミラー13とを有
する。なお、上記入射ピンホール15は、結像光学系4
を通過した光をモニター用光学系11に向けて反射する
ミラー14の中央部に形成されている。また、図1にお
ける符号19は、瞳位置を示している。
【0016】結像光学系4の対物レンズ23は、圧電素
子等を有する移動機構5に支持されている。この移動機
構5は、対物レンズ23を互いに離隔した複数の測定位
置に位置せしめるため、対物レンズ23をその光軸方向
に移動させるためのものである。
【0017】回折格子6は、入射ピンホール15と共役
な測定試料1上の測定領域からの観察光を分光する分光
手段として機能するものであり、例えば、分光スペクト
ルをラインセンサ7上に結像するフラットフィールド型
回折格子から構成される。
【0018】モニター用光学系11は、結像光学系4に
よりミラー14の近傍に結像された測定試料1の拡大像
を、リレーレンズ25により2次元のCCDカメラ16
上に結像させるものである。なお、CCDカメラ16に
より撮像された測定試料1の拡大像は、測定位置の確認
や大まかな焦点合わせに使用される。
【0019】メモリ8は、対物レンズ23を複数の測定
位置に移動させた場合に、各測定位置において、ライン
センサ7によって測定された光強度の測定値を特定波長
ごとに記憶するためのものである。
【0020】ピーク値検出回路9は、メモリ8に記憶し
た測定値(光強度)のピーク値を特定波長ごとに検出す
るためのものである。
【0021】分光データ記憶部10は、ピーク値検出回
路9により検出した測定値のピーク値を分光データとし
て記憶するためのものである。
【0022】このような構成を有する顕微分光装置にお
いては、光源2から出射された照明光は、照明光学系3
と結像光学系4のハーフミラー13および対物レンズ2
3を介して測定試料1の測定領域上に照射される。そし
て、測定試料1において反射された観察光は、対物レン
ズ23、ハーフミラー13およびチューブレンズ24を
通過した後、ミラー14に形成された回折格子6の入射
ピンホール15上に結像する。この観察光は、回折格子
6により分光されてラインセンサ7上に結像され、その
分光データが測定される。
【0023】このとき、測定試料1の拡大像を撮像した
CCDカメラ16のビデオ信号を画像処理し、このCC
Dカメラ16からの信号に基づいて結像光学系4の対物
レンズ23を微動させることにより、結像光学系4の焦
点と測定試料1とをほぼ同一の位置に配置することがで
きる。しかしながら、このような方法により結像光学系
4の焦点と測定試料1とを一致させた場合においても、
回折格子6によって分光された光の波長ごとに微妙な焦
点位置の誤差が発生していることから、厳密には波長に
よってはピントが外れた状態で光強度を測定しているこ
とになる。
【0024】このため、この顕微分光装置においては、
測定試料1が各波長における結像光学系4の焦点位置と
一致した場合には、光強度が最大となることを利用し、
次のような方法により測定試料1の分光データを測定し
ている。
【0025】即ち、最初に移動機構5により結像光学系
4の対物レンズ23を所定の位置に配置し、結像光学系
4の焦点位置と測定試料1とをほぼ一致するさせる。こ
のときの対物レンズ23の位置は、上述したように、測
定試料1の拡大像を撮像したCCDカメラ16のビデオ
信号を画像処理し、このCCDカメラ16からの信号に
基づいて移動機構5を駆動することにより決定してもよ
く、また、予め実験等により決定しておいてもよい。
【0026】次に、移動機構5により対物レンズ23を
上記の位置からわずかに変位させて最初の測定位置に配
置する。そして、ラインセンサ7により、このときの光
強度を特定波長ごとに測定する。この測定値は、各波長
ごとにメモリ8に記憶される。次に、移動機構5により
対物レンズ23を微小距離Pだけ移動させ、次の測定位
置に配置する。そして、ラインセンサ7により、このと
きの光強度を再度特定波長ごとに測定し、このときの測
定値を再度メモリ8に記憶する。なお、メモり8aには
波長λaの測定値、メモリ8bには波長λbの測定値、
…メモリ8nには波長λnの測定値が記憶される。
【0027】このような動作を、必要な回数だけ繰り返
した後、ピーク検出回路9により測定値のピーク値を特
定波長ごとに検出する。
【0028】図2は、上述した測定行程において測定し
た測定値(光強度)Sと対物レンズ23が配置された測
定位置との関係を示すグラフである。
【0029】なお、この図においては、その波長がλ
a、λb、λcの三種類のもののみを図示しているが、
例えば測定試料1の表面に形成された薄膜の膜厚を測定
する場合等においては、400nm〜800nmの範囲
で10nmごとに光強度が測定される。また、この図に
おいては、説明の便宜上、その波長がλaの光に対し
て、その測定値がS1〜S17となる17回の測定を実
行しているが、この測定回数は、後述するように、結像
光学系4の焦点深度等により決定される。
【0030】この図に示すように、例えばその波長がλ
aの光の場合においては、その測定値がS1からS9ま
で順次増加した後、S10で最大となり、S10からS
17まで順次減少している。ピーク検出回路9において
は、メモリ8のうち特に波長λaの光に対応して設けら
れたメモリ8aに記憶されたこれらの測定値S1〜S1
7からピーク値を検出する。
【0031】即ち、ピーク検出回路9においては、メモ
リ8aに記憶されたこれらの測定値S1〜S17を例え
ば最小2乗法等を用いて補間処理することにより、上述
した測定位置と測定値との関係を示す曲線を求める。そ
して、ピーク検出回路9は、この曲線に基づいて、測定
値S9とS10との間に存在するピーク値SPを決定す
る。なお、測定値のピーク値SPは、メモリ8a〜8n
に記憶された測定値ごとに決定される。
【0032】上記ピーク値SPは、図1に示す顕微分光
装置において、測定試料1が各波長における結像光学系
4の焦点位置と一致した状態における光強度の測定値と
一致するものである。このため、分光データ記憶部10
は、各メモリ8a〜8nに記憶された測定値に基づいて
検出された各波長ごとの測定値のピーク値SPを分光デ
ータとして記憶するとともに、CRT等の表示手段に表
示する。
【0033】なお、上述した移動機構5により対物レン
ズ23を移動する場合における移動範囲は、結像光学系
4や照明光学系3等の色収差や測定に使用する波長帯に
より決定すればよい。
【0034】また、上述した移動機構5により対物レン
ズ23を移動する場合における測定位置間のピッチP
は、結像光学系4の焦点深度D以下となるように決定さ
れる。即ち、光学系の焦点深度Dは、NAを開口数とし
た場合、D=λ/2[NA]2で表される。このため、
移動機構5により対物レンズ23を移動する場合におけ
る測定位置間のピッチPを、この焦点深度D以下とする
ことにより、測定値のピーク値SPを正確に検出するこ
とが可能となり、分光データを正確に測定することがで
きる。
【0035】なお、上述した実施の形態においては、メ
モリ8に記憶された測定値を補間処理することにより測
定値のピーク値SPを決定しているが、実際の測定値の
うちの最大のものをピーク値と判断することも可能であ
る。例えば、図2に示す波長λaの光の場合には、測定
値S1〜S17のうちの最大の測定値S10をピーク値
と判断するようにしてもよい。この場合においても、移
動機構5により対物レンズ23を移動する場合の測定位
置間のピッチPを結像光学系4の焦点深度D以下となる
ように設定すれば、分光データを正確に測定することが
可能となる。
【0036】なお、このような構成を採用する場合にお
いては、メモリ8に全ての測定値を記憶するかわりに、
先の測定値より大きい値となった測定値のみを特定波長
ごとに記憶するようにしてもよい。例えば、図2に示す
波長λaの光の場合には、測定値S2を得た時にその測
定値S2より小さい先の測定値S1を削除し、また、測
定値S3を得た時にその測定値S3より小さい先の測定
値S2を削除するという動作を測定値S10まで繰り返
す。そして、測定値S11を得た時に、その測定値S1
1は先の測定値S10より小さいことから、先の測定値
S10のみを記憶し、以降の測定動作を終了する。この
ような構成とすることにより、必要とされるメモリ8の
領域を最小化することが可能となる。
【0037】また、上述した実施の形態においては、各
波長における結像光学系4の焦点位置と測定試料1とを
一致させるため、移動機構5により結像光学系4の対物
レンズ23をその光軸方向に移動させているが、測定試
料1または回折格子6を結像光学系の光軸方向に移動さ
せることにより、結像光学系4の焦点位置と測定試料1
とを一致させるようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ピーク
値検出手段により検出した波長ごとの測定値のピーク値
を分光データとすることから、各波長ごとに、結像光学
系の焦点と測定試料とが一致した状態において光強度を
測定することが可能となる。このため、光学系の色収差
にかかわらず分光データを正確に測定することができ
る。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、結像光学
系を構成するレンズ、分光手段または測定試料のいずれ
かを結像光学系の焦点深度より小さい距離だけ互いに離
隔した複数の測定位置に移動させることから、分光デー
タをより正確に測定することが可能となる。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、ピーク値
検出手段が記憶手段に記憶した測定値を補間した後、そ
のピーク値を検出することから、各測定位置間において
ピーク値が生じた場合においても、分光データを正確に
測定することが可能となる。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、ピーク値
検出手段により検出した波長ごとの測定値のピーク値を
分光データとすることから、各波長ごとに、結像光学系
の焦点と測定試料とが一致した状態において光強度を測
定することが可能となる。このため、光学系の色収差に
かかわらず分光データを正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る顕微分光装置の概要図である。
【図2】測定行程において測定した波長ごとの光強度の
測定値Sと対物レンズ23が配置された測定位置との関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 測定試料 2 光源 3 照明光学系 4 結像光学系 5 移動機構 6 回折格子 7 ラインセンサ 8 メモリ 9 ピーク値検出回路 10 分光データ記憶部 11 モニター用光学系 13 ハーフミラー 14 ミラー 15 入射ピンホール 16 CCDカメラ 18 視野絞り 23 対物レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を出射する光源と、 測定試料において反射された観察光を分光する分光手段
    と、 前記分光手段により分光された光の強度を波長ごとに測
    定する測定手段と、 前記測定試料における測定領域にのみ照明光が照射され
    るように、前記光源から出射される照明光を制限する視
    野絞りを備えた照明光学系と、 前記測定試料の像を前記分光手段の入射ピンホール上に
    結像させる結像光学系と、 前記結像光学系を構成するレンズ、前記分光手段または
    前記測定試料のいずれかを複数の測定位置に移動させる
    移動手段と、 前記複数の測定位置において、前記測定手段により測定
    された測定値を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記測定値のピーク値を波長
    ごとに検出するピーク値検出手段とを備え、 前記ピーク値検出手段により検出した複数のピーク値を
    分光データとすることを特徴とする顕微分光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の顕微分光装置におい
    て、 前記移動手段は、前記結像光学系を構成するレンズ、分
    光手段または測定試料のいずれかを、前記結像光学系の
    焦点深度より小さい距離だけ互いに離隔した複数の測定
    位置に移動させる顕微分光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2いずれかに記載
    の顕微分光装置において、 前記ピーク値検出手段は、前記記憶手段に記憶した前記
    測定値を補間した後、当該測定値のピーク値を波長ごと
    に検出する顕微分光装置。
  4. 【請求項4】 光源から出射された照明光を測定試料の
    測定領域にのみ照射されるように照明光学系の視野絞り
    により制限して測定試料を照明するとともに、前記測定
    試料の像を結像光学系により分光手段の入射ピンホール
    上に結像させて前記測定試料において反射された観察光
    を前記分光手段により分光した後、分光された光の強度
    を波長ごとに測定する顕微分光装置の分光データ測定方
    法において、 前記結像光学系を構成するレンズ、前記分光手段または
    前記測定試料のいずれかを複数の測定位置に移動させる
    とともに、各測定位置において光強度を波長ごとに測定
    し、この測定値を記憶手段に記憶する測定行程と、 前記測定行程において前記記憶手段に記憶された前記測
    定値のピーク値を波長ごとに検出するピーク値検出行程
    とを備え、 前記ピーク値検出行程において検出した複数のピーク値
    を分光データとすることを特徴とする顕微分光装置によ
    る分光データ測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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