JPH1090064A - 顕微ラマン装置 - Google Patents

顕微ラマン装置

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JPH1090064A
JPH1090064A JP24222496A JP24222496A JPH1090064A JP H1090064 A JPH1090064 A JP H1090064A JP 24222496 A JP24222496 A JP 24222496A JP 24222496 A JP24222496 A JP 24222496A JP H1090064 A JPH1090064 A JP H1090064A
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JP
Japan
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beam splitter
light
wavelength
reflected
laser
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JP24222496A
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Inventor
Takahiro Kimura
孝浩 木村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラマン散乱光取り出しと光学顕微鏡像観察とを
同時に行えるようにする。 【解決手段】試料12の測定点で反射された波長λ1の
励起用レーザ光及び試料12の測定点で生成されたラマ
ン散乱光は、対物レンズ20及び二色性ビームスプリッ
タ42を順に通り、次いで、一方ではビームスプリッタ
18及び接眼レンズ22を通り、他方ではビームスプリ
ッタ18で反射され、そのうちのラマン散乱光が二色性
ビームスプリッタ16を通って分光器34に入射され
る。試料12の測定点で反射された波長λ2の照明用レ
ーザ光は、対物レンズ20及びハーフミラー40を通
り、二色性ビームスプリッタ42で反射されて接眼レン
ズ22Aを通る。接眼レンズ22を通して試料12の測
定点での波長λ1のレーザ光の光スポットが観察され、
試料に対する光学顕微鏡のフォーカス調整が行われる。
また、接眼レンズ22Aを通して試料12が観察され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料を光学顕微鏡
で観察し、試料の微小領域にレーザ光を照射し、生成さ
れたラマン散乱光を取り出す顕微ラマン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の顕微ラマン分光装置での
フォーカス調整時及び分光時の状態を示し、図4は同装
置での測定点決定時の状態を示す。ラマン分光測定は、
以下の工程により行われる。 (1)フォーカス調整 可動ステージ10上に搭載された試料12に対し、ラマ
ン散乱光を生成するための波長λ1のレーザ光を照射す
る。
【0003】このレーザ光は、励起用レーザ14をオン
にすることにより、ミラー15、二色性ビームスプリッ
タ16及びビームスプリッタ18で順に反射され、対物
レンズ20を通って試料12に収束照射される。試料1
2上の光スポットで反射された光は、対物レンズ20、
ビームスプリッタ18及び接眼レンズ22を順に通って
ビデオカメラ24内のイメージセンサ上に結像され、そ
の像がモニタテレビ26に表示される。
【0004】(2)測定点決定 励起用レーザ14をオフにし、ビームスプリッタ18を
退避位置に移動させ、ハーフミラー28をビームスプリ
ッタ18と対物レンズ20との間の光路中に移動させ
て、図4に示す状態にし、また、白色光源30を点灯さ
せる。白色光源30から射出された光は、コリメータレ
ンズ32で平行化され、ハーフミラー28で反射され、
対物レンズ20を通って試料12上に収束照射される。
これにより、モニタテレビ26に試料12の画像が表示
される。
【0005】Z軸に垂直なX−Y面内で可動ステージ1
0を移動させて、測定しようとする微小領域(測定点)
を上記光スポットの位置に一致させる。 (3)スペクトル測定 白色光源30を消灯させ、ビームスプリッタ18及びハ
ーフミラー28を元の位置まで移動させて図3に示す状
態にし、また、励起用レーザ14をオンにする。
【0006】測定点で反射された波長λ1のレーザ光及
び測定点で生成されたラマン散乱光は、対物レンズ20
を通り、ビームスプリッタ18でその大部分が反射され
る。その反射光のうち、波長λ1の光が二色性ビームス
プリッタ16で反射され、波長λ1からΔλだけ波長シ
フトしたラマン散乱光を含む光が二色性ビームスプリッ
タ16を透過して分光器34に入射する。分光器34で
分散された光の強度が検出器36で検出されて、ラマン
散乱光のスペクトルが取得される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の顕微ラマン
分光装置では、ラマン散乱光の測定と光学顕微鏡像観察
とを同時に行うことができないので、試料の状態が時間
とともに変化するような現象、例えば熱処理過程や酸化
過程での現象に顕微ラマン分光装置を適用する場合、不
便であった。この問題は、分光器34及び検出器36を
備えていない顕微ラマン装置においても同様に生ずる。
【0008】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、ラマン散乱光取り出しと光学顕微鏡像観察とを同時
に行うことが可能な顕微ラマン装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明に係る顕微ラマン装置では、例えば図1に示す如く、
光学顕微鏡と、該光学顕微鏡の第1接眼レンズと対物レ
ンズとの間の光路中に配置されたビームスプリッタと、
該ビームスプリッタで反射された光が入射されラマン散
乱光を選択的に透過させるフィルタ手段と、該対物レン
ズに対向して配置された試料を励起する第1波長の励起
用レーザと、を有する顕微ラマン装置において、該第1
波長からずれた第2波長の光を出射して該試料を照明す
る照明用レーザと、該ビームスプリッタと該対物レンズ
との間の光路中に配置され、該第1波長の光を透過させ
該第2波長の光を反射させる第1二色性ビームスプリッ
タと、該第1二色性ビームスプリッタで反射され結像し
た像を拡大して見るための第2接眼レンズと、を有す
る。
【0010】上記構成において、試料の測定点からの第
1波長のレーザ光及びラマン散乱光は、対物レンズ及び
第1二色性ビームスプリッタを順に通り、次いで、一方
ではビームスプリッタ及び第1接眼レンズを通り、他方
ではビームスプリッタで反射され、そのうちのラマン散
乱光がフィルタ手段を通って取り出される。試料の測定
点からの第2波長のレーザ光は、対物レンズを通り、第
1二色性ビームスプリッタで反射されて第2接眼レンズ
を通る。
【0011】第1接眼レンズを通して試料の測定点での
第1波長のレーザ光の光スポットが観察され、試料に対
する光学顕微鏡のフォーカス調整が行われる。また、第
2接眼レンズを通して試料が観察される。したがって、
本第1発明によれば、第1波長からΔλだけ波長シフト
しているラマン散乱光を、第1二色性ビームスプリッタ
から取り出し、同時に、第2接眼レンズを通して測定点
を観察することができ、試料の状態が時間とともに変化
するような現象、例えば熱処理過程や酸化過程での現象
を、ビームスプリッタやハーフミラーを光路に対し進退
させることなく容易に把握することができるという効果
を奏する。
【0012】また、この進退動作がないので、進退動作
において機械的ガタやバックラッシュ等により元の位置
に正確に復帰しないことによる測定誤差を回避すること
ができ、さらに、この進退動作がないので装置寿命が長
くなるという効果を奏する。第2発明に係る顕微ラマン
装置では、例えば図2に示す如く、光学顕微鏡と、該光
学顕微鏡の接眼レンズと対物レンズとの間の光路中に配
置されたビームスプリッタと、該ビームスプリッタで反
射された光が入射されラマン散乱光を選択的に透過させ
るフィルタ手段と、該対物レンズに対向して配置された
試料を励起する第1波長の励起用レーザと、を有する顕
微ラマン装置において、該第1波長からずれた第2波長
の光を出射して該試料を照明する照明用レーザと、該ビ
ームスプリッタと該対物レンズとの間の光路中に配置さ
れ、該第1波長の光を透過させ該第2波長の光を反射さ
せる第1二色性ビームスプリッタと、該第1二色性ビー
ムスプリッタで反射された光を反射させ、該ビームスプ
リッタで反射されて該接眼レンズに入射するように該ビ
ームスプリッタに入射させる反射器と、を有する。
【0013】上記構成において、試料の測定点からの第
1波長のレーザ光は、対物レンズ及び第1二色性ビーム
スプリッタを順に通り、次いで、一方ではビームスプリ
ッタ及び接眼レンズを通り、他方ではビームスプリッタ
で反射され、そのうちのラマン散乱光がフィルタ手段を
通って取り出される。試料の測定点からの第2波長のレ
ーザ光は、対物レンズを通り、第1二色性ビームスプリ
ッタで反射され、反射器及びビームスプリッタで反射さ
れて接眼レンズを通る。
【0014】接眼レンズを通して試料の測定点での第1
波長のレーザ光の光スポットが観察され、試料に対する
光学顕微鏡のフォーカス調整が行われる。また、この接
眼レンズを通して試料が観察される。本第2発明によれ
ば、上記第2発明の効果が得られ、さらに、接眼レンズ
を1つのみ備えればよいので、特にビデオカメラで接眼
レンズを覗く場合に、第1発明の場合よりも構成が簡単
になるという効果を奏する。
【0015】第1及び第2の発明の第1態様では、上記
フィルタ手段は第2二色性ビームスプリッタであり、上
記励起用レーザは、その出射光が該第2二色性ビームス
プリッタで反射され次いで上記ビームスプリッタで反射
されて上記対物レンズを通過するように配置されてい
る。
【0016】この第1態様によれば、対物レンズを励起
用レーザ光の収束用としても用いることができるので、
構成が簡単になる。第1及び第2の発明の第2態様で
は、上記対物レンズと上記第1二色性ビームスプリッタ
との間の光路中に、法線が上記光学顕微鏡の光軸に対し
略45゜傾斜して配置されたハーフミラーを有し、上記
照明用レーザは、その出射光が該ハーフミラーで反射さ
れ次いで該対物レンズを通過するように配置されてい
る。
【0017】この第2態様によれば、対物レンズを照明
用レーザ光の収束用としても用いることができるので、
構成が簡単になる。第1及び第2の発明の第3態様で
は、上記ハーフミラーは、上記光学顕微鏡の光軸と交差
する点を略中心として孔が形成されている。この第3態
様によれば、励起用レーザ光がこの孔を通るのでそのエ
ネルギー損失が低減されるという効果を奏する。
【0018】第1及び第2の発明の第4態様では、上記
フィルタ手段を透過した光が入射される分光器と、該分
光器で分散された光の強度を検出する検出器と、を有す
る。この第4態様によれば、ラマン散乱光のスペクトル
が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。 [第1実施形態]図1は、本発明の第1実施形態の顕微
ラマン分光装置の概略構成を示す。可動ステージ10
は、互いに直角なX、Y、Z方向に移動自在であり、こ
れに試料12が搭載されている。
【0020】操作者は、モニタテレビ26の画像を見な
がら可動ステージ10をZ軸方向に移動させて、光スポ
ット径が最小になるように焦点合わせを行う。光学顕微
鏡を構成する対物レンズ20と接眼レンズ22との間の
光路中には、対物レンズ20から接眼レンズ22側へ順
にハーフミラー40、二色性ビームスプリッタ42及び
ビームスプリッタ18が配置されている。ハーフミラー
40、二色性ビームスプリッタ42及びビームスプリッ
タ18はいずれも、その法線が顕微鏡の光軸AXに対し
45゜傾斜している。
【0021】ハーフミラー40は、暗視野照明のために
中央部に楕円形の孔40aが形成されており、その中心
は光軸AXに一致している。二色性ビームスプリッタ4
2は、波長λ2付近の入射光を反射させ、それ以外の光
を透過させる。分光器34は、ビームスプリッタ18で
反射した光が入射するように配置され、分光器34で分
散された光の強度分布が検出器36で検出される。ビー
ムスプリッタ18と分光器34との間の光路中には、二
色性ビームスプリッタ16が配置されている。二色性ビ
ームスプリッタ16の法線は、この光路に対し45゜傾
斜している。二色性ビームスプリッタ16は、波長λ2
からずれた波長λ1付近の入射光を反射させ、それ以外
の波長の光を透過させる。二色性ビームスプリッタ16
にミラー15が平行に配置され、励起用レーザ14から
放射された波長λ1のレーザ光が入射角45゜でミラー
15に入射される。
【0022】ハーフミラー40に対向し且つ光軸を光軸
AXと直角にして、波長λ1の照明用レーザ44が配置
されている。照明用レーザ44とハーフミラー40との
間には、ビームエクスパンダ46が配置されている。二
色性ビームスプリッタ42に対向し且つ光軸を光軸AX
と直角にして、接眼レンズ22Aが配置されている。接
眼レンズ22及び22Aにはそれぞれ、光学顕微鏡像を
撮像するビデオカメラ24及び24Aが対向配置されて
いる。ビデオカメラ24及び24Aから出力されたビデ
オ信号は、モニタテレビ26に供給される。モニタテレ
ビ26は、2つのビデオ信号入力端を備えており、表示
用ビデオ信号入力が切換自在になっている。
【0023】次に、上記の如く構成された第1実施形態
の顕微ラマン分光装置の動作を説明する。 (1)フォーカス調整 操作者は、励起用レーザ14をオンにし、モニタテレビ
26のビデオ信号入力をビデオカメラ24の出力に切り
換える。
【0024】これにより、励起用レーザ14から放射さ
れた波長λ1のレーザ光は、ミラー15、二色性ビーム
スプリッタ16及び18で順に反射され、二色性ビーム
スプリッタ42、ハーフミラー40の孔40a及び対物
レンズ20を順に通って試料12に収束照射され、試料
12上に光スポットが形成される。この光スポットから
反射され光は、対物レンズ20、ハーフミラー40の孔
40a、二色性ビームスプリッタ42、ビームスプリッ
タ18及び接眼レンズ22を順に通り、ビデオカメラ2
4内のイメージセンサに結像され、その像がモニタテレ
ビ26に表示される。
【0025】ビームスプリッタ18は、通常、反射率9
0%以上のものが用いられる。ラマン散乱光の誘導放射
を生じさせるために、試料12上の光スポットの輝度は
非常に大きく、ビームスプリッタ18の透過率は1%も
あれば普通のビデオカメラ24で光スポット像を充分見
ることができる。操作者は、モニタテレビ26に映し出
された光スポットの径が最小になるように、可動ステー
ジ10を光軸AXに平行な図示Z方向へ移動させる。
【0026】(2)測定点決定 操作者は、照明用レーザ44をオンにし、モニタテレビ
26のビデオ信号入力をビデオカメラ24Aの出力に切
り換える。これにより、照明用レーザ44から出射した
波長λ2のレーザ光は、ビームエクスパンダ46でその
径が拡大され、ハーフミラー40で反射され、対物レン
ズ20を通って試料12に収束照射される。試料12か
らの波長λ2の反射光は、対物レンズ20及びハーフミ
ラー40を順に通り、二色性ビームスプリッタ42で反
射され、接眼レンズ22Aを通ってビデオカメラ24A
内のイメージセンサ上に結像され、モニタテレビ26に
試料像が表示される。
【0027】操作者は、モニタテレビ26の画像を見な
がら、測定しようとする点(微小領域)が上記光スポッ
ト位置に一致するように可動ステージ10をX−Y面内
で移動させる。光スポット位置を忘れたときには上記ビ
デオ信号入力の切換により容易に確認することができ
る。 (3)スペクトル測定 測定点で反射された波長λ1のレーザ光及び測定点で生
成されたラマン散乱光は、対物レンズ20、ハーフミラ
ー40の孔40a及び二色性ビームスプリッタ42を順
に通り、ビームスプリッタ18で反射され、二色性ビー
ムスプリッタ16に入射する。波長λ1のレーザ光は二
色性ビームスプリッタ16で反射される。他方、波長λ
1からΔλだけ波長シフトしているラマン散乱光は、二
色性ビームスプリッタ16を透過して分光器34に入射
し、分光器34で分散された光の強度分布が検出器36
で検出される。
【0028】この際、モニタテレビ26には測定点の画
像が表示されているので、測定点の画像を観察しながら
ラマン散乱光のスペクトル測定を行うことができる。し
たがって、試料の状態が時間とともに変化するような現
象、例えば熱処理過程や酸化過程での現象を、ビームス
プリッタやハーフミラーを光路に対し進退させることな
く容易に把握することができる。
【0029】また、この進退動作において機械的ガタや
バックラッシュ等により元の位置に正確に復帰しないこ
とによる測定誤差を回避することができ、さらに、この
進退動作がないので装置寿命が長くなる。例えば、励起
用レーザ14として波長λ1=488nmのArイオン
レーザを用い、照明用レーザ44として波長λ2=63
3nmのHe−Neレーザを用いる。この場合、測定可
能なラマン散乱光の波長シフト範囲は4694cm-1
なる。通常のラマン測定では、この範囲は4000cm
-1あれば充分である。
【0030】[第2実施形態]図2は、本発明の第2実
施形態の顕微ラマン分光装置の概略を示す。この構成で
は、二色性ビームスプリッタ42及びビームスプリッタ
18にそれぞれ平行にかつ接近して、ミラー48A及び
48Bが配置され、図1の接眼レンズ22A及びビデオ
カメラ24Aが省略された構成となっている。
【0031】二色性ビームスプリッタ42で反射された
波長λ2の光は、ミラー48A、48B及びビームスプ
リッタ18の順に反射され、接眼レンズ22を通ってビ
デオカメラ24内のイメージセンサ上に結像される。他
の点は上記第1実施形態と同一である。本第2実施形態
によれば、ビデオカメラ24を1台のみ備えればよいの
で、第1実施形態の場合よりも構成が簡単になる。
【0032】なお、本発明には外にも種々の変形例が含
まれる。例えば図2において、二色性ビームスプリッタ
42とビームスプリッタ18との間の直線光路をミラー
で折り曲げて、二色性ビームスプリッタ42とビームス
プリッタ18との間の2系統の光路長を互いに等しくし
た構成であってもよい。励起用レーザ14の出射光は試
料12に収束照射すればよく、例えば、可動ステージ1
0の中央部を透明にし又は孔を形成し、レーザ光軸を光
軸AXに一致させて可動ステージ10の下方から試料1
2に収束照射する構成であってもよい。この場合、フィ
ルタ手段としての二色性ビームスプリッタ16の替わり
に、波長λ1の光を通過させずにラマン散乱光を透過さ
せるフィルタを用いることができる。
【0033】照明用レーザ44の出射光についても試料
12に収束照射すればよく、例えば上記同様に可動ステ
ージ10の下方から試料12に収束照射する構成であっ
てもよい。ハーフミラー40は、孔40aが形成されて
いないものであってもよい。ビデオカメラ24、24A
及びモニタテレビ26を用いずに顕微鏡で直接観察する
構成であってもよい。
【0034】上記実施形態では顕微ラマン分光装置がセ
ットになっている場合を説明したが、例えば図1におい
て、顕微ラマン装置に、別体の分光器34、検出器3
6、ビデオカメラ24、24A及びモニタテレビ26を
組み合わせて、顕微ラマン分光装置を構成したものであ
ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の顕微ラマン分光装置概
略図である。
【図2】本発明の第2実施形態の顕微ラマン分光装置概
略図である。
【図3】従来の顕微ラマン分光装置でのフォーカス調整
時及びスペクトル測定時の状態を示す概略図である。
【図4】従来の顕微ラマン分光装置での測定点決定時の
状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 可動ステージ 12 試料 14 励起用レーザ 15、48A、48B ミラー 16、42 二色性ビームスプリッタ 18 ビームスプリッタ 20 対物レンズ 22、22A 接眼レンズ 24、24A ビデオカメラ 26 モニタテレビ 28、40 ハーフミラー 30 白色光源 32 コリメータレンズ 34 分光器 36 検出器 44 照明用レーザ 46 ビームエクスパンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学顕微鏡と、該光学顕微鏡の第1接眼
    レンズと対物レンズとの間の光路中に配置されたビーム
    スプリッタと、 該ビームスプリッタで反射された光が入射されラマン散
    乱光を選択的に透過させるフィルタ手段と、 該対物レンズに対向して配置された試料を励起する第1
    波長の励起用レーザと、 を有する顕微ラマン装置において、 該第1波長からずれた第2波長の光を出射して該試料を
    照明する照明用レーザと、 該ビームスプリッタと該対物レンズとの間の光路中に配
    置され、該第1波長の光を透過させ該第2波長の光を反
    射させる第1二色性ビームスプリッタと、 該第1二色性ビームスプリッタで反射され結像した像を
    拡大して見るための第2接眼レンズと、 を有することを特徴とする顕微ラマン装置。
  2. 【請求項2】 光学顕微鏡と、 該光学顕微鏡の接眼レンズと対物レンズとの間の光路中
    に配置されたビームスプリッタと、 該ビームスプリッタで反射された光が入射されラマン散
    乱光を選択的に透過させるフィルタ手段と、 該対物レンズに対向して配置された試料を励起する第1
    波長の励起用レーザと、 を有する顕微ラマン装置において、 該第1波長からずれた第2波長の光を出射して該試料を
    照明する照明用レーザと、 該ビームスプリッタと該対物レンズとの間の光路中に配
    置され、該第1波長の光を透過させ該第2波長の光を反
    射させる第1二色性ビームスプリッタと、 該第1二色性ビームスプリッタで反射された光を反射さ
    せ、該ビームスプリッタで反射されて該接眼レンズに入
    射するように該ビームスプリッタに入射させる反射器
    と、 を有することを特徴とする顕微ラマン装置。
  3. 【請求項3】 上記フィルタ手段は第2二色性ビームス
    プリッタであり、 上記励起用レーザは、その出射光が該第2二色性ビーム
    スプリッタで反射され次いで上記ビームスプリッタで反
    射されて上記対物レンズを通過するように配置されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の顕微ラマン装
    置。
  4. 【請求項4】 上記対物レンズと上記第1二色性ビーム
    スプリッタとの間の光路中に、法線が上記光学顕微鏡の
    光軸に対し略45゜傾斜して配置されたハーフミラーを
    有し、 上記照明用レーザは、その出射光が該ハーフミラーで反
    射され次いで該対物レンズを通過するように配置されて
    いる、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載
    の顕微ラマン装置。
  5. 【請求項5】 上記ハーフミラーは、上記光学顕微鏡の
    光軸と交差する点を略中心として孔が形成されている、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載
    の顕微ラマン装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルタ手段を透過した光が入射さ
    れる分光器と、 該分光器で分散された光の強度を検出する検出器と、 を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    つに記載の顕微ラマン装置。
JP24222496A 1996-09-12 1996-09-12 顕微ラマン装置 Withdrawn JPH1090064A (ja)

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Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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