JPH11242164A - レーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査光学系の調整方法 - Google Patents
レーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査光学系の調整方法Info
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- JPH11242164A JPH11242164A JP10057341A JP5734198A JPH11242164A JP H11242164 A JPH11242164 A JP H11242164A JP 10057341 A JP10057341 A JP 10057341A JP 5734198 A JP5734198 A JP 5734198A JP H11242164 A JPH11242164 A JP H11242164A
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- laser
- laser scanning
- optical system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レーザ走査光学系において簡易・確実に光軸
調整を行うこと。 【解決手段】 レーザ光源514からのレーザ光をレー
ザ走査光学系515を介して光学顕微鏡の光路に導き、
対物レンズ505を介して試料に照射する。ビームスプ
リッタ507は、対物レンズ505を通過した透過照明
系526,502,503からの照明光と、レーザ走査
光学系515を通過したレーザ光とを同一光路に合成す
る。ビームスプリッタ507で重ね合わされた照明光と
レーザ光とは、レンズ510で集光された後、CCD5
16に投影される。制御回路517は、CCD516か
らの信号に応じて、照明光とレーザ光との焦点面内にお
ける位置ずれとレーザ光のスポット径との少なくとも一
方を検出し、ガルバノミラー515の角度やリレーレン
ズ515の位置を調整してレーザ走査光学系の光軸調整
を行う。
調整を行うこと。 【解決手段】 レーザ光源514からのレーザ光をレー
ザ走査光学系515を介して光学顕微鏡の光路に導き、
対物レンズ505を介して試料に照射する。ビームスプ
リッタ507は、対物レンズ505を通過した透過照明
系526,502,503からの照明光と、レーザ走査
光学系515を通過したレーザ光とを同一光路に合成す
る。ビームスプリッタ507で重ね合わされた照明光と
レーザ光とは、レンズ510で集光された後、CCD5
16に投影される。制御回路517は、CCD516か
らの信号に応じて、照明光とレーザ光との焦点面内にお
ける位置ずれとレーザ光のスポット径との少なくとも一
方を検出し、ガルバノミラー515の角度やリレーレン
ズ515の位置を調整してレーザ走査光学系の光軸調整
を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ走査型顕微
鏡及びそのレーザ走査光学系の調整方法に関し、特に、
顕微鏡の透過照明光学系を利用したレーザ走査型顕微鏡
の光学調整に関する。
鏡及びそのレーザ走査光学系の調整方法に関し、特に、
顕微鏡の透過照明光学系を利用したレーザ走査型顕微鏡
の光学調整に関する。
【0002】
【従来の技術】図1にレーザ走査型顕微鏡のレーザ光走
査部の概略図を示す。レーザ光源115から出射された
レーザ光116はビームエキスパンダ114によって光
束が広げられたのちスキャナミラー113で反射され、
リレーレンズ111、110によって顕微鏡(ここで
は、倒立型顕微鏡)の本体部117に導入される。この
レーザ光116は対物レンズ107によって試料面10
6に照射されるが、ここでスキャナミラー113の面を
傾けることにより、試料面上106でビーム116を2
次元的に走査することが出来る。スキャナミラーは通
常、水平走査用と垂直走査用の2つが接近して配置され
ているが、図1においては便宜上1つのミラーとして図
示している。
査部の概略図を示す。レーザ光源115から出射された
レーザ光116はビームエキスパンダ114によって光
束が広げられたのちスキャナミラー113で反射され、
リレーレンズ111、110によって顕微鏡(ここで
は、倒立型顕微鏡)の本体部117に導入される。この
レーザ光116は対物レンズ107によって試料面10
6に照射されるが、ここでスキャナミラー113の面を
傾けることにより、試料面上106でビーム116を2
次元的に走査することが出来る。スキャナミラーは通
常、水平走査用と垂直走査用の2つが接近して配置され
ているが、図1においては便宜上1つのミラーとして図
示している。
【0003】さて、図1をもとにレーザ走査型顕微鏡に
おける光学調整を考えると、この調整ではまず顕微鏡部
の対物レンズ107の光軸中心にレーザ光116の光軸
中心(スキャン停止時)をぴったり合致させることが必
要である。また対物レンズ107の瞳面108はミラー
109とリレーレンズ110、111によって位置11
2に投影されるが、スキャナミラー113は対物レンズ
107の瞳面108と共役になるこの位置112になけ
ればならない。
おける光学調整を考えると、この調整ではまず顕微鏡部
の対物レンズ107の光軸中心にレーザ光116の光軸
中心(スキャン停止時)をぴったり合致させることが必
要である。また対物レンズ107の瞳面108はミラー
109とリレーレンズ110、111によって位置11
2に投影されるが、スキャナミラー113は対物レンズ
107の瞳面108と共役になるこの位置112になけ
ればならない。
【0004】このような条件を満たさない場合、レーザ
光116をスキャンさせたときにある角度によってはレ
ーザ光116が対物レンズ107の瞳面(入射瞳)10
8によってケラレてしまい、試料面106に充分な光を
照射することが出来ない。その結果、視野周辺に行くに
従って画像が暗くなってしまう(シェーディング)。ま
た対物レンズ107の中心がレーザ光116の中心と合
っていない場合、通常の透過観察における視野とレーザ
走査で得られる視野の位置がずれてしまう。
光116をスキャンさせたときにある角度によってはレ
ーザ光116が対物レンズ107の瞳面(入射瞳)10
8によってケラレてしまい、試料面106に充分な光を
照射することが出来ない。その結果、視野周辺に行くに
従って画像が暗くなってしまう(シェーディング)。ま
た対物レンズ107の中心がレーザ光116の中心と合
っていない場合、通常の透過観察における視野とレーザ
走査で得られる視野の位置がずれてしまう。
【0005】そこでスキャナミラー113あるいは顕微
鏡の位置、リレーレンズ110,111の位置等を微妙
に変化させ、これらの条件を満たすように調整しなけれ
ばならない。
鏡の位置、リレーレンズ110,111の位置等を微妙
に変化させ、これらの条件を満たすように調整しなけれ
ばならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら対物レン
ズ107の光軸中心とレーザ光116の光軸との位置関
係や、対物レンズ107の瞳面108がスキャナミラー
113のどこに投影されているかを確認することは難し
く、調整のためには幾つかの基準工具(ターゲット)や
コリメータ等の測定装置を要するなど、大変煩わしい作
業が必要であった。
ズ107の光軸中心とレーザ光116の光軸との位置関
係や、対物レンズ107の瞳面108がスキャナミラー
113のどこに投影されているかを確認することは難し
く、調整のためには幾つかの基準工具(ターゲット)や
コリメータ等の測定装置を要するなど、大変煩わしい作
業が必要であった。
【0007】そこで、本発明は、簡易・確実に光軸調整
を行うことができるレーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査
光学系の調整方法を提供することを目的とする。
を行うことができるレーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査
光学系の調整方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、レーザ光源からのレーザ光をレーザ走査
光学系を介して光学顕微鏡の光路に導き、光学顕微鏡の
対物レンズを介して試料に照射するレーザ走査型顕微鏡
において、光学顕微鏡は透過照明系を有しており、その
透過照明系から発せられ対物レンズを通過した照明光
と、レーザ走査光学系を通過したレーザ光源からのレー
ザ光とを同一光路に合成する光路合成手段と、光路合成
手段によって合成された照明光とレーザ光とを集光する
集光手段と、集光手段によって集光された照明光とレー
ザ光とを集光手段の焦点面内で2次元的に受光する受光
手段と、受光手段からの信号に応じて、照明光とレーザ
光との位置ずれとレーザ光のスポット径との少なくとも
一方を検出する検出手段と、を有することを特徴とする
ものである。
めに本発明は、レーザ光源からのレーザ光をレーザ走査
光学系を介して光学顕微鏡の光路に導き、光学顕微鏡の
対物レンズを介して試料に照射するレーザ走査型顕微鏡
において、光学顕微鏡は透過照明系を有しており、その
透過照明系から発せられ対物レンズを通過した照明光
と、レーザ走査光学系を通過したレーザ光源からのレー
ザ光とを同一光路に合成する光路合成手段と、光路合成
手段によって合成された照明光とレーザ光とを集光する
集光手段と、集光手段によって集光された照明光とレー
ザ光とを集光手段の焦点面内で2次元的に受光する受光
手段と、受光手段からの信号に応じて、照明光とレーザ
光との位置ずれとレーザ光のスポット径との少なくとも
一方を検出する検出手段と、を有することを特徴とする
ものである。
【0009】また、本発明は、レーザ光源からのレーザ
光をレーザ走査光学系を介して光学顕微鏡光路に導き、
対物レンズを介して試料に照射するレーザ走査型顕微鏡
におけるレーザ走査光学系の調整方法において、光学顕
微鏡の透過照明系からの照明光を対物レンズを介して所
定のターゲット上にスポット光として照射し、レーザ走
査光学系からのレーザ光を対物レンズを介さずにターゲ
ット上にスポット光として照射し、ターゲット上におけ
る照明光のスポット光とレーザ光のスポット光との位置
ずれに応じてレーザ走査光学系の光軸を調整することを
特徴とするものである。
光をレーザ走査光学系を介して光学顕微鏡光路に導き、
対物レンズを介して試料に照射するレーザ走査型顕微鏡
におけるレーザ走査光学系の調整方法において、光学顕
微鏡の透過照明系からの照明光を対物レンズを介して所
定のターゲット上にスポット光として照射し、レーザ走
査光学系からのレーザ光を対物レンズを介さずにターゲ
ット上にスポット光として照射し、ターゲット上におけ
る照明光のスポット光とレーザ光のスポット光との位置
ずれに応じてレーザ走査光学系の光軸を調整することを
特徴とするものである。
【0010】本発明では、顕微鏡の透過観察用照明光を
参照光とし、検出手段やターゲットを利用してこの参照
光の光軸にレーザ光の光軸を一致させることにより、対
物レンズの光軸中心とレーザ走査光学系の光軸とを一致
させることを特徴とするものである。市販されている顕
微鏡は、一般に照明光学系の光軸と対物レンズの光軸と
が正確に一致するよう設計されており、照明光を基準光
線とすることによって正確な光軸調整を行うことが出来
る。
参照光とし、検出手段やターゲットを利用してこの参照
光の光軸にレーザ光の光軸を一致させることにより、対
物レンズの光軸中心とレーザ走査光学系の光軸とを一致
させることを特徴とするものである。市販されている顕
微鏡は、一般に照明光学系の光軸と対物レンズの光軸と
が正確に一致するよう設計されており、照明光を基準光
線とすることによって正確な光軸調整を行うことが出来
る。
【0011】
【発明の実施の形態】予め、図2を用いて本発明の具体
的な原理を示す。顕微鏡の本体部に設けた透過照明用の
ケーラー照明光学系の光源201から出射された光は、
コレクタレンズ202によって集められ、視野絞り20
3、開口絞り204を通過後コンデンサレンズ205に
よって観察試料206上に照射される。この光は観察試
料(標本)206を透過し、透過後の照明光は対物レン
ズ207によって集められ、瞳面(入射瞳)208を通
過して、ミラー209で反射され、リレーレンズ21
0、211によって走査光学系であるスキャナミラー2
13へと導かれる。
的な原理を示す。顕微鏡の本体部に設けた透過照明用の
ケーラー照明光学系の光源201から出射された光は、
コレクタレンズ202によって集められ、視野絞り20
3、開口絞り204を通過後コンデンサレンズ205に
よって観察試料206上に照射される。この光は観察試
料(標本)206を透過し、透過後の照明光は対物レン
ズ207によって集められ、瞳面(入射瞳)208を通
過して、ミラー209で反射され、リレーレンズ21
0、211によって走査光学系であるスキャナミラー2
13へと導かれる。
【0012】ここで視野絞り203を絞り込むことによ
って照明光束を細くすることが出来るので、これを対物
レンズ207の光軸214とみなすことができる。そこ
で、照明光束を基準としてレーザ走査型顕微鏡のレーザ
ビームがこの照明光束(光軸214)と一致するように
調整を行うことにより、容易且つ正確に光軸調整を行う
ことが出来る。
って照明光束を細くすることが出来るので、これを対物
レンズ207の光軸214とみなすことができる。そこ
で、照明光束を基準としてレーザ走査型顕微鏡のレーザ
ビームがこの照明光束(光軸214)と一致するように
調整を行うことにより、容易且つ正確に光軸調整を行う
ことが出来る。
【0013】また照明部はケーラー照明光学系であるた
め、視野絞り203が試料面206上に結像するように
調整されているならば、コンデンサレンズ205の開口
絞り204と対物レンズ207の瞳面208とは共役の
位置にあるはずである。そこで開口絞り204を絞りこ
めば、対物レンズの瞳面208と共役の位置212にお
いて、開口絞り204の像が観察される。そこで位置2
12にスキャナミラー213面を一致させればシェーデ
ィングを最低限に抑えることが出来る。
め、視野絞り203が試料面206上に結像するように
調整されているならば、コンデンサレンズ205の開口
絞り204と対物レンズ207の瞳面208とは共役の
位置にあるはずである。そこで開口絞り204を絞りこ
めば、対物レンズの瞳面208と共役の位置212にお
いて、開口絞り204の像が観察される。そこで位置2
12にスキャナミラー213面を一致させればシェーデ
ィングを最低限に抑えることが出来る。
【0014】〔第1実施形態〕この原理を用いた第1実
施形態のレーザ走査型顕微鏡の光学調整を図2、3を参
照して説明する。図2において、まず通常のケーラー照
明光学系の調整を行い、コンデンサレンズ205の開口
絞り204と対物レンズ207の瞳面208を共役の位
置にする。次に試料206を置かないで開口絞り204
を開けたまま視野絞り203を絞り込むと、照明光が細
い光束となって対物レンズ207を通過し、ミラー20
9によってスキャナミラー213の方向に反射される。
この時対物レンズ207の瞳208によって照明光束が
ケラレないよう、瞳径の大きな低倍率の対物レンズ20
7を用いる。この照明光束の光軸にレーザビームの光軸
が重なるように調整すれば、顕微鏡の本体部(照明系2
01,202,203,204,205及び対物レンズ
207)とレーザ光線との光軸が一致する。調整箇所と
してはリレーレンズ210、211や顕微鏡の位置を変
化させるなどが考えられるが、本実施例ではスキャナミ
ラー213の位置を動かすことにより調整を行う。
施形態のレーザ走査型顕微鏡の光学調整を図2、3を参
照して説明する。図2において、まず通常のケーラー照
明光学系の調整を行い、コンデンサレンズ205の開口
絞り204と対物レンズ207の瞳面208を共役の位
置にする。次に試料206を置かないで開口絞り204
を開けたまま視野絞り203を絞り込むと、照明光が細
い光束となって対物レンズ207を通過し、ミラー20
9によってスキャナミラー213の方向に反射される。
この時対物レンズ207の瞳208によって照明光束が
ケラレないよう、瞳径の大きな低倍率の対物レンズ20
7を用いる。この照明光束の光軸にレーザビームの光軸
が重なるように調整すれば、顕微鏡の本体部(照明系2
01,202,203,204,205及び対物レンズ
207)とレーザ光線との光軸が一致する。調整箇所と
してはリレーレンズ210、211や顕微鏡の位置を変
化させるなどが考えられるが、本実施例ではスキャナミ
ラー213の位置を動かすことにより調整を行う。
【0015】例えば、図3(a)のように照明光束30
1がターゲットであるミラー209上で反射されている
反射点303や、図3(b)のようにリレーレンズ21
0,211間にターゲットであるスリガラス308等を
配置して観察されるスポット307上をレーザビーム3
04が通過するように、スキャナミラー213が取り付
けられているガルバノメータ306の位置を調整してや
ればよい。
1がターゲットであるミラー209上で反射されている
反射点303や、図3(b)のようにリレーレンズ21
0,211間にターゲットであるスリガラス308等を
配置して観察されるスポット307上をレーザビーム3
04が通過するように、スキャナミラー213が取り付
けられているガルバノメータ306の位置を調整してや
ればよい。
【0016】次に、図2において視野絞り203を開け
て開口絞り204を絞り込むと、上述の原理により図4
のスキャナミラー213近辺において、開口絞りの像1
213が観察される。この開口絞りの像1213がスキ
ャナミラー213面で最もくっきりと見える位置、即ち
対物レンズ207の瞳面208と共役になるスキャナミ
ラー213の位置にガルバノメータ306の位置を調整
する。この方法によれば、スキャナミラー213に映る
開口絞りの像1213を目で確認しながら調整ができる
ため、従来の方法に比べて非常に簡単に光学調整を行な
うことができる。
て開口絞り204を絞り込むと、上述の原理により図4
のスキャナミラー213近辺において、開口絞りの像1
213が観察される。この開口絞りの像1213がスキ
ャナミラー213面で最もくっきりと見える位置、即ち
対物レンズ207の瞳面208と共役になるスキャナミ
ラー213の位置にガルバノメータ306の位置を調整
する。この方法によれば、スキャナミラー213に映る
開口絞りの像1213を目で確認しながら調整ができる
ため、従来の方法に比べて非常に簡単に光学調整を行な
うことができる。
【0017】以上の調整方法により、従来の方法よりも
非常に容易で、特別な工具が無くとも的確に顕微鏡の本
体部の対物レンズ207の中心にレーザ光の光軸中心を
合致させ、対物レンズ207の瞳面208とスキャナミ
ラー213とを共役の位置にすることができる。
非常に容易で、特別な工具が無くとも的確に顕微鏡の本
体部の対物レンズ207の中心にレーザ光の光軸中心を
合致させ、対物レンズ207の瞳面208とスキャナミ
ラー213とを共役の位置にすることができる。
【0018】〔第2実施形態〕本発明の第2実施形態を
以下に示す。先の第1実施形態では、機器設置時等にお
いて設置者が手動で調整を行うものである。これに対し
第2実施形態は、機器動作時において微調整の必要が生
じたとき、それを自動的に行う。
以下に示す。先の第1実施形態では、機器設置時等にお
いて設置者が手動で調整を行うものである。これに対し
第2実施形態は、機器動作時において微調整の必要が生
じたとき、それを自動的に行う。
【0019】生物試料の観察を目的としたレーザ走査型
顕微鏡では、試料の特性に応じて内部で用いられている
ダイクロイックミラーやフィルタ等を交換することが度
々行われる。その際ミラーもしくはフィルタ面の角度が
微妙に異なるため、励起光の光軸が顕微鏡本体の光軸に
対し傾いてしまう。通常フィルタ面の角度はある一定の
範囲に収まるよう設計されているが、完全に一致してい
るわけではないため微小な傾きが発生する。これによっ
て対物レンズの瞳面を充分に満たせなくなったり、対物
レンズを上下させるなど深さ方向の焦点位置を動かした
ときに斜めに動いてしまう問題が発生する。
顕微鏡では、試料の特性に応じて内部で用いられている
ダイクロイックミラーやフィルタ等を交換することが度
々行われる。その際ミラーもしくはフィルタ面の角度が
微妙に異なるため、励起光の光軸が顕微鏡本体の光軸に
対し傾いてしまう。通常フィルタ面の角度はある一定の
範囲に収まるよう設計されているが、完全に一致してい
るわけではないため微小な傾きが発生する。これによっ
て対物レンズの瞳面を充分に満たせなくなったり、対物
レンズを上下させるなど深さ方向の焦点位置を動かした
ときに斜めに動いてしまう問題が発生する。
【0020】そこで本実施例では、透過照明光の光軸と
励起ビームの光軸をモニタリングし、2つの光軸がずれ
ている場合は自動的に透過照明光の光軸を基準としてこ
れに励起ビームの光軸が一致するよう、レンズ位置もし
くはスキャナミラーの振れ角度中心を傾ける。
励起ビームの光軸をモニタリングし、2つの光軸がずれ
ている場合は自動的に透過照明光の光軸を基準としてこ
れに励起ビームの光軸が一致するよう、レンズ位置もし
くはスキャナミラーの振れ角度中心を傾ける。
【0021】図5に本実施形態におけるレーザ走査型顕
微鏡の概略構成図を示す。顕微鏡の本体部に透過照明用
に設けたケーラー照明光学系の光源501から出射され
た光はバンドパスフィルタ526によって励起ビーム光
と同じ波長の光がカットされ、コレクタレンズ502に
よって集められたのち視野絞り522、開口絞り523
を通過し、コンデンサレンズ503によって観察試料5
04上に照射される。この光は試料504を透過後、対
物レンズ505によって集められ、瞳面1505を通過
し、リレーレンズ506、光路合成用のビームスプリッ
タ507を透過してミラー509によって反射され、集
光手段であるレンズ510により画像検出用のCCD5
16の光電面(焦点面)上に結像される。ここでCCD
516の光電面とレンズ510の位置関係は、光電面上
での透過光スポットが最小となるように調整されている
ものとする。ビームスプリッタ507は通常観察時に使
用されるミラー(ダイクロイックミラー)508ととも
にスライド式ホルダ525にセットされており、調整時
にはビームスプリッタ507に切り換えられる。ビーム
スプリッタ507は、図6に示すように、励起ビーム光
の波長を反射するが、バンドパスフィルタ526を透過
した試料504側からの光を透過するような光学特性を
持っている。尚、図5においては便宜上、ビームスプリ
ッタ507とミラー508とを図5の紙面に平行な方向
に切換えているように図示しているが、実際はビームス
プリッタ507とミラー508とは図5の紙面に垂直な
方向に配置されていて、この方向に移動して切換えるよ
う構成されている。
微鏡の概略構成図を示す。顕微鏡の本体部に透過照明用
に設けたケーラー照明光学系の光源501から出射され
た光はバンドパスフィルタ526によって励起ビーム光
と同じ波長の光がカットされ、コレクタレンズ502に
よって集められたのち視野絞り522、開口絞り523
を通過し、コンデンサレンズ503によって観察試料5
04上に照射される。この光は試料504を透過後、対
物レンズ505によって集められ、瞳面1505を通過
し、リレーレンズ506、光路合成用のビームスプリッ
タ507を透過してミラー509によって反射され、集
光手段であるレンズ510により画像検出用のCCD5
16の光電面(焦点面)上に結像される。ここでCCD
516の光電面とレンズ510の位置関係は、光電面上
での透過光スポットが最小となるように調整されている
ものとする。ビームスプリッタ507は通常観察時に使
用されるミラー(ダイクロイックミラー)508ととも
にスライド式ホルダ525にセットされており、調整時
にはビームスプリッタ507に切り換えられる。ビーム
スプリッタ507は、図6に示すように、励起ビーム光
の波長を反射するが、バンドパスフィルタ526を透過
した試料504側からの光を透過するような光学特性を
持っている。尚、図5においては便宜上、ビームスプリ
ッタ507とミラー508とを図5の紙面に平行な方向
に切換えているように図示しているが、実際はビームス
プリッタ507とミラー508とは図5の紙面に垂直な
方向に配置されていて、この方向に移動して切換えるよ
う構成されている。
【0022】また、通常観察時においては、励起用のレ
ーザ光源514から射出された励起ビームはエキスパン
ダ部512、513によってビーム径を拡げられるが、
ここで述べる調整時にはエキスパンダ部のレンズ513
を光軸方向に動かすことにより、励起ビームをスキャナ
ミラー515上に集光させる。UV励起に対応したレー
ザ走査型顕微鏡では、光学系の色収差を補正するため、
レンズ513が可動式となっているものが多い。このレ
ンズ513を利用して励起ビームをスキャナミラー51
5上に集光させれば、特別なレンズを使用しなくても済
むので便利である。この光はリレーレンズ系511を通
ってビームスプリッタ507に入射するが、この光の波
長は励起ビーム光の波長となるため、ここで反射され
る。その後は照明光と同様の経路でCCD516の光電
面上に結像される。
ーザ光源514から射出された励起ビームはエキスパン
ダ部512、513によってビーム径を拡げられるが、
ここで述べる調整時にはエキスパンダ部のレンズ513
を光軸方向に動かすことにより、励起ビームをスキャナ
ミラー515上に集光させる。UV励起に対応したレー
ザ走査型顕微鏡では、光学系の色収差を補正するため、
レンズ513が可動式となっているものが多い。このレ
ンズ513を利用して励起ビームをスキャナミラー51
5上に集光させれば、特別なレンズを使用しなくても済
むので便利である。この光はリレーレンズ系511を通
ってビームスプリッタ507に入射するが、この光の波
長は励起ビーム光の波長となるため、ここで反射され
る。その後は照明光と同様の経路でCCD516の光電
面上に結像される。
【0023】なお、通常観察時にミラー508を光路上
に配置した場合、励起ビームはこのミラー508で反射
されて観察試料504に入射する。また、観察試料50
4を透過した透過照明光及びこれから発生した励起光
は、観察試料504の下方に出射してミラー508を通
過して最終的にCCD516に導かれる。
に配置した場合、励起ビームはこのミラー508で反射
されて観察試料504に入射する。また、観察試料50
4を透過した透過照明光及びこれから発生した励起光
は、観察試料504の下方に出射してミラー508を通
過して最終的にCCD516に導かれる。
【0024】通常観察時においては、CCD516によ
って得られた観察試料504の像は図示を省略するディ
スプレイに表示される。一方、調整時においては、CC
D516によって得られた画像は画像専用メモリ518
に取り込まれ、制御回路517によって透過光の結像位
置と励起ビーム光の結像位置が計算される。この制御回
路517は、例えばパーソナルコンピュータ等を用いる
ことができる。ここでもし励起光の光軸が対物レンズの
光軸に対して傾いていた場合、光軸方向における励起ビ
ーム光の結像位置は透過光の結像位置と異なることにな
る。ずれている量と方向は制御回路517によって算出
され、その結果が調整手段であるガルバノメータドライ
バ520に送られ、ガルバノミラー515の角度を変化
させる。その後再び励起ビーム光の結像位置を算出し、
2つの結像位置が同じになるまでガルバノミラー515
の角度がフィードバック制御される。画像取得のために
レーザ光を走査するときは、ここで設定したガルバノミ
ラーの角度を振れ角中心とすれば、レーザ走査光学系の
光軸と対物レンズの光軸とを一致させることができる。
って得られた観察試料504の像は図示を省略するディ
スプレイに表示される。一方、調整時においては、CC
D516によって得られた画像は画像専用メモリ518
に取り込まれ、制御回路517によって透過光の結像位
置と励起ビーム光の結像位置が計算される。この制御回
路517は、例えばパーソナルコンピュータ等を用いる
ことができる。ここでもし励起光の光軸が対物レンズの
光軸に対して傾いていた場合、光軸方向における励起ビ
ーム光の結像位置は透過光の結像位置と異なることにな
る。ずれている量と方向は制御回路517によって算出
され、その結果が調整手段であるガルバノメータドライ
バ520に送られ、ガルバノミラー515の角度を変化
させる。その後再び励起ビーム光の結像位置を算出し、
2つの結像位置が同じになるまでガルバノミラー515
の角度がフィードバック制御される。画像取得のために
レーザ光を走査するときは、ここで設定したガルバノミ
ラーの角度を振れ角中心とすれば、レーザ走査光学系の
光軸と対物レンズの光軸とを一致させることができる。
【0025】またガルバノミラー515が対物レンズ5
05の瞳面1505と共役な位置に無い場合、励起ビー
ムの結像位置はCCD516の検出面からずれることに
なり、スポット径が大きくなる。そこで、制御回路51
7は調整手段である駆動装置519を介してピエゾアク
チュエータ521によってリレーレンズ511を光軸方
向に動かし、スポット径が最小となるように修正する。
05の瞳面1505と共役な位置に無い場合、励起ビー
ムの結像位置はCCD516の検出面からずれることに
なり、スポット径が大きくなる。そこで、制御回路51
7は調整手段である駆動装置519を介してピエゾアク
チュエータ521によってリレーレンズ511を光軸方
向に動かし、スポット径が最小となるように修正する。
【0026】この制御は、具体的には図7のようなアル
ゴリズムで行われる。
ゴリズムで行われる。
【0027】図7(a)は、制御の内容を説明するフロ
ーチャートであり、図7(b)は、リレーレンズ511
の位置と励起ビームの結像状態との関係を示すグラフで
ある。
ーチャートであり、図7(b)は、リレーレンズ511
の位置と励起ビームの結像状態との関係を示すグラフで
ある。
【0028】図7(a)に示すように、まず、リレーレ
ンズ511の位置を検出しつつこれを予め記憶した初期
位置にZ0に移動させ、現在位置Zとしてこの位置Z0を
入力するとともに、位置パラメータZ minを仮に現在位
置Z(=Z0)と設定する(ステップS1)。次に、C
CD516の検出面上に投影されるスポット径φZを算
出してこれを仮に径パラメータφminとする(ステップ
S2)。次に、リレーレンズ511を予め定めたステッ
プ量dZだけ移動させる(ステップS3)。次に、ステ
ップ移動後における検出面上のスポット径φZを計算す
る(ステップS4)。次に、径パラメータφminとステ
ップS4で算出したスポット径φZとを比較する(ステ
ップS5)。ステップS5で移動後のスポット径φZが
それ以前に得た径パラメータφminよりも大きいと判断
された場合、スポット径φZを径パラメータφminに代入
するとともに、移動後の現在位置Zを位置パラメータZ
minに代入する(ステップS6)。ステップS5で移動
後のスポット径φZが径パラメータφmin以下と判断され
た場合、及び、ステップS6でのパラメータ更新が終了
した場合、移動後の現在位置Zと上限位置Zlimとを比
較する(ステップS7)。現在位置Zが上限位置Zlim
以下であれば、ステップS3に戻って、ステップS7ま
でのステップ移動とそれに伴う処理とを繰り返す。一
方、現在位置Zが上限位置Zlim以下より大きければ、
ステップ移動を終了して、径パラメータφminの最終値
を与えたリレーレンズ511の位置(位置パラメータZ
minに対応する位置)にリレーレンズ511を戻す(ス
テップS8)。
ンズ511の位置を検出しつつこれを予め記憶した初期
位置にZ0に移動させ、現在位置Zとしてこの位置Z0を
入力するとともに、位置パラメータZ minを仮に現在位
置Z(=Z0)と設定する(ステップS1)。次に、C
CD516の検出面上に投影されるスポット径φZを算
出してこれを仮に径パラメータφminとする(ステップ
S2)。次に、リレーレンズ511を予め定めたステッ
プ量dZだけ移動させる(ステップS3)。次に、ステ
ップ移動後における検出面上のスポット径φZを計算す
る(ステップS4)。次に、径パラメータφminとステ
ップS4で算出したスポット径φZとを比較する(ステ
ップS5)。ステップS5で移動後のスポット径φZが
それ以前に得た径パラメータφminよりも大きいと判断
された場合、スポット径φZを径パラメータφminに代入
するとともに、移動後の現在位置Zを位置パラメータZ
minに代入する(ステップS6)。ステップS5で移動
後のスポット径φZが径パラメータφmin以下と判断され
た場合、及び、ステップS6でのパラメータ更新が終了
した場合、移動後の現在位置Zと上限位置Zlimとを比
較する(ステップS7)。現在位置Zが上限位置Zlim
以下であれば、ステップS3に戻って、ステップS7ま
でのステップ移動とそれに伴う処理とを繰り返す。一
方、現在位置Zが上限位置Zlim以下より大きければ、
ステップ移動を終了して、径パラメータφminの最終値
を与えたリレーレンズ511の位置(位置パラメータZ
minに対応する位置)にリレーレンズ511を戻す(ス
テップS8)。
【0029】これら一連の動作は、フィルタ・ミラーを
交換するたびに行うよう、制御回路517のハードウェ
ア制御ソフトにプログラミングされている。
交換するたびに行うよう、制御回路517のハードウェ
ア制御ソフトにプログラミングされている。
【0030】本実施例によれば、通常観察時であっても
フィルタやミラー交換によって発生する光軸ズレを補正
し、常に最適な光学位置を得ることが出来る。
フィルタやミラー交換によって発生する光軸ズレを補正
し、常に最適な光学位置を得ることが出来る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、レーザ走査型顕微鏡に
おいて顕微鏡本体部とレーザ光との光軸を一致させる際
に、容易かつ的確に光軸調整を行うことが出来る。この
発明では顕微鏡本体の透過照明光を用いることにより本
体部の正確な光軸を簡単に知ることができる。また対物
レンズの瞳面の投影像を実際に確認しながら調整できる
ため、特別な工具を必要とせずに従来よりもはるかに精
度の高い調整が可能である。
おいて顕微鏡本体部とレーザ光との光軸を一致させる際
に、容易かつ的確に光軸調整を行うことが出来る。この
発明では顕微鏡本体の透過照明光を用いることにより本
体部の正確な光軸を簡単に知ることができる。また対物
レンズの瞳面の投影像を実際に確認しながら調整できる
ため、特別な工具を必要とせずに従来よりもはるかに精
度の高い調整が可能である。
【図1】一般的なレーザ走査型顕微鏡の概略構成を示す
図である。
図である。
【図2】本発明に係るレーザ走査型顕微鏡の第1実施形
態の原理を説明する図である。
態の原理を説明する図である。
【図3】図3(a)、(b)ともに、第1実施形態にお
けるレーザ走査光学系の光軸調整を説明する図である。
けるレーザ走査光学系の光軸調整を説明する図である。
【図4】レーザ走査光学系におけるスキャナミラーの位
置調整を説明する図である。
置調整を説明する図である。
【図5】本発明のレーザ走査型顕微鏡における第2実施
形態の概略構成を示す図である。
形態の概略構成を示す図である。
【図6】ビームスプリッタの分光透過特性を示す図であ
る。
る。
【図7】第2実施形態における制御アルゴリズムを示す
図であり、(a)はその処理内容のフローチャートであ
り、(b)はレンズ位置と結像状態との関係を示すグラ
フである。
図であり、(a)はその処理内容のフローチャートであ
り、(b)はレンズ位置と結像状態との関係を示すグラ
フである。
201、501・・・光源 203、522・・・視野絞り 204、523・・・開口絞り 207、505・・・対物レンズ 209、508、509・・・ミラー 210、211、511、512・・・リレーレンズ 213、515・・・スキャナミラー 214・・・レーザ光 514・・・レーザ光源 516・・・CCD 517・・・制御回路 518・・・画像専用メモリ 519・・・駆動装置 520・・・ガルバノメータドライバ 521・・・ピエゾアクチュエータ 525・・・スライド式ホルダ
Claims (5)
- 【請求項1】 レーザ光源からのレーザ光をレーザ走査
光学系を介して光学顕微鏡の光路に導き、前記光学顕微
鏡の対物レンズを介して試料に照射するレーザ走査型顕
微鏡において、 前記光学顕微鏡は透過照明系を有し、 前記対物レンズを通過した前記光学顕微鏡の透過照明系
からの照明光と、前記レーザ走査光学系を通過した前記
レーザ光源からのレーザ光とを同一光路に合成する光路
合成手段と、 前記光路合成手段によって合成された前記照明光と前記
レーザ光とを集光する集光手段と、 前記集光手段によって集光された前記照明光と前記レー
ザ光とを前記集光手段の焦点面内で受光する受光手段
と、 前記受光手段からの信号に応じて、前記照明光と前記レ
ーザ光との前記焦点面内における位置ずれと前記レーザ
光のスポット径との少なくとも一方を検出する検出手段
と、を有することを特徴とするレーザ走査顕微鏡。 - 【請求項2】 前記検出手段からの位置ずれ情報に基づ
いて、前記レーザ走査光学系の光軸を調整する調整手段
をさらに有することを特徴とする請求項1記載のレーザ
走査顕微鏡。 - 【請求項3】 前記検出手段は、前記レーザ光のスポッ
ト径の情報に基づいて、前記レーザ走査光学系を構成す
る光学部材の光軸方向における位置を調整する調整手段
をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載
のレーザ走査顕微鏡。 - 【請求項4】 レーザ光源からのレーザ光をレーザ走査
光学系を介して光学顕微鏡光路に導き、対物レンズを介
して試料に照射するレーザ走査型顕微鏡におけるレーザ
走査光学系の調整方法において、 前記光学顕微鏡の透過照明系からの照明光を前記対物レ
ンズを介して所定のターゲット上にスポット光として照
射し、 前記レーザ走査光学系からのレーザ光を前記対物レンズ
を介さずに前記ターゲット上にスポット光として照射
し、 前記ターゲット上における前記照明光のスポット光と前
記レーザ光のスポット光との位置ずれに応じて前記レー
ザ走査光学系の光軸を調整することを特徴とするレーザ
走査光学系の調整方法。 - 【請求項5】 前記レーザ走査光学系の走査ミラー上に
前記透過照明系からの照明光を照射し、 前記ミラー上に前記照明光の絞り像が合焦するように前
記レーザ走査光学系を構成する光学部材の光軸方向にお
ける位置を調整する工程をさらに有することを特徴とす
る請求項4記載のレーザ走査光学系の調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057341A JPH11242164A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | レーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査光学系の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10057341A JPH11242164A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | レーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査光学系の調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11242164A true JPH11242164A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13052882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10057341A Withdrawn JPH11242164A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | レーザ走査型顕微鏡及びレーザ走査光学系の調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11242164A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082060A1 (fr) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Nikon Corporation | Dispositif optique terahertz et procede de reglage associe |
JP2017151373A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社島津製作所 | 赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システム |
US10641659B2 (en) | 2018-08-14 | 2020-05-05 | Shimadzu Corporation | Infrared microscope with adjustable connection optical system |
CN112254936A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-22 | 苏州卡睿知光电科技有限公司 | 一种光路调校装置及调校方法 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP10057341A patent/JPH11242164A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002082060A1 (fr) * | 2001-04-04 | 2002-10-17 | Nikon Corporation | Dispositif optique terahertz et procede de reglage associe |
JP2017151373A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 株式会社島津製作所 | 赤外顕微鏡及び赤外顕微鏡システム |
US10641659B2 (en) | 2018-08-14 | 2020-05-05 | Shimadzu Corporation | Infrared microscope with adjustable connection optical system |
CN112254936A (zh) * | 2020-10-27 | 2021-01-22 | 苏州卡睿知光电科技有限公司 | 一种光路调校装置及调校方法 |
CN112254936B (zh) * | 2020-10-27 | 2024-05-10 | 苏州卡睿知光电科技有限公司 | 一种光路调校装置及调校方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050510 |