JP2017151330A - 画像濃度検出装置、画像形成装置、画像濃度検出方法及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の画像形成装置として、特許文献1には、画像形成対象物の表面上の濃度検出用画像に発光手段で光を照射し、その反射光を受光手段で受光して、受光した光量に基づいて画像濃度を検出するものが開示されている。この画像形成装置では、白色の基準部材を備え、白色の基準部材の反射光の測定結果に基づいて、濃度検出用画像からの反射光の光量の測定結果を補正している。
まず、実施形態に係る複写機の基本的な構成について説明する。図2は、実施形態に係る複写機(以下、「複写機500」という)の全体を示す概略構成図である。また、図3は、複写機500の画像形成部を示す概略構成図である。
複写機500は、画像形成手段としての画像形成部100、記録シート供給手段としての給紙部400、画像読取手段としてのスキャナ200、原稿供給手段としての原稿自動搬送装置300等を備えている。
濃度センサ50は、受光手段がラインセンサであるため、中間転写ベルト31の表面上における主走査方向である幅方向(矢印B方向)の全域にわたり、トナーの付着量を検出可能である。
図5は、基準板56がセンサ筐体58の開口部(透明部材54)と対向する位置にあるときの濃度センサ50と中間転写ベルト31との斜視説明図である。
画像素子52aは、レンズアレイ53により結像された光を受光し、受光した光に応じた信号を出力する。画像素子52aとしては、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサを用いることができる。
レンズアレイ53としては、セルフォック(登録商標)レンズが用いられる。
本実施形態の濃度センサ50は、密着型イメージセンサ(CIS)を用いているが、縮小光学系のようなセンサでもよい。
各色の基準板56の幅(図4及び図5中の矢印B方向の長さ)は、ラインセンサ52の読取幅(ラインセンサ52が中間転写ベルト31の表面上のトナー像の反射光を読み取る幅方向の長さ)以上である。そして、各色の基準板56は、幅方向の全域に渡って均一な色(均一な分光反射率分布特性)を有する。基準板56は、後述するシェーディング補正で用いるデータ(基準板出力)の取得に使用される。
画像素子出力誤差の原因としては、個々の画像素子の分光感度分布のばらつきがある。この場合、仮にラインセンサに入射する反射光が幅方向において均一であったとしても、画像素子の出力にばらつきが生じ、画像素子出力誤差が生じる。
これを改善するために、全ての画像素子の受光特性と全ての発光素子の発行特性とを均一にすることが考えられるが、製造コストの増大の問題が生じる。
また、別の改善方法として、可視光の光源でなく、赤外線光の光量を検出する受発光素子を用いたセンサを使用することも考えられるが、センサ自体にコストがかかる。
具体的には、シアン濃度調整用トナー像TaCのトナー付着量を検出するときには、予めシアン基準板56Cに光を照射したときの画像素子52aの出力データを基準値として保存しておく。そして、シアン濃度調整用トナー像TaCに光を照射したときの画像素子52aの出力データを上述した基準値に基づいて補正し、補正後の出力データに基づいて個々の画像素子52aの検出領域におけるシアン濃度調整用トナー像TaCのトナー付着量を算出する。
マゼンタ濃度調整用トナー像TaM及びイエロー濃度調整用トナー像TaYについても同様である。これにより、光源51の発光素子であるLEDの発行特性や画像素子52aの受光特性にばらつきがある場合でも、トナー付着量を精度良く検出することが可能となる。
図6に示すように、光源51のLEDが照射するRGBのそれぞれの光は、可視光域の分光分布を有する。LEDは、製造時のばらつき等によって、照射する光の分光分布の中心波長などの発光特性が個々のLED毎に異なる場合がある。
図8中の「Cトナー」に示すように、シアントナー像では反射率が最も高いのは470[nm]近傍の波長領域である。また、図8中の「Yトナー」及び「Mトナー」に示すように、イエロートナー像及びマゼンタトナー像では、図8に示す波長の範囲(400[nm]〜700[nm])では波長が大きいほど反射率が高くなる。
このため、出力としては個々の画像素子52aごとに各トナー像についてR、G、Bの三出力が得られるが、シアンのトナー付着量を算出するときには、「Blue」の光をシアントナー像に照射したときの画像素子52aの出力値を用いて算出する。同様に、マゼンタのトナー付着量を算出するときには、「Red」の光をマゼンタトナー像に照射し、イエローのトナー付着量を算出するときには、「Red」の光をイエロートナー像に照射して算出する。
図9は、白色基準板を用いる構成でのトナー付着量を算出するフローチャートである。
次に、濃度調整用トナー像Ta(トナーパターン)を中間転写ベルト31の表面上に作像してラインセンサ52で検出し(S12)、複数の画像素子52aのそれぞれの出力値(トナーパターン出力)を記憶する。
次に、白色基準板を検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの出力値を基準値として、濃度調整用トナー像Taを検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの出力値(トナーパターン出力)を補正する(S13)。
次に、濃度調整用トナー像Taを検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの補正後の出力データ(補正後のトナーパターン出力)に基づいて、複数の画像素子52aのそれぞれの検出領域におけるトナー付着量を算出する(S14)。
図10(a)に示す出力データと下記(1)式とに基づいて、補正後の出力データを算出すると、トナー像のトナー付着量が均一であれば、図10(b)に示すように均一な出力データを得ることができる。
図8及び図11に示すように、各色のトナー像と白色基準板とは分光反射率分布が大きく異なる。
トナー像と白色基準板とでは、分光反射率分布特性が異なる。
白色基準板は可視光域の全域に渡って高い反射率を有し、トナー像は反射率が低くなる波長域があり、この波長域では上記「基準板の反射率」と上記「トナー像の反射率」とが異なる。
よって、仮に照射光の光量の全波長域での総和がLED同士の間で同じであれば、LED同士の間でのピーク位置にばらつきが生じていても白色基準板で反射した反射光の全波長域での光量の総和はほとんど変動しない。このとき、仮に画像素子52aの分光感度がすべての波長域で一定であって、画像素子52a同士の間で均一であれば、画像素子52a同士での出力は一定となる。
よって、仮に照射光の全波長域での光量の総和がLED同士の間で同じであって、トナー像の画像濃度も均一であっても、LED同士の間でのピーク位置が異なればシアントナー像で反射した反射光の全波長域での光量の総和が変動する。この結果、仮に画像素子52aの分光感度がすべての波長域で一定であって、画像素子52a同士の間で均一であっても受光した反射光を照射したLEDの照射光のピーク位置の違いによって画像素子同士で出力に差異が生じる。
図14(a)に示す出力データに対して上記(1)式に基づいて、補正後の出力データを算出すると、トナー像のトナー付着量が均一であっても、図14(b)に示すように出力データにばらつきが生じ、トナー付着量にムラがある状態の検出結果となる。
また、検出するトナー像がシアントナー像である場合について説明したが、マゼンタトナー像やイエロートナー像のトナー付着量を検出する場合でも、同様の問題が生じ得る。
図17中の「Cトナー」、「Yトナー」及び「Mトナー」は、それぞれ、シアントナー像、イエロートナー像及びマゼンタトナー像の分光反射率分布を示している。図17中の「C基準」、「Y基準」及び「M基準」は、それぞれ、シアン基準板56C、イエロー基準板56Y及びマゼンタ基準板56Mの分光反射率分布を示している。シアン、イエロー及びマゼンタの基準板56(C,Y,M)は、富士写真フィルム社製「final proof」を用いて作成した。
本実施形態では、画像形成物質であるトナーの分光反射分布特性として、白紙の上にトナーを定着したものを測定している。トナーの分光反射率分布特性の測定方法としては、これに限るものではなく、濃度センサ50でトナー付着量を検出する中間転写ベルト31等の画像形成対象物上のトナーの分光反射率分布特性を実験等によって測定してもよい。
具体的には、400[nm]〜700[nm]の波長領域において、次のような分光反射分布特性を有する基準板56を用いる。すなわち、基準板56での反射率が「最大値−最小値」の70[%]となる波長が、トナー像での反射率が「最大値−最小値」の70[%]となる波長に対し、±20[nm]の分光反射分布特性を持つ校正板を用いる。ここで、トナー像での反射率が「最大値−最小値」の70[%]となる波長を算出するときのトナー像の分光反射率分布は、白紙の上にベタ画像のトナー像を定着したものを測定した値である。
図8及び図17中の「Cトナー」に示すように、シアントナー像は、400[nm]〜700[nm]の波長領域において、反射率が最大となるのは、波長が約460[nm]の光であり、その値は約70[%]である。一方、反射率が最小となるのは、波長が約600[nm]以上の光であり、その値は約5[%]である。このため、シアントナー像での「最大値−最小値」の値は、「約70[%]−約5[%]」の約65[%]である。この反射率の70[%]の値となる反射率は、約45.5[%]である。
イエロートナー像では、反射率が「最大値−最小値」の70[%]となる波長は、約510[nm]である。そして、イエロー基準板56Yでの反射率が「最大値−最小値」の70[%]となる波長は、510[nm]の±20[nm]の範囲内の波長となっている。
次に、シアン基準板56Cを検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの出力値を基準値として、シアン濃度調整用トナー像TaCを検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの出力値(トナーパターン出力)を補正する(S23)。
次に、シアン濃度調整用トナー像TaCを検出したときの複数の画像素子52aのそれぞれの補正後の出力データ(補正後のトナーパターン出力)に基づいて、複数の画像素子52aのそれぞれの検出領域におけるトナー付着量を算出する(S24)。
図19では、作像条件が均一なシアン濃度調整用トナー像TaCの場合を示しているため、P(n)を結ぶ曲線はC(n)を結ぶ曲線に沿った形状となっている。作像条件にムラがある場合、P(n)の値は、光量や画像素子52aのばらつきに加え、作像条件のムラも含んだ値となり、C(n)を結ぶ曲線に対してばらついた値となる。
図19(a)に示す個々の画像素子52aの出力データと下記(2)式とに基づいて、補正後の出力データ「Pout(n)」を算出する。
次に、補正後の出力データである「Pout(n)」の値と、ルックアップテーブルに保存されているデータとに基づいて、個々の画像素子52aで反射光を検出された領域のトナー付着量を算出する。
例えば、分光反射率分布特性が均一になるように作成されたシアン基準板56Cを検出したときの所望の出力値を実験等によって予め定めておく。また、シアン基準板56Cを検出したときの出力データである「C(n)」と、この「C(n)」が所望の出力値となるような補正式とのルックアップテーブルを予め作成しておく。
シアン濃度調整用トナー像TaCを検出したときには、個々の画像素子52aの出力データである「P(n)」を、記憶部に記憶されている補正式に代入して、補正後の出力データである「Pout(n)」を算出する。
次に、補正後の出力データである「Pout(n)」の値と、ルックアップテーブルに保存されているデータとに基づいて、個々の画像素子52aで反射光を検出された領域のトナー付着量を算出する。
これにより、画像素子の受光特性や発光素子の発光特性にばらつきがある場合であっても、画像素子検出誤差によるトナー付着量の検出誤差を抑制することができる。
また、シアン基準板56Cは、分光反射率分布特性が主走査方向の全域に渡って均一であるため、ラインセンサ52の全ての画像素子52aについて、トナー付着量の検出誤差を抑制することが可能となる。
具体的には、個々の画像素子52aに検出領域に対応するシアン用感光体1Cの表面上に静電潜像を形成するために光書込ユニット20が照射するレーザー光の発光強度を増減し、シアン濃度調整用トナー像TaCのトナー付着量が均一になるように制御する。
例えば、実験的にシアン濃度調整用トナー像TaCの「Pout(n)」の値と、補正すべきレーザー光の発光強度の値とのルックアップテーブルを作成しておき、「Pout(n)」の値に応じてレーザー光の発光強度の値を変更してもよい。
このように光書込ユニット20が照射するレーザー光の主走査方向の発光強度を調整することで、ページ内における主走査方向の位置の違いによる画像濃度のムラを抑制することが可能となる。
上述した作像条件(発光強度)を調整する制御に基づいて黒、シアン、マゼンタ及びイエローの各色の階調パターントナー像Tb(TbK、TbC、TbM及びTbY)を中間転写ベルト31の表面上に作像する。これをラインセンサ52で検出し、各色の作像ユニット10の現像γと現像開始電圧とを算出する。
上述したようにして算出した、主走査方向の位置毎の発光強度の条件や各色の作像ユニット10の現像γ及び現像開始電圧を用いて、スキャナ200で読み取った画像データや外部装置から入力される画像データに基づいた画像形成を行う。
上述した実施形態では、カラートナー像についてベタ画像の分光反射率分布特性に対応した分光反射率分布特性を有する基準板56(56C,56M及び56Y)を備える構成について説明した。
以下、変形例として、図1及び図4等を用いて説明した実施形態の構成に加えて、さらに複数の基準板56を備える変形例について説明する。
図21は、変形例の濃度センサ50が備えるラインセンサ52及び基準板56と、中間転写ベルト31上の濃度調整用トナー像Taとの位置関係を示す説明図である。
例えば、第一シアン基準板56C1がベタ画像のトナー付着量に相当する分光反射率分布特性を有する場合、ベタ画像のトナー付着量近傍では画像素子52aの出力のばらつきを低減することができる。しかし、ハーフトーン画像のトナー付着量については、充分に画像素子52aの出力のばらつきを低減することができない。
図22は、透明部材54にトナー等の異物が付着するセンサ汚れの有無の判定を行う制御のフローチャートである。図22に示す制御は黒基準板56Kを検出するときに実行する。
そして、ラインセンサ52による黒基準板56Kの検出結果を用いて、図18を用いて説明したトナー付着量の検出に用いる画像素子52aの出力データの補正だけでなく、センサ汚れの検出を行う。黒基準板56Kの検出結果に基づいて、透明部材54に異物が付着したセンサ汚れを検出し、センサ汚れを検出するとセンサ汚れ対応制御を実行する。
一方、一つまたは複数の画像素子52aの出力データが所定の出力値よりも高い場合(S32で「Yes」)は、透明部材54が汚れていると判断して、センサ汚れフラグを立て(S33)、センサ汚れ対応制御を実行する(S34)。
これにより、センサ汚れに起因するトナー付着量の検出誤差を低減することができる。
濃度センサ50のセンサ筐体58は、複写機500本体に設けられたセンサ支持部材であるステー501上に固定されている。ステー501の上には、センサ筐体58とは別に、シャッター部材55と、これを支持するシャッター支持部材550とを備える。さらに、基準板56の検出時には、シャッター部材55を移動させることで、シャッター部材55上の基準板56をセンサ筐体58の開口部と対向する位置に移動させるシャッター移動歯車551とが設けられている。
図23中の矢印Eで示すように、シャッター移動歯車551が右回りまたは左回りに回転すると、その動きによりシャッター支持部材550が図23中の矢印Dで示すように中間転写ベルト31の表面に沿った方向に移動する。これにより、シャッター支持部材550に支持された支持されたシャッター部材55、シャッター部材55の表面に配置された基準板56が図23中の矢印Dに示すように移動する。
上述したセンサ清掃動作制御の実行時には、清掃部材59が透明部材54表面を繰り返し往復するようにシャッター部材55を往復運動させ、透明部材54表面上の異物を掻き落とす動作を行う。
しかし、LEDの発光特性や画像素子52aの受光特性は経時劣化等によって経時で変化することがある。このため、特性の変化に合わせてトナー像の検出結果を補正するには、定期的に基準板56の検出を行う必要がある。
また、トナー像を検出するときの画像素子52aの出力は、各波長における「LEDの発光量」×「トナー像の反射率」×「画像素子の感度」の値の全波長域での総和に依存する。
濃度センサ50の周囲の温度が変動すると、光源51のLEDの発光量や分光分布特性が変化し、各波長における分光発光量が変化することがある。また、温度変動によって、LEDから照射される光の光軸変化や指向性変化が生じたり、画像素子52aの分光感度分布特性が変化したりすることがある。これらの変化が生じると基準板56を検出したときの画像素子52aの出力が変動する。
同一のLEDであっても、LEDの周囲の温度が変化すると、図12中の「LeB」や図13中の「LeR」の実線、破線及び一点鎖線で示すように波長のピーク位置が変化する特性がある。具体的には、ある温度において「LeB」や「LeR」の実線で示す分光分布特性を有する場合、温度が高くなると「LeB」や「LeR」の破線で示すように波長のピーク位置が長波長側へシフトする。一方、ある温度から温度が低くなると「LeB」や「LeR」の一点鎖線で示すように波長のピーク位置が短波長側へシフトする。
このため、同じ付着量のトナー像を検出しても破線で示す高温時には照射光のピーク位置に対するトナー像の反射率が高くなって画像素子52aの出力が増加する。低温時には照射光のピーク位置に対するトナー像の反射率が低くなって画像素子52aの出力が低下する。
図24は、温度20[℃]を基準とし、温度が10[℃]または35[℃]に変化したときのトナー付着量検出誤差を示す説明図である。具体的には、まず、温度が20[℃]のときに各色の基準板56の検出を行い、その検出結果を保存する。その後、温度が10[℃]または35[℃]に変化したときに、各色の濃度調整用トナー像Taを検出し、その検出結果を、温度が20[℃]のときの各色の基準板56の検出結果に基づいて補正し、その補正後の出力データに基づいてトナー付着量を算出する。このときの実際のトナー付着量と、算出したトナー付着量との差を求め、この差の実際のトナー付着量に対する割合を付着量検出誤差として示している。
複写機500では、濃度センサ50で検出したトナー付着量が一定になるように制御を行う。このため、温度が低下したにも関わらず、温度低下前の基準板56の検出結果を用いて、温度低下後の濃度調整用トナー像Taの検出結果を補正し、トナー付着量が一定になるような制御を行うと、温度低下に伴い画像濃度が濃くなってしまう。
このように温度変化が生じたにも関わらず、温度上昇前の基準板56の検出結果を用いてトナー付着量の算出を行うと、画像濃度が均一にならない。
幅方向の位置によって、温度変化が異なる場合が考えられる。このような場合は、幅方向の複数箇所に温度センサ57を配置し、その何れかが所定の温度差以上の温度変化を検出したときに、ラインセンサ52によって基準板56を検出する制御を行うようにしてもよい。
温度が所定温度以上変化した場合に、基準板56の検出を行う一つ目の実施例(以下、「実施例1」と呼ぶ)について説明する。
実施例1では、温度センサ57の検出結果に基づいて、前回の各色の基準板56の検出を行ったときの温度から、3[℃]以上変化したことを検知した場合に、各色の基準板56の検出を行い、記憶部に記憶されている基準板56の検出結果のデータの更新を行う。
濃度調整用トナー像Taを検出する制御が開始され、濃度調整用トナー像Ta(トナーパターン)の作成が開始されると、濃度センサ50に設けられた温度センサ57を用いて温度を検出する(S41)。
一方、温度変化が3[℃]未満の場合(S42で「No」)は、各色の基準板56を検出する制御は実行せず、記憶部に記憶されている基準板56を検出したときの出力データの更新も行わない。
図27は、白色基準板を用いる構成で、実施例1と同様に温度が3[℃]変化する毎に白色基準板の検出を行い、温度20[℃]を基準として、温度が10[℃]または35[℃]に変化したときのトナー付着量検出誤差を示す説明図である。
この理由を以下に述べる。
温度が所定温度以上変化した場合に、基準板56の検出を行う二つ目の実施例(以下、「実施例2」と呼ぶ)について説明する。
そこで、実施例2では、基準板56の検出を行う温度変化の閾値を色ごとに個別に設定した。具体的には、マゼンタの温度変化の閾値を1[℃]、シアンの閾値を5[℃]、イエローの閾値を3[℃]とした。
濃度調整用トナー像Taを検出する制御が開始され、濃度調整用トナー像Ta(トナーパターン)の作成が開始されると、濃度センサ50に設けられた温度センサ57を用いて温度を検出する(S51)。
一方、温度変化が1[℃]未満の場合(S52で「No」)は、マゼンタ基準板56Mを検出する制御は実行せず、記憶部に記憶されているマゼンタ基準板56Mを検出したときの出力データの更新も行わない。
一方、温度変化が3[℃]未満の場合(S55で「No」)は、イエロー基準板56Yを検出する制御は実行せず、記憶部に記憶されているイエロー基準板56Yを検出したときの出力データの更新も行わない。
一方、温度変化が5[℃]未満の場合(S58で「No」)は、シアン基準板56Cを検出する制御は実行せず、記憶部に記憶されているシアン基準板56Cを検出したときの出力データの更新も行わない。
実施例2では、各色で基準板56を検出する温度変化の閾値を変えることで、各色毎に基準板56を検出する頻度が最適な頻度となり、トナー付着量の検出誤差を抑制しつつ、制御負荷の低減を図ることができる。
市場において汎用的なRed−LEDは、マゼンタトナー像の反射率がその最大値に対して10[%]以上低い反射率(最大値の90[%]以下の反射率)となる波長域に照射光のピーク位置を有するものが一般的である。このような汎用的なRed−LEDを用いることができれば製造コストの削減を図ることができる。
一方、LEDの照射光のピーク位置の波長が、マゼンタトナー像の反射率の最大値となる波長(700[nm])の反射率と比べて、反射率の差が小さい範囲(例えば波長が660[nm]以上)の場合、温度変化が生じてもトナー付着量の濃度検出誤差は生じ難い。これは、温度変化によって、LEDの照射光のピーク位置の波長が変動しても、ピーク位置におけるマゼンタトナー像の反射率はほとんど変動しないため、温度変化に起因して反射光の光量が変動し難く、画像素子52aでの出力にも変動が生じ難いためである。
しかし、LEDのピーク位置の波長が温度変化によって変動しても、マゼンタトナーの反射率がほとんど変動しないLEDが汎用的でない場合は、光源51にこのようなLEDを用いることは製造コストの増加に繋がる。
具体的には、温度変化によってLEDのピーク位置が変動し、LEDのピーク位置におけるマゼンタトナー像の反射率が変動した場合、マゼンタトナー像と同様にLEDのピーク位置における反射率が変動するマゼンタ基準板56Mの検出を行う。そして、この検出結果に基づいて、マゼンタトナー像の検出結果の補正を行う。
このため、LEDのピーク位置の波長におけるマゼンタトナー像の反射率の変動量が大きくても、画像素子52aの出力の変動を抑制でき、トナー付着量の濃度検出誤差が生じることを抑制できる。
よって、正確なトナー付着量の検出を行いつつ、汎用的なRed−LEDを用いることで、マゼンタトナー像の反射率がほとんど変化しない波長域にピーク値を有するLEDを光源51に使用する構成に比べて、安価な構成を実現することが可能となる。
制御部15が、温度取得を行うタイミングであると判断したら、図25または図28に示す制御フローがスタートする。
このため、温度変化に基づいて基準板56の検出を行う場合は、基準板56の検出結果に基づいて光源51のLEDの発光量の調整や画像素子52aの受光感度(光量に対する電気信号の強弱)の調整を行うセンサ出力調整制御を実行しても良い。
直近の基準板56を検出したときの温度からの温度変化量を算出し、温度変化が3[℃]以上となった場合(S42で「Yes」)は、各色の基準板56を検出し、必要に応じてLEDや画像素子52aの出力を調整するセンサ出力調整制御とを実行する。このときの温度を直近の基準板56を検出したときの温度として記憶部に記憶する。
温度変化が3[℃]未満の場合(S42で「No」)は、センサ出力調整制御を行わず、濃度調整用トナー像Taを作成し、その検出を行う(S45)。
図31では、温度変化が3[℃]以上の場合にセンサ出力調整制御を行っているが、どの程度の温度変化でセンサ出力調整制御を行うかは、濃度センサ50の光源51のLEDや画像素子52aの出力の温度変化を実験により調べて決定する。
各色トナーに対応する基準板56としては、分光反射率分布のグラフが同一となるトナーと同色の基準板56であることが望ましいが、全く同一とすることは困難である。このため、図17で示すように、分光反射率分布のグラフが近似する基準板56であればよい。
図17に示すように、本実施形態では、各色トナーに対応する各色の基準板56は、波長が400[nm]〜700[nm]の可視光域の全域に渡って分光反射率分布特性が各トナー像に近似している。
すなわち、照射光がレッドやブルーの場合、この照射光を反射したときの分光反射率分布特性が近似するものであればよい。
画像素子52aにRGBのフィルタを配置し、白色光を照射する構成であっても同様である。
基準板56等の基準部材と、中間転写ベルト31等の画像形成対象物の表面上の濃度調整用トナー像Ta等の画像及び基準部材に光を照射する光源51等の発光手段と、画像また基準部材に反射した反射光を受光するラインセンサ52等の受光手段と、を備え、画像からの反射光を受光した受光手段の出力(トナーパターン出力等)に基づいて画像の画像濃度(トナー付着量等)を検出し、基準部材からの反射光を受光した受光手段の出力(基準板出力等)に基づいて画像濃度の検出条件(画像濃度の検出に用いるトナーパターン出力等)を補正する濃度センサ50等の画像濃度検出装置において、基準部材の分光反射率部分布特性は、白色の分光反射率分布特性に比べて、画像濃度を検出する画像を形成するトナー等の画像形成物質の分光反射率分布特性に近い。
これによれば、上記実施形態について説明したように、白色の基準部材を用いる構成よりも画像濃度の検出条件を適切に補正し、画像濃度を精度よく検出することが可能になる。これは、以下の理由による。
すなわち、白色の基準部材を用いる構成では、発光手段の発光特性や受光手段の受光特性にばらつきがあると、基準板からの反射光を受光した受光手段の出力に基づいて画像濃度の検出条件を適切に補正できない不具合が生じることがあった。
本発明者らが鋭意研究を重ねたところ、この不具合は画像形成物質によって形成された画像と白色の基準部材とで分光反射率分布特性が大きく異なることに起因することを見出した。具体的には、発光手段の発光特性または受光手段の受光特性のばらつきが、画像濃度の検出結果に影響するようなばらつきであっても、白色の基準板からの反射光の検出結果には影響が生じない場合がある。このような場合には、上記ばらつきの影響を反映した補正を行うことができず、画像濃度の検出条件を適切に補正できない。
態様Aでは、画像形成物質の分光反射率分布特性に近い分光反射率特性を有する基準部材を用いることで、画像濃度の検出に影響する発光手段の発光特性や受光手段の受光特性のばらつきの影響を反映した補正が可能となる。よって、白色の基準部材を用いる構成よりも、画像濃度の検出条件を適切に補正することが可能となり、画像濃度を精度よく検出することが可能となる。
態様Aにおいて、分光反射率分布特性が互いに異なる複数の基準部材(シアン基準板56C、マゼンタ基準板56M及びイエロー基準板56Y等)を備え、濃度調整用トナー像Ta等の画像を形成するトナー等の画像形成物質の分光反射率分布特性によって、画像濃度の検出条件(画像濃度の検出に用いるトナーパターン出力の値等)の補正に用いる基準部材が異なる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、白色の基準部材を用いる構成よりも画像濃度の検出条件を適切に補正し、画像濃度を精度よく検出することが可能になる。これは、以下の理由による。
すなわち、複数の基準部材のうち、画像濃度を検出する画像の画像形成物質の分光反射率分布特性に最も近似する、または、同一の分光反射率特性分布特性を有する基準板を選択することが可能となる。そして、この基準板のからの反射光を受光した受光手段の出力に基づいて画像濃度の検出条件を補正することで、画像濃度の検出に影響する発光手段の発光特性や受光手段の受光特性のばらつきの影響を反映した補正が可能となる。よって、画像形成物質と基準板との分光反射率分布特性が大きく異なることに起因して画像濃度の検出条件を適切に補正できなくなる不具合を防止できる。よって、態様Bでは、白色の基準部材を用いる構成よりも、画像濃度の検出条件を適切に補正することが可能となり、画像濃度を精度よく検出することが可能となる。
態様AまたはBにおいて、温度等の設置環境の条件を検出する温度センサ57等の環境条件検出手段を備え、環境条件検出手段の検出結果に基づいて、設置環境の条件が所定の変動量以上に変動したことを検知すると、光源51等の発光手段から基準板56等の基準部材に光を照射し、その反射光をラインセンサ52等の受光手段で受光する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、環境変動後における画像濃度(トナー付着量等)の検出条件を、温度変化後の基準部材からの反射光を受光した受光手段の出力(基準板出力等)に基づいて、補正することが可能となる。このため、設置環境の変動に起因して発光手段の発光特性や受光手段の受光特性が変動しても画像濃度の検出条件を適切に補正し、画像濃度を精度よく検出することが可能になる。
また、設置環境の条件の変動量が所定の変動量未満のときには、発光手段から基準部材への光の照射を行わず、受光手段からの出力も行わないことで、制御負荷の軽減を図ることが可能となる。
態様Cにおいて、光源51等の発光手段は複数のLED等の発光素子を備え、発光素子の少なくとも一部は、照射する光の分光分布特性で光量が最大値となる波長(625[nm]近傍)が、マゼンタトナー等の画像形成物質の分光反射率分布における反射率の最大値に対して90[%]以下の反射率となる波長である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トナー付着量等の画像濃度を精度良く検出しつつ、安価な構成を実現することが可能となる。
態様CまたはDにおいて、温度センサ57等の環境条件検出手段が検出する設置環境の条件の所定の変動量は、LED等の発光素子の温度特性によって決定される温度変化である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、温度変化によって発光素子の分光反射率分布特性が変動しても、トナー付着量等の画像濃度を精度良く検出できる。
態様C乃至Eの何れかの態様において、分光反射率分布特性が互いに異なる複数の基準部材(シアン基準板56C、マゼンタ基準板56M及びイエロー基準板56Y等)を備え、所定の変動量が基準部材によって異なる。
これによれば、上記実施例2について説明したように、複数の基準部材のそれぞれを検出する頻度が最適な頻度となり、トナー付着量等の画像濃度の検出誤差を抑制しつつ、制御負荷の低減を図ることができる。これは以下の理由による。
すなわち、温度変化等の設置環境の条件の変動によって光源51等の発光手段は、照射光のピーク位置等の発光特性が変動するが、発光特性が変動したときの画像濃度の検出への影響は、画像形成物質の分光反射率分布特性によって異なる。よって、分光反射率分布特性が異なる基準部材毎に検出を行う閾値(設置環境の条件の所定の変動量)を設定することで、複数の基準部材のそれぞれを検出する頻度が最適な頻度となる。
態様Fにおいて、複数の基準部材(シアン基準板56C、イエロー基準板56Y及びマゼンタ基準板56M等)は、シアン、イエロー及びマゼンタのそれぞれのトナー等の画像形成物質に対応する分光反射率分布特性を有し、複数の基準部材のうち、マゼンタの画像形成物質に対応する分光反射率分布特性を有する基準部材(マゼンタ基準板56M等)は、他の基準部材(シアン基準板56C及びイエロー基準板56Y等)よりも閾値となる温度変化量等の所定の変動量が小さい。
これによれば、上記実施例2について説明したように、トナー付着量等の画像濃度の検出誤差を抑制しつつ、制御負荷の低減を図ることができる。これは以下の理由による。
すなわち、温度変化等の設置環境の条件が変動したときの画像濃度の検出誤差は、マゼンタの画像形成物質が最も大きくなる。このため、マゼンタの画像形成物質に対応した基準部材の検出頻度を他の基準部材よりも高くすることで、全ての色についての画像濃度の検出誤差を抑制しつつ、制御負荷の低減を図ることができる。
態様A乃至Gの何れかの態様において、表面が黒色の黒基準板56K等の黒色部材を備え、光源51等の発光手段は黒色部材に光を照射し得る構成である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、発光手段及びラインセンサ52等の受光手段と黒色部材との間における異物の有無を検知することが可能な構成を実現できる。
態様Hにおいて、光源51等の発光手段が黒基準板56K等の黒色部材に向けて光を照射したときのラインセンサ52等の受光手段の出力に基づいて、発光手段及び受光手段と黒色部材との間におけるトナー等の異物の有無を検知し、異物があることを検知した場合は、受光手段における異物の反射光を受光した部分(個々の画像素子52a等)の出力をトナー付着量等の画像濃度の検出には用いない制御、または、異物を除去する制御の何れかの制御を実行する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、異物の付着に起因する画像濃度の検出誤差を低減することができる。
態様A乃至Iの何れかの態様において、中間転写ベルト31等の画像形成対象物の表面とラインセンサ52等の受光手段とは相対的に移動し、受光手段は、画像形成対象物の表面との相対的な移動方向に対して直交し、画像形成対象物の表面に沿う方向である幅方向(主走査方向等)に複数の画像素子52a等の受光素子を並べて配置し、基準板56等の基準部材は、幅方向における受光手段が反射光を受光する領域の全域に渡って均一な分光反射率分布特性を有する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、幅方向に並べて配置された受光素子の全てについて、トナー付着量等の画像濃度の検出誤差を抑制することが可能となる。また、幅方向の全域に渡って画像濃度を精度良く検出することで、幅方向の画像濃度のムラを検出することが可能となる。基準部材の分光反射率分布特性は、幅方向の前記領域の全域に渡って均一であることが望ましいが、製造ばらつき等に起因する差異は許容する。
中間転写ベルト31等の画像形成対象物の表面上に画像を形成する作像ユニット10等の作像手段と、画像形成対象物の表面上に形成された濃度調整用トナー像Ta等の画像のトナー付着量等の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、画像濃度検出手段の検出結果に基づいて作像手段による作像条件を制御する制御部15等の作像条件制御手段と、を備えた複写機500等の画像形成装置において、画像濃度検出手段として、態様A乃至Jの何れかの態様に係る濃度センサ50等の画像濃度検出装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像濃度を精度良く検出し、その検出結果に基づいて作像条件を制御するため、出力する画像の画像濃度ムラを抑制することができる。
態様Kにおいて、作像ユニット10等の作像手段として、シアン、イエロー及びマゼンタの濃度調整用トナー像Ta等の画像を作像する作像手段をそれぞれ備え、作像手段が作像に用いるそれぞれのトナー等の画像形成物質に対応する分光反射率分布特性をそれぞれ有する複数の基準部材(シアン基準板56C、イエロー基準板56Y及びマゼンタ基準板56M等)を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、シアン、イエロー及びマゼンタの何れの色についても画像濃度を精度良く検出し、出力する画像の画像濃度ムラを抑制することができる。
態様Lにおいて、トナー等の画像形成物質の分光反射率分布特性として、400[nm]〜700[nm]の波長領域における反射率の最大値と最小値との差の値の70[%]の値となる波長について、画像形成物質の色がシアンの場合は、420±20[nm]及び510±20[nm]の範囲であり、画像形成物質の色がマゼンタの場合は、610±20[nm]の範囲であり、画像形成物質の色がイエローの場合は、510±20[nm]の範囲である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、上述した条件を満たすシアン、イエロー及びマゼンタの何れの色についても画像濃度を精度良く検出し、出力する画像の画像濃度ムラを抑制することができる。
態様J乃至Mの何れかの態様において、作像ユニット10等の作像手段がベタ画像等の所定の画像面積率で作像した第一の濃度調整用トナー像Ta(TaM1,TaC1及びTaY1)等の画像の表面の分光反射率特性に対応した分光反射率分布特性を有する第一の基準板56(56M1,56C1及び56Y1)等の基準部材と、作像手段が所定の画像面積率よりも低い画像面積率(ベタ画像の半分等)で作像した第二の濃度調整用トナー像Ta(TaM2,TaC2及びTaY2)等の画像の表面の分光反射率特性に対応した分光反射率分布特性を有する第二の基準板56(56M2,56C2及び56Y2)等の基準部材と、を備える。
これによれば、上記変形例ついて説明したように、トナー付着量等の画像濃度の検出精度の向上を図ることが出来る。
中間転写ベルト31等の画像形成対象物の表面上の濃度調整用トナー像Ta等の画像に光を照射し、その反射光に基づいて画像のトナー付着量等の画像濃度を検出し、所定の分光反射率分布特性を有する基準板56等の基準部材に光を照射し、その反射光に基づいて画像濃度の検出条件(画像濃度の検出に用いるトナーパターン出力等)を補正する画像濃度検出方法において、基準部材として、分光反射率分布特性が、白色の分光反射率分布特性に比べて、画像濃度を検出する画像を形成するトナー等の画像形成物質の分光反射率分布特性に近いものを用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、白色の基準部材を用いる構成よりも、画像濃度の検出条件を適切に補正することが可能となり、画像濃度を精度よく検出することが可能となる。
態様Oにおいて、温度等の設置環境の条件が所定の変動量以上に変動したことを検知したときに、基準板56等の基準部材に光を照射し、その反射光に基づいて、トナー付着量等の画像濃度の検出条件を補正する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、環境変動後における画像濃度(トナー付着量等)の検出条件を、温度変化後の基準部材からの反射光に基づいて、補正することが可能となる。このため、設置環境の変動に起因して発光手段の発光特性や受光手段の受光特性が変動しても画像濃度の検出条件を適切に補正し、画像濃度を精度よく検出することが可能になる。
また、設置環境の条件の変動量が所定の変動量未満のときには、基準部材への光の照射を行わないことで、制御負荷の軽減を図ることが可能となる。
中間転写ベルト31等の画像形成対象物の表面上に濃度調整用トナー像Ta等の濃度検出用画像を形成する濃度検出用画像作像工程と、濃度検出用画像のトナー付着量等の画像濃度を検出する画像濃度検出工程と、画像濃度検出工程で検出した画像濃度に基づいた作像条件で画像を形成する作像工程と、を実施して記録シート上のトナー像等の画像を形成する画像形成方法において、濃度検出工程は、態様OまたはPの何れかの態様に係る画像濃度検出方法を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、画像濃度を精度良く検出し、その検出結果に基づいて作像条件を制御するため、出力する画像の画像濃度ムラを抑制することができる。
1C シアン用感光体
2 帯電ユニット
3 現像ユニット
3a 現像ローラ
4 クリーニングユニット
10 作像ユニット
10C シアン用作像ユニット
10M マゼンタ用作像ユニット
10Y イエロー用作像ユニット
15 制御部
20 光書込ユニット
30 転写ユニット
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 一次転写ローラ
35 二次転写バックアップローラ
36 搬送ベルト
38 定着ユニット
39 排紙トレイ
41 給紙トレイ
42 給紙路
43 第一搬送ローラ対
44 第二搬送ローラ対
45 第三搬送ローラ対
46 レジストローラ対
50 濃度センサ
51 光源
52 ラインセンサ
52a 画像素子
53 レンズアレイ
54 透明部材
55 シャッター部材
56 基準板
56C シアン基準板
56M マゼンタ基準板
56Y イエロー基準板
56C1 第一シアン基準板
56C2 第二シアン基準板
56K 黒基準板
57 温度センサ
58 センサ筐体
59 清掃部材
100 画像形成部
200 スキャナ
300 原稿自動搬送装置
400 給紙部
500 複写機
501 ステー
550 シャッター支持部材
551 シャッター移動歯車
Ta 濃度調整用トナー像
TaC シアン濃度調整用トナー像
TaM マゼンタ濃度調整用トナー像
TaY イエロー濃度調整用トナー像
Tb 階調パターントナー像
Claims (17)
- 基準部材と、
画像形成対象物の表面上の画像及び前記基準部材に光を照射する発光手段と、
前記画像また前記基準部材に反射した反射光を受光する受光手段と、を備え、
前記画像からの反射光を受光した前記受光手段の出力に基づいて前記画像の画像濃度を検出し、
前記基準部材からの反射光を受光した前記受光手段の出力に基づいて前記画像濃度の検出条件を補正する画像濃度検出装置において、
前記基準部材の分光反射率部分布特性は、白色の分光反射率分布特性に比べて、前記画像濃度を検出する前記画像を形成する画像形成物質の分光反射率分布特性に近いことを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項1の画像濃度検出装置において、
分光反射率分布特性が互いに異なる複数の前記基準部材を備え、前記画像を形成する画像形成物質の分光反射率分布特性によって、前記画像濃度の検出条件の補正に用いる前記基準部材が異なることを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項1または2の画像濃度検出装置において、
設置環境の条件を検出する環境条件検出手段を備え、
前記環境条件検出手段の検出結果に基づいて、前記設置環境の条件が所定の変動量以上に変動したことを検知すると、前記発光手段から前記基準部材に光を照射し、その反射光を前記受光手段で受光することを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項3の画像濃度検出装置において、
前記発光手段は複数の発光素子を備え、
前記発光素子の少なくとも一部は、照射する光の分光分布特性で光量が最大値となる波長が、前記画像形成物質の分光反射率分布における反射率の最大値に対して90[%]以下の反射率となる波長であることを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項3または4の画像濃度検出装置において、
前記環境条件検出手段が検出する前記設置環境の条件の前記所定の変動量は、前記発光素子の温度特性によって決定される温度変化であることを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項3乃至5の何れかに記載の画像濃度検出装置において、
分光反射率分布特性が互いに異なる複数の前記基準部材を備え、
前記所定の変動量が前記基準部材によって異なることを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項6の画像濃度検出装置において、
複数の前記基準部材は、シアン、イエロー及びマゼンタのそれぞれの前記画像形成物質に対応する分光反射率分布特性を有し、
複数の前記基準部材のうち、マゼンタの前記画像形成物質に対応する分光反射率分布特性を有する前記基準部材は、他の前記基準部材よりも前記所定の変動量が小さいことを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の画像濃度検出装置において、
表面が黒色の黒色部材を備え、
前記発光手段は前記黒色部材に光を照射し得る構成であることを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項8の画像濃度検出装置において、
前記発光手段が前記黒色部材に向けて光を照射したときの前記受光手段の出力に基づいて、前記発光手段及び前記受光手段と前記黒色部材との間における異物の有無を検知し、
異物があることを検知した場合は、前記受光手段における異物の反射光を受光した部分の出力を前記画像濃度の検出には用いない制御、または、異物を除去する制御の何れかの制御を実行することを特徴とする画像濃度検出装置。 - 請求項1乃至9の何れかに記載の画像濃度検出装置において、
前記画像形成対象物の表面と前記受光手段とは相対的に移動し、
前記受光手段は、前記画像形成対象物の表面との相対的な移動方向に対して直交し、前記画像形成対象物の表面に沿う方向である幅方向に複数の受光素子を並べて配置し、
前記基準部材は、前記幅方向における前記受光手段が反射光を受光する領域の全域に渡って一様な分光反射率分布特性を有することを特徴とする画像濃度検出装置。 - 画像形成対象物の表面上に画像を形成する作像手段と、
前記画像形成対象物の表面上に形成された画像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段と、
前記画像濃度検出手段の検出結果に基づいて前記作像手段による作像条件を制御する作像条件制御手段と、を備えた画像形成装置において、
前記画像濃度検出手段として、請求項1乃至10の何れかに記載の画像濃度検出装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項11の画像形成装置において、
前記作像手段として、シアン、イエロー及びマゼンタの前記画像を作像する作像手段をそれぞれ備え、
前記作像手段が作像に用いるそれぞれの前記画像形成物質に対応する分光反射率分布特性をそれぞれ有する複数の前記基準部材を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項12の画像形成装置において、
前記画像形成物質の分光反射率分布特性として、400[nm]〜700[nm]の波長領域における反射率の最大値と最小値との差の値の70[%]の値となる波長について、
前記画像形成物質の色がシアンの場合は、420±20[nm]及び510±20[nm]の範囲であり、
前記画像形成物質の色がマゼンタの場合は、610±20[nm]の範囲であり、
前記画像形成物質の色がイエローの場合は、510±20[nm]の範囲であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10乃至13の何れかに記載の画像形成装置において、
前記作像手段が所定の画像面積率で作像した前記画像の表面の分光反射率特性に対応した分光反射率分布特性を有する前記基準部材と、
前記作像手段が前記所定の画像面積率よりも低い画像面積率で作像した前記画像の表面の分光反射率特性に対応した分光反射率分布特性を有する前記基準部材と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成対象物の表面上の画像に光を照射し、その反射光に基づいて前記画像の画像濃度を検出し、
所定の分光反射率分布特性を有する基準部材に光を照射し、その反射光に基づいて前記画像濃度の検出条件を補正する画像濃度検出方法において、
前記基準部材として、分光反射率分布特性が、白色の分光反射率分布特性に比べて、前記画像濃度を検出する前記画像を形成する画像形成物質の分光反射率分布特性に近いものを用いることを特徴とする画像濃度検出方法。 - 請求項15の画像濃度検出方法において、
設置環境の条件が所定の変動量以上に変動したことを検知したときに、前記基準部材に光を照射し、その反射光に基づいて、前記画像濃度の検出条件を補正することを特徴とする画像濃度検出方法。 - 画像形成対象物の表面上に濃度検出用画像を形成する濃度検出用画像作像工程と、
前記濃度検出用画像の画像濃度を検出する画像濃度検出工程と、
前記画像濃度検出工程で検出した前記画像濃度に基づいた作像条件で画像を形成する作像工程と、を実施して画像を形成する画像形成方法において、
画像濃度検出工程は、請求項15または16の画像濃度検出方法を用いることを特徴とする画像形成方法。
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