JP2019053216A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検出画像からの反射光と基準反射部材からの反射光を同時に受光することができる受光部を有する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置100は、記録媒体に画像を形成する画像形成部300と、画像形成部により形成された検出画像を検出する検出手段312、612と、検出手段の検出結果に基づいて画像形成条件を補正する制御手段102と、を備え、検出手段は、検出画像を照明する光を出射する光源401と、直線状に並んだ複数の受光素子403cを有する受光部403と、光源から検出画像へ出射される光をさえぎる位置に配置された基準反射部材502、602と、を備え、光源が検出画像および基準反射部材へ光を出射したときに、受光部は、検出画像からの反射光と基準反射部材からの反射光を同時に受光する。【選択図】図2
Description
本発明は、UVカットフィルタに基準板を設置した画像形成装置に関する。
液体現像剤を用いた湿式電子写真画像形成装置は、乾式電子写真画像形成装置と比べて有利な点を有しており、近年その価値が見直されつつある。湿式電子写真画像形成装置は、サブミクロンサイズの極めて微細なトナーを用いることができるため、高画質を実現できグラビア印刷機並みの質感を得られる。また、湿式電子写真画像形成装置は、比較的低電力でトナーを用紙に定着できるため、省エネルギーを実現できる。
一方、より高画質な画像を形成するために、より高精度で色ずれ量および濃度を検出するラインイメージセンサを用いて連続画像を広範囲に検出し、色ずれ量および濃度を補正する電子写真画像形成装置がある(特許文献1)。特許文献1の電子写真画像形成装置は、一つのラインイメージセンサが色ずれ量および濃度の検出を兼用することによりセンサのコストを低減するとともに、カラーフィルタによる分光で色分解を行うことにより高画質化を実現する。特許文献1の電子写真画像形成装置は、ブラックトナーの検出画像を基準色とし、また、記録媒体を標準白色としてラインイメージセンサの感度を較正する。
しかし、記録媒体ではなく中間転写体上の検出画像を検出して色ずれ量および濃度を検出する場合、より高精度の検出を行うためには、予め基準反射部材を用いてラインイメージセンサの感度を較正する必要がある。電子写真画像形成装置は、ラインイメージセンサの読み取り対象を中間転写体と電子写真画像形成装置内に設けられた基準反射部材との間で切り替える機構が必要になる。これは、電子写真画像形成装置の大型化および高コスト化の要因となる。
そこで、本発明は、検出画像からの反射光と基準反射部材からの反射光を同時に受光することができる受光部を有する画像形成装置を提供する。
本発明の一実施例による画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された検出画像を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、
前記検出画像を照明する光を出射する光源と、
直線状に並んだ複数の受光素子を有する受光部と、
前記光源から前記検出画像へ出射される前記光をさえぎる位置に配置された基準反射部材と、
を備え、
前記光源が前記検出画像および前記基準反射部材へ光を出射したときに、前記受光部は、前記検出画像からの反射光と前記基準反射部材からの反射光を同時に受光することを特徴とする。
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された検出画像を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、
前記検出画像を照明する光を出射する光源と、
直線状に並んだ複数の受光素子を有する受光部と、
前記光源から前記検出画像へ出射される前記光をさえぎる位置に配置された基準反射部材と、
を備え、
前記光源が前記検出画像および前記基準反射部材へ光を出射したときに、前記受光部は、前記検出画像からの反射光と前記基準反射部材からの反射光を同時に受光することを特徴とする。
本発明によれば、検出画像からの反射光と基準反射部材からの反射光を同時に受光することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。
(画像形成装置)
実施例1の電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)100を以下に述べる。図1は、実施例1の画像形成装置100の断面図である。画像形成装置100は、画像読取部70、現像剤補給部200および画像形成部300を有する。画像読取部70は、原稿72の画像を光学的に検出し、検出した光信号を電気信号へ変換し、変換した電気信号を画像データ生成部109へ送信する。画像データ生成部109は、電気信号に基づいて読取画像データを生成し、生成した読取画像データをコントロール基板101へ送信する。現像剤補給部200は、4つの現像剤補給ユニット201Y、201M、201C、201K及び液体キャリア補給ユニット202を有する。液体キャリア補給ユニット202は、液体キャリアを収容している。液体キャリアは、紫外線硬化性樹脂を含む。現像剤補給ユニット201Y、201M、201C、201Kは、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの微粒子トナーをそれぞれ収容している。
実施例1の電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)100を以下に述べる。図1は、実施例1の画像形成装置100の断面図である。画像形成装置100は、画像読取部70、現像剤補給部200および画像形成部300を有する。画像読取部70は、原稿72の画像を光学的に検出し、検出した光信号を電気信号へ変換し、変換した電気信号を画像データ生成部109へ送信する。画像データ生成部109は、電気信号に基づいて読取画像データを生成し、生成した読取画像データをコントロール基板101へ送信する。現像剤補給部200は、4つの現像剤補給ユニット201Y、201M、201C、201K及び液体キャリア補給ユニット202を有する。液体キャリア補給ユニット202は、液体キャリアを収容している。液体キャリアは、紫外線硬化性樹脂を含む。現像剤補給ユニット201Y、201M、201C、201Kは、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの微粒子トナーをそれぞれ収容している。
画像形成部300は、4つの画像形成ユニット301(301Y、301M、301C、301K)を有する。画像形成ユニット301Yは、イエロートナーを含む液体現像剤を用いてイエロー画像を形成する。画像形成ユニット301Mは、マゼンタトナーを含む液体現像剤を用いてマゼンタ画像を形成する。画像形成ユニット301Cは、シアントナーを含む液体現像剤を用いてシアン画像を形成する。画像形成ユニット301Kは、ブラックトナーを含む液体現像剤を用いてブラック画像を形成する。参照符号の添字Y、M、CおよびKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックを示す。以下の説明において、特に必要でない場合、参照符号の添字Y、M、C、Kを省略することがある。4つの画像形成ユニット301は、液体現像剤(トナー)の色を除いて同一の構造を有する。
画像形成ユニット301は、感光体としての感光ドラム(像担持体)302を有する。感光ドラム302の周りには、帯電装置3、光走査装置(レーザースキャナユニット)303、現像器304および一次転写ローラ6が配置されている。現像剤補給ユニット201及び液体キャリア補給ユニット202は、必要に応じて現像器304へ適切な濃度に調整された液体現像剤を補給する。感光ドラム302の下には、像担持体としての無端状の中間転写ベルト(中間転写体)305が配置されている。
中間転写ベルト305は、ベルト駆動ローラ308、張架ローラ309、ステアリングローラ310および二次転写対向ローラ306により支持されている。中間転写ベルト305は、モータ(不図示)によるベルト駆動ローラ308の回転により、所定の速度で図1に示す回転方向(時計回り方向)R1に回転する。一次転写ローラ6は、中間転写ベルト305を介して感光ドラム302に対向して配置され、一次転写部を形成する。一次転写ローラ6は、感光ドラム302上のトナー像を中間転写ベルト305へ転写させる。二次転写ローラ7は、中間転写ベルト305を介して二次転写対向ローラ306に対向して配置され、二次転写部を形成する。
中間転写ベルト305の近傍には、中間転写ベルト305上に転写されたトナーのパッチ画像(以下、濃度パッチという)を検出する検出手段としての濃度パッチ検出ユニット312が設けられている。濃度パッチ検出ユニット312は、中間転写ベルト305上の定着前の濃度パッチ(検出画像)を検出する。濃度パッチ検出ユニット312の検出結果に基づいて、濃度パッチの濃度が所定の濃度になるように現像時に濃度調整が行われる。
画像形成装置100の下部には、用紙などの記録媒体(以下、シートという)を収容する給送装置314が配置されている。シートは、ピックアップローラ8により給送装置314から給送され、搬送ローラ9及びレジストレーションローラ10により二次転写部へ搬送される。二次転写部でトナー像が転写されたシートは、紫外線を出射する光源313を有する定着器307へ搬送される。シートの搬送方向において定着器307の下流には、画像が形成されたシートが積載される排出トレイ311が配置されている。
(画像形成プロセス)
画像形成装置100の画像形成プロセスを以下に説明する。4つの画像形成ユニット301Y、301M、301C及び301Kにおける画像形成プロセスは同一であるので、イエロー画像形成ユニット301Yにおける画像形成プロセスを説明する。マゼンタ画像形成ユニット301M、シアン画像形成ユニット301C及びブラック画像形成ユニット301Kにおける画像形成プロセスの説明は、省略する。
画像形成装置100の画像形成プロセスを以下に説明する。4つの画像形成ユニット301Y、301M、301C及び301Kにおける画像形成プロセスは同一であるので、イエロー画像形成ユニット301Yにおける画像形成プロセスを説明する。マゼンタ画像形成ユニット301M、シアン画像形成ユニット301C及びブラック画像形成ユニット301Kにおける画像形成プロセスの説明は、省略する。
帯電装置3Yは、感光ドラム302Yの表面を均一に帯電する。光走査装置303Yは、光源として半導体レーザを有する。光走査装置303Yは、イエロー成分の画像データに従って変調された光ビームを、均一に帯電された感光ドラム302Yの表面に照射し、感光ドラム302Y上に静電潜像を形成する。現像器304Yは、イエローの液体現像剤により静電潜像を現像してイエロートナー像とする。一次転写ローラ6Yは、感光ドラム302Y上のイエロートナー像を中間転写ベルト305上に一次転写する。
同様にして、マゼンタ画像形成ユニット301Mにより形成されたマゼンタトナー像は、中間転写ベルト305上のイエロートナー像の上に精度よく重ねて転写される。以下、シアントナー像およびブラックトナー像が、中間転写ベルト305上のマゼンタトナー像の上に順次重ねて転写される。その結果、中間転写ベルト305上に4色のトナー像が重ね合わされる。
給送装置314から給送されたシートは、レジストレーションローラ10により中間転写ベルト305上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写ローラ7へ搬送される。二次転写ローラ7は、中間転写ベルト305上のトナー像を一括してシートへ転写する。トナー像が転写されたシートは、定着器307へ搬送される。定着器307は、トナー像に紫外線を照射して、液体現像中の紫外線硬化性樹脂を硬化させてトナー像をシート上に定着させ、カラー画像を形成する。カラー画像が形成されたシートは、排出トレイ311上に排出される。
(濃度パッチ検出ユニット)
図2は、実施例1の濃度パッチ検出ユニット312の断面図である。濃度パッチ検出ユニット312は、ラインイメージセンサ400及び紫外線カットフィルタユニット(以下、UVカットフィルタユニットという)500を有する。濃度パッチ検出ユニット312は、検出対象としての濃度パッチが形成される中間転写ベルト305に対向して配置される。UVカットフィルタユニット500は、紫外線カットガラス(以下、UVカットガラスという)501、基準反射部材としての標準白色板(以下、白色基準板という)502及び板金部503を有する。板金部503は、白色基準板502を支持する支持部材である。
図2は、実施例1の濃度パッチ検出ユニット312の断面図である。濃度パッチ検出ユニット312は、ラインイメージセンサ400及び紫外線カットフィルタユニット(以下、UVカットフィルタユニットという)500を有する。濃度パッチ検出ユニット312は、検出対象としての濃度パッチが形成される中間転写ベルト305に対向して配置される。UVカットフィルタユニット500は、紫外線カットガラス(以下、UVカットガラスという)501、基準反射部材としての標準白色板(以下、白色基準板という)502及び板金部503を有する。板金部503は、白色基準板502を支持する支持部材である。
(ラインイメージセンサ)
図3は、実施例1のラインイメージセンサ400を示す図である。ラインイメージセンサ400は、光源401、導光体402及び受光部403を有する。光源401は、導光体402の一端部に配置されている。受光部403は、レンズ部403aと受光素子部403bとを有する。受光素子部403bには、中間転写ベルト305の回転方向R1に直交する主走査方向(所定の方向)に複数の受光素子403cが直線状に並んで配置されている。光源401は、青色LEDを含み、白色光を出射する。光源401から出射された白色光は、導光体402内を拡散反射して上面402aの開口部402bから検出対象を照明する。検出対象は、中間転写ベルト305の表面および中間転写ベルト305上に形成された濃度パッチである。検出対象の表面で反射された反射光は、受光部403に入射する。反射光は、受光部403のレンズ部403aを介して受光素子部403bの複数の受光素子403cにより受光される。受光部403は、濃度パッチからの反射光と白色基準板502からの反射光とを同時に受光することができる。複数の受光素子403cは、受光した光量に従って受光信号(電気信号)をラインイメージセンサ制御部110へ出力する。なお、ラインイメージセンサ400の代わりにエリアイメージセンサを用いてもよい。
図3は、実施例1のラインイメージセンサ400を示す図である。ラインイメージセンサ400は、光源401、導光体402及び受光部403を有する。光源401は、導光体402の一端部に配置されている。受光部403は、レンズ部403aと受光素子部403bとを有する。受光素子部403bには、中間転写ベルト305の回転方向R1に直交する主走査方向(所定の方向)に複数の受光素子403cが直線状に並んで配置されている。光源401は、青色LEDを含み、白色光を出射する。光源401から出射された白色光は、導光体402内を拡散反射して上面402aの開口部402bから検出対象を照明する。検出対象は、中間転写ベルト305の表面および中間転写ベルト305上に形成された濃度パッチである。検出対象の表面で反射された反射光は、受光部403に入射する。反射光は、受光部403のレンズ部403aを介して受光素子部403bの複数の受光素子403cにより受光される。受光部403は、濃度パッチからの反射光と白色基準板502からの反射光とを同時に受光することができる。複数の受光素子403cは、受光した光量に従って受光信号(電気信号)をラインイメージセンサ制御部110へ出力する。なお、ラインイメージセンサ400の代わりにエリアイメージセンサを用いてもよい。
(UVカットフィルタユニット)
図4は、実施例1のUVカットフィルタユニット500をラインイメージセンサ400の側から見た図である。光源401から出射される白色光は、青色LEDに起因する微弱な紫外線(以下、UV光という)を含む。従って、ラインイメージセンサ400から出射される白色光(照明光)が中間転写ベルト305上に形成された濃度パッチを照明すると、白色光に含まれるUV光が濃度パッチを形成する液体現像剤に含まれる紫外線硬化性樹脂を硬化させるおそれがある。そこで、液体現像剤が中間転写ベルト305上で硬化することを防ぐために、濃度パッチ検出ユニット312にUVカットフィルタユニット500が設けられている。UVカットフィルタユニット500に設けられたUVカットガラス501は、光源401からの白色光のうちの所定の波長領域内ある光を透過させる透過部材である。しかし、UVカットガラス501は、光源401からの白色光に含まれる紫外線をさえぎる。UVカットガラス501は、紫外線をさえぎる紫外線カットフィルタ(紫外線遮蔽部材)501aが蒸着されている。紫外線カットフィルタ501aは、紫外線遮蔽フィルムなどの紫外線遮蔽部材であってもよい。UVカットガラス501は、ラインイメージセンサ400から出射される白色光に含まれる紫外線をさえぎり、紫外線が中間転写ベルト305上の濃度パッチにあたらないようにする。なお、光源401は、白色光に限らず、特定の波長を含む光を出射してもよい。UVカットガラス501は、特定の波長とは異なる光源401から出射される光の波長領域の一部の波長の光を遮断するように構成されていてもよい。
図4は、実施例1のUVカットフィルタユニット500をラインイメージセンサ400の側から見た図である。光源401から出射される白色光は、青色LEDに起因する微弱な紫外線(以下、UV光という)を含む。従って、ラインイメージセンサ400から出射される白色光(照明光)が中間転写ベルト305上に形成された濃度パッチを照明すると、白色光に含まれるUV光が濃度パッチを形成する液体現像剤に含まれる紫外線硬化性樹脂を硬化させるおそれがある。そこで、液体現像剤が中間転写ベルト305上で硬化することを防ぐために、濃度パッチ検出ユニット312にUVカットフィルタユニット500が設けられている。UVカットフィルタユニット500に設けられたUVカットガラス501は、光源401からの白色光のうちの所定の波長領域内ある光を透過させる透過部材である。しかし、UVカットガラス501は、光源401からの白色光に含まれる紫外線をさえぎる。UVカットガラス501は、紫外線をさえぎる紫外線カットフィルタ(紫外線遮蔽部材)501aが蒸着されている。紫外線カットフィルタ501aは、紫外線遮蔽フィルムなどの紫外線遮蔽部材であってもよい。UVカットガラス501は、ラインイメージセンサ400から出射される白色光に含まれる紫外線をさえぎり、紫外線が中間転写ベルト305上の濃度パッチにあたらないようにする。なお、光源401は、白色光に限らず、特定の波長を含む光を出射してもよい。UVカットガラス501は、特定の波長とは異なる光源401から出射される光の波長領域の一部の波長の光を遮断するように構成されていてもよい。
白色基準板502は、板金部503上に貼付され、ラインイメージセンサ400に対向するように配置される。白色基準板502は、板金部503の遮光部503aに固定されている。実施例1において、UVカットガラス501は、二つに分割されている。板金部503は、分割されたUVカットガラス501を支持する支持部材である。板金部503の遮光部503aは、ラインイメージセンサ400から出射される白色光の一部をさえぎる。すなわち、遮光部503aに設けられた白色基準板502は、ラインイメージセンサ400から中間転写ベルト305上の濃度パッチへ出射される白色光をさえぎる位置に配置されている。また、板金部503の遮光部503aは、中間転写ベルト305からの反射光を遮光し、反射光が白色基準板502を透過することを防止する遮光部材である。もし、中間転写ベルト305からの反射光が白色基準板502を透過すると、透過光が受光素子403cにより受光され、受光量の誤検出を生じることがある。そこで、白色基準板502を遮光部材としての板金部503上に配置することにより、中間転写ベルト305からの反射光が白色基準板502を透過することを防止し、透過光による受光量の誤検出を防止する。
図5は、実施例1のUVカットフィルタユニット500を中間転写ベルト305の側から見た図である。二つのUVカットガラス501は、板金部503に開けられた二つの窓(開口)504を塞ぐようにそれぞれの窓504に配置されている。UVカットガラス501は、ラインイメージセンサ400から出射される白色光(照明光)に含まれる紫外線をさえぎり、紫外線成分が除去された白色光が中間転写ベルト305を照明する。
(制御システム)
図6は、実施例1の制御システム11のブロック図である。制御システム11は、コントロール基板101、操作部104、画像データ生成部109、ラインイメージセンサ制御部110、濃度パッチ検出ユニット312、高圧制御部108、定着器307及び現像剤補給部200を含む。コントロール基板101は、制御手段としてのCPU102、ROM103、画像生成部105、探索表(以下、LUTという)106、画像補正部107及びフラッシュROM(以下、FROMという)111を含む。
図6は、実施例1の制御システム11のブロック図である。制御システム11は、コントロール基板101、操作部104、画像データ生成部109、ラインイメージセンサ制御部110、濃度パッチ検出ユニット312、高圧制御部108、定着器307及び現像剤補給部200を含む。コントロール基板101は、制御手段としてのCPU102、ROM103、画像生成部105、探索表(以下、LUTという)106、画像補正部107及びフラッシュROM(以下、FROMという)111を含む。
CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従い各部の制御を行なう。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312の検出結果に基づいて色ずれ量や濃度などの画像形成条件を補正する。CPU102は、操作部104から入力された情報に従って、画像読取部70により原稿72の画像を読み取る。画像読取部70の読取結果に基づいて画像データ生成部109により読取画像データを生成する前に、CPU102は、中間転写ベルト305上に濃度パッチを形成し、濃度パッチ検出ユニット312により濃度パッチの濃度を検出する。CPU102は、画像データ生成部109により読取画像データを生成する。CPU102は、読取画像データに基づいて、画像生成部105により出力画像データを生成する。LUT106は、濃度パッチ検出ユニット312により検出された濃度から、画像生成部105により生成された出力画像データの濃度を補正するための補正データを得るために用いられる。CPU102は、LUT106を用いて、濃度パッチ検出ユニット312の検出結果から補正データを得る。CPU102は、補正データに基づいて、画像補正部107により出力画像データの濃度データを補正する。CPU102は、補正された濃度データに基づいて、高圧制御部108により現像器304へ印加する現像バイアス電圧を適正な値に制御する。
ラインイメージセンサ制御部110は、濃度パッチ検出ユニット312のラインイメージセンサ400を制御する。ラインイメージセンサ制御部110は、白色基準板502からの反射光を受光する受光素子403cから所定の受光信号が得られるように光源401の発光光量を制御する。あるいは、ラインイメージセンサ制御部110は、白色基準板502からの反射光を受光する受光素子403cからの受光信号に対するゲイン調整をして所定の受光信号を得る。
工場での組み立て工程において濃度パッチ検出ユニット312の調整を行うときに、ラインイメージセンサ400単品による白色基準板502の読取データがフラッシュROM(以下、FROMという)111に保存される。同時に、白色基準板502の読取データから生成されるゲイン調整データがフラッシュROM(以下、FROMという)111に保存される。CPU102は、複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正するためのゲイン調整データを、FROM111から読み出る。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312が濃度パッチを読み取る際の複数の受光素子403cの感度ばらつきを所定のゲインで補正する。この補正により、中間転写ベルト305の回転方向R1に直交する主走査方向の読み取り位置の違いによる濃度パッチの検出出力のばらつきが低減される。
(光量補正制御)
図7は、実施例1の光量補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従って光量補正制御を実行する。光量補正制御が開始されると、CPU102は、ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正するために、工場出荷時の白色基準板502の読取データおよびゲイン調整データをFROM111から読み出す(S101)。ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正して見かけ上均一な感度にするために、CPU102は、ゲイン調整データ(補正データ)に基づいて複数の受光素子403cの出力のゲインを設定する。CPU102は、ラインイメージセンサ400の光源401を点灯する(S102)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312によりUVカットフィルタユニット500に設けられた白色基準板502を読み取る(S103)。CPU102は、白色基準板502の読取データを工場出荷時の読取データと比較する(S104)。CPU102は、比較結果から求めた光量の変動量に基づいて、受光素子の出力信号に対する補正用ゲインの倍率を設定する(S105)。ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cからの出力信号は、所定の受光光量に調整され、それによって、ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cから出力される光量分布は、見かけ上、工場出荷時の光量分布と同等になる。CPU102は、光量補正制御を終了する。
図7は、実施例1の光量補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従って光量補正制御を実行する。光量補正制御が開始されると、CPU102は、ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正するために、工場出荷時の白色基準板502の読取データおよびゲイン調整データをFROM111から読み出す(S101)。ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正して見かけ上均一な感度にするために、CPU102は、ゲイン調整データ(補正データ)に基づいて複数の受光素子403cの出力のゲインを設定する。CPU102は、ラインイメージセンサ400の光源401を点灯する(S102)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312によりUVカットフィルタユニット500に設けられた白色基準板502を読み取る(S103)。CPU102は、白色基準板502の読取データを工場出荷時の読取データと比較する(S104)。CPU102は、比較結果から求めた光量の変動量に基づいて、受光素子の出力信号に対する補正用ゲインの倍率を設定する(S105)。ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cからの出力信号は、所定の受光光量に調整され、それによって、ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cから出力される光量分布は、見かけ上、工場出荷時の光量分布と同等になる。CPU102は、光量補正制御を終了する。
(シェーディング補正制御)
図8は、シェーディング補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従ってシェーディング補正制御を実行する。図7に示す光量補正制御が終了した後、CPU102は、ラインイメージセンサ400の光源401の主走査方向の光量分布および受光素子403cの感度の経時変化を補正するために、シェーディング補正制御を実行する。光源401の光量分布および受光素子403cへ入射する反射光の光量は、導光体402の出射面または受光部403の入射面への汚れや異物の付着により徐々に変化する。しかし、光量分布の変化または受光光量の低下が所定の調整範囲内であれば、受光素子403cの出力のゲイン調整により光量分布の変化または受光光量の低下を補正することができる。
図8は、シェーディング補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従ってシェーディング補正制御を実行する。図7に示す光量補正制御が終了した後、CPU102は、ラインイメージセンサ400の光源401の主走査方向の光量分布および受光素子403cの感度の経時変化を補正するために、シェーディング補正制御を実行する。光源401の光量分布および受光素子403cへ入射する反射光の光量は、導光体402の出射面または受光部403の入射面への汚れや異物の付着により徐々に変化する。しかし、光量分布の変化または受光光量の低下が所定の調整範囲内であれば、受光素子403cの出力のゲイン調整により光量分布の変化または受光光量の低下を補正することができる。
シェーディング補正制御が開始されると、CPU102は、工場出荷時の白色基準板502の読取データおよびゲイン調整データをFROM111から読み出す (S201)。ラインイメージセンサ400の複数の受光素子403cの感度ばらつきを補正して感度を均一にするために、CPU102は、ゲイン調整データ(補正データ)に基づいて複数の受光素子403cの出力のゲインを設定する。CPU102は、ラインイメージセンサ400の光源401を点灯する(S202)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312により濃度パッチが形成されていない中間転写ベルト305の表面を読み取る(S203)。中間転写ベルト305の濃度パッチが形成されていない下地の濃度は略均一であるので、中間転写ベルト305の表面は、光量分布および受光感度変動を検出するための白色基準板として代用できる。CPU102は、複数の受光素子403cの主走査方向の感度ばらつきを検出し、検出結果に基づいて、複数の受光素子403cの感度が均一になるように感度ばらつきを補正するための補正用ゲインを算出する。CPU102は、中間転写ベルト305の表面の読取データを工場出荷時の読取データと比較し、中間転写ベルト305の表面の読取データと工場出荷時の読取データの差を取得する(S204)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312により読み取られた読取値を補正するための倍率を決定し、倍率をシェーディング補正データとして設定する(S205)。CPU102は、シェーディング補正制御を終了する。
(光量変動補正制御)
図9は、濃度パッチ読み取り時の光量変動補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従って光量変動補正制御を実行する。濃度パッチの読み取りが開始されると、CPU102は、図8に示すシェーディング補正制御を実行する(S301)。濃度パッチ検出ユニット312の読取値が所定の出力レベルになるように、読取値が調整される。CPU102は、画像形成ユニット301により中間転写ベルト305上に濃度パッチを形成する(S302)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312により濃度パッチを読み取る(S303)。CPU102は、濃度補正が完了したか否かを判断する(S304)。濃度補正が完了していない場合(S304でNO)、CPU102は、図7に示す光量補正制御を実行する(S305)。CPU102は、複数の濃度パッチ(パターン)を繰り返し読み取る際に、光量補正制御を実行し(S305)、濃度パッチの読取動作中に温度上昇により発光光量が低下した際に適宜ゲイン補正を行い、見た目の濃度が変動しないようにする。処理は、S302へ戻り、濃度パッチの形成および読取を繰り返す。一方、濃度補正が完了した場合(S304でYES)、CPU102は、濃度パッチの読み取りを終了する。
図9は、濃度パッチ読み取り時の光量変動補正制御の流れ図である。CPU102は、ROM103に保存されたプログラムに従って光量変動補正制御を実行する。濃度パッチの読み取りが開始されると、CPU102は、図8に示すシェーディング補正制御を実行する(S301)。濃度パッチ検出ユニット312の読取値が所定の出力レベルになるように、読取値が調整される。CPU102は、画像形成ユニット301により中間転写ベルト305上に濃度パッチを形成する(S302)。CPU102は、濃度パッチ検出ユニット312により濃度パッチを読み取る(S303)。CPU102は、濃度補正が完了したか否かを判断する(S304)。濃度補正が完了していない場合(S304でNO)、CPU102は、図7に示す光量補正制御を実行する(S305)。CPU102は、複数の濃度パッチ(パターン)を繰り返し読み取る際に、光量補正制御を実行し(S305)、濃度パッチの読取動作中に温度上昇により発光光量が低下した際に適宜ゲイン補正を行い、見た目の濃度が変動しないようにする。処理は、S302へ戻り、濃度パッチの形成および読取を繰り返す。一方、濃度補正が完了した場合(S304でYES)、CPU102は、濃度パッチの読み取りを終了する。
実施例1によれば、濃度パッチ検出ユニット312を用いることにより、光量変動補正のための白色基準板502を移動する機構なしに、簡便な構成で高精度な濃度検出を行うことができる。
実施例1によれば、受光部403は、濃度パッチからの反射光と白色基準板502からの反射光を同時に受光することができる。
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2の画像形成装置100、画像形成プロセス、ラインイメージセンサ400、制御システム11、光量補正制御、シェーディング補正制御および光量変動補正制御は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。実施例2の検出手段としての濃度パッチ検出ユニット612は、UVカットガラス601が分割されていない点で実施例1の濃度パッチ検出ユニット312と異なる。以下、異なる点を主に説明する。
(濃度パッチ検出ユニット)
図10は、実施例2の濃度パッチ検出ユニット612の断面図である。濃度パッチ検出ユニット612は、ラインイメージセンサ400およびUVカットフィルタユニット600を有する。濃度パッチ検出ユニット612は、検出対象としての濃度パッチが形成される中間転写ベルト305に対向して配置される。UVカットフィルタユニット600は、UVカットガラス601、基準反射部材としての白色基準板602及び板金部603を有する。一枚の長尺なUVカットガラス601は、板金部603に形成された一つの窓(開口)604を塞ぐように配置されている。
図10は、実施例2の濃度パッチ検出ユニット612の断面図である。濃度パッチ検出ユニット612は、ラインイメージセンサ400およびUVカットフィルタユニット600を有する。濃度パッチ検出ユニット612は、検出対象としての濃度パッチが形成される中間転写ベルト305に対向して配置される。UVカットフィルタユニット600は、UVカットガラス601、基準反射部材としての白色基準板602及び板金部603を有する。一枚の長尺なUVカットガラス601は、板金部603に形成された一つの窓(開口)604を塞ぐように配置されている。
(UVカットガラス)
図11は、実施例2のUVカットガラス601を示す図である。実施例1のUVカットガラス501は、主走査方向における光照射領域を二つに分割するように、二つに分割されている。しかし、実施例1のUVカットガラス601は、分割されずに、主走査方向における光照射領域の全体にわたって延在する一枚の長尺物として構成されている。UVカットフィルタユニット600に設けられたUVカットガラス601は、光源401からの白色光のうちの所定の波長領域内ある光を透過させる透過部材である。しかし、UVカットガラス601は、光源401からの白色光に含まれる紫外線をさえぎる。UVカットガラス601の表面には、ラインイメージセンサ400から出射される白色光(照明光)に含まれる紫外線をさえぎる紫外線カットフィルタ(紫外線遮蔽部材)601aが蒸着されている。紫外線カットフィルタ601aは、紫外線遮蔽フィルムなどの紫外線遮蔽部材であってもよい。
図11は、実施例2のUVカットガラス601を示す図である。実施例1のUVカットガラス501は、主走査方向における光照射領域を二つに分割するように、二つに分割されている。しかし、実施例1のUVカットガラス601は、分割されずに、主走査方向における光照射領域の全体にわたって延在する一枚の長尺物として構成されている。UVカットフィルタユニット600に設けられたUVカットガラス601は、光源401からの白色光のうちの所定の波長領域内ある光を透過させる透過部材である。しかし、UVカットガラス601は、光源401からの白色光に含まれる紫外線をさえぎる。UVカットガラス601の表面には、ラインイメージセンサ400から出射される白色光(照明光)に含まれる紫外線をさえぎる紫外線カットフィルタ(紫外線遮蔽部材)601aが蒸着されている。紫外線カットフィルタ601aは、紫外線遮蔽フィルムなどの紫外線遮蔽部材であってもよい。
白色基準板602は、主走査方向における中央付近でUVカットガラス601の表面に貼付されている。白色基準板602は、ラインイメージセンサ400から中間転写ベルト305上に形成された濃度パッチへ出射される白色光の一部をさえぎる位置に配置されている。本実施例において、白色基準板602は、UVカットガラス601のラインイメージセンサ400と反対の中間転写ベルト305の側に固定されている。紫外線カットフィルタ601aも、UVカットガラス601のラインイメージセンサ400と反対の中間転写ベルト305の側に設けられている。しかし、紫外線カットフィルタ601aは、UVカットガラス601のラインイメージセンサ400の側に設けられていてもよい。
(光路)
図12は、実施例2の濃度パッチ検出ユニット612の濃度パッチ読み取り部分の光路を示す図である。濃度パッチ読み取り部分において、ラインイメージセンサ400の導光体402から出射された照明光61aは、UVカットガラス601を透過し、中間転写ベルト305上の濃度パッチを照明する。中間転写ベルト305上の濃度パッチにより乱反射された反射光62aは、UVカットガラス601を透過し、受光部403へ入射する。反射光62aは、受光部403のレンズ部403aを介して受光素子部403bの複数の受光素子403cにより受光される。複数の受光素子403cは、受光した光量に従って受光信号(電気信号)をラインイメージセンサ制御部110へ出力する。
図12は、実施例2の濃度パッチ検出ユニット612の濃度パッチ読み取り部分の光路を示す図である。濃度パッチ読み取り部分において、ラインイメージセンサ400の導光体402から出射された照明光61aは、UVカットガラス601を透過し、中間転写ベルト305上の濃度パッチを照明する。中間転写ベルト305上の濃度パッチにより乱反射された反射光62aは、UVカットガラス601を透過し、受光部403へ入射する。反射光62aは、受光部403のレンズ部403aを介して受光素子部403bの複数の受光素子403cにより受光される。複数の受光素子403cは、受光した光量に従って受光信号(電気信号)をラインイメージセンサ制御部110へ出力する。
図13は、実施例2の濃度パッチ検出ユニット612の白色基準板読み取り部分の光路を示す図である。白色基準板読み取り部分において、ラインイメージセンサ400の導光体402から出射された照明光61bは、UVカットガラス601を透過し、白色基準板602を照明する。白色基準板502により乱反射された反射光62bは、UVカットガラス601を透過し、受光部403へ入射する。反射光62bは、受光部403のレンズ部403aを介して受光素子部403bの複数の受光素子403cにより受光される。複数の受光素子403cは、受光した光量に従って受光信号(電気信号)をラインイメージセンサ制御部110へ出力する。なお、白色基準板502は、標準白色板に限らず、遮光部材であってもよい。受光部403は、反射基準部材として遮光部材からの反射光を受光してもよい。
実施例2によれば、濃度パッチ読み取り部分と白色基準板読み取り部分のいずれにおいても、受光素子403cは、UVカットガラス601を透過した反射光62a、62bを受光するので、実施例1より高い精度で色ずれ量および濃度を補正することができる。
実施例2によれば、受光部403は、濃度パッチからの反射光と白色基準板602からの反射光を同時に受光することができる。
100 画像形成装置
102・・・CPU(制御手段)
300・・・画像形成部
312、612・・・濃度パッチ検出ユニット(検出手段)
401・・・光源
403・・・受光部
403c・・・受光素子
502、602・・・白色基準板(基準反射部材)
102・・・CPU(制御手段)
300・・・画像形成部
312、612・・・濃度パッチ検出ユニット(検出手段)
401・・・光源
403・・・受光部
403c・・・受光素子
502、602・・・白色基準板(基準反射部材)
Claims (9)
- 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された検出画像を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて画像形成条件を補正する制御手段と、
を備え、
前記検出手段は、
前記検出画像を照明する光を出射する光源と、
直線状に並んだ複数の受光素子を有する受光部と、
前記光源から前記検出画像へ出射される前記光をさえぎる位置に配置された基準反射部材と、
を備え、
前記光源が前記検出画像および前記基準反射部材へ光を出射したときに、前記受光部は、前記検出画像からの反射光と前記基準反射部材からの反射光を同時に受光することを特徴とする画像形成装置。 - 前記検出手段は、透過部材を備え、
前記光源から出射された前記光は、前記透過部材を通って前記検出画像を照明することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記透過部材は、前記光源から出射される前記光のうちの紫外線をさえぎるフィルタを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、前記光源から出射される前記光の一部をさえぎる遮光部を備え、
前記基準反射部材は、前記遮光部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記基準反射部材は、前記透過部材に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
- 前記基準反射部材は、前記透過部材の前記光源と反対の前記検出画像の側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記遮光部は、前記複数の受光素子が直線状に並ぶ方向において中央に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記基準反射部材は、前記複数の受光素子が直線状に並ぶ方向において前記透過部材の中央に配置されていることを特徴とする請求項2、3、5又は6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成条件は、色ずれ量または画像の濃度であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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JP2017177807A JP2019053216A (ja) | 2017-09-15 | 2017-09-15 | 画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7481892B2 (ja) | 2020-04-30 | 2024-05-13 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2017
- 2017-09-15 JP JP2017177807A patent/JP2019053216A/ja active Pending
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