JP2017150336A - 制御装置 - Google Patents

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浩一郎 竹内
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【課題】欠歯部分を有するクランクを備える車両において、正しく燃料の噴射タイミングを生成することのできる制御装置を提供する。
【解決手段】この制御装置は、クランクの歯に対応したパルス信号が出力されるパルス区間とパルス信号が出力されない欠歯区間の2つの区間を有するクランク信号に基づいて、燃料の噴射タイミングを制御する。制御装置は、次回の噴射タイミングがパルス区間であるとき、停止以後、次の内燃機関の始動時において初めての噴射タイミングより前のクランク信号の周期情報を取得する周期取得部と、次回の噴射タイミングが欠歯区間であるとき、周期情報に基づいてパルス信号の周期を推定する周期推定部と、を備える。そして、停止時において次回の噴射タイミングが欠歯区間にあるとき、次回の内燃機関の始動時において、周期推定部により推定されたパルス信号のエッジに基づいて噴射タイミングを制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両におけるエンジンの駆動を制御する制御装置に関する。
エンジンの始動性は、インジェクタによる燃料の噴射タイミングに左右される。噴射のタイミングはエンジン停止時のクランク角に基づいて決定する方法が知られている。具体的には、クランク信号のエッジの位置から噴射タイミングを算出するものである。
ところで、クランク角の検出にあたってホール素子などの回転角センサが用いられる例がある。このような例では、角度のゼロ点を決定するために欠歯区間を有するクランクが利用される。クランクに欠歯が存在するとクランク信号においてエッジが存在しない期間が現れる。この期間をゼロ点に利用するのであるが、一方で、この期間でクランクが停止すると、噴射タイミングを正しく生成できない問題がある。
これを解決するために、特許文献1には、欠歯期間中にクランクが停止しないようにオルタネータの負荷を制御し、クランクの停止位置を欠歯部分に重ならないようにしている。
特開2008−215230号公報
しかしながら、停車動作はユーザーの操作に依存するため欠歯期間中にクランクが停止することを完全に防ぐことはできない。また、気筒数が多いものではクランクの停止位置の自由度が低下する。とくに、排ガスに含まれる粒子状物質の数を抑制する等を目的とするマルチ噴射が採用された車両においては、クランクの停止位置はさらに制限される虞がある。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、欠歯部分を有するクランクを備える車両において、正しく燃料の噴射タイミングを生成することのできる制御装置を提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、内燃機関のクランクシャフトが所定角度回転する毎にパルス信号が出力されるパルス区間と、パルス信号が出力されない欠歯区間と、の2つの区間を有するクランク信号のエッジを検出するエッジ検出部(10)と、エッジが検出されるタイミングに基づいて、燃料の噴射タイミングを制御する制御部(20)と、を備える制御装置であって、さらに、内燃機関の停止時に、クランクシャフトの停止した位置を記憶する区間記憶部(30)と、クランクシャフトの停止位置から算出された次回の噴射タイミングがパルス区間であるとき、停止以後、次の内燃機関の始動時において初めての噴射タイミングより前のクランク信号の周期情報を取得する周期取得部(40)と、周期情報を記憶する周期記憶部(50)と、次回の噴射タイミングが欠歯区間であるとき、周期情報に基づいてパルス信号の周期を推定する周期推定部(60)と、を備え、制御部は、停止時において次回の噴射タイミングが欠歯区間にあるとき、次回の内燃機関の始動時において、周期推定部により推定されたパルス信号のエッジに基づいて噴射タイミングを制御する。
これによれば、例えば車両の停止時において、次回の噴射タイミングが欠歯区間であっても、停止以前において実際に始動した際の噴射タイミングに基づいて、欠歯区間における擬似的なパルス信号を推定することができる。このため、正しい噴射タイミングを実現することができる。
第1実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。 クランク角と燃焼の噴射タイミングとの関係を示すタイミングチャートである。 噴射タイミングがパルス区間に位置する場合に取得される周期情報の概略を示すタイミングチャートである。 制御装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る制御装置の概略構成について説明する。
本実施形態における制御装置はいわゆるエンジンECUであり、内燃機関における燃料の噴射タイミングを生成し、該噴射タイミングに基づいてインジェクタに対して燃料を噴射するように指示している。
図1に示すように、エンジンECU100は、図示しない内燃機関のクランクシャフトに取り付けられたクランク角センサ200に接続され、このクランク角センサ200により検出されるクランク角に基づいた燃料の噴射タイミングを生成している。エンジンECU100は、生成された噴射タイミングにしたがってインジェクタ300に対して燃料噴射の指示を出す。インジェクタ300はエンジンECU100からの指示にしたがって燃料を噴射し内燃機関が駆動する。
さらに、本実施形態におけるエンジンECU100には、後述する環境情報を取得するためのセンサ類である環境情報取得部400が接続されており、バッテリの電圧、内燃機関の吸気温、外気温、内燃機関の冷媒温度、燃料温度などの情報が取得可能にされている。
このエンジンECU100は、図1に示すように、エッジ検出部10、制御部20、区間記憶部30、周期取得部40、周期記憶部50、周期推定部60と、を備えている。
エッジ検出部10は、クランク角センサ200に接続されており、クランクの回転角(クランク角)に依存してHighレベルとLowレベルとで構成されるパルス信号が周期的に繰り返されるクランク信号を取得する。そして、クランク信号がLowからHigh(立ち上がり)、あるいはHighからLow(立ち下がり)に遷移する部分であるエッジを検出している。後述の制御部20は、このエッジの数をカウントすることで、所定の基準角からの回転角を算出している。
図2を参照して具体的な例について説明する。図2はクランク信号および各気筒における噴射タイミングを示したタイミングチャートである。クランク信号は、例えばクランクシャフトに設けられた歯の凹凸を検出して、その凹凸をHighレベルおよびLowレベルに変換することで生成される。クランク信号の周期はクランクシャフトの回転数と歯の数に依存する。クランクシャフトの歯のうち、一部が意図的に除去された欠歯型のクランクシャフトを採用する場合、図2に示すように、クランク信号には欠歯区間が生じる。本実施形態では2周期分の欠歯区間がある。なお、以降の説明において、欠歯区間を除く区間をパルス区間と称する。
本実施形態における基準角は、欠歯区間の直前のクランク信号の立ち上がりによって規定される。例えば基準角をゼロ度とし、クランク信号の立ち上がりのエッジの数をカウントすれば基準角に対する回転角を知ることができる。
また、本実施形態では、6気筒の内燃機関を仮定し、図2には各気筒について噴射タイミングを示している。本実施形態におけるエンジンECU100は、2つの噴射モードをインジェクタ300に指示できるようになっている。噴射モードの一つは、クランク信号の周期に換算して2周期毎に噴射する第1モードと、別の噴射モードは、クランク信号の周期に換算して4周期毎に噴射する第2モードである。図2にあっては、第1モードにおける噴射タイミングを白抜き三角で示し、第2モードにおける噴射タイミングを黒塗り三角で図示している。
制御部20は、エッジ検出部10により検出されたクランク信号のエッジの数をカウントして回転角を算出し、算出された回転角と図2に示すタイミングチャートに基づいて、インジェクタ300に対して噴射の指示を出す。
加えて、本実施形態における制御部20は、後に詳述する周期推定部60に接続されている。図2に示すように、欠歯区間にはパルス信号が現れないので、制御部20はクランク角センサ200により直接検出されるクランク信号に基づいて燃料の噴射タイミングを正確に制御することはできない。これに対して、制御部20は、欠歯区間において、周期推定部60により推定され擬似的に生成されたエッジに基づいて燃料の噴射タイミングを制御する。詳しくは追って説明する。
区間記憶部30は、クランクシャフトが最後に停止した位置を記憶する装置である。なお、制御部20は次回の内燃機関始動時において、このクランクシャフトの位置に基づいて噴射タイミングを算出する。区間記憶部30には例えばメモリ等の一次記憶装置を採用することができる。なお、区間記憶部30に採用されるメモリは揮発性のメモリを採用することができるが、エンジンECU100への電源供給が途切れた後も上記情報を記憶しておく場合には不揮発性メモリを採用するべきである。例えばアイドリングストップのようにエンジンECU10への電源供給が途切れない状況のみで区間記憶部30が利用されるのであれば揮発性でもよい。
周期取得部40は、クランクシャフトが停止後、次に初めて燃料の噴射が実行される場合において、燃料の噴射タイミング以前のパルス区間の周期を取得する部分である。周期取得部40はエッジ検出部10により検出される立ち上がりのエッジを監視しており、最初の噴射タイミング以前において、所定の2つのエッジが検出される時間差を算出し、これを周期として取得している。本実施形態における周期取得部40は特に、図3に示すように、実際の噴射タイミングの直前の1周期と、噴射タイミングの直前の2周期と、を取得している。特許請求の範囲に記載の周期情報とは、噴射タイミング直前の1周期に相当する時間、および2周期に相当する時間が含まれる。
周期記憶部50は、周期取得部40が取得した周期情報を記憶する装置である。周期記憶部50には例えば一次記憶装置を採用することができる。周期記憶部50には区間記憶部30と共通の一次記憶装置を用いても良いし、別の一次記憶装置として用意しても良い。区間記憶部30と同様に、周期記憶部50に採用される一次記憶装置は揮発性あるいは不揮発性のいずれの一次記憶装置も採用することができる。なお、本実施形態における周期記憶部50は、環境情報取得部400に接続されており、後述する環境情報とともに周期情報を長期間に亘って記憶するようになっている。このような場合には、周期記憶部50としてハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などの補助記憶装置を採用しても良い。周期記憶部50には、周期情報とともに、該周期情報が取得された時点において内燃機関が置かれた環境の情報である環境情報が紐付けられて記憶されている。
ここで、環境情報とは、例えばバッテリの電圧、内燃機関の吸気温、外気温、内燃機関の冷媒温度、燃料温度の情報である。環境情報取得部400とは、これら環境情報を取得するための部分であり、例えばバッテリ電圧計、吸気温度センサ、外気温センサ、冷媒温度センサ、燃料温度センサがこれに相当する。
周期推定部60は、内燃機関が始動する際に、最初の噴射タイミングが欠歯区間である場合において、周期記憶部50に記憶された周期情報に基づいて擬似的なエッジ位置を推定する部分である。周期推定部60は周期記憶部50から適切な周期情報を読み出して制御部20に出力する。本実施形態における周期推定部60は環境情報取得部400に接続されており、内燃機関を始動する際に、内燃機関が置かれた環境における環境情報を取得する。そして、周期推定部60は、周期記憶部50に記憶された環境情報と一致あるいは近似する周期情報を読み出して擬似的なパルス信号の周期として用いる。すなわち、擬似的なエッジ位置を推定する。
次に、図4を参照して、本実施形態における制御装置、すなわちエンジンECU100の動作フローについて説明する。
図4に示すように、はじめにステップS1が実行される。ステップS1は、制御部20がエンジン始動の操作が検知されたか否かを判断するステップである。車両を始動しようとする者が内燃機関を始動する操作を行うとステップS1はYES判定となる。一方、内燃機関を始動する操作が行われない場合はステップS1がNO判定となり、この動作フローは終了する。以降は、ステップS1がYES判定の場合について説明する。ステップS1がYES判定のとき、ステップS2に進む。
ステップS2は、制御部20が次回の最初の噴射タイミングが欠歯区間に重なっているか否かを判定するステップである。次回の噴射タイミングが欠歯区間に重なるか、あるいはパルス区間に重なるかの情報は、前回の停止時に区間記憶部30に記憶されたクランクシャフトの停止位置の情報から算出する。いるので、制御部20はこの算出結果を参照して判定を実行する。
次回の噴射タイミングが欠歯区間に重なっていない場合、ステップS2はNO判定となりステップS3に進む。ステップS3は制御部20が周期記憶部50における周期情報を更新するステップである。次回の噴射タイミングは欠歯区間に重なっていないので、クランク信号と噴射タイミングは図3に例示する状態である。制御部20は周期取得部40に対して、噴射タイミングの直前の1周期と、噴射タイミングの直前の2周期と、を取得するように指示する。周期取得部40は指示された周期情報を取得して周期記憶部50に書き込む。本実施形態では、1周期および2周期に相当する時間とともに、その周期に相当する時間が取得された環境下における環境情報を環境情報取得部400から受け取り、周期の情報と紐付けして周期記憶部50に書き込む。
すなわち、周期記憶部50に記憶された周期情報は、噴射タイミング直前の周期と、対応する環境情報とが関連付けられたテーブル状とすることができる。周期情報はステップS3によって更新される。つまり、環境情報と、対応する周期と、がステップS3を経るごとに蓄積される。
次いで、ステップS4が実行される。ステップS4は制御部20が実測されるクランク信号のエッジに基づいて噴射タイミングを生成するステップである。噴射タイミングは欠歯区間に重なっていないから、制御部20はエッジの数をカウントすることによって通常通り噴射タイミングを生成することができる。
次いで、ステップS5が実行される。ステップS5は、制御部20が生成された噴射タイミングに従ってインジェクタ300に燃料の噴射を実行させるステップである。これにより内燃機関の図示しないシリンダに燃料が噴射される。
ステップS2において、次回の噴射タイミングが欠歯区間に重なっている場合、ステップS2はYES判定となりステップS6に進む。
ステップS6は、周期推定部60が周期記憶部50から周期情報を読みだすステップである。このステップにより、環境情報と周期とが関連付けられたテーブルが周期記憶部50から読み出される。
次いで、ステップS7が実行される。ステップS7は周期推定部60が噴射タイミングの生成に供される周期情報を推定するステップである。周期推定部60は、内燃機関が置かれた環境における環境情報を取得し周期記憶部50から読み出されたテーブルと比較する。そして、現在内燃機関が置かれた環境と一致するあるいは近似する環境情報に対応する周期を、噴射タイミング前のパルス信号の周期であると推定する。これにより、実際にはパルス信号の存在しない欠歯区間において、擬似的にパルス信号を推定することができる。周期推定部60は推定された周期情報に基づいた擬似的なパルス信号の情報を制御部20に伝達する。なお、特許請求の範囲に記載の、環境情報にマッチする周期とは、現在内燃機関が置かれた環境と、周期記憶部50に記憶された環境情報とが一致するあるいは近似する、さらにはその他の補間方法において既知の環境情報から計算される計算値と一致する場合を含むものである。
ところで、本実施形態におけるクランクシャフトは、図2に示すように、パルス信号にして2周期分の欠歯区間がある。基準角となるパルス信号のエッジの後、2つ分のエッジは欠歯区間にあり実際には観測されない。噴射タイミングが基準角に対して1周期先に存在する場合には、周期情報として、1周期分の時間の情報を使用して擬似的なパルス信号のエッジ位置を推定する。同様に、噴射タイミングが基準角に対して2周期先に存在する場合には、周期情報として、2周期分の時間の情報を使用して擬似的なパルス信号のエッジ位置を推定する。
次いで、ステップS8が実行される。ステップS8は制御部20が推定されたパルス信号のエッジに基づいて噴射タイミングを生成するステップである。制御部20は、欠歯区間において擬似的なパルス信号を想定しつつエッジの数をカウントすることによって噴射タイミングを生成することができる。その後ステップS5に進んで燃料の噴射が実行される。
次に、本実施形態に係る制御装置、すなわちエンジンECU100を採用することによる作用効果について説明する。
本実施形態におけるエンジンECU100は、周期取得部40および周期記憶部50を備えている。これにより、車両が実際に始動の動作を実行した際の噴射タイミングより以前のパルス信号の周期を学習することができる。そして、エンジンECU100は周期推定部60を備えている。これにより、例えば車両の停止時において、次回の噴射タイミングが欠歯区間であっても、停止以前において実際に始動した際の噴射タイミングに基づいて、欠歯区間における擬似的なパルス信号を推定することができる。このため、正しい噴射タイミングを実現することができる。
欠歯区間においても正しい噴射タイミングを実現できるとマルチ噴射を正しく実行することができるので、排ガスに含まれる粒子状物質の数をより効果的に抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した実施形態はクランクシャフトが停止した状態から始動する場合の動作について説明したものである。クランクシャフトが停止した状態から始動する状態に移行する形態には、例えば運転者がイグニッションスイッチをオンにする場合や、アイドリングストップの状態を解除する場合を含む。
また、上記した実施形態では、欠歯区間における欠けたパルス信号の数は2つである例を説明したが、パルス信号の数はクランクシャフトの仕様に依存するので、2つに限定されるものではない。また、図2および図3のタイミングチャートは内燃機関の燃焼サイクルの一部を図示したものであり、1パルスあたりの回転角は限定されない。
また、上記した実施形態における環境情報は、バッテリの電圧、内燃機関の吸気温、外気温、内燃機関の冷媒温度、燃料温度を例示したがこれらに限定するものではないし、これら全てを含んでいる必要もない。エンジンECU100に入力されるべき環境情報は、内燃機関の始動性、ひいてはクランクシャフトの回転に影響を与える要素であることが望ましく、エンジンオイルの種類や内燃機関の使用期間なども含めることができる。
また、上記した実施形態では、周期情報として、噴射タイミングの直前の1周期分の時間と2周期分の時間を学習する例について説明したが、2周期分の時間については、1周期分の時間を2倍して算出するようにしてもよい。また、取得すべき周期についても噴射タイミングの直前であることに限定されない。ただし、噴射タイミングの直前の情報を取得すれば、噴射タイミングの推定の精度を高めることができる。
また、周期記憶部50は必ずしも制御部20等と同一の筐体内あるいは基板上に実装されている必要はなく、例えばデータセンターなどのサーバーであっても良い。また、周期情報は自車の情報を利用することが好ましいが、同車種の他車の情報をデータセンターから取得して用いても良い。また、周期情報を内燃機関の始動テストにより予め計測し、その値を用いても良い。
10…エッジ検出部,20…制御部,30…区間記憶部,40…周期取得部,50…周期記憶部,60…周期推定部,100…エンジンECU(制御装置),200…クランク角センサ,300…インジェクタ,400…環境情報取得部(センサー)

Claims (5)

  1. 内燃機関のクランクシャフトが所定角度回転する毎にパルス信号が出力されるパルス区間と、前記パルス信号が出力されない欠歯区間と、の2つの区間を有するクランク信号のエッジを検出するエッジ検出部(10)と、
    エッジが検出されるタイミングに基づいて、燃料の噴射タイミングを制御する制御部(20)と、を備える制御装置であって、
    さらに、前記内燃機関の停止時に、前記クランクシャフトの停止した位置を記憶する区間記憶部(30)と、
    前記クランクシャフトの停止位置から算出された次回の噴射タイミングが前記パルス区間であるとき、停止以後、次の前記内燃機関の始動時において初めての前記噴射タイミングより前の前記クランク信号の周期情報を取得する周期取得部(40)と、
    前記周期情報を記憶する周期記憶部(50)と、
    次回の噴射タイミングが前記欠歯区間であるとき、前記周期情報に基づいてパルス信号の周期を推定する周期推定部(60)と、を備え、
    前記制御部は、停止時において次回の噴射タイミングが前記欠歯区間にあるとき、次回の前記内燃機関の始動時において、前記周期推定部により推定されたパルス信号のエッジに基づいて前記噴射タイミングを制御する制御装置。
  2. 前記周期取得部は、初めての前記噴射タイミングより前の前記クランク信号の周期情報は、少なくとも噴射タイミングの直前の一周期の値を含む請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記周期取得部は、前記周期情報を取得するとともに、前記周期情報が取得された際に前記内燃機関が置かれた環境の情報である環境情報を取得し、
    前記取得記憶部は、前記周期情報を前記環境情報と対応させた状態で記憶し、
    前記取得推定部は、停止時において前記クランク信号が前記欠歯区間にあるとき、次回の前記内燃機関の始動時における前記環境情報を取得するとともに、前記環境情報にマッチする周期を推定する請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記環境情報には、前記内燃機関を始動するためのバッテリの電圧、前記内燃機関の吸気温、外気温、前記内燃機関の冷媒温度、燃料温度、のいずれかの情報を少なくとも含む請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記周期記憶部は不揮発性であり、前記周期記憶部への電源供給が停止した後も前記周期情報を記憶する請求項3または請求項4に記載の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220051368A (ko) 2019-08-22 2022-04-26 에네오스 가부시키가이샤 액정 폴리머 입자, 열경화성 수지 조성물, 및 성형체

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