JP5511616B2 - 大気圧推定装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の制御パラメータの算出に適用する大気圧を推定する大気圧推定装置に関する。
内燃機関の燃料供給量、点火時期などの制御パラメータの算出には、通常は大気圧センサによって検出された大気圧が適用されるが、機関制御パラメータを算出するためのセンサの数は、できるだけ少なくすることが望ましい。
特許文献1には、スロットル弁開度、機関回転数、及び吸気圧に応じて大気圧を推定する手法が示されている。この大気圧推定手法によれば、スロットル弁開度及び機関回転数に応じて予め設定されたマップを検索することにより、傾きKpbpa及び標準大気圧における標準吸気圧Pbpaが算出され、傾きKpbpa及び標準吸気圧Pbpaを含む一次式に検出吸気圧を適用して、推定大気圧が算出される。
特開平2−23253号公報
スロットル弁が全閉状態とされる減速運転においては、機関への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転が行われる。燃料カット運転中においては、吸気圧は通常運転中に比べて吸気圧が低くなるため、上記従来の手法では、機関特性のばらつきの影響を受けやすくなり、大気圧の推定精度が低下するという課題がある。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、燃料カット運転中においても、検出吸気圧に応じた大気圧の推定を実行し、しかも推定精度の低下を抑制して正確な推定を行うことができる大気圧推定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の制御パラメータの算出に適用する大気圧を推定する大気圧推定装置において、前記機関の回転数(NE)を検出する回転数検出手段と、前記機関の吸気圧(PBA)を検出する吸気圧検出手段と、前記機関の点火を可能とする点火スイッチのオン直後において、前記吸気圧(PBA)に基づいて大気圧の第1推定値(PAESTP)を算出する第1推定値算出手段と、前記機関への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転中において、前記機関回転数(NE)及び吸気圧(PBA)に基づいて大気圧の第2推定値(PAEFC)を算出する第2推定値算出手段と、前記第1及び第2推定値(PAESTP,PAEFC)に基づいて補正係数(KFCPAE)を算出する補正係数算出手段とを備え、前記補正係数算出手段は、前記点火スイッチオン後における、前記機関により駆動される車両の走行距離が所定距離(DIST)未満であるときに、前記補正係数(KFCPAE)の算出を行い、前記燃料カット運転中においては、前記補正係数(KFCPAE)及び第2推定値(PAEFC)に基づいて前記大気圧の推定を行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の大気圧推定装置において、前記機関のスロットル弁の開度(TH)を検出するスロットル弁開度検出手段と、前記スロットル弁開度(TH)が所定開度(THHL)より大きい状態において、前記吸気圧(PBA)に基づいて大気圧の第3推定値(PAEHLAV)を算出する第3推定値算出手段とをさらに備え、前記補正係数算出手段は、前記第3推定値(PAEHLAV)の算出が完了した後は、前記第2及び第3推推定値(PAEFC,PAEHLAV)に基づいて前記補正係数(KFCPAE)の算出を行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、点火スイッチのオン直後において、吸気圧に基づいて大気圧の第1推定値が算出されるとともに、機関への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転中において、機関回転数及び吸気圧に基づいて大気圧の第2推定値が算出される。さらに、機関により駆動される車両の走行距離が所定距離未満であるときに、第1及び第2推定値に基づいて補正係数が算出され、燃料カット運転中においては算出された補正係数及び第2推定値に基づいて大気圧の推定が行われる。補正係数には機関特性のばらつきの影響が反映されるので、燃料カット運転中に算出される第2推定値及び補正係数を用いて推定大気圧を算出することにより、燃料カット運転中において正確な大気圧推定を行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 大気圧推定処理のフローチャートである。 補正係数(KFCPAE)を算出する処理のフローチャートである。 補正係数(KFCPAE)による補正の効果を説明するためのタイムチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関とその制御装置の構成を示す図であり、図1において、例えば4気筒を有する内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、吸気管2を有し、吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。また、スロットル弁3にはスロットル弁開度THを検出するスロットル弁開度センサ4が連結されており、その検出信号は、電子制御ユニット(以下(ECU)という)5に供給される。スロットル弁3には、スロットル弁3を駆動するアクチュエータ7が接続されており、アクチュエータ7は、ECU5によりその作動が制御される。吸気管2には、吸気温TAを検出する吸気温センサ9が設けられており、その検出信号は、ECU5に供給される。
燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁3との間かつ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
エンジン1の各気筒の点火プラグ12は、ECU5に接続されており、ECU5は点火プラグ12に点火信号を供給し、点火時期制御を行う。
スロットル弁3の下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ8が取付けられている。またエンジン1の本体には、エンジン冷却水温TWを検出するエンジン冷却水温センサ10が取り付けられている。これらのセンサ8及び10の検出信号は、ECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ11が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ11は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば6度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御、エンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
ECU5には、エンジン1によって駆動される車両のアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ31、及びエンジン1により駆動される車両の走行速度(車速)VPを検出する車速センサ32が接続されている。これらのセンサの検出信号は、ECU5に供給される。また、点火プラグ12による点火を可能とする点火スイッチ33のオンオフ信号がECU5に供給される。
ECU5は各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路のほか、アクチュエータ7、燃料噴射弁6、及び点火プラグ12に駆動信号を供給する出力回路から構成される。
ECU5のCPUは、上記センサの検出信号に応じて、点火時期制御、スロットル弁3の開度制御、及びエンジン1に供給する燃料量(燃料噴射弁6の開弁時間)の制御を行う。
さらにECU5のCPUは、大気圧PAを推定する大気圧推定処理を実行し、該大気圧推定処理により得られる推定大気圧PAESTを、上記点火時期制御、燃料量制御などの制御に適用する。
図2は大気圧推定処理のフローチャートである。この処理は、点火スイッチ33がオンされた後に、ECU5のCPUで所定時間毎に実行される。
ステップS11では、エンジン停止フラグFESTPが「1」であるか否かを判別する。この答が肯定(YES)、すなわち点火スイッチ33がオン直後のエンジン回転開始前であるときは、エンジン停止時の大気圧推定値(以下「停止推定値」という)PAESTP及び推定大気圧PAESTを検出吸気圧PBAに設定し(ステップS12)、初期化完了フラグFPAINIを「1」に設定する(ステップS13)。
ステップS11の答が否定(NO)であるときは、高負荷運転フラグFHLが「1」であるか否かを判別する(ステップS14)。高負荷運転フラグFHLは、スロットル弁開度THが所定開度THHL(例えば全開開度の20%に相当する開度)より大きく、かつ当該車両の走行状態が安定しているとき「1」に設定される。この答が否定(NO)であるときは直ちにステップS17に進む。一方、FHL=1であって、エンジン1が所定高負荷運転状態にあるときは、高負荷運転における大気圧推定値(以下「高負荷運転推定値」という)PAEHLを、吸気圧PBA及びエンジン回転数NEに応じて公知の手法(例えば上記特許文献1に示された手法)により算出する(ステップS15)。算出した高負荷運転推定値PAEHLは順次記憶し、エンジン1の今回の運転開始時点から算出された高負荷運転推定値PAEHLの数が所定数N1(例えば100)に達したときに、平均高負荷運転推定値PAEHLAV(=ΣPAEHL/N1)を算出するとともに、平均高負荷運転推定値PAEHLAVの算出が完了したことを示す高負荷運転平均値算出完了フラグFHLAVENDを「1」に設定する。
ステップS16では、推定大気圧PAESTをステップS15で算出した高負荷運転推定値PAEHLに設定する。
ステップS17では、燃料カットフラグFFCが「1」であるか否かを判別する。燃料カットフラグFFCは、当該車両の減速中においてエンジン1への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転を行っており、かつ当該車両の走行状態が安定しているとき「1」に設定される。この答が否定(NO)であるときは直ちに処理を終了する。
一方燃料カットフラグFFCが「1」であるときは、燃料カット運転中における大気圧推定値(以下「燃料カット運転推定値」という)PAEFCを、吸気圧PBA及びエンジン回転数NEに応じて公知の手法(例えば上記特許文献1に示された手法)により算出する(ステップS18)。算出した燃料カット運転推定値PAEFCは順次記憶し、エンジン1の今回の運転開始時点から算出された燃料カット運転推定値PAEFCの数が所定数N2(例えば100)に達したときに、平均燃料カット運転推定値PAEFCAV(=ΣPAEFC/N2)を算出するとともに、平均燃料カット運転推定値PAEFCAVの算出が完了したことを示す燃料カット運転平均値算出完了フラグFFCAVENDを「1」に設定する。
ステップS19では、図3の処理で算出される補正係数KFCPAE及びステップS18で算出された燃料カット運転推定値PAEFCを下記式(1)に適用し、推定大気圧PAESTを算出する(ステップS20)。なお、補正係数KFCPAEは、記憶値が失われたときは「1.0」に初期化されるので、図3の処理で補正係数KFCPAEの算出が完了するまでの期間は、推定大気圧PAESTは、燃料カット運転推定値PAEFCと等しくなる。
PAEST=KFCPAE×PAEFC (1)
図3は、補正係数KFCPAEを算出する処理のフローチャートである。この処理は、点火スイッチ33がオンされた後に、ECU5のCPUで所定時間毎に実行される。
ステップS31では、補正係数算出完了フラグFKCENDが「1」であるか否かを判別する。補正係数算出完了フラグFKCENDは、点火スイッチ33がオフされると「0」に戻されるので、最初はこの答は否定(NO)となり、ステップS32に進み、燃料カット運転平均値算出完了フラグFFCAVENDが「1」であるか否かを判別する。最初はこの答は否定(NO)であるので、直ちに処理を終了し、燃料カット運転平均値算出完了フラグFFCAVENDが「1」に設定されると、ステップS33に進み、高負荷運転平均値算出完了フラグFHLAVENDが「1」であるか否かを判別する。
ステップS33の答が否定(NO)であるときは、車両走行フラグFDISTが「1」であるか否かを判別する(ステップS34)。車両走行フラグFDISTは、初期値は「0」であり、当該車両が今回の運転開始後、所定距離DIST(例えば3000m)走行したとき「1」に設定される。最初は、ステップS34の答は否定(NO)であり、ステップS35に進んで、初期化フラグFPAINIが「1」であるか否かを判別する。
ステップS35の答が否定(NO)であるときは直ちに処理を終了し、ステップS33またはS35の答が肯定(YES)であるときは、ステップS36に進み、下記式(2)または(3)により補正係数の今回値KFCPAEPを算出する。式(2)は、平均高負荷運転推定値PAEHLAVと、平均燃料カット運転推定値PAEFCAVの比率を算出するものであり、ステップS33から直ちにステップS36に進んだときに適用される。式(3)は、停止推定値PAESTPと、平均燃料カット運転推定値PAEFCAVの比率を算出するものであり、ステップS35からステップS36に進んだときに適用される。
KFCPAEP=PAEHLAV/PAEFCAV (2)
KFCPAEP=PAESTP/PAEFCAV (3)
ステップS34の答が肯定(YES)であって、点火スイッチオン後所定距離DIST以上走行したときは、車両走行環境が変化している可能性が高く停止推定値PAESTPの信頼性が低いので、直ちに処理を終了する。
ステップS37では、リセットフラグFKFCRSTが「1」であるか否かを判別する。リセットフラグFKFCRSTは、メモリに記憶されている補正係数KFCPAEの値が失われたとき「0」に設定される。ステップS37の答が否定(NO)であるときは、補正係数KFCPAEを今回値KFCPAEPに設定し(ステップS38)、リセットフラグFKFCRSTを「1」に戻す(ステップS39)。ステップS41では、補正係数算出完了フラグFKCENDを「1」に設定する。
ステップS37の答が肯定(YES)、すなわちメモリに補正係数KFCPAEが格納されているときは、なまし演算により補正係数KFCPAEを算出する(ステップS40)。すなわち、下記式(4)の右辺に今回値KFCPAEP及び記憶値KFCPAEを適用し、補正係数KFCPAEの更新を行う。式(4)のCFCPAEは、0から1の間の値に設定されるなまし係数であり、より具体的には例えば0から0.1の間の値に設定される。
KFCPAE=CFCPAE×KFCPAEP
+(1−CFCPAE)×KFCPAE (4)
ステップS38またはS40が実行され、補正係数KFCPAEの初期化または更新が行われると、補正係数算出完了フラグFKCENDが「1」に設定されるので、以後はステップS31の答が肯定(YES)となり、図3の処理は実質的に実行されなくなる。すなわち、補正係数KFCPAEの更新は、1運転期間(点火スイッチ33のオン時点からオフ時点まで期間)に1回のみ行われる。
図4は、上述した補正係数KFCPAEを用いて推定大気圧PAESTを算出することの効果を説明するためのタイムチャートであり、図4(a)〜(f)は、それぞれ高負荷運転フラグFHL、燃料カットフラグFFC、推定大気圧PAEST(補正無し)、推定誤差DPA(補正無し)、推定大気圧PAEST(補正有り)、及び推定誤差DPA(補正有り)の推移を示す。推定誤差DPAは、推定大気圧PAESTから実大気圧PAを減算することにより算出されるものである。
図4(c)及び(d)に示す、補正係数KFCPAEによる補正を行わない例では、高負荷運転推定値PAEHLの推定誤差DPAはほぼ「0」であるが(時刻t1)、燃料カット運転推定値PAEFCは、実大気圧PAよりかなり低い値となり、推定誤差DPAがマイナス方向に大きくなっている(時刻t2)。燃料カット運転は6回行われており、燃料カット運転推定値PAEFCは若干変化しているが、推定誤差DPAの大きい状態は改善されない。時刻t3において再度、高負荷運転推定値PAEHLの算出が行われ、推定大気圧PAESTが高負荷運転推定値PAEHLに設定されるので、推定誤差DPAの絶対値が減少している。
図4(e)及び(f)に示す、補正係数KFCPAEによる補正を行った例では、時刻t2から補正係数KFCPAEの適用が開始されるため、以後の燃料カット運転中において更新される推定大気圧PAESTの推定誤差DPAは、プラス方向に若干増加するが、図4(d)に示す例の推定誤差DPA(絶対値)と比較して大幅に改善されていることが確認できる。
以上のように本実施形態では、点火スイッチ33のオン直後、またはスロットル弁開度THが所定開度THHLより大きい状態において、吸気圧PBAに基づいて停止推定値PAESTPまたは高負荷運転推定値PAEHLが算出されるとともに、燃料カット運転中において、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに基づいて燃料カット運転推定値PAEFCが算出される。さらに、停止推定値PAESTPまたは高負荷運転推定値PAEHLの平均値PAEHLAVを、燃料カット運転推定値PAEFCの平均値PAEFCAVで除算することにより、補正係数KFCPAEが算出され、燃料カット運転中においては算出された補正係数KFCPAE及び燃料カット運転推定値PAEFCに基づいて推定大気圧PAESTの算出が行われる。補正係数KFCPAEにはエンジン特性のばらつきの影響が反映されるので、燃料カット運転推定値PAEFC及び補正係数KFCPAEを用いて推定大気圧PAESTを算出することにより、燃料カット運転中において従来より正確な大気圧推定を行うことができる。
本実施形態では、スロットル弁開度センサ4、クランク角度位置センサ11、及び吸気圧センサ8が、それぞれスロットル弁開度検出手段、回転数検出手段、及び吸気圧検出手段に相当し、ECU5が第1推定値算出手段、第2推定値算出手段、第3推定値算出手段、及び補正係数算出手段を構成する。具体的には、図2のステップS11及びS12が第1推定値算出手段に相当し、ステップS17及びS18が第2推定値算出手段に相当し、ステップS14及びS15が第3推定値算出手段に相当し、図3の処理が補正係数算出手段に相当する。
なお、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、上述した実施形態では高負荷運転推定値PAEHLは、吸気圧PBA及びエンジン回転数NEに応じて公知の手法で算出するようにしたが、所定開度THHLを全開開度近傍に設定し、スロットル弁開度THが所定高開度THHLより大きい状態における検出吸気圧PBAを、そのまま高負荷運転推定値PAEHLとしてもよい。
1 内燃機関
3 スロットル弁
4 スロットル弁開度センサ(スロットル弁開度検出手段)
5 電子制御ユニット(第1推定値算出手段、第2推定値算出手段、第3推定値算出手段、補正係数算出手段)
8 吸気圧センサ(吸気圧検出手段)
11 クランク角度位置センサ(回転数検出手段)
33 点火スイッチ

Claims (2)

  1. 内燃機関の制御パラメータの算出に適用する大気圧を推定する大気圧推定装置において、
    記機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記機関の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、
    前記機関の点火を可能とする点火スイッチのオン直後において、前記吸気圧に基づいて大気圧の第1推定値を算出する第1推定値算出手段と、
    前記機関への燃料供給を一時的に停止する燃料カット運転中において、前記機関回転数及び吸気圧に基づいて大気圧の第2推定値を算出する第2推定値算出手段と、
    前記第1及び第2推定値に基づいて補正係数を算出する補正係数算出手段とを備え、
    前記補正係数算出手段は、前記点火スイッチオン後における、前記機関により駆動される車両の走行距離が所定距離未満であるときに、前記補正係数の算出を行い、
    前記燃料カット運転中においては、前記補正係数及び第2推定値に基づいて前記大気圧の推定を行うことを特徴とする大気圧推定装置。
  2. 前記機関のスロットル弁の開度を検出するスロットル弁開度検出手段と、
    前記スロットル弁開度が所定開度より大きい状態において、前記吸気圧に基づいて大気圧の第3推定値を算出する第3推定値算出手段とをさらに備え、
    前記補正係数算出手段は、前記第3推定値の算出が完了した後は、前記第2及び第3推推定値に基づいて前記補正係数の算出を行うことを特徴とする請求項1に記載の大気圧推定装置。
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