JP2017149438A - ボトルの梱包用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワインボトルなどを梱包する梱包用内装材である。
【解決手段】内装用パッド1と、スペーサ2との組合せからなる。内装用パッド1は、ベースボード3と押さえシート4とを有している。ベースボード3は、運搬すべき物品を収納するものであり、両側に立下り部分5を有し、両端に立上り部分6を有している。押さえシート4は、ベースボード3上の物品の表面を覆い、立下り部分5の折り曲げにより、緊張して物品をベースボード3に緊締させるものである。スペーサ2は、サポート12の対間に横置きされたボトルBを支え、これを収納物品として内装用パッド1のベースボード3と押さえシート4間に差し込み、内装用パッド1の両立下り部分5、5の折り曲げにより押さえシート4を緊張させ、その緊締力によってスペーサ2をボトルBとともにベースボード3に保持させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ワインボトルのほか洋酒のボトル、日本酒のビン等に見られるような首部を有する胴部の断面形状が円形、角型その他の形状のボトル(以下ボトルと略称する)の梱包に好適な梱包用内装材に関する。
物品運送用の梱包具として図11に示すようにベースボード21と、両側縁をベースボードに取り付けた弾力性を有する押さえシート22との組合わせからなる梱包具がある(特許文献1参照)。この梱包具は押さえシート22とベースボード21との間に物品Mを差し込み、ベースボード21の両側縁を下向きに折り曲げて押さえシート22を緊張させ、物品Mをベースボード21に押付けて定着させるというものである。この梱包具は内装用パッドとして用い、物品Mを梱包して外箱内に収められる。説明は省略するが、特許文献1に記載の梱包具は、ベースボード21の下方に緩衝用の空間を形成する例である。
この梱包具は、ノートパソコンのような機器類メーカの補修センターへ、あるいは逆に修理、保守、補修後、補修センターからユーザに返送することを主目的として開発されたものであるが、勿論ノートパソコンのような機器類の搬送用に限られるものではない。
ところで、上記梱包具は押さえシート22とベースボード21との間に物品Mを差し込み、ベースボード21の両側縁を下向きに折り曲げて押さえシー22を緊張させるとともに緊張したシートが縮もうとする力を作用させて物品Mを定位置に保持させるものである。ベースボード21に押付けて定位置に保持させる物品Mはノートパソコンのような機器類の梱包だけでなく、ガラス製のボトルの梱包にも適用が可能であるが、押さえシート22にポリウレタンフィルムやポリエチレン系フィルムのような弾力性を有する緩衝材料を用いた場合に以下のような問題をクリアしなければならない。
ボトルの保持力をたかめるため、押さえシートをボトルに強く押し付けてベースボード21に保持させた状態で落下試験を行うと、その衝撃でボトルが落下方向にボトルがベースボード21上を移動し、特にボトルの両側面が落下の衝撃を強く受けて破損するという問題がある。これはベースポードの両側面が外箱の側面と対面しており、外箱は1枚の段ボールで形成されているため、ベースボード21上を移動したボトルが外箱の側面に近づくと、外箱に加えられた衝撃の影響を強く受けるからである。また、ボトルの胴部が押さえシートに加圧されるだけで動きが制約されないままに梱包された状態では外部から衝撃力を受けたときに、ボトルの首の部分に不測の力が作用して首の付け根部分が割れる虞があった。このような理由から、ボトルを安定して梱包する手段の開発が望まれていた。
特許第4429192号公報
解決しようとする問題点は、特許文献1に記載されているような押さえシートでベースボードの板面に物品を押し付けてパッキングする形式の梱包具を用いてボトルを梱包する場合に、押さえシートに用いるフィルムの弾性強度の問題、内装用パッドに用いる段ボールの座屈の問題、押さえシートによるビン類の梱包方法など解決すべき問題が残されていたという点である。
本発明は、特許文献1に記載されているような構造の梱包具を内装用パッドとして内装用パッドとスペーサとの組合せを用い、スペーサに備えた対のサポート間に横置きされたボトルを支えて内装用パッドのベースボードと押さえシート間に差し込み、内装用パッドの立下り部分の折り曲げにより押さえシートを緊張させ、その緊張力によって対のサポート間に横置きされたボトルの胴部を支えてベースボードに押付けて定位置に保持させる点を最も主要な特徴とする。
本発明によれば、スペーサの基板上で対のサポート間にボトルを搭載し、これを内装用パッドのベースボードと押さえシート間に差し込み、内装用パッドの立下り部分を下向きに折り曲げることによって、押さえシートを緊張させ、その緊張力を利用して基板上に搭載されたボトルを対のサポート間に挟んだ状態でスペーサの押さえシートを内装用パッドのベースボードに押付けて定位置に安定に保持させることができる。
また、サポートの対は、水平部分と垂直部分と傾斜部分とからなる断面が直角三角形の構造体のため強度が大きく、したがって変形しにくく、押さえシートの緊締による締付け力がサポートの傾斜部分に作用し、その締付け力によって、スペーサを定位置にとどめ、同時にボトルの胴部に適度な締付け力を与えることができる。本発明によれば、ボトルの胴部上周面に押さえシートの頂点が位置し、ボトルの胴部両側は対のサポートに支えられて左右に振れることがなく、不測の事態にも、ボトルの首部分に無理な力が加わらず、対のサポートの間に安定に支えることができる。
本発明において、サポートの対は、断面が中空の直角三角形の構造体であり、外箱の側方から加えられた衝撃力を傾斜部分と水平部分とに分散して支えることによって緩和することができる。また、サポートは、内装用パッドのベースボードの梁構造となって補強するとともに、緩衝材として機能し、外箱の側方から加えられる衝撃力を有効に吸収させることができる。実際にスペーサと内装用パッドとの組合せを用いてボトルを梱包し、これを収納した外箱について落下試験をおこなったところ、ボトルは破損することがなく、また首の付け根部分で割れることもなかった。
さらに、ワインボトルが内祝い・お祝い・お返しなどのギフトに用いられる場合には、スペーサの両サポートの傾斜面の板面を美装面として活用し、ギフト品などである旨の表示する文字、図形、模様などを表示できるため、単なる梱包用内装材の機能にとどまらず、商品のディスプレイとしてデザイン効果を得ることができる。
(a)は本発明の1実施例を示す内装用パッドとスペーサとの組合せを示す図である。(b)は内装用パッドの図(a)のX−X線断面図およびトレーの図(a)のY−Y線の拡大断面である。 スペーサにボトルを搭載した例を示す図である。 スペーサの展開図とその組立図である。 ボトルを搭載したスペーサを内装用パッドに差し入れる要領を示す図である。 ボトルを搭載したスペーサを内装用パッドに差し込んだ後、立下り部分をベースボードの裏面に折重ね、立上り部分を起立させた状態を示す図である。 内装用パッドの両立上り部分を起立させた状態を示す図である。 内装用パッドの両立上り部分を起立させた状態で外箱に格納する要領を示す図である。 内装用パッドの他の実施例を示す図である。 (a)はスペーサに2本のワインボトルを搭載する例を示す図、(b)は(a)のA1−A1線断面図である。 スペーサにフラップを設けた例を示す図である。 物品運送用梱包具の従来例の一つを示す図である。
本発明は特許文献1の梱包具を内装用パッドとして用いてボトルを梱包するという目的を、内装用パッドに対のサポータを有するスペーサを組合せせることで実現した。
本発明による梱包用内装材は、内装用パッド1と、スペーサ2との組合せである。
内装用パッド1は、図1(a)に示すように、ベースボード3と、押さえシート4との組を有し、収納物品を保持して外箱内に収容するものである。
図1(a)において、ベースボード3は、板面中央に物品搭載領域Zが確保され、物品搭載領域Zの板面の両側縁に立下り部分5、5を有し、前後両端縁に立上り部分6、6を有している。
立下り部分5は長方形をなすベースボード3の両側部分に付された折曲線7aから先の部分であり、立上り部分6はベースボード3の両端部分に付された折曲線8aから先の部分である。
この実施例では立下り部分5は、のちに折曲線7aで下向きに折曲され、ベースボード6の下面に折り重られる。
また、立上り部分6は、折曲線8aで上向きに折り返して垂直姿勢に立ち上げる部分となる。立下り部分5と立上り部分6とが交わるベースボード3の四隅の部分は保形部分9である。保形部分9は、立下り部分5を下向きに、立上り部分6を上向きに折り返したときに立上り部分6を手で保持している限り、立下り部分5をベースボード3の裏面に圧接した状態を保ち、内装用パッド1に折り曲げ形状を保持させる部分である。物品の搭載領域Zは、ベースボード3の板面から立下り部分5と立上り部分6および4隅の保形部分9を除いた残りのベースボードの板面である。
この実施例は、保形部分9と立上り部分6との間に上面開放の箱体を形成する例である。図1(a)において、保形部分9と立上り部分6とに跨り、前記折曲線8aから一定間隔を置いて前記折曲線8aと平行に折曲線8bが引かれ、折曲線7a、8aの交点からから端を発して折曲線7aの延長方向を互いに間隔が開く方向に伸び、さらに折曲線8bとの交点から立上り部分6の端縁に向けて平行に伸びる2本の折曲線7b、7cを付している。
これによって、立下り部分5を折曲線7aに沿って下向きに、立上り部分6を折曲線8aに沿って上向きに起立させるとともに折曲線7b、7cに沿って立上り部分6の両側部分をそれぞれ断面コ型に折曲すると、図6のように内装用パッド1の両端部分には、上面が開放され、背面の一部が開放され、底が折曲線7a、8aの交点に収れんする箱体Cが形成される。
この箱体C内には例えば商品の説明書、商品見本、その他のものを収納することができる。立上り部分6に形成される箱体は部品の収納用にとどまらず、梱包具を2段以上積み重ねて外箱内に収納する場合に上段の梱包具を隔離するためのスタッキングとして利用することもできる。なお、折曲線7a、7b、7c、8a、8aの合流点に五角形の開口を設けておくと、立上り部分6の折り曲げが容易になる。
押さえシート4は、図1(b)のように、両端をベースボード3の裏面に折返して、その左右側縁(立下り部分の側縁)に固定したシートである。もっとも、押さえシート4は必ずしもと両端を折り返してベースボード3の裏面に張り付けなければならないものではなく、接合強度が十分であればベースボード3の表面側の両端に張り付けられていてもよい。
なお、フィルム業界では厚さが200μm以下を「フィルム」、200μmより厚いものを「シート」と慣例的に区別するケースが多いが、伸縮性に富み、所要の引き裂き強度が得られればシートの厚みは問わない。厚さ200μm以下のフィルムであっても押さえシート4に使用できる。押さえシート4には、伸縮性に富み引き裂き強度の大きいポリウレタンフィルム(又はシート)、伸縮性のあるポリオレフィン系のフィルムが適している。
内装パッド1は必ずしも上記の組立体に限るものではない。箱体Cが不要のときには、ベースボード3に付された折曲線7aをそのまま立上り部分6の板面に延長させることによって保形部分9を立上り部分6から区画し、立下り部分5を折曲線7aで折り曲げ、これをベースボード3の裏面に折重ねることによって保形部分9はおのずから立上り部分6の背面に密着し、そのまま立上り部分6を折曲線8aで折り曲げて図8のように正立姿勢に起立させることによって組立てればよい。
さらには特許文献1に記載されているようにベースボードの下方に緩衝用の空間が形成される構造の梱包具を本発明の内装用パッドとして用いることができる。
本発明に用いる内装用パッド1は、ベースボード3の下方に形成される緩衝用の空間の有無にかかわらず、要するにベースボード3と押さえシート4とからなり、押さえシート4がベースボード3に取り付けられ、押さえシート4とベースボード3間に物品を挟み、ベースボード3の立下り部分5をベースボード3の下面に折り重ねて押さえシート4を収納物品に押し付けることによって収納物品をベースボード3に定着させる構造を備えていればよい。
スペーサ2は、基板11の両側にサポート12の対を有している。サポート12の対は、水平部分12aと垂直部分12bと傾斜部分12cとからなる断面が直角三角形の構造体であり、基板11は、段ボールの平板であり、図2に示すように横置きされた胴部が円形断面のボトルBの場合には平板上にボトルBの胴部下周縁に接してボトルの下周面を支える。また、水平部分12aは前記直角三角形の構造体の底辺を構成する部分であり、垂直部分12bは、垂直に立ち上げて前記基板11上に横置きされたボトルBの胴部の側部周面を支える部分であり、傾斜部分12cは水平部分12aと垂直部分12bとをつなぎ、水平部分12aに向けて下傾姿勢で配置される部分である。
図3において、基板11の板面は、中心線O−Oを挟んで中心線側から順に折曲線a、a、aが付され、基板11の外側縁をaとした時に、a−aの領域が傾斜部分12c、a−aの領域が垂直部分12b、a−aの領域が水平部分12aとなる。
図3において、まず、基板11に対してa−aの領域を傾斜方向に起立させて傾斜部分12cを傾斜姿勢に立ち上げ、次いで折曲線aで垂直方向に下向きに折り返して垂直部分12bを形成し、さらにa−aの領域を水平に折返し、基板11の外側縁をaを突き当てて水平部分12aを形成し、水平部分12aと、基板11の対応箇所にストッパ13a、13bとして形成した切起し縁の位置を合致させて両ストッパ13aと13bの位置をそれぞれ合わせ、両ストッパ13aと13bとを重ね合わせて上向きに立ち上げることによって水平部分12aを基板11の板面に結合する。
これによってサポート12は、定型を保って基板11の定位置に固定される。この例ではサポート12を基板11の定位置に固定するための一手段として切起し縁によるストッパ13a、13bを用いたが、要するにサポート12は、基板11の定位置に設けられればよいのであって基板11の一部を利用してサポート12を形成する場合に限られるものではない。なお、中心線O−Oを挟んでaの内側の折り重ねられた水平部分12aの一方の端である折曲線aと相手側の折曲線a間の領域がボトルBの搭載面となる。
垂直部分12bはボトルBの胴部両側対向面を支える保持面として基板11上の長手方向に沿って互いに向き合わせに平行に配列され、基板11上に横置きされたボトルBの胴部側面一部を支える部分となり、水平部分12aは基板11上に支えられ、垂直部分12bの下縁を基板11に支持させる部分となり、傾斜部分12cは垂直部分12bの上縁と水平部分12aの端縁を支持する部分となる。
次に本発明の内装材を用いて、首部を有する胴部の断面形状が円形のボトルBを梱包する要領を説明する。図2において、まず、スペーサ2の対のサポート12、12間に横置きされたボトルBの胴部を垂直部分12b、12bで支えて図4に示すように内装用パッド1の両立下り部分5,5を最初やや上向きに折り返してベースボード3と、押さえシート4との間を開き、開かれたベースボード3と、押さえシート4との間にボトルBを搭載したスペーサ2を差し込む。
ついで、図5に示すように、押さえシート4の張力に抗して両立下り部分5を、折曲線7aに沿って下向きに折り曲げ、さらにベースボード3の裏面に折重ねる。これによって、押さえシート4は、立下り部分5に引っ張られて緊張する。
ついで、図6のように立上り部分6をベースボード3の両端縁から上向きに折り返すとともに立上り部分6に上面開放の箱体Cを形成する。両立上り部分6、6を起立姿勢に保持するかぎり、立下り部分5はベースボード3の裏面に圧接され、押さえシート4を緊張させ、スペーサ2上のボトルBを対のサポート12、12間に保持してベースボード3の物品搭載面Zに押し付ける。これによってスペーサ2上のボトルには前後左右方向の位置ずれがなく、ボトルBの前後方向については、ボトルBとサポート12、12の垂直部分12b、12b間の摩擦抵抗で位置ずれが生ぜず、ベースボード3上の定位置に保持される。次いでそのまま図7のようにボトルBを搭載したスペーサ2を収納した内装用パッド1を外箱10内に入れ、外箱10を施蓋して梱包を完了する。
外箱10内では、内装用パッド1は、外箱10の形状に規制されて折り曲げ形状を保ち、外箱10の下底を押付け、立上り部分6は、外箱10の上底面に圧接される。これによって、内装用パッド1は、外箱10内で定型を保ち、内装用パッド1に支えられて外箱10内に格納されたスペーサ2上のボトルBは、両サポート12、12間に支えられ、押さえシート4に押し付けられてベースボード3の定位置に保持される。
図9(a)、(b)は、2本のボトルを梱包する例である。この例によれば、スペーサ2の基板11に形成するサポート12、12の対の間隔を2本のボトルの胴部を受け入れるに必要な間隔に設定し、両サポート12、12の垂直部分間に2本のボトルB,Bを受け入れ、両ボトルB、B間を仕切り板14で隔離する。
2本のボトB、Bを梱包するためには、スペーサだけなく、梱包用パットについても2本のボトルの梱包に必要な横幅を有するベースボードと押さえシートとの組合せが必要であるが、スペーサにボトルを搭載し、これを収納物品として内装用パッドのベースボードと押さえシート間に差し込み、内装用パッドの立下り部分の折り曲げにより緊張した押さえシートによって基板上のボトルとともにサポートをベースボードに保持させる点は、1本のボトルを梱包する場合と同じである。
図10は、スペーサ2の両端縁にフラップ16を付設した例である。フラップ16は、図3に示す基板11の板面の中心線O−Oを挟んで折曲線a−aの間隔で基板11の両端を一定の幅で張り出させたものであり、その基部の折曲線で折り曲げが可能である。スペーサ2の両端縁で両フラップ16を上向きに立ち上げることにより、両サポート12、12間に支えたボトルBの落下を防止でき、両フラップ16を倒した状態でボトルBを搭載したスペーサ2を開かれたベースボード3と、押さえシート4との間に差し込んだのち、両フラップ16を内装用パッド1の両立上り部分6の内面に添わせて立ち上げることにより、ボトルの緩衝材として利用することができる。
以上実施例では、胴部が円形断面のボトルを梱包する場合の実施例を示したが、胴部に曲面を有するボトルのほか断面形状が四角あるいは五角形などの多角形の角型ボトルなどであってもその梱包要領は同じである。胴部が円形断面ボトルであれば、その周面の曲面一部が基板及び垂直部分の板面に線状に接して支えられるのに対し、胴部の断面形状が四角あるいは5角形等の多角形であれば、横置きされたボトルの一定範囲の下周面及び側部周面一部の平らな面がそれぞれ基板及び垂直部分の板面に支えられる。
本発明において、対のサポートにそれぞれ形成された傾斜部分は、横置きされたボトルBの胴部に圧しつけられた押さえシート4をボトルBの上周面から基板11の板面に向けて下傾方向に誘導し、これによってスペーサ2を内装用パッド1のベースボード3に緊締させることができる。また、スペーサに備えたサポートの対は、外箱内にあってビンの両側からの衝撃吸収空間を形成することができる。
本発明において、図1(a)のように立上り部分6の板面に手指の差し込みが可能な大きさの横穴15を開口すれば、その開口を内装用パッド1を掴むための把手として利用できる。また、サポートにそれぞれ形成された傾斜部分水平部分と垂直部分とをつなぎ、基板の両側縁に向けて上向きの下傾姿勢で配置されるため、その表面に文字、図形、模様などを付すことによって梱包用内装材にディスプレイの機能を付与することができる。
本発明は、首部を有する胴部が円形あるいは角型断面のボトルであれば必ずしもワインボトルに限るものではないが、サポートにそれぞれ形成された上向きの下傾姿勢で配置される傾斜部分の表面に祝意、謝意を表す文字、図形、模様を表示して贈答あるいは記念の高級ワインの宅配用内装材に活用できる。
1 内装用パッド
2 スペーサ
3 ベースボード
4 押さえシート
5 立下り部分
6 立上り部分
7a、7b、7c 折曲線
8a、8b 折曲線
9 保形部分
10 外箱
11 基板
12 サポート
12a 水平部分
12b 垂直部分
12c 傾斜部分
13 ストッパ
14 仕切板
15 横穴
16 フラップ

Claims (5)

  1. 内装用パッドと、スペーサとの組合せを有する梱包用内装材であって、
    前記内装用パッドは、ベースボードと押さえシートとを有し、
    前記ベースボードは、運搬すべき物品を収納する方形の板であり、板面に付された折曲線によって区画された立下り部分をベースボードの両側に、立上り部分を両端にそれぞれ有し、
    前記立下り部分は、前記ベースボードの両端縁から下向きに、前記立上り部分は、前記ベースボードの両側縁から上向きに、それぞれ折り返される部分であり、
    前記押さえシートは、少なくとも両端が前記ベースボードの前記両立下り部分の端縁に固定され、前記ベースボード上の物品の表面を覆い、前記立下り部分の折り曲げにより、緊張して物品を前記ベースボードに押付けて定位置に保持させるものであり、
    前記スペーサは、サポートの対を有し、
    前記サポートの対は、水平部分と垂直部分と傾斜部分とからなる断面が直角三角形の構造体であり、基板に結合されて基板の両側に形成され、
    前記基板は、横置きされたボトルの胴部の下周面を支える平板であり、
    前記水平部分は前記直角三角形の構造体の底辺を構成する部分であり、前記垂直部分は、垂直に立ち上げて前記基板上に横置きされたボトルの胴部の側部周面を支える部分であり、前記傾斜部分は前記水平部分と前記垂直部分とをつなぎ、前記基板の両側縁に向けて下傾姿勢で配置されるものであり、
    前記スペーサは、前記サポートの対間に横置きされたボトルを支え、これを収納物品として前記内装用パッドの前記ベースボードと前記押さえシート間に差し込まれ、
    前記サポートの対は、前記内装用パッドの前記立下り部分の折り曲げにより緊張した前記押さえシートによって前記基板上のボトルとともに前記ベースボードに保持されるものであることを特徴とするボトルの梱包用内装材。
  2. 前記スペーサは、前記基板と、前記基板上に組み立てられた前記サポートの対とを有し、
    前記サポートの対は、前記基板の両側縁を起立させて形成され、前記水平部分と前記垂直部分と前記傾斜部分とからなる断面が直角三角形の構造体であり、
    前記基板は、横置きされたボトルの胴部の下周面を支える平板であり、
    前記両サポートの前記垂直部分はボトルを支える保持面として互いに向き合わせて前記基板上の長手方向に沿って平行に配列され、前記基板上に横置きされたボトルの胴部の側部周面を支える部分となり、
    前記水平部分は前記基板上に支えられて前記垂直部分の下縁を前記基板に支持させる部分となり、
    前記傾斜部分は前記垂直部分の上縁と前記水平部分の端縁を支持する部分となるものであることを特徴とする請求項1に記載のボトルの梱包用内装材。
  3. 前記対のサポートにそれぞれ形成された前記傾斜部分は、ボトルの胴部に圧しつけられた前記押さえシートを前記ボトルの胴部上周面から前記基板の板面に向けて下傾方向に誘導して前記ベースボードに緊締させるものであることを特徴とする請求項1に記載のボトルの梱包用内装材。
  4. 前記内装用パッドと、前記スペーサとの組合せは、内装材として外箱に内装され、
    前記スペーサに備えた前記サポートの対は、前記外箱内にあってビンの両側からの衝撃吸収空間を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載のボトルの梱包用内装材。
  5. 前記対のサポートにそれぞれ形成された前記傾斜部分の表面は、文字、図形、模様などを表示する美装面として利用されるものであることを特徴とする請求項1に記載のボトルの梱包用内装材。
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