JP2017149042A - 画像形成装置、画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることを可能とする。【解決手段】記録媒体に反応液を付与する反応液付与部と、反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された記録媒体に付与するインク付与部と、反応液付与部から記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量を記録媒体の浸透性に応じて調整する制御部とを備える。【選択図】図7

Description

この発明は、記録媒体に反応液を付与してから、反応液によって凝集する色材を含むインクを記録媒体に付与することで画像を形成する技術に関するものである。
特許文献1の記録装置(画像形成装置)は、インクに含まれる色材を凝集させる反応液を記録媒体に吐出してから、インクを記録媒体に吐出する。かかる印刷装置は、記録媒体に吐出されたインクの色材を反応液によって凝集させ、記録媒体に速やかに定着させることができる。
特開2015−116797号公報
ところで、このような画像形成装置では、記録媒体に付与される反応液の量が重要となる。つまり、記録媒体表面の反応液が少なすぎると、反応が十分に起こらずに、画像に滲みが生じる場合があった。逆に記録媒体表面の反応液が多すぎると、記録媒体に着弾したインクの液滴の周りに反応液の膜が生じて、インクの液滴が十分に広がらず、画像に掠れが生じる場合があった。あるいは、過剰な水分が蒸発する過程で起こる対流によって、端に位置するインクが中央へ引っ張られ、画像の端に凹みが生じる場合もあった。
このような理由から、インクが記録媒体に付与される際に記録媒体の表面に残留する反応液の量が、画像の品質に大きく影響する。しかしながら、記録媒体によって浸透性が異なるため、浸透性の高い記録媒体では記録媒体の表面に反応液が十分に残らず、逆に浸透性の低い記録媒体では記録媒体の表面に反応液が過剰に残ることとなる。その結果、良好な品質の画像を形成することが難しい場合があった。
この発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
本発明の第1態様は、記録媒体に反応液を付与する反応液付与部と、反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された記録媒体に付与するインク付与部と、反応液付与部から記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量を記録媒体の浸透性に応じて調整する制御部とを備える。
本発明の第2態様は、記録媒体に反応液を付与する工程と、反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された記録媒体に付与する工程とを備え、記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量が記録媒体の浸透性に応じて調整される。
このように構成された本発明の第1および第2態様では、記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量が記録媒体の浸透性に応じて調整される。その結果、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となっている。
具体的には、記録媒体の浸透性が高いほど、記録媒体に付与された反応液が記録媒体の表面から内部へと速やかに浸透するため、記録媒体の表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、制御部は、反応液付与部から記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量を、記録媒体の浸透性が高いほど増加させるように、構成すると良い。これによって、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となる。
また、記録媒体に対して反応液付与部およびインク付与部を所定方向へ相対移動させる駆動部を備え、反応液付与部は、記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ反応液を吐出することで、記録媒体に反応液を付与し、インク付与部は、反応液付与部に対して所定方向の上流側で、記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつインクを吐出することで、反応液付与部により反応液が付与された記録媒体にインクを付与し、制御部は、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度を記録媒体の浸透性に応じて調整するように、構成しても良い。
かかる構成では、反応液付与部が記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ記録媒体に反応液を吐出し、インク付与部が反応液付与部を追いかける形で記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ記録媒体にインクを吐出する。これによって、反応液が付与された記録媒体にインクが付与される。この際、反応液付与部およびインク付与部が相対移動する速度に応じて、記録媒体に反応液が付与されてからインクが付与されるまでの時間が変わり、インクを付与する際に記録媒体に残留する反応液の量も変わる。そこで、かかる構成では、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度が記録媒体の浸透性に応じて調整される。その結果、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが確実に可能となっている。
具体的には、記録媒体の浸透性が高いほど、記録媒体に付与された反応液が記録媒体の表面から内部へと速やかに浸透するため、記録媒体の表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、制御部は、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度を記録媒体の浸透性が高いほど増加させるように、構成すると良い。これによって、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となる。
この際、駆動部は、反応液付与部およびインク付与部を保持するキャリッジを所定方向へ移動させ、制御部は、キャリッジが所定方向へ移動する速度を記録媒体の浸透性に応じて調整するように、構成することができる。あるいは、駆動部は、所定方向の逆方向へ記録媒体を移動させ、制御部は、記録媒体が当該逆方向へ移動する速度を記録媒体の浸透性に応じて調整するように、構成することができる。
また、反応液付与部により反応液が付与されてからインク付与部によりインクが付与されるまでの間に反応液が付与された記録媒体を乾燥させる乾燥部を備え、制御部は、乾燥部の乾燥能力を記録媒体の浸透性に応じて調整するように、画像形成装置を構成しても良い。かかる構成では、反応液が付与されてからインクが付与されるまでの間に記録媒体を乾燥させる際の乾燥能力が記録媒体の浸透性に応じて調整される。その結果、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることがより確実に可能となる。
具体的には、記録媒体の浸透性が高いほど、記録媒体に付与された反応液が記録媒体の表面から内部へと速やかに浸透するため、記録媒体の表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、制御部は、乾燥部の乾燥能力を記録媒体の浸透性が高いほど低下させるように、構成すると良い。これによって、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となる。
本発明の第3態様は、反応液を吐出する反応液付与部と、反応液によって凝集する色材を含むインクを吐出するインク付与部と、記録媒体に対して反応液付与部およびインク付与部を所定方向へ相対移動させる駆動部と、駆動部を制御する制御部とを備え、反応液付与部は、記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ反応液を吐出することで、記録媒体に反応液を付与し、インク付与部は、反応液付与部に対して所定方向の上流側で、記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつインクを吐出することで、反応液付与部により反応液が付与された記録媒体にインクを付与し、制御部は、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度を記録媒体の浸透性に応じて調整する。
本発明の第4態様は、反応液を吐出する反応液付与部およびインクを吐出するインク付与部の記録媒体に対する所定方向への相対移動を開始する工程と、反応液付与部から反応液を吐出することで、記録媒体に反応液を付与する工程と、反応液付与部に対して所定方向の上流側のインク付与部からインクを吐出することで、反応液が付与された記録媒体にインクを付与する工程とを備え、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度が記録媒体の浸透性に応じて調整される。
このように構成された本発明の第3および第4態様では、反応液付与部が記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ記録媒体に反応液を吐出し、インク付与部が反応液付与部を追いかける形で記録媒体に対して所定方向へ相対移動しつつ記録媒体にインクを吐出する。これによって、反応液が付与された記録媒体にインクが付与される。この際、反応液付与部およびインク付与部が相対移動する速度に応じて、記録媒体に反応液が付与されてからインクが付与されるまでの時間が変わり、インクを付与する際に記録媒体に残留する反応液の量も変わる。そこで、かかる構成では、反応液付与部およびインク付与部が記録媒体に対して相対移動する速度が記録媒体の浸透性に応じて調整される。その結果、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることが確実に可能となっている。
本発明の第5態様は、記録媒体に反応液を付与する反応液付与部と、反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された記録媒体に付与するインク付与部と、反応液付与部により反応液が付与されてからインク付与部によりインクが付与されるまでの間に反応液が付与された記録媒体を乾燥させる乾燥部と、乾燥部の乾燥能力を記録媒体の浸透性に応じて調整する制御部とを備える。
本発明の第6態様は、記録媒体に反応液を付与する工程と、反応液が付与された記録媒体を乾燥させる工程と、反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された後に乾燥が行われた記録媒体に付与する工程と、記録媒体を乾燥させる際の乾燥能力が記録媒体の浸透性に応じて調整される。
このように構成された本発明の第5および第6態様では、反応液が付与されてからインクが付与されるまでの間に記録媒体を乾燥させる際の乾燥能力が記録媒体の浸透性に応じて調整される。その結果、インクを記録媒体に付与する際に記録媒体の表面に適切な量の反応液を残留させることがより確実に可能となる。
なお、上述した本発明の各態様の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明を適用したプリンターを備える印刷システムを示す正面図。 記録ユニットの構成を部分的に示す底面図。 図1の印刷装置が備える電気的構成を模式的に示すブロック図。 印刷処理で実行される動作を示す図。 シートの種類による浸透性の違いを示す図。 反応液吐出からインク吐出までの時間と画像弊害の関係の実験結果を示す図。 反応液の浸透制御の第1例を示すフローチャート。 反応液の浸透制御の第2例を示すフローチャート。 反応液の浸透制御の第3例を示すフローチャート。
図1は本発明を適用したプリンターを備える印刷システムの一例を模式的に示す正面図である。なお、図1や以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするためにZ軸を鉛直軸とするXYZ直交座標が併記されている。また、以下の説明では、各座標軸(の矢印)が向く方向を正方向と、その反対方向を負方向と適宜取り扱う。
印刷システム100は、パーソナルコンピューター等の外部装置から受信した画像データ(ビットマップデータ)から印刷データを生成するホスト装置200と、ホスト装置200から受信した印刷データに基づいて画像を印刷するプリンター300とを備える。このプリンター300は、長尺なシートSをロール・トゥ・ロールで搬送しつつ、インクジェット方式を用いてシートSの表面に画像を印刷するものである。
図1に示すように、プリンター300は、略直方体形状を有する本体ケース1を備える。本体ケース1内部には、シートSを巻いたロールR1からシートSを繰り出す繰出部2と、繰り出されたシートSの表面にインクを吐出して印刷を行う印刷室3と、インクが付着したシートSを乾燥させる乾燥部4と、乾燥後のシートSをロールR2として巻き取る巻取部5とが配置されている。
より詳しくは、本体ケース1内は、XY平面に平行に(すなわち水平に)配置された平板状の基台6によってZ軸方向へ上下に区画されており、基台6の上側が印刷室3となっている。印刷室3内の略中央部では、プラテン30が基台6の上面に固定されている。プラテン30は矩形状を有しており、XY平面に平行なその上面によって、シートSを下側から支持する。そして、プラテン30上に支持されたシートSの表面に対して記録ユニット31が印刷を行う。
一方、基台6の下側には、繰出部2、乾燥部4および巻取部5が配置されている。繰出部2は、プラテン30に対してX軸負方向の下側(図1の左斜め下)に配置されており、回転可能な繰出軸21を備えている。そして、この繰出軸21にシートSが巻きつけられて、ロールR1が支持されている。一方、巻取部5は、プラテン30に対してX軸正方向の下側(図1の右斜め下)に配置されており、回転可能な巻取軸51を備えている。そして、この巻取軸51にシートSが巻き取られて、ロールR2が支持されている。また、乾燥部4は、X軸方向における繰出部2と巻取部5との間で、プラテン30の直下に配置されている。
そして、繰出部2の繰出軸21から繰り出されたシートSが、ローラー71〜77により案内されながら印刷室3と乾燥部4とを順番に通過した後に、巻取部5の巻取軸51に巻き取られる。ちなみに、ローラー72、73は、プラテン30を挟むようにしてX軸方向にまっすぐ並んで(すなわち水平に)配置されており、それぞれの頂部がプラテン30の上面(シートSを支持する面)と同一の高さとなるように位置調整されている。したがって、ローラー72に巻き掛けられたシートSは、ローラー73に到るまでの間、プラテン30の上面に摺接しつつ水平(X軸方向)に移動する。
印刷室3では、プラテン30の上側に配置された記録ユニット31によりシートSへの印刷処理が実行される。この記録ユニット31は、シートSの表面に反応液を吐出してからシートSの表面にインクを吐出することで、シートSの表面に画像を印刷する。つまり、印刷室3内のX軸負方向の端部(図1の左端部)にはカートリッジ装着部8が設けられており、カートリッジ装着部8には、反応液を貯留する反応液カートリッジ81と、互いに異なる色のインクを貯留する複数のインクカートリッジ82とが着脱可能に装着されている。そして、記録ユニット31は、反応液カートリッジ81から供給された反応液と、インクカートリッジ82から供給されたインクとをそれぞれインクジェット方式によりシートSの表面に吐出可能である。
ちなみに、反応液は、インクに含まれる色材を凝集させる凝集剤を溶媒に溶解させたものである。凝集剤としては、多価金属塩を好適に用いることができる。多価金属塩としては、例えば硝酸カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムおよびギ酸カルシウムのうちの1または複数を好適に用いることができる。また、反応液の溶媒としては水が好ましく、水に加えて多価アルコール類、多価アルコール誘導体等の水溶性有機溶媒を添加してもよい。
図2は記録ユニットの構成を部分的に示す底面図である。ここでは、図1および図2を用いつつ、記録ユニット31の詳細を説明する。この記録ユニット31は、キャリッジ32と、キャリッジ32の下面に取り付けられた平板状の支持板33と、支持板33の下面に取り付けられた記録ヘッド34、35とを有する。支持板33の下面では、1個の記録ヘッド34、4個の記録ヘッド35および1個の記録ヘッド34がX軸方向に等ピッチで並び、各記録ヘッド34、35では複数のノズルNがY軸方向に平行に並ぶ。そして、両端の記録ヘッド34のそれぞれは反応液をノズルNから吐出し、これら記録ヘッド34の間に配置された4個の記録ヘッド35のそれぞれは互いに異なる色のインクをノズルNから吐出する。
図1に戻って説明を続ける。上述のように構成された記録ユニット31のキャリッジ32は、支持板33および記録ヘッド34、35と一体的に移動可能となっている。つまり、印刷室3内には、X軸方向に平行に延びるX軸ガイドレール37が設けられており、キャリッジ32はX軸モーターMx(図3)の駆動力を受けると、X軸ガイドレール37に沿ってX軸方向に移動する。さらに、印刷室3内には、Y軸方向に延びるY軸ガイドレール(図示省略)が設けられており、キャリッジ32はY軸モーターMy(図3)の駆動力を受けると、Y軸ガイドレールに沿ってY軸方向に移動する。
そして、例えば特開2013−000997号公報等に記載のラテラルスキャン方式により印刷が実行される。この方式によれば、プラテン30の上面で停止するシートSに対して、記録ユニット31のキャリッジ32をXY面内で二次元的に移動させて、印刷が実行される。具体的には、記録ユニット31は、キャリッジ32をX軸方向(主走査方向)に移動させつつ記録ヘッド35の各ノズルNからシートSの表面にインクを吐出する動作(主走査)を実行する。この主走査では、1つのノズルNが吐出するインクにより形成されたX軸方向に延びる1ライン分の画像(ライン画像)が、Y軸方向に間隔を空けつつ複数並んで、二次元の画像が印刷される。そして、この主走査と、キャリッジ32をY軸方向(副走査方向)に移動させる副走査とが交互に実行されて、複数回の主走査が実行される。
つまり、記録ユニット31は1回の主走査を完了すると、副走査を行なってキャリッジ32をY軸方向に移動させる。続いて、記録ユニット31は、この副走査によって移動した位置から、キャリッジ32をX軸方向(の先の主走査とは反対向き)に移動させる。これによって、先の主走査により既に形成された複数のライン画像それぞれの間に、新たな主走査によるライン画像が形成される。そして、プリンター300は、これら主走査と副走査とを交互に実行することで、キャリッジ32を往復移動させつつ複数回の主走査を実行し、1フレーム分の画像を印刷する。
特にこの実施形態の各主走査では、キャリッジ32の移動方向の先頭に位置する記録ヘッド34から反応液が吐出される。つまり、この記録ヘッド34は、実行中の主走査において移動方向の上流側の各記録ヘッド35がインクを吐出する予定の範囲に対して、反応液を吐出する。したがって、主走査で印刷された各ライン画像のインクの色材は、シートSの表面に予め吐出された反応液の作用によって凝集してシートSの表面に定着する。
上述のような1フレームの印刷は、シートSをX軸方向に間欠的に移動させながら繰り返し実行される。具体的には、プラテン30の上面のほぼ全域にわたる所定範囲が印刷領域となっている。そして、この印刷領域のX軸方向への長さに対応する距離(間欠搬送距離)を単位として、シートSをX軸方向へ間欠的に搬送するとともに、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止するシートSに対して1フレームの印刷が行われる。換言すれば、プラテン30に停止するシートSに1フレームの印刷が終わると、シートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送されて、シートSの未印刷の面がプラテン30に停止する。続いて、この未印刷面に新たに1フレームの印刷が実行され、これが完了すると、再びシートSが間欠搬送距離だけX軸方向に搬送される。そして、これら一連の動作が繰り返し実行される。
なお、間欠搬送中にプラテン30の上面に停止しているシートSを平坦に保つために、プラテン30は、その上面に停止しているシートSを吸引する機構を備える。具体的には、プラテン30の上面には、図示しない多数の吸引孔が開口しており、プラテン30の下面には吸引部38が取り付けられている。そして、吸引部38が動作することで、プラテン30の上面の吸引孔に負圧が発生して、シートSがプラテン30の上面に吸引される。そして、印刷のためにシートSがプラテン30上に停止している間は、吸引部38がシートSを吸引することでシートSを平坦に保つ。一方、印刷が終了すると、吸引部38がシートSの吸引を停止することでシートSのスムーズな搬送を可能とする。
さらに、プラテン30の下面には、ヒーター39が取り付けられている。このヒーター39は、プラテン30を所定温度(例えば45度)に加熱するものである。これにより、シートSは記録ヘッド34、35による印刷処理を受けつつ、プラテン30の熱によって1次乾燥されることとなる。そして、この1次乾燥により、シートSに着弾した反応液やインクの乾燥が促進される。
こうして、1フレームの印刷を受けつつ1次乾燥されたシートSは、シートSの間欠搬送に伴ってプラテン30から乾燥部4へ移動する。この乾燥部4は、乾燥用に加熱した空気により、シートSに着弾した反応液やインクを完全に乾燥させる乾燥処理を実行する。そして、乾燥処理を受けたシートSは、シートSの間欠搬送に伴って巻取部5に到達し、ロールR2として巻き取られる。
以上が、印刷システム100が備える機械的構成の概要である。続いて、上述した図1に図3を加えて、図1の印刷システム100が備える電気的構成について詳述する。ここで、図3は図1の印刷装置が備える電気的構成を模式的に示すブロック図である。
上述したとおり、印刷システム100は、プリンター300を制御するホスト装置200を備える。このホスト装置200は、例えばパーソナルコンピューターにより構成されており、プリンター300の動作を制御するプリンタードライバー210を備える。ちなみに、プリンタードライバー210は、ホスト装置200が備えるCPU(Central Processing Unit)がプリンタードライバー210用のプログラムを実行することで構築される。さらに、ホスト装置200は、RAM(Random Access Memory)やHDD(Hard disk Drive)等で構成された記憶部220と、プリンター300との通信機能を司る通信制御部230とを備える。
また、ホスト装置200は、作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレイ等で構成されるモニター240と、キーボードやマウス等で構成される入力機器250とを備える。ちなみに、モニター240および入力機器250は、タッチパネル式のディスプレイにより一体的に構成されても良い。モニター240には、印刷対象の画像の他にメニュー画面が表示されている。したがって、作業者は、モニター240を確認しつつ入力機器250を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、シートSの種類、シートSのサイズ、印刷品質、版数等の各種の印刷条件を設定することができる。
プリンタードライバー210は主制御部211を有し、主制御部211がモニター240の表示や、入力機器250からの入力の処理を制御する。具体的には、主制御部211は、メニュー画面や印刷設定画面等の各種画面をモニター240に表示させるともに、各種画面において入力機器250から入力された内容に応じた処理を行う。これにより、主制御部211は、作業者からの入力に応じてプリンター300を制御するために必要な制御信号を生成する。
さらに、プリンタードライバー210は、外部装置から受信した画像データに対して画像処理を実行する画像処理部213を有する。画像処理部213は記録ヘッド35を画像データに応じて駆動するために必要となる印刷データを生成する。具体的には、画像処理部213は、この画像データに対して色変換処理およびハーフトーン処理を実行する。つまり、外部装置から受信した画像データは、R、G、Bの3つの色成分で構成され、各画素の画素値を多階調(例えば256階調)で表す。そこで、画像処理部213は、プリンター300で印刷可能な複数の色成分(例えば、Y、M、C、K)にR、G、Bの色成分を変換する色変換処理を画像データに実行する。そして、画像処理部213は、色変換処理後の画像データに対してディザマトリックスを用いたハーフトーン処理を実行する。このハーフトーン処理によって、各画素の画素値を多階調で表わす画像データが、各画素へのインクドットの吐出の有無を示す二値データである印刷データに変換される。
そして、主制御部211で生成された制御信号や、画像処理部213で生成された印刷データは通信制御部230を介して、プリンター300の本体ケース1内に設けられたプリンター制御部400に転送される。この通信制御部230は、プリンター制御部400との間で双方向のシリアル通信が可能となっており、プリンター制御部400に制御信号や印刷データを転送するとともに、その応答信号をプリンター制御部400から受信して主制御部211に送信する。
このプリンター制御部400は、記憶部410と、ヘッドコントローラー420と、メカコントローラー430とを備える。記憶部410はHDD等で構成されており、印刷処理の実行に必要なプログラムや、ホスト装置200から送信されてきた制御信号および印刷データを記憶する。
ヘッドコントローラー420は、プリンタードライバー210から送信されてきた制御信号や印刷データに基づいて、記録ヘッド34、35を制御する。具体的には、ヘッドコントローラー420は、適量の反応液がシートSの所定の位置に与えられるように記録ヘッド34の反応液の吐出を制御する。また、ヘッドコントローラー420は、記録ヘッド35からのインクの吐出を印刷データに基づき制御することで、印刷データが示す位置へインクを着弾させる。
この際、記録ヘッド34、35からの吐出タイミングは、キャリッジ32のX軸方向への移動に基づいて制御される。つまり、印刷室3内には、キャリッジ32のX軸方向の位置を検出するリニアエンコーダーE32が設けられている。そして、ヘッドコントローラー420は、リニアエンコーダーE32の出力を参照することで、キャリッジ32のX軸方向への移動に応じたタイミングで、記録ヘッド34、35から反応液やインクを吐出させる。
ちなみに、この実施形態では、後に詳述するように記録ヘッド34からシートSへ吐出する反応液の単位面積当たりの量(デューティー)がシートSの浸透性に応じて制御される。具体的には、シートSの種類と反応液のデューティーとを対応付けることで、各種のシートSの浸透性に応じた反応液のデューティーを示すテーブル411が、記憶部410に記憶されている。そして、ヘッドコントローラー420は、印刷対象のシートSの種類を示すシート情報を制御信号から抽出した結果とテーブル411とに基づき反応液のデューティーを決定し、このデューティーで記録ヘッド34に反応液を吐出させる。
一方、メカコントローラー430は、シートSの間欠搬送やキャリッジ32の駆動を主に制御する。具体的には、メカコントローラー430は、繰出部2、ローラー71〜77および巻取部5で構成されるシート搬送系を駆動する搬送モーターMsを制御して、シートSの間欠搬送を実行する。また、メカコントローラー430は、X軸モーターMxを制御することで、主走査のためのX軸方向への移動をキャリッジ32に実行させるとともに、Y軸モーターMyを制御することで、副走査のためのY軸方向への移動をキャリッジ32に実行させる。
さらに、メカコントローラー430は、印刷処理のための上記制御のほかに種々の制御を実行できる。例えばメカコントローラー430は、プラテン30上面の温度を検出する温度センサーS30の出力に基づいてヒーター39をフィードバック制御したり、乾燥部4の内部の温度を検出する温度センサーS4の出力に基づいて乾燥部4をフィードバック制御したりといった温度制御を実行する。
以上が、図1の印刷システムが備える電気的構成の概要である。上述のとおり、プリンター300で実行される印刷処理では、記録ヘッド34から反応液をシートSの表面に吐出してから、記録ヘッド35からインクをシートSの表面に吐出することで、インクを反応液の作用によりを凝集させてシートSの表面に定着させる。このような印刷処理では、シートSのある範囲に反応液が着弾してからインクが当該範囲に着弾するまでにはタイムラグが生じる。そして、このタイムラグの間に、シートSの表面に着弾した反応液がシートSの内部に浸透する。この際、インクをシートSの表面に吐出する際に適量の反応液がシートSの表面に残留するように、印刷処理を制御することが求められる。続いては、この点について説明する。
図4は印刷処理で実行される動作を模式的に示す図である。ここでは、4個の記録ヘッド35を区別するために異なる符号35a〜35dが付されている。なお、印刷処理で実行される各主走査において、キャリッジ32の移動方向Dvの最上流(すなわち末尾)の記録ヘッド34は反応液の吐出を行わないため、当該記録ヘッド34の図示は省略されている。
図4に示すように、記録ヘッド34、35a〜35dは、移動方向Dvの下流側からこの順番で、移動方向Dvに平行に等ピッチPで並んでおり、記録ヘッド34と記録ヘッド35dとの間の距離LはI×Pとなる。ここで、「I」は記録ヘッド35の個数(=4)であり、ピッチPあるいは距離Lは、例えば各記録ヘッド34、35でのノズルNの配設範囲の幾何重心の間における移動方向Dvへの長さとして求めることができる。そして、印刷処理では、記録ヘッド34、35a〜35dが移動方向Dvに速度Vで移動しつつシートSに順番に反応液あるいはインクを吐出する。
特にここでは、シートSの所定範囲Aに反応液およびインクを吐出する動作を例に挙げて説明を行う。この例では、記録ヘッド34より移動方向Dvの上流側に設けられた各記録ヘッド35a〜35dが記録ヘッド34を追いつつ、記録ヘッド34が反応液を吐出した範囲Aにインクを吐出する。
つまり、時刻T1において、記録ヘッド34が範囲Aの直上に到達して反応液を範囲Aに吐出する。続いて、記録ヘッド35a〜35dのうち、移動方向Dvの最下流(すなわち先頭)の記録ヘッド35aが、時刻T2に範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する。続いて、時刻T3、T4それぞれにおいて、記録ヘッド35b、35cが範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する。最後に、記録ヘッド35a〜35dのうち、移動方向Dvの最上流(すなわち末尾)の記録ヘッド35dが、時刻T5に範囲Aの直上に到達してインクを範囲Aに吐出する。
この際、時刻T1でシートSの表面に付与された反応液は時間経過に伴ってシートSに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の量は、時間が時刻T2〜T5へと経過するのに伴って減少する。これに対して、シートSの表面に残留する反応液の量が過多であっても過少であっても画像弊害が発生するため、範囲Aに対して反応液が吐出されてからインクが吐出されるまでのタイムラグには適正範囲が存在する。ただし、記録ヘッド35a〜35dのそれぞれがインクを吐出する時刻T2〜T5が異なることから、次の点を考慮する必要がある。
つまり、記録ヘッド35aがインクを吐出する時刻T2では範囲Aの表面に多くの反応液が残留しているのに対し、記録ヘッド35dがインクを吐出する時刻T5では範囲Aの表面に残留する反応液が少ない。この際、時刻T2での残留反応液が多すぎると、記録ヘッド35aから吐出されたインクによる画像に掠れや端の凹みが生じる一方、時刻T5での残留反応液が少なすぎると記録ヘッド35dから吐出されたインクによる画像に滲みが生じるおそれがある。
そのため、反応液の吐出からインクの吐出までのタイムラグの適正範囲の最小時間をTnとし、最大時間をTxとしたとき、時刻T1〜T2までのタイムラグが時間Tn未満であると残留反応液が多すぎることによる画像弊害が生じ、時刻T1〜T5までのタイムラグが時間Txより長いと残留反応液が少なすぎることによる画像弊害が生じる。したがって、時刻T1〜T2までのタイムラグは時間Tn以上であることが求められ、時刻T1〜T5までのタイムラグは時間Tx以下であることが求められる。
ここで、ピッチP、速度Vおよび距離Lに対して、時刻T1〜T2のタイムラグはP/Vで与えられ、時刻T1〜T5までのタイムラグはL/Vで与えられる。したがって、次の条件式
P/V≧Tn …式1
Tx≧L/V …式2
が得られ、これらを速度Vについて解くと、次の条件式
P/Tn≧V≧L/Tx …式3
が得られる。したがって、この式3を満たすように最小時間Tnおよび最大時間Txを調整すれば良い。
ここで、上述の通り、最小時間Tnおよび最大時間Txは画像弊害の発生を抑制できる適正範囲を規定する時間であり、換言すれば、シートSの表面における反応液の残量が適量となる時間範囲を示す。この際、反応液の残量は、記録ヘッド34によりシートSの表面に付与された反応液の初期の液量(単位面積当たりの液量)と、シートSの浸透性とに依存する。したがって、最小時間Tnおよび最大時間Txは、記録ヘッド34がシートSに付与する単位面積当たりの液量と、シートSの浸透性とによって決まる値となる。
ただし、図5に示すように、シートSの種類によってシートSの浸透性は異なる。ここで、図5はシートの種類による浸透性の違いを示す図である。同図の縦軸には、シートS(基材)の種類が示されており、横軸にはシートSの浸透性(吸水速度)が示されている。ちなみに、浸透性の測定には、協和精工株式会社のKM350D動的走査吸液計によるブリストー法を用いることができる。
したがって、最小時間Tnおよび最大時間Txを適切値に設定するためには、シートSの浸透性に応じて、シートSに付与する反応液の単位面積当たりの量を決定する必要がある。そして、この液量は、例えば次のような実験を予め行った結果に基づき決定することができる。
図6は反応液を吐出してからインクを吐出するまでの時間と画像弊害の発生との関係を実験した結果を示す図である。同図では、反応液の吐出からインクの吐出までの経過時間T(s)と反応液の単位面積当たりの量、すなわちデューティー(%)とを変化させながら画像弊害の発生を確認する実験を、浸透性の異なる3種類のシートS(シートA、シートG、シートM)について行った結果が示されている。特に同図において、1段目の表は、反応液が過少であることに起因した画像弊害の発生を確認した結果であり、2段目の表は、反応液が過多であることに起因した画像弊害の発生を確認した結果であり、3段目の表は、1段目および2段目の表を併合した結果である。実験に使用したインクは、粘度が3.2cpsで、表面張力が27.9mN/mの染料インクであり、形成された画像を目視して、画像弊害が無ければ実験結果を「○」とし、許容範囲の画像弊害が発生していれば実験結果を「△」とし、許容範囲を超える画像弊害が発生していれば実験結果を「×」とした。
1段目の表に示すように、反応液が過少であることに起因した画像弊害(滲み)は、浸透性の高いシートSを用い、なおかつデューティーが小さい場合に顕著に現れる。一方、2段目の表に示すように、反応液が過多であることに起因した画像弊害(掠れ、端の凹み)は、浸透性の低いシートSを用い、なおかつデューティーが大きい場合に顕著に現れる。その結果、いずれの画像弊害の発生も抑えて画質の良好な画像を形成できる条件は、3段目の表の太枠内に該当する条件となる。
これによれば、浸透性が最小のシートAのシートSを用いた場合は、反応液のデューティー(割合)を40%とすることで、最小時間Tn〜最大時間Txを0.7秒〜1.4秒に設定できる。浸透性が中程度のシートGのシートSを用いた場合は、反応液のデューティーを40%とすることで、最小時間Tn〜最大時間Txを0.35秒〜1.4秒に設定できる。また、浸透性が最大のシートMのシートSを用いた場合は、反応液のデューティーを80%にすることで、最小時間Tn〜最大時間Txを0.35秒〜1.4秒に設定できる。このように、シートSの浸透性に応じて反応液のデューティーを調整することで、最小時間Tn〜最大時間Txを広く確保でき、上の式3を確実に充足することが可能となる。
そこで、プリンター制御部400は、図7に示す反応液の浸透制御を実行することで、シートSの表面に残留する反応液の量を適切化する。図7は反応液の浸透制御の第1例を示すフローチャートである。この浸透制御では、ホスト装置200から受信した制御信号からシートSの種類を示すシート情報が抽出され(ステップS101)、シート情報が示すシートSの種類とテーブル411とが対比される(ステップS102)。ここで、テーブル411は上述の通り、シートSの種類と反応液のデューティーとを対応付けて示すものであり、シートSの浸透性が高いほど大きなデューティーを示す。そして、シートSの種類に対応するデューティーで反応液を吐出することが決定される(ステップS103)。これによって、印刷処理では、シートSの浸透性に応じて決定されたデューティーで反応液がシートSに吐出される。
このように、この実施形態では、シートSに付与される反応液の単位面積当たりの量がシートSの浸透性に応じて調整される。これによって、上の式3を満たすように最小時間Tnおよび最大時間Txを調整することができ、その結果、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となっている。
具体的には、シートSの浸透性が高いほど、シートSに付与された反応液がシートSの表面から内部へと速やかに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、ヘッドコントローラー420は、記録ヘッド34からシートSに付与される反応液の単位面積当たりの量を、シートSの浸透性が高いほど増加させる。これによって、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となっている。
ところで、反応液の吐出からインクの吐出までのタイムラグの適正範囲を満たすにあたって求められる上の式3は、移動速度Vに対する条件を示すとも捉えることができる。そこで、次に示す反応液の浸透制御の第2例では、図8に示す反応液の浸透制御がプリンター制御部400により実行される。
図8は反応液の浸透制御の第2例を示すフローチャートである。第2例においても、第1例のステップS101と同様にして、シート情報が取得され、シートSの種類が確認される(ステップS201)。そして、シート情報が示すシートSの種類とテーブル411とが対比される(ステップS202)。ただし、第1例とは異なり、第2例のテーブル411は、シートSの種類と移動速度Vとを対応付けることで、各種のシートSの浸透性に応じた移動速度Vを示すものである。つまり、移動速度Vは、式3によってその上限値(=P/Tn)および下限値(L/Tx)が定められる。この際、シートSの浸透性が高いほど、最小時間Tnおよび最大時間Txは短くなり、その結果、移動速度Vの上限値および下限値が大きくなる。逆にシートSの浸透性が低いほど、最小時間Tnおよび最大時間Txが長くなり、その結果、移動速度Vの上限値および下限値は小さくなる。そこで、テーブル411ではシートSの浸透性が高いほど移動速度Vを増大させる。そして、ステップS203では、このテーブル411に基づいて、シートSの種類に応じた移動速度Vが決定される。
このように、この実施形態では、記録ヘッド34が移動方向Dvへ移動しつつシートSに反応液を吐出し、記録ヘッド35が記録ヘッド34を追いかける形で移動しつつシートSにインクを吐出する。これによって、反応液が付与されたシートSにインクが付与される。この際、記録ヘッド34および記録ヘッド35が移動する移動速度Vに応じて、シートSに反応液が付与されてからインクが付与されるまでの時間が変わり、インクを付与する際にシートSに残留する反応液の量も変わる。そこで、この実施形態では、記録ヘッド34および記録ヘッド35の移動速度VがシートSの浸透性に応じて調整される。その結果、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となっている。
具体的には、シートSの浸透性が高いほど、シートSに付与された反応液がシートSの表面から内部へと速やかに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、メカコントローラー430は、記録ヘッド34および記録ヘッド35がシートSに対して相対移動する移動速度VをシートSの浸透性が高いほど増加させる。これによって、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となる。
ところで、上述のプリンター300は、プラテン30上のシートSを1次乾燥させるヒーター39を備える。したがって、ヒーター39の出力の制御によってプラテン30の温度を上下させることで、シートSの表面に残留する反応液の量を調整することもできる。そこで、次に示す反応液の浸透制御の第3例では、図9に示す反応液の浸透制御がプリンター制御部400により実行される。
図9は反応液の浸透制御の第3例を示すフローチャートである。第3例においても、第1例のステップS101と同様にして、シート情報が取得され、シートSの種類が確認される(ステップS301)。そして、シート情報が示すシートSの種類とテーブル411とが対比される(ステップS302)。ただし、第1例とは異なり、第3例のテーブル411は、シートSの種類とプラテン30の温度とを対応付けることで、各種のシートSの浸透性に応じたプラテン30の温度を示すものである。具体的には、テーブル411はシートSの浸透性が高いほどプラテン30の温度を下降させる。そして、ステップS303では、このテーブル411に基づいて、シートSの種類に応じたプラテン30の温度が決定される。
このように、この実施形態では、記録ヘッド34により反応液が付与されてから記録ヘッド35によりインクが付与されるまでの間に、反応液が付与されたシートSをヒーター39が乾燥させる。そして、メカコントローラー430は、ヒーター39の乾燥能力(すなわちヒーター39の出力であり、延いてはプラテン30の温度)をシートSの浸透性に応じて調整する。その結果、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となっている。
具体的には、シートSの浸透性が高いほど、シートSに付与された反応液がシートSの表面から内部へと速やかに浸透するため、シートSの表面に残留する反応液の減少が速くなる。そこで、メカコントローラー430は、ヒーター39の乾燥能力をシートSの浸透性が高いほど低下させる。これによって、インクをシートSに付与する際にシートSの表面に適切な量の反応液を残留させることが可能となる。
以上に説明したように、上記実施形態では、プリンター300が本発明の「画像形成装置」の一例に相当し、記録ヘッド34が本発明の「反応液付与部」の一例に相当し、記録ヘッド35あるいは記録ヘッド35a〜35dのそれぞれが本発明の「インク付与部」の一例に相当し、プリンター制御部400が本発明の「制御部」の一例に相当し、X軸モーターMxが本発明の「駆動部」の一例に相当し、移動方向Dvが本発明の「所定方向」の一例に相当し、キャリッジ32が本発明の「キャリッジ」の一例に相当し、ヒーター39が本発明の「乾燥部」の一例に相当し、シートSが本発明の「記録媒体」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、シートSの浸透性に応じて、反応液のデューティーを変える制御(第1例)、記録ヘッド34、35の移動速度Vを変える制御(第2例)、およびヒーター39の乾燥能力を変える制御(第3例)が個別に示されていた。しかしながら、これらの制御を適宜組み合わせることもできる。
例えば、第1例に従って、反応液のデューティーをシートSの浸透性に応じて調整した上で記録ヘッド34、35の移動速度Vをさらに調整しても良い。具体的には、反応液のデューティーが決まると、式3により規定される移動速度Vの上限値(=P/Tn)および下限値(L/Tx)が決まる。この際、シートSの浸透性が高いほど最小時間Tnおよび最大時間Txは短くなり、移動速度Vの上限値および下限値が大きくなる。そこで、上限値と下限値の中央値に移動速度Vを調整しても良い。あるいは、設定中の移動速度Vがこの中央値を中心とする所定範囲から外れる場合に、当該所定範囲に収まるよう移動速度Vを調整しても良い。
あるいは、反応液のデューティーをシートSの浸透性に応じて調整した上で、ヒーター39の乾燥能力をさらに調整しても良い。つまり、ヒーター39の乾燥能力を調整することで、上記の最小時間Tnおよび最大時間Txを変更でき、換言すれば、移動速度Vの上限値および下限値を調整できる。そこで、調整後の反応液のデューティーにより定まる移動速度Vの上限値および下限値の中央値に対して、設定中の移動速度Vが所定以上外れる場合には、ヒーター39の乾燥能力を調整することで移動速度Vをこの中央値に近づける制御を行っても良い。
また、上記実施形態では、シートSを停止させた状態で、記録ヘッド34および記録ヘッド35を移動速度Vに移動させていた。しかしながら、例えば特開2015−134460号公報に記載のように、反応液を吐出するヘッドおよびインクを吐出するヘッドを固定しつつ記録媒体を搬送するようにプリンター300を構成することもできる。かかる構成では、シートSを搬送方向へ搬送しつつ記録ヘッド34、35から反応液やインクを吐出することで印刷処理が実行される。この際、シートSの移動速度をシートSの浸透性に応じて調整することで、上記の反応液の浸透制御の第2例と同様の制御が実行可能である。
また、上記実施形態では、記録ヘッド34、35a〜35dは、移動方向Dvの下流側からこの順番で、移動方向Dvに平行に等ピッチPで並んで配置されていたが、これに限らない。例えば、必要な印刷速度の目標値があらかじめ決まっている場合、式3を満たす記録ヘッド間ピッチの解を得られない場合がある。そこで記録ヘッド間ピッチを個別に設定するようにしてもよい。ただし色材を含有するインクを吐出する記録ヘッド35a〜35dの間の記録ヘッド間ピッチは、制御のしやすさや画質の向上を考えると等ピッチに設定するのが好ましい。そこで記録ヘッド34と35aの間の記録ヘッド間ピッチを、記録ヘッド35a〜35d間の記録ヘッド間ピッチと異ならせるようにしてもよい。この際、式3を満たすためには、記録ヘッド34と35aの間の記録ヘッド間ピッチを、記録ヘッド35a〜35dの間の各記録ヘッド間ピッチよりも大きくするとよい。さらに、記録ヘッド34と35aの間の記録ヘッド間ピッチをプリンター制御部400からの制御信号に基づいて調整可能な記録ヘッド間ピッチ調整部を備え、印刷速度、シート情報が示すシートSの種類とそれに対応するテーブル411のデータ(反応液のデューティー、ヒーター39の乾燥能力、最小時間Tnおよび最大時間Txの少なくとも1つ)、記録ヘッド35a〜35d間の各記録ヘッド間ピッチ等の情報に基づいて、記録ヘッド間ピッチ調整部を制御することで記録ヘッド34と35aの間の記録ヘッド間ピッチを式3を満たすように調整しても良い。
また、上記実施形態では、複数回の主走査を副走査と交互に実行することで1フレーム分の画像を印刷していた。しかしながら、1回の主走査で1フレーム分の画像を印刷するようにプリンター300を構成しても構わない。この場合、画像に求められる解像度に応じて複数のノズルNがY軸方向に等ピッチで並ぶように記録ヘッド34、35を構成し、記録ヘッド34、35をX軸方向へ移動させながら各ノズルNから反応液やインクを吐出することで、1フレーム分の印刷を実行できる。
300…プリンター、34…(反応液の)記録ヘッド、35、35a〜35d…(インクの)記録ヘッド、400…プリンター制御部、Mx…X軸モーター、Dv…移動方向、32…キャリッジ、39…ヒーター、S…シート、S101〜S103…浸透制御の各工程

Claims (9)

  1. 記録媒体に反応液を付与する反応液付与部と、
    反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された前記記録媒体に付与するインク付与部と、
    前記反応液付与部から前記記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量を前記記録媒体の浸透性に応じて調整する制御部と
    を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記反応液付与部から前記記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量を、前記記録媒体の浸透性が高いほど増加させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録媒体に対して前記反応液付与部および前記インク付与部を所定方向へ相対移動させる駆動部を備え、
    前記反応液付与部は、前記記録媒体に対して前記所定方向へ相対移動しつつ反応液を吐出することで、前記記録媒体に反応液を付与し、
    前記インク付与部は、前記反応液付与部に対して前記所定方向の上流側で、前記記録媒体に対して前記所定方向へ相対移動しつつインクを吐出することで、前記反応液付与部により反応液が付与された前記記録媒体にインクを付与し、
    前記制御部は、前記反応液付与部および前記インク付与部が前記記録媒体に対して相対移動する速度を前記記録媒体の浸透性に応じて調整する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記反応液付与部および前記インク付与部が前記記録媒体に対して相対移動する速度を前記記録媒体の浸透性が高いほど増加させる請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記駆動部は、前記反応液付与部および前記インク付与部を保持するキャリッジを前記所定方向へ移動させ、
    前記制御部は、前記キャリッジが前記所定方向へ移動する速度を前記記録媒体の浸透性に応じて調整する請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記駆動部は、前記所定方向の逆方向へ前記記録媒体を移動させ、
    前記制御部は、前記記録媒体が前記逆方向へ移動する速度を前記記録媒体の浸透性に応じて調整する請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 前記反応液付与部により反応液が付与されてから前記インク付与部により前記インクが付与されるまでの間に反応液が付与された前記記録媒体を乾燥させる乾燥部を備え、
    前記制御部は、前記乾燥部の乾燥能力を前記記録媒体の浸透性に応じて調整する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記乾燥部の乾燥能力を前記記録媒体の浸透性が高いほど低下させる請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 記録媒体に反応液を付与する工程と、
    反応液によって凝集する色材を含むインクを、反応液が付与された前記記録媒体に付与する工程と
    を備え、
    前記記録媒体に付与される反応液の単位面積当たりの量が前記記録媒体の浸透性に応じて調整される画像形成方法。
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