JP2013199014A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録走査中の記録媒体の搬送不良(例えば紙詰まり)やインク転写による汚れを抑制する。
【解決手段】記録装置は、主走査方向に往復移動可能に構成され、インクを吐出する記録ヘッド201〜204と、記録媒体107を、記録ヘッドと対向させて主走査方向に交差する方向に搬送する搬送手段104と、記録ヘッドを一方向へ移動させつつ記録ヘッドからインクを吐出させて記録媒体に記録を行う第1の記録走査、記録ヘッドを一方向とは逆方向へ移動させつつ記録ヘッドからインクを吐出させて記録媒体に記録を行う第2の記録走査、および第1の記録走査と第2の記録走査との間に記録媒体を搬送方向と逆方向へ所定の距離だけ送る動作を実行させる制御部と、を備えている。制御部は、第2の記録走査で記録媒体に付着させるインク量よりも第1の記録走査で記録媒体に付着させるインク量が少なくなるように、記録ヘッドが吐出するインク量の制御を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録ヘッドを走査しながら記録媒体にインク滴を吐出して画像を形成する記録装置および記録方法に関する。
各種の記録媒体に対して記録を行うインクジェット記録方法は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、各種装置の出力媒体としてのプリンタあるいはポータブルプリンタ等に応用され、かつ商品化されている。この場合、個々の記録装置は、これらの装置固有の機能や使用形態等に対応した構成をとる。
一般にインクジェット記録装置は、記録手段(記録ヘッド)を搭載するキャリッジと、記録媒体を搬送する搬送手段と、これらを制御するための制御手段と、を具備する。そして、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせるとともに、非記録時に記録媒体を記録幅に等しい量で間欠搬送する。この記録方法は、記録信号に応じてインクを記録媒体上に吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広く用いられている。また近年では、複数色のインクを用いてカラーで画像を記録できる記録装置に応用した製品も数多く実用化されている。
インクジェット記録方法をカラー記録装置に応用する場合、記録ヘッドの構成は大きく分けて2つのタイプがある。一つ目は、インクを吐出する多数のノズルが副走査方向に直線上に配置された記録ヘッドがあげられる。これは、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを吐出させるためのノズル列C,M,Yを、各色に対応するノズルがオーバーラップしないように副走査方向に1列に配置されたものである。この記録ヘッドの構成においては、記録ヘッドの1回の主走査で、記録媒体上の異なる位置に各々の色の画像を形成する。そのため、ブルー、レッド、グリーンなどのいわゆる2次色を形成する場合、記録ヘッドの走査方向に関わらず、色を重ねる順序は同一となる。例えば、ブルーの画像を形成する場合、シアンが記録された後にシアンの上にマゼンタを重ねて記録する。このように、多数のノズルが副走査方向に直線上に配置されている記録ヘッドでは、同じ色の順番で2次色を形成するため、インクの記録順の違いに起因する色ムラは発生しない。
しかしながら、多数のノズルが副走査方向に直線上に配置されている記録ヘッドの場合、記録処理の高速化のために各色に対応するノズルの数を多くすれば、各色のノズル数の分だけ記録ヘッドが長くなってしまう。その結果、記録ヘッド自体、または記録ヘッドを搭載するキャリッジ等も大型化してしまい、記録装置のコストアップを招いてしまう。
二つ目は、シアンインク(Cインク)、マゼンタインク(Mインク)、イエローインク(Yインク)を吐出するノズルC,M,Yを主走査方向に横並びに並べた記録ヘッドがある。この記録ヘッド構成の場合、1パス記録において往走査と復走査とを交互に繰り返して画像を形成(双方向記録)する場合、例えばブルー、レッド、グリーンのいわゆる2次色を形成するときには、インクの記録順序が往走査と復走査とで異なってしまう。記録媒体の種類にも依存するが、先に記録されたインクが記録媒体の表層に留まり、後から記録されたインクが記録媒体の内部に浸透する傾向がある。そのため、例えば、レッドの画像を形成する場合、「マゼンダ→イエロー」の順で記録された領域ではマゼンダが記録媒体の表層に存在するため、マゼンダよりのレッドに見える。反対に、「イエロー→マゼンダ」の記録順で記録された領域ではイエローよりのレッドに見えることになる。このように、インクの記録順が往走査と復走査とで異なる場合、各走査で色味(色相)が異なり、色ムラとなって画像品位を大きく低下させてしまう。
同様に2パス記録では、まず第1の記録走査で記録ヘッドの下半分のノズルを使用し、「マゼンタ→イエロー」の記録順で画像の約50%デューティの記録を行う。次に、ヘッド幅の半分の距離だけ記録媒体を搬送し、ヘッドの上半分で残りの約50%デューティの記録を「イエロー→マゼンタ」の記録順で行う。これを交互に繰り返すことで画像全体の記録を行う。記録ヘッドの往走査と復走査とで、「マゼンタインクとイエローインクの記録の順序が異なるために、記録ヘッド幅の半分のバンド毎に色ムラが発生することがある。具体的には、「マゼンタ→イエロー→イエロー→マゼンタ」の記録順で記録された領域と、「イエロー→マゼンタ→マゼンタ→イエロー」の記録順で記録された領域との間で色ムラが発生する。
1パス記録の場合(領域Aと領域Bの色みの差)と比較して、2パス記録の場合の色ムラ(領域Cと領域Dの色みの差)の程度は、記録順が混在して平均化される分少なくなる。また、4パス記録、8パス記録と記録方法を更に多パス化していくと、色ムラは目立ちにくくなる。但し、多パス化した場合、画像を完成するのに要する記録走査回数が増大するため記録速度は遅くなってしまう。高速の記録を行うためには、より記録回数の少ない低パス記録を行うことが必要であるが、低パス記録では記録順による色ムラが顕著に現われてしまう。
特許文献1では、2パス記録において、往方向の記録走査と復方向の記録走査の間に行う記録媒体の搬送の方向および量を制御することで、往復記録走査においてインクを重ねる順番を揃えている。これにより、上述したようなインクを重ねる順番(記録順)に起因する色ムラを抑制している。
特許第3176130号明細書
特許文献1に開示の方法によれば、インクの記録順による色ムラは解消できる。しかしながら、往方向の記録走査と復方向の記録走査との間に、記録媒体を排出する方向(搬送方向)とは逆方向へ記録媒体を搬送することがある。この場合、逆方向の搬送の搬送量によっては、記録媒体の記録部(記録が行われた部分)が搬送ローラを超えて引き戻されることがある。インクが記録媒体に付着することによって記録媒体(例えば紙)が波打った状態(コックリング)になっている場合、逆方向に搬送されることにより紙詰まりが発生することがある。また、定着性の低いインクが用いられた場合、記録部に付着しているインクが搬送ローラまたはその他の部材に付着し、それらの部材から再び記録媒体にインクが転写して記録媒体が汚れてしまうという課題も生じる。
したがって本発明は、記録動作中に、搬送方向と逆方向に記録媒体を送ることを含む記録装置および記録方法であって、紙詰まりやインク転写による汚れ等を防止することができる記録装置および記録方法を提供することを目的とする。
本発明における記録装置は、主走査方向に往復移動可能に構成され、インクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体を、前記記録ヘッドと対向させて前記主走査方向に交差する方向に搬送する搬送手段と、前記記録ヘッドを一方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第1の記録走査と、前記記録ヘッドを前記一方向とは逆方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第2の記録走査と、前記第1の記録走査と前記第2の記録走査との間に前記記録媒体を搬送方向と逆方向へ所定の距離だけ送る動作と、を実行させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記第2の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量よりも前記第1の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量が少なくなるように、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の制御を行う。
また、本発明における記録方法は、主走査方向に往復移動可能に構成され、インクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体を、前記記録ヘッドと対向させて前記主走査方向に交差する方向に搬送する搬送手段と、を有する記録装置を用いた記録方法であって、前記記録ヘッドを一方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第1の記録走査と、前記記録ヘッドを前記一方向とは逆方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第2の記録走査と、前記第1の記録走査と前記第2の記録走査との間に前記記録媒体を搬送方向と逆方向へ所定の距離だけ送ることと、を含み、前記第2の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量よりも前記第1の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量が少なくなるように、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の制御を行う。
本発明によれば、記録媒体の搬送不良(例えば紙詰まり)やインク転写による汚れを抑制することができる。
本発明を適用可能な記録装置の実施例の構成を示す概略斜視図である。 本発明を適応可能な記録装置の制御回路のブロック図である。 実施例に係るデータ処理の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例に係る2パス双方向記録動作を説明するための模式図である。 実施例の記録装置の構成を示す模式図である。 実施例1の記録比率制御用のマスクデータを説明するための図である。 マスクデータを用いた記録データの生成方法を説明するための模式図である。 実施例2における記録比率判定処理を説明するフローチャートである 記録比率判定処理における判定領域を説明するための模式図である。 実施例2における記録比率決定テーブルである。 実施例3における記録比率判定処理を説明するフローチャートである。 実施例3における記録比率決定テーブルである。
以下、図面を参照して本発明に係る記録装置の実施例を説明する。まずは本実施例における記録装置及び制御系の概要について説明する。
(インクジェット記録装置の概要)
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置(例えばプリンタ)の一実施例の構成を示す概略斜視図である。インクタンク211〜214は、インク(ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)をそれぞれ収容しており、これら4色のインクを記録ヘッド201〜204に供給可能に構成されている。以下では、ブラックを単に「K」と表記し、シアンを単に「C」と表記し、マゼンダを単に「M」と表記し、イエローを単に「Y」と表記することがある。記録ヘッド201〜204は、4色のインクに対応して設けられ、インクタンク211〜214から供給されるインクを吐出可能に構成されている。
搬送ローラ(搬送手段)104は、補助ローラ103とともに記録媒体107を挟持しながら回転して、記録ヘッド201〜204に対向させた状態で記録媒体107を搬送する。さらに、搬送ローラ104および補助ローラ103は、記録媒体(例えば記録用紙)107を保持する役割も担っている。キャリッジは、インクタンク211〜214及び記録ヘッド201〜204を搭載可能に構成されており、これら記録ヘッドおよびインクタンク211〜214を搭載しながら図中X方向に沿って往復移動可能に構成されている。このキャリッジの往復移動中に記録ヘッド201〜204からインクが吐出され、これにより記録媒体107に画像が記録される。記録ヘッド201〜204の回復動作中等の非記録時には、このキャリッジは図中の点線で示したホームポジションhで待機するように制御される。
以下に記録の基本動作について説明する。記録開始前に、図1に示すホームポジションhに位置する記録ヘッド201〜204は、記録開始命令が入力されると、キャリッジとともに図中のX方向に移動しつつ、インクを吐出して記録媒体107に画像を記録する。記録ヘッド201〜204には、各々128個のノズル(吐出口)が75dpiの間隔で等間隔に備えられている。この記録ヘッドの1回の移動によって、記録ヘッドのノズルの配列の範囲に対応した幅を有する領域に対して記録が行われる。一記録走査(記録媒体の一端から他端までの1回の動作)が終了してから続く記録走査が始まる前には、搬送ローラ104が回転して、主走査方向と交差する方向(図中のY方向または−Y方向)に記録媒体が所定の距離だけ搬送される。続いて、記録ヘッドは、ホームポジジョンhに向かって−X方向に移動しつつ、インクを吐出して記録媒体107上に画像を記録する。このように記録ヘッドの記録走査と記録媒体の搬送とを繰り返すことにより、記録媒体107上へ記録が行われる。なお、記録の詳細な動作については実施例において説明する。記録ヘッド201〜204からインクを吐出する記録動作は、後述の制御手段による制御に基づいて行われる。
(制御系の概要)
次に、図1に示したインクジェット記録装置の制御系の概略構成を、図2に示すブロック図を参照して説明する。インクジェット記録装置は制御部500を有している。制御部500には、記録信号や記録に関連する制御信号を入力するインターフェース400やMPU(Micro Processing Unit)401が設けられている。また、制御部500には、MPU401が実行する制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)402が設けられている。さらに、各種データ(記録ヘッド201〜204に供給される記録信号や記録のための制御信号等)を保存しておくダイナミック型のRAM(Dynamic Random Access Memory (DRAM))403が設けられていても良い。DRAM403には、記録ドット数や記録ヘッド201〜204の交換回数等も記憶できることが好ましい。記録ヘッド201〜204に対する記録データの供給制御を行うゲートアレイ404は、インターフェース400、MPU401、DRAM403間のデータの転送制御を行う。
記録装置は、記録ヘッド201〜204を搭載するキャリッジを主走査方向に往復移動させるためのキャリッジモータ406や、記録媒体107の搬送のために搬送ローラ104を回転させる搬送モータ405を有する。また、記録装置は、搬送モータ405、キャリッジモータ406をそれぞれ駆動するためのモータドライバ408,407を備えている。記録ヘッド201〜204を駆動するヘッドドライバ409は、記録ヘッドの数に対応して複数設けられている。ヘッド種別信号発生回路410は、キャリッジに相当するヘッド部501に搭載されている記録ヘッド201〜204の種類や数を示す信号をMPU401に与える。
図3は、記録装置1201におけるデータ処理の流れを示すブロック図を示している。まずホストPC1200(図2参照)からインターフェース400を介して入力多値RGBデータ601が転送される。記録装置1201では、多値RGBデータ601から多値のKデータ、Cデータ、Mデータ、Yデータ603への変換処理602が行われる。多値Kデータ、Cデータ、Mデータ、Yデータ603は所定の量子化方法で2値の画像データ604(Kデータ、Cデータ、Mデータ、Yデータ)に量子化される。最後に、量子化された2値のKデータ、Cデータ、Mデータ、Yデータ603に基づいて、記録ヘッド201〜204にて記録が実行される。なお、KデータはKインクを記録ためのデータであり、CデータはCインクを記録ためのデータであり、MデータはMインクを記録ためのデータであり、YデータはYインクを記録ためのデータである。
(実施例1)
本実施例に係る方法では、搬送方向とは逆方向へ記録媒体を送る直前の第1の記録走査において、特定インクの記録DUTYを下げ、当該逆方向へ記録媒体を送った後の第2の記録走査において記録DUTYを高める。図4は、本発明の実施例1に係るインクジェット記録方法の一例を示している。図4では、搬送方向への記録媒体の搬送動作と、当該搬送方向とは逆方向の記録媒体の搬送動作とを組み合わせた2パス双方向記録動作を示している。なお、本明細書において、「搬送方向」とは、最終的に記録媒体を排出する方向を意味している。
まず、第1記録走査において、記録ヘッドの下半分の64ノズルを使用して一方向(X方向)に記録ヘッド201〜204を移動させながら記録媒体に記録を行う。第1記録走査の終了後、記録ヘッドを第1記録走査の記録開始位置まで移動させる。次に、記録ヘッドの幅に対応する128ノズル幅分の距離だけ、Y方向に記録媒体を搬送する。その後、第2記録走査において、全ノズルを使用してX方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッドの幅分の記録を行う。その後、記録ヘッドの幅の半分に対応する64ノズル幅分だけ−Y方向に記録媒体を搬送する。次に、第3記録走査において、記録ヘッドを−X方向に移動させつつ、記録ヘッドの幅分の記録を行う。第3記録走査では、第1記録走査および第2記録走査で既にインクが記録されているところに重ねてインクを記録していくことになる。その後、ヘッド幅の1.5倍に対応する192ノズル幅分だけ、Y方向に記録媒体を搬送する。第4記録走査において、X方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッド幅分の記録を行い、その後64ノズル幅分だけ−Y方向に記録媒体を搬送する。次に、第5記録走査において、−X方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッドの幅分の記録を行う。第5記録走査では、第2記録走査および第4記録走査で既にインクが記録されているところに重ねてインクを記録していくことになる。その後、192ノズル幅分だけY方向に記録媒体を搬送する。第6記録走査において、X方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッドの幅分の記録を行い、その後、64ノズル幅分だけ−Y方向に記録媒体を搬送する。次に、第7記録走査において、−X方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッド幅分の記録を行い、その後192ノズル幅分だけY方向に記録媒体を搬送する。第8記録走査において、記録ヘッドの上半分に対応するノズルを使用してX方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッドの幅の半分の記録を行う。その後、64ノズル幅分だけ−Y方向に記録媒体を搬送する。第9記録走査において、−X方向に記録ヘッドを移動させつつ、記録ヘッドの幅分の記録を行う。このような記録走査を繰り返すことで、記録媒体上に全ての記録を完了させる。
図4に示す例では、復方向の走査(第3,5,7,9記録走査)において記録ヘッドから吐出したインクは、往方向の走査(第1,2,4,6記録走査)において記録されたインクの上に重ねられる。各色のインクに対応する記録ヘッド201〜204は、主走査方向に並んで設けられている。したがって、復方向の走査による記録が終わっている記録媒体上に往方向の走査による記録を行うことで、インクを重ねる順番を一致させることができる。具体的には、記録バンド毎に、インクの記録順を、1パス目はY→M→C→K、2パス目はK→C→M→Yというように揃えることができる。
図5は、搬送ローラ104と記録ヘッド201〜204内に構成されたノズルとの間の距離を説明するための模式図である。図5中の「W」は、記録ヘッドに構成されたノズルが設けられている領域の、搬送方向における幅(以下、ノズル領域幅という。)を示しており、本実施例の場合、75dpiで128画素の幅に対応する。図5中の「L」は、最も搬送ローラ104に近いノズルから搬送ローラ104までの距離を表す。搬送ローラは104は、図5に示すように、記録ヘッドよりも搬送方向の上流側に配置されていることが好ましい。ノズル領域幅Wが長く設定されていると、一走査で記録媒体上に記録出来る領域が増大するという観点からは望ましいが、記録ヘッドが長くなると記録装置が大きくなってしまうというデメリットもある。図4で説明した2パス双方向記録を行う場合、第3,5,7,9記録走査の直前に、搬送方向とは逆方向に記録媒体を戻す必要がある。このとき、−Y方向への記録媒体の搬送量が上記距離Lを超える場合には、記録媒体を戻す際に、既にインクが付着している記録部が搬送ローラ104を超えて引き戻されてしまう。その結果、インクの記録によって紙が波打った状態になっていれば、波打った箇所が搬送ローラ104を通過してしまうことによって記録面に皺や紙詰まりが発生することがある。また、定着性の低いインクで記録した場合には、インクが記録媒体から搬送ローラ104またはその他の部材に付着し、これらの部材に付着したインクが記録媒体を汚してしまうという問題が発生してしまう。
実施例1では、搬送方向とは逆方向に記録媒体を搬送する際の上記問題に対し、逆方向の搬送直前の記録走査において、コックリングを発生させ易いインクや定着性の低い特定のインクの記録比率を下げるという制御を行う。特定のインクの記録比率の具体的な調整は、記録走査毎に、量子化された2値の画像データ604とマスクデータの論理積を取って得られたデータに基づいて行う。なお、記録比率とは、ある特定の画素数を有する領域に対する、各記録走査で実際に当該領域にインクが付与されるべき画素数の比をいう。
図6に示すA1,A2,B1,B2は、記録比率制御用のマスクデータの例を示している。マスクデータのサイズは8×8画素に対応しており、図中の黒で塗り潰された画素がON、白い画素はOFFを表す。2値の画像データとマスクデータの論理積をとり、ONになった画素にのみ、実際にその記録走査で記録を実行する。図6においてA1及びA2のマスクは、比率にして50%の画素がそれぞれONになる構成になっている。また、マスクA1とマスクA2は互いに補完関係になっている。つまり、A1でONになっている画素はA2で必ずOFFになっており、A1でOFFになっている画素はA2でONとなるよう設定されている。図6において、B1のマスクは比率にして約30%の画素がONとなっており、B2のマスクは比率にして約70%の画素がONになっている。マスクB1とマスクB2は互いに補完関係になっている。
図7は、Kデータ及びYデータを上記のマスクデータを用いて記録走査毎に生成する方法を説明するための模式図である。図7では、説明を簡単にするためにKデータ及びYデータのみを用いて説明を行う。一般的に、Kインクは定着の低いインクであり、−Y方向への記録媒体の送を行う場合、搬送ローラやその他の部材にKインクが転写される可能性がある。Yインクは、一般的に定着性がよく、Yインクが付着した記録媒体の部分が仮に搬送ローラに接触したとしても、搬送ローラへのYインクの転写の懸念はほとんどない。
図7(a)および図7(b)は、記録比率を考慮したYデータの生成方法を説明するための図である。図7(a)では、量子化された2値のYデータとマスクデータA1の論理積をとることによって、第1の記録データY1を生成している。図7(b)でも同様に、量子化された2値のYデータとマスクデータA2の論理積をとることによって、第2の記録データY2を生成している。以上の処理を行うことで、2回の記録走査で記録を完成させる2パス記録用の記録データをそれぞれ生成することができる。Yインクは、通常定着性に問題がないため、それぞれの記録データY1,Y2において記録比率が50%になるマスクデータA1及びA2を使用することが好ましい。
図7(c)および図7(d)は、記録比率を考慮したKデータの生成方法を説明するための図である。図7(c)では、量子化された2値のKデータとマスクデータB1の論理積をとることによって、第1の記録データK1を生成する。図7(d)も同様に、量子化された2値のKデータとマスクデータB2の論理積をとることによって、第2の記録データK2を生成する。Kインクは定着性に問題があることが一般的であるため、記録比率が30%程度と70%程度の異なる記録データK1,K2を生成することが好ましい。
図4における第1、第2、第4、第6、第8記録走査では、第1の記録データY1,K1に基づき記録を行う。一方、第3、第5、第7、第9記録走査では、第2の記録データK2,Y2に基づき記録を行う。このように、Kインクについては、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査において、記録比率を小さくし、記録媒体に付着するインクの量を少なくする。これにより、記録媒体を−Y方向に搬送した際に、搬送ローラやその他の部材にKインクが転写されることを抑制することができる。
一方、Yインクは定着性に問題はないため、各記録走査で記録比率を変更せず、50%の記録比率で記録を行うことができる。定着性に問題ないインクの場合には、スジやムラを抑制するという観点から基本的には記録比率は変更しない方が望ましい。なお、上記例では、YインクとKインクについて具体的に説明したが、これに限らず、記録比率の変更を行うべきインクはインクの特性に応じて適宜決定すれば良い。
本実施例においては定着性の異なるインクに応じて記録比率を変更する方法について説明した。これと同様に、記録媒体へ付着することで記録媒体を変形させる特性、例えばコックリング特性が異なるインクに対しても同様に記録比率を変更するようにすればよい。例えば、Mインクが特にコックリングを発生させ易い特性を有している場合には、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査において、Yインクの記録データのみ記録比率を下げるように設定すればよい。また、本実施例では、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査において、記録比率を30%に低下させたが、記録比率を30%にする必要はなく、インク毎の定着性やコックリング特性によって最適な比率に設定すればよい。
また、極度に定着性が低いインクやコックリングを発生させ易いインクの場合には、−Y方向へ記録媒体を搬送する直前の記録走査において記録比率を0にし、1パス記録を行うように設定しても構わない。スジやムラを抑制するという観点からは2パス記録の方が望ましいが、インクの転写による汚れ、皺または紙詰まりが発生し易い場合には、1パス記録を行うように設定すれば良い。
また、本実施例においては、搬送方向とは逆方向(−Y方向)への記録媒体の搬送量を64ノズル幅分としたが、搬送量をこのように限定する必要はなく、例えば32ノズル幅分等、任意に設定してよい。一の記録走査と他の記録走査との間で、搬送方向とは逆方向(−Y方向)へ記録媒体を搬送することがある場合には、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査における記録比率を低下させることで、インクの転写やなどの問題を抑制することができる。
また、−Y方向への記録媒体の搬送量が、最も搬送ローラ104に近いノズルから搬送ローラ104までの距離Lを超える場合に、特定のインクの記録比率(DUTY)を下げる処理を行うことが好ましい。記録媒体の種類や記録モード毎に、搬送方向とは逆方向への記録媒体の搬送量を変更するような場合には、−Y方向への記録媒体の搬送量が距離Lを超えるか否かにより、記録比率の制御を実施するか否かを設定するようにすることがより好ましい。また、インクの転写やコックリングは使用環境によって大きく影響を受ける。したがって、記録を行う場所の温度や湿度といった使用環境によって記録比率を変更するように設定しても良い。
(実施例2)
実施例2では、記録データのドットカウントを行い、所定の領域に打ち込まれるインクの量によって記録比率の低下率を変更する方法について説明する。その他の構成については実施例1と同じである。
図8は、実施例2における記録比率判定処理を説明するフローチャートである。まず、ステップS101において、判定領域のドット数をカウントする。判定領域とは、2値のKCMYデータを複数のブロックに分割した場合の一ブロックに対応する領域であり、所定の範囲の画素に対応するものである。ドット数のカウントとは、この判定領域において打ち込まれるべきインクの画素数、つまり2値の画像データのうちONとなっている画素の数を数えることを言う。本実施例では、ドット数のカウントは、インクの種類ごとに行われる。
次に、ステップS102において、ステップS101でカウントされたドットカウント値(ドット数)と予め設定された記録比率決定テーブル(図10参照)とを比較し、一判定領域の記録比率を決定する。次に、ステップS103において、全ての判定領域で処理が終了したかについて判定を行う。全ての判定領域で処理が終わっていれば記録比率判定処理を終了し、そうでなければ次の判定領域に移動し、ステップS101〜S102の処理を繰り返す。これにより、判定領域ごとに記録比率を決定することができる。なお、図8に示す一連の処理は、記録装置に備えられた制御部が行うことが好ましい。
図9は、記録比率判定処理の判定領域を説明するための模式図である。判定領域は2値のKCMYデータを複数のブロックに分割した場合の一ブロックに対応する領域で、本例では1つの判定領域の大きさは8×8画素となっている。各判定領域では、8×8画素の各々の画素に対して、インクの吐出データ“1”あるいは非吐出データ“0”の対応付けがされている。
図10は、ステップS102で記録比率を決定する際に用いる記録比率決定テーブルの一例を示している。ステップS101でカウントしたドットカウント値と、この記録比率決定テーブルとを比較し、判定領域ごとに記録比率を決定する。例えばドットカウント値が40の場合には、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査における記録比率を30%に低下させ、−Y方向へ記録媒体を搬送した直後の記録走査における記録比率を70%に設定する。−Y方向へ記録媒体を搬送した直前と直後の記録比率を実現するため、例えば、図6に示すマスクデータB1,B2を用いることができる。図10に示すテーブルでは、判定領域のドット数が増えると−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査における記録比率をより低下させるように設定してある。
以上のように、判定領域毎に記録比率を決定し、決定された記録比率に基づき、実施例1で説明したようにマスクデータを用いて判定領域毎に記録比率が変更されたデータを生成し、当該データに基づき記録を実行すればよい。
以上のように、実際に記録媒体に付着するインクの量に基づいて記録比率の低下率を変更することで、コックリングによる紙詰まりやインクの転写による汚れをより確実に防止することができる。
(実施例3)
実施例3では、各色のインク毎に記録データのドットカウントを行い、判定領域に記録される全インクの量によって記録比率の低下率を変更する方法について説明する。記録方法及びドットカウント方法等のその他の構成については実施例1,2と同じである。コックリングによる記録媒体の波打ち及びインクの定着性は、記録媒体に記録されるインクの総量に大きく依存する。そのため本実施例では、判定領域に記録されるインクの記録総量によって記録比率の低下率を調整する。
図11は、実施例3における記録比率判定処理を説明するフローチャートである。まず、ステップS201において、判定領域のインクのドット数をカウントする。ドット数は、インク毎にカウントすることが好ましい。続いてステップS202において、各色ドットのカウント値に所定の係数(重み)を乗算したものを合算し、判定領域に記録されるドット数の重み付きの合計値Dtを算出する。ここではインクの特性によってコックリングや定着性が異なるために、各色ドットのカウント値に、インクの特性に応じた重み付け係数を乗算することが好ましい。なお、インクの特性次第では、重み付け係数を乗算せず、各色ドットのカウント値の和をDtとしても良い。
次に、ステップS203において、合計値Dtと予め設定された記録比率決定テーブル(図12参照)とを比較し、判定領域毎に記録比率を決定する。次に、ステップS204において、全ての判定領域で記録比率の決定処理が終了したかについて判定を行う。全ての判定領域で処理が終わっていれば記録比率判定処理を終了し、そうでなければ次の判定領域に移動し、ステップS201〜S204の処理を繰り返す。なお、図11に示す一連の処理は、記録装置に備えられた制御部が行うことが好ましい。
図12は、ステップS203で記録比率を決定する際に用いる記録比率決定テーブルである。例えば合計値Dtが160の場合には、ブラックのインクについて、−Y方向へ記録媒体を送る直前の記録走査における記録比率を10%に低下し、−Y方向へ記録媒体を送る直後の記録走査における記録比率を90%に設定する。シアン、マゼンタ、イエローについては、−Y方向へ記録媒体を搬送する直前の記録走査における記録比率を30%に低下し、−Y方向へ記録媒体を送る直後の記録走査における記録比率を70%に設定する。以上のように、判定領域毎に記録比率の決定を行う。以上のように、インクの記録総量によって記録比率を制御することで、−Y方向へ記録媒体を送る際に、コックリングによる紙詰まりや転写による汚れをより防止することができる。
本実施例では、シアン、マゼンタ、イエローよりもブラックのインクについて記録比率を大幅に変更している。インク毎の記録比率は、これに限らず、インクの特性を考慮して適宜決定すれば良い。
104 搬送ローラ(搬送手段)
107 記録媒体
201〜204 記録ヘッド
500 制御部
1201 記録装置

Claims (10)

  1. 主走査方向に往復移動可能に構成され、インクを吐出する記録ヘッドと、
    記録媒体を、前記記録ヘッドと対向させて前記主走査方向に交差する方向に搬送する搬送手段と、
    前記記録ヘッドを一方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第1の記録走査と、前記記録ヘッドを前記一方向とは逆方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第2の記録走査と、前記第1の記録走査と前記第2の記録走査との間に前記記録媒体を搬送方向と逆方向へ所定の距離だけ送る動作と、を実行させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量よりも前記第1の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量が少なくなるように、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の制御を行う、記録装置。
  2. 前記搬送手段は、前記記録ヘッドよりも前記搬送方向の上流側に配置されている、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御部は、前記記録媒体の種類に基づいて、前記第1の記録走査で記録を行うべき画素数と、前記第2の記録走査で記録を行うべき画素数との比率を決定する、請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記制御部は、前記記録装置の使用環境に基づいて、前記第1の記録走査で記録を行うべき画素数と、前記第2の記録走査で記録を行うべき画素数との比率を決定する、請求項1または2に記載の記録装置。
  5. 前記制御部は、記録データから、特定の領域においてインクが付与される画素数をカウントし、カウントされた前記画素数に基づいて、前記第1の記録走査で記録を行うべき画素数と、前記第2の記録走査で記録を行うべき画素数との比率を決定する、請求項1または2に記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは複数の種類のインクを吐出可能に構成されており、
    前記制御部は、記録データから、特定の領域において各々のインクが付与される画素数をカウントし、カウントされた各々のインクについての前記画素数の合計値に基づいて、前記第1の記録走査で記録を行うべき画素数と、前記第2の記録走査で記録を行うべき画素数との比率を決定する、請求項1または2に記載の記録装置。
  7. 前記記録ヘッドは複数の種類のインクを吐出可能に構成されており、
    前記制御部は、記録データから、特定の領域において各々のインクが付与される画素数をカウントし、カウントされた各々のインクについての前記画素数に各々のインクの特性に応じた係数を乗算して合計した値に基づいて、前記第1の記録走査で記録を行うべき画素数と、前記第2の記録走査で記録を行うべき画素数との比率を決定する、請求項1または2に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドは複数の種類のインクを吐出可能に構成されており、
    前記制御部は、前記記録装置を構成する部材へ転写する特性を有するインクについて、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の前記制御を行う、請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記記録ヘッドは複数の種類のインクを吐出可能に構成されており、
    前記制御部は、前記記録媒体へ付着することで前記記録媒体を変形させる特性を有しているインクについて、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の前記制御を行う、請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 主走査方向に往復移動可能に構成され、インクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体を、前記記録ヘッドと対向させて前記主走査方向に交差する方向に搬送する搬送手段と、を有する記録装置を用いた記録方法であって、
    前記記録ヘッドを一方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第1の記録走査と、
    前記記録ヘッドを前記一方向とは逆方向へ移動させつつ前記記録ヘッドからインクを吐出させて前記記録媒体に記録を行う第2の記録走査と、
    前記第1の記録走査と前記第2の記録走査との間に前記記録媒体を搬送方向と逆方向へ所定の距離だけ送ることと、を含み、
    前記第2の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量よりも前記第1の記録走査で前記記録媒体に付着させるインクの量が少なくなるように、前記記録ヘッドが吐出するインクの量の制御を行う、記録方法。
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