JP2017144806A - 車両用衝突検知装置及びその製造方法 - Google Patents

車両用衝突検知装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧力センサの圧力導入部にチューブ部材を固定するための固定用部材の組付け作業性を向上し、且つ圧力導入部に対するチューブ部材の挿入量を規制可能とした車両用衝突検知装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】車両用衝突検知装置は、内部に中空部3aが形成された検出用チューブ部材3と、中空部3a内の圧力を本体部40に導入する圧力導入管42を具備して中空部3a内の圧力を検出する圧力センサ4と、固定用部材11とを備えている。固定用部材11は、圧力導入管42に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定する環状の部材である。圧力導入管42は、検出用チューブ部材3が装着されるポート部421と、ポート部421の外径D1よりも大きな外径D2を有すると共に、ポート部421よりも本体部40寄りに設けられて固定用部材11が仮置きされる仮置き部422と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の歩行者等との衝突を検知するための車両用衝突検知装置及びその製造方法に関する。
従来、歩行者が車両に衝突した際、歩行者への衝撃を軽減するための歩行者保護装置を備えた車両がある。この車両では、バンパ部にセンサを備えた衝突検知装置を設け、このセンサにより車両に歩行者等が衝突したことが検知された場合、歩行者保護装置を作動させ、歩行者への衝撃を和らげる構成となっている。この歩行者保護装置には、例えばポップアップフードと呼ばれるものがある。このポップアップフードは、車両の衝突検知時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジン等の硬い部品とのクリアランスを増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、頭部への衝撃を低減させるものである。
上記した車両用衝突検知装置には、車両のバンパ内におけるバンパレインフォースメントの車両前方側に、内部にチャンバ空間が形成されたチャンバ部材を配設し、このチャンバ空間内の圧力を圧力センサにより検出するようにしたものがある。この構成のものでは、バンパカバーへ歩行者等の物体が衝突すると、バンパカバーの変形に伴ってチャンバ部材が変形し、チャンバ空間に圧力変化が発生する。この圧力変化を圧力センサが検出することで歩行者の衝突を検知している。
近年、上記したチャンバ式の車両用衝突検知装置よりも、小型で搭載性に優れたチューブ部材を用いて衝突を検知するチューブ式の車両用衝突検知装置が提案されている。この車両用衝突検知装置は、車両のバンパ内に配設されたバンパアブソーバと、バンパアブソーバに車幅方向に沿って形成された溝部に装着される中空のチューブ部材と、チューブ部材内の圧力を検出する圧力センサとを備えて構成される。そして、車両前方に歩行者等が衝突した際には、バンパアブソーバが衝撃を吸収しながら変形すると同時にチューブ部材も変形する。このとき、チューブ部材内の圧力が上昇し、この圧力変化を圧力センサにより検出することに基づいて、車両の歩行者との衝突を検知する。
特表2014−505629号公報
ここで、上記したチューブ式の車両用衝突検知装置では、圧力センサの圧力導入部にチューブ部材の端部を挿入することにより、チューブ部材内の圧力を検出する構成となっている。この構成のものでは、圧力センサの圧力導入部にチューブ部材を固定するために、例えばクランプ等の環状の固定用部材を用いることが提案されている。しかしながら、環状の固定用部材でチューブ部材を固定する場合、柔軟性のあるチューブ部材側に予め固定用部材を挿通しておくと組付け作業がし難くなるおそれがあるという課題がある。また、製造時において圧力センサの圧力導入部に対するチューブ部材の挿入量の均一化が必要という品質管理上の課題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、圧力センサの圧力導入部にチューブ部材を固定するための固定用部材の組付け作業性を向上し、且つ圧力導入部に対するチューブ部材の挿入量を規制可能とした車両用衝突検知装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を解決するためになされた請求項1に記載の車両用衝突検知装置(1)は、車両のバンパ(7)内に配設されて内部に中空部(3a)が形成された検出用チューブ部材(3)と、検出用チューブ部材の端部が装着され且つ中空部内の圧力をセンサ本体(40)に導入する圧力導入管(42)を具備し、検出用チューブ部材の中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)とを備え、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する。また、車両用衝突検知装置は、圧力導入管に装着された検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材(11)を備える。圧力導入管は、検出用チューブ部材の内径(d)よりも大きな外径(D1)を有すると共に検出用チューブ部材の端部が装着され且つ固定用部材により固定されるポート部(421)と、ポート部の外径よりも大きな外径(D2)を有すると共にポート部よりもセンサ本体寄りに設けられて検出用チューブ部材の装着時に固定用部材が仮置きされる仮置き部(422)と、を有するものである。
この構成によれば、圧力導入管において、検出用チューブ部材の装着時に固定用部材を仮置きするための仮置き部が、検出用チューブ部材を装着するためのポート部よりもセンサ本体寄りに設けられているので、固定用部材を仮置き部に仮置きしてポート部に検出用チューブ部材を装着した後に固定用部材をポート部に移動させることで、固定用部材を圧力導入管に容易に取り付けることができる。これにより、固定用部材の圧力導入管への組付け作業性を向上できる。また、圧力導入管は、ポート部よりもセンサ本体寄りに、ポート部の外径よりも大きな外径を有する仮置き部が設けられているので、圧力導入管に対する検出用チューブ部材の挿入量を規制でき、製造時における挿入量の管理が容易となる。
上記目的を解決するためになされた請求項8に記載の車両用衝突検知装置の製造方法は、車両のバンパ(7)内に配設されて内部に中空部(3a)が形成された検出用チューブ部材(3)と、検出用チューブ部材の端部が装着され且つ中空部内の圧力をセンサ本体(40)に導入する圧力導入管(42)を具備し、検出用チューブ部材の中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)と、圧力導入管に装着された検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材(11)と、を備え、圧力センサによる圧力検出結果に基づいてバンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)の製造方法である。この車両用衝突検知装置の製造方法は、固定用部材を圧力導入管の先端部に挿入し、圧力導入管のセンサ本体側に設けられた仮置き部(422)に仮置きする仮置き工程(S1)と、圧力導入管において仮置き部よりも先端部寄りに設けられ、仮置き部の外径(D2)よりも小さく且つ検出用チューブ部材の内径(d)よりも大きな外径(D1)を有するポート部(421)に、圧力導入管の先端部から検出用チューブ部材を装着する装着工程(S2)と、仮置き部に仮置きされた固定用部材をポート部に移動させ、ポート部に装着された検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定させる固定工程(S3)と、を行う。
この製造方法によれば、仮置き工程において圧力導入管のセンサ本体側に設けられた仮置き部に固定用部材を仮置きした後に、検出用チューブ部材を装着する装着工程を行い、仮置き部に仮置きされた固定用部材をポート部に移動させてポート部に装着された検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定させる固定工程を行うので、固定用部材の圧力導入管への取り付けを容易に行うことができる。これにより、固定用部材の圧力導入管への組付け作業性を向上できる。また、装着工程において圧力導入管の先端部からポート部に検出用チューブ部材を装着する際に、ポート部よりもセンサ本体寄りにポート部よりも外径が大きい仮置き部が形成されているので、圧力導入管に対する検出用チューブ部材の挿入量を規制でき、製造時における挿入量の管理が容易となる。尚、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の実施形態の車両用衝突検知装置の全体構成を示す図である。 図1のバンパ部の拡大図である。 図2のバンパ部のIII−III断面図である。 圧力センサの内部構造を示す断面図である。 圧力センサの圧力導入管の外観図である。 検出用チューブ部材が圧力導入管に装着され且つ固定用部材により固定された状態を示す外観図である。 検出用チューブ部材が圧力導入管に装着され且つ固定用部材により固定された状態を示す断面図である。 検出用チューブ部材の断面を示す図である。 固定用部材を正面から見た図である。 固定用部材を側面から見た図である。 固定用部材を圧力導入管に挿入する際の様子を示す図である。 固定用部材を最小径から最大径に変位させた状態を示す図である。 検出用チューブ部材を圧力導入管に挿入する際の様子を示す図である。 圧力導入管のポート部に検出用チューブ部材が装着された状態を示す図である。 固定用部材を仮置き部からポート部へ移動させる際の様子を示す図である。 本実施形態の車両用衝突検知装置の製造方法を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態の車両用衝突検知装置について、図1〜図10を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用衝突検知装置1は、バンパアブソーバ2、中空の検出用チューブ部材3、圧力センサ4、速度センサ5、衝突検知ECU6等を備えて構成される。この車両用衝突検知装置1は、車両前方に設けられたバンパ7への物体(即ち、歩行者)の衝突を検知するものである。このバンパ7は、図3に示すように、バンパカバー8、バンパアブソーバ2、バンパレインフォースメント9を主体として構成されている。
バンパアブソーバ2は、バンパレインフォースメント9の前面9aに対向する位置に、車幅方向に沿って配設される。このバンパアブソーバ2は、車両の歩行者等との衝突時にバンパ7において衝撃吸収の作用を受け持つ部材であり、例えば発泡ポリプロピレン等からなる。
バンパアブソーバ2の後面2bには、検出用チューブ部材3を装着するための溝部2aが車幅方向に沿って形成されている。この溝部2aは、矩形の断面形状を有している。溝部2aの車両前後方向の長さは、検出用チューブ部材3の外径の長さと同等である。また、溝部2aの車両上下方向の長さは、検出用チューブ部材3の外径の長さよりも長くなっている。
検出用チューブ部材3は、図1及び図2に示すように、内部に中空部3aが形成され、車幅方向、即ち車両左右方向に延びているチューブ状の部材である。この検出用チューブ部材3は、図3に示すように、バンパアブソーバ2の溝部2aに装着され、バンパレインフォースメント9の前面9aに対向する位置に配設される。検出用チューブ部材3の両端部は、バンパレインフォースメント9の車幅方向左右の外側で湾曲し、圧力センサ4に接続される。
この検出用チューブ部材3は、図8にも示すように、円形の断面形状を有し、合成ゴム、例えばシリコーンゴムからなる。検出用チューブ部材3の外径Dは、例えば8mm程度である。また、検出用チューブ部材3の内径dは、4mm程度である。検出用チューブ部材3の周壁の肉厚tは、例えば2mm程度である。尚、検出用チューブ部材3の材質としては、他にもエチレンプロピレンゴム等でもよい。また、検出用チューブ部材3の断面形状は、円形に限られず、四角形や楕円形等でもよい。この場合、検出用チューブ部材の外径は、検出用チューブ部材の縦の長さ又は横の長さをいうものとする。
圧力センサ4は、バンパレインフォースメント9の前面9aよりも車両後方側に配置される。具体的には、圧力センサ4は、バンパカバー8内の左右両端部側に2つ設置され、バンパレインフォースメント9の後面9bに図示しないボルト等で締結することにより固定されて取り付けられる。本実施形態では、このように圧力センサ4を2つ設置することにより、冗長性及び検出精度を確保している。
また、圧力センサ4は、図2に示すように、検出用チューブ部材3の左右両端部に接続され、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出するように構成される。具体的には、圧力センサ4は、気体の圧力変化を検出するセンサ装置であり、検出用チューブ部材3の中空部3a内の空気の圧力変化を検出する。圧力センサ4は、図1に示すように、伝送線を介して衝突検知ECU6に電気的に接続され、圧力に比例した信号を衝突検知ECU6へ出力する。衝突検知ECU6は、圧力センサ4による圧力検出結果に基づいて、バンパ7への歩行者の衝突を検知する。また、衝突検知ECU6は、歩行者保護装置10に電気的に接続されている。
この圧力センサ4は、図4に示すように、本体部40(センサ本体に相当)と、センサ部41と、圧力導入管42と、コネクタ部43とを備えて構成される。本体部40は、センサ部41を収容するための箱状のケースである。センサ部41は、圧力検出用のセンサ素子等が設けられた基板等からなる。
圧力導入管42は、検出用チューブ部材3内の圧力をセンサ部41に導入するための略円筒状の管であり、本体部40から検出用チューブ部材3の中空部3a内に差し込まれている。圧力導入管42の断面形状は、検出用チューブ部材3の断面形状と相似であり、この場合円形である。尚、圧力導入管42の断面形状は、円形に限られず、四角形や楕円形等でもよい。この場合、圧力導入管42における各部位の外径は、各部位の縦の長さ又は横の長さをいうものとする。
本実施形態の圧力導入管42は、図5に示すように、バルジ部42aと、ポート部421と、仮置き部422と、段差部42bとを有して構成される。バルジ部42aは、圧力導入管42の先端部に設けられ、先端に向かって外径が小さくなるテーパ形状を有している。このテーパ形状のバルジ部42aにより、圧力導入管42の先端に検出用チューブ部材3の端部の内側を挿入し易くなっている。バルジ部42aにおける最大直径である外径Daの長さは、7.2mm程度に設定されている。このバルジ部42aの外径Daの長さは、ポート部421の外径D1の長さ(即ち、5.5mm程度)よりも大きく、且つ後述する固定用部材11の最大径dmax(即ち、9.5mm程度)よりも小さい長さに設定されている。
ポート部421は、検出用チューブ部材3を装着するための部位であり、直線状に延びて形成されている。このポート部421は、検出用チューブ部材3の内径d(即ち4mm程度)よりも大きな外径D1を有している。具体的には、ポート部421の外径D1の長さは、5.5mm程度に設定されている。また、ポート部421の軸方向の長さL1は、固定用部材11の軸方向の長さL(即ち、7mm程度)以上に設定されている。具体的には、ポート部421の軸方向の長さL1は、12mm程度に設定されている。
仮置き部422は、組み付け時に固定用部材11を仮置きするための部位であり、直線状に延びて形成されている。この仮置き部422は、ポート部421よりも本体部40寄りに設けられ、ポート部421の外径D1よりも大きな外径D2を有している。即ち、圧力導入管42において仮置き部422とポート部421との間には、ポート部421及び仮置き部422の径方向長さが異なることにより、段差部42bが形成されている。
具体的には、仮置き部422の外径D2は、8.5mm程度に設定されている。また、段差部42bの高さは、1.5mm程度に設定されている。また、仮置き部422の軸方向の長さL2は、固定用部材11の軸方向の長さL(即ち、7mm程度)以上に設定されている。具体的には、仮置き部422の軸方向の長さは、10.5mm程度に設定されている。尚、仮置き部422の外径D2の長さは、ポート部421の外径D1の長さ(即ち5.5mm程度)よりも大きく、且つ固定用部材11の最大径dmaxの長さ(即ち9.5mm程度)よりも小さい長さであれば、適宜変更可能であるものとする。
センサ部41は、圧力導入管42を介して検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力変化を検出する。このセンサ部41は、図1に示すように、コネクタ部43に設けられたコネクタ44に電気的に接続されており、圧力に比例した信号をコネクタ44及び信号線を介して衝突検知ECU6へ送信する。
速度センサ5は、車両の速度を検出するセンサ装置であり、衝突検知ECU6に信号線を介して電気的に接続されている。この速度センサ5は、車両速度に比例した信号を衝突検知ECU6へ送信する。
衝突検知ECU6は、CPUを主体として構成され、車両用衝突検知装置1の動作全般を制御するものであり、図1に示すように、圧力センサ4、速度センサ5、歩行者保護装置10のそれぞれに電気的に接続されている。衝突検知ECU6には、圧力センサ4からの圧力信号、速度センサ5からの速度信号等が入力される。衝突検知ECU6は、圧力センサ4からの圧力信号及び速度センサ5からの速度信号に基づいて、所定の衝突判定処理を実行し、バンパ7への歩行者等の物体の衝突を検知した場合には歩行者保護装置10を作動させる。
バンパ7は、車両の衝突時における衝撃を和らげるためのものであり、バンパカバー8、バンパアブソーバ2、バンパレインフォースメント9等から構成される。バンパカバー8は、バンパ7の構成部品を覆うように設けられ、ポリプロピレン等の樹脂製の部材である。このバンパカバー8は、バンパ7の外観を構成すると同時に、車両全体の外観の一部を構成するものとなっている。
バンパレインフォースメント9は、バンパカバー8内に配設されて車幅方向に延びるアルミニウム等の金属製の剛性部材であって、図3に示すように、内部中央に梁が設けられた中空部材である。また、バンパレインフォースメント9は、車両前方側の面である前面9aと、車両後方側の面である後面9bとを有している。このバンパレインフォースメント9は、図1及び図2に示すように、車両前後方向に延びる一対の金属製部材であるサイドメンバ12の前端に取り付けられる。
通常、車両の衝突事故においては、車両の進行方向(即ち、車両前方)に存在する歩行者や車両と衝突する場合が多い。このため、本実施形態では、圧力センサ4をバンパレインフォースメント9の後面9bに配設して、車両前方の歩行者や車両との衝突に伴う衝撃が、車両前方に設けられたバンパカバー8等から圧力センサ4に直接伝わることをバンパレインフォースメント9の存在によって保護している。
尚、図示しないが、バンパアブソーバ2の後面2bに設けられた嵌合凸部が、バンパレインフォースメント9の前面9aに設けられた嵌合凹部に嵌め合わされることにより、バンパアブソーバ2のバンパレインフォースメント9への組付けが行われるものとする。
歩行者保護装置10としては、例えばポップアップフードを用いる。このポップアップフードは、車両の衝突検知後瞬時に、エンジンフードの後端を上昇させ、歩行者とエンジン等の硬い部品とのクリアランスを増加させ、そのスペースを用いて歩行者の頭部への衝突エネルギーを吸収し、歩行者の頭部への衝撃を低減させるものである。尚、ポップアップフードの代わりに、車体外部のエンジンフード上からフロントウインド下部にかけてエアバッグを展開させて歩行者の衝撃を緩衝するカウルエアバッグ等を用いてもよい。
固定用部材11は、図9及び図10に示すように、円環状の環状部11aと、摘み部11bとを有して構成される。この固定用部材11は、図6及び図7にも示すように、圧力導入管42に装着された検出用チューブ部材3を、環状部11aにより外周側から締め付けて固定するものである。具体的には、固定用部材11は、例えば金属製の弾性変形可能なバンド部材からなり、図12に示すように掴み部11bを操作することで、最小の内径である最小径dminと最大の内径である最大径dmaxとの間で変位可能に構成されている。尚、固定用部材11としては、ホースクランプと称されてホース等の固定に広く用いられている物を好適に採用可能である。
固定用部材11の環状部11aの最大径dmaxの長さは、9.5mm程度に設定されている。この最大径dmaxの長さは、仮置き部422の外径の長さ(即ち8.5mm程度)よりも大きな値となっている。また、固定用部材11の環状部11aの最小径dminの長さは、7.7mm程度に設定されている。この最小径dminの長さは、圧力導入管42のポート部421の外径D1の長さ(即ち5.5mm程度)と、検出用チューブ部材3の上下の周壁の肉厚2t(即ち4mm)との合計D1+2t(即ち9.5mm程度)よりも小さい値となっている。また、固定用部材11の軸方向の長さLは、7mm程度に設定されている。
次に、本実施形態の車両用衝突検知装置1の製造方法について、図11〜図16も参照して説明する。図16に示すように、本実施形態の車両用衝突検知装置1の製造方法は、仮置き工程S1と、装着工程S2と、固定工程S3とを順に行うものである。
仮置き工程S1では、まず、図12に示すように、固定用部材11を最小径dminから最大径dmax側に変位させる。このとき、作業者は摘み部11bを操作することにより、固定用部材11を最小径dminから最大径dmax側に拡張させる。続いて、最大径dmax側に変位した固定用部材11を、図11に示すように、圧力導入管42の先端からバルジ部42a、ポート部421の順に挿入した後、圧力導入管42の本体部40側に設けられた仮置き部422に仮置きする。尚、固定用部材11の操作は、作業者が手作業により行ってもよいし、図示しない治具を用いて行うようにしてもよい。
次に、装着工程S2では、図13に示すように検出用チューブ部材3の端部の内側を、圧力導入管42の先端からバルジ部42aに挿入し、図14に示すように検出用チューブ部材3をポート部421に装着する。このとき、圧力導入管42においてポート部421よりも本体部40寄りにポート部421よりも大きな外径D2を有する仮置き部422が設けられているので、圧力導入管42に対する検出用チューブ部材3の挿入量を規制可能となっている。即ち、検出用チューブ部材3の端部を圧力導入管42に挿入していく際に、ポート部421と仮置き部422との間に形成された段差部42bに検出用チューブ部材3の端部がぶつかることで、圧力導入管42の軸方向における検出用チューブ部材3の挿入量を規制可能となっている。
そして、固定工程S3では、図15に示すように、仮置き部422に仮置きされた固定用部材11を、検出用チューブ部材3の装着されたポート部421の所定の位置に移動させる。このとき、摘み部11bへの操作力を取り除くことで、最大径dmax側に変位した固定用部材11を最小径dmin側に変位させ、ポート部421に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定させる。ここで、固定用部材11の最小径dminの長さは、ポート部421の外径D1の長さ(即ち、5.5mm程度)と検出用チューブ部材3の上下の周壁の肉厚2t(即ち、4mm程度)との合計D1+2t(即ち、9.5mm程度)よりも小さい長さ(即ち、7.7mm程度)に設定されているので、ポート部421に装着された検出用チューブ部材3を外周側から確実に締め付けることが可能となっている。以上により、本実施形態における車両用衝突検知装置1の製造が完了する。
次に、本実施形態の車両用衝突検知装置1の衝突時における動作について説明する。車両前方に歩行者等の物体が衝突した際には、バンパカバー8が歩行者との衝突による衝撃によって変形する。続いて、バンパアブソーバ2が衝撃を吸収しながら変形すると同時に、検出用チューブ部材3も変形する。このとき、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力が急上昇し、この圧力変化が圧力センサ4に伝達する。
車両用衝突検知装置1の衝突検知ECU6は、圧力センサ4の検知結果に基づいて、所定の衝突判定処理を実行する。この衝突判定処理では、例えば圧力センサ4及び速度センサ5の検出結果に基づいて、衝突物の有効質量を算出し、この有効質量が所定の閾値より大きい場合、歩行者との衝突が発生したものと判定する。更に、車両速度が所定の範囲(例えば時速25km〜55kmの範囲)内である場合に、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したものと判定する。
ここで、「有効質量」とは、衝突時における圧力センサ4の検出値より、運動量と力積の関係を利用して算出する質量をいう。車両と物体との衝突が発生した場合、歩行者とは質量の異なる衝突物では、検知される圧力センサ4の値が異なる。このため、人体の有効質量と、想定される他の衝突物の質量との間に閾値を設定することにより、衝突物の種類を切り分けることが可能となる。この有効質量は、次式に示すように、圧力センサ4により検出される圧力の値の所定時間における定積分値を、速度センサ5により検出される車両速度で割ることにより算出される。
M=(∫P(t)dt)/V・・・(式1)
尚、Mは有効質量、Pは所定時間における圧力センサ4による検出値、tは所定時間(例えば、数ms〜数十ms)、Vは速度センサ5により検出される衝突時の車両速度を示している。有効質量を算出する方法には、他にも、衝突した物体の運動エネルギーEを表す式E=1/2・MVを用いて算出することが可能である。この場合、有効質量は、M=2・E/Vにより算出される。
そして、衝突検知ECU6は、歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したと判定した場合、歩行者保護装置10を作動させる制御信号を出力し、歩行者保護装置10を作動させて、上述したように歩行者への衝撃を低減させる。
以上説明したように、本実施形態の車両用衝突検知装置1は、車両のバンパ7内に配設されて内部に中空部3aが形成された検出用チューブ部材3と、検出用チューブ部材3の端部が装着され且つ中空部3a内の圧力を本体部40に導入する圧力導入管42を具備し、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出する圧力センサ4とを備え、圧力センサ4による圧力検出結果に基づいてバンパ7への物体(即ち、歩行者)の衝突を検知するものである。また、車両用衝突検知装置1は、圧力導入管42に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材11を備える。圧力導入管42は、検出用チューブ部材3の内径dよりも大きな外径D1を有すると共に検出用チューブ部材3の端部が装着され且つ固定用部材11により固定されるポート部421と、ポート部421の外径D1よりも大きな外径D2を有すると共にポート部421よりも本体部40寄りに設けられて検出用チューブ部材3の装着時に固定用部材11が仮置きされる仮置き部422と、を有するものである。
この構成によれば、圧力導入管42において、検出用チューブ部材3の装着時に固定用部材11を仮置きするための仮置き部422が、検出用チューブ部材を装着するためのポート部421よりも本体部40寄りに設けられているので、固定用部材11を仮置き部422に仮置きしてポート部421に検出用チューブ部材3を装着した後に固定用部材11をポート部421に移動させることで、固定用部材11を圧力導入管42に容易に取り付けることができる。これにより、固定用部材11の圧力導入管42への組付け作業性を向上できる。また、圧力導入管42は、ポート部421よりも本体部40寄りに、ポート部421の外径D1よりも大きな外径D2を有する仮置き部422が設けられているので、圧力導入管42に対する検出用チューブ部材3の挿入量を規制でき、製造時における挿入量の管理が容易となる。
また、圧力導入管42には、検出用チューブ部材3の端部の内側が挿入される。固定用部材11は、最小の内径である最小径dminと最大の内径である最大径dmaxとの間で変位可能に構成され、最大径dmaxが仮置き部422の外径D2よりも大きく且つ最小径dminがポート部421の外径D1と検出用チューブ部材3の上下の周壁の肉厚2tとの合計D1+2tよりも小さいものである。
この構成によれば、固定用部材11が最小の内径である最小径dminと最大の内径である最大径dmaxとの間で変位可能に構成され、その最大径dmaxが仮置き部422の外径D2よりも大きいので、固定用部材11を仮置き部422に容易に挿入できる。また、固定用部材11の最小径dminが、ポート部421の外径D1と検出用チューブ部材3の上下の周壁の肉厚2tとの合計D1+2tよりも小さいので、圧力導入管42のポート部421に装着された検出用チューブ部材3を固定用部材11により確実に外周側から締め付けて固定することができる。
また、圧力導入管42において仮置き部422とポート部421との間には段差部42bが形成されている。この構成によれば、圧力導入管42において仮置き部422とポート部421との間に段差部42bが形成されているので、検出用チューブ部材3をポート部421へ挿入した際、段差部42bにより検出用チューブ部材3の挿入量が規制されることによって、検出用チューブ部材3の圧力導入管42への挿入量を適切に規制することができる。即ち、検出用チューブ部材3の圧力導入管42への組付け時において、作業者が段差部42bを検出用チューブ部材3の端部位置の目印とすることができ、検出用チューブ部材3の装着工程S2を容易に行うことができる。
また、圧力導入管42の軸方向において、ポート部421及び仮置き部422の長さL1,L2は、固定用部材11の長さL以上に設定されている。この構成によれば、圧力導入管42の軸方向において、ポート部421及び仮置き部422の長さL1,L2は、固定用部材11の長さL以上に設定されているので、固定用部材11をポート部421及び仮置き部422に適切に配置させることができる。
また、固定用部材11は、摘み部11bを有する弾性変形可能なバンド部材であって、当該掴み部11bを操作することにより最小径dminと最大径dmaxとの間で変位可能である。この構成によれば、摘み部11bを操作することにより、弾性変形可能な固定用部材11を最小径dminと最大径dmaxとの間で容易に変位させることができるので、固定用部材11を仮置き部422に配置する仮置き工程S1、及び固定用部材11をポート部421へ配置する固定工程S3を容易に行うことができる。
また、圧力導入管42は、その先端部にポート部421の外径D1よりも大きく、且つ固定用部材11の最大径dmaxよりも小さい外径Daを有するバルジ部42aが形成されている。この構成によれば、圧力導入管42の先端部に、ポート部421の外径D1よりも大きい外径Daを有するバルジ部42aが形成されているので、検出用チューブ部材3がより脱落し難いようにできる。また、バルジ部42aの外径Daが、固定用部材11の最大径dmaxよりも小さいので、固定用部材11を拡径させることで、当該固定用部材11をバルジ部42aから本体部40側へ容易に挿入することができる。
また、ポート部421は、直線状に延びて形成され、バルジ部42aは、先端に向かって外径が小さくなるテーパ形状を有している。この構成によれば、ポート部421が直線状に延びて形成されているので、検出用チューブ部材3の端部をポート部421に密閉性を確保しながら確実に装着することができる。
また、上記した構成を有する本実施形態の車両用衝突検知装置1の製造方法は、車両のバンパ7内に配設されて内部に中空部3aが形成された検出用チューブ部材3と、検出用チューブ部材3の端部が装着され且つ中空部3a内の圧力を本体部40に導入する圧力導入管42を具備し、検出用チューブ部材3の中空部3a内の圧力を検出する圧力センサ4と、圧力導入管42に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材11と、を備え、圧力センサ4による圧力検出結果に基づいてバンパ7への物体(即ち、歩行者)の衝突を検知する車両用衝突検知装置1の製造方法であって、固定用部材11を圧力導入管42の先端部に挿入し、圧力導入管42の本体部40側に設けられた仮置き部422に仮置きする仮置き工程S1と、圧力導入管42において仮置き部422よりも先端部寄りに設けられ、仮置き部422の外径D2よりも小さく且つ検出用チューブ部材3の内径dよりも大きな外径D1を有するポート部421に、圧力導入管42の先端部から検出用チューブ部材3を装着する装着工程S2と、仮置き部422に仮置きされた固定用部材11をポート部421に移動させ、ポート部421に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定させる固定工程S3と、を行う。
この製造方法によれば、仮置き工程S1において圧力導入管42の本体部40側に設けられた仮置き部422に固定用部材11を仮置きした後に、検出用チューブ部材3を装着する装着工程S2を行い、仮置き部422に仮置きされた固定用部材11をポート部421に移動させてポート部421に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定させる固定工程S3を行うので、固定用部材11の圧力導入管42への取り付けを容易に行うことができる。これにより、固定用部材11の圧力導入管42への組付け作業性を向上できる。また、装着工程S2において圧力導入管42の先端部からポート部421に検出用チューブ部材3を装着する際に、ポート部421よりも本体部40寄りにポート部421の外径D1よりも大きい外径D2を有する仮置き部422が形成されているので、圧力導入管42に対する検出用チューブ部材3の挿入量を規制でき、製造時における挿入量の管理が容易となる。
また、仮置き工程S1において、最小の内径である最小径dminと最大の内径である最大径dmaxとの間で変位可能に構成された固定用部材11を、最小径dminから最大径dmax側に変位させて仮置き部422に仮置きし、装着工程S2において、圧力導入管42の先端部から検出用チューブ部材3の内側をポート部421に装着し、固定工程S3において、固定用部材11を最大径dmax側から最小径dmin側に変位させ、検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定させる。
この製造方法によれば、仮置き工程S1において、最小の内径である最小径dminと最大の内径である最大径dmaxとの間で変位可能に構成された固定用部材11を、最小径dminから最大径dmax側に変位させることにより、固定用部材11を仮置き部422に容易に挿入できる。また、固定工程S3において、固定用部材11を最大径dmax側から最小径dmin側に変位させることにより、圧力導入管42のポート部421に装着された検出用チューブ部材3を固定用部材11によって確実に固定できる。
具体的には、仮置き工程S1において、固定用部材11の内径を仮置き部422の外径D2よりも大きくさせ、固定工程S3において、固定用部材11の内径をポート部421の外径D1と検出用チューブ部材3の肉厚2tとの合計D1+2tよりも小さくさせる。
この製造方法によれば、仮置き工程S1において、固定用部材11の内径を仮置き部422の外径D2よりも大きくさせることにより、固定用部材11を仮置き部422に確実に仮置きできる。また、固定工程S3において、固定用部材11の内径をポート部421の外径D1と検出用チューブ部材3の上下の周壁の肉厚2tとの合計D1+2tよりも小さくさせることにより、圧力導入管42のポート部421に装着された検出用チューブ部材3を固定用部材11によって外周側から確実に締め付けることができる。
尚、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変形又は拡張を施すことができる。例えば、固定用部材11の外形形状は、円環状に限られず、圧力導入管42のポート部421に装着された検出用チューブ部材3を外周側から締め付けて固定可能な構造を有していればよく、例えばCの字状の断面形状を有するものでもよい。また、固定用部材11の材質としては、金属製に限られず、他にも例えば硬質樹脂等でもよい。
また、上記実施形態では、衝突判定処理において、有効質量が所定の閾値以上になった場合に歩行者保護装置10の作動を要する歩行者との衝突が発生したと判定するものとしたが、これに限られず、例えば、圧力センサ4により検出された圧力の値、圧力変化率等を衝突判定の閾値として用いてもよい。
1 車両用衝突検知装置
3 検出用チューブ部材
3a 中空部
4 圧力センサ
40 本体部(センサ本体)
42 圧力導入管
42a バルジ部
42b 段差部
421 ポート部
422 仮置き部
7 バンパ
9 バンパレインフォースメント
11 固定用部材

Claims (10)

  1. 車両のバンパ(7)内に配設されて内部に中空部(3a)が形成された検出用チューブ部材(3)と、前記検出用チューブ部材の端部が装着され且つ前記中空部内の圧力をセンサ本体(40)に導入する圧力導入管(42)を具備し、前記検出用チューブ部材の前記中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)とを備え、前記圧力センサによる圧力検出結果に基づいて前記バンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)であって、
    前記圧力導入管に装着された前記検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材(11)を備え、
    前記圧力導入管は、前記検出用チューブ部材の内径(d)よりも大きな外径(D1)を有すると共に前記検出用チューブ部材の端部が装着され且つ前記固定用部材により固定されるポート部(421)と、前記ポート部の外径よりも大きな外径(D2)を有すると共に前記ポート部よりも前記センサ本体寄りに設けられて前記検出用チューブ部材の装着時に前記固定用部材が仮置きされる仮置き部(422)と、を有するものである車両用衝突検知装置。
  2. 前記圧力導入管には、前記検出用チューブ部材の端部の内側が挿入され、
    前記固定用部材は、最小の内径である最小径(dmin)と最大の内径である最大径(dmax)との間で変位可能に構成され、前記最大径が前記仮置き部の外径よりも大きく且つ前記最小径が前記ポート部の外径と前記検出用チューブ部材の肉厚(2t)との合計(D1+2t)よりも小さいものである請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 前記圧力導入管において前記仮置き部と前記ポート部との間には段差部(42b)が形成されている請求項1または2に記載の車両用衝突検知装置。
  4. 前記圧力導入管の軸方向において、前記ポート部及び前記仮置き部の長さ(L1,L2)は、前記固定用部材の長さ(L)以上に設定されている請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  5. 前記固定用部材は、摘み部(11b)を有する弾性変形可能なバンド部材であって、当該掴み部を操作することにより前記最小径と前記最大径との間で変位可能である請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  6. 前記圧力導入管は、その先端部に前記ポート部の外径よりも大きく且つ前記固定用部材の前記最大径よりも小さい外径を有するバルジ部(42a)が形成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用衝突検知装置。
  7. 前記ポート部は、直線状に延びて形成され、
    前記バルジ部は、先端に向かって外径が小さくなるテーパ形状を有している請求項6に記載の車両用衝突検知装置。
  8. 車両のバンパ(7)内に配設されて内部に中空部(3a)が形成された検出用チューブ部材(3)と、前記検出用チューブ部材の端部が装着され且つ前記中空部内の圧力をセンサ本体(40)に導入する圧力導入管(42)を具備し、前記検出用チューブ部材の前記中空部内の圧力を検出する圧力センサ(4)と、前記圧力導入管に装着された前記検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定する環状の固定用部材(11)と、を備え、前記圧力センサによる圧力検出結果に基づいて前記バンパへの物体の衝突を検知する車両用衝突検知装置(1)の製造方法であって、
    前記固定用部材を前記圧力導入管の先端部に挿入し、前記圧力導入管の前記センサ本体側に設けられた仮置き部(422)に仮置きする仮置き工程(S1)と、
    前記圧力導入管において前記仮置き部よりも先端部寄りに設けられ、前記仮置き部の外径(D2)よりも小さく且つ前記検出用チューブ部材の内径(d)よりも大きな外径(D1)を有するポート部(421)に、前記圧力導入管の先端部から前記検出用チューブ部材を装着する装着工程(S2)と、
    前記仮置き部に仮置きされた前記固定用部材を前記ポート部に移動させ、前記ポート部に装着された前記検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定させる固定工程(S3)と、
    を行う車両用衝突検知装置の製造方法。
  9. 前記仮置き工程において、最小の内径である最小径(dmin)と最大の内径である最大径(dmax)との間で変位可能に構成された前記固定用部材を、前記最小径から前記最大径側に変位させて前記仮置き部に仮置きし、
    前記装着工程において、前記圧力導入管の先端部から前記検出用チューブ部材の内側を前記ポート部に装着し、
    前記固定工程において、前記固定用部材を前記最大径側から前記最小径側に変位させ、前記検出用チューブ部材を外周側から締め付けて固定させる請求項8に記載の車両用衝突検知装置の製造方法。
  10. 前記仮置き工程において、前記固定用部材の内径を前記仮置き部の外径よりも大きくさせ、
    前記固定工程において、前記固定用部材の内径を前記ポート部の外径と前記検出用チューブ部材の肉厚(2t)との合計(D1+2t)よりも小さくさせる請求項9に記載の車両用衝突検知装置の製造方法。
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