JP2017144525A - 磁気吸着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気吸着装置の装置内への液体の浸入を阻止しつつ、ワークを載置して支持する面の強度を高めると共に、製作性を向上させて、製造コストを有利に低減することが可能となる、改良された磁気吸着装置を提供すること。【解決手段】永久磁石32と、第1のコア34と、コイル36と、第2のコア38の4つの部材から構成される磁気ユニット30が収容される収容凹所28を、磁気吸着装置10の装置本体を与える強磁性体からなる厚肉板状の基台12の上面に開口するように形成し、そのような収容凹所28内に磁気ユニット30を収容すると共に、上面が支持面16とされた上蓋14を基台12の上に載置して、収容凹所28を上蓋14にて覆蓋せしめた後、それら基台12と上蓋14とをネジ等の固定手段を用いて固定して、磁気吸着装置10を構成した。【選択図】図2

Description

本発明は、磁気吸着装置に係り、特に、工作機械のテーブル等に対して被加工物であるワークを取り付ける際に好適に利用される磁気吸着装置の改良された構造に関するものである。
従来から、工作機械のテーブル等に被加工物であるワークを取り付ける際には、各種のバイスやクランプ等の支持装置が、ワークに対する加工の種類やワークの大きさ、材質等に応じて、適宜に選択されて、用いられてきている。そして、ワークが強磁性体からなる場合には、磁力によってワークを支持面に対して吸着して、支持乃至は保持する、所謂磁気吸着装置が、支持装置として好適に用いられている。
また、そのような磁気吸着装置は、例えば、強磁性体からなるワーク(被吸着物)を吸着、支持(保持)する支持面を備えた装置本体を有すると共に、かかる装置本体の内部に、支持面に対して、磁束を発生するための少なくとも一つの磁気ユニットが設けられて、構成されることとなる。そして、磁気ユニットは、内周面と外周面とが互いに異なる極性を有する磁極とされて、装置本体の支持面から放出される磁束を発生する、環状に配置された永久磁石と、この環状の永久磁石にて囲繞された第一のコアと、かかる環状永久磁石と同軸的に隣り合うように配置されて、装置本体の支持面から放出される磁束を、通電によって発生するコイルと、このコイルにて囲繞された第二のコアとを有して、構成されている。また、かかる磁気ユニットのコイルにおいては、そこに流れる電流の向きが変えられることにより、磁極が反転させられて、発生する磁界の方向が切り換えられるようになっているのである。
そして、このような構成とされた磁気吸着装置においては、例えば、コイルの軸方向両端側の磁極のうち、環状の永久磁石と隣り合う軸方向一端側の磁極の極性が、その環状永久磁石の内周面の磁極の極性と同一となるように、コイルに電流が流されて、コイルの磁界の方向が環状永久磁石の磁界の方向と一致させられることにより、強力な磁束が支持面からワークに対して放出されて、ワークが支持面に対して吸着・保持されるクランプ状態が、実現されることとなる。また、環状の永久磁石と隣り合う軸方向一端側の磁極の極性が、この環状の永久磁石の内周面の磁極の極性と異なる極性となるように、コイルに電流が流されて、コイルの磁界の方向が環状永久磁石の磁界の方向に対して反対の方向とされることにより、かかる環状永久磁石の磁界とコイルの磁界とが相殺せしめられるようにして、磁束が支持面から放出されないようにすることにより、ワークの支持面への吸着を解消して、支持面がアンクランプ状態とされるのである。
従って、そのような構造を有する磁気吸着装置を用いれば、強磁性体からなるワークを、装置の支持面に対して、装置に内蔵された磁気ユニットから放出される磁束によって強力に吸着せしめて、支持乃至は保持することが出来る一方、磁気ユニットから支持面への磁束の放出を停止することで、ワークの吸着を解消することが出来るところから、工作機械のテーブル等にワークを着脱する際の面倒な手間を簡略化することが可能となり、以て、ワークの加工効率が効果的に高められ得ることとなる。
ところで、そのような磁気吸着装置としては、例えば、特許第5449324号公報(特許文献1)には、所定大きさとされた支持構造(装置本体)の厚さ内に、少なくとも一つのポールピースコレクタと、永久的に磁化された可逆型磁気コアである第1の磁気コアと、該第1の磁気コアの磁化状態を変化させるための電気コイルと、永久的に磁化された非可逆型磁気コアである第2の磁気コアとを備えた少なくとも一つのポールピースを有し、磁気装置から発生される磁束を、支持構造の比較的大きな対向する表面のうちの第1のサイドに形成されたポールピースコレクタから伝達するように構成された一体型磁気装置が、明らかにされている。
この特許文献1に明らかにされた一体型磁気装置によれば、磁気吸着装置としての装置本体を与える支持構造において、強磁性体からなるワーク(被吸着物)が載置され、支持する面となる第1のサイド側に、ワークを支持面にクランプ(吸着)するための磁束が放出されるポールピースコレクタが、かかる支持構造(装置本体)と一体的に一つの部材から形成されているところから、そのような特許文献1において従来の磁気吸着装置として明らかにされている、支持構造とポールピースコレクタとが別体で構成されている装置の如く、クランプ面(支持面)の頑強性低下の問題が生じることなく、ワーク支持面の強度を、効果的に向上することが可能となる。そして、その結果、支持面に対して加えられる機械的応力、即ち、支持面に吸着せしめられているワークからポールピースコレクタに対して加えられる応力を、支持構造へと良好に分散することが可能となり、機械加工中に発生する応力や振動を効率的に吸収して、ワークの機械加工精度を有利に改善し得るのである。
さらに、そのような一体型磁気装置にあっては、支持構造においてワークの支持面とされる第1のサイドと反対側の第2のサイド側、換言すれば装置の裏側(下側)から、磁気ユニットを構成する電気コイル等からなるポールピースが収容される凹所が形成されると共に、かかる凹所内において突出した形態において、磁束の放出される部位であるポールピースコレクタが、支持構造と一体的に形成されているため、ワークが支持される面(第1のサイド)に、ポールピースが収容される凹所内へと通じる開口部が存在せず、そのため、ワークを加工する際に使用する切削油や冷却液などの液体が、装置内部に侵入して、磁気装置としての機能を低下させてしまう恐れを、効果的に回避乃至は解消することが出来るのである。そして、そのように装置内部へと液体が浸入してしまう恐れがないところから、かかる特許文献1において従来の磁気吸着装置として明らかにされている、支持構造の上部から設けられた凹所内にポールピースを収容して、支持構造の表面とポールピースコレクタの表面との隙間をレジン等で埋めて、支持面を形成した装置のように、レジンに割れや損傷が発生することで生じる隙間から、装置内部に、切削油や冷却液等の液体が侵入して、凹所内に収容されている磁気ユニットであるポールピースを構成する電気コイルの配線等が損傷して、装置が故障してしまうような問題が発生することを、有利に阻止することが出来るのである。
しかしながら、かかる特許文献1にて明らかにされている一体型磁気装置にあっては、磁気吸着装置の装置本体を構成する支持構造において、ワークを支持する面である第1のサイドに磁束を伝達するポールピースコレクタをワンピース(一体)に形成し、支持構造に磁気ユニットであるポールピースを収容するために設けられている凹所内において、凸部の形態で存在せしめられることにより、かかる凹所の形状が、単純な窪み形状ではなくなるところから、そのような凹所の加工に著しく手間がかかり、製作性が悪化してしまい、磁気吸着装置の製造コストが高くなる問題を内在するものであった。
すなわち、磁気ユニットであるポールピースを、装置本体である支持構造の内部に収容すると共に、磁気ユニットの一部であるポールピースコレクタを支持構造に対して形成せしめることとなる凹所が、支持構造においてワークを支持する面となる第1のサイドとは反対側(裏側)である第2のサイドから、所定の直径と深さを有する単純な丸穴形状の第1の部分と、かかる第1の部分の直径に等しい外径と所定の内径とを有する、所定深さの環状のリング空洞部である第2の部分とからなる形状において、形成されている。このような環状リング空洞部は、例えば、支持構造を所定深さまで切削して、第1の部分となる凹所を形成した後に、更に、そのような第1の部分の凹所の底面に対して、所定幅の溝を形成するように、環状に、所定深さまで切削していくことにより、第1の部分である凹所の底面の中央部位を所定の大きさで突出させて残しつつ、第2の部分である環状リング空洞部を形成することが出来ることとなるのであるが、このような深い溝の加工は、通常の凹所加工よりも著しく手間が掛かるため、製造コストが増大してしまう問題がある他、円形以外の矩形等の角形形状において、そのような凹所を形成することは、実用上において不可能と言わざるを得なかったのである。
特許第5449324号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、磁気吸着装置の装置内への液体の浸入を阻止しつつ、ワークを載置して支持する面の強度を高めると共に、製作性を向上させて、製造コストを有利に低減することが可能となる、改良された磁気吸着装置を提供することにある。
そして、本発明にあっては、かくの如き課題を解決するために、強磁性体からなる被吸着物が載置されて、該被吸着物を吸着、支持する支持面と、該支持面から磁束を放出する、少なくとも一つの磁気ユニットとを有すると共に、該磁気ユニットが、内側面と外側面とが互いに異なる極性を有する磁極とされた永久磁石と、該永久磁石にて囲繞された第一のコアと、該永久磁石と同軸的に隣り合うように配置されて、通電によって磁束が発生せしめられるコイルと、該コイルにて囲繞された第二のコアとを含んで構成されて、該コイルの磁界の方向と該永久磁石の磁界の方向とが同一方向とされることにより、前記被吸着物が、前記支持面から放出される磁束によって該支持面に吸着される一方、かかるコイルの磁極が反転するように、該コイルを流れる電流の向きが変えられて、該コイルの磁界の方向が、該永久磁石の磁界の方向に対して反対の方向とされることにより、該被吸着物の該支持面への吸着が解消され得るように構成された磁気吸着装置において、装置本体を、強磁性体からなる厚肉板状の支持体にて構成して、かかる支持体の上面に開口するように、少なくとも一つの凹所を所定深さで形成せしめ、該凹所内に、前記磁気ユニットを収容すると共に、該少なくとも一つの凹所の開口部を覆蓋する、上面が前記支持面とされた強磁性体からなる板状蓋体を、該支持体上に載置せしめて、それら板状蓋体と支持体とを固定手段にて固定したことを特徴とする磁気吸着装置を、その要旨とするものである。
なお、本発明に従う磁気吸着装置の望ましい態様の一つによれば、前記板状蓋体は、前記凹所に収容された前記磁気ユニットを構成する前記永久磁石の上方に位置する部位において薄肉化されることとなる。
また、本発明の別の望ましい態様の一つによれば、前記板状蓋体は、前記凹所の周縁部に位置する下面部位において、溝部を有していると共に、かかる溝部にパッキンが収容されて、該パッキンにより、該凹所が該板状蓋体との間においてシールされるようになっている。
このように、本発明に従う磁気吸着装置にあっては、磁気ユニットが収容せしめられる凹所が、装置本体である厚肉板状の支持体に対して、その上面に開口するように所定深さで形成されると共に、かかる凹所の開口部が、支持体上に載置せしめられる強磁性体からなる板状蓋体で覆蓋されて、密閉されてなる構造とされているところから、凹所内に収容した磁気ユニットと支持体との間の隙間を樹脂等の充填物で埋めて形成された従来の磁気吸着装置のように、充填物のヒビや割れ等によって、凹所内に切削油や冷却液等の液体が浸入してしまう恐れがなく、以て、そのような凹所内への液体の浸入による磁気ユニットの損傷が発生してしまう問題の発生を、効果的に解消することが可能となったのである。
また、そのような本発明に従う磁気吸着装置にあっては、強磁性体からなる被吸着物が載置されて、支持される支持面が、厚肉板状の支持体の上部に載置せしめられる板状蓋体にて、形成されているところから、かかる支持面の剛性が効果的に高められ得ることとなり、以て、支持面に吸着・保持されて加工される被加工物の加工精度を、有利に高めることが出来るのである。
さらに、本発明に従う磁気吸着装置にあっては、厚肉板状の支持体に形成される、磁気ユニットを収容するための凹所の内部形状が、従来の磁気吸着装置のような、磁気ユニットの一部を形成するような凸部を形成してなる複雑な形状とする必要がなく、単に、磁気ユニットの外形形状に対応し得るだけの単純な形状の凹所とされているところから、装置本体である支持体に対して凹所を形成する際の加工性を効果的に向上することが可能となることに加えて、目的とする磁気吸着装置の製作に際しては、厚肉板状の支持体の上面に開口するように所定深さで形成された凹所内に、強磁性体からなる被吸着物を吸着するための磁束を放出する所定構成の磁気ユニットを収容し、そしてかかる磁気ユニットが収容された凹所を、板状蓋体にて覆蓋して、それら板状蓋体と支持体とを固定手段にて固定することとなるところから、装置の製作性も有利に向上せしめられることとなり、その結果、磁気吸着装置の製造コストを、効果的に低減することが可能となるのである。
しかも、強磁性体からなる被吸着物を載置して、支持する支持面が、装置本体(支持体)上に載置せしめられて、固定された板状蓋体の上面にて構成されているために、かかる支持面に傷等が付いて、精度が低下したり、工作機械の誤差の修正を行うために支持面の表面を研磨する際に支持面の厚みが足りなくなったりした場合にあっても、単に、かかる板状蓋体を新品と交換するだけで、支持面の精度を再び高めることが可能となるところから、磁気吸着装置のメンテナンス性にも優れるといった効果も発揮されることとなる。
本発明に従う磁気吸着装置の一実施形態を示す斜視説明図である。 図1におけるA−A断面の一部を拡大して示す断面説明図である。 図1に示される磁気吸着装置において、磁気ユニットを構成する永久磁石の配置を概略的に示す断面説明図(図2におけるB−B断面に相当)である。 図1に示される磁気吸着装置の使用状態を説明するための図であって、被吸着物を磁気吸着装置に吸着させた状態を示す説明図である。 図1に示される磁気吸着装置の別の使用状態を説明するための図であって、被吸着物の磁気吸着装置への吸着が解消された状態を示す説明図である。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従う構造を有する磁気吸着装置の一例が、斜視図の形態において示されている。そこにおいて、磁気吸着装置10は、磁気吸着装置の装置本体である支持体を与える基台12と、かかる基台12の上部に載置せしめられた板状蓋体である上蓋14と、ここでは図示しないコントロールユニットとを有して、構成されている。
より詳細には、基台12は、長手矩形形状の厚肉平板からなり、鉄材等の強磁性体材料を用いて形成され、また上蓋14は、基台12と同様に、鉄材等の強磁性体材料を用いて形成された、基台12の上面の略全面を覆い得る大きさの平板形状とされている。そして、そのような上蓋14が基台12の上面を覆うように重ね合わされた形態において配置され、それら基台12と上蓋14とが、ネジ等の所定の固定手段を用いて固定され、一体化されることによって、磁気吸着装置10の装置本体部分が構成されている。
そして、そのような磁気吸着装置10においては、基台12に重ね合わされた上蓋14の上面が、強磁性体からなる被吸着物であるワークが載置される平坦な支持面16とされている一方、基台12の下面、即ち基台12において上蓋14が重ね合わされる側の面とは反対側の面が、ここでは図示しない工作機械のテーブル等に取り付けられる平坦な取付面18とされている。また、かかる上蓋14の支持面16には、複数(ここでは4個)の浅底の円形溝20が、基台12の長さ方向と幅方向とにそれぞれ列を為して、並んで配置されて、形成されている。更に、支持面16における各円形溝20の中心部には、上蓋14を貫通しない深さにおいて、支持面16にワークを安定して載置するために用いる治具等を固定する等の目的で使用される雌ネジ穴22が、それぞれ設けられている。
また、上蓋14の支持面16とは反対側の面、即ち基台12と対向する面には、図2から明らかな如く、そのような円形溝20と対応した位置に、円形溝20と同一の径とされた円形溝24が、それぞれ所定深さにおいて形成されている。なお、これら円形溝20,24の大きさ(直径)は、後述する磁気ユニット30に略対応する大きさとされており、ここでは、それら円形溝20,24が、基台12に設けられている磁気ユニット30を収容するための収容凹所28の周縁部に位置するような大きさとされている。そして、このような円形溝20,24が上蓋14に形成されていることによって、上蓋14の厚さ方向において、円形溝20,24に囲まれた内側部分と外側部分との間に、板厚が絞り込まれて、薄肉となる部位が形成されているのである。
さらに、上蓋14において基台12と対向する面に形成されている円形溝24内には、所定のゴム材質にて形成されてなる環状のパッキン26が、収容されている。そして、そのようなパッキン26によって、上蓋14と基台12との間に生じる僅かな隙間をも封じることによって、基台12に設けられた収容凹所28が確実にシールされるようになっているのである。なお、かかるパッキン26は、ここでは、断面が略L字状とされたものを例示したが、板状蓋体である上蓋14の下面に設けられた溝内に収容されて、上蓋14と基台12との間のシール性を高め得るものであれば、断面が円形とされたリング状弾性体、所謂Oリングや、その他の公知の各種のパッキンを適宜に選択して、使用することが可能である。
一方、基台12においては、図2及び図3に示されるように、複数(ここでは4個)の円形の収容凹所28が、基台12の上面側、換言すれば上蓋14が取り付けられる側の面に開口するように、設けられている。なお、それら複数の収容凹所28は、基台12の上部に重ね合わされる上蓋14に形成された円形溝20,24と同じ個数において、且つ上蓋14に形成された各円形溝20,24に対応する位置と大きさにおいて、基台12の厚さ方向に、後述する磁気ユニット30を収容し得る大きさの直径と深さを有する円形の凹所として、形成されている。
そして、そのような複数の円形収容凹所28内には、永久磁石32と、第1のコア34と、コイル36と、第2のコア38の4つの部材から構成される磁気ユニット30が、それぞれ一つずつ収容、配置されている。そこにおいて、磁気ユニット30を構成する4つの部材のうち、先ず、永久磁石32は、円弧状断面の磁石片の複数(ここでは8個)を円形に配置して、収容凹所28内に収容され得る外径と所定厚さの筒壁をもった円筒形状の組合せ体として構成され、その内周面と外周面とが、それぞれ、互いに異なる極性を有する磁極、即ち円筒形状の径方向に対して極性が付与されてなる形態のネオジム磁石にて構成されている。なお、ここでは、永久磁石32をネオジム磁石にて構成しているが、それ以外の公知の各種の永久磁石にて構成することも、勿論可能である。
また、第1のコア34は、独立した一つの物体形態において、ここでは、そのような組合せ体からなる円筒形状の永久磁石32の内側に挿入され得る大きさとして、永久磁石32の円筒形状の内径よりも僅かに小さな直径とされると共に、永久磁石32と略同一の高さである収容凹所28の深さの約半分の高さを有する円柱形状とされている。このような第1のコア34は、基台12や上蓋14と同様に、鉄材等の強磁性体材料を用いて形成されており、永久磁石32やコイル36及び第2のコア38から放出される磁束を、効果的に伝達可能とされている。
さらに、コイル36は、永久磁石32の外径と略同一の外径とされると共に、収容凹所28の深さの約半分の高さを有する円筒形状を呈するように、導線がボビンに巻回されることによって、形成されている。なお、このようなコイル36は、ここでは、所定のボビンに導線を巻回して形成したものを用いることとして、図示しているが、ボビンを用いないボビンレスのコイルとして形成したものを使用することも、勿論可能である。
更にまた、第2のコア38は、Al−Ni−Co合金で構成されたアルニコ磁石を用いて、コイル36の円筒形状の内径よりも僅かに小さな直径を有すると共に、コイル36と略同じ高さとされた円柱形状を呈するように、独立した一つの物体として形成されている。ここで、そのようなアルニコ磁石から形成される第2のコア38においては、円柱形状の軸方向の両端部(図2において上下の端部)が、それぞれ互いに異なる極性を持つ磁極となるようにされており、更に、そのような磁極の極性は、コイル36への通電によって発生する磁界により、適宜に変更され得るようになっている。なお、ここでは、第2のコア38をアルニコ磁石を用いて形成したが、コイル36によって、第2のコア38の磁極の極性が適宜に変更可能とされるものであれば、公知の各種の磁石を使用することも可能である。
本実施形態では、このように形成されてなる4つの部材が、円形の収容凹所28内にそれぞれ挿入、配置されて、磁気ユニット30が構成されている。具体的には、コイル36の円筒形状の内側に第2のコア38を収容せしめて、コイル36にて囲繞された状態とされた第2のコア38が、収容凹所28内の下側に配置されると共に、そのようなコイル36と第2のコア38の上側に、円筒形状となるように配置された永久磁石32によって囲繞された第1のコア32が配置されて、磁気ユニット30が構成されているのである。
なお、各収容凹所28内に収容されるそれぞれの磁気ユニット30においては、図3に示されるように、ここでは、基台12の幅方向及び長さ方向に隣り合って位置する磁気ユニット30のうち、一方の磁気ユニット30が有する永久磁石32の内周面(外周面)の磁極と、他方の磁気ユニット30が有する永久磁石32の内周面(外周面)の磁極とが、それぞれ互いに異なる極性となるように、配置されている。
また、それぞれの磁気ユニット30が有する第2のコア38の円柱形状の軸方向両端の磁極にあっては、かかる第2のコア38を囲繞するコイル36への通電によって、適宜に変更可能とされているのであるが、初期状態として、磁気吸着装置10の支持面16に対して磁束を放出しない状態とするためには、同じ磁気ユニット30を構成する永久磁石32の内周面側の磁極と、第2のコア38の軸方向上方側の磁極とが、異なる極性の磁極とされることとなる。
さらに、各磁気ユニット30が有するコイル36の導線は、ここでは図示しないが、その全てが、基台12の側面に設けられたコネクタ40と、基台12内部にて電気的に接続されている。そして、そのようなコネクタ40を介して、ここでは図示しないコントロールユニットと接続されて、それぞれの磁気ユニット30における各コイル36に対する通電が制御されるようになっている。
このようなコントロールユニットからの制御によって、例えば、通電によりコイル36の軸方向両側にそれぞれ発生させられる磁極のうち、コイル36の軸方向上側(永久磁石32側)の磁極が、かかる永久磁石32の内周面の磁極と同じ極性となるように、電流をコイル36に対して流すことにより、そのようなコイル36にて囲繞されている第2のコア38の軸方向上側(永久磁石32側)の磁極も、永久磁石32の内側の磁極と同じ極性となる。そうすると、図4に示されるように、各磁気ユニット30におけるコイル36の磁界の方向、換言すれば第2のコア38から第1のコア34へと向かう磁界の方向と、永久磁石32から第1のコア34へと向かう磁界の方向とが同一の方向とされて、そのような第2のコア38と永久磁石32にて生ずる磁束が、第1のコア34を介して、磁気吸着装置10の厚さ方向である上下方向に導かれて、上蓋14の支持面16から放出されるようになる。そして、そのように支持面16から放出される磁束が、支持面16上に載置された強磁性体からなるワーク50の内部を通過するようになることで、ワーク50が、そのような磁束によって支持面に対して吸着されることとなり、以て、磁気吸着装置10によってワーク50がクランプされた状態となるのである。
一方、図示しないコントロールユニットからの制御によって、通電によりコイル36の軸方向両側にそれぞれ発生させられる磁極のうち、コイル36の軸方向上側の磁極が、かかる永久磁石32の内周面の磁極と異なる極性となるように、電流をコイル36に対して流すことにより、第2のコア38の軸方向上側の磁極も、永久磁石32の内側の磁極と異なる極性となる。これにより、各磁気ユニット30における第2のコア38から第1のコア34へと向かう磁界の方向が、永久磁石32から第1のコア34へと向かう磁界の方向と反対の方向となるため、図5に示されるように、第2のコア38による磁界と永久磁石32の磁界とが互いに相殺される等して、磁気吸着装置10の基台12の内部で閉じた状態となる。その結果、それら第2のコア38と永久磁石32にて生ずる磁束が、上蓋14の支持面16から放出されないようになり、それら磁束がワーク50内を通過しないようになるために、ワーク50の支持面16に対する吸着状態が解消され、以て、磁気吸着装置10がアンクランプ状態となるのである。
このような本発明に従う構造とされた磁気吸着装置10によれば、装置本体内に収容、配置された磁気ユニット30によって発生せしめられる磁束によって、強磁性体からなるワーク50を、支持面12に対して、容易に、支持(保持)状態としたり、それが解除された状態とすることが可能となっているところから、磁気吸着装置10を工作機械のテーブル等に固定して、被加工物であるワーク50を取り付ける際の作業性を、効果的に高めることが出来るのである。
そして、そのような磁気吸着装置10にあっては、磁気ユニット30を収容するために基台12の上面に開口するように所定深さで形成されている収容凹所28の開口部が、基台12の上に載置せしめられる上蓋14によって覆蓋されて、密閉せしめられる構造とされているところから、支持面16上に保持したワーク50を加工する際に使用される切削油や冷却液等の液体が、収容凹所28内に浸入するような恐れがなく、その結果、液体の浸入によって磁気ユニット30を構成するコイル36が損傷してしまうような問題は、何等発生することがないのである。
さらに、上蓋14の基台12と対向する面に形成されている円形溝24内には、パッキン26が収容されていることによって、上蓋14と、基台12に設けられた収容凹所28の周縁部との間がシールされるようになっているところから、収容凹所28の密閉性が有利に向上せしめられ得て、そのような収容凹所28内への液体の浸入を、更に効果的に阻止することが出来ることとなるのである。
また、磁気吸着装置10においては、ワーク50が載置されて、支持される支持面12が、基台12の上部に載置せしめられる、所定厚さをもった板状の上蓋14とされているところから、支持面12の剛性を効果的に高めることが可能となり、以て、支持面12に吸着・保持されて、加工されるワーク50の加工精度を、有利に高めることが出来ることとなるのである。
加えて、上蓋14においては、基台12の収容凹所28内に収容される磁気ユニット30を構成する永久磁石32の上方に位置する部位が、円形溝20や円形溝24によって薄肉化されており、そしてそのような薄肉部においては、その他の部分よりも磁束が透過し難くなるため、強磁性体材料から形成されている上蓋14において、その厚さ方向には磁束を効果的に透過させる一方、そのような円形溝20,24が形成されている箇所の内側部分と外側部分との間には磁束が導かれ難くなるようになる。その結果、それら円形溝20,24の内側部分に配置されている磁気ユニット30から放出される磁束が、上蓋14の支持面16の表面へと、より多く導かれることとなり、以てワーク50を強力に吸着させることが可能となるのである。
さらに、かかる磁気吸着装置10にあっては、基台12に形成されている磁気ユニット30を収容するための収容凹所28の内側形状が、磁気ユニット30の外形形状に対応し得るだけの単純な形状の、円形の凹所とされているところから、そのような収容凹所28を基台12に形成する際の加工性を効果的に向上することが可能となる。また、そのような収容凹所28の加工性が格段に高められていることに加えて、基台12の上面に開口するように形成された収容凹所28内に磁気ユニット30を収容し、そしてかかる磁気ユニット30が収容された収容凹所28を上蓋14にて覆蓋して、それら上蓋14と基台12とをネジ等の固定手段にて固定することで、磁気吸着装置10が組み立てられるようにされているところから、装置の製作性も有利に向上せしめられることとなり、その結果、磁気吸着装置10の製造コストを、効果的に低減することが可能となるのである。
しかも、ワーク50が載置されて、支持(保持)する支持面16が、磁気吸着装置10の装置本体を与える基台12の上面に取り付け、固定されている上蓋14にて構成されているところから、磁気吸着装置10の支持面12に傷が付く等の理由から交換の必要が生じた場合にあっても、装置全体を交換することなく、単に、上蓋14を交換するのみで済むところから、磁気吸着装置10のメンテナンス性にも優れるという効果も発揮されることとなる。
以上、本発明の代表的な実施形態の一つについて詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、前述の実施形態においては、磁気ユニット30は、円筒形状に配置された永久磁石32にて囲繞された第一のコア34と円筒形状のコイル36にて囲繞された第二のコア38を組み合わせることで、全体として略円柱状を呈するようにされ、またそのような磁気ユニット30が収容される収容凹所28は、磁気ユニット30の形状に対応した円形の凹所とされていたが、基台12において磁気ユニット30を収容する凹所の形状として加工可能な形状であれば、磁気ユニット30の形状は円柱形状でなくてもよく、例えば、軸方向に直角な断面の形状が四角形や六角形等の多角形形状の角柱形状を呈する磁気ユニット30とすることも可能である。なお、そのように、磁気ユニット30が多角形の角柱形状とされた場合にあっては、上蓋14の支持面16に形成される円形溝20や裏面に形成される円形溝24は、磁気ユニット30の形状に合わせた多角形形状の環状溝が、それぞれ形成されることとなる。
また、かかる実施形態においては、上蓋14の支持面16側に円形溝20を形成すると共に、かかる支持面16とは反対側の面に円形溝24を形成して、磁気吸着装置10内に収容されている磁気ユニット30を構成する永久磁石32の上方に位置する部位の上蓋14の厚さを薄肉化していたが、上蓋14のどちらか一方の面にのみ溝を形成するようにして、そのような薄肉部を形成することも可能である。但し、基台12に設けられた収容凹所28内に収容されている磁気ユニット30が、上蓋14にて覆蓋されて、隠された状態となっているため、磁気吸着装置10の支持面16において、何処から磁束が放出されるのか、換言すれば、支持面16の何処にワークが吸着される場所が存在しているかを作業者に対して明らかにするためにも、支持面16の表面に円形溝20を形成することが好ましい。
さらに、上述の実施形態では、パッキン26は、上蓋14の板厚を薄肉化するために形成されている円形溝24内に収容されて、上蓋14と基台12に設けられた収容凹所28をシールするようにされていたが、そのような円形溝24とは別に、上蓋14の下面において収容凹所28の周縁部に位置し、収容凹所28を囲い得る大きさの別の環状乃至は円形の溝を形成して、そのような溝内にパッキン26を収容するようにすることも可能である。
また、磁気吸着装置10の装置本体を与える支持体を構成する基台12に対して、支持面16を形成する上蓋14を固定する方法としては、ネジ止めによる固定が有利に採用されることとなるが、それ以外にも、例えばそれらを溶接によって固定する等、公知の各種の固定方法を採用することが可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明が、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
10 磁気吸着装置 12 基台
14 上蓋 16 支持面
18 取付面 20 円形溝
22 雌ネジ穴 24 円形溝
26 パッキン 28 収容凹所
30 磁気ユニット 32 永久磁石
34 第1のコア 36 コイル
38 第2のコア 40 コネクタ
50 ワーク 52 テーブル

Claims (3)

  1. 強磁性体からなる被吸着物が載置されて、該被吸着物を吸着、支持する支持面と、該支持面から磁束を放出する、少なくとも一つの磁気ユニットとを有すると共に、該磁気ユニットが、内側面と外側面とが互いに異なる極性を有する磁極とされた永久磁石と、該永久磁石にて囲繞された第一のコアと、該永久磁石と同軸的に隣り合うように配置されて、通電によって磁束が発生せしめられるコイルと、該コイルにて囲繞された第二のコアとを含んで構成されて、該コイルの磁界の方向と該永久磁石の磁界の方向とが同一方向とされることにより、前記被吸着物が、前記支持面から放出される磁束によって該支持面に吸着される一方、かかるコイルの磁極が反転するように、該コイルを流れる電流の向きが変えられて、該コイルの磁界の方向が、該永久磁石の磁界の方向に対して反対の方向とされることにより、該被吸着物の該支持面への吸着が解消され得るように構成された磁気吸着装置において、
    装置本体を、強磁性体からなる厚肉板状の支持体にて構成して、かかる支持体の上面に開口するように、少なくとも一つの凹所を所定深さで形成せしめ、該凹所内に、前記磁気ユニットを収容すると共に、該少なくとも一つの凹所の開口部を覆蓋する、上面が前記支持面とされた強磁性体からなる板状蓋体を、該支持体上に載置せしめて、それら板状蓋体と支持体とを固定手段にて固定したことを特徴とする磁気吸着装置。
  2. 前記板状蓋体が、前記凹所に収容された前記磁気ユニットを構成する前記永久磁石の上方に位置する部位において薄肉化されている請求項1に記載の磁気吸着装置。
  3. 前記板状蓋体が、前記凹所の周縁部に位置する下面部位において、溝部を有していると共に、かかる溝部にパッキンが収容されて、該パッキンにより、該凹所が該板状蓋体との間においてシールされるようになっている請求項1又は請求項2に記載の磁気吸着装置。
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