JP2014003949A - クーラーボックス用パッキング及びクーラーボックス - Google Patents

クーラーボックス用パッキング及びクーラーボックス Download PDF

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聖規 田中
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Abstract

【課題】高い保冷効果を発揮する安価なパッキングの提供。
【解決手段】このパッキング18は、細長棒状の弾性体からなる。この弾性体は、規格のサイズに仕上げられた汎用品である。パッキング18の中央にスリット32が設けられている。スリット32はパッキング18を貫通している。スリット32が拡げられることにより、パッキング18は環状に形成される。環状に形成されたパッキング18は、クーラーボックスの蓋部材に嵌め込まれる。蓋部材が閉じられると、パッキング18がクーラーボックス本体を密閉する。
【選択図】図6

Description

本発明は、魚釣り等のレジャーに使用されるクーラーボックスに関し、特にクーラーボックスの蓋に装着されるパッキングの構造に関するものである。
一般に釣人は、魚釣りの際にクーラーボックスを携帯する。クーラーボックスは、主として釣れた魚を保冷保存することを目的とした容器である。したがって、従来からクーラーボックスは、高い保冷力を備えることが要請されている。クーラーボックスの保冷力を高めるために、従来から種々の改良が施されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2に開示されたクーラーボックスでは、保冷室が形成された本体に蓋部材が開閉自在に設けられている。この蓋部材が閉じられることによって保冷室が密封され、この保冷室に収容された魚等が保存される。蓋部材の下面にパッキングが設けられており、これにより保冷室が確実に密封される。つまり、蓋部材が閉じられたときに、パッキングが蓋部材と本体との隙間を埋めることにより、保冷室が密封されるようになっている。
特開2007−289058号公報 特開2005−253376号公報
ところで、上記パッキングは、一般に弾性体からなり、蓋部材の下面の周縁に沿って配置される。具体的には、蓋部材の下面の周縁に沿って溝が設けられ、当該溝に予め細長帯状に形成された弾性体が嵌め込まれる。このため、上記溝の内部でパッキングの両端は付き合わされて接着される。
しかし、このパッキングの接着作業は容易ではない。なぜなら、良好な接着のために接着剤の量が正確に管理されなければならず、また、接着剤の確実な乾燥・硬化に十分な時間が必要だからである。しかも、仮に接着不良が生じた場合には、保冷効果が低下するばかりでなく内部からの水漏れのおそれもある。
もっとも、パッキングを環状に成形することは技術的に困難ではない。しかし、製造コストの観点から、当該蓋部材に専用の環状パッキングを製作することは無理があり、細長帯状に形成された汎用品を採用せざるを得ないという事情がある。
そこで、本発明の目的は、クーラーボックスの蓋部材に適用される安価な環状パッキングを提供すること、及びこれが採用された保冷効果の高いクーラーボックスを提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係るクーラーボックスは、開口が設けられた上面を有し、当該開口に連続する保冷室が区画されたクーラーボックス本体と、当該クーラーボックス本体に設けられ、上記開口を開閉する蓋部材と、上記上面の開口周縁部と上記蓋部材との間に介在され、当該蓋部材が上記開口を閉じた状態で上記保冷室を密封する弾性変形可能なパッキングとを備える。上記蓋部材は、上記開口を閉じた状態で上記上面の開口周縁部と対向し且つ上記開口を囲繞する環状溝を有し、上記パッキングは、長手方向にスリットが形成された細長棒状の弾性体が環状に拡げられて上記環状溝に嵌め込まれている。
この発明では、パッキングを構成する材料として、細長棒状に形成された汎用品(弾性体)が採用され得る。パッキングにスリットが形成されているから、このスリットが拡げられることによって当該パッキングが環状に形成される。このパッキングが蓋部材の環状溝に嵌め込まれる。この状態で蓋部材が閉じられると、パッキングがクーラーボックス本体の開口周縁部に当接して上記保冷室を密封する。
(2) 上記パッキングは、上記スリットの端部に連続して上記蓋部材の厚み方向に延びる貫通孔が設けられているのが好ましい。
この貫通孔が設けられることにより、上記パッキングが環状に変形されたときに、上記スリットの端部近傍に発生する応力集中が緩和される。したがって、応力集中によるパッキングの破損が防止される。
(3) 上記目的が達成されるため、本発明に係るパッキングは、開口が設けられた上面を有し、当該開口に連続する保冷室が区画されたクーラーボックス本体と、当該クーラーボックス本体に設けられ、上記開口を開閉する蓋部材とを有し、当該蓋部材は、上記開口を閉じた状態で上記上面の開口周縁部と対向し且つ上記開口を囲繞する環状溝を備えているクーラーボックスに適用される。このパッキングは、細長棒状に形成され且つ長手方向にスリットが形成された弾性体からなる。当該パッキングが環状に拡げられて上記環状溝に嵌め込まれることによって上記蓋部材が上記開口を閉じた状態で上記保冷室を密封するように構成されている。
この発明に係るパッキングの材料は、細長棒状に形成された弾性体(汎用品)が採用され得る。このパッキングにスリットが形成されているから、このスリットが拡げられることによって当該パッキングが環状に形成される。環状に形成されたパッキングが蓋部材の環状溝に嵌め込まれる。この状態で蓋部材が閉じられると、パッキングがクーラーボックス本体の開口周縁部に当接して上記保冷室を密封する。
(4) 環状に拡げられたときに上記スリットの端部近傍に発生する応力集中を緩和するための切欠孔が、上記スリットに連続して設けられているのが好ましい。
この切欠孔が設けられることにより、上記パッキングが環状に変形されたときに、上記スリットの端部近傍に発生する応力集中が緩和される。したがって、応力集中によるパッキングの破損が防止される。
本発明によれば、パッキングを構成する材料として汎用の弾性体が採用され得るから、パッキング及びクーラーボックスの製造コストの上昇が抑えられる。しかも、クーラーボックスが大型で蓋部材に設けられた環状溝の周長が長い場合であっても、パッキングが細長棒状のものにスリットが設けられることにより環状に形成されるから、いわゆる汎用定尺部品の簡単な加工により継ぎ目のない(すなわち両端の接着作業が不要である)パッキングが構成され、高い保冷効果が発揮される。
図1は、本発明の一実施形態に係るクーラーボックスの外観斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るクーラーボックスの要部拡大斜視図である。 図3は、図1におけるIII−III断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るクーラーボックスの要部拡大断面図である。 図5は、図4におけるV−矢視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るパッキングを構成する材料を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態の第1の変形例に係るパッキングの要部拡大正面図である。 図8は、パッキングが環状に拡げられる際の変形の仕方を示す図である。 図9は、本発明の一実施形態の第2の変形例に係るパッキングの要部拡大正面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るクーラーボックスの外観斜視図である。図2は、このクーラーボックスの要部拡大斜視図である。
クーラーボックス10は、たとえば魚釣り等のレジャーに使用され、釣れた魚や飲料水等を冷蔵することができる。クーラーボックス10は、本体11(特許請求の範囲に記載された「クーラーボックス本体」に相当)と、本体11に開閉自在に設けられた蓋部材12と、この蓋部材12に設けられたパッキング18と、本体11に設けられた把手13とを備えている。本実施形態の特徴は、このパッキング18の構造である。
図1は、蓋部材12が閉じられた状態を図示し、図2は、蓋部材12が開けられた状態を示している。上記把手13は、本体11に回動可能に設けられており、図1が示すように上方に起立した姿勢と、図2が示すように倒伏した姿勢との間で変化することができる。釣人は、把手13を起立させることにより、これを把持してクーラーボックス10を持ち歩くことができ、また、クーラーボックスを磯等に載置するときは、把手13を倒伏させることができる。
本体11は、樹脂(典型的にはポリプロピレン)により成形されており、同図が示すように、略直方体形状に形成されている。本体11の内部には、保冷室14が形成されている。この保冷室14は、図2が示すように本体11の上面15に連続し、当該上面15に開口16を形成している。この開口16の周縁部17(特許請求の範囲に記載された「開口周縁部」に相当)は滑面に形成されている。後述されるように、蓋部材12が閉じられたときは、この蓋部材12に設けられたパッキング18が上記周縁部17に当接し、これにより、蓋部材12は気密的に本体11と接触することになる。また、保冷室14を区画する壁19(本体11の側壁及び底壁)の内部には、断熱材が封入されている。この断熱材は、典型的には発泡ポリウレタン、発泡スチロールその他発泡樹脂が採用される。ただし、発泡樹脂に加えて真空断熱パネルが配置されていてもよい。
本体11の上端部の前側辺部及び後側辺部にそれぞれ凹部20、凹部21が設けられている。凹部20は、上記前側辺部の長手方向に延び、本体11の厚み方向に凹んでいる。そして、この凹部20にステー22が設けられている。このステー22は、後述のように蓋部材12が係合されるようになっており、蓋部材12が閉じられたときに、当該蓋部材12と係合して確実に閉じ状態に保持する。なお、凹部21は、凹部20と同様の形状であり、この凹部21に上記ステー22と同様のステーが配置されている。本体11の上端部の前側辺部及び後側辺部にそれぞれステー22が設けられることにより、蓋部材12は前側及び後側のどちらからでも開閉することができるようになっている。もっとも、上記ステー22が本体11の前側または後側のいずれか一方に設けられ、蓋部材12が前側または後側のいずれか一方からのみ開閉することができるように構成されていてもよいことは勿論である。
図3は、図1におけるIII−III断面図である。
図1及び図3が示すように、蓋部材12は、本体11の上面15の外形形状に対応して矩形の板状に形成されている。蓋部材12は、外枠23と、外枠23に嵌め込まれた内蓋24とを備えている。外枠23は及び内蓋24は、本体11と同様に、樹脂(典型的にはポリプロピレン)により成形されている。
図2及び図3が示すように、外枠23は、係合爪26及びノブ25を備えている。係合爪26は、外枠23の前側の縁部及び後側の縁部にそれぞれ設けられており、各係合爪26は、蓋部材12が閉じられたときに本体11のステー22に対応する位置に配置されている。したがって、蓋部材12が閉じられると、係合爪26がステー22に係合し、蓋部材12の閉じ状態が保持される。また、上記ノブ25は、外枠23の前側の縁部及び後側の縁部に沿ってそれぞれ設けられており、各係合爪26とステー22との係合を解除することができる。すなわち、蓋部材12が閉じられている状態でノブ25が操作されると、各係合爪26がステー22から離反し、両者の係合が解除され、これにより、蓋部材12は、容易に図2が示す姿勢に変化することができる。なお、上記係合爪26及びノブ25並びに上記ステー22の構成は既知であるので、これらの詳細な説明は省略される。
図3が示すように、内蓋24は、外枠23の内側に嵌め込まれている。内蓋24は、例えばネジにより外枠23に締結され得る。内蓋24の内部に断熱材が封入されている。この断熱材は、例えば発泡ポリウレタン、発泡スチロールその他発泡樹脂が採用される。ただし、発泡樹脂に加えて真空断熱パネルが配置されていてもよい。内蓋24の内面28に環状の溝27(特許請求の範囲に記載された「環状溝」に相当)が形成されている。この溝27は、上記内面28の外縁を周回している。蓋部材12が閉じられたときに、溝27は、本体11の開口16の周縁部17と対向し、当該開口16を囲繞する。また、図3が示すように、この溝27は、内蓋24の内面28側に、すなわち上記周縁部17側に開口している。
図4は、クーラーボックス10の要部拡大断面図であり、本体11及び蓋部材12の構造が詳細に示されている。図5は、図4におけるV−矢視図である。
図3ないし図5が示すように、上記溝27にパッキング18が嵌め込まれている。蓋部材12が閉じられると、この内蓋24が本体11の上面15と対向し、パッキング18が上記開口16の周縁部17に押圧される。これにより、上記開口16が閉塞され、保冷室14が密封される。
パッキング18は、断面形状が矩形であり、全体として中実帯状に形成されている。本実施形態では、パッキング18は、弾性体(典型的には、発泡シリコーンゴム、エチレンプロピレンジエン三元共重合体(EPDM)等)から構成されている。また、パッキング18は、継ぎ目のない環状に形成されており、上記溝27内に嵌め込まれている。パッキング18が環状に形成されていることによる作用効果、及び環状に形成する方法については、後述される。
パッキング18の高さ寸法は、溝27の深さに対応した寸法に設定される。要するに、パッキング18の高さ寸法は、パッキング18が溝27に嵌め込まれた状態で、溝27の開口31から数ミリメートルだけ突出するように設定されている。なお、パッキング18は前述の弾性体からなるので、溝27に嵌め込まれた状態で蓋部材2が閉じられると、パッキング18は、図5において上方に押圧されて溝27内に退避することができるようになっている。
図6は、パッキング18を構成する材料を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
パッキング18を構成する材料として、汎用の弾性体材料が採用される。本実施形態では、規定の長さに切断された細長棒状のEPDM材(いわゆる定尺物)が採用され得る。同図が示すように、パッキング18は、断面形状が矩形で、長手方向長さが615mmに設定されている。もっとも、パッキング18の断面形状や長手方向長さは、蓋部材12に設けられた溝27の大きさや周長に対応して適宜設計変更され得る。
同図が示すように、このパッキング18にスリット32が設けられている。スリット32の長さは605mmであり、パッキング18の中央に切込みが入れられた状態となっている。このスリット32が設けられているので、パッキング18は、スリット32が拡げられることにより環状に形成される。環状に形成されたパッキング18は、図2が示すように、蓋部材12に嵌め込まれる。
本実施形態に係るクーラーボックス10では、パッキング18は、細長棒状に形成された汎用品を材料とするので、パッキング18が安価に構成され、ひいてはクーラーボックス10の製造コストが抑えられる。しかも、パッキング18にスリット32が形成されているので、細長棒状のパッキング18が簡単に環状に形成される。つまり、パッキング18は継ぎ目のない部材となるので、蓋部材12が閉じられると、パッキング18が本体11の開口16の周縁部17に当接して保冷室14を密封する。その結果、クーラーボックス10は、高い保冷効果を発揮する。
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図7は、本実施形態の第1の変形例に係るパッキング40の要部拡大正面図である。
本変形例に係るパッキング40が上記実施形態に係るパッキング18と異なるところは、スリット32の両端部に貫通孔41(特許請求の範囲に記載された「貫通孔」ないし「切欠孔」に相当)が設けられている点である。この貫通孔41は円形を呈し、スリット32の端部に連続して図中紙面に垂直な方向に延びている。すなわち、この貫通孔41は、クーラーボックス10の蓋部材12(図2参照)の厚み方向に延びている。なお、同図ではスリット32の一方の端部に設けられた貫通孔41のみが図示されている。
図8は、このパッキング40が環状に拡げられる際の変形の仕方を示している。同図において実線で示された状態が拡げられる前の細長棒状のパッキングであり、二点鎖線で示された状態が環状に拡げられたパッキングである。
パッキング40は、実線で示された状態からスリット32が拡げられることによりパッキング40の左側部分42と右側部分43がスリット32に対してそれぞれ90°(degree)ずつ開く。これにより、二点鎖線が示すように、パッキング40の左側部分42と右側部分43両者のなす角度が180°となる。このときのパッキング40の変形挙動は次のようになる。
変形前のA−A’−B−(B)−A”−Aの領域において、左側部分42のA−B仮想線分及び右側部分43のA−(B)仮想線分については、AがA’へ若しくはAがA”へと引き伸ばされて変位し、同時にB若しくは(B)がB’に圧縮集合する。これにより、A−B仮想線分、A−(B)仮想線分は、A’−B’仮想線分に変位する。
A’−A−A”部分の長さは、Aを含む円弧の長さ(貫通孔41の壁面の周方向長さ)に等しい。上記貫通孔41によって取り囲まれる部分によって所定体積分だけパッキング40が肉抜きされた状態となっているから、パッキング40が実線で示された状態から二点鎖線で示された状態に変形されると、A−A’−P−A”−Aで囲まれる部分(上記肉抜きされた体積に相当)だけ体積が不足することになる。しかし、A’−A”間には強烈な引張力が働くため、実際にはPがQに変位して、A’−P−A”は、ほとんどA’−A−A”となる。よって、パッキング40が拡げられる際に引張応力が生じる側では貫通孔41のような肉抜きがあってもパッキング40の表面は、概ね平らになる。また、この貫通孔41が設けられることにより、応力集中を防ぐことができ、スリット32の端部に亀裂等が生じること、及び仮に亀裂が生じたとしてもその進行が防止される。なお、貫通孔41は、円形でなくてもよい。要するに、スリット32の端部近傍に生じる応力集中を緩和するものであれば、形状は特に限定されない。
次に、パッキング40が拡げられる際に圧縮応力が生じる側について説明する。B及び(B)はB’に移動するが、圧縮応力の作用によりさらに外側(図中上方)に変位する。同様に、MはM’に移動して外側へ突出し、外側部分に2本の角が盛り上がった状態となる。ただし、これら突出した部分は、パッキング40が溝27(図2参照)に嵌め込まれることにより解消されるが、当該部分(全体で2箇所)のみが異様な圧縮応力を受けることになる。
そこで、図中点線Xで示された円弧状の肉逃がし部44が設けられていてもよい。この肉逃がし部44が施されることにより、上記B’−M’で示される角が小さくなる。具体的には、円弧Xの左半分の部分が円弧Yが示すように変形する。またB’を面では長手方向(図中上下方向)の圧縮応力が生じるから、円弧Yは実際には円弧Zのようになる。その結果、M’はNへと移動し、上記突出部分は解消される。
図9は、第2の変形例に係るパッキング50の要部拡大正面図である。
同図に示されたパッキング50は、前述の点を考慮して肉逃がし部44が形成されている。また、簡易ではあるが同図の二点鎖線51で示すように、パッキング50の角部がカットされていてもよい。これにより、M’が飛び出す量を抑えることができる。
10・・・クーラーボックス
11・・・本体
12・・・蓋部材
14・・・保冷室
15・・・本体の上面
16・・・本体の開口
17・・・周縁部
18・・・パッキング
19・・・壁
24・・・内蓋
27・・・溝
28・・・内蓋の内面
31・・・開口
32・・・スリット
40・・・クーラーボックス
41・・・貫通孔
44・・・肉逃がし部
50・・・パッキング

Claims (4)

  1. 開口が設けられた上面を有し、当該開口に連続する保冷室が区画されたクーラーボックス本体と、
    当該クーラーボックス本体に設けられ、上記開口を開閉する蓋部材と、
    上記上面の開口周縁部と上記蓋部材との間に介在され、当該蓋部材が上記開口を閉じた状態で上記保冷室を密封する弾性変形可能なパッキングとを備え、
    上記蓋部材は、上記開口を閉じた状態で上記上面の開口周縁部と対向し且つ上記開口を囲繞する環状溝を有し、
    上記パッキングは、長手方向にスリットが形成された細長棒状の弾性体が環状に拡げられて上記環状溝に嵌め込まれている、クーラーボックス。
  2. 上記パッキングは、上記スリットの端部に連続して上記蓋部材の厚み方向に延びる貫通孔が設けられている請求項1に記載のクーラーボックス。
  3. 開口が設けられた上面を有し、当該開口に連続する保冷室が区画されたクーラーボックス本体と、当該クーラーボックス本体に設けられ、上記開口を開閉する蓋部材とを有し、
    当該蓋部材は、上記開口を閉じた状態で上記上面の開口周縁部と対向し且つ上記開口を囲繞する環状溝を備えているクーラーボックスに適用されるパッキングであって、
    細長棒状に形成され且つ長手方向にスリットが形成された弾性体からなり、環状に拡げられて上記環状溝に嵌め込まれることによって上記蓋部材が上記開口を閉じた状態で上記保冷室を密封するパッキング。
  4. 環状に拡げられたときに上記スリットの端部近傍に発生する応力集中を緩和するための切欠孔が、上記スリットに連続して設けられている請求項3に記載のパッキング。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015178361A (ja) * 2014-03-18 2015-10-08 カセン産業株式会社 食缶
JP2017144525A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 株式会社ナベヤ 磁気吸着装置
JP2018002270A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 東芝メモリ株式会社 緩衝材及び包装容器構造体

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