JP2021153179A - 磁気クランプ装置用マグネットユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストであり、かつ、永久磁石の高磁気特性を最大限に活かした磁気クランプ装置用マグネットユニットを提供する。【解決手段】ハウジング2内に収容されている磁気クランプ装置用マグネットユニット10は、一方の面がクランプ対象物1を吸着する吸着面となる一対の平面を有する磁性体12と、磁性体の側面の周囲に配置されたR−T−B系永久磁石14と、磁性体の他方の平面に対向して配置されたFe−Cr−Co系永久磁石16と、Fe−Cr−Co系永久磁石16の側面の周囲に配置されたコイル18とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気クランプ装置に組み込まれるマグネットユニットに関する。
従来より、射出成型機用の金型や加工部品などを磁気的にクランプする磁気クランプ装置においては、極性が一定で高保磁力のR−T−B系永久磁石(Rは、Nd及びPrの少なくとも一方を含む希土類元素、Tは、Feを主とする遷移金属元素であって、Coを含んでもよい、Bはホウ素)と、低保磁力で極性を切り替え可能なアルニコ磁石と、アルニコ磁石の極性を切り替えるための電磁コイルとを組み合わせたマグネットユニット(磁力発生機構)が組み込まれ、電磁コイルに短時間電流を流しアルニコ磁石の極性を切り替えることによって金型や加工部品などを着脱している。このようなマグネットユニットの例が特許文献1や特許文献2に示されている。
国際公開第2019/240201号 特表2005−515080号公報
アルニコ磁石は、高保磁力高残留磁束密度のR−T−B系永久磁石と同等の残留磁束密度を有しかつ保磁力がそれほど大きくないことから、逆磁界をかけることにより容易に極性が反転するので、前記マグネットユニットに最適であり、広く採用されている。しかしながら、アルニコ磁石は高価なCoやNiの含有量が多く、高コストであるとともに、CoやNiの相場によって価格が安定しないという問題も有する。
また、前記マグネットユニットでは、極性が一定のR−T−B系永久磁石と極性を切り替え可能なアルニコ磁石の磁束量を正確に合わせることが必要である。磁束量が合っていないと漏れ磁束が大きくなり、クランプ時にクランプ力が落ちたり、アンクランプ時に外しにくかったりするなどの問題が生じる。
R−T−B系永久磁石とアルニコ磁石の磁束量を正確に合わせるためには、R−T−B系永久磁石やアルニコ磁石の残留磁束密度、サイズ、形状などを微妙に調整する必要がある。従来、それぞれの磁石は、R−T−B系永久磁石は保磁力が高いもの、アルニコ磁石は残留磁束密度が高いものという観点での選択と大まかな寸法決定しかできなかった。そして、それぞれの磁石を装置に組み込んだ後、手作業で磁石などの構成部材を削って調整し、寸法を決定していた。そのため、これらの磁気クランプ装置では、高保磁力のR−T−B系永久磁石と高残留磁束密度のアルニコ磁石の高い磁気特性を生かしきれていなかった。
本発明は、低コストであり、かつ、永久磁石の高磁気特性を最大限に活かした磁気クランプ装置用マグネットユニットを提供することを目的とする。
発明者はアルニコ磁石に代わる高残留磁束密度、低保磁力の磁石について探索したところ、Fe−Cr−Co系永久磁石(以下「FCC磁石」)が類似の磁気特性を有しており、FCC磁石も電磁コイルによって極性を切り替えることが可能であり、アルニコ磁石に変えて磁気クランプ装置用マグネットユニットに適用できることを知見した。
FCC磁石はCo含有量がアルニコ磁石の半分以下程度であるので、これにより、磁気クランプ装置の低コスト化を図ることができる。また、FCC磁石は磁石の寸法を変えることによって(パーミアンス係数を変えることによって)磁束量を調整しやすく、R−T−B系永久磁石の磁束量とFCC磁石の磁束量を合わせるために磁場解析を用いることが有効である。これについては後に詳細に説明するが、磁場解析を用いることができることによって、R−T−B系永久磁石とFCC磁石の磁束量が合う条件をマグネットユニットの設計時に容易に決定することが可能となる。
以上のようにして成された本発明の磁気クランプ装置用マグネットユニットは、一方が吸着面となる一対の平面を有する磁性体と、前記磁性体の側面の周囲に配置されたR−T−B系永久磁石と、前記磁性体の他方の平面に対向して配置されたFe−Cr−Co系永久磁石と、前記Fe−Cr−Co系永久磁石の側面の周囲に配置されたコイルとを有することを特徴とする。
本発明によれば、低コストであり、かつ、永久磁石の高磁気特性を最大限に活かした磁気クランプ装置用マグネットユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマグネットユニットのアンクランプ状態における断面図である。 本発明の一実施形態に係るマグネットユニットのクランプ状態における断面図である。 本発明の一実施形態に係るマグネットユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るマグネットユニットのアンクランプ状態における断面図である。 本発明の一実施形態に係るマグネットユニットのクランプ状態における断面図である。 本発明の解析例における結果を示すグラフである。 本発明の解析例における結果を示すグラフである。 本発明の解析例における結果を示すグラフである。 本発明の解析例における結果を示すグラフである。
[マグネットユニットの構成]
以下、本発明のマグネットユニットの実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
図1はアンクランプ時のマグネットユニットの状態の一例を示す断面図であり、図2はクランプ時のマグネットユニットの状態の一例を示す断面図である。それぞれ、後述する図3に示すマグネットユニット10の縦断面図である。図3はマグネットユニットの斜視図(内部の構成がよくわかるように図の右手前側4分の1を欠いた状態で図示、コイル18は不図示)である。図1〜3は、マグネットユニットが単独の場合を示すが、図1、2の、向かって上下方向、および、手前−奥方向に複数並べて配置してもよい。
本発明のマグネットユニットは、一方が吸着面となる一対の平面を有する磁性体12と、前記磁性体12の側面の周囲に配置されたR−T−B系永久磁石14と、前記磁性体12の他方の平面に対向して配置されたFCC磁石16と、前記FCC磁石16の側面の周囲に配置されたコイル18とを有している。マグネットユニット10は、ハウジング2内に収容されている。磁性体12は、典型的には円柱形状であって一対の平面(両端面)を有している。一方の平面が吸着面となり、他方の平面がFCC磁石16と接している。FCC磁石14は、典型的には円柱形状であって一対の平面(両端面)を有している。一方の平面が磁性体12に接しており、他方の平面がハウジング2に接している。R−T−B系永久磁石14は、典型的にはリング形状であって、磁性体12の側面(外周面)の周囲に配置され、内周側が磁性体12に接しており、外周側がハウジング2に接している。
磁性体12およびFCC磁石16は、前記の通り典型的には円柱形状であるが、図1、2のように、中央部等に取り付け用のボルト等を配置できる垂直方向の孔部22、26を有していてもよい。図3において孔部22はボルト等の形状に合わせた段差を有しているが、後述の解析結果に大きな影響を与えないため、当該段差は図1、2においては省略する。
磁性体12、R−T−B系永久磁石14、FCC磁石16の形状は任意であり、前記の通り円柱形状やリング形状のほか、例えば、板状、ブロック状などでもよいし、角が面取りされていてもよい。さらに、例えば、FCC磁石16は1つの円柱形状の磁石でもよいし、複数個の磁石を組み合わせて円柱形状を形成してもよい。R−T−B系永久磁石14についても1つのリング形状の磁石でもよいし、複数個の磁石(セグメント形磁石)を組み合わせてリング形状を形成してもよい。あるいは、複数の板状の磁石を合わせて磁性体12を囲繞するように配置してもよい。この時、必ずしも磁性体12の周囲全体を囲むように配置される必要はなく、磁石間に空隙が存在していてもよい。その他の部品の形状や配置形態も同様に、装置全体の設計に応じて任意である。
ハウジング2は図の態様に限定されず、1つのハウジング2に1つのマグネットユニット10を収容してもよいし、複数のマグネットユニット10を収容してもよい。例えば磁性体12が角柱状で、板状のR−T−B系永久磁石14が磁性体12を囲繞するように配置される複数のマグネットユニット10が、ハウジング2内に複数並んで配置される場合、隣接するマグネットユニット10の磁性体12同士の間に配置される板状のR−T−B系永久磁石14は、各々1枚ずつ配置されてもよいし、1枚のR−T−B系永久磁石14が隣接する両方のマグネットユニット10のR−T−B系永久磁石14として兼用されてもよい。
なお、本明細書で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。すなわち、マグネットユニット10の配置の向きは、組み込まれる磁気クランプ装置の仕様に応じて任意であり、例えば、図1、2のように磁性体12の吸着面となる平面が図の左右方向を向いていてもよいし、図3〜5のように上下方向を向いていてもよい。
R−T−B系永久磁石14の磁化方向は磁性体12の平面に平行な方向であり、FCC磁石16の磁化方向は磁性体12の平面に垂直な方向である。アンクランプ時、R−T−B系永久磁石14とFCC磁石16は図1のように同じ磁性体12に接する面の極性が反対になる。この時、磁束はR−T−B系永久磁石14と磁性体12とFCC磁石16を通り、図1のように磁性体12の吸着面となる平面より外に出ないので、クランプ対象物1には磁力が作用せず、クランプ対象物1はマグネットユニット10に吸着されない。
アンクランプ状態からクランプ状態にするには、FCC磁石16に逆磁界を与える方向にコイルに短時間(例えば0.5〜3秒程度)所定の大きさの電流を流す。するとFCC磁石16の極性は反転し、図2のように、同じ磁性体12に接する面のR−T−B系永久磁石14とFCC磁石16は極性が同じになる。この時、図2のようにクランプ対象物1を近づけると、R−T−B系永久磁石14とFCC磁石16とクランプ対象物1を磁束が通る状態になり、クランプ対象物1が磁性体12の吸着面となる平面に吸着される。
なお、ハウジング2も例えばSS400などの磁性材料で形成され、図1、2のような磁性体12の吸着面となる平面とハウジング2の磁性体12の吸着面となる平面に平行な面(ハウジング2の開放側の面)を面一として、すなわち、磁性体12の吸着面とハウジング2の開放側の面が同一平面内にあるようにして、クランプ対象物1をハウジング2にも吸着されるようにしてもよい。なお本発明において、後述の単位面積当たりの吸着力を計算する際の吸着面の面積はハウジング2の外辺で形成される形状の面積とし、ハウジング2の外辺で形成される部分のうち、空間になっている部分(図1における点線aの部分)の面積も含むものとする。ハウジング2の寸法(外径、厚み、高さ等)もマグネットユニットの吸着力と漏れ磁束に影響を与えるので、別途磁場解析にて最適化された寸法を用いる。
クランプ状態からアンクランプ状態にするには、上記と逆の方向に電流を流し、FCC磁石16の極性を図1の状態に戻す。すると図1のように、クランプ対象物1はマグネットユニット10に吸着されなくなる。
図1、2の状態は、R−T−B系永久磁石14とFCC磁石16の1つのマグネットユニット10あたりの磁束量が等しい場合である。発明者の検討によると、図1の状態、すなわちアンクランプ時に、R−T−B系永久磁石14またはFCC磁石16のどちらかの磁束量が大きいと、大きいほうの磁石の磁束が磁性体12から外部に漏れ、クランプ対象物1を吸着する方向に働く。したがって、図2の状態から図1の状態に戻した時、すなわち、クランプ状態からアンクランプ状態にした時に、クランプ対象物1が外れにくいということが生じてしまう。
また、図2の状態、すなわちクランプ時に、R−T−B系永久磁石14またはFCC磁石16のどちらかの磁束量が大きいと、漏れ磁束によって磁力線の流れが乱れ、吸着力が落ちてしまう。したがって、吸着力が大きく、クランプ対象物1の着脱がスムーズにできるマグネットユニット10を得るためには、R−T−B系永久磁石14とFCC磁石16の磁束量を等しくする(漏れ磁束を少なくする)、ことが重要である。具体的にはR−T−B系永久磁石14とFCC磁石16の磁束量の差の絶対値が0.025mWb以内であることが好ましく、0.01mWb以内であることがさらに好ましい。
なお、R−T−B系永久磁石14の磁化方向はラジアル方向でもよいし、任意の半径に対して平行方向でもよい。R−T−B系永久磁石14の磁化方向がラジアル方向の場合、図1において、R−T−B系永久磁石14の厚み方向の寸法MrはR−T−B系永久磁石14の磁化方向の寸法となり、高さ方向の寸法Vrは磁化方向に垂直な方向の寸法となる。また、FCC磁石16の半径VfはFCC磁石16の磁化方向に垂直な方向の寸法となり、高さ方向の寸法MfはFCC磁石16の磁化方向の寸法となる。
[FCC磁石のメリット]
以下、アルニコ磁石に変えてFCC磁石を採用することのメリットについて説明する。
FCC磁石はCo含有量がアルニコ磁石の半分以下程度である。例えば、市販のアルニコ磁石のCo含有量が24mass%程度であるのに対し、本発明で好適に用いられるFCC磁石のCo含有量は5〜14mass%である。またアルニコ磁石が多く含有するNiはほとんど含まず、不可避不純物か多くても数%以下の添加物程度である。したがって、アルニコ磁石に変えてFCC磁石を採用することにより、磁気クランプ装置用マグネットユニットの低コスト化を図ることができる。
また、アルニコ磁石に変えてFCC磁石を採用することにより、同じR−T−B系永久磁石を用いた場合、後の解析例に示すように、同じ形状のアルニコ磁石を用いた場合に比べて強い吸着力が得られるにもかかわらず、漏れ磁束を低減できる傾向にあることがわかった。
発明者の検討および解析によると、このことは、多くのR−T−B系永久磁石の残留磁束密度に対してアルニコ磁石の残留磁束密度は低いが、FCC磁石の残留磁束密度は同等以上であることによると考えられる。すなわち、アルニコ磁石を使用した場合はR−T−B系永久磁石とアルニコ磁石の磁束量の差が大きくなり漏れ磁束が大きくなるが、FCC磁石を使用した場合はR−T−B系永久磁石とFCC磁石の磁束量の差が少なく、漏れ磁束を少なくできるからである。
また、後述の通り、アルニコ磁石の残留磁束密度がFCC磁石やR−T−B系永久磁石より低いことによって、磁気クランプ装置におけるアルニコ磁石の磁束量は従来以上に大きくすることが難しいので、R−T−B系永久磁石と磁束量を合わせようとするとR−T−B系永久磁石の磁束量を低い側に合わせることとなり、R−T−B系永久磁石の高磁気特性を生かすことができない。
これに対し、FCC磁石を使用した場合は、FCC磁石の残留磁束密度が高いことによって、FCC磁石の磁束量がR−T−B系永久磁石の磁束量と同等以上になるので、磁束量の差が小さく、磁束量を合わせるためにR−T−B系永久磁石の磁束量を低い側に調整する必要がない。
さらに、先に述べた通り、FCC磁石を採用した場合には、R−T−B系永久磁石の磁束量とFCC磁石の磁束量を合わせるために磁場解析を用いることが有効である。以下、FCC磁石を採用した場合に、アルニコ磁石を採用した場合に比べて磁場解析が有効であることについて述べる。
上述の通り、FCC磁石はアルニコ磁石より残留磁束密度が高い(市販の高残留磁束密度タイプのアルニコ磁石が<1.30T程度であるのに対し、市販の高残留磁束密度タイプのFCC磁石は1.30〜1.45T程度)。FCC磁石の磁束量はパーミアンス係数と残留磁束密度によって決まるが、FCC磁石がR−T−B系永久磁石とともに磁気クランプ装置用マグネットユニットに組み込まれるために必要な磁束量は、FCC磁石の残留磁束密度に対してかなり余裕がある。すなわち、FCC磁石は使える動作点の自由度が高い。したがって、磁石のパーミアンス係数を変える(磁石の磁化方向の寸法(図1におけるMf)を変える)ことによって、磁束量を調整することが可能である。
このことから、R−T−B系永久磁石の磁束量とFCC磁石の磁束量を合わせるために磁場解析を用いることが有効となる。つまり、FCC磁石の寸法を変えて磁場解析を行い、R−T−B系永久磁石の磁束量とFCC磁石の磁束量が合う条件を求めることが可能となる。
これに対してアルニコ磁石の場合は残留磁束密度がFCC磁石より低いので、そのぎりぎりのところ(磁束密度が残留磁束密度に近いところ)を動作点とする必要があり、パーミアンス係数をいくら大きくしても磁束量は従来より増えず、すなわち、寸法調整によって磁束量を大きくすることができず、R−T−B系永久磁石の磁束量と合わせることは困難である。そのため、磁場解析を用いても、アルニコ磁石を用いた場合は、従来より永久磁石の磁気特性を活かしたマグネットユニットを得ることは難しい。
なお、R−T−B系永久磁石は角形性がよいので、パーミアンス係数を変えても(磁化方向の寸法だけを変えても)ほとんど磁束量が変わらない。R−T−B系永久磁石の磁束量を調整するにはR−T−B系永久磁石の磁化方向に垂直な方向の面積(以下断面積)を変えてその体積を大きくすること、すなわち、磁化方向に垂直な方向の寸法(図1のVr)を変える他、後述の通り磁石組成を高残留磁束密度側に調整することが有効である。
FCC磁石の高い磁気特性を活かすために、FCC磁石の磁化方向の寸法(図1におけるMf)を大きくすることによって(FCC磁石のパーミアンス係数を大きくすることによって)磁束量を大きくすると、漏れ磁束を少なくするためにはFCC磁石の磁束量に対応してR−T−B系永久磁石の磁束量も大きくすることが必要となるが、上記の通りR−T−B系永久磁石は角型性がよいのでパーミアンス係数を変えても磁束量はほとんど変わらない。そのため、R−T−B系永久磁石のサイズを大きくすることなく(コストアップすることなく)磁束量を大きくするには、R−T−B系永久磁石の残留磁束密度を大きい側に磁石組成を調整することが有効であるが、一般的にR−T−B系永久磁石の組成を残留磁束密度が大きい側に調整すると、逆にR−T−B系永久磁石の保磁力が小さくなってしまう。
R−T−B系永久磁石の保磁力は、マグネットユニット10に逆磁界を与えてFCC磁石の極性を反転させる際にR−T−B系永久磁石が減磁しないために重要な磁気特性であるが、FCC磁石はアルニコ磁石より保磁力がさらに小さいので極性を反転させるための逆磁界が少なくて済み、その分R−T−B系永久磁石として従来より保磁力が低いものを採用することができ、FCC磁石の磁束量に合わすべくR−T−B系永久磁石の残留磁束密度を大きくして保磁力を小さくしても問題ないと考えられる。
R−T−B系永久磁石の残留磁束密度を大きくするには、R−T−B系永久磁石に含まれる軽希土類元素(Nd、Pr)を増やし、重希土類元素(Dy、Tb)を少なくすることが有効である。すなわち、本発明のマグネットユニットでは、FCC磁石とR−T−B系永久磁石の各々の磁束量を大きくして従来より大きな吸着力を得るとともに、高価で供給が安定しない重希土類元素を低減したR−T−B系永久磁石を採用することができる。
このようなFCC磁石とR−T−B系永久磁石の組み合わせは、例えば、FCC磁石の組成がCo=5〜14、Cr=20〜40、添加元素5以下、残部Fe(mass%)であり、R−T−B系永久磁石の組成が、RL(Ndおよび/またはPr)=28〜32、RH(Dyおよび/またはTb)=3.0以下、B(ホウ素)=0.6〜1.6(その一部はC(炭素)によって置換されていてもよい)、Al、Cu、Gaなどの添加元素0.5以下、残部Fe(そのうちの50原子%以下をCoで置換してもよい)(mass%)であるものが挙げられる。
FCC磁石および、R−T−B系永久磁石として上記のような従来より高残留磁束密度、低保磁力側の磁石を採用した場合、マグネットユニット10の吸着力は大きくなるものの、今度はR−T−B系永久磁石の磁束量が増えることによって漏れ磁束が大きくなってしまう場合がある。この場合は上記の通りFCC磁石の磁化方向側の寸法(図1におけるMf)を大きくしてパーミアンス係数を大きくすることによってFCC磁石の磁束量を増やし、逆にR−T−B系永久磁石の磁化方向に垂直な方向の寸法(図1におけるVr)を小さくして、すなわち、R−T−B系永久磁石の磁化方向の断面積を小さくすることによって、R−T−B系永久磁石の磁束量を減らす。このようにすることで、FCC磁石とR−T−B系永久磁石の高い磁気特性を活かしながら、大きな吸着力と低い漏れ磁束のバランスが取れたマグネットユニットを得ることができる。このような好ましいMf,Vrの範囲は磁場解析によって求めることができる。
さらに、FCC磁石の磁化方向の寸法(図1におけるMf)だけでなく、磁化方向に垂直な方向の寸法(図1におけるVf)も大きくしてFCC磁石の吸着力を稼ぐことによって、R−T−B系永久磁石の体積を少なくすることができることも分かった。R−T−B系永久磁石は磁化方向に垂直な方向の寸法(図1におけるVr)を大きくしてすなわち、磁化方向の断面積を増やして磁束量を増やし、磁化方向の寸法(R−T−B系永久磁石14がラジアル配向の場合、図1におけるMr)を小さくする。この場合、R−T−B系永久磁石の体積を減らすことができる。したがって、比較的安価なFCC磁石の使用量を増やし、高価なR−T−B系永久磁石の使用量を減らすことで、マグネットユニットのコストをさらに低減することができる。
本発明の、FCC磁石を用いたマグネットユニット10は、磁性材料で形成されたハウジング2に収容され、同一平面内にあるハウジング2の開放側の面と磁性体12の上面を吸着面とするとき、最大漏れ磁束が4mT以下で、1mm当たりの吸着力1.13N以上、好ましくは1.14N以上を達成することができる。
[解析例]
図1、2のマグネットユニットをモデルとして、以下の解析を行った。R−T−B系永久磁石14は環状扇形の磁石4枚を貼り合わせたリング状(磁化方向は図1、2で示す断面に平行方向)であり、その内径側に、中央部にボルト配置用の孔22(直径8mm)を有する円柱状磁性体12(SS400、直径60mm、高さ21mm)を有し、磁性体12の下部に同じくボルト配置用の孔26(直径11mm)を有する円柱状FCC磁石16を配している。これらはハウジング18(SS400)内に収容されている。R−T−B系永久磁石14の高さをVr、厚みはMrとし、FCC磁石16の高さをMf、半径はVfとする。その他の部分は空間とした。コイル18はマグネットユニットの構造としては必須であるが、以下の解析結果に大きな影響を与えないため、本解析例においては省略した。R−T−B系永久磁石としては表1のR1〜R5を、FCC磁石としては表2のF1、F2を、アルニコ磁石としては表2のA1を用いた。
なお、解析には、株式会社JSOL製JMAGを用いた。
Figure 2021153179
Figure 2021153179
[解析例1]
R−T−B系永久磁石14として、磁石R1を用いた。また、FCC磁石16として、磁石F1、および磁石F2を、比較のアルニコ磁石として、磁石A1を用いた。
Mf=20mm、Vf=27.6mm、Vr=12.7mm、Mr=6.5mmとして磁場解析を行ったところ、マグネットユニット10の吸着力および漏れ磁束は表3の結果となった。
Figure 2021153179
表3からわかるように、アルニコ磁石に変えてFCC磁石を採用することにより、吸着力を大きくすることができるにもかかわらず、漏れ磁束が低減できることがわかった。
[解析例2]
FCC磁石16として磁石F1を用い、R−T−B系永久磁石14として磁石R1〜R5の各種を用いた。
Mf=20mm、Vf=27.6mm、Vr=12.7mm、Mr=6.5mmとして磁場解析を行ったところ、マグネットユニット10の吸着力および漏れ磁束は表4の結果となった。
Figure 2021153179
表4からわかるように、残留磁束密度が最も小さい磁石R5を用いた場合以外(R−T−B系永久磁石の組成が、RL(Ndおよび/またはPr)=28〜32、RH(Dyおよび/またはTb)=3.0以下、B(ホウ素)=0.6〜1.6(その一部はC(炭素)によって置換されていてもよい)、Al、Cu、Gaなどの添加元素0.5以下、残部Fe(そのうちの50原子%以下をCoで置換してもよい)(mass%)の範囲内の場合)は、吸着力が1850Nを超えたが、それらの場合のR−T−B系永久磁石14から発生する磁束量とFCC磁石16から発生する磁束量の差(R−T−B系永久磁石14から発生する磁束量−FCC磁石16から発生する磁束量)の絶対値は0.025mWbを超えていた。次の解析例3において、磁石の寸法を変えることによってこれらの磁束量の差を小さくできることを示す。
[解析例3]
R−T−B系永久磁石14として磁石R1より残留磁束密度も保磁力も高い磁石R2、残留磁束密度が高く保磁力の低い磁石R3を用いた。FCC磁石16としては、磁石F1を用いた。Vf=27.6mm、Mr=6.5mmとし、表5の通りMfとVrを変えて磁場解析を行った。マグネットユニット10の吸着力および漏れ磁束は表5の結果となった。表5には解析例1において磁石F1を用いた場合の結果(1−1)も併せて示す。
Figure 2021153179
表5からわかるように、R−T−B系永久磁石14として磁石R1より残留磁束密度が高い磁石R2およびR3を用いた場合、同じMf、Vrにおいては吸着力は大きくなるものの、最大漏れ磁束も大きくなった。(解析No.1−1と、3−1および3−8を比較。)しかしながら、FCC磁石16の磁化方向の寸法Mfを大きくし、R−T−B系永久磁石14の磁化方向に垂直な方向の寸法Vrを小さくすることによって、吸着力1900N以上、最大漏れ磁束15mT以下を達成できることがわかった。(解析No.3−12〜19。)また、それらの場合のR−T−B系永久磁石14から発生する磁束量とFCC磁石16から発生する磁束量の差(R−T−B系永久磁石14から発生する磁束量−FCC磁石16から発生する磁束量)の絶対値は0.025mWb以内であった。
[解析例4]
R−T−B系永久磁石として磁石R2、FCC磁石として磁石F1を用いた。FCC磁石の半径(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vfを解析例2−7の27.6mmから31.6mmと厚くし、R−T−B系永久磁石の厚み(磁化方向の寸法)Mrを6.5mmから4.7mmと薄くし、R−T−B系永久磁石の高さ(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vrを色々に変えて磁場解析を行った。結果を表6に示す。なお、表6には解析例3における3−7も併せて示す。
Figure 2021153179
Vfを解析例3−7の27.6mmから31.6mmと厚くし、Mrを6.5mmから4.7mmと薄くすることによって(MfとVrは、3−7と同じ)、吸着力は1902Nから2102Nと大きくなったが、最大漏れ磁束も9.64mTから43mTと大きくなった(3−7と4−2の比較)。そこで、Vrの大きさを9.9mmから13.5mmまで変えて行ったところ(4−1〜4−5)、Vrが13.2mmで吸着力2256N最大漏れ磁束15mT、Vrが13.5mmで吸着力2274N最大漏れ磁束17.5mTと、より大きな吸着力と少ない漏れ磁束のマグネットユニットが得られる条件があることがわかった(4−4と4−5)。また、この時のR−T−B系永久磁石の体積は3−7のR−T−B系永久磁石の体積より少なくなっていた。すなわち、FCC磁石の体積を大きくすることによって、より高い吸着力が得られるにもかかわらず、R−T−B系永久磁石の使用量を減らすことができることがわかった。また、それらの場合のR−T−B系永久磁石14から発生する磁束量とFCC磁石16から発生する磁束量の差(R−T−B系永久磁石14から発生する磁束量−FCC磁石16から発生する磁束量)の絶対値は0.025mWb以内であった。
[解析例5]
本解析例では、図4、図5のマグネットユニットをモデルとして解析を行った。図4および図5は、それぞれアンクランプ状態およびクランプ状態のマグネットユニットの中心を通る断面図(図1、図2を右90度回転させた右半分に相当)である。図1〜図3に示す孔部22、26および孔部22の段差については、解析結果に大きな影響を与えないことと、R−T−B系磁石14とFCC磁石16の寸法の影響を正確に調べることを考慮し、本解析例においては省略した。ハウジング2の外径Hs=42mm(吸着面の面積は1764mm)、ハウジング2の内径Hr=36.7mmである。これらのハウジング2の寸法は、少ない漏れ磁束と高い吸着力の観点から別途の磁場解析で最適化された寸法である。また、本解析例では、吸着面とR−T−B系磁石14の上面の距離(図4におけるd)をd=4mmで一定とし、R−T−B系磁石14の厚みMrおよび高さVrに応じて磁性体12の半径および高さを連動して増減させることとした。
R−T−B系永久磁石14として磁石R2、FCC磁石16として磁石F1を用いた。FCC磁石16の半径(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vfを30.0mmとし、高さ(磁化方向の寸法)Mfを27.6mmとして、R−T−B系永久磁石14の厚み(磁化方向の寸法)Mr、R−T−B系永久磁石14の高さ(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vrを色々に変えて磁場解析を行った。本解析の前に行った予備解析によって最も漏れ磁束が低かった、Vr=13.0mm、およびMr=4.2mmを基準として解析を行った。Vrを13.0mmに固定してMrを3.5mmから6.3mmまで変化させたときの結果を図6に、Mrを4.2mmに固定してVrを12.5mmから13.5mmに変化させたときの結果を図7に示す。
図6、7より、漏れ磁束をどの程度に抑えたいかによって好ましい寸法は変わるものの、例えば、漏れ磁束を3mT以下に抑えたい場合、Mr=4.0mm、Vr=13mmの時、最大漏れ磁束が2.9mTで、吸着力が2024N(1mmあたりの吸着力は1.15N)、漏れ磁束を10mT以下まで許容する場合、Mr=4.7mm、Vr=13mmの時、最大漏れ磁束が9.3mTで吸着力が2058N(1mmあたりの吸着力は1.17N)を達成できることがわかった。また、磁束量の差はそれぞれ−0.003mWb、0.007mWbであった。
[解析例6]
本解析例ではFCC磁石とアルニコ磁石との比較を詳細に行った。解析例5で求めた、R−T−B系磁石の好ましい寸法条件の時、FCC磁石とアルニコ磁石の磁石高さを変えて解析を行った。具体的には、R−T−B系永久磁石として磁石R2、FCC磁石として磁石F1、アルニコ磁石として磁石A1を用いた。FCC磁石16およびアルニコ磁石16′の半径(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vfを29.6mm、R−T−B系永久磁石14の厚み(磁化方向の寸法)Mrを4.0mm、R−T−B系永久磁石14の高さ(磁化方向に垂直な方向の寸法)Vrを13.0mmとして、FCC磁石16およびアルニコ磁石16′の高さ(磁化方向の寸法)Mfを変えて磁場解析を行った。結果を図8、9に示す。
図8、9より、アルニコ磁石に変えてFCC磁石を採用することにより、吸着力を大きくすることができるにもかかわらず、漏れ磁束が低減できることがわかった。具体的には、高さMfを大きくするにつれてFCC磁石16を使用した場合もアルニコ磁石16′を使用した場合も吸着力が増加していき、Mf=60mm付近以上でほぼ一定となるが、その大きさは約40Nの差でFCC磁石16を使用した場合の方が大きい。図8で、アルニコ磁石16′を使用した場合、最大2004N(1mmあたりの吸着力は1.14N)付近まで吸着力を大きくすることができるが、この時の最大漏れ磁束は5mTを超える。またこの値はFCC磁石16を使用した場合はMf=25mmで達成可能であり、この時の最大漏れ磁束は3.8mTである。FCC磁石16を使用した場合はさらに最大で2045N(1mmあたりの吸着力は1.16N)付近まで大きくすることができる(漏れ磁束は3.3mT付近)。本解析例では、アルニコ磁石16′を使用した場合は、許容できる最大漏れ磁束を4mT以下とすると、図9よりMf=11mm以下とする必要があり、Mf=11mmの時の、最大漏れ磁束が3.9mTで吸着力が1774N(1mmあたりの吸着力は1.00N、図8のグラフ外)であり、漏れ磁束が4mT以下では1mmあたりの吸着力1.13N以上を達成できないことがわかる。
[解析例7]
本解析例ではR−T−B系磁石14の磁石組成を色々変えて、解析例5で結果が良好であったVr,Mr付近で解析を行った。それぞれの解析結果において漏れ磁束が最小値のときの吸着力と漏れ磁束を比較した。結果を表7に示す。
Figure 2021153179
表7より、いずれのR−T−B系磁石14を用いた場合においても、FCC磁石16を用いることによって、最大漏れ磁束が4mT未満で1mmあたりの吸着力1.13N以上を達成できたことがわかった。特に、R3を用いた場合、最大漏れ磁束が1.1mTと非常に低かった。また、表には記載されていないが、R3を使用した場合の解析結果では、最大漏れ磁束を他の磁石と同等の2.8mTまで許容した場合、吸着力2004N(1mmあたりの吸着力は1.14N)を達成できることがわかっている。
1 クランプ対象物
2 ハウジング
10 マグネットユニット
12 磁性体
14 R−T−B系永久磁石
16 FCC磁石
18 コイル

Claims (4)

  1. 一方が吸着面となる一対の平面を有する磁性体と、前記磁性体の側面の周囲に配置されたR−T−B系永久磁石と、前記磁性体の他方の平面に対向して配置されたFe−Cr−Co系永久磁石と、前記Fe−Cr−Co系永久磁石の側面の周囲に配置されたコイルとを有する、磁気クランプ装置用マグネットユニット。
  2. 前記R−T−B系永久磁石から発生する磁束量と前記Fe−Cr−Co系永久磁石から発生する磁束量の差が0.025mWb以内である、請求項1記載の磁気クランプ装置用マグネットユニット。
  3. 磁性材料で形成されたハウジングに収容され、前記ハウジングの開放側の面は前記磁性体の吸着面と同一平面上にあって吸着面の一部を形成し、最大漏れ磁束が4mT以下、吸着面1mmあたりの吸着力が1.13N以上である、請求項1または2記載の磁気クランプ装置用マグネットユニット。
  4. 前記R−T−B系永久磁石の組成は、RL(Ndおよび/またはPr)=28〜32、RH(Dyおよび/またはTb)=3.0以下、B(ホウ素)=0.6〜1.6(その一部はC(炭素)によって置換されていてもよい)、添加元素0.5以下、残部Fe(そのうちの50原子%以下をCoで置換してもよい)(mass%)であり、Fe−Cr−Co系永久磁石の組成は、Co=5〜14、Cr=20〜40、添加元素5以下、残部Fe(mass%)である、請求項1から3のいずれかに記載の磁気クランプ装置用マグネットユニット。
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