JP2017141523A - つま先保温カバー - Google Patents

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隆人 澤▲崎▼
Takahito Sawazaki
隆人 澤▲崎▼
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Abstract

【課題】靴を履いている場合や靴を履かずに室内で使用する場合であっても、つま先を確実に保温する。【解決手段】つま先を覆う保温カバー本体2と、両端が保温カバー本体2の両側部に取付けられ、踵に巻かれる紐状部材3とを有し、保温カバー本体2は、外周側に位置する外層布帛4と、内周側に位置する内層布帛5と、外層布帛4と内層布帛5との間に位置して伸縮性と通気性とを有する保温層6とを備える。この保温層6を羽毛又は中綿により形成することで、つま先保温カバー1の軽量化を図ることができ、コンパクトに折り畳むことができる。また、紐状部材3を保温カバー本体2に対して着脱可能とすることにより、紐状部材3を保温カバー本体2から取外すことができ、靴を履いた場合でも窮屈な感じを与えることがない。【選択図】図3

Description

本発明は、つま先を保温するのに適したつま先保温カバーに関する。
冬期などの気温が低い場合には足が冷えやすく、特に、つま先が冷えやすい。そこで、つま先を保温するためのつま先用靴下として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載されたつま先用靴下は、つま先を覆う部分が、内層と外層とその間に位置する非通気性シートとからなる三層構造とされている。内層と外層とは綿、アクリル、毛、ナイロン、ポリウレタン等からなる混紡糸を用いて編み上げて形成されている。非通気性シートは、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂、ゴム等の天然樹脂を用いて形成されている。さらに、つま先用靴下がつま先から抜け落ちないようにするため、踵に係止する紐状部材が設けられている。
特開平9−217204号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたつま先用靴下は、混紡糸を用いた内層と外層及びその間に位置する非通気性シートから構成されており、非通気性シートには伸縮性がない。このため、つま先用靴下をつま先に装着した場合、つま先の甲の部分に対する内層表面の密着性が十分ではなく、保温性が低くなる。特に、このつま先用靴下を室内で使用して靴を履かない場合には、つま先用靴下に対して上方からの押付力が生じないために内層表面とつま先の甲の部分との間に隙間が生じ易く、より一層保温性が低くなる。
また、このつま先用靴下は、内層と外層との間に非通気性シートを有するので、つま先から発汗した汗が非通気性シートの内側に籠もりやすい。このため、つま先用靴下を装着して靴を履いた状態を長時間続けると、非通気性シートの内側に籠った汗が冷やされて冷たく感じる場合がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的は、靴を履いている場合や靴を履かない室内で使用する場合であっても、つま先を確実に保温することのできるつま先保温カバーを提供することにある。
本発明に係るつま先保温カバーは、つま先を覆う保温カバー本体と、両端が前記保温カバー本体の両側部に取付けられ、踵に巻かれる紐状部材とを有し、前記保温カバー本体は、外周側に位置する外層布帛と、内周側に位置する内層布帛と、前記外層布帛と前記内層布帛との間に位置して伸縮性と通気性とを有する保温層とを備えることを特徴とする。
また、前述のつま先保温カバーにおいて、前記保温層は、羽毛又は中綿により形成されていることが望ましい。
また、前述のつま先保温カバーにおいて、前記紐状部材は、保温カバー本体に対して着脱可能に設けられていることが望ましい。
本発明に係るつま先保温カバーによれば、つま先を覆う保温カバー本体は、外層布帛と内層布帛とその間に位置して伸縮性を有する保温層とを備えるので、保温カバー本体をつま先に装着した場合、靴を履かない場合でも靴を履いた場合でも、保温層が伸縮することにより内層布帛とつま先の甲の部分との密着性が高くなり、保温性が高くなる。さらに、この保温層は通気性を有するので、つま先が汗をかいた場合、その汗を外部に逃すことができ、汗が保温カバー本体内に籠もりにくく、籠もった汗が冷えて保温カバー本体内が冷たくなるということを防止することができる。また、紐状部材を踵に巻き付けることにより、保温カバー本体がつま先から脱落することを防止することができ、特に、つま先保温カバーを靴をはかない室内で使用する場合に有効である。
また、保温層が羽毛又は中綿により形成されていることにより、つま先保温カバーの軽量化を図ることができ、さらに、コンパクトに折り畳むことができて持ち運びに便利である。
また、紐状部材が保温カバー本体に対して着脱可能であるので、紐状部材を取外すことにより、靴を履いた場合でも窮屈な感じを与えることがない。
本発明の第1の実施形態のつま先保温カバーを示す斜視図である。 つま先保温カバーの平面図である。 つま先保温やカバーの断面側面図である。 本発明の第2の実施形態のつま先保温カバーを示す断面側面図である。 本発明の第3の実施形態のつま先保温カバーを示す平面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1ないし図3に基づいて説明する。つま先保温カバー1は図1及び図2に示すように、つま先を覆う保温カバー本体2と、両端が保温カバー本体2の両側部に取付けられ、踵に巻かれる紐状部材3とを有している。保温カバー本体2への紐状部材3の取付けは、マジックテープ(登録商標)、ボタン、スナップボタンを用いて着脱可能とされている。また、紐状部材3は、全体または一部が伸縮性を有する伸縮部3aにより形成されている。
保温カバー本体2は、上部側本体2aと下部側本体2bとに分割して形成され、これらの上部側本体2aと下部側本体2bとを縫製することにより保温カバー本体2が形成されている。上部側本体2aと下部側本体2bとは、図3に示すように、それぞれ外周側に位置する外層布帛4と、内周側に位置する内層布帛5と、これらの外層布帛4と内層布帛5の間に位置して伸縮性と通気性を有する保温層6とを備えている。
外層布帛4、内層布帛5としては、ポリエステルやナイロン等の合繊織物、麻、木綿、フリース、パイル織物、またはこれらの素材の編物などが使用されている。
保温層6は、羽毛又は中綿により形成されている。
このような構成において、つま先を保温したい場合には、保温カバー本体2をつま先に装着し、紐状部材3を踵に巻き付ける。これにより、つま先に取付けられたつま先保温カバー1はつま先から外れにくく、つま先を保温することができる。
保温カバー本体2は、外層布帛4と内層布帛5、及び、これらの外層布帛4と内層布帛5の間に位置する羽毛又は中綿からなる保温層6を有し、保温層6は伸縮性と通気性とを有している。このため、保温カバー本体2をつま先に装着した場合、保温層6が伸縮することにより内層布帛5とつま先の甲の部分との密着性を高めることができ、つま先の保温性を高めることができる。特に、靴を履かない室内でつま先保温カバー1を使用した場合においても、内層布帛5とつま先の甲の部分との密着性を高めることができ、つま先の保温性を高めることができる。
さらに、保温層6は通気性を有するので、つま先が汗をかいた場合、その汗を外部に逃すことができる。これにより、汗が保温カバー本体2内に籠もりにくくなり、籠もった汗が冷えて保温カバー本体2内が冷たくなるということを防止できる。
また、羽毛又は中綿により形成されている保温層6は軽量であるので、つま先保温カバー1の軽量化を図ることができる。さらに、保温層6が伸縮性を有する羽毛又は中綿により形成されているつま先保温カバー1はコンパクトに折り畳むことができ、持ち運びに便利である。
保温カバー本体2への紐状部材3の取付けは着脱可能であるため、必要に応じて、例えば、足にフィットしたサイズの靴を履く場合には紐状部材3を取外すことができる。これにより、窮屈さを感じることなくつま先保温カバー1を使用することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。なお、第1の実施形態で説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する(以下の実施形態でも同じ)。
第2の実施形態のつま先保温カバー11の基本的構成は第1の実施形態のつま先保温カバー1と同じであり、異なる点は、外層布帛12と内層布帛13との構成である。
第1の実施形態のつま先保温カバー1では、外層布帛4と内層布帛5とが一重の構造であったが、本実施の形態のつま先保温カバー11では、外層布帛12が表地12aと側地12bとからなる二重構造であり、同様に、内層布帛13が裏地13aと側地13bとからなる二重構造とされている。外層布帛12と内層布帛13との間には、羽毛又は中綿からなる保温層6が設けられている。
このような構成において、本実施の形態のつま先保温カバー11は、外層布帛12と内層布帛13とがそれぞれ二重構造であるので、つま先に対する保温効果をより一層高めることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態を図5に基づいて説明する。第3の実施形態のつま先保温カバー21の基本的構成は第1の実施形態のつま先保温カバー1と同じであり、異なる点は、つま先保温カバー21の保温カバー本体22にステッチ23を設け、保温カバー本体22の先端側を親指が入る領域と他の4指が入る領域とにステッチ23により区分けした点である。
このような構成において、保温カバー本体22の先端側をステッチ23により親指が入る領域と他の4指が入る領域とを区分けすることにより、つま先に対するつま先保温カバー21の装着性を安定させることができる。
なお、本実施形態では、1つのステッチ23を設けて保温カバー本体22の先端側を親指と他の4指が入る領域に区画した場合について説明したが、このようなステッチを4つ設け、保温カバー本体22の先端側を各指が個々に入る5つの領域に区画してもよい。その場合には、つま先に対するつま先保温カバー21の装着性をより一層安定させることかできる。
1 つま先保温カバー
2 保温カバー本体
2a 上部側本体
2b 下部側本体
3 紐状部材
3a 伸縮部
4 外層布帛
5 内層布帛
6 保温層
11 つま先保温カバー
12 外層布帛
13 内層布帛
21 つま先保温カバー
22 保温カバー本体
23 ステッチ

Claims (3)

  1. つま先を覆う保温カバー本体と、
    両端が前記保温カバー本体の両側部に取付けられ、踵に巻かれる紐状部材と、
    を有し、
    前記保温カバー本体は、外周側に位置する外層布帛と、内周側に位置する内層布帛と、前記外層布帛と前記内層布帛との間に位置して伸縮性と通気性とを有する保温層とを備えることを特徴とするつま先保温カバー。
  2. 前記保温層は、羽毛又は中綿により形成されていることを特徴とする請求項1記載のつま先保温カバー。
  3. 前記紐状部材は、保温カバー本体に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のつま先保温カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021116509A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 岡本株式会社 フットカバー

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