JP2012162816A - 透湿防水靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】透湿性及び防水性を有する透湿防水靴下において、脱ぎ履きの容易さの向上を図ると共にフィット性の向上を図ることが可能な透湿防水靴下を提供すること。
【解決手段】透湿防水靴下10を、透湿性及び防水性を有する生地から形成する。これにより、発汗による蒸れおよび濡れを防止することが可能であると共に靴下内部への水の浸入を防止する。また、透湿防水靴下10は、他の方向と比較して一方向に伸縮し易い複数の生地領域4〜7を接合して形成し、下腿の周方向Rに伸縮し易く下腿の長手方向Qに伸縮し難い下腿生地領域4,5と、足底部の長手方向Tに伸縮し易く足底部の幅方向に伸縮し難い足底部生地領域7とを有する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、透湿性及び防水性を有する透湿防水靴下に関するものである。
従来、足部に装着される靴下などの足部装具において、透湿性及び防水性を有するものが知られている(例えば特許文献1,2)。特許文献1には、防水性を有し、非弾性且つ非伸縮性の足底部材及びふくらはぎ部材を備えた防水性ソックス型物品が開示されている。また、特許文献2には、かかと部より上方を被包する第1の布片と足裏部を被包する第2の布片とから成り、これらの第1及び第2の布片を延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フィルムに補強片を取り付けた素材によって形成された足部装具が開示されている。
特許第2651256号明細書 実公平2−26885号公報
特許文献1に記載の防水性ソックスは、足底部材およびふくらはぎ部材が非弾性且つ非伸縮性であるため、着用する際に着用者のかかとが、ソックスの最も細い部分である足首部に引っ掛かり脱ぎ履きがし辛いという問題がある。また、特許文献1の防水性ソックスは、非弾性且つ非伸縮性であるため、着用状態において、着用者の足にフィットせず、歩行し辛いなどの問題がある。さらには、着用者に与える衣服圧が不適切であったり、着用者が不快感を覚えたりするなどの問題があり、それが血液循環を阻害し、むくみや疲れを引き起こしやすくする危険がある。また、特許文献2に記載の足部装具にあっては、延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フィルムに補強片が取り付けられ伸縮性が阻害されているため、脱ぎ履きがし辛く、フィット性が不十分であり、特許文献1と同様の危険を招き得る。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、透湿性及び防水性を有する透湿防水靴下において、脱ぎ履きの容易さの向上を図ると共にフィット性の向上を図ることが可能な透湿防水靴下を提供することを目的とする。
本発明による透湿防水靴下は、透湿性及び防水性を有する生地からなる筒状部本体を備え、足先から下腿まで被覆する透湿防水靴下であって、筒状部本体は、他の方向と比較して一方向に伸縮し易い複数の生地領域が接合されて形成され、複数の生地領域は、下腿の長手方向と比較して下腿の周方向に伸縮し易く下腿を覆う下腿生地領域と、足底部の幅方向と比較して足底部の長手方向に伸縮し易く足底部を覆う足底部生地領域とを有することを特徴としている。
このような透湿防水靴下は、透湿性及び防水性を有する生地から形成されているため、発汗による蒸れおよび濡れを防止することが可能であると共に靴下内部への水の浸入を防止することができる。また、透湿防水靴下は、他の方向と比較して一方向に伸縮し易い複数の生地領域が接合されて形成され、下腿の周方向に伸縮し易く下腿の長手方向に伸縮し難い下腿生地領域と、足底部の長手方向に伸縮し易く足底部の幅方向に伸縮し難い足底部生地領域とを有する構成とされている。
下腿生地領域が周方向に伸縮し易いため、他の身体部位と比較して大きいかかと部が通過する場合には生地領域が周方向に伸長することでかかと部の通過を容易とすることができ、かかと部の引っかかりを防止することができる。下腿生地領域は周方向に伸縮し易いため、下腿の周方向に大きさに応じてフィットし易くなる。また、下腿生地領域は長手方向に伸長しにくいため、脱ぎ履きをスムーズに行うことが可能である。
また、下腿生地領域が周方向に伸縮し易く長手方向に伸縮し難い構成であるため、着用時における下腿生地領域のずり落ちを軽減することができる。
また、足底部生地領域が長手方向に伸縮し易いため、足底部の長さに応じてフィットさせ易くなる。また、足底部生地領域が足底部の長手方向に伸縮しやすい構成であるため、足趾を動かし易くなる。そのため、踏ん張りを利かせることができる。また、足趾の動きに連動して足底部生地領域が伸縮することで、靴内部(例えば長靴内)での生地のズレを防止することができる。従って、フィット性を向上させることができ、歩行時のつんのめりを抑制することも可能である。また、足底部生地領域が長手方向に伸縮し易いため、足底部生地領域でのシワの発生を抑制することができ、シワの発生による足底部の違和感を抑制することができる。これにより、シワの発生による血行阻害を予防することができる。また、これらにより、むくみや疲労を起こしにくい透湿防水靴下を実現することが可能である。
ここで、上記の作用を奏する好適な構成としては、筒状部本体は、一方向のみに伸縮する複数の生地領域が接合されて形成され、複数の生地領域は、下腿の周方向のみに伸縮し下腿を覆う下腿生地領域と、足底部の長手方向のみに伸縮し足底部を覆う足底部生地領域とを有する構成が挙げられる。
また、筒状部本体は、下腿の周方向のみに伸縮し下腿の腹側を覆う下腿生地領域である下腿腹側生地領域と、下腿の周方向のみに伸縮し下腿の背側を覆う下腿生地領域である下腿背側生地領域と、足甲部の長手方向のみに伸縮し足甲部を覆う足甲部生地領域とを有することが好適である。
また、透湿防水靴下では、下腿背側生地領域と足底部生地領域とのつなぎ目である背側の接合線が、かかと部より足先側に配置され、下腿腹側生地領域と足甲部生地領域とのつなぎ目である腹側の接合線が、背側の接合線より足先側に配置されていることが好適である。これにより、下腿腹側生地領域の端部をかかと部よりも足先側に配置することで、生地をかかと部の大きさに対応させて周方向に伸長させることができ、脱ぎ履きする際のかかと部の引っかかりを防止することが可能であると共に、着用時におけるかかと部のフィット性を向上させることができる。
本発明の透湿防水靴下によれば、透湿機能及び防水機能を有し、脱ぎ履きの容易さを向上させると共にフィット性の向上を図ることが可能な透湿防水靴下を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る透湿防水靴下の着用状態(右足)を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係る透湿防水靴下の着用状態(右足)を示す背面図である。 本発明の第1実施形態に係る透湿防水靴下の着用状態(右足)を内側から示す左側面図である。 本発明の第1実施形態に係る透湿防水靴下の着用状態(右足)を外側から示す右側面図である。 透湿防水靴下のかかと部近傍を拡大して示す側面図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付すこととする。また、上下左右等の位置関係は、図面の位置関係に基づくものとする。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態に係る透湿防水靴下(右足用)の着用状態を示す各図であり、図1は正面図、図2は背面図、図3は左側面図、図4は右側面図である。なお、図1〜図4では、透湿防水靴下の表裏を反対にして着用した状態を示している。
本実施形態に係る透湿防水靴下10は、着用者のつま先(足先部)110から下腿部(膝蓋骨下端111)112までを覆う筒状の本体部(筒状部本体)1を備えている。この本体部1の一方の端部(上端部)には、着用者の足部を挿通させるための開口部2が設けられている。また、本体部1の他方の端部は、接合されて閉じられておりつま先部(足先部)3を形成している。
本体部1の上端部は、例えば袋状に縫製されて開口部2を形成している。この開口部2は、周方向(図示左右方向)Rに伸縮性を有するものである。
本体部1は、つま先110から膝蓋骨下端111にかかる位置まで形成されている。すなわち、本体部1は、つま先、足の甲、足裏(足底)、足首、かかと、すね、脹脛、膝蓋骨下端を覆うように形成されている。この本体部1は、一方向のみに伸縮する複数の生地領域(ハギ)4〜7を備え、これらの生地領域4〜7が接合されて形成されている。本実施形態では、複数の生地領域4〜7は、下腿腹側生地領域4、下腿背側生地領域5、足甲部生地領域6、及び足底部生地領域7から構成されている。
下腿腹側生地領域4は、下腿部112の周方向Rのみに伸縮し下腿部112の腹側(以下、「下腿部腹側」という。)113を覆うものである。下腿背側生地領域5は、下腿部112の周方向Rのみ伸縮し下腿部112の背側(以下、「下腿部背側」)114を覆うものである。これらの下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5は、対面して配置され周方向Rの端部同士が接合されて、下腿部112を覆う筒状の本体部1を形成している。
足甲部生地領域6は、足甲部101の長手方向S(足部の前後方向)のみに伸縮し足甲部101を覆うものである。足底部生地領域7は、足底部102の長手方向T(足部の前後方向)のみに伸縮し足底部102を覆うものである。
次に、着用状態における複数の生地領域4〜7のつなぎ目の配置例について説明する。下腿腹側生地領域4と下腿背側生地領域5とのつなぎ目である接合線L45は、図2に示すように、下腿部背側114の幅方向の両側で、上下方向に延在している。また、接合線L45は、図3及び図4に示すように側面視において、上端側から下方に向かうにつれて、背側から腹側に湾曲するように配置されている。このように、下方側において背側から腹側(足首腹側)へ湾曲させるように、接合部を形成することで、着用者の足に対応して本体部1をフィットさせ易くなる。
足甲部生地領域6と足底部生地領域7とのつなぎ目である接合線L67は、図3及び図4に示すように、接合線L45に連続するように形成されている。接合線L67は、つま先110側からかかと部103近傍まで形成され、つま先110側では、足底部102に対応して水平方向(図示左右方向)に延在し、かかと部103に近づくに連れて上方に湾曲して、接合線L45に連続するように形成されている。また、接合線L67は、図1に示すように、つま先110において図示左右方向に延在している。
下腿背側生地領域5の下端部と足底部生地領域7のかかと部103側の端部とのつなぎ目である接合線L57は、図3及び図4に示すように、側面視において接合線L45側からかかと部103側へ向かうにつれて、水平より下方へ傾斜するように配置されている。
下腿腹側生地領域4の下端部と足甲部生地領域6の足首腹側104の端部とのつなぎ目である接合線L46は、図3及び図4に示すように、側面視において接合線L45側から足甲部101側へ向かうにつれて、垂直より前方(つま先110側)へ傾斜するように配置されている。また、腹側の接合線L46は、背側の接合線L57よりもつま先110側に配置されている。すなわち、接合線L46と接合線L67との交差点P1は、接合線L57と接合線L45との交差点P2よりもつま先110側に配置されている。
そして、交差点P1,P2間には、下腿腹側生地領域4と足底部生地領域7とを接合する接合線L47が配置されている。接合線L47は、接合線L45及び接合線L67に連続して形成されている。
なお、着用状態における接合線の配置は、着用者の足のサイズや形状によって変わるものであり、上述した位置と異なる位置に接合線が配置される構成でもよい。
次に、複数の生地領域4〜7の接合方法について説明する。まず、隣接する生地領域4〜7同士を縫い合わせる。具体的には、端部同士を重ね合わせ、ミシンを用いて縫い合わせることで縫合部を形成する。次に、例えば超音波ミシンを用いて、縫合部をカットすると共にカットされた切断面同士を突き合わせて接合する。最後に、接合部(接合線)の肌面側に沿って、補強テープ9を生地領域に接着させる。このように生地(ハギ)同士を接合することで水の浸入を防止するための防水処理を施す。なお、生地同士の接合方法は、その他の方法により実施してもよい。また、接合線は、補強テープ9によって補強されていることが好ましいが、接合線は補強テープによって補強されていない状態でもよい。
補強テープ9は、補強テープ9は三層構造であり、表層から接着層へ向けて順に、ポリエステル70%ポリウレタン30%の織物(基布)、ポリウレタン100%耐熱フィルム(耐熱層)、ポリウレタン100%樹脂(接着層)から成る。このような補強テープ9として、MU-SEW TAPE(日清紡社製、商品名)を採用することができる。また補強テープ9の接合方法としては、例えば、接着層をホットエアーで溶かして接着した後、即座に冷却することで接合させることができる。
次に、本体部1を構成する生地について説明する。本体部1を構成する生地として透湿防水生地が採用されている。以下に透湿防水生地の仕様を記す。
糸:表生地・裏生地ともポリエステル100%、20デニール、フィラメント数24
(なお、「フィラメント数」とは1本の糸を構成する繊維の本数を示す。)
編成:スムース編み、40ゲージ
(なお、「ゲージ」とは編目の細かさを示すものであり、1インチあたりの編み針の数を示す。)
構造:表生地+ポリウレタン特殊フィルム+裏生地の三層構造
このような透湿防水生地としては、ZAMZA(蝶理株式会社製、商品名)を採用することができる。なお、透湿防水生地は、上記の仕様に限定されず、その他の透湿防水生地でもよい。また、透湿防水生地は、高い保温特性と防風特性を有することが好適である。
次に、このように構成された透湿防水靴下10の作用について説明する。まず、着用者は、通常の靴下と同様に、開口部2から足を挿入させることで、透湿防水靴下10を履くことができる。着用者は、一般的な靴下の上に、透湿防水靴下10を着用してもよく、靴下を着用せずに直に透湿防水靴下10を着用してもよい。そして、透湿防水靴下10を着用した上から、靴(例えば長靴)などを着用することができる。
このような透湿防水靴下10によれば、透湿性及び防水性を有する生地から形成されているため、発汗による蒸れおよび濡れを防止することが可能であると共に靴下内部への水の浸入を防止することができる。
また、透湿防水靴下10では、下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5が下腿部112の周方向Rに伸縮可能であるため、他の身体部位(つま先など)と比較して大きい(周方向の長さが長い)かかとが下腿背側生地領域5のかかと部103近傍を通過する場合には、下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5が周方向Rに伸長することで、かかと部103の引っかかりを防止する。そのため、かかと部103の通過を容易とすることが可能であり、履き易く、脱ぎ易い透湿防水靴下10を実現することができる。
また、透湿防水靴下10では、下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5が周方向Rに伸縮するが、下腿部112の長手方向Qに伸縮しないため、履き易く、脱ぎ易い透湿防水靴下10を実現することができる。例えば、透湿防水靴下10を脱ぐ場合には、下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5の長手方向Qへの伸びが防止され、円滑に脱ぐことができる。
また、透湿防水靴下10の下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5は、周方向Rに伸縮するため、下腿部112の大きさに応じて、本体部1が着用者の下腿部112にフィットすることになる。
また、透湿防水靴下10の下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5は、長手方向Qに伸縮しにくいため、着用時における下腿生地領域4,5のずり落ちを軽減することできる。
また、透湿防水靴下10では、足底部生地領域7が長手方向Tに伸縮するため、着用者の足底部(足裏部)102の長さに応じて、本体部1が着用者の足底部102にフィットし易くなる。また、足底部生地領域7が長手方向Tに伸縮するため、足趾を動かし易くなり、踏ん張りを利かせ易くなる。さらに、足趾の動きに連動して足底部生地領域7が伸縮することで、靴内部での生地のズレを防止することができる。そのため、靴を着用した状態でのフィット性を向上させることができるともに、歩行時のつんのめりを抑制することもできる。
また、一般的な衣料品の中には、着用中に関節や身体端部等で発生するシワによって血行を阻害し、健康を害したり、疲れやむくみを引き起こしやすくなる物があるが、透湿防水靴下10は、足底部生地領域7が長手方向Tに伸縮し易いため、足底部生地領域でのシワの発生を抑制することができ、シワの発生による足底部102の違和感を抑制することができる。これにより、シワの発生による血行阻害を予防することができる。そして、これらにより、疲労しにくい透湿防水靴下を実現することが可能である。
図5は、透湿防水靴下10のかかと部103近傍を拡大して示す側面図である。図5に示すように、透湿防水靴下10では、腹側の接合線L46と背側の接合線L57とがずれた位置で、接合線L45,L67と交差している。具体的には、腹側の接合線L46の交点P1が、背側の接合線L57の交点P2よりもつま先側へずれて配置されている。そのため、接合線L46の足甲部101側の点P3と、接合線L45上の点P1との間で、R方向への生地の伸長が可能となる。その結果、着用者のかかとが通過する際の伸びが、従来と比較して大きくなり、履き易さ、脱ぎ易さが一層向上する。従来品のように、点P3と点P2とを結ぶように接合線L46Bが形成されている場合には、点P3と点P2との間のR方向の伸びが拘束されてしまうが、透湿防水靴下10では、点P3と点2との間でR方向に伸びるため、従来品と比較して、履き易く、脱ぎ易いものとなる。
また、透湿防水靴下10では、腹側の接合線L46が、背側の接合線L57よりもつま先側へずれて配置されているため、かかと部103近傍の足底部生地領域7において、接合線L47側より足底側が伸びやすくなる。そのため、かかと部103の近傍で上方へ湾曲し易くなり、かかと部103の形状に沿うように生地を変形させることができ、着用時のフィット性を向上させることになる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、本体部1は複数の生地領域4〜7を備える構成とされているが、生地領域を分割形成することで、5枚以上の生地領域によって本体部1を形成してもよい。例えば、下腿腹側生地領域4を周方向に複数に分割形成してもよく、下腿腹側生地領域4を長手方向に複数に分割形成してもよい。
また、本体部1は、3枚以下の生地領域によって形成されているものでもよい。例えば、下腿腹側生地領域4及び足甲部生地領域6を一体構成として1枚の生地によって形成してもよく、この場合には、足甲部101を覆う部分は周方向に伸縮するように形成される。同様に、下腿背側生地領域5及び足底部生地領域7を一体構成として1枚の生地によって形成してもよく、この場合には、下腿部背側114を覆う部分は長手方向Qに伸縮するように形成される。このように、本体部1は、2枚または3枚の生地領域によって形成することも可能であるが、上述したとおり4枚の生地領域4〜7によって形成することが、フィット性を向上させて、履き易く脱ぎ易い透湿防水靴下10を実現するために有効である。
また上記実施形態では、下腿腹側生地領域4及び下腿背側生地領域5は、周方向Rのみに伸縮する構成とされているが、長手方向Qと比較して周方向Rに伸縮し易い構成であればよい。同様に、上記実施形態では、足甲部生地領域6及び足底部生地領域7は、長手方向S,Tのみに伸縮する構成とされているが、幅方向Wと比較して長手方向S,Tに伸縮し易い構成であればよい。
また、本体部1の上端部は、膝下まで形成されているものに限定されない。例えば、股部近傍まで本体部1が形成されているものでもよく、足首の上までしか形成されていないショートタイプの透湿防水靴下10でもよい。
また、腹側の接合線L46と背側の接合線L57とが同一直線上で連続するように形成されていてもよい。
本実施形態の透湿防水靴下10は、例えば釣り人が使用することで、足部の濡れを防止することが可能であるが、その他、アウトドアやバイク乗車時などのレジャーの際に使用することができる。また、魚市場、船上、雪上など、足元が濡れ易い場所で作業する場合に透湿防水靴下10を着用すると効果的である。透湿防水靴下10の使用環境は、これらに限定されない。
10…透湿防水靴下、1…本体部、2…開口部、3…つま先部(足先部)、4…下腿腹側生地領域、5…下腿背側生地領域、6…足甲部生地領域、7…足底部生地領域、9…補強テープ、101…足甲部、102…足底部(足裏部)、103…かかと部、104…足首腹側、110…つま先(足先部)、111…膝部の下端(膝蓋骨下端腹側)、112…下腿部、113…下腿部腹側、114…下腿部背側、Q…下腿部の長手方向、R…下腿部の周方向、S…足甲部の長手方向、T…足底部の長手方向、W…足底部の幅方向、L45…下腿腹側生地領域4と下腿背側生地領域5との接合線、L46…下腿腹側生地領域4と足甲部生地領域6との接合線、L46B…P2とP3を結ぶ仮想の接合線、L67…足甲部生地領域6と足底部生地領域7との接合線、L47…下腿腹側生地領域4と足底部生地領域7との接合線、P1…接合線L46と接合線L67との交差点、P2…接合線L57と接合線L45との交差点、P3…接合線L46の足甲部上の頂点。

Claims (4)

  1. 透湿性及び防水性を有する生地からなる筒状部本体を備え、足先部から下腿部まで被覆する透湿防水靴下であって、
    前記筒状部本体は、他の方向と比較して一方向に伸縮し易い複数の生地領域が接合されて形成され、
    前記複数の生地領域は、前記下腿部の長手方向と比較して前記下腿部の周方向に伸縮し易く前記下腿部を覆う下腿生地領域と、
    足底部の幅方向と比較して前記足底部の長手方向に伸縮し易く前記足底部を覆う足底部生地領域とを有することを特徴とする透湿防水靴下。
  2. 前記筒状部本体は、一方向のみに伸縮する複数の前記生地領域が接合されて形成され、
    前記複数の生地領域は、前記下腿部の周方向のみに伸縮し前記下腿部を覆う前記下腿生地領域と、
    前記足底部の長手方向のみに伸縮し前記足底部を覆う足底部生地領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の透湿防水靴下。
  3. 前記筒状部本体は、前記下腿部の周方向のみに伸縮し前記下腿部の腹側を覆う前記下腿生地領域である下腿腹側生地領域と、
    前記下腿部の周方向のみに伸縮し前記下腿部の背側を覆う前記下腿生地領域である下腿背側生地領域と、
    足甲部の長手方向のみに伸縮し足甲部を覆う足甲部生地領域とを有することを特徴とする請求項2に記載の透湿防水靴下。
  4. 前記下腿背側生地領域と前記足底部生地領域とのつなぎ目である背側の接合線が、かかと部に配置され、
    前記下腿腹側生地領域と前記足甲部生地領域とのつなぎ目である腹側の接合線が、前記背側の接合線より足先側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の透湿防水靴下。
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