JP2017138346A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影レンズの対応フォーマットがイメージセンサのフォーマットと異なる場合、適正な露出制御を行うことが難しい。【解決手段】撮影レンズを着脱可能な撮影装置を、装着された撮影レンズの対応フォーマットの情報を取得する取得手段と、被写界を複数の測光領域に分割して測光する測光センサと、取得手段により取得された対応フォーマットの情報に基づいて測光センサの各測光領域の測光データを補正する補正手段とを備える構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、撮影レンズを着脱可能な撮影装置に関する。
一般に、一眼レフカメラ等のレンズ交換式の撮影装置は、撮影レンズで形成される被写体像を、イメージセンサの撮像面と位置的に等価に配置されたピント板に結像させ、ピント板上の被写体像をルーペ及び正立光学系(ペンタプリズム)を介して正立実像として拡大するファインダ装置を備えている。ルーペの近傍には測光センサが配置されている。測光センサは、ピント板上の被写体像が受光面に再結像されると、被写体像に応じた信号を出力する。被写体の輝度は、測光センサより出力される信号に基づいて測定される。
測光センサの中には、被写界を複数の測光領域に分割して測光するものが知られている。例えば特許文献1に、この種の測光センサを備える撮影装置の具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載の撮影装置は、適正な露出制御を行うため、測光センサより出力される測光データを、撮影レンズに固有の開放F値に応じて値が異なる係数を含む補正式で補正する。
特許第5763415号公報
イメージセンサには、APS−Cサイズ(以下、「APS-Cフォーマット」と記す。)や35mmフルサイズ(以下、「35mmフォーマット」と記す。)など、複数種類のフォーマットが存在する。そのため、各種フォーマットに対応する撮影レンズが製造され販売されている。レンズマウントが適合さえしていれば、原則、大きいサイズのセンサを搭載するカメラボディにセンササイズの小さいフォーマットに対応する撮影レンズを装着することができ、また、小さいサイズのセンサを搭載するカメラボディにセンササイズの大きいフォーマットに対応する撮影レンズを装着することができる。
例えば、大きいサイズのセンサを搭載するカメラボディにセンササイズの小さいフォーマットに対応する撮影レンズを装着させた場合を考える。この場合、撮影レンズ内でのケラレの発生によって周辺光量が大幅に低下し、測光センサにて受光される光量が低下するため、暗い被写体であると判定される。そのため、測光センサの出力に基づいて露出制御が行われると、撮影画像が全体的に明るくなりすぎてしまう。このように、撮影レンズの対応フォーマットがイメージセンサのフォーマットと異なる場合、適正な露出制御を行うことが難しく、適正な輝度の撮影画像が得られないという問題が指摘される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮影レンズの対応フォーマットに拘わらず適正な露出制御を行うのに好適な撮影装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係る撮影装置は、撮影レンズを着脱可能なものであり、装着された撮影レンズの対応フォーマットの情報を取得する取得手段と、被写界を複数の測光領域に分割して測光する測光センサと、取得手段により取得された対応フォーマットの情報に基づいて測光センサの各測光領域の測光データを補正する補正手段とを備える。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、測光データを補正するための補正式を対応フォーマット毎に予め保持し、取得手段により取得された対応フォーマットの情報に関連付けられた補正式を呼び出し、呼び出された補正式を用いて補正値を演算し、演算された補正値で測光データを補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、補正式は、例えば、少なくとも撮影レンズの開放F値及び射出瞳距離に基づいて測光データの補正値を演算する式である。
また、本発明の一実施形態において、補正手段は、取得手段により取得された対応フォーマットの情報が第1のフォーマットの情報であるとき、測光センサの各測光領域を第1の重み関数で補正し、取得手段により取得された対応フォーマットの情報が第1のフォーマットよりも画角の小さい第2のフォーマットの情報であるとき、測光センサの各測光領域を第1の重み関数と異なる第2の重み関数で補正する構成としてもよい。
また、本発明の一実施形態において、第1の重み関数は、例えば、測光センサの全ての測光領域を第1の係数で重み付けするものである。また、第2の重み関数は、例えば、測光センサの中央に位置する測光領域を第2の係数で重み付けし、且つ該中央に位置する測光領域の周辺に位置する測光領域を第1の係数よりも小さい第3の係数で重み付けするものである。
本発明の一実施形態によれば、撮影レンズの対応フォーマットに拘わらず適正な露出制御を行うのに好適な撮影装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る撮影装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る撮影装置に備えられるAEセンサの構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態において撮影装置に備えられるシステムコントローラにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第二実施形態においてシステムコントローラにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第二実施形態においてシステムコントローラにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す図である。 本発明の第二実施形態の重み関数を説明するための概念図である。
以下、本発明の一実施形態に係る撮影装置について図面を参照しながら説明する。以下においては、本発明の一実施形態として、クイックリターン式のミラー搭載のデジタル一眼レフカメラについて説明する。
[撮影装置1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る撮影装置の主要構成を光軸で縦断して示すブロック構成図である。なお、図1中、各ブロックの電気的な結線については、図面を簡素化する便宜上省略する。
図1に示されるように、撮影装置1は、カメラボディ10と、カメラボディ10に対して着脱することにより交換することが可能な撮影レンズ20を備えている。被写体からの光束(被写体光束)は、撮影レンズ20内の結像光学系(変倍光学系)20aを介してカメラボディ10内のメインミラー10aにより、ペンタプリズム10bに向かって反射される。なお、撮影レンズ20は複数枚構成であるが、図1においては便宜上一枚のレンズとして示す。
被写体光束は、ペンタプリズム10bの各反射面にて反射されることによって正立像となり、接眼レンズ10cに入射される。被写体光束は、接眼レンズ10cにより、ユーザの観察に適する虚像に再結像される。ユーザは、接眼レンズ10cによって再結像された被写体像(虚像)を、ファインダ10dを覗くことにより観察することができる。
カメラボディ10は、電源スイッチやレリーズスイッチ、撮影モードスイッチなど、ユーザが撮影装置1を操作するために必要な各種操作部(不図示)を備えている。ユーザにより電源スイッチが操作されると、図示省略されたバッテリから撮影装置1の各種回路に電源ラインを通じて電源供給が行われる。
カメラボディ10は、システムコントローラ10fを備えている。本実施形態において、システムコントローラ10fは、CPU(Central Processing Unit)及びDSP(Digital Signal Processor)を含む。システムコントローラ100は電源供給後、図示省略されたROM等の記憶媒体にアクセスし、制御プログラムを読み出してワークエリアにロードし、ロードされた制御プログラムを実行することにより、撮影装置1全体の制御を行う。
ペンタプリズム10bの一部の領域は、ハーフミラー領域となっている。ペンタプリズム10bの各反射面にて反射される被写体光束の一部は、ハーフミラー領域を介してAE(Automatic Exposure)センサ10eにて受光される。図2に、AEセンサ10eのブロック構成を示す。
図2に示されるように、AEセンサ10eは、フロントエンドICを内蔵したものであり、16×16の測光領域(すなわち256の測光領域)がマトリックス状に配列された二次元センサ(例えばCCD(Charge Coupled Device))10eAを備えている。二次元センサ10eAにより、被写界が複数の測光領域に分割して測光される。二次元センサ10eAは、各測光領域の測光データをCDS(Correlated Double Sampling)回路10eB、AGC(Automatic Gain Control)回路10eC及びADコンバータ10eDを介してシステムコントローラ(Central Processing Unit)10fに出力する。システムコントローラ10fは、垂直駆動(VD)信号、水平駆動(HD)信号及びクロック信号(Clk)をTG(Timing Generator)回路10eEに供給することにより、AEセンサ10eを制御する。
システムコントローラ10fは、プログラムAE、シャッタ優先AE、絞り優先AEなど、撮影モードスイッチにより指定されるAE機能に基づいて露出制御を行う。例示的には、システムコントローラ10fは、AEセンサ10eより入力される各測光領域の測光データに基づいて被写体輝度Bvを演算し、ISO感度等を加味しつつ、設定された撮影モードに従いシャッタ速度及び絞り値を決定する。
メインミラー10aの一部の領域は、ハーフミラー領域となっている。そのため、被写体光束の一部は、メインミラー10a(ハーフミラー領域)を透過して、メインミラー10aの後段に設けられたサブミラー10gにより下方に反射されて、自動焦点検出モジュール10hに入射される。自動焦点検出モジュール10hは、被写体の焦点状態を検出し、検出結果に応じた信号をシステムコントローラ10fに出力する。システムコントローラ10fは、自動焦点検出モジュール10hより入力された信号に基づいてデフォーカス演算を行い、演算によって求められたデフォーカス量に基づいて結像光学系20aの自動焦点調節(AF(Autofocus)制御)を行う。
なお、システムコントローラ10fは、各測光領域の測光データに基づいてAF評価値を算出し、算出されたAF評価値に基づいてAF制御を行ってもよい。
ユーザによりレリーズスイッチが押されると、システムコントローラ10fは、メインミラー10aをクイックリターンさせる。すなわち、システムコントローラ10fは、フォーカルプレーンシャッタ10iの先膜走行開始直前から後幕走行終了直後の期間に限り、メインミラー10aをアップすることにより、結像光学系20aの光軸AXと平行な光路からメインミラー10aを退避させる。また、サブミラー10gは、メインミラー10aとメカ的に連動する構成となっており、メインミラー10aのミラーアップと共に光路から退避する。
フォーカルプレーンシャッタ10iの後段には、イメージセンサ10jが設置されている。そのため、フォーカルプレーンシャッタ10iを通過した被写体光束は、イメージセンサ10jの撮像面上で結像される。イメージセンサ10jは、35mmフォーマットのCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、撮像面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の画像信号を生成して出力する。なお、イメージセンサ10jは、APS-Cフォーマットであってもよく、また、CCDイメージセンサであってもよい。
システムコントローラ10fは、上記においては、AEセンサ10eより出力される測光データに基づいてシャッタ速度及び絞り値を決定しているが、イメージセンサ10jによる撮影画像データから測光データを生成し、生成された測光データに基づいてシャッタ速度及び絞り値を決定してもよい。
システムコントローラ10fは、イメージセンサ10jより入力される画像信号に対してクランプ、デモザイク、マトリックス演算、Y/C分離、ホワイトバランス等の所定の信号処理を施して輝度信号Y、色差信号Cb、Crを生成し、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の所定のフォーマットで圧縮する。JPEG画像は、カメラボディの内蔵メモリやメモリカードに保存される。なお、撮影画像の保存形式は、JPEG形式に限らず、最小限の画像処理(例えば黒レベルの補正等)しか施されないRAW形式であってもよい。
また、システムコントローラ10fは、信号処理後の画像信号を所定のフォーマットのビデオ信号に変換し、カメラボディ10の背面に設けられたLCDモニタ(不図示)に表示させる。これにより、ユーザは、AE制御及びAF制御に基づいて適正な露出値及びピントで撮影されたリアルタイムのスルー画(ライブビュー)を、LCDモニタを通じて視認することができる。
カメラボディ10は、各種フォーマットに対応する撮影レンズ20を着脱することが可能に構成されている。本実施形態では、APS-Cフォーマットに対応する撮影レンズと、35mmフォーマットに対応する撮影レンズが着脱可能であるものとする。例えば、カメラボディ10(35mmフォーマットのイメージセンサを搭載)にAPS-Cフォーマットに対応する撮影レンズ20を装着させた場合を考える。この場合、撮影レンズ20内でのケラレの発生により、ペンタプリズム10b等のファインダ光学系内を伝播する被写体光束の周辺光量が大幅に低下する。そのため、AEセンサ10eにて受光される光量が低下して、暗い被写体であると判定される。従って、AEセンサ10eの出力をそのまま用いて露出制御を行うと、露出が不適正(主被写体部分がオーバ)になってしまう。以下の第一実施形態及び第二実施形態では、このような場合であっても適正な露出制御を行うことができるよう、AEセンサ10eより出力される補正データが撮影レンズ20の対応フォーマットに応じて適正に補正される。
[第一実施形態]
図3は、本発明の第一実施形態においてシステムコントローラ10fにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す。図3に示されるフローチャートは、例えば、カメラボディ10に撮影レンズ20が装着され且つカメラボディ10の電源がオンされた時点で開始される。
[図3のS11(レンズデータの取得)]
本処理ステップS11では、撮影レンズ20の内蔵メモリが読み込まれることにより、レンズデータが取得される。レンズデータには、例えば、撮影レンズ20の対応フォーマット(APS-Cフォーマット又は35mmフォーマット)の情報や、現在の焦点距離、フォーカス位置、焦点距離に応じたレンズの開放F値、射出瞳距離等の情報が含まれる。
[図3のS12(測光データの取得)]
本処理ステップS12では、AEセンサ10eより出力された各測光領域(合計256領域)の測光データが取得される。
[図3のS13(対応フォーマットの判定)]
本処理ステップS13では、処理ステップS11(レンズデータの取得)にて取得されたレンズデータに含まれる対応フォーマットが35mmフォーマットとAPS-Cフォーマットの何れであるかが判定される。
[図3のS14(第一の補正式による測光データの補正)]
本処理ステップS14は、処理ステップS13(対応フォーマットの判定)にて撮影レンズ20の対応フォーマットが35mmフォーマットと判定された場合(S13:35mmフォーマット)に実行される。本処理ステップS14では、35mmフォーマットの情報に関連付けられた第一の補正式がシステムコントローラ10fの内蔵メモリより呼び出され、呼び出された第一の補正式を用いて補正値が演算され、演算された補正値で処理ステップS12(測光データの取得)にて取得された各測光領域の測光データが補正される。
[図3のS15(第二の補正式による測光データの補正)]
本処理ステップS15は、処理ステップS13(対応フォーマットの判定)にて撮影レンズ20の対応フォーマットがAPS-Cフォーマットと判定された場合(S13:APS-Cフォーマット)に実行される。本処理ステップS15では、APS-Cフォーマットの情報に関連付けられた第二の補正式がシステムコントローラ10fの内蔵メモリより呼び出され、呼び出された第二の補正式を用いて補正値が演算され、演算された補正値で処理ステップS12(測光データの取得)にて取得された各測光領域の測光データが補正される。
第一の補正式と第二の補正式との違いには、例えば、式内の係数の値の違いや特定の項の有無等が挙げられる。
・補正式の具体例
第一、第二の各補正式の具体例を示す。測光領域(i,j)の測光データの補正量をMnd(i,j)と定義し、焦点距離をfと定義し、焦点距離f時の射出瞳距離をExpと定義し、焦点距離f時の撮影レンズ20の開放F値をAvminと定義し、各係数をk1(i,j)〜k7(i,j)と定義した場合に、第一、第二の補正式は、次に示される通りである。下記の例では、第一の補正式と第二の補正式との違いとして、各項の係数の値の違い及び焦点距離fの項の有無がある。
第一の補正式:
Mnd(i,j)={k1(i,j)×Avmin}+{k2(i,j)×(1/Exp)}+{k3(i,j)×f}+k4(i,j)
第二の補正式:
Mnd(i,j)={k5(i,j)×Avmin}+{k6(i,j)×(1/Exp)}+k7(i,j)
各係数k1(i,j)〜k7(i,j)は、予め(例えば工場出荷時に)値が決められた定数であり、二次元センサ10eAの測光領域(i,j)の測光データを補正するのに最適化された値となっている。ここでいう最適化とは、測光データの補正後に残存する測光誤差が極力抑えられていることを意味する。第一の補正式の係数k1(i,j)〜k4(i,j)は、対応フォーマットが35mmフォーマットの撮影レンズ20を装着した状態で面光源等を実際に測光した場合の測光データを用いて最適化されている。第二の補正式の係数k5(i,j)〜k7(i,j)は、対応フォーマットがAPS−Cフォーマットの撮影レンズ20を装着した状態で面光源等を実際に測光した場合の測光データを用いて最適化されている。
このように、第一実施形態によれば、撮影レンズ20の対応フォーマット毎に最適な補正式が呼び出され、呼び出された補正式でAEセンサ10eより出力される各測光領域の測光データが補正される。これにより、撮影レンズ20の対応フォーマットに応じた適正な露光制御が行われる。
[第二実施形態]
例えば、大きいサイズのセンサを搭載するカメラボディにセンササイズの小さいフォーマットに対応する撮影レンズを装着させた場合、撮影レンズ内でのケラレの発生により、撮影画像の周辺部が暗くなってしまう。そこで、センササイズの小さいフォーマットに対応する画素領域を切り出して記録することにより、撮影画像の周辺部が暗くなる問題を回避する、クロップ撮影が知られている。
しかし、クロップ撮影時に通常撮影時と同じ測光領域の測光データに基づいて測光が行われると、測光センサの周辺に位置する測光領域にて受光される光量が少ないため、被写体が暗いと判定される。そこで、撮影レンズの対応フォーマットに応じて(イメージサークルに合わせて)測光に利用する測光領域を変更することにより、適切な測光を行う方法が知られている。
しかし、このような方法では、例えば主被写体が撮影範囲の周辺寄りに位置する場合、撮影画像内において主写体の輝度が適正になり難いという問題が指摘される。本発明の第二実施形態に係る測光データの補正処理では、このような問題が好適に解消される。
図4は、本発明の第二実施形態においてシステムコントローラ10fにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す。図4に示されるフローチャートは、通常測光時(定常光測光時)に実行される処理であり、例えば、カメラボディ10に撮影レンズ20が装着され且つカメラボディ10の電源がオンされた時点で開始される。なお、第二実施形態においては、第一実施形態と重複する説明について適宜簡略又は省略する。
[図4のS21(レンズデータの取得)]
本処理ステップS21では、撮影レンズ20の内蔵メモリが読み込まれることにより、レンズデータが取得される。
[図4のS22(対応フォーマットの判定)]
本処理ステップS22では、処理ステップS21(レンズデータの取得)にて取得されたレンズデータに含まれる対応フォーマットが35mmフォーマットとAPS-Cフォーマットの何れであるかが判定される。
[図4のS23(クロップモードの設定)]
本処理ステップS23は、処理ステップS22(対応フォーマットの判定)にて撮影レンズ20の対応フォーマットがAPS-Cフォーマットと判定された場合(S22:APS-Cフォーマット)に実行される。本処理ステップS23では、撮影モードがデフォルトの通常モードからAPS-Cフォーマットのイメージサークルに合わせたクロップモードに設定される。
[図4のS24(AEセンサ10eの設定)]
本処理ステップS24では、AEセンサ10e(二次元センサ10eA)の露出が設定される。二次元センサ10eAは、初回時であれば所定の露出が設定され、2回目以降の場合には前サイクルの測光結果に応じた露出が設定される。
[図4のS25(測光データの取得)]
本処理ステップS25では、処理ステップS24(AEセンサ10eの設定)にて設定された露出でAEセンサ10e(二次元センサ10eA)が制御される。システムコントローラ10fは、AEセンサ10eより出力された各測光領域(合計256領域)の測光データを取得する。
[図4のS26(撮影モードの判定)]
本処理ステップS26では、撮影モードが通常モードとクロップモードの何れに設定されているか否かが判定される。
[図4のS27(第一の重み関数による測光データの補正)]
本処理ステップS27は、処理ステップS26(撮影モードの判定)にて撮影モードが通常モードに設定されていると判定される場合(S26:通常モード)に実行される。本処理ステップS27では、通常モード(換言すると、35mmフォーマットの情報)に関連付けられた第一の重み関数がシステムコントローラ10fの内蔵メモリより呼び出され、呼び出された第一の重み関数で処理ステップS25(測光データの取得)にて取得された各測光領域の測光データが補正(重み付け)される。
[図4のS28(第二の重み関数による測光データの補正)]
本処理ステップS28は、処理ステップS26(撮影モードの判定)にて撮影モードがクロップモードに設定されていると判定される場合(S26:クロップモード)に実行される。本処理ステップS28では、クロップモード(換言すると、APS-Cフォーマットの情報)に関連付けられた第二の重み関数がシステムコントローラ10fの内蔵メモリより呼び出され、呼び出された第二の重み関数で処理ステップS25(測光データの取得)にて取得された各測光領域の測光データが補正(重み付け)される。
このようにして補正された補正データに基づいてAE制御が行われて、適正な露出が設定される。測光処理が継続する間、図4に示されるフローチャートは繰り返し実行される。
図5は、本発明の第二実施形態においてシステムコントローラ10fにより実行される測光データの補正処理のフローチャートを示す。図5に示されるフローチャートは、プリ発光測光時に実行される処理であり、例えば、カメラボディ10に撮影レンズ20が装着され且つカメラボディ10の電源がオンされた時点で開始される。
[図5のS31〜S33]
処理ステップS31〜S33は、図4の処理ステップS21〜S23と実質同じであるため、その説明を省略する。
[図5のS34(AEセンサ10eの設定)]
本処理ステップS34では、AEセンサ10e(二次元センサ10eA)についてプリ発光測光用の露出が設定される。例示的には、露出は、通常測光結果やAF結果として得られる距離情報に基づいて設定される。
[図5のS35(プリ発光のトリガ発生)]
本処理ステップS35では、AEセンサ10e(二次元センサ10eA)の露光タイミングに合わせて内蔵フラッシュ10kのプリ発光のトリガがかけられる。
[図5のS36(測光データの取得)]
本処理ステップS36では、内蔵フラッシュ10kがプリ発光されると、処理ステップS34(AEセンサ10eの設定)にて設定された露出でAEセンサ10e(二次元センサ10eA)が制御される。システムコントローラ10fは、AEセンサ10eより出力された各測光領域(合計256領域)の測光データを取得する。
[図5のS37〜S39]
処理ステップS37〜S39は、図4の処理ステップS26〜S28と実質同じであるため、その説明を省略する。
このようにして補正された補正データに基づいて本撮影時における内蔵フラッシュ10kの本発光量が決定される。
・重み関数の具体例
第一、第二の各重み係数の具体例を示す。図6(a)に、第一の重み係数を説明するための概念図を示し、図6(b)に、第二の重み係数を説明するための概念図を示す。
図6(a)の左欄に示されるように、二次元センサ10eAがカバーする測光範囲αは、通常モード時(言い換えると、撮影レンズ20の対応フォーマットが35mmフォーマットである場合)のイメージセンサ10jの画角Aに対して一回り狭い。本実施形態では、画角Aの70%を二次元センサ10eAの測光範囲αとする。また、図6(b)の左欄に示されるように、通常モード時の画角Aの60%をクロップモード時(言い換えると、撮影レンズ20の対応フォーマットがAPS-Cフォーマットである場合)のイメージセンサ10jの画角(切り出されて記録される画素領域)A’とする。
図6(a)の右欄に示されるように、通常モード時は、二次元センサ10eA(測光範囲α内)の全ての測光領域の測光データに対して値1の係数が重み付けされる(言い換えると、二次元センサ10eAの各測光領域の測光データが第一の重み関数で補正される。)。
図6(b)の右欄に示されるように、クロップモード時は、画角A’の70%の範囲(中央範囲β)に位置する測光領域の測光データが値1の係数で重み付けされ、中央範囲βよりも外側で且つ画角A’内の範囲(周辺範囲γ)に位置する測光領域の測光データが値0.2の係数で重み付けされ、周辺範囲γよりも外側で且つ測光範囲α内に位置する測光領域の測光データが値0.1の係数で重み付けされる(言い換えると、二次元センサ10eAの各測光領域の測光データが第二の重み関数で補正される。)。
本例では、クロップモード時において、値1の係数が重み付けされる範囲(中央範囲β)が、通常モード時のイメージセンサ10jの画角Aに対する測光範囲αと同様に、イメージセンサ10jの画角A’の70%の範囲に設定されている。イメージセンサ10jの画角に対して値1の係数を重み付けする範囲を撮影モード間で揃える(ここでは70%の範囲に揃える)ことにより、撮影モード間の測光結果の差が抑えられる。
また、本例では、クロップモード時において、中央範囲βよりも外側の範囲に位置する測光領域の測光データに対して値0.1や値0.2の係数が重み付けされている。これにより、例えば主被写体が撮影範囲の周辺寄りに位置する場合であっても、主被写体の輝度を適正に制御しやすくなる。また、例えば動きのある主被写体が中央範囲βの領域から出入りする場合であっても、測光結果の変動が抑えられるため、露出をスムーズに追従させることができる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本発明の実施形態に含まれる。
1 撮影装置
10 カメラボディ
10a メインミラー
10b ペンタプリズム
10c 接眼レンズ
10d ファインダ
10e AEセンサ
10eA 二次元センサ
10eB CDS回路
10eC AGC回路
10eD ADコンバータ
10eE TG回路
10f システムコントローラ
10g サブミラー
10h 自動焦点検出モジュール
10i フォーカルプレーンシャッタ
10j イメージセンサ
10k 内蔵フラッシュ
20 撮影レンズ
20a 結像光学系

Claims (5)

  1. 撮影レンズを着脱可能な撮影装置において、
    装着された撮影レンズの対応フォーマットの情報を取得する取得手段と、
    被写界を複数の測光領域に分割して測光する測光センサと、
    前記取得手段により取得された対応フォーマットの情報に基づいて前記測光センサの各測光領域の測光データを補正する補正手段と、
    を備える、
    撮影装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記測光データを補正するための補正式を前記対応フォーマット毎に予め保持し、
    前記取得手段により取得された対応フォーマットの情報に関連付けられた補正式を呼び出し、
    呼び出された補正式を用いて補正値を演算し、
    演算された補正値で前記測光データを補正する、
    請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記補正式は、
    少なくとも撮影レンズの開放F値及び射出瞳距離に基づいて前記測光データの補正値を演算する式である、
    請求項2に記載の撮影装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記取得手段により取得された対応フォーマットの情報が第1のフォーマットの情報であるとき、前記測光センサの各測光領域を第1の重み関数で補正し、
    前記取得手段により取得された対応フォーマットの情報が前記第1のフォーマットよりも画角の小さい第2のフォーマットの情報であるとき、前記測光センサの各測光領域を前記第1の重み関数と異なる第2の重み関数で補正する、
    請求項1に記載の撮影装置。
  5. 前記第1の重み関数は、
    前記測光センサの全ての測光領域を第1の係数で重み付けするものであり、
    前記第2の重み関数は、
    前記測光センサの中央に位置する測光領域を第2の係数で重み付けし、且つ該中央に位置する測光領域の周辺に位置する測光領域を前記第1の係数よりも小さい第3の係数で重み付けするものである、
    請求項4に記載の撮影装置。
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