JP2017136350A - ロボット、ロボットの制御方法、及び、プログラム - Google Patents

ロボット、ロボットの制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】被介護者の動作を支援するロボットを改善する。
【解決手段】ロボット20は、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作するアーム機構4と、(i)第1動作パターンに従う動作の最中にいて、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当するアーム機構4の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)第1動作パターンに従って動作しているアーム機構4の現時点における位置が、第1情報により特定される所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知する制御部12と、制御部12が、アーム機構4の位置が第1範囲に含まれることを検知すると、第1信号を提示する提示部10とを備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、被介護者の動作を支援するロボット、ロボットの制御方法、及び、プログラムに関する。
被介護者の起立動作を支援する起立動作支援ロボットが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される起立動作支援ロボットは、被介護者の身体を支持する支持部と、被介護者の起立動作を支援するロボット本体と、操作者の操作量に応じて指示部の動作を制御するコントローラとを備える。
特開2013−158386号公報
しかしながら、被介護者の動作を支援するロボットは、動作支援時のロボットの位置を知らせることについて、更なる改善が必要とされていた。
本開示の一態様に係るロボットは、ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構と、(i)前記第1動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御部と、前記制御部が、前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを検知すると、第1信号を提示する提示部とを備える。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能な記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)などの不揮発性の記録媒体を含む。
上記態様により、更なる改善が実現できる。本開示の一態様の付加的な恩恵及び有利な点は本明細書及び図面から明らかとなる。この恩恵及び/又は有利な点は、本明細書及び図面に開示した様々な態様及び特徴により個別に提供され得るものであり、その1以上を得るために全てが必要ではない。
図1Aは、実施の形態におけるロボットの構成の概要を被介護者と共に示す側面図である。 図1Bは、実施の形態にかかるロボットであって、被介護者が座位姿勢の状態であるときのロボットの構成の概要を被介護者と共に示す正面図である。 図1Cは、実施の形態にかかるロボットであって、被介護者が起立姿勢の状態であるときの、ロボットの構成の概要を被介護者と共に示す正面図である。 図2は、実施の形態におけるロボットシステムの詳細構成を示すブロック図である。 図3Aは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第1動作パターンの一例を示す第一の説明図である。 図3Bは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第1動作パターンの一例を示す第二の説明図である。 図3Cは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第1動作パターンの一例を示す第三の説明図である。 図4Aは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第2動作パターンの一例を示す第一の説明図である。 図4Bは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第2動作パターンの一例を示す第二の説明図である。 図4Cは、実施の形態におけるロボットシステムを用いた被介護者の起立動作における第2動作パターンの一例を示す第三の説明図である。 図5は、実施の形態における動作情報データベースの情報内容の一例を示す説明図である。 図6は、実施の形態における中腰情報データベースの情報内容の第一例を示す説明図である。 図7は、実施の形態における中腰情報データベースの情報内容の第二例を示す説明図である。 図8は、実施の形態における入力IF及び提示部の概要を示す説明図である。 図9は、実施の形態における提示部が提示する情報の一例を示す説明図である。 図10Aは、実施の形態におけるロボットシステムの、アーム機構が折りたたまれた状態から被介護者に取り付けられるまでの動作を示す第一の説明図である。 図10Bは、実施の形態におけるロボットシステムの、アーム機構が折りたたまれた状態から被介護者に取り付けられるまでの動作を示す第二の説明図である。 図10Cは、実施の形態におけるロボットシステムの、アーム機構が折りたたまれた状態から被介護者に取り付けられるまでの動作を示す第三の説明図である。 図11は、実施の形態におけるロボットシステムの一連の処理を示すフロー図である。 図12は、実施の形態におけるロボットシステムの初期化処理を示すフロー図である。 図13は、実施の形態におけるロボットシステムの起立処理を示すフロー図である。 図14は、実施の形態におけるロボットシステムの歩行処理を示すフロー図である。 図15は、実施の形態におけるロボットシステムの着座処理を示すフロー図である。 図16は、起立動作支援時のユーザの中腰位置の速度の一例を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
まず、本開示に係る一態様の着眼点について説明する。
特許文献1は、被介護者の身体を支持する支持部と、被介護者の起立動作を支援するロボット本体と、操作者の操作量に応じて支持部の動作を制御するコントローラとを備える起立動作支援ロボットについて開示する。また、特許文献1は、当該コントローラの一例として手動パルス発生器を開示しており、当該手動パルス発生器は、ダイヤルと、非常停止ボタンと、発生器本体と、切替スイッチと、自動モード実行スイッチとを備えている(特許文献1の段落[0031]及び図2参照)。
ここで、特許文献1は、被介護者の起立動作を支援する過程において、ロボットを停止させて被介護者を起立動作の途中の姿勢、いわゆる中腰姿勢にさせることについて一切開示していない。すなわち、特許文献1は、単に中腰姿勢にさせることさえ開示していないので、被介護者が中腰姿勢に近付いた際に被介護者に提示をすることについて当然開示していない。また、ロボットが過去に停止した位置を最適な中腰位置として記憶部に記憶させ、記憶させた中腰位置を用いて上記提示をすることについても当然開示していない。
以上の考察により、本願発明者らは、以下の開示の各態様を想到するに至った。
本開示の一態様に係るロボットは、ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構と、(i)前記第1動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御部と、前記制御部が、前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを検知すると、第1信号を提示する提示部とを備える。
ロボットが被介護者の座位姿勢(単に「座位」ともいう)から立位姿勢(単に「立位」ともいう)に至る起立動作を支援する際、ロボットは、当該起立動作の途中で停止することが求められる場面がある。例えば、被介護者が便座から起立する際、起立動作の途中の姿勢である中腰姿勢において被介護者が下着とズボンとを着用するために、ロボットは、起立動作の支援の途中で一時的に停止する必要がある。
しかし、被介護者毎に身長又は円背の度合い等が異なるので、どの程度の高さ(又は位置)の中腰姿勢で下着等を着用するかは被介護者毎に異なる。そのため、ロボットの起立動作支援の途中における停止位置を一律に設定するとすれば、被介護者にとって不便な位置で停止する場合が生じ得る。
本態様によると、動作機構の所定の位置(例えば中腰姿勢になる位置)を取得し、取得した所定の位置を含む範囲(第1範囲)に動作機構の位置が含まれることを検知すると被介護者に第1信号を提示する。これにより、ロボットは、被介護者にとって適切な中腰姿勢となる位置を提示することができる。
また、上記態様において、例えば、前記動作機構は、操作に基づいて前記動作を停止することが可能であり、前記ロボットは、さらに、前記第1動作パターンに従う動作中に前記動作機構が所定時間以上停止している位置を特定する特定情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部が記憶している前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をしてもよい。
ロボットが以前に行った起立動作支援中に動作機構が停止した時間がある程度長い場合、その間に被介護者は、例えば下着等を着用していたと考えられる。そして、ロボットが停止していた位置は、当該被介護者にとって適切な中腰位置であったと考えられる。
本態様によると、第1動作パターンに従う動作中に停止した時間が所定の時間以上である際の動作機構の位置を第1位置とする。これにより、被介護者にとって適切な中腰位置を、被介護者にわざわざ入力させることなく設定することができる。
また、上記態様において、例えば、前記記憶部は、複数の被介護者それぞれに対応付けて前記特定情報を記憶しており、前記制御部は、前記第1動作パターンに従う動作の前に、前記複数の被介護者のうちのいずれの被介護者であるかを示す識別情報を受け付け、受け付けた前記識別情報により示される被介護者に対応付けられた前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をしてもよい。
適切な中腰位置は被介護者毎に異なるので、ロボットによる起立動作の支援開始前に、いずれの被介護者であるかを示す識別情報を受け付けることにより、被介護者ごとに適切な中腰位置を当該被介護者に提示することができる。
また、上記態様において、例えば、前記動作機構は、さらに、被介護者の立位から座位に至る着座動作を支援する第2動作パターンに従って動作し、前記制御部は、さらに、(i)前記第2動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第2情報を取得し、(ii)前記第2動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が前記第2情報により特定される前記所定の位置を含む第2範囲に含まれるか否かを検知し、前記提示部は、さらに、前記制御部が、前記動作機構の位置が前記第2範囲に含まれることを検知すると、第2信号を提示してもよい。
起立動作の場合と同様に、ロボットが被介護者の立位から座位に至る着座動作を支援する際、ロボットは、当該着座動作の途中で停止することが求められる場面がある。例えば、被介護者が便座へ着座する際、着座動作の途中の姿勢である中腰姿勢において被介護者が下着とズボンとを脱衣するために、ロボットは、着座動作の支援の途中で一時的に停止する必要がある。
しかし、起立動作の場合と同様に、被介護者毎に身長および/または円背の度合い等が異なるので、どのような中腰姿勢で下着等を脱衣するかは被介護者毎に異なる。そのため、ロボットの着座動作の途中における停止位置を一律に設定するとすれば、被介護者にとって不便な位置で停止する場合が生じ得る。
本態様によると、着座動作を支援する第2動作パターンに従う動作中に停止した際の動作機構の第2位置を取得し、動作機構が第2範囲に含まれることを検知すると被介護者に第2信号を提示する。これにより、ロボットは、被介護者にとって適切な中腰位置を提示することができる。
また、上記態様において、例えば、前記第1情報により特定される位置と、前記第2情報により特定される位置とは異なってもよい。
起立動作における適切な中腰位置と、着座動作における適切な中腰位置とは異なる場合がある。例えば、着座動作における適切な中腰位置は、起立動作における適切な中腰位置と比較して、立位から座位までの間において立位に比較的近い位置であることが多い。なぜならば、着座動作において座位に近い位置で身体を止めるためには、腰を下ろす方向に勢いが付いている身体を止める筋力が被介護者に必要であり、被介護者にとって身体的な負担が大きいことが多いからである。
本態様によると、起立動作における中腰位置である第1位置と、着座動作における中腰位置である第2位置とは異なる。これにより、起立動作および着座動作それぞれにおいて、より適切な中腰位置を被介護者に提示することができる。
本開示の一態様に係るロボットは、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構と、(i)前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる制御部とを備える。
ロボットが被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する際、ロボットは、当該起立動作の途中で停止することが求められる場面がある。例えば、被介護者が便座から起立する際、起立動作の途中の姿勢である中腰姿勢において被介護者が下着とズボンとを着用するために、ロボットは、起立動作の途中で一時的に停止する必要がある。
しかし、被介護者毎に身長又は円背の度合い等が異なるので、どの程度の高さ(又は位置)の中腰姿勢で下着等を着用するかは被介護者毎に異なる。そのため、ロボットの起立動作支援の途中における停止位置を一律に設定するとすれば、被介護者にとって不便な位置で停止する場合が生じ得る。
本態様によると、起立動作を支援する第1動作パターンに従う動作中に停止した際の動作機構の第1位置を取得し、動作機構が第1範囲に含まれることを検知すると第1動作パターンの動作速度を低下させる。例えば、動作速度を十分に遅い速度と設定すると、被介護者が以前に起立動作においてロボットを停止させた位置に近付くとロボットの動作速度が十分に遅くなる。これにより、ロボットは、被介護者にとって適切な中腰位置を知らせることができる。
また、上記態様において、例えば、前記動作機構は、前記動作を停止することが可能であり、前記ロボットは、さらに、前記第1動作パターンに従う動作中に前記動作機構が所定時間以上停止している位置を特定する特定情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部が記憶している前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をしてもよい。
また、上記態様において、例えば、前記記憶部は、複数の被介護者それぞれに対応付けて前記特定情報を記憶しており、前記制御部は、前記第1動作パターンに従う動作の前に、前記複数の被介護者のうちのいずれの被介護者であるかを示す識別情報を受け付け、受け付けた前記識別情報により示される被介護者に対応付けられた前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をしてもよい。
また、上記態様において、例えば、前記動作機構は、さらに、被介護者の立位から座位に至る着座動作を支援する第2動作パターンに従って動作し、前記制御部は、さらに、(i)前記第2動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第2情報を取得し、(ii)前記第2動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第2情報により特定される前記所定の位置を含む第2範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させてもよい。
また、上記態様において、例えば、前記第1情報により特定される位置と、前記第2情報により特定される位置とは異なってもよい。
これらにより上記と同様の効果を奏する。
本開示の一態様に係る制御方法は、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御ステップと、前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを前記制御ステップで検知すると、第1信号を提示する提示ステップとを含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る制御方法は、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる制御ステップとを含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
図1A及び図1Bは、本実施の形態にかかる、起立又は着座動作支援システムの一例としてのロボットシステム1を使った作業の例を示しており、具体的には、被介護者7による座位姿勢から起立姿勢へ至る動作(以降、起立動作ともいう)、若しくは、起立姿勢から座位姿勢へ至る動作(以降、着座動作ともいう)を支援するロボット20の、被介護者7が着座姿勢である時の様子を示す側面図及び正面図である。被介護者7は、床面13上の腰掛部5に座ることにより、座位姿勢をとる。また、図1Cは、被介護者7が起立姿勢の状態に至ったときのロボットシステム1の正面図である。被介護者7の例は、高齢者のユーザである。または、被介護者7は、傷病者または負傷により日常動作が困難なユーザを含む。
図2は、本実施の形態におけるロボットシステム1の詳細構成を示すブロック図である。図3A〜図3Cは、本実施の形態におけるロボットシステム1を用いた被介護者7の起立動作(第1動作の一例)における、ロボット20の第1動作パターンの一例を示す図である。図4A〜図4Cは、本実施の形態におけるロボットシステム1を用いた被介護者7の着座動作(第2動作の一例)における、ロボット20の第2動作パターンの一例を示す図である。
図1A〜図2に示されるように、ロボットシステム1は、被介護者7の起立動作又は着座動作を支援する起立又は着座動作支援システムの一例であって、ロボット20を備えるように構成される。ロボットシステム1は、図2に示すように、ロボット20の外部に動作情報データベース8を備えるが、動作情報データベース8を、ロボット20内に備えるようにしてもよい。ロボットシステム1は、図2に示すように、ロボット20の外部に中腰情報データベース21を備えるが、中腰情報データベース21を、中腰情報データベース21に備えるようにしてもよい。
ロボット20は、床面13上に置かれており、動作機構の一例である本体機構2と、制御装置11と、指示入力装置の一例である入力IF6と、中腰情報管理部22と、制御部12とを備える。
本体機構2は、アーム機構4と、保持機構の一例である介護ベルト3と、歩行機構14と、バッテリ31とを備える。アーム機構4は、少なくとも牽引機構の一例としてのロボットアームを有する。なお、本体機構2は、歩行機構14を備えない構成であってもよい。また、本体機構2は、バッテリ31を備えない構成であってもよく、その場合、ロボット20は、電源ケーブルなどにより外部から電力供給を受けて動作する。
制御装置11は、データベース入出力部9と、タイマー16と、制御部12とを備える。
≪介護ベルト3≫
介護ベルト3は、図1A〜図1Cに示すように、被介護者7に装着可能であって、被介護者7を保持するものであり、第1保持部3aと、第2保持部3bと、連結部3cとを備えて、連結部3cを介してロボットアームと着脱可能に構成されている。
ホールド機構3gは、少なくとも、第1保持部3aと第2保持部3bとを備える。
第1保持部3aは、被介護者7の首部及び背中部のうちの少なくとも一方を保持可能となっている。
第2保持部3bは、被介護者7の腰部を保持可能となっている。
連結部3cは、ホールド機構3gを被介護者7が装着したときに被介護者7の胸部に位置することが可能であり、かつ、第1保持部3aと第2保持部3bとを被介護者7の前面にて連結している。連結部3cは、ホールド機構3gに連結されており、後述するアーム機構4の一端(例えば、後端)に着脱可能に連結可能である。
連結部3cは、一例として図1A〜図1Cに示すようにアーム機構4の一端に連結され、被介護者7の胸部の中央付近で、かつ、第1保持部3aと第2保持部3bとの中間付近に、第1保持部3aと第2保持部3bとのそれぞれの端部が連結される付近に架け渡されるように備えられる。連結部3cとアーム機構4の一端とは、一例としてネジを使って固定して連結しているが、アーム機構4の一端と連結部3cとが連結できる方法であれば、任意の方法でもよい。
なお、連結部3cは、第1保持部3a及び第2保持部3bと比較して伸縮性の低い材質で構成されていてもよい。これにより、介護ベルト3がアーム機構4によって牽引される際、連結部3cが伸長することを防止できるので、アーム機構4からの外力をホールド機構3gにより確実に被介護者7の身体に伝えることができる。よって、アーム機構4は、介護ベルト3の連結部3cと連結され、介護ベルト3が動作パターンに従って移動するように動作することで介護ベルト3を牽引する。
≪歩行機構14≫
歩行機構14は、矩形台14eと、一対の前輪14aと、一対の後輪14bと、前輪用ブレーキ14cと、後輪用ブレーキ14dとを備え、床面13上に置かれる。一対の前輪14aは、矩形台14eの前端の一対の角部に回転自在に配置される。一対の後輪14bは、矩形台14eの後端の一対の角部に回転自在に配置される。前輪用ブレーキ14cは、前輪14aにブレーキをかける。後輪用ブレーキ14dは、後輪14bにブレーキをかける。歩行機構14の上部にはアーム機構4が備えられる。すなわち、矩形台14eの前部の中央部には、アーム機構4が起立支持される。
一例として一対の前輪14aと一対の後輪14bとは、図3Cに示す状態で、被介護者7が前方方向(例えば、図3Cの紙面上の左方向)にロボット20に力を加えることで回転し、ロボット20が歩行器として被介護者7の歩行動作を支援することができる。なお、この例では、一対の前輪14aと一対の後輪14bとは、被介護者7がロボット20を押すことで回転するようにしたが、例えばモータを一対の前輪14aと一対の後輪14bとのそれぞれ又はいずれかに備えて、被介護者7がロボット20を押す力をアシストすることで、被介護者7が楽に移動できるような構成としてもよい。
さらに前輪用ブレーキ14cと後輪用ブレーキ14dとは一例として手動でON/OFFすることが可能なように構成してもよいし、電磁ブレーキなど電気的な信号によりON/OFFすることが可能なように構成してもよい(図示せず)。前輪用ブレーキ14c又は後輪用ブレーキ14dをONにすることで、前輪14a又は後輪14bにブレーキをかけることができる。また、前輪用ブレーキ14c又は後輪用ブレーキ14dをOFFにすることで、前輪14a又は後輪14bのブレーキを解除することができる。なお、一例として一対の前輪14aと、一対の後輪14bとを備える構成としているが、矩形台14e中央にさらに1つの車輪を追加するなどしてもよく、車輪の数又は大きさは図示のものに限られるものではない。
≪アーム機構4≫
アーム機構4は、歩行機構14の上部に備えられるとともに、先端が連結部3cを介してホールド機構3gに連結されて、制御部12により動作制御されつつ、被介護者7の起立又は着座動作、又は、起立及び着座動作を支援する動作パターンに従って動作する。つまり、動作パターンに従ってアーム機構4が動作することによって、アーム機構4と連結されているホールド機構3gの位置が動く。
アーム機構4は、一例として、第1モータ41と、第1モータ41の回転軸の回転数(例えば、回転角度)を検出する第1エンコーダ43と、第2モータ42と、第2モータ42の回転軸の回転数(例えば、回転角度)を検出する第2エンコーダ44とを備える2自由度のロボットアームである。第1エンコーダ43と第2エンコーダ44とからの回転角度情報をアーム機構4の位置情報に変換した位置情報を基に第1モータ41と第2モータ42とを制御装置11が制御して、被介護者7の起立動作又は着座動作を支援する動作パターンで動作する。
アーム機構4は、この制御により、動作パターンの一例として、図3A〜図3Cに示すようにロボットシステム1を動作させて、座位姿勢にある被介護者7の臀部が腰掛部5から離床する起立動作を支援する。そのために、アーム機構4は、ホールド機構3gの第1保持部3aと第2保持部3bとを、同時に、被介護者7の正面方向の斜め前方に向けて牽引し、その後、上方に向けて牽引するように動作する。アーム機構4による起立動作の支援のための動作パターンは、第1動作パターンに相当する。
さらに、動作パターンの別の例として、図4A〜図4Cに示すように、ロボットシステム1の動作により、立位姿勢にある被介護者7が腰掛部5に着座するまでの着座動作を支援する。そのために、アーム機構4は、ホールド機構3gの第1保持部3aと第2保持部3bとを、同時に、少なくとも、被介護者7の下方へ牽引し、次いで下方やや前方に向けて牽引し、その後、下方やや後方に向けて牽引する。アーム機構4による着座動作の支援のための動作パターンは、第2動作パターンに相当する。
より詳しくは、アーム機構4は、第1アーム4cと、第2アーム4dと、第3アーム4eと、第4アーム4fと、第1駆動部4aと、第2駆動部4bとを備えるロボットアームとして構成される。第1アーム4cは、矩形台14eの前部の中央において、矩形台14eから上方に向けて起立若しくは矩形台14eから下方に向けて着座するように、下端が固定される。第1アーム4cの上端には、第1駆動部4aを内蔵する第1関節部を介して、第2アーム4dの前端が回動可能に連結される。第2アーム4dの後端は、第2駆動部4bを内蔵する第2関節部を介して、第3アーム4eの下端に回動可能に連結される。第3アーム4eの上端は、第4アーム4fの前端に、第3アーム4eと第4アーム4fとのそれぞれの軸方向が互いに直交してL字状に屈曲するように固定される。第4アーム4fの後端には、介護ベルト3の連結部3cに着脱可能に連結される連結部4gを有している。
第1駆動部4aは、第1アーム4cと第2アーム4dとの間の関節部に配置され、例えば、第1アーム4cに対して第2アーム4dを回転させる第1モータ41と、その回転角度情報を検出する第1エンコーダ43とを備える。よって、後述する制御部12による制御の下に、第1アーム4cに対して第2アーム4dを所定角度回動させるように駆動することができる。第2駆動部4bは、第2アーム4dと第3アーム4eとの間の関節部に配置され、例えば、第2アーム4dに対して第3アーム4eを回転させる第2モータ42と、その回転角度情報を検出する第2エンコーダ44とを備える。第1エンコーダ43及び第2エンコーダ44からのそれぞれの回転角度情報は、アーム機構4の位置情報に変換されて、位置情報として制御部12により使用される。よって、後述する制御部12による制御の下で、第2アーム4dに対して第3アーム4eを所定角度回動させて所望の位置に移動するように駆動することができる。
第3アーム4eの中間部から後ろ向きに(例えば、被介護者7側に向けて)、持ち手15が突出して備えられており、被介護者7が、座位又は起立時に両手で握って持つことができる。なお、持ち手15は、被介護者7の肘を置くことができる長さのものを設置してもよい。これにより、持ち手15は、被介護者7が立ち上がる時には持ち手として機能し、歩行時には肘が置かれる肘置きとして機能することで、被介護者7がより安定して歩行することが可能となる。さらに、第4アーム4fは、上部にウレタンなどの緩衝材を備える構成としてもよい。これにより、万が一、被介護者7が前方へ転倒するなどして顔又は上半身が第4アーム4fに接触したとしても、そのような場合の衝撃を緩和することができる。
≪入力IF6≫
第4アーム4fの前部には、ボタンなどが配置された操作盤などの入力インターフェース(入力IF)6が下向きに突出して、例えば取外し可能に設けられる。このように入力IF6を配置すれば、座位姿勢の被介護者7に対して、アーム機構4の側面から、入力IF6が操作可能に配置されることになる。入力IFは、被介護者7又は介護者を含むユーザにより操作される。
入力IF6は、被介護者7の起立動作のための動作パターンでアーム機構4を動作させる起立指示入力(例えば、第1の指示入力)、又は、被介護者7の着座動作のための動作パターンでアーム機構4を動作させる着座指示入力(例えば、第2の指示入力)を受け付け可能とする。
入力IF6の一例を図8に示す。入力IF6は、電源ボタン6aと、上がるボタン6bと、下がるボタン6cと、ブレーキボタン6dと、初期位置移動ボタン6eとを有する。入力IF6の各ボタンは、被介護者7又は介護者により操作され得る。なお、入力IF6は、図8に示すような提示部10を備えてもよいし、備えなくてもよい。
電源ボタン6aは、ロボットシステム1の電源をON又はOFFするためのボタンである。例えば、電源ボタン6aが押し込まれると電源がONされ、電源ボタン6aが引き戻されると電源がOFFされる。
上がるボタン6bは、被介護者7の起立動作を支援するようにアーム機構4を動作させるためのボタンである。上がるボタン6bが操作されると、被介護者7の起立動作を支援するための動作パターンでアーム機構4が動作する。
下がるボタン6cは、被介護者7の着座動作を支援するようにアーム機構4を動作させるためのボタンである。下がるボタン6cが操作されると、被介護者7の着座動作を支援するための動作パターンでアーム機構4が動作する。
ブレーキボタン6dは、前輪14a及び後輪14bのブレーキをON又はOFFするためのボタンである。
初期位置移動ボタン6eは、アーム機構4を初期位置に移動するためのボタンである。
なお、アーム機構4の初期位置の一例は、図3Aに示すように、被介護者7の身体の前面付近の位置である。また、入力IF6は、例えば、第4アーム4fの前部から取り外し可能であり、リモコンとしても機能するようにしてもよい。つまり、介護者が入力IF6を手で持って操作することも可能である。ここで、初期位置とは、アーム機構4と介護ベルト3の連結部3cとを連結可能とする連結位置の一例である。初期位置移動ボタン6eが操作されると、制御部12の制御により、アーム機構4が連結位置の一例である初期位置まで移動した後、入力IF6が指示入力を受け付け可能となる。
≪タイマー16≫
タイマー16は、ある一定時間(例えば、1msec)毎に、データベース入出力部9及び制御部12による処理を実行させるための指令を、データベース入出力部9及び制御部12に出力する。
≪データベース入出力部9≫
データベース入出力部9は、動作情報データベース8と、制御部12との間で、データ(例えば、情報)の入出力を行う。
≪動作情報データベース8≫
タイマー16からの指令に基づいてデータベース入出力部9及び制御部12による処理が実行されることで、アーム機構4の位置情報(例えば、第1エンコーダ43及び第2エンコーダ44からのそれぞれの回転角度情報をアーム機構4の位置情報に変換した位置情報)が、ある一定時間(例えば、1msec)毎に生成される。これらの生成された位置情報が、時刻を示す情報とともに、動作情報としてデータベース入出力部9を介して動作情報データベース8に出力されて、動作情報データベース8に記憶される。
図5は、動作情報データベース8の情報内容の一例を示す。動作情報データベース8には、起立動作かつ/又は着座動作など複数の動作情報を記憶することができる。また、被介護者7の身長又は体重に応じて別々の動作を動作情報として記憶することができる。その際には後述する動作IDによってそれぞれの動作を識別して記憶する。
(1)「動作ID」の欄は、起立動作又は着座動作などというような、動作の種別を識別するためのIDを示す。例えば、起立動作の動作IDを「1」とし、着座動作の動作IDを「2」とすることができる。この場合、動作情報データベース8のうち起立動作の動作パターンを示す一連の情報それぞれには、図5に示されるように動作IDとして「1」が付される。
(2)「時刻」の欄は、アーム機構4が動作している際の時刻を示す情報を示す。時刻についてはミリ秒(msec)単位で示す。
(3)「位置」の欄は、アーム機構4の第1エンコーダ43及び第2エンコーダ44などにより検出される角度情報から変換されたアーム機構4の位置情報を示す。具体的には、図1Aに示すように、アーム機構4の一端を原点Oとし、ロボットシステム1の進行方向逆向きを正としたX軸とし、上向きを正としたZ軸との2軸の位置とし、原点Oからの相対座標として示す。位置についてはメートル(m)単位で示す。
被介護者の起立動作を支援する際に使用される起立動作の動作情報は、起立動作の支援を開始する時間に対応する起立動作支援開始時刻と、起立動作支援開始時刻にアーム機構4に含まれる所定の箇所(例えば連結部4g)が取るべき位置示す情報(例えば座標)を含んでもよい。また、起立動作の動作情報は、起立動作の支援を終了する時間に対応する起立動作支援終了時刻と、起立動作支援終了時刻にアーム機構4に含まれる所定の箇所(例えば連結部4g)が取るべき位置示す情報(例えば座標)を含んでもよい。 被介護者の着座動作を支援する際に使用される起立動作の動作情報は、着座動作の支援を開始する時間に対応する着座動作支援開始時刻と、着座動作支援開始時刻にアーム機構4に含まれる所定の箇所(例えば連結部4g)が取るべき位置示す情報(例えば座標)を含んでもよい。また、起立動作の動作情報は、起立動作の支援を終了する時間に対応する着座動作支援終了時刻と、着座動作支援終了時刻にアーム機構4に含まれる所定の箇所(例えば連結部4g)が取るべき位置示す情報(例えば座標)を含んでもよい。
なお、この例では、起立動作と着座動作とのそれぞれを別々のIDによって別々の動作情報として記憶するようにしたが、その代わりに、1つの動作情報を順方向に再生すると起立動作となり、当該動作情報を逆方向に再生(いわゆる逆再生)することで着座動作となるようにしてもよい。
≪中腰情報データベース21≫
図6は、中腰情報データベース21の情報内容の一例を示す。
(1)「動作ID」の欄は、動作情報データベース8のいずれかの動作IDを示す。例えば、起立動作の動作IDが「mID1」であり、着座動作の動作IDが「mID2」である。
(2)「中腰時刻」の欄は、上述した動作IDにより識別される動作(起立動作又は着座動作)の最中において被介護者7が中腰姿勢になる時刻である中腰時刻を示す。言い換えれば、中腰時刻に示される時刻におけるアーム機構4の位置は、被介護者7を中腰姿勢にさせる位置に相当する。被介護者7が中腰姿勢になるときのアーム機構4の位置は、「所定の位置」に相当し、中腰時刻は、第1情報又は第2情報に相当する。
なお、上記中腰時刻は、動作IDが示す動作情報の開始時刻t0から終了時刻tnまでの範囲内のいずれかの時刻とする。言い換えると、中腰時刻とは、起立動作又は着座動作の支援を開始した時点からの経過時間と言える。中腰時刻についてはミリ秒(msec)単位で示す。本体機構2が動作情報データベース8に基づいて動作するため、所定の時刻を特定することは、本体機構2の位置を特定することに対応する。すなわち、中腰時刻の情報は、被介護者7が中腰姿勢時の本体機構2の所定の部位の高さに対応する。本体機構2の所定の部位は、例えば、アーム機構4の先端である。言い換えると、中腰情報データベース21に記憶される中腰情報は、被介護者7が中腰時の本体機構2の所定の部位の高さの情報を含む。中腰情報データベース21は、記憶部に相当する。
≪中腰情報管理部22≫
中腰情報管理部22は、中腰情報データベース21の中腰情報を必要に応じて修正することで中腰情報データベース21の管理を行う。
まず、ロボットシステム1は、図5の動作情報の動作ID毎に中腰位置の時刻を、デフォルトの中腰位置として中腰情報データベース21(図6)に記憶しておく。ここで、中腰位置は、例えば、座位時の被介護者7の腰の位置と立位時の被介護者7の腰の位置との間の所定の高さの位置である。
次に、介護者18又は被介護者7は、入力IF6を使って被介護者7の起立動作又は着座動作時にアーム機構4を中腰位置に停止させ、停止させた位置で中腰位置にセットする旨を指令する。これにより、中腰情報管理部22は、その時点に対応する動作情報データベース8における時刻を中腰情報データベース21の中腰時刻に、その動作情報の動作IDとともに記憶する。このように中腰情報データベース21に動作IDとともに中腰時刻を記憶することで、着座動作と起立動作とのそれぞれで別個に中腰情報を管理することが可能となる。例えば、便座からの起立動作時における被介護者7の中腰位置は、トイレでの便座への着座動作時における被介護者7の中腰位置より所定の大きさだけ高い。その結果、排便後の処理及び衣類の着用が容易となる利点がある。つまり、動作支援時の中腰の位置を一定にするのではなく、トイレにおける起立動作及び着座動作の支援において、被介護者7の下半身の衣服の着脱に対応した中腰位置が決定される。具体的には、本発明者らは、便座があるトイレにおいて、衣服を着る時に被介護者7が中腰になる位置は、衣服を脱ぐ時に被介護者7が中腰になる位置よりも高いことに着目して、トイレにおける起立動作及び着座動作の支援時に適した中腰位置を決定している。
なお、図7に示すように、中腰情報データベース21が中腰時刻をユーザに対応付けて記憶するようにしてもよい。具体的には、中腰情報データベース21が、個々のユーザを識別するユーザID毎に動作IDと中腰時刻を記憶する。これにより、中腰情報データベース21が被介護者毎に中腰情報を記憶することが可能となり、身長又は状態が異なる被介護者毎の状態に合わせて中腰位置を記録することが可能となる。この場合、ロボット20を動作させる前にユーザID(識別情報に相当)を受け付け、中腰情報データベース21のうち、受け付けたユーザIDにより示される被介護者7に対応付けられた中腰時刻を用いて制御部12による中腰位置の検知が行われ得る。
また、中腰情報データベース21は、ユーザIDを身長の違いとして記憶してもよい。一例として、中腰情報データベース21は、身長が175cmである被介護者用、165cmである被介護者用、及び、155cmである被介護者用の中腰情報を、それぞれ、ユーザIDとしてのUD1、UD2及びUD3に割り当てることで、被介護者の身長毎に中腰位置を管理し、異なる被介護者により使用される際に被介護者の身長に応じて適切に変更することが可能となる。
また、中腰情報管理部22は、設定した中腰情報の履歴情報から、適切な中腰位置を算出し、算出した中腰位置を中腰情報データベース21に記憶してもよい。一例としては、中腰情報管理部22は、設定した中腰時刻を全て記憶しておき、記憶した中腰時刻の平均値をとる、又は、直近の所定回数分(例えば10回分)の中腰情報の時刻の平均値をとることで、適切な中腰情報を算出してもよい。
さらに、介護者18又は被介護者7がアーム機構4を停止させた位置を中腰位置にセットする旨を指令すると説明したが、所定の時間以上(例えば10秒以上)アーム機構4が停止している位置を特定し、特定した位置を中腰位置として決定するようにしてもよい。これにより、介護者18又は被介護者7からの明示的な指令がなくても中腰位置を記憶することができる利点がある。
≪制御部12≫
制御部12は、入力IF6により入力されて指令に基づいてアーム機構4等を制御する。また、制御部12は、入力IF6により入力された前輪用ブレーキ14c及び後輪用ブレーキ14dのON/OFFの指令に基づいて、前輪用ブレーキ14c及び後輪用ブレーキ14dのブレーキを制御する。さらに、制御部12は、データベース入出力部9を介して、中腰情報データベース21から中腰情報を取得し、中腰情報を提示するよう提示部10へ指令する。
また、制御部12は、中腰位置でロボット20を停止又は減速する場合には、中腰時刻になるとロボット20を停止するよう制御してもよいし、中腰時刻付近で減速するように制御してもよい。また、制御部12は、着座動作時の速度を、起立動作時の速度よりも遅くしても良い。例えば、着座動作時の速度を起立動作時の速度よりも10%遅くする。人間の起立及び着座動作に対応した動作支援を行うことができる。
制御部12は、上記の動作をすることで、第1動作パターンに従う動作の最中におけるアーム機構4の所定の位置を特定する第1情報を取得し、第1動作パターンに従って動作しているアーム機構4の現時点における位置が、第1情報により特定される所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する。そして、アーム機構4の位置が第1範囲に含まれることを検知すると、アーム機構4による動作の速度を低下させてもよい。
また、制御部12は、第2動作パターンに従う動作の最中におけるアーム機構4の所定の位置を特定する第2情報を取得し、第2動作パターンに従って動作しているアーム機構4の現時点における位置が第2情報により特定される所定の位置を含む第2範囲に含まれることを検知してもよい。そして、アーム機構4の位置が第2範囲に含まれることを検知すると、アーム機構4による動作の速度を低下させてもよい。また、第1の範囲は、第2の範囲よりも大きくしても良い。例えば、着座動作時の速度を、起立動作時の速度よりも遅くした場合には、速度に合わせて、第1の範囲を第2の範囲よりも広くしても良い。
≪提示部10≫
提示部10は、中腰情報管理部22が決定した中腰情報に基づいて、アーム機構4の位置が中腰位置であるときに、アーム機構4の位置が中腰位置であることを示す情報を提示する。この情報のうち、ロボット20による起立動作支援における情報が第1信号に相当し、ロボット20による着座動作支援における情報が第2信号に相当する。
提示部10は、例えば、図8のリモコンなどの入力IF6の上部に配置されるスピーカ10a、振動デバイス10b及び液晶モニタ10cなどを有する。提示部10は、アーム機構4が中腰位置に近づくと図9のように中腰位置であることを示す画像を液晶モニタ10cに表示したり、「中腰位置です」との音声をスピーカ10aにより出力したりすることで提示する。また、提示部10は、アーム機構4が中腰位置に近づくと振動デバイス10bにより入力IF6を振動させることで提示してもよい。さらにスピーカ10aで提示する場合に中腰位置の少し前から、「ピ」、「ピピ」、「ピピピ」などというように除々に音量を大きくして提示してもよいし、振動デバイス10bが出力する振動の強さを除々に強くしてもよい。アーム機構4が中腰位置に近づいたか否かの判定は、アーム機構4の現時点における位置が、中腰位置の近傍を含む範囲(第1範囲に相当)に含まれるか否かにより行う。この範囲は、例えば、アーム機構4が5秒間で移動する距離である。
また、制御部12は、中腰位置に近づくと起立動作支援又は着座動作支援の動作の速度を遅くしてもよいし、中腰位置で自動で停止するようにしてもよい。その場合には、制御部12は、上がるボタン6b又は下がるボタン6cに対する操作を再度受け付けることで起立動作又は着座動作を再開することができる。
≪動作≫
以下、制御部12で制御されるロボットシステム1の動作について説明する。ロボットシステム1のアーム機構4の動作手順とそれに伴う介護者18及び被介護者7の動作とについては、図3A〜図3C、図4A〜図4C、及び、図10A〜図10Cに示されている。ロボットシステム1の動作については、図11〜図15に示されている。
図11は、被介護者7がベッドに着座している状態からトイレに着座するまでに、ロボットシステム1の起立処理、歩行処理及び着座処理の一連の動作フローを示す。
ロボットシステム1は、まず電源ONなどの初期化処理(ステップS100)の後、ベッドからの起立動作の支援のための起立処理(ステップS200)を実行し、ベッドからトイレまでの歩行動作の支援のための歩行処理(ステップS300)を実行し、最後に、トイレへの着座動作の支援のための着座処理(ステップS400)を実行する。それぞれのステップについて以降で詳細に説明する。
(初期化処理)
図12は、本実施の形態におけるロボットシステム1の初期化処理を示すフロー図である。図12に示されるフロー図は、図11の初期化処理(ステップS100)を詳細化して示すものである。
まず、図10Aに示すように被介護者7は、床面13上に配置された、ベッドなどの腰掛部5に座る。アーム機構4が収納のため折りたたまれている状態で介護者18が被介護者7の正面付近にロボットシステム1を移動させる。
ステップS101において、介護者18又は被介護者7が、ロボット20の入力IF6の電源ボタン6aによりロボットシステム1の電源をONにする。
ステップS102において、介護者18又は被介護者7が、ロボット20の入力IF6のブレーキボタン6dによりブレーキをONにする。
ステップS103において、ロボット20の入力IF6の初期位置移動ボタン6eに対する介護者18又は被介護者7による操作を受け付けると、制御部12は、図10Bに示すようにロボットシステム1を初期位置に移動させ、その後、図10Cに示すように、被介護者7をロボット20に接続することで初期化処理を終了する。
(起立処理)
図13は、本実施の形態におけるロボットシステム1の起立処理を示すフロー図である。図13に示されるフロー図は、図11の起立処理(ステップS200)を詳細化して示すものである。
ステップS201において、介護者18又は被介護者7が、入力IF6の上がるボタン6bの押下を受け付けることで、ロボットシステム1が被介護者7の起立動作の支援を開始する。この例では、上がるボタン6bが押された後に放されるとロボットシステム1が動作して、被介護者7を座位から立位に移らせるように起立動作を支援する。
ステップS202において、制御部12は、データベース入出力部9を介して動作情報データベース8の動作情報(例えば起立動作の動作IDを有する動作情報)を取得する。
ステップS203において、制御部12は、ステップS202で取得した動作情報の位置に位置するようアーム機構4を制御する。具体的には、制御部12は、図3A、図3B及び図3Cに順に示されるようにアーム機構4を動作させる。
ステップS204において、制御部12は、データベース入出力部9を介して中腰情報データベース21から中腰情報、より具体的には中腰時刻を取得する。
ステップS205において、制御部12は、アーム機構4の位置が中腰位置であるか否かを判定する。具体的には、制御部12は、動作情報データベース8のうち現時点を示す時刻が、ステップS204で取得した中腰時刻であるか否かを判定する。現時点を示す時刻は、中腰情報データベース21に記録されている最も新しい時刻であってもよい。または、現時点を示す時刻は、中腰情報データベースに記録されている最も新しい時刻から所定の時間範囲に含まれる少なくとも1つの時刻であってもよい。このとき、現時点を示す時刻の情報は、現時点のアーム機構4の位置に対応する。
ステップS205で制御部12がアーム機構4の位置が中腰位置であると判定した場合(ステップS205でYes)には、ステップS206に進む。一方、制御部12がアーム機構4の位置が中腰位置でないと判定した場合(ステップS205でNo)には、起立処理を終了する。
ステップS206において、制御部12は提示部10に、アーム機構4の位置が中腰位置であることを、画像、音声又は振動等により提示させる。この提示の後、制御部12は、ステップS202で取得した動作情報における位置に順次位置するようアーム機構4を制御して起立動作支援を完了する(図3B〜図3C)。
(歩行処理)
図14は、本実施の形態におけるロボットシステム1の歩行処理を示すフロー図である。図14に示されるフロー図は、図14の歩行処理(ステップS300)を詳細化して示すものである。
ステップS301において、入力IF6のブレーキボタン6dによりブレーキをOFFにする操作を受け付ける。この後、被介護者7が前方方向(図3Cの紙面上の左方向)にロボット20に力を加えることで、歩行機構14の車輪が回転することで、ロボット20は、歩行器として被介護者7の歩行を支援する。移動が完了すると、ステップS302に進む。
ステップS302において、ロボット20の入力IF6のブレーキボタン6dによりブレーキをONにする操作を受け付ける。これにより歩行処理を完了する。
(着座処理)
図15は、本実施の形態におけるロボットシステム1の着座処理を示すフロー図である。図15に示されるフロー図は、図11の着座処理(ステップS400)を詳細化して示すものである。
ステップS401において、介護者18又は被介護者7が、入力IF6の下がるボタン6cの押下を受け付けることで、ロボットシステム1が着座動作の支援を開始する。この例では、下がるボタン6cを押した後に放すとロボットシステム1が動作して、被介護者7を立位から座位に移らせるように着座動作を支援する。
ステップS402において、制御部12は、データベース入出力部9を介して動作情報データベース8の動作情報(例えば着座動作の動作IDを有する動作情報)を取得する。
ステップS403において、制御部12は、ステップS402で取得した動作情報の位置に位置するようアーム機構4を制御する。具体的には、制御部12は、図4A、図4B及び図4Cに順に示されるようにアーム機構4を動作させる。
ステップS404において、制御部12は、データベース入出力部9を介して中腰情報データベース21から中腰情報、より具体的には中腰時刻を取得する。
ステップS405において、制御部12は、アーム機構4の位置が中腰位置であるか否かを判定する。具体的には、制御部12は、動作情報データベース8のうち現時点を示す時刻が、ステップS404で取得した中腰時刻か否かを判定する。ステップS405で制御部12がアーム機構4の位置が中腰位置であると判定した場合(ステップS405でYes)には、ステップS406に進む。一方、制御部12がアーム機構4の位置が中腰位置でないと判定した場合(ステップS405でNo)には、起立処理を終了する。
ステップS406において、制御部12は提示部10に、アーム機構4の位置が中腰位置であることを、画像、音声又は振動などにより提示させる。この提示の後、制御部12は、ステップS402で取得した動作情報における位置に順次位置するようアーム機構4を制御して着座動作支援を完了する。
以上のように、本実施の形態に係るロボット20は、動作機構の所定の位置(例えば中腰姿勢になる位置)を取得し、取得した所定の位置を含む範囲(第1範囲)に動作機構の位置が含まれることを検知すると被介護者に第1信号を提示する。これにより、ロボット20は、被介護者にとって適切な中腰姿勢となる位置を提示することができる。
図16に、動作支援時の起立動作時の中腰位置の速度の一例を示す。図16の縦軸は、ユーザ中腰位置の速度(mm/sec)、横軸は、時間(sec)である。図16に示すデータ1600は、X軸方向におけるユーザ中腰位置の速度を示し、データ1601は、Z軸方向におけるユーザ中腰位置の速度を示す。符号は、Z軸下向き、X軸起立進行方向逆向きを正とした。ここで、1000秒から2500秒時におけるZ軸方向の速度は、−150mm/s〜−250mm/sであり、X軸方向の速度は、−50mm/s〜−150mm/sであった。図16に示す動作支援の場合には、起立姿勢から着座姿勢までの動作、または着座姿勢から起立姿勢までの動作は、数秒〜10数秒で完了する。したがって、起立動作支援又は着座動作支援において、ユーザが、途中の中腰位置で停止させることは、難しい場合がある。取得した所定の位置を含む範囲(第1範囲)に動作機構の位置が含まれることを検知すると被介護者に第1信号を提示することにより、ロボット20は、被介護者にとって適切な中腰姿勢となる位置を提示することができる。
なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態のロボットなどを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
すなわち、このプログラムは、コンピュータに、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御ステップと、前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを前記制御ステップで検知すると、第1信号を提示する提示ステップとを含む制御方法を実行させる。
また、このプログラムは、コンピュータに、被介護者の座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる制御ステップとを含む制御方法を実行させる。
以上、一つまたは複数の態様に係るロボットなどについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示によれば、適切な中腰位置を被介護者に提示し、かつ被介護者の動作を支援するロボットを提供可能である。
1 ロボットシステム
2 本体機構
3 介護ベルト
3a 第1保持部
3b 第2保持部
3c、4g 連結部
3g ホールド機構
4 アーム機構
4a 第1駆動部
4b 第2駆動部
4c 第1アーム
4d 第2アーム
4e 第3アーム
4f 第4アーム
5 腰掛部(ベッド又は椅子又は便座など)
6 入力IF
6a 電源ボタン
6b 上がるボタン
6c 下がるボタン
6d ブレーキボタン
6e 初期位置移動ボタン
7 被介護者
8 動作情報データベース
9 データベース入出力部
10 提示部
10a スピーカ
10b 振動デバイス
11 制御装置
12 制御部
13 床面
14 歩行機構
14a 前輪
14b 後輪
14c 前輪用ブレーキ
14d 後輪用ブレーキ
14e 矩形台
15 持ち手
16 タイマー
18 介護者
20 ロボット
21 中腰情報データベース
22 中腰情報管理部
31 バッテリ
41 第1モータ
42 第2モータ
43 第1エンコーダ
44 第2エンコーダ

Claims (14)

  1. ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構と、
    (i)前記第1動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御部と、
    前記制御部が、前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを検知すると、第1信号を提示する提示部とを備える
    ロボット。
  2. 前記動作機構は、操作に基づいて前記動作を停止することが可能であり、
    前記ロボットは、さらに、
    前記第1動作パターンに従う動作中に前記動作機構が所定時間以上停止している位置を特定する特定情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部が記憶している前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をする
    請求項1に記載のロボット。
  3. 前記記憶部は、複数のユーザそれぞれに対応付けて前記特定情報を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記第1動作パターンに従う動作の前に、前記複数のユーザのうちのいずれのユーザであるかを示す識別情報を受け付け、受け付けた前記識別情報により示されるユーザに対応付けられた前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をする
    請求項2に記載のロボット。
  4. 前記動作機構は、さらに、
    ユーザの立位から座位に至る着座動作を支援する第2動作パターンに従って動作し、
    前記制御部は、さらに、
    (i)前記第2動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第2情報を取得し、(ii)前記第2動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が前記第2情報により特定される前記所定の位置を含む第2範囲に含まれるか否かを検知し、
    前記提示部は、さらに、
    前記制御部が、前記動作機構の位置が前記第2範囲に含まれることを検知すると、第2信号を提示する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット。
  5. 前記第1情報により特定される位置と、前記第2情報により特定される位置とは異なる
    請求項4に記載のロボット。
  6. ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構と、
    (i)前記第1動作パターンに従う動作の最中における前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得し、(ii)前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる制御部とを備える
    ロボット。
  7. 前記動作機構は、操作に基づいて前記動作を停止することが可能であり、
    前記ロボットは、さらに、
    前記第1動作パターンに従う動作中に前記動作機構が所定時間以上停止している位置を特定する特定情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部が記憶している前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をする
    請求項6に記載のロボット。
  8. 前記記憶部は、複数のユーザそれぞれに対応付けて前記特定情報を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記第1動作パターンに従う動作の前に、前記複数のユーザのうちのいずれのユーザであるかを示す識別情報を受け付け、受け付けた前記識別情報により示されるユーザに対応付けられた前記特定情報を前記第1情報として取得し、取得した前記第1情報を用いて前記検知をする
    請求項7に記載のロボット。
  9. 前記動作機構は、さらに、
    ユーザの立位から座位に至る着座動作を支援する第2動作パターンに従って動作し、
    前記制御部は、さらに、
    (i)前記第2動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第2情報を取得し、(ii)前記第2動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第2情報により特定される前記所定の位置を含む第2範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる
    請求項6〜8のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 前記第1情報により特定される位置と、前記第2情報により特定される位置とは異なる
    請求項9に記載のロボット。
  11. ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、
    前記第1動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、
    前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれるか否かを検知する制御ステップと、
    前記動作機構の位置が前記第1範囲に含まれることを前記制御ステップで検知すると、第1信号を提示する提示ステップとを含む
    制御方法。
  12. 請求項11に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. ユーザの座位から立位に至る起立動作を支援する第1動作パターンに従って動作する動作機構を備えるロボットの制御方法であって、
    前記第1動作パターンに従う動作の最中において、前記ユーザの中腰姿勢の位置に相当する前記動作機構の所定の位置を特定する第1情報を取得する取得ステップと、
    前記第1動作パターンに従って動作している前記動作機構の現時点における位置が、前記第1情報により特定される前記所定の位置を含む第1範囲に含まれることを検知すると、前記動作機構による動作の速度を低下させる制御ステップとを含む
    制御方法。
  14. 請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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