JP2017135208A - テープフィーダ及び部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行のキャリアテープを後続のキャリアテープによって確実に押し出すことができ、テープ詰まりの発生を防止できるテープフィーダ及び部品実装装置を提供することを目的とする。【解決手段】テープ通路35を通るキャリアテープ17の厚さに応じた移動量でテープ通路35に対して上下方向に移動するテープガイド32と、テープ通路35のうちテープガイド32を通過したキャリアテープ17が通るテープ排出路35bと、テープ排出路35bを覆って設けられ、テープ排出路35bを通るキャリアテープ17の厚さに応じた移動量でテープ排出路35bに対して移動する排出ガイド34を備える。テープガイド32には、排出ガイド34のテープ通路35に対する上方への移動量がテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量を超えないように排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動を規制する規制部32Tが設けられる。【選択図】図10

Description

本発明は、キャリアテープをピッチ送りして部品を供給するテープフィーダ及びこのテープフィーダが供給する部品を基板に移載して実装基板を製造する部品実装装置に関する。
従来、部品実装装置の移載ヘッドに部品を供給する部品供給装置として、テープフィーダが多用されている。テープフィーダは、部品を収納したキャリアテープをピッチ送りして所定の位置に部品を供給する。このようなテープフィーダの形式として、作業者の部品補充作業の負担を軽減するため、先行のキャリアテープと後続のキャリアテープとを繋ぎ合わせるスプライシングを行うことなく、先行のキャリアテープに続いて後続のキャリアテープをセットすることでスプライシングと同等の部品補充が可能なスプライシングレスフィーダが知られている。
このようなスプライシングレスフィーダは、テープ入口から挿入されたキャリアテープを自動で送って部品供給が可能な状態にセットする機構を備えている。このスプライシングレスフィーダは、テープの排出路を覆って設けられる排出ガイドを有しており、排出ガイドの上面とテープ排出路との間の空間は、部品切れとなったキャリアテープが排出される通路となっている。部品切れとなった先行のキャリアテープは、後続のキャリアテープがセットされるときに、その後続のキャリアテープに押し出され、上記空間を通って外部に排出される(例えば、下記の特許文献1)。
特開2014−93424号公報
しかしながら、上記のテープフィーダでは、使用対象とするキャリアテープのうち最大の厚さを有するキャリアテープに合わせて上記空間の高さが大きめに設定しているため、部品切れとなった先行のキャリアテープの厚さが最大ではなく、しかも、そのキャリアテープの後尾部が上方に反っているような場合には、先行のキャリアテープの後尾部の下方に後続のキャリアテープの先頭部が入り込んで(重なって)しまうケースが起こり得た。そうすると、後続のキャリアテープによって先行のキャリアテープを押し出すことができなくなり、テープ詰まりが発生するおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、先行のキャリアテープを後続のキャリアテープによって確実に押し出すことができ、テープ詰まりの発生を防止できるテープフィーダ及び部品実装装置を提供することを目的とする。
本発明のテープフィーダは、キャリアテープの通路であるテープ通路が形成された本体部と、前記本体部に設けられ、前記キャリアテープをピッチ送りするスプロケットと、前記本体部に前記スプロケットを覆って設けられ、前記テープ通路を通る前記キャリアテープの厚さに応じた移動量で前記テープ通路に対して上下方向に移動するテープガイドと、前記テープ通路のうち前記テープガイドを通過した前記キャリアテープが通るテープ排出路と、前記テープ排出路を覆って設けられ、前記テープ排出路を通る前記キャリアテープの厚さに応じた移動量で前記テープ排出路に対して移動する排出ガイドと、前記テープガイドに設けられ、前記排出ガイドの前記テープ排出路に対する上方への移動量が前記テープガイドの前記テープ通路に対する上方への移動量を超えないように前記排出ガイドの前記テープ排出路に対する上方への移動を規制する規制部とを備えた。
本発明の部品実装装置は、本発明のテープフィーダと、前記テープフィーダが供給する部品をピックアップして基板に移載する移載ヘッドとを備えた。
本発明によれば、先行のキャリアテープを後続のキャリアテープによって確実に押し出すことができ、テープ詰まりの発生を防止できる。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の側面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置が備えるテープフィーダに使用されるキャリアテープの(a)部分平面図(b)断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの側面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの部分拡大図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープガイド及び剥離部材の(a)斜視図(b)側断面図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える排出ガイドの近傍の側面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える剥離部材によりキャリアテープのカバーテープを剥離する様子を示す図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダの(a)断面平面図(b)断面正面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備えるテープガイド及び剥離部材の断面図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える排出ガイドの動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える排出ガイドの動作説明図 本発明の一実施の形態におけるテープフィーダが備える排出ガイドの部分拡大側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に示す部品実装装置1は基板2に部品3を実装する装置であり、基台11上にコンベア12及び部品移載機構13を備えている。基台11には台車14に取り付けられたフィーダベース15が連結されており、フィーダベース15にはテープフィーダ16が取り付けられている。本実施の形態では、作業者OPから見た左右方向(図1の紙面に直交する方向)をX軸方向とし、作業者OPから見た前後方向(図1の紙面の左右方向)をY軸方向とする。また、上下方向(図1の紙面の上下方向)をZ軸方向とする。
図1において、コンベア12は基板搬送部として機能し、X軸方向に基板2を搬送して作業位置に位置決めする。部品移載機構13は吸着ノズル13aを備えた移載ヘッド13bと移載ヘッド13bを水平面内方向に移動させるヘッド移動機構13cから構成されている。フィーダベース15は台車14により床面F上を移動されて、基台11の後方(作業者OPから見た手前側)の端部に連結される。フィーダベース15には複数のテープフィーダ16がX軸方向に並べて取り付けられている。作業者OPは台車14を基台11に連結することで複数のテープフィーダ16を一括して基台11に装着する。
テープフィーダ16は、多数の部品3を一列に並べて収納したキャリアテープ17をピッチ送りすることで、前方(作業者OPから見た奥側)の端部に位置する部品供給口16Kに部品3を間欠的に供給する。キャリアテープ17を供給するリール18は台車14に保持されており、キャリアテープ17はリール18から引き出されてテープフィーダ16に装填される。
図1において、コンベア12、部品移載機構13、テープフィーダ16の各動作は部品実装装置1が備える制御装置20が制御する。テープフィーダ16は台車14を基台11に連結したときに制御装置20と電気的に繋がる。ヘッド移動機構13cは制御装置20に制御されて移載ヘッド13bをテープフィーダ16と基板2との間で往復させる。この往復移動において、移載ヘッド13bはテープフィーダ16が供給する部品3を吸着ノズル13aによって吸着してピックアップし、基板2に移載して実装基板を製造する。
本実施の形態における部品実装装置1ではテープフィーダ16の構成に特徴があり、以下に説明する。先ず、キャリアテープ17について説明する。図2(a),(b)に示すように、キャリアテープ17はベーステープ21とベーステープ21の上面に貼り付けられた透明のカバーテープ22を有して成る。ベーステープ21には多数の凹状(又はエンボス状)の部品収納部23がベーステープ21の長手方向に一列かつ等間隔に設けられている。各部品収納部23には部品3が収納されている。
図2(a),(b)において、カバーテープ22は幅方向に対向する両端が接着剤24によってベーステープ21の表面に貼り付けられている。カバーテープ22は各部品収納部23を上方から覆っており、各部品収納部23から部品3が脱落するのを防止する。ベーステープ21の部品収納部23の列と平行な位置には、多数の送り孔25が一列かつ等間隔に設けられている。
図3において、テープフィーダ16は、フィーダベース15に着脱自在に取り付けられる本体部31に、テープガイド32、剥離部材33及び排出ガイド34が設けられている。本体部31には後端のテープ入口35aから前方に向けてキャリアテープ17の通路であるテープ通路35が形成されており、本体部31内のテープ通路35に沿った位置には3つのスプロケット(フィードスプロケット41、副スプロケット42、主スプロケット43)と複数(ここでは3つ)のセンサ44が設けられている。また本体部31内には、台車14を基台11に連結したときに制御装置20と電気的に繋がる制御基板45が設けられている。
図3において、フィードスプロケット41は本体部31の後方下部に設けられている。フィードスプロケット41は本体部31内に設けられた第1モータ機構部46によって回転駆動される。フィードスプロケット41はテープ通路35の上方に位置しており、テープ通路35を通るキャリアテープ17の送り孔25に外周歯を係合させて回転することで、キャリアテープ17を前方に送る。
図3及び図4において、副スプロケット42と主スプロケット43は本体部31の前方上部に前後方向に並んで設けられている。主スプロケット43は本体部31の前端側に位置しており、副スプロケット42は主スプロケット43の後方に位置している。副スプロケット42は主スプロケット43と同径(歯底円の直径が同じ)であって外周歯の端数は同じであり、副スプロケット42の回転軸42Jは主スプロケット43の回転軸43Jよりもやや低い位置に位置している。
図4において、副スプロケット42と主スプロケット43はともに本体部31の前方部で上面に露出したテープ通路35の下方に位置している。副スプロケット42はキャリアテープ17の送り孔25に外周歯42Tを係合させて回転することで、キャリアテープ17を前方に送る。主スプロケット43はキャリアテープ17の副スプロケット42よりも前方の送り孔25に外周歯43Tを係合させて回転することで、キャリアテープ17を前方に送る。
図3において、複数のセンサ44はそれぞれ本体部31内のテープ通路35に臨む位置に設けられており、その位置を通過するキャリアテープ17の先頭部及び後尾部を検出してその検出情報を制御基板45に送信する。制御基板45はこれら複数のセンサ44から送られてきた検出情報に基づいて、テープ通路35を走行するキャリアテープ17の先頭部及び後尾部の位置を認識する。
副スプロケット42と主スプロケット43は本体部31内に設けられた第2モータ機構部47に駆動されて同期して間欠回転し、キャリアテープ17をピッチ送りする。これによりキャリアテープ17に設けられた部品収納部23が部品供給口16Kに次々と送られる。
図3、図4及び図5(a),(b)において、テープガイド32は本体部31の前方上部に設けられており、主スプロケット43と副スプロケット42及び主スプロケット43と副スプロケット42の間の上方に露出したテープ通路35を上方から覆っている。テープガイド32は前後方向に延びてテープ通路35の上方に位置する天井部51と、天井部51の両側部から下方に延出した一対の側面部52を有している。テープガイド32は、一対の側面部52が本体部31の上部を側方から挟むように取り付けられている。テープガイド32の天井部51には、主スプロケット43の外周歯43Tとの干渉を避けるための溝部53が前後方向に延びて設けられている。溝部53の前方には前述の部品供給口16Kが設けられている。
図4及び図5(a),(b)において、剥離部材33はテープガイド32の天井部51の下面側に設けられており、その直下のテープ通路35に沿って斜めに延びている。剥離部材33は、副スプロケット42から主スプロケット43に向かって送られるキャリアテープ17のベーステープ21からカバーテープ22を剥離する部材である。剥離部材33の下端(後端)には先鋭部33Hが形成されている。先鋭部33Hは、テープ通路35を走行するキャリアテープ17のカバーテープ22の進行路上に位置している。
図4及び図6において、テープガイド32の前端部にはピン部材32Pが設けられている。ピン部材32Pは本体部31の前端部31Fに設けられた長孔状のピン移動孔61内で上下方向への移動が許容されており、引っ張りばね62によって下方(天井部51の下面がテープ通路35に当接する方向)に付勢されている。テープガイド32の後端部も同様の構成を有しており、図示しない引っ張りばねによって下方に付勢されている。
テープガイド32は上記のように前端部及び後端部が下方に付勢されているため、直下のテープ通路35を通るキャリアテープ17の厚さに応じた移動量でテープ通路35に対して近接又は離間する方向(上下方向)に移動できる。キャリアテープ17はテープガイド32の後端側から進入し、テープガイド32を上方に押し退けながら前方に走行する。このときテープガイド32はキャリアテープ17をその厚さによらずテープ通路35に密着させるので、キャリアテープ17は安定した状態でテープ通路35を走行する。このキャリアテープ17の走行時において、テープガイド32の一対の側面部52は、キャリアテープ17の幅方向の移動を規制する役割を果たす。
図3、図4及び図6において、排出ガイド34は本体部31の前端部31Fに設けられている。本体部31の前端部31Fに形成されるテープ通路35は下方に向けて屈曲した形状のテープ排出路35bとなっており、排出ガイド34はテープ排出路35bを覆って設けられている。
図6において、排出ガイド34は、内面71Mがテープ排出路35bと同様の屈曲した形状になっている曲面部71と、曲面部71の両端から延出した一対の平板部72を有している。排出ガイド34は、一対の平板部72が本体部31の前端部31Fを側方から挟むように取り付けられている。
排出ガイド34の一対の平板部72には2つのガイドピン73が架け渡されている。2つのガイドピン73は本体部31の前端部31Fに設けられた長穴74内を貫通しており、これらガイドピン73は本体部31の前端部31F内に設けられた付勢ばね75によって長穴74内を後下方(内面71Mがテープ排出路35bに当接する方向)に付勢されている。
排出ガイド34は上記のように2つのガイドピン73が後下方に付勢されているため、テープ排出路35bを通るキャリアテープ17の厚さに応じた移動量でテープ排出路35bに対して近接又は離間する方向(上下方向及び前後方向)に移動できる。キャリアテープ17は排出ガイド34の後端側から進入し、排出ガイド34を押し退けながら前方そして下方に走行する。このとき排出ガイド34はキャリアテープ17をその厚さによらずテープ排出路35bに密着させるので、キャリアテープ17は安定した状態でテープ排出路35b上を走行する。このキャリアテープ17の走行時において、排出ガイド34の一対の平板部72は、キャリアテープ17の幅方向の移動を規制する役割を果たす。
図6において、排出ガイド34の後端部には、後方に突出した突出部34Tが設けられている。また、テープガイド32の前端部には、排出ガイド34の突出部34Tの上方を前方に延びる規制部32Tが設けられている。
次に、テープフィーダ16の動作を説明する。テープフィーダ16のテープ入口35aからキャリアテープ17の先端部が挿入されると、フィードスプロケット41が制御基板45に制御されて作動する。フィードスプロケット41は、外周歯をキャリアテープ17の送り孔25に係合させて回転することによって、キャリアテープ17を走行させる。
テープ通路35を走行するキャリアテープ17は副スプロケット42のやや後方の位置から本体部31の上面に露出する。制御基板45はキャリアテープ17の先頭部の位置が副スプロケット42の手前に達したことを検知したら、副スプロケット42と主スプロケット43を同期して回転させる。
キャリアテープ17は上面に露出したテープ通路35を走行し、テープガイド32の後端側から天井部51の下方に進入する。副スプロケット42は外周歯42Tを、主スプロケット43は外周歯43Tをそれぞれキャリアテープ17の送り孔25に係合させて回転し、テープガイド32の下方でキャリアテープ17を部品供給口16Kの側へ送る。このときキャリアテープ17は、テープガイド32を上方に押し退けながら前方へ進む。
ここで、キャリアテープ17が副スプロケット42から主スプロケット43へ送られる際、カバーテープ22は剥離部材33によってベーステープ21から剥離される。詳細には、ベーステープ21とカバーテープ22の間に剥離部材33の先鋭部33Hが入り込んでキャリアテープ17の端部側の接着剤24からカバーテープ22が剥がされ(図7(a)→図7(b)→図8(a))、キャリアテープ17の送り孔25の側に反転するようにめくられる(図9(a)→図9(b))。そして、めくられたカバーテープ22は、テープガイド32の天井部51によって下方に抑えられる(図9(b)及び図8(a)の矢視V1−V1断面図である図8(b))。
キャリアテープ17が部品供給口16Kを通過する前にカバーテープ22が剥離され、部品収納部23が上方に開放された状態となることで(図9(b))、部品収納部23が部品供給口16Kに達したとき、吸着ノズル13aによる部品3のピックアップが可能となる。剥離部材33によって剥離されてめくられたカバーテープ22は、ベーステープ21とともに走行してテープガイド32を通過する。
テープガイド32を上方に押し退けながら前方へ進んだキャリアテープ17は、排出ガイド34の後端部からテープ排出路35bに進入する。テープガイド32はキャリアテープ17によって上方に押し上げられたときに(図10(a)中に示す矢印Y1)、ピン部材32Pによって排出ガイド34の突出部34Tを上方へ持ち上げる(図10(a)中に示す矢印Y2)。このため、排出ガイド34は内面71Mの後端部がテープ排出路35bから離間するように上方に移動し(図10(a)。図中に示す矢印Y3)、排出ガイド34の後端にはテープ排出路35bへのキャリアテープ17の入口34Kが形成されるので、キャリアテープ17はスムーズにテープ排出路35bに進入できる。
キャリアテープ17はテープ排出路35bに進入すると、排出ガイド34の後端部を更に押し上げる(図10(b)中に示す矢印Y4)。このため、排出ガイド34の後端のテープ排出路35bへのキャリアテープ17の入口34Kの高さは大きくなるが、このキャリアテープ17の入口34Kの高さがキャリアテープ17の厚さ相当となったところで、突出部34Tが規制部32Tに下方から当接し(図10(b))、排出ガイド34のそれ以上の上方への移動が規制される。
すなわち、本実施の形態におけるテープフィーダ16では、排出ガイド34に設けられた突出部34Tは、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量がテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量の最大値に達したときにテープガイド32の規制部32Tと当接し、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量が規制されるようになっている。ここで、テープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量は、テープガイド32とテープ通路35との間に挿入されるキャリアテープ17の厚さに等しいことから、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量は、テープガイド32とテープ通路35との間に挿入されるキャリアテープ17の厚さを超えないように制限されることになる。このように、本実施の形態において、テープガイド32の規制部32Tは、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量がテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量を超えないように排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動を規制するものとなっている。
なお、図10(a),(b)は、キャリアテープ17の厚さが、テープガイド32に許容されるテープ通路35に対する上方への移動量の最大値に等しい場合の例を示したものである。この場合、テープガイド32は、テープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量は最大値であり、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量も最大値となる。キャリアテープ17の厚さがテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量の最大値よりも小さい場合には、テープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量も最大値よりも小さくなる。この場合、突出部34Tは、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量がテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量に達したときにテープガイド32の規制部32Tと当接しない。なお、テープガイド32に許容されるテープ通路35に対する上方への移動量の最大値は、キャリアテープ17の厚さに依存してキャリアテープ17の厚さによって適宜変更してもよく、キャリアテープ17の厚さに更に所定値(キャリアテープ17の厚さの1〜2割程度)を加味した移動量を最大値としてもよい。
テープガイド32を通過して排出ガイド34の後端部からテープ排出路35b内に進入したキャリアテープ17は、付勢ばね75の付勢力に抗して排出ガイド34を押し退けながら(図11(a)中に示す矢印Y5)、テープ排出路35bと排出ガイド34との間の空間を進む(図11(a))。そして、排出ガイド34の下端部からテープフィーダ16の外部に排出される(図11(b))。
上記のようなキャリアテープ17の走行動作において、主スプロケット43によりキャリアテープ17の後尾部を送ってしまった後は、そのキャリアテープ17をそれ以上前方へ送ることができなくなる。この前方へ送ることができなくなった先行のキャリアテープ17(通常、部品切れとなったキャリアテープ17)は、新たに挿入した後続のキャリアテープ17によって押し出すことができる。具体的には、後続のキャリアテープ17の先頭部を先行のキャリアテープ17の後尾部に当接させ、そのまま後続のキャリアテープ17の走行を継続することで、先行のキャリアテープ17をテープ排出路35bから押し出すことができる。
ここで、主スプロケット43との係合が外れた先行のキャリアテープ17は、その自重によって、テープガイド32を通過した直後の後尾部をキャリアテープ17の入口34K(排出ガイド34の後端部)の近傍で上方に反った姿勢になろうとする。しかし、前述したように、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量は、キャリアテープ17の厚さ相当に規制されているので、先行のキャリアテープ17の後尾部が上方に反ろうとしても実際に反ることはなく、先行のキャリアテープ17の後尾部は、後続のキャリアテープ17の走行路上に位置する。このため、先行のキャリアテープ17に続いて走行してきた後続のキャリアテープ17の先頭部は先行のキャリアテープ17の後尾部に当接し、先行のキャリアテープ17は後続のキャリアテープ17に押されて進み、テープ排出路35bから排出される(図12)。なお、図12では、先行のキャリアテープ17を符号17Aとして併記し、後続のキャリアテープ17を符号17Bとして併記している。
なお、本実施の形態におけるテープフィーダ16のように、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量を規制する規制部を備えていないテープフィーダでは、先行のキャリアテープ17のテープガイド32を通過した直後の後尾部はキャリアテープ17の入口34Kで上方に反って跳ね上がってしまう。このため、その反って跳ね上がった部分の下に後続のキャリアテープ17の先頭部が入り込んで(重って)しまい、後続のキャリアテープ17によって先行のキャリアテープ17を押し出すことは不能になってしまうところである(図12中に一点鎖線で示す先行のキャリアテープ17参照)。
以上説明したように、本実施の形態におけるテープフィーダ16では、排出ガイド34のテープ排出路35bに対する上方への移動量がテープガイド32のテープ通路35に対する上方への移動量を超えないように規制されており、先行のキャリアテープ17の後尾部がキャリアテープ17の入口34Kで上方に反らないので、後続のキャリアテープ17が先行のキャリアテープ17の後尾部の下に入り込む(重なる)ことがない。このため、先行のキャリアテープ17を後続のキャリアテープ17によって確実に押し出すことができ、テープ詰まりの発生を防止できる。
先行のキャリアテープを後続のキャリアテープによって確実に押し出すことができ、テープ詰まりの発生を防止できるテープフィーダ及び部品実装装置を提供する。
1 部品実装装置
2 基板
3 部品
13b 移載ヘッド
16 テープフィーダ
17 キャリアテープ
31 本体部
32 テープガイド
32T 規制部
34 排出ガイド
34T 突出部
35 テープ通路
35b テープ排出路
43 主スプロケット(スプロケット)

Claims (3)

  1. キャリアテープの通路であるテープ通路が形成された本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記キャリアテープをピッチ送りするスプロケットと、
    前記本体部に前記スプロケットを覆って設けられ、前記テープ通路を通る前記キャリアテープの厚さに応じた移動量で前記テープ通路に対して上下方向に移動するテープガイドと、
    前記テープ通路のうち前記テープガイドを通過した前記キャリアテープが通るテープ排出路と、
    前記テープ排出路を覆って設けられ、前記テープ排出路を通る前記キャリアテープの厚さに応じた移動量で前記テープ排出路に対して移動する排出ガイドと、
    前記テープガイドに設けられ、前記排出ガイドの前記テープ排出路に対する上方への移動量が前記テープガイドの前記テープ通路に対する上方への移動量を超えないように前記排出ガイドの前記テープ排出路に対する上方への移動を規制する規制部とを備えたことを特徴とするテープフィーダ。
  2. 前記排出ガイドは突出部を備え、
    前記突出部は、前記排出ガイドの上方への移動量が前記テープガイドの上方への移動量の最大値に達したときに前記規制部に当接することを特徴とする請求項1に記載のテープフィーダ。
  3. 請求項1又は2に記載のテープフィーダと、
    前記テープフィーダが供給する部品をピックアップして基板に移載する移載ヘッドとを備えたことを特徴とする部品実装装置。
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