JPH11224996A - テープフィーダ - Google Patents

テープフィーダ

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JPH11224996A
JPH11224996A JP10025754A JP2575498A JPH11224996A JP H11224996 A JPH11224996 A JP H11224996A JP 10025754 A JP10025754 A JP 10025754A JP 2575498 A JP2575498 A JP 2575498A JP H11224996 A JPH11224996 A JP H11224996A
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Hidehiro Saho
秀浩 佐保
Akifumi Wada
聡文 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの差替えが終了した直後の装置の運転
開始前にカバー部材が正常に閉じたか否かを判定できる
テープフィーダ、及び1個の検出手段によりカバー部材
が正常に閉じたか否かを判定できるテープフィーダを提
供すること。 【解決手段】 基台11の前部に、第1のカバー部材2
1と第2のカバー部材25を回転自在に設ける。第1の
カバー部材21の前部に第1の傾斜部31を形成し、第
2のカバー部材25の後部に延出部25aを設け、その
上面に第2の傾斜部32を形成する。延出部25aが第
1の傾斜部31の下方に入り込んだ状態で、第1のカバ
ー部材21と第2のカバー部材25は正常に閉じる。第
2のカバー部材25の係合部33が第2のロック部材3
4の係合部36に乗り上げると、第1のカバー部材21
を正常に閉じることはできず、オペレータは直ちに異常
を認知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置
に備えられるテープフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品実装装置は、パーツフィーダに
備えられた電子部品を移載ヘッドでピックアップし、基
板に実装するものである。パーツフィーダとしてはテー
プフィーダが多用されている。テープフィーダは、電子
部品収納テープ(以下、単にテープという)を供給リー
ルから導出し、テープのポケットに収納された電子部品
を移載ヘッドにピックアップさせて基板に実装するもの
である。
【0003】テープのポケット内に収納された電子部品
がポケットから飛び出さないように、テープにはカバー
テープが貼り合わせてあり、移載ヘッドがポケット内の
電子部品をピックアップする直前に、カバーテープを剥
ぎ取ってポケット内の電子部品を露呈させるようになっ
ている。そしてテープから剥ぎ取られたカバーテープ
は、巻取りリールに巻取って回収される。
【0004】またテープフィーダの前部には、テープの
ピッチ送り手段が設けられており、電子部品がピックア
ップされてポケットが空になったテープは、ピッチ送り
手段のスプロケットに沿って回動しながら回収されるよ
うになっている。
【0005】図4は、従来のテープフィーダの前部の側
面図であって、図4(a)は正常な状態を示しており、
また図4(b)は異常な状態を示している。
【0006】図4(a)において、1はテープフィーダ
の主体となる基台であり、その前部にはピッチ送り手段
の主体となるスプロケット2が設けられている。基台1
の上面には第1のカバー部材3が設けられている。第1
のカバー部材3の後部は回転軸4に軸着されており、第
1のカバー部材3は回転軸4を中心に上下方向に回転し
て開閉する。鎖線は開いた状態を示している。5は第1
のカバー部材3の第1のロック部材であり、第1のカバ
ー部材3が正常に閉じた状態で、不要に上方へ回転して
開かないようにロックする。
【0007】スプロケット2の上面には第2のカバー部
材6が配設されている。第2のカバー部材6の前部は回
転軸7に回転自在に軸着されており、第2のカバー部材
6は回転軸7を中心に上下方向に回転して開閉する。鎖
線は開いた状態を示している。なお本発明では、テープ
フィーダの先端部(図4において右方)を前部、反対側
を後部という。8は第2のカバー部材6の第2のロック
部材であり、その先端の係合部8aが第2のカバー部材
6の係合部6aに係合することにより、第2のカバー部
材6が上方へ開かないようにロックする。なお第2のロ
ック部材8は、ばね(図外)により、係合部6aを押え
つけてロックする方向(反時計方向)に弾発されてい
る。
【0008】第1のカバー部材3の側方には第1の検出
手段9aが設けられており、また第2のカバー部材の側
方には第2の検出手段9bが設けられている。これらの
検出手段9a,9bは、それぞれ各カバー部材3,6が
正常に閉じているがどうかを検出する。この第1の検出
手段9aと第2の検出手段9bは、このテープフィーダ
を多数個並べて載置する移動テーブル装置の可動テーブ
ル(図示せず)上に設けられている。10はテープであ
って、スプロケット2に調帯されており、スプロケット
2が図外の駆動手段に駆動されてピッチ回転すると、基
台1の上面を右方(矢印a)へピッチ送りされる。
【0009】第1のカバー部材3の先端部は鋭いエッジ
の剥離部3aになっている。テープ10の上面に貼り付
けられたカバーテープ10aはこの剥離部3aで折り返
し剥離され、矢印b方向へ引っ張られて巻取りリールに
巻取られる。カバーテープ10aが剥ぎ取られたことに
より、テープ10のポケットに収納された電子部品は露
呈する。露呈した電子部品Pは、移載ヘッド40のノズ
ル41に真空吸着してピックアップされ、基板に実装さ
れる。
【0010】テープ10が品切れになった場合には、テ
ープ10の差し替えが行われる。このテープ10の差し
替えは、第1のロック部材5と第2のロック部材8によ
るロック状態を解除して第1のカバー部材3と第2のカ
バー部材6を鎖線で示すように開き、新たなテープ10
をスプロケット2に調帯することにより行われる。そし
てテープ10の差し替えが終了したならば、再び第1の
カバー部材3と第2のカバー部材6を閉じる。このよう
な第1のカバー部材3と第2のカバー部材6の開閉は、
テープ送りが不調になったような場合にも行われる。
【0011】ところが、第1のカバー部材3や第2のカ
バー部材6が正常に閉じない場合がある。図4(b)は
この場合を示している。図4(b)において、オペレー
タは第2のロック部材8で第2のカバー部材6をロック
することを忘れており、このため係合部6aはロック部
材8の先端の係合部8a上に乗り上って第2のカバー部
材6は浮き上っている。この浮き上りは第2の検出手段
9bにより検出される。このように第2の検出手段9b
が異常を検出すると、装置の運転(電子部品の実装)は
自動的に停止するようになっている。第1のカバー部材
3が正常に閉じていない場合も、同様にして第1の検出
手段9aで検出され、装置の運転は停止する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のテープフィ
ーダは、第1のカバー部材3と第2のカバー部材6をそ
れぞれ検出する第1の検出手段9aと第2の検出手段9
bを設け、何れか一方が正常に閉じていない場合には装
置の運転を停止させていたものである。
【0013】しかしながらテープ10の差し替えが終了
し、オペレータが通常の配置位置に戻って装置の運転す
なわち電子部品の実装が再開されてから装置の運転を停
止させていたので、装置の運転が停止した場合には、オ
ペレータは再度テープフィーダの設置位置に戻ってテー
プ10の調帯をやり直さねばならず、リカバリーが甚だ
面倒であるという問題点があった。また第1の検出手段
9aと第2の検出手段9bの2つの検出手段9a,9b
をそれぞれ制御系と電気的に接続し、何れか一方が異常
を検出した場合には、装置の運転を停止させるようにし
ていたため、電気配線や制御プログラムが複雑であると
いう問題点があった。
【0014】したがって本発明は、テープの差し替えが
終了した直後の装置の運転開始前に、カバー部材が正常
に閉じたか否かを判定できるテープフィーダを提供する
ことを目的とする。また1個の検出手段により、カバー
部材が正常に閉じたか否かを判定できるテープフィーダ
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のテープフィーダ
は、基台と、基台の前部に設けられて供給リールから導
出された電子部品収納テープをピッチ送りするピッチ送
り手段と、基台上に開閉自在に配設された第1のカバー
部材と、ピッチ送り手段上に開閉自在に配設された第2
のカバー部材とを備え、前記第1のカバー部材に設けら
れた剥離爪により電子部品収納テープに貼り付けられた
カバーテープを剥離し、カバーテープを剥離したことに
より露呈した電子部品を電子部品実装装置の移載ヘッド
に供給するようにしたテープフィーダであって、前記第
1のカバー部材の後部側が第1の回転軸により上下方向
に回転自在に軸着され、また前記第2のカバー部材の前
部側が第2の回転軸により上下方向に回転自在に軸着さ
れ、また前記第2のカバー部材の後部が前記第1のカバ
ー部材の前部の下方まで延出する延出部となっており、
かつ前記第1のカバー部材が正常に閉じた状態で前記第
1のカバー部材をロックする第1のロック部材と、前記
第2のカバー部材が正常に閉じた状態で前記第2のカバ
ー部材をロックする第2のロック部材を設けて成り、前
記第1のカバー部材または第2のカバー部材が正常に閉
じているか否かを検出手段により検出するようにした。
【0016】上記構成によれば、第2のカバー部材が正
常に閉じていない場合には、第1のカバー部材を正常に
閉じることはできないので、オペレータは直ちに異常を
判断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテ
ープフィーダの側面図、図2は同テープフィーダの前部
の斜視図、図3は同テープフィーダの前部の側面図であ
る。
【0018】まず、図1を参照してテープフィーダの全
体構造を説明する。テープフィーダは長板状の基台11
を主体としており、基台11の下面には移動テーブル装
置50上をスライドする可動テーブル51に固定するた
めの取付台12が装着されている。可動テーブル51
は、移動テーブル装置50上をその長手方向(紙面に垂
直な方向)に高速移動する。基台11の後部には巻取り
リール13が備えられている。基台11の中央側部には
レバー14が設けられている。巻取りリール13の回転
軸は、レバー15とスプリング16を介してレバー14
に連結されている。レバー14に軸着されたローラ17
が押圧子18で押圧されると、レバー14はピン19を
中心に揺動し、これにより巻取りリール13は矢印A方
向にピッチ回転し、カバーテープ10aを矢印B方向に
巻取る。また基台11の後部には、テープ10が巻回さ
れた供給リール20が設けられている。
【0019】次に、図1および図2を参照して、テープ
フィーダの前部に組み付けられた機構を説明する。21
は基台11の前部上面に配設された第1のカバー部材で
あり、その後部は第1の回転軸22により回転自在に軸
着されており、回転軸22を中心に上下方向に回転す
る。23は第1のロック部材であり、第1のカバー部材
21が閉じた状態でこれに係合し、第1のカバー部材2
1が不要に上方へ回転して開かないようにロックする。
【0020】基台11の前部には、テープ10のピッチ
送り手段を構成するスプロケット24(図1)が設けら
れている。なおスプロケット24は、基台11の前方に
内蔵されている。スプロケット24の上面には第2のカ
バー部材25が配設されている。第2のカバー部材25
の前部はフレーム26に第2の回転軸27で上下方向に
回転自在に軸着されている。28は回転軸27に装着さ
れたスプリングであり、第2のカバー部材25が閉じる
方向(図1において反時計方向)に付勢する。第2のカ
バー部材25にはスリット29が形成されている。電子
部品はこのスリットから移載ヘッドのノズルに真空吸着
してピックアップされる。
【0021】図2において、第1のカバー部材21の前
部側下面は第1の傾斜部31になっている。また第2の
カバー部材25の後部は第1のカバー部材21の前部の
下方まで延出する延出部25aとなっており、その上面
は第2の傾斜部32になっている。図1および図2に示
すように、第1のカバー部材21と第2のカバー部材2
5を正常に閉じた状態で、第2の傾斜部32は第1の傾
斜部31の下方に入り込む。したがってこのテープフィ
ーダは、先に第2のカバー部材25を閉じ、その後で、
第1の傾斜部31の下面を第2の傾斜部32の上面に合
致させるように第1のカバー部材21を閉じるようにな
っている。
【0022】図2において、第2のカバー部材25の後
部側下部にはアーム状の係合部33が突設されている。
34はカギ型のレバー状の第2のロック部材であり、ピ
ン35に回転自在に軸着されている。第2のロック部材
34は手動的に操作される。第2のロック部材34の先
端の係合部36が第2のカバー部材25の係合部33に
上から係合することにより、第2のカバー部材25が不
要に上方へ回転して開くのを防止する。第2のロック部
材34は、ばね(図外)により、係合部36で係合部3
3を押えつけてロックする方向(反時計方向)に弾発さ
れている。
【0023】第1のカバー部材21の前端部は鋭いエッ
ジの剥離部21aになっている。カバーテープ10aは
剥離部21aによりテープ10から折り返し剥離され、
ローラ37に沿って走行し、巻取りリール13に巻取ら
れる。可動テーブル51上には、第1のカバー部材21
を側方から検出する検出手段38が設けられている。検
出手段38は光学素子である。
【0024】このテープフィーダは上記のような構成よ
り成り、次に第1のカバー部材21と第2のカバー部材
25の開閉動作を説明する。テープ10が品切れになっ
たような場合には、テープ10の差し替えを行う。この
差し替えは、次のようにして行われる。第1のロック部
材23と第2のロック部材34によるロック状態を解除
し、第1のカバー部材21と第2のカバー部材25を上
方に回転させて開き、基台11の前部上面とスプロケッ
ト24の上面を開放する。そして使用済のテープ10を
取り除き、新たなテープ10をセットする。
【0025】このようにしてテープ10を差し替えたな
らば、まず第2のカバー部材25を閉じて第2のロック
部材34でロックし、次に第1のカバー部材21を閉じ
て第1のロック部材23でロックする。図1および図2
は正常に閉じてロックされた状態を示しており、この場
合、検出手段38は第1のカバー部材21を検出しな
い。
【0026】図3は、第1のカバー部材21と第2のカ
バー部材25が異常に閉じた場合を示している。オペレ
ータは第2のロック部材34の係合部36で第2のカバ
ー部材25の係合部33をロックすることを忘れてお
り、このため係合部33は第2のロック部材34の先端
の係合部36の上面に乗り上げ、正常に閉じていない。
【0027】この状態で第1のカバー部材21を下方に
回転させても、その第1の傾斜部31は、その下方へ延
出する延出部25aの第2の傾斜部32に乗り上げ、正
常に閉じることはできず、検出手段38は第2のカバー
部材25を検出することとなる。したがってオペレータ
はロック状態が不良であって、第2のカバー部材25が
正常に閉じていないことを直ちに認知し、ロック操作を
やり直すことができる。そして改めて第1のカバー部材
21と第2のカバー部材25を正常に閉じたうえで、装
置の運転を開始する。なお検出手段38は第1のロック
部材23のかけ忘れも検出している。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、第2のカバー部材が正
常に閉じていない場合には、第1のカバー部材を正常に
閉じることはできないので、オペレータは直ちに異常を
判断することができる。また検出手段は第1のカバー部
材側に設け、第2のカバー部材側には設ける必要がない
ので、制御系との電気的配線や制御プログラムを簡単化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面
【図2】本発明の一実施の形態のテープフィーダの前部
の斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のテープフィーダの前部
の側面図
【図4】従来のテープフィーダの前部の側面図
【符号の説明】
10 テープ 10a カバーテープ 11 基台 13 巻取りリール 20 供給リール 21 第1のカバー部材 22 第1の回転軸 23 第1のロック部材 24 スプロケット 25 第2のカバー部材 25a 延出部 27 第2の回転軸 31 第1の傾斜部 32 第2の傾斜部 33,36 係合部 34 第2のロック部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台と、基台の前部に設けられて供給リー
    ルから導出された電子部品収納テープをピッチ送りする
    ピッチ送り手段と、基台上に開閉自在に配設された第1
    のカバー部材と、ピッチ送り手段上に開閉自在に配設さ
    れた第2のカバー部材とを備え、前記第1のカバー部材
    に設けられた剥離爪により電子部品収納テープに貼り付
    けられたカバーテープを剥離し、カバーテープを剥離し
    たことにより露呈した電子部品を電子部品実装装置の移
    載ヘッドに供給するようにしたテープフィーダであっ
    て、前記第1のカバー部材の後部側が第1の回転軸によ
    り上下方向に回転自在に軸着され、また前記第2のカバ
    ー部材の前部側が第2の回転軸により上下方向に回転自
    在に軸着され、また前記第2のカバー部材の後部が前記
    第1のカバー部材の前部の下方まで延出する延出部とな
    っており、かつ前記第1のカバー部材が正常に閉じた状
    態で前記第1のカバー部材をロックする第1のロック部
    材と、前記第2のカバー部材が正常に閉じた状態で前記
    第2のカバー部材をロックする第2のロック部材を設け
    て成り、前記第1のカバー部材または第2のカバー部材
    が正常に閉じているか否かを検出手段により検出するよ
    うにしたことを特徴とするテープフィーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2079294A1 (en) * 2006-10-03 2009-07-15 Yamaha Motor Co., Ltd. Part feeder, and surface mounting machine
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