JP3708219B2 - テープフィーダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置に用いられるテープフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装装置に用いられる電子部品供給装置としては、テープフィーダが多用されている。テープフィーダは、基台の後部にテープを巻回した供給リールを設け、また基台の前部にテープが調帯されるスプロケットと、このスプロケットをピッチ回転させるピッチ回転手段を設けて構成されており、ピッチ回転手段を駆動することにより、テープを基台の上面上をピッチ送りしながら、その途中においてテープのポケットに収納された電子部品を移載ヘッドのノズルに真空吸着してピックアップし、基板に移送搭載するようになっている。
【0003】
またこの種テープフィーダは、スプロケットを周回するテープが浮き上ってスプロケットから脱落しないように、スプロケットを周回するテープの上方に押え付け部材を設け、この押え付け部材をばね材で弾発してテープの上面に押し付けるようになっている(たとえば特開昭59−232499号公報)。なお本発明でテープとは、ピッチにおいて形成されたポケットの内部に電子部品を1個づつ収納した電子部品収納用テープのことをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来のテープフィーダでは、テープがスプロケットに沿ってピッチ送りされる際に、ばね材のばね力に抗して押え部材を上方へ押し上げ、その結果、テープがスプロケットから離脱するトラブルが発生しやすいという問題点があった。
【0005】
このような問題点を解決する手段としては、ばね材のばね力を強くし、これにより押え付け部材をテープの上面に強く押し付けるようにすることが考えられる。しかしながらこのようにすると、テープは過大な力でスプロケットの周面に押し付けられるため、テープのスムーズなピッチ送りが困難になり、またスプロケットを回転させるピッチ回転手段の駆動力を大きくしなければならなくなり、ピッチ回転手段をより強固に構築しなければならないという新たな問題点を生じる。
【0006】
さらには、テープの電子部品が品切れになってテープの交換をしなければならないようなときには、作業者は指先で、押え付け部材をばね材のばね力に抗して押し開かねばならないが、ばね材のばね力を大きくすると、押え付け部材を押し開きにくくなるという新たな問題を生じる。
【0007】
したがって本発明は、比較的小さなばね材のばね力により、テープがスプロケットから浮き上がって脱落するのを防止できるテープフィーダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基台と、この基台の前部にあってテープ供給部から繰り出されたテープを調帯するスプロケットと、このスプロケットをピッチ回転させることによりテープを前記基台上を前方へピッチ送りするピッチ回転手段と、第1の回転軸としての第1のピンに軸着されて前記スプロケットに接触するテープの上方に位置する押え付け部材と、この押え付け部材をテープに押し付ける方向へ弾発するばね材とを備え、テープをピッチ送りしながらテープのポケットに収納された電子部品を移載ヘッドのノズルに真空吸着してピックアップするようにしたテープフィーダであって、前記基台の側面に配設されて前記押え付け部材と一体的に回転する第1部材と、第1部材の下方にあってそのカギ形の上端部がこの第1部材のカギ形の下端部に係脱自在に係合し且つ前記第1のピンよりも下方の第2の回転軸としてのピンに軸着された第2部材と、前記上端部が前記下端部上に係合する方向に前記第2部材を弾発することにより前記上端部を水平方向すなわち前記下端部上に位置する方向に弾発するばね材とを設け、前記下端部と前記下端部上に位置して係合する前記上端部がこの係合状態において水平であり、前記上端部が前記下端部に係合する水平方向へ弾発するように前記ばね材が前記第2部材を弾発するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の構成によれば、第1部材と第2部材を係合させることにより、テープのピッチ送り時に、テープがスプロケットから浮き上がって離脱するのを確実に防止できる。しかも、第2部材を弾発するばね材のばね力には垂直方向の分力が生じないので、押え付け部材が過大な力でテープに押し付けられることもなく、比較的小さなピッチ回転力でスプロケットをピッチ回転させて、テープをピッチ送りすることができる。
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面図、図2は同テープフィーダとカッターユニットの側面図、図3は同テープフィーダの部分斜視図、図4、図5、図6、図7は同テープフィーダの部分側面図、図8は同テープフィーダのカバー部材の正面図、図9は同テープフィーダの押え部材の斜視図、図10は同テープフィーダのカバー部材の斜視図である。
【0011】
まず、テープフィーダの全体構造を説明する。図1および図2において、テープフィーダ1は長板状の基台2を主体としている。基台2の後部に装着されたブラケット3には、テープ供給部としての供給リール4が軸着されている。供給リール4には、テープ8が巻回されている。7はテープフィーダ1を載置テーブル(図示せず)に着脱するときの操作レバーである。
【0012】
基台2の中央にはフレーム10が立設されている。フレーム10には巻取りリール11が軸着されている。巻取りリール11は、テープ8の上面から剥離されたカバーテープ9を巻き取る。
【0013】
図2および図3において、基台2の前部には、以下に述べるテープ8のピッチ送り手段が設けられている。20はスプロケット、21は爪車であり、回転軸22に同軸的に取り付けられている。テープ8はスプロケット20に調帯されている。なお図3において、スプロケット20と爪車21は簡略に描いている。回転軸22にはレバー23が装着されている。図2において、基台2の中央部にはフレーム24が立設されている。25は揺動レバーであり、ピン26でフレーム24に軸着されている。
【0014】
揺動レバー25とレバー23は、リンク機構を構成するロッド27で連結されている。28、29は連結ピンである。揺動レバー25の下端部にはスプリング30が張設されており、そのばね力により揺動レバー25は反時計方向へ弾発されている。31は揺動レバー25の反時計方向の回転限度を規定するストッパピンである。フレーム10にはカギ型のレバー32が軸着されている。レバー32の先端部と揺動レバー25はスプリング33で連結されている。34はレバー23に軸着されて爪車21に係合する送り爪、35は爪車21が逆回転するのを防止する爪である。
【0015】
図2において、36は電子部品実装装置(図示せず)に備えられた押圧ロッドである。押圧ロッド36は下降動作を行って揺動レバー25の上面を押圧し、また押圧を解除する。すると揺動レバー25はスプリング30のばね力に抗して時計方向へ揺動する(矢印A)。するとロッド27は往復動し(矢印B)、レバー23は揺動する(矢印C)。するとスプロケット20は送り爪34に駆動されてピッチ回転し、テープ8は基台2の上面上を前方(左方)へピッチ送りされる。すなわち、符号21〜35を付した要素は、スプロケット20をピッチ回転させるピッチ回転手段を構成している。
【0016】
図2および図3において、レバー23の上端部には水平なロッド40が連結されている。ロッド40の後端部にはシャッタ41がピン42で回転自在に連結されている。シャッタ41は基台2の上面をピッチ送りされるテープ8の上面上に位置しており、その前端部41aは剥離爪となっている。またロッド40の中央には押え片43が係脱自在に連結されている。押え片43はスプリング44で下方へ弾発されており、シャッタ41が浮き上らないようにこれを押えつけている。
【0017】
図3において、レバー23が矢印C方向へ揺動すると、ロッド40は矢印D方向へ往復動し、これによりシャッタ41は矢印E方向(テープ8のピッチ送り方向)へ摺動する。また図2において、揺動レバー25が矢印A方向へ揺動することにより、レバー32は矢印F方向へ揺動し、これにより巻取りリール11は矢印G方向へピッチ回転する。テープ8の上面に貼着されたカバーテープ9は、剥離爪41aで折り返されて巻取りリール11に巻回されており、巻取りリール11が矢印G方向へピッチ回転することにより、剥離爪41aでテープ8から剥離されながら巻取りリール11に巻取られる。またシャッタ41は矢印方向Eへ往復動するが、図4に示すようにシャッタ41が左方へ前進した状態で、シャッタ41は移載ヘッド12のノズル13がテープ8のポケットに収納された電子部品をピックアップするピックアップ位置P(図2)を覆い、電子部品がテープ8のポケットから不要に飛び出すのを防止する。
【0018】
また図5に示すようにシャッタ41が後退した状態で、ピックアップ位置Pを間隔t開放する。このピックアップ位置Pにおいて、カバーテープ9は剥離爪41aで折り返して剥離されており、したがってポケット内の電子部品は間隔tにおいて外部に露出しており、移載ヘッド12のノズル13(図2)によりピックアップして基板(図外)に移送搭載する。
【0019】
図3および図4において、基台2の前端部には、箱形のカバー部材50が設けられている。カバー部材50の上部には水平なピン51が軸支されている。52は長板状の押え付け部材であって、カバー部材50からスプロケット20の上方へ延出している。ピン51にはばね材としての線ばね53が装着されている。線ばね53は押え付け部材52の上方へ延出し、そのばね力により押え付け部材52を押え付けている。したがって押え付け部材52はスプロケット20に沿って走行するテープ8を上方から弾性的にスプロケット20の周面に押えつけて、テープ8がスプロケット20から浮き上って離脱するのを防止し、テープ8がスプロケット20により確実にピッチ送りされるようにしている。
【0020】
図9に示すように、押え付け部材52にはその長手方向に沿ってトンネル52aが形成されている。テープ8にピッチをおいて形成されたポケット14には電子部品15が収納されており、ピックアップ位置Pにおいて移載ヘッド12のノズル13はこの電子部品15を真空吸着してピックアップする。ところが電子部品15はピックアップミスされて、図9に示すようにポケット14内に起立して残存する場合がある。このような電子部品15は、トンネル52a内を通過してカッターユニット(後述)70側へ送り出すことができる。
【0021】
図8および図10において、カバー部材50の前面には横長の通過口54が開口されており、また通過口54の上部にはサブ通過口55が形成されている。スプロケット20から送り出された空のテープ8は、通過口54を通ってカッターユニット70へ送り出される。またポケット14内で起立した電子部品15は、サブ通過口55を通ってカッターユニット70へ送り出される。
【0022】
次に押え付け部材52の押え付け機構について説明する。図6および図7は、基台2の前端部を示すものであって、図4および図5とは反対側の面を示している。また図6は、第1部材60の下端部60a上に第2部材61の上端部61aが位置して係合している状態を示している。60は押え付け部材52と一体的に第1の回転軸としての第1のピン51に軸着されたカギ形の第1部材である。第1部材60は基台2の側面に配設されている。61は基台2の側面に第2の回転軸としての第2のピン62で軸着されたカギ型の第2部材である。図6に示すように、第2のピン62は第1のピン51の下方に設けられている。第1部材60の下端部60aは水平であり、また第2部材61の上端部61aは水平であり、カギ形の上端部61aはカギ形の下端部60aの上面上に位置している。第2部材61は、スプリング62によって反時計方向に弾発されており、これにより上端部61aは水平方向H、すなわち下端部60a上に位置する方向へ弾発されている。63は第2部材61の反時計方向の回転限度を規定するストッパピンである。
【0023】
次に、第1部材60、第2部材61、スプリング62の機能について、図6を参照して説明する。図6は、テープ8をピッチ送りする通常状態を示している。上述のように、ピッチ送り手段を構成するスプロケット20がピッチ回転することにより、テープ8は前方へピッチ送りされるが、このピッチ送りは安定的・スムーズに行われる必要がある。具体的には、テープ8がスプロケット20から浮き上って離脱すると、テープ8をピッチ送りできないので、テープ8を線ばね53で押圧された押え付け部材52により弾性的に押え付けて、テープ8がスプロケット20から離脱しないようにしているものである。
【0024】
ところが従来のテープフィーダでは、第1部材60や第2部材61は無かったため、テープ8のピッチ送りに連動して押え付け部材52が瞬間的に浮き上ることがあり、このためテープ8がスプロケット20から離脱してテープ8のピッチ送りが不能になるというトラブルが発生していたものである。このようなトラブルの発生を防止する対策としては、線ばね53のばね力を強くして、より強い力で押え付け部材52でテープ8をスプロケット20に押し付けることが考えられる。しかしながらこのような対策を採ると、押え付け部材52は過大な力でテープ8に押し付けられることとなり、テープ8のスムーズなピッチ送りが困難になるという問題が生じる。
【0025】
そこでこのテープフィーダ1は、第1部材60、第2部材61、スプリング62などを設けることにより、この問題を解決したものであり、次にその理由を説明する。図6において、第2部材61の上端部61aは、第1部材60の下端部60a上にあって、スプリング62のばね力により水平方向(矢印H方向)へ付勢されている。したがって上端部61aから下端部60aに加えられる垂直方向の分力fは0もしくはほとんど0である。このことは、スプリング62のばね力は、押え付け部材52(押え付け部材52は第1部材60と一体)がテープ8を下方へ押え付ける方向にはまったく若しくはほとんど作用しないことを意味している。一方、上端部61aは下端部60a上に位置しているので、第1部材60がピン51を中心に時計方向(すなわち第1部材60と一体の押え付け部材52が時計方向に回転してテープ8から浮き上る方向)へ回転するのをしっかり阻止している。
【0026】
以上のことから、このテープフィーダ1によれば、ピッチ送り時に押え付け部材52が時計方向に回転してテープ8から浮き上り、その結果、テープ8がスプロケット20から離脱するのを確実に防止できる。しかも押え付け部材52は線ばね53(この線ばね53のばね力は比較的小さい)のばね力によってのみテープ8に押し付けられるので、押え付け部材52が過大な力でテープ8に強く押し付けられることはなく、テープ8をピッチ送り手段の比較的小さなピッチ送り力でスムーズにピッチ送りできるものである。
【0027】
さて、たとえばテープ8の交換を行うような場合には、テープ8をテープフィーダ1に対して着脱しなければならない。そこで次にテープ8の取りはずし作業について説明する。図7は、テープ8をスプロケット20から取りはずし中の状態を示している。この場合、第2部材61の端部を指先で押し上げ、第2部材61をスプリング62のばね力に抗して時計方向に回転させる。すると図示するように上端部61aは下端部60aから離れる。
【0028】
このようにして第2部材61による第1部材60のロック状態を解除したならば、第1部材60を図示するように時計方向へ回転させる。すると第1部材60と一体の押え付け部材52も同方向へ回転して押し開かれ、テープ8の上面から離れる。このようにして押え付け部材52を上方へ退去させたうえで、テープ8をスプロケット20上から取りはずす。そして新たな供給リール4をブラケット3に装着し、供給リール4から引き出されたテープ8をスプロケット20に調帯したうえで、図6に示す状態にすれば、テープ8の着脱作業は終了する。
【0029】
次にカッターユニット70について説明する。図2において、テープフィーダ1の前方にはカッターユニット70が設けられている。カッターユニット70はケース71の内部に上刃(固定刃)72と下刃(可動刃)73を収納して構成されている。下刃73は、駆動手段(図示せず)に駆動されて、上刃72に対して上下動する。テープフィーダ1から送り出された空のテープ8は、上刃72と下刃73の間へ送り出され、上刃72と下刃73により細かく切断されて切屑8’となる。
【0030】
さて、テープ8は下刃73が上刃72に対して上昇することにより切断されるものであるが、従来のテープフィーダにはカバー部材50は無かったため、下刃73が上昇するとテープ8は下刃73にはね上げられるようにして上方へ揺動し(図2において、鎖線で示すテープ8を参照)、このためテープ8を確実に切断できなかったものである。しかしながらこのテープフィーダ1は、図8および10に示すように、テープ8はカバー部材50の通過口54を通るので、下刃73が上昇してもテープ8は下刃73ではね上げられることはなく、図2において実線で示す姿勢を保持する。したがってテープ8は確実に切断される。またポケット14内に起立して残存する電子部品15はカバー部材50のサブ通過口55(図8)を通り、ケース71内へ送られてきてケース71内に確実に回収される。勿論、上述したように下刃73が上昇する際にはテープ8は下刃73ではね上げられることなく上記姿勢を保持するので、ポケット14内の電子部品15は周辺に飛散することはなく、カッターユニット70のケース71内まで確実に送られてきて回収される。
【0031】
次に、磁気と静電気によるピックアップミスの解消手段について説明する。図4において、テープ8をピッチ送りしながら、剥離爪41aによりカバーテープ9を剥離し、これにより露出したポケット14内の電子部品15を移載ヘッド12のノズル13で真空吸着してピックアップするものである。ところが、シャッタ41や押え付け部材52などのテープ8に摺接する部材がステンレスなどの磁性・不良導体であると、テープ8の摺接やカバーテープ9の剥離によって磁気力や静電気が発生する。こによりポケット14内の電子部品15はカバーテープ9に吸着され、カバーテープ9とともに巻取りリール11の方へ移動し(図4において、鎖線で示す電子部品15を参照)、ポケット14は空になってしまい、移載ヘッド12は電子部品15をピックアップできないこととなる。
【0032】
そこでこのテープフィーダ1では、シャッタ41や押え付け部材52などのテープ8に摺接する部材は、十分な強度を有する非磁性、良導体にて形成している。このような素材としては、たとえばリン青銅や、セラミックあるいはプラスチックの表面に導電塗装をしたものなどが用いられる。これにより、磁気力の発生を解消するとともに、シャッタ41や押え付け部材52に生じた静電気は、これらに接触する例えば押え片43やカバー部材50,ピン51などの導電性の部材を通じて除電する。したがって上述したトラブルを解消することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、第1部材と第2部材を係合させることにより、テープのピッチ送り時に、テープがスプロケットから浮き上がって離脱するのを確実に防止できる。しかも第2部材を弾発するばね材のばね力には垂直方向の分力が生じないので、押え付け部材が過大な力でテープに押し付けられることもなく、比較的小さなピッチ回転力でスプロケットをピッチ回転させて、テープをピッチ送りすることができる。さらには、テープ交換時などにおいて、押え付け部材を簡単に押し開いてスプロケットに対するテープの着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面図
【図2】本発明の一実施の形態のテープフィーダとカッターユニットの側面図
【図3】本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分斜視図
【図4】本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分側面図
【図5】本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分側面図
【図6】本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分側面図
【図7】本発明の一実施の形態のテープフィーダの部分側面図
【図8】本発明の一実施の形態のテープフィーダのカバー部材の正面図
【図9】本発明の一実施の形態のテープフィーダの押え部材の斜視図
【図10】本発明の一実施の形態のテープフィーダのカバー部材の斜視図
【符号の説明】
1 テープフィーダ
2 基台
4 供給リール
8 テープ
9 カバーテープ
11 巻取りリール
12 移載ヘッド
13 ノズル
14 ポケット
15 電子部品
20 スプロケット
21 爪車
41 シャッタ
41a 剥離爪
50 カバー部材
52 押え付け部材
54 通過口
55 サブ通過口
60 第1部材
61 第2部材
62 スプリング
70 カッターユニット
72 上刃(固定刃)
73 下刃(可動刃)

Claims (1)

  1. 基台と、この基台の前部にあってテープ供給部から繰り出されたテープを調帯するスプロケットと、このスプロケットをピッチ回転させることによりテープを前記基台上を前方へピッチ送りするピッチ回転手段と、第1の回転軸としての第1のピンに軸着されて前記スプロケットに接触するテープの上方に位置する押え付け部材と、この押え付け部材をテープに押し付ける方向へ弾発するばね材とを備え、テープをピッチ送りしながらテープのポケットに収納された電子部品を移載ヘッドのノズルに真空吸着してピックアップするようにしたテープフィーダであって、
    前記基台の側面に配設されて前記押え付け部材と一体的に回転する第1部材と、第1部材の下方にあってそのカギ形の上端部がこの第1部材のカギ形の下端部に係脱自在に係合し且つ前記第1のピンよりも下方の第2の回転軸としてのピンに軸着された第2部材と、前記上端部が前記下端部上に係合する方向に前記第2部材を弾発することにより前記上端部を水平方向すなわち前記下端部上に位置する方向に弾発するばね材とを設け、前記下端部と前記下端部上に位置して係合する前記上端部がこの係合状態において水平であり、前記上端部が前記下端部に係合する水平方向へ弾発するように前記ばね材が前記第2部材を弾発するようにしたことを特徴とするテープフィーダ。
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