JP2017126642A - 裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 真空環境下において低ノイズで撮像可能な裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法を提供する。【解決手段】 裏面入射型固体撮像素子においては、撮像領域内には、第1の電荷転送電極群(垂直シフトレジスタ)があり、撮像領域の周辺領域内には、第2の電荷転送電極群(水平シフトレジスタ)がある。周辺領域に対応する半導体基板4の光入射面はエッチングされており、エッチングされた領域内に無機の遮光物質SHが充填されている。無機の遮光物質は、真空環境下において、蒸発して気化する量が極めて少なく、気化したガスによる撮像への影響が少ない。【選択図】図5

Description

本発明は、裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法に関する。
短波長の露光を行うリソグラフィ技術において、対象物や露光ビームのモニタリング用に、裏面入射型固体撮像素子を用いることが期待されている。極端紫外線リソグラフィ(Extreme Ultraviolet Lithography:EUVL)は、高精度のリソグラフィ技術として知られている。しかしながら、EUVLに用いられる波長13.5nmに至る極端紫外線(EUV)は、気体によっても吸収されるため、リソグラフィにおける露光は、真空環境下において行われる。したがって、裏面入射型固体撮像素子も、真空中において使用できることが期待される。なお、従来から、遮光膜を用いた各種素子が知られている(特許文献1、特許文献2)。
特開2010−134352号公報 特開2002−289908号公報
しかしながら、真空中に裏面入射型固体撮像素子を配置した場合、裏面入射型固体撮像素子からガスが放出され、露光と撮像において光が吸収される等の影響が生じる場合がある。本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、真空環境下における気体発生を抑制し、真空環境下において低ノイズで撮像可能な裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、第1の裏面入射型固体撮像素子は、光入射面を有する半導体基板と、前記半導体基板の前記光入射面とは反対側の面に設けられた第1の電荷転送電極群と、前記第1の電荷転送電極群により転送された電荷を更に水平方向に転送する第2の電荷転送電極群と、を備え、前記第1の電荷転送電極群は、撮像領域内に配置され、前記第2の電荷転送電極群は、前記撮像領域の周辺領域内に配置され、前記周辺領域に対応する前記半導体基板の前記光入射面はエッチングされ、エッチングされた領域内に無機の遮光物質が充填されていることを特徴とする。
この裏面入射型固体撮像素子によれば、光入射面とは反対側に第1の電荷転送電極群が設けられているため、これらの電極群に阻害されることなく、光入射に応答して撮像領域内で電荷が発生するため、高感度な撮像を行うことができる。第1の電荷転送電極群によって転送された電荷は、第2の電荷転送電極群によって水平方向に読み出され、出力される。撮像領域の周辺領域内に光が入射すると、不要なノイズとなってしまう。この裏面入射型固体撮像素子では、周辺領域に対応する半導体基板の光入射面はエッチングされ、エッチングされた領域内に遮光物質が充填されている。したがって、周辺領域内の光入射によるノイズ発生は抑制される。また、遮光物質は、無機化合物であるため、真空環境下における遮光物質の蒸気圧は、有機化合物よりも低く、ガスの発生が抑制される。
無機化合物とは、有機化合物ではなく、金属ではないため、光沢をもたない物質である。したがって、ガス発生が抑制されるだけでなく、金属に比べて反射率が低いため、反射された光が露光装置内の迷光として新たなノイズとなるのを抑制することができる。
無機化合物としては、黒色カーボン、黒色セラミック、又は、黒色酸化金属を用いることができる。また、無機化合物として、シリカビーズなどの遮光効果のある形状の無機化合物を用いることもできる。黒色カーボンとしては、親水性カーボンブラック、疎水性カーボンブラック又はカーボンナノチューブ等を用いることができる。黒色セラミックとしては、Co−Cr−Fe、Co−Mn−Fe等を用いることができる。黒色酸化金属としては、黒色酸化鉄、酸化チタン、その他の酸化金属系顔料(鉱物顔料)を用いることができる。また、溶質が親水性材料の場合には、溶媒は水を主成分とすることができ、疎水性材料の場合は油、シンナー、アルコールなどを用いることができる。セラミック顔料の溶液としてはシロキサン系(−Si−O−)のものが知られている。
また、遮光物質の溶媒への分散を促進させるために界面活性剤を用いたり、バインダー樹脂を合わせて用いることができる。また、乳化剤、PH調整剤などを組み合わせて、充填時の供給する遮光物質含有溶液とすることも可能である。
また、第2の裏面入射型固体撮像素子においては、前記半導体基板の厚みは、前記撮像領域及び前記周辺領域、共に、200μm以下であることを特徴とする。半導体基板の全体が200μm以下になるまで研磨することで、撮像領域では、入射光がフロント側の表面に容易に到達し、また、周辺領域も薄いため、周辺領域を厚くした場合と比較して、撮像領域を広く設計することができる。
また、第3の裏面入射型固体撮像素子においては、前記無機の遮光物質は、溶媒にカーボンブラックを溶解した溶液から溶媒を蒸発させたものであることを特徴とする。溶媒を蒸発させると、カーボンブラックが残り、上記エッチングされた領域には、カーボンブラックが固着することになる。
また、第4の裏面入射型固体撮像素子においては、前記エッチングされた領域の表面に、前記半導体基板よりも高不純物濃度のアキュムレーション層を備えることを特徴とする。この裏面入射型固体撮像素子においては、エッチングされた領域の表面に、半導体基板よりも高不純物濃度のアキュムレーション層を備えており、アキュムレーション層により、上記エッチングされた領域の近傍で発生するノイズが、第2の電荷転送電極群の直下を流れる信号電荷への混入を抑制することができる。
上述のいずれかの裏面入射型固体撮像素子の製造方法は、前記エッチングを行う工程と、前記無機の遮光物質を充填する工程と、を備え、前記遮光物質を充填する工程は、溶媒中に溶解した無機の遮光物質を、前記エッチングされた領域内に充填する工程と、前記溶媒を蒸発させる工程とを備えることを特徴とする。
無機物質は溶媒内に溶解されているので、エッチングされた領域に容易に入り込むことができ、作業工程が楽になる。
また、前記エッチングを行う工程は、第1の深さの第1凹部を前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する第1エッチング工程と、第2の深さの第2凹部を前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する第2エッチング工程と、を備え、前記第1凹部と前記第2凹部とは連続し、且つ、深さが異なることを特徴とする。
深い方の凹部は、遮光物質のリザーバとして機能するため、浅い方の凹部内における遮光物質の厚みの制御が容易となる。
また、上述の前記エッチングを行う工程は、同じ深さで、離間した第1凹部及び第2凹部を、前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する工程を備え、前記遮光物質を充填する工程は、前記第1凹部内及び前記第2凹部内に前記遮光物質を充填し、この充填の際に、前記第1凹部の開口端から前記第2凹部の開口端に至るまでの領域上にも、前記遮光物質が塗布されることを特徴とする。
すなわち、凹部の数は2個以上でもよく、この場合は遮光物質は半導体基板にしっかりと固定することができる。また、遮光物質は第1凹部から第2凹部に至るまでの領域上にも存在する。この領域は、凹部内よりも単位面積当たりの遮光物質の量が少なくて良いという効果がある。
本発明の裏面入射型固体撮像素子によれば、真空環境下においても、低ノイズで撮像することができる。
裏面入射型固体撮像素子及び支持基板を示す斜視図である。 裏面入射型固体撮像素子のフロント側の平面図である。 裏面入射型固体撮像素子の電荷転送電極群を示す図である。 図1に示した裏面入射型固体撮像素子のA−A矢印縦断面図である。 図4に示した構造の裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 第2の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 第3の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 第4の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 第5の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 図5に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 図6に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 図7に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 図8に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。 図9に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
以下、実施の形態に係る裏面入射型固体撮像素子及びその製造方法について説明する。なお、同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、裏面入射型固体撮像素子及び支持基板を示す斜視図である。
裏面入射型固体撮像素子100の厚み方向をZ軸方向とし、XYZ三次元直交座標系を設定すると、光の入射する撮像領域10はXY平面内に広がる。
裏面入射型固体撮像素子100は、裏面側に長方形の受光領域101と、黒色の遮光物質SH(遮光膜)とを備えている。受光領域101の大部分の領域は、電荷転送電極群の形成された撮像領域10であり、撮像領域10では入射光L(光像)を検出する。受光領域101の周辺領域は遮光物質SHによって遮光されている。遮光物質SHは、撮像領域以外の要素への光の入射に起因するノイズ電荷の発生を抑制するものであり、材料の節約の観点からは、全ての領域に設ける必要はない。例えば、本例では、半導体基板4の光入射面(裏面)の外縁部分には、遮光物質は設けられていない。もちろん、かかる外縁部分においても、遮光物質を設けることはできる。
遮光物質SHは、半導体基板4の裏面側をエッチングし、エッチングされた領域内に充填される。図1では、撮像領域の周辺領域が遮光されており、凹部内に遮光物質SHが充填されているため、凹部の接着強度が高く、遮光物質SHは半導体基板4から剥がれにくい。
また、裏面入射型固体撮像素子100は、厚さが薄いので、補強のために、フロント側の表面が支持基板SB上に固定されている。支持基板SBは、ガラス又はSiなどからなり、裏面入射型固体撮像素子100よりも厚い。支持基板SBに、裏面入射型固体撮像素子100から出力された画像信号の読出し回路を組み込むこともできる。裏面入射型固体撮像素子100は、フロント側の表面に、各種出力を取り出したり、撮像素子の駆動を行うための電極パッド(バンプ)を備えているので、これらの電極パッドによって、支持基板SB内の駆動・読出し回路と、裏面入射型固体撮像素子100との電気的に接続することができる。
図2は、裏面入射型固体撮像素子のフロント側の平面図である。
半導体基板(図4の4A、4C,4D)の受光領域101に対応する領域には、撮像領域10が形成されている。撮像領域10に入射した光像は、二次元電荷像に変換され、この電荷は、垂直シフトレジスタ(第1の電荷転送電極群)によって、Y軸の負方向に沿って転送される。撮像領域10の電荷転送方向の終端には、水平シフトレジスタ20(第2の電荷転送電極群)が設けられており、垂直方向に転送されてきた各画素の電荷は、X軸方向(水平方向)に沿って順次転送される。裏面入射型固体撮像素子100における、光入射面とは反対側の周辺領域には、複数の電極パッドが設けられている。
主な電極パッドは、二相の転送電圧を電荷転送電極に印加するための電極パッドP1V,P2V、二相の転送電圧を電荷転送電極に印加するための電極パッドP1H,P2H、半導体基板をグランドに接続するための電極パッドSS、水平方向に転送された電荷を読み出すための電極パッドSG,OG,OD,RG,RDであり、出力は電極パッドOSから取り出すことができる。
その他の電極パッドは、仕様に応じて適宜設ければよいが、本例では、水平シフトレジスタ20への電荷転送ゲートを機能させるための電極パッドTG、テスト用信号を入力するための電極パッドISV,ISH、これらのテスト用信号の電荷転送ゲートを機能させるための電極パッド1G1V,1G2V,1G1H,1G2Hを備えている。固体撮像素子としては、MOS型のイメージセンサの他に、CCD(電荷結合素子)が知られている。CCDの電荷転送方式としては、フレームトランスファー方式、インターライントランスファー方式、フル・フレームトランスファー方式などが知られている。このようなCCDの構造は数多く知られており、特に限定されないが、一例として、フル・フレームトランスファー方式のCCDについて説明する。
図3は、裏面入射型固体撮像素子の電荷転送電極群を示す図である。
図3は、フロント側(光入射面(裏面)とは逆側)に形成された撮像領域10と水平シフトレジスタ20を示す図である。なお、同図は模式的な図であり、X軸方向に延びる各転送電極の形状は長方形であって、これらの間に隙間が存在するように記載されているが、実際には、これらの一部又は全部が重なっている。
撮像領域10は、複数の垂直シフトレジスタn〜n(Nは2以上の整数)、すなわち垂直電荷転送用CCDが整列してなる。なお、実際の撮像領域は、撮像領域10の中央領域であり、周辺の画素は必要に応じて遮光が行われている。換言すれば、図1に示した撮像領域10の周辺領域には、上述の遮光物質SHが設けられているが、遮光物質SHの形成領域は、垂直シフトレジスタの周辺領域を被覆するよう設けてもよい。
垂直方向の画素は、各垂直CCDチャネルと各電荷転送電極m(kは整数)との交差領域であり、Y軸に沿って並んでおり、電荷転送電極m〜m(Mは2以上の整数)のぞれぞれはX軸に沿って延びている。電荷転送電極m〜mには、電極パッドP1V,P2Vから二相の転送電圧が印加され、電荷転送電極m〜m直下の半導体領域に蓄積された電荷を垂直方向(Y軸負方向)に転送する。なお、各垂直シフトレジスタn〜nを構成する垂直CCDチャネル(半導体電荷転送領域)の間には、このCCDチャネルを流れる電荷とは反対の導電型のアイソレーション領域が形成されており、アイソレーション領域は異なる画素列からの電荷の相互混合を抑制している。
垂直方向の電荷転送の最終位置には転送ゲート電極mが設けられており、電極パッドTGからの電圧に依存して、撮像領域10から転送ゲート電極mの直下のポテンシャルを経て水平シフトレジスタ20内に電荷が流れ込むことになる。水平シフトレジスタ20は、水平方向(X軸正方向)に電荷を転送する水平電荷転送用CCDがX軸に沿って整列したものであり、X軸方向に延びた半導体電荷転送領域HSRの上に、電荷転送電極h〜h(Kは2以上の整数)が設けられ、これらの電荷転送電極がX軸方向に沿って並んでいる。
電荷転送電極h〜hには、電極パッドP1H,P2Hから二相の転送電圧が印加され、電荷転送電極h〜hの直下の半導体領域に蓄積された電荷を水平方向(X軸方向)に転送する。X軸の電荷転送の最終位置には、電荷読出回路が設けられている。電荷読出回路は、電極パッドSGに接続された水平シフトレジスタの終端に位置する信号ゲート領域を備えている。この信号ゲート領域の隣には、MOS−FET構造のトランジスタQを介してフローティング・ディフュージョン領域FDが設けられている。フローティング・ディフュージョン領域FDは、リセットトランジスタQを介してリセットドレイン電極パッドRDに接続され、また、出力トランジスタQのゲート電極に接続されている。出力トランジスタQの一方の端子は、オーバーフロードレイン電極パッドODに接続され、他方は出力端子OSを構成している。出力端子OSには、負荷抵抗Rが接続される。トランジスタQのゲート電極にはリセットゲート電極パッドRGが接続されている。
電極パッドOG,OD,RDには終始適当なハイレベルの電位が印加される。信号読み出し時においては、電極パッドSG及び電極パッドRGをハイレベルとし、フローティング・ディフュージョン領域FDの電位をリセット用の電極パッドRDのリセット電位とした後、電極パッドRGをローレベルとすることで、出力信号がフローティングレベルとなる。次に、電極パッドSGをローレベルとすることで、信号ゲート領域に一時的に蓄積されていた信号電荷が、フローティング・ディフュージョン領域FD内に流れ込み、電極パッドOSから取り出される出力信号が蓄積電荷量に応じた信号レベルとなる。
残りの構成は、テスト動作を行うためのものであり、電極パッドISV,ISHからテスト信号を入力し、電極パッドIG1V,IG2V,IG1H,IG2Hに、適当な電位を与えて、テスト動作を行う。電極パッドISVは、半導体基板に電気的に接続された電極mに接続され、電極パッドIG1V,IG2Vは、CCDチャネル上に絶縁膜を介して設けられたゲート電極mG1,mG2に接続されている。これらに適当な信号を入力して、正常である場合とは異なる出力が得られた場合には、異常であると判定する。
なお、図3における各CCDチャネルnと数本の転送電極mとの交差領域が、各画素を構成している。
図4は、図1に示した裏面入射型固体撮像素子のA−A矢印縦断面図である。
この裏面入射型固体撮像素子は、光入射面INを有する半導体基板4(=4A、4C、4D)と、半導体基板4の光入射面INとは反対側の面に設けられた第1の電荷転送電極群m〜m(垂直シフトレジスタn〜n)と、第1の電荷転送電極群m〜m(垂直シフトレジスタn〜n)により転送された電荷を更に水平方向に転送する第2の電荷転送電極群h〜h(水平シフトレジスタ20)とを備えている。
第1の電荷転送電極群m〜mは、撮像領域10内に配置され、第2の電荷転送電極群h〜hは、撮像領域10の周辺領域内に配置され、周辺領域に対応する半導体基板4の光入射面INはエッチングされ、エッチングされた領域DP内に無機の遮光物質SHが充填されている。本例のエッチングされた領域DPは、凹部である。この凹部の形成領域は、図1に示したように、撮像領域10の周囲を囲む遮光物質SHが配置される領域であり、平面視においては、撮像領域10の周囲を矩形環状に囲んでいる。遮光物質SHの直下には、水平シフトレジスタ20が配置されており、水平シフトレジスタ20は、入射光Lから保護されている。
入射光Lは、半導体基板4の裏面(光入射面)から入射する。裏面入射型固体撮像素子の画素は、基板のフロント側から順番に、保護膜1、電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜m:図3)、絶縁層3、Siからなる半導体基板4、反射防止膜5を備えている。半導体基板4は、P型半導体基板4Cと、P型半導体基板4C上に形成されたN型半導体領域(層)4Aと、P型半導体基板4Cの裏面側に形成されたアキュムレーション層4Dと、を備えており、隣接するCCDチャネルの間には、図示しないアイソレーション領域が形成され、隣接するCCDチャネル間の電荷の混合を抑制している。
P型半導体基板4CとN型半導体領域4Aとは接触してPN接合を形成しており、埋め込みチャネル型CCDが構成されている。なお、N型半導体領域4A(PN接合)は省略することもでき、この場合には、当該CCDは表面チャネル型CCDとして機能する。
本例では、保護膜1は、BPSG(Boro-Phospho SilicateGlass)からなり、電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜m)はポリシリコンからなり、絶縁層3はSiOからなり、CCDチャネル間のアイソレーション領域及びアキュムレーション層4Dは、共に高濃度のP型不純物が添加されたSiからなる。なお、画素においては、半導体における導電型は、P型とN型(第1導電型・第2導電型)を入れ替えても機能する。高濃度とは不純物濃度がP型半導体基板4Cの不純物濃度よりも高いことを意味し、好適には1×1019/cm以上の濃度である。
この裏面入射型固体撮像素子によれば、光入射面INとは反対側に第1の電荷転送電極群m〜m(垂直シフトレジスタn〜n)が設けられているため、これらの電極群に阻害されることなく、光入射に応答して撮像領域内で電荷が発生するため、高感度な撮像を行うことができる。第1の電荷転送電極群m〜mによって転送された電荷は、第2の電荷転送電極群h(kは2以上の整数)によって水平方向に読み出され、出力される。撮像領域の周辺領域内に光が入射すると、不要なノイズとなってしまう。この裏面入射型固体撮像素子では、周辺領域に対応する半導体基板の光入射面はエッチングされ、エッチングされた領域DP内に遮光物質SHが充填されている。したがって、周辺領域内の光入射によるノイズ発生は抑制される。また、遮光物質SHは、無機化合物であるため、真空環境下における遮光物質の蒸気圧は、有機化合物よりも低く、ガスの発生が抑制される。
上記構造の裏面入射型固体撮像素子の製造方法について説明する。
図5は、図4に示した構造の裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
まず、図5(A)に示すように、P型半導体基板4Cを用意するが、P型半導体基板4Cは化学機械研磨により、適当な時期に、200μm以下の厚みに薄膜化される。本例では、50μmとする。半導体基板を、残りの要素の形成前に、薄膜化する場合には、ガラスブロック等の支持基板上に、半導体基板の裏面を貼り付け、フロント側(−Z軸方向側)の表面の処理加工を行い、しかる後、支持基板を裏面から剥がしつつ、フロント側の表面にガラスブロック等の別の支持基板を貼り付け、裏面側の要素の処理加工を行う。
半導体基板を、フロント側の要素の形成後に、薄膜化する場合には、フロント側の要素の形成後に、フロント側の表面にガラスブロック等の支持基板を貼り付け、裏面の要素の加工を行う。
半導体基板が最初に薄膜化されている場合、画素に相当する領域にマスクをパターニング形成し、フロント側の基板表面にイオン注入法又は拡散法を用いて、P型不純物を添加してCCD間のアイソレーション領域を形成し、しかる後、熱酸化を行うことで、半導体基板の4Cのフロント側の表面、又は、アイソレーション領域上に絶縁層3を形成する。アイソレーション領域上にのみ絶縁層3を形成した場合には、マスクを除去した後、更に熱酸化を行うと、SiOからなる絶縁層3は半導体基板4の残りの表面上にもシリコンの光検出面上にも形成される。
この絶縁層3を介して半導体基板内部にN型の不純物をイオン注入し、絶縁層3の直下領域にN型半導体領域4Aを形成する。当初の半導体基板は、P型半導体基板4Cであるため、これらの間にPN接合が形成される。次に絶縁層3上にAlなどの金属又はポリシリコンからなる電荷転送電極2を形成し、その上にBPSGからなる保護膜1を形成する。
次に、半導体基板4の裏面側に、高濃度のP型不純物を添加してアキュムレーション層4Dを形成し、続いて、アキュムレーション層4D上に反射防止膜5を形成する。反射防止膜5は、誘電体多層膜からなり、例えばSi及びGeの酸化物を積層してなる。積層には、スパッタ法やCVD法を用いることができる。以上の工程により、上述の裏面入射型固体撮像素子は完成するが、実際には、隣接する電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜m)が重複している構造であるため、下層の電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜mのうちの例えば奇数番目のもの)の形成後、SiOからなりスペーサとなる絶縁層を当初の絶縁層3に連続するように形成し、このスペーサを介して、上層の電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜mのうちの例えば偶数番目のもの)を形成する。
次に、図5(B)に示すように、エッチングされる領域DPを形成する。エッチングされる領域DPを形成するには、その周囲の領域にマスクをパターニングしておき、マスクの開口内をエッチングする。
裏面側には、反射防止膜5及びアキュムレーション層4Dが形成されている。反射防止膜5がSiO及びGeOの積層体である場合には、エッチング液は例えばフッ酸水溶液を用いることができる。アキュムレーション層4Dは半導体基板4Cと同じ材料なので、Siであれば、フッ酸水溶液を用いることができる。また、反応性イオンエッチング(RIE)法や、アルゴンスパッタなどを用いたドライエッチングも可能である。Si半導体基板の場合のエッチング液としては、ウエットエッチングを行う場合は、KOH(水酸化カリウム)又はTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等をエッチング液として用いることができる。
このエッチングの深さteは、数μm〜数十μmに設定される。特に、遮光物質SHとして、カーボンブラックを用いた場合には、十分な遮光性を得るためには、te=2〜3μm以上が好ましいが、エッチングされた残余の厚みtrは、表面側のN型半導体層4Aを除いたP型半導体基板4Cの厚みtt=50μmである場合には、tt−te=tr=48μm以上に設定される。
最後に、図5(C)に示すように、エッチングされた領域DP内に遮光物質SHを充填する。遮光物質は、無機化合物からなる。
無機化合物とは、有機化合物ではなく、金属ではないため、光沢をもたない物質である。したがって、ガス発生が抑制されるだけでなく、金属に比べて反射率が低いため、反射された光が露光装置内の迷光として新たなノイズとなるのを抑制することができる。
無機化合物としては、黒色カーボン、黒色セラミック、又は、黒色酸化金属を用いることができる。また、無機化合物として、シリカビーズなどの遮光効果のある形状の無機化合物を用いることもできる。
黒色カーボンとしては、親水性カーボンブラック、疎水性カーボンブラック又はカーボンナノチューブ等を用いることができる。黒色セラミックとしては、Co−Cr−Fe、Co−Mn−Fe等を用いることができる。黒色酸化金属としては、黒色酸化鉄、酸化チタン、その他の酸化金属系顔料(鉱物顔料)を用いることができる。また、溶質が親水性材料の場合には、溶媒は水を主成分とすることができ、疎水性材料の場合は油、シンナー、アルコールなどを用いることができる。
一例としては、親水性カーボンブラックを水に溶かしたものを、凹部を構成する領域DP内に充填した後、これを乾燥させて、固化させ、遮光物質SHを形成する。乾燥時に溶媒は蒸発する。
なお、カーボンブラックのバインダーとして、ポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂を用いたものを遮光物質SHとしてもよい。この場合、バインダーをアセトン等の有機溶媒中に溶解し、これにカーボンブラックを混ぜたものを領域DP内に充填した後、乾燥させて固化させ、遮光物質SHを形成する。
遮光物質SHのZ軸方向の厚みは、エッチングされた領域DPの深さte以下である。遮光性の観点からは、遮光物質SHの厚みは、上述のエッチングされた領域DPの深さteと同一の条件を満たす。
なお、凹部内における遮光物質SH、アキュムレーション層4D及び反射防止膜5の位置関係は、図10〜図14のように、変更することができる。
なお、上述の半導体基板4の厚みは、撮像領域10及び周辺領域、共に、200μm以下である。半導体基板4の全体が200μm以下になるまで研磨することで、撮像領域では、入射光がフロント側の表面に容易に到達し、また、周辺領域も薄いため、周辺領域を厚くした場合と比較して、撮像領域10を広く設計することができるという利点がある。
無機の遮光物質SHは、溶媒にカーボンブラックを溶解した溶液から溶媒を蒸発させたものである。溶媒を蒸発させると、カーボンブラックが残り、上記エッチングされた領域には、カーボンブラックが固着することになる。
以上、説明したように、上述の製造方法は、エッチングを行う工程と、無機の遮光物質SHを充填する工程とを備え、遮光物質SHを充填する工程は、溶媒中に溶解した無機の遮光物質SHを、エッチングされた領域DP内に充填する工程と、溶媒を蒸発させる工程とを備えている。
無機物質は溶媒内に溶解されているので、エッチングされた領域DPに容易に入り込むことができ、作業工程が楽になる。
また、このエッチングを行う工程は、本例では、第1の深さの第1凹部(領域DP)を半導体基板4の光入射面INの上述の周辺領域(撮像領域の周辺領域であって、特に、水平シフトレジスタの形成された領域)に形成する第1エッチング工程を備えている。
図6は、第2の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
この製造方法は、図5に示した方法と比較して、エッチングされる領域DPの形成方法のみが異なる。すなわち、本方法は、第1凹部(DP1)を、上記第1エッチング工程によって形成する工程に加えて、第2の深さの第2凹部DP2を半導体基板の光入射面INの周辺領域(第1凹部DP1の外側の領域)に形成する第2エッチング工程とを備えている。
この製造方法では、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図6(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP1,DP2)を形成し(図6(B))、最後に、当該領域(DP1,DP2)内に遮光物質を充填する(図6(C))。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
また、第1凹部DP1と第2凹部DP2とは連続しており、且つ、深さが異なる。本例では、第2凹部DP2は、第1凹部DP1よりも深く設定されている。深い方の第2凹部DP2には、遮光物質SHの液を溜めるリザーバとして機能し、第1凹部DP1における遮光物質SHの厚みの制御が容易となる。
図7は、第3の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
この製造方法では、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図7(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP)を形成し(図7(B))、最後に、当該領域(DP)内に遮光物質SHを充填する(図7(C))。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
ここで、エッチングする領域DPは、連続的に深さが異なる点のみが、図6に示したものと異なる。すなわち、基板の外縁に向かうほど、凹部の深さが大きくなっている。この場合のエッチングは、上述の第1凹部と第2凹部と同様に、第1〜第N番目の凹部(Nは3以上)を設定し、複数の工程に分けて、隣接する凹部を形成していき、最後に、全体の凹部群を包括するようにエッチングを行うことで、斜面を有する凹部を形成することができる。
図8は、第4の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
この製造方法も、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図8(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP3、DP4)を形成し(図8(B))、最後に、当該領域(DP3、DP4)内に遮光物質SHを充填する(図8(C))。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
ここで、エッチングする領域は、深さが同一であり、離間しており、遮光物質SHがエッチングにより形成された凹部間の領域上に存在する点のみが、図6に示したものと異なる。
すなわち、図8(B)のエッチングを行う工程は、同じ深さで、離間した第1凹部DP3及び第2凹部DP4を、半導体基板4の光入射面INの前記周辺領域に形成する工程を備えている。
また、図8(C)に示す遮光物質SHを充填する工程は、第1凹部DP3内及び第2凹部DP3内に遮光物質SHを充填し、この充填の際に、第1凹部DP3の開口端から第2凹部DP3の開口端に至るまでの領域上にも、遮光物質SHが塗布される。
なお、凹部の数は2個以上でもよく、この場合は、遮光物質SHは半導体基板にしっかりと固定することができる。また、遮光物質SHは第1凹部DP3から第2凹部DP4に至るまでの領域上にも存在する。この領域は、凹部内よりも単位面積当たりの遮光物質の量が少なくて良いという効果がある。
また、凹部DP3と凹部DP4は同時に形成することができ、Z軸方向から見た場合において、矩形環状を構成することができる。この場合、凹部DP3と凹部DP4は縦断面図においては離間しているものの、平面視においては連続している。矩形環状の凹部の中央の領域の直下に、第2の電荷転送電極群が位置するので、当該中央の領域上に遮光物質を塗布すれば、周辺を囲む凹部がリザーバとしてのバッファとして機能し、矩形環状の凹部の外側に溶液が漏れ出さないという効果がある。また、凹部DP3と凹部DP4は、浅い傾斜角で横方向から第2の電荷転送電極群に向けて入射しようとする光も遮光することができる。
図9は、第5の実施形態に係る裏面入射型固体撮像素子の製造方法を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
この製造方法も、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図9(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP1、DP5、DN)を形成し(図9(B))、最後に、当該領域(DP1、DP5、DN)内に遮光物質SHを充填し(図9(C))、更に、基板外縁の近傍の余分な部分を切断線CUTに沿って切断する。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
ここで、遮光物質を充填するための領域(DP1、DP5、DN)の形成工程と、その後の切断工程のみが、図6に示したものと異なる。
本方法は、まず、第1凹部(DP1)を、第1エッチング工程によって形成する工程に加えて、第1凹部(DP1)に連続する、第2の深さの第2凹部DP5を半導体基板の光入射面INの周辺領域(第1凹部DP1の外側の領域)に形成する第2エッチング工程とを備えている。ただし、第2凹部DP5の底面は、基板外縁の側面まで延びており、基板側面との間に段差を構成している。また、第1凹部DP1と第2凹部DP5は段差を介して連続しており、且つ、外側の第2凹部DP5の方が深い。ここで、遮光物質の堰き止め用の矩形環状ブロックBLを、半導体基板を囲むように配置する。これにより、半導体基板の側面と、矩形環状ブロックBLとの隙間に凹部DNが形成される。
深い方の第2凹部DP2及び隙間の凹部DNには、遮光物質SHの液を溜めるリザーバとして機能し、第1凹部DP1における遮光物質SHの厚みの制御が、更に容易となる。遮光物質SHを充填した後は、これを乾燥・固化させて、切断線CUTに沿って、基板の一部分を切断することができる。切断線CUTは、XY平面内において、基板の4つの側面に平行に延びた長方形を形成している。この切断により、隙間の凹部DNに充填された不要な遮光物質部分を除去することができるが、切断しないで、環状矩形ブロックBLを残したままで、使用することも可能である。
以上説明したように、上述の裏面入射型固体撮像素子においては、撮像領域10内には、第1の電荷転送電極群(垂直シフトレジスタ)があり、撮像領域10の周辺領域内には、第2の電荷転送電極群(水平シフトレジスタ)があり、周辺領域に対応する半導体基板4の光入射面INはエッチングされており、エッチングされた領域内に無機の遮光物質SHが充填されている。無機の遮光物質は、真空環境下において、蒸発して気化する量が極めて少なく、気化したガスによる撮像への影響が少ないため、この裏面入射型固体撮像素子は、真空環境下において低ノイズで撮像することが可能である。
図10は、図5に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
図5に示した例の場合、エッチングされた領域DP(凹部)内には、アキュムレーション層及び反射防止膜5が形成されていない。この構造の場合、凹部の内壁面において発生したノイズキャリアが、水平シフトレジスタによって転送される信号キャリアに混入したり、クロストークが発生する虞がある。図10に示した変形例では、エッチングされた領域DP内に、アキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成し、凹部内の反射防止膜5の上に遮光物質SHを充填することとした。この構造の場合、図5に示したものとは製造方法が若干異なる。
すなわち、まず、図10(A)に示すように、P型半導体基板4Cを用意するが、P型半導体基板4Cは化学機械研磨により、適当な時期に、200μm以下の厚みに薄膜化される。本例では、50μmとする。半導体基板を、残りの要素の形成前に、薄膜化する場合には、ガラスブロック等の支持基板上に、半導体基板の裏面を貼り付け、フロント側(−Z軸方向側)の表面の処理加工を行い、しかる後、支持基板を裏面から剥がしつつ、フロント側の表面にガラスブロック等の別の支持基板を貼り付け、裏面側の要素の処理加工を行う。
半導体基板を、フロント側の要素の形成後に、薄膜化する場合には、フロント側の要素の形成後に、フロント側の表面にガラスブロック等の支持基板を貼り付け、裏面の要素の加工を行う。
半導体基板が最初に薄膜化されている場合、画素に相当する領域にマスクをパターニング形成し、フロント側の基板表面にイオン注入法又は拡散法を用いて、P型不純物を添加してCCD間のアイソレーション領域を形成し、しかる後、熱酸化を行うことで、半導体基板の4Cのフロント側の表面、又は、アイソレーション領域上に絶縁層3を形成する。アイソレーション領域上にのみ絶縁層3を形成した場合には、マスクを除去した後、更に熱酸化を行うと、SiOからなる絶縁層3は半導体基板4の残りの表面上にもシリコンの光検出面上にも形成される。
この絶縁層3を介して半導体基板内部にN型の不純物をイオン注入し、絶縁層3の直下領域にN型半導体領域4Aを形成する。当初の半導体基板は、P型半導体基板4Cであるため、これらの間にPN接合が形成される。次に絶縁層3上にAlなどの金属又はポリシリコンからなる電荷転送電極2を形成し、その上にBPSGからなる保護膜1を形成する。
次に、図10(B)に示すように、エッチングされる領域DP(凹部)を形成する。エッチングされる領域DPを形成するには、その周囲の領域にマスクをパターニングしておき、マスクの開口内をエッチングする。半導体基板はSiであるので、ウエットエッチングを行う場合は、KOH(水酸化カリウム)又はTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)等をエッチング液として用いることができる。その他、アルゴンスパッタや反応性イオンエッチング(RIE)法などのドライエッチング法も用いることができる。
このエッチングの深さteは、数μm〜数十μmに設定される。特に、遮光物質SHとして、カーボンブラックを用いた場合には、十分な遮光性を得るためには、te=2〜3μm以上が好ましいが、エッチングされた残余の厚みtrは、表面側のN型半導体層4Aを除いたP型半導体基板4Cの厚みtt=50μmである場合には、tt−te=tr=48μm以上に設定される。
次に、図10(C)に示すように、半導体基板4の裏面側に、高濃度のP型不純物を添加してアキュムレーション層4Dを形成し、続いて、アキュムレーション層4D上に反射防止膜5(SiO及びGeOの積層体:スパッタ法で形成)を形成し、上述の方法と同様に、凹部内に遮光物質SH(無機化合物)を充填する。反射防止膜5は、誘電体多層膜からなり、例えばSi及びGeの酸化物を積層してなる。アキュムレーション層4Dは、高濃度(1×1019/cm以上)のP型不純物(例:ボロン)が添加されたSiからなる。
不純物の添加法には、イオン注入法と拡散法がある。イオン注入法を用いた場合、凹部の側壁には不純物が添加されにくいため、拡散法を用いることが好ましい。ボロンドープには、BF、BCl、Bなどのドーパンドソースを用いることができる。ドーパントガスをNで希釈して、酸素と共に、真空容器内に導入し、基板を600℃で加熱すると、表面に酸化物薄膜が堆積される。例えば、酸素ガス中で950℃、30分間の加熱を行うと、体積した薄膜中のドーパントがSi基板中に拡散し、アキュムレーション層が形成される。
アキュムレーション層4Dは、反射防止膜5の形成前に、形成することができるが、反射防止膜5の形成後に形成することも可能である。すなわち、反射防止膜5を介して、Si基板内に不純物を添加することもできる。
無機の遮光物質SHは、溶媒にカーボンブラックを溶解した溶液から溶媒を蒸発させたものである。溶媒を蒸発させると、カーボンブラックが残り、上記エッチングされた領域DPには、反射防止膜上に、カーボンブラックが固着することになる。
以上の工程により、上述の裏面入射型固体撮像素子は完成するが、実際には、隣接する電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜m)が重複している構造であるため、下層の電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜mのうちの例えば奇数番目のもの)の形成後、SiOからなりスペーサとなる絶縁層を当初の絶縁層3に連続するように形成し、このスペーサを介して、上層の電荷転送電極2(各電荷転送電極m〜mのうちの例えば偶数番目のもの)を形成する。
遮光物質SH及び半導体基板のZ軸方向の厚み等は、図5の場合と同一である。
図11は、図6に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
図6に示した例の場合、エッチングされた領域DP(凹部)内には、アキュムレーション層及び反射防止膜5が形成されていないが、図11の構造の場合、凹部の内壁面においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成し、凹部内の反射防止膜5の上に遮光物質SHを充填することとした。これにより、凹部の底面や側面において発生したノイズキャリアが、水平シフトレジスタによって転送される信号キャリアに混入したり、クロストークが発生する虞が減少する。
この製造方法は、図10に示した方法と比較して、エッチングされる領域DPの形成方法のみが異なる。すなわち、本方法は、第1凹部(DP1)を、上記第1エッチング工程によって形成する工程に加えて、第2の深さの第2凹部DP2を半導体基板の光入射面INの周辺領域(第1凹部DP1の外側の領域)に形成する第2エッチング工程とを備えている。
この製造方法では、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図11(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP1,DP2)を形成し(図11(B))、当該領域(DP1,DP2)内及び半導体基板4Cの裏面全体に、アキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成し後、最後に、凹部内に遮光物質を充填する(図11(C))。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
また、第1凹部DP1と第2凹部DP2とは連続しており、且つ、深さが異なる。本例では、第2凹部DP2は、第1凹部DP1よりも深く設定されている。深い方の第2凹部DP2には、遮光物質SHの液を溜めるリザーバとして機能し、第1凹部DP1における遮光物質SHの厚みの制御が容易となる。
図12は、図7に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
図7に示した例と比較して、図12(C)に示すように、凹部DPの内壁面及び裏面全体においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成した後に、凹部内の反射防止膜5の上に遮光物質SHを充填する点が異なる。この製造方法では、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図12(A))、次に、遮光物質を充填するための領域(DP)を形成し(図12(B))、最後に、当該領域(DP)内に遮光物質SHを充填する(図12(C))。エッチング液の材料などは上述のものと同一でよい。
ここで、エッチングする領域DPは、連続的に深さが異なる点のみが、図11に示したものと異なる。すなわち、基板の外縁に向かうほど、凹部の深さが大きくなっている。この場合のエッチングは、上述の第1凹部と第2凹部と同様に、第1〜第N番目の凹部(Nは3以上)を設定し、複数の工程に分けて、隣接する凹部を形成していき、最後に、全体の凹部群を包括するようにエッチングを行うことで、斜面を有する凹部を形成することができる。
図13は、図8に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
図8に示した例と比較して、図13(C)に示すように、凹部の内壁面及び裏面全体においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成した後に、凹部内の反射防止膜5の上に遮光物質SHを充填する点が異なる。その他の工程は、図8に示したものと同一である。
この製造方法も、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図13(A))、次に、エッチングを行うことで、遮光物質を充填するための領域(DP3、DP4)を形成し(図13(B))、最後に、当該領域(DP3、DP4)の内壁面及び裏面全体においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成した後に、遮光物質SHを充填する(図13(C))。エッチング液の材料やアキュムレーション層4D及び反射防止膜5の材料及び製法などは、図10の場合と同一でよい。
図14は、図9に示した裏面入射型固体撮像素子の変形例を説明するための裏面入射型固体撮像素子の縦断面図である。
図9に示した例と比較して、図14(C)に示すように、凹部の内壁面及び裏面全体においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成した後に、凹部内の反射防止膜5の上に遮光物質SHを充填する点が異なる。その他の工程は、図9に示したものと同一である。
この製造方法も、前述の方法と同様に、まず、裏面入射型固体撮像素子を形成し(図14(A))、次に、エッチングを行うことで、遮光物質を充填するための領域(DP1、DP5)を形成し(図14(B))、最後に、当該領域(DP1、DP5)の内壁面及び裏面全体においてアキュムレーション層4D及び反射防止膜5を形成した後に、遮光物質SHを充填する(図14(C))。エッチング液の材料やアキュムレーション層4D及び反射防止膜5の材料及び製法などは、図10の場合と同一でよい。
以上、図10〜図14に示した裏面入射型固体撮像素子においては、エッチングされた領域の表面に、半導体基板4Cよりも高不純物濃度のアキュムレーション層4Dを備えており、アキュムレーション層4Dにより、上記エッチングされた領域の近傍で発生するノイズが、第2の電荷転送電極群の直下を流れる信号電荷への混入を抑制することができる。
4…半導体基板、IN…光入射面、m〜m…第1の電荷転送電極群、h〜h…第2の電荷転送電極群。

Claims (7)

  1. 光入射面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板の前記光入射面とは反対側の面に設けられた第1の電荷転送電極群と、
    前記第1の電荷転送電極群により転送された電荷を更に水平方向に転送する第2の電荷転送電極群と、
    を備え、
    前記第1の電荷転送電極群は、撮像領域内に配置され、
    前記第2の電荷転送電極群は、前記撮像領域の周辺領域内に配置され、
    前記周辺領域に対応する前記半導体基板の前記光入射面はエッチングされ、エッチングされた領域内に無機の遮光物質が充填されている、
    ことを特徴とする裏面入射型固体撮像素子。
  2. 前記半導体基板の厚みは、前記撮像領域及び前記周辺領域、共に、200μm以下である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の裏面入射型固体撮像素子。
  3. 前記無機の遮光物質は、溶媒にカーボンブラックを溶解した溶液から、溶媒を蒸発させたものである、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の裏面入射型固体撮像素子。
  4. 前記エッチングされた領域の表面に、前記半導体基板よりも高不純物濃度のアキュムレーション層を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の裏面入射型固体撮像素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の裏面入射型固体撮像素子を製造する方法において、
    前記エッチングを行う工程と、
    前記無機の遮光物質を充填する工程と、
    を備え、
    前記遮光物質を充填する工程は、
    溶媒中に溶解した無機の遮光物質を、前記エッチングされた領域内に充填する工程と、
    前記溶媒を蒸発させる工程と、
    を備える、
    ことを特徴とする裏面入射型固体撮像素子の製造方法。
  6. 前記エッチングを行う工程は、
    第1の深さの第1凹部を前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する第1エッチング工程と、
    第2の深さの第2凹部を前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する第2エッチング工程と、
    を備え、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは連続し、且つ、深さが異なる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の裏面入射型固体撮像素子の製造方法。
  7. 前記エッチングを行う工程は、
    同じ深さで、離間した第1凹部及び第2凹部を、前記半導体基板の前記光入射面の前記周辺領域に形成する工程を備え、
    前記遮光物質を充填する工程は、
    前記第1凹部内及び前記第2凹部内に前記遮光物質を充填し、この充填の際に、前記第1凹部の開口端から前記第2凹部の開口端に至るまでの領域上にも、前記遮光物質が塗布される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の裏面入射型固体撮像素子の製造方法。
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