JP2017125522A - ハブ軸受ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ハブの加締めによる内輪構成体の変形を防止して、ハブフランジの振れを大きくすることのないハブ軸受ユニットを提供する。
【解決手段】車輪構成部材に固定されるハブ7に外嵌されて加締め固定される第一の内輪構成体8を備え、第一の内輪構成体8は、軸方向内方に位置する大径側端部8c側の内径に大径段部10を有し、ハブ7の加締め変形部72は、大径段部10の軸方向の環状面部10aに接触して加締め固定し、大径段部10の径方向の円筒状面部10bには、加締め変形部72の外径面73は非接触に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を懸架装置に対して回転可能に支持する車輪支持用のハブ軸受ユニットに関するものである。
図4には、自動車の車輪支持用のハブ軸受ユニット1の一構成が例示されている。なお、本明細書において、ハブ軸受ユニットが自動車に搭載された場合に、自動車の車体外方(図面の左側)を軸方向外方といい、その反対側、すなわち自動車の車体内方(図面の右側)を軸方向内方という。
図4に示すハブ軸受ユニット1は、車体構成部材(例えば、懸架装置のナックル)に固定されて非回転状態に維持される外輪(静止輪)2と、外輪2に対向配置され、車輪構成部材(例えば、車輪のディスクホイール及び制動装置のロータ(ブレーキロータ))とともに回転する内輪(回転輪)4と、これら外輪2及び内輪4にそれぞれ形成されて相互に対向する複列の軌道面2s,4s間及び軌道面2t,4t間へ転動可能にそれぞれ組み込まれた複数の円すいころ(転動体)5a,5bとを備えている。
外輪2には、内周面に複列の軌道面2s,2tをそれぞれ形成するとともに、外周面から外方(拡径方向)に向かって突出した固定フランジ2fが一体成形されており、固定フランジ2fを貫通する固定孔2hに固定用ボルト(図示しない)を挿通し、これを車体側に締結することで、外輪2を懸架装置(サスペンション)のナックル(図示しない)に固定することができる。
内輪4は、ディスクホイール及びブレーキロータを固定してこれらとともに回転するハブ7と、ハブ7の外周面に外嵌され、小径側端部8a,9a同士を互いに突き合わせた状態で軸心7cに沿って配される2つの回転輪構成体(ハブ7の軸方向内方の外径に外嵌して配される第一の内輪構成体8、ハブ7の軸方向外方の外径に外嵌して配される第二の内輪構成体9)で構成されている。
この場合、第一の内輪構成体8の外周面には、外輪2の軌道面2sと対向して軌道面4sが形成され、第二の内輪構成体9の外周面には、外輪2の軌道面2tと対向して軌道面4tが形成されている。
また、円すいころ5a,5bは、環状を成す保持器6に形成されたポケット内に1つずつ回転自在に保持された状態で、軌道面2s,4s間及び軌道面2t,4t間を転動している。
ハブ7には、軸方向外方の外周面に車輪構成部材である制動装置のロータ(ブレーキロータ)を固定するためのハブフランジ7fが周方向に沿って連続して突設されている。
ハブフランジ7fは、外輪2を越えて外方(ハブ7の径方向外側)に向かって延出しており、その延出先端付近には、周方向に沿って複数の貫通孔(ボルト孔)7hが設けられている。一方、図示しないブレーキロータ及びディスクホイールにも、フランジボルト孔7hと連通可能な貫通孔(以下、ロータボルト孔、ホイールボルト孔という)が周方向に沿って複数個(一例として、フランジボルト孔7hと同数個)設けられている。なお、フランジボルト孔7h、ロータボルト孔及びホイールボルト孔は、いずれも挿通されるハブボルト11のボルト径(直径)と略同一の孔径(直径)で穿孔されている。
そしてハブボルト11をフランジボルト孔7hからロータボルト孔、ホイールボルト孔へ挿通し、ハブナット(図示しない)で締結することにより、ブレーキロータ及びディスクホイールをハブフランジ7fに対して位置決めして固定することができる。
第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9は、小径側端部8a(9a)と大径側端部8c(9c)とを有する略円すい台状に形成され、小径側端部8a(9a)の外周面には外方に向けて突出する小鍔8b(9b)が備えられるとともに、大径側端部8c(9c)の外周面には外方に向けて突出する大鍔8d(9d)が備えられ、前記小鍔8b(9b)と大鍔8d(9d)との間に軌道面4s(4t)が形成されている。そして、それぞれの小径側端部8a,9a同士を突き合わせてハブ7のスピンドル部の外径面7sにそれぞれの内周面8e,9eを圧入して外嵌されている。
そして、ハブ7の軸方向内方の端部71を加締めることにより、加締め変形部72が第一の内輪構成体8の大径側端部8cの端面(軸方向内方の端面)8fに沿って塑性変形して、第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9がハブ7に位置決め固定される。これにより、互いに突き合わせて配された第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9が、ハブ7の軸方向外方の端面77と加締め変形部72との間で挟み込まれた状態となり、ハブ軸受ユニット1に所定の予圧が付与される。
しかし、第一の内輪構成体8の大鍔8dには、ハブ7の加締め変形部72の加締めによる軸方向の力(軸力)が負荷され、この軸力が加締め後まで残留軸力として作用して、第一の内輪構成体8の大径側端部8c(大鍔8d)が変形してしまう。
特に、第一の内輪構成体8の大径側端部8c(大鍔8d)の変形が円周方向に一定でない場合には、ハブ軸受ユニット1の回転時にハブフランジ7fの振れとして影響する。さらに、このハブフランジ7fの振れが大きくなった場合には、車両の制動時にブレーキジャダー(BRAKEJUDDER)という不快な騒音振動現象が発生することが知られている。
特開2007−192392号公報
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、その課題とするところは、ハブの加締めによる内輪構成体の変形を防止して、ハブフランジの振れを大きくすることのないハブ軸受ユニットを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の第1の発明は、車体構成部材に固定されて非回転状態に保持される静止輪と、
前記静止輪に対向配置して車輪構成部材に回転可能に保持されるハブ及び、前記ハブの少なくとも軸方向内方の外径に外嵌して配される第一の回転輪構成体とからなる回転輪と、
前記静止輪及び前記回転輪に形成される軌道面間に転動可能に組み込まれる複数の転動体と、を含み、
前記第一の回転輪構成体は、小径側端部に形成され、外方に向けて突出する小鍔と、大径側端部に形成され、外方に向けて突出する大鍔とを有し、前記小鍔と大鍔との間に前記軌道面が形成されており、
前記第一の回転輪構成体の軸方向内方の端部を、前記ハブの軸方向内方の変形部によって軸方向に固定されるハブ軸受ユニットであって、
前記第一の回転輪構成体は、内径における軸方向内方寄りの領域が大径である大径段部を有し、
前記大径段部は、軸方向の環状面部と径方向の円筒状面部とで構成され、前記軸方向の環状面部が、前記大鍔よりも軸方向外方寄りに位置しており、
前記ハブの変形部の軸方向面部が前記大径段部の環状面部に接触するとともに、前記変形部の径方向外径面が前記大径段部の円筒状面部に非接触に位置していることを特徴とするハブ軸受ユニットとしたことである。
また、本発明の第2の発明は、前記第1の発明において、前記回転輪は、前記ハブの軸方向内方の外径に外嵌して配される第一の回転輪構成体とともに、前記ハブの軸方向外方の外径に外嵌して配される第二の回転輪構成体とを含み、
前記第二の回転輪構成体は、前記第一の回転輪構成体と同一形状であり、
前記第一の回転輪構成体と前記第二の回転輪構成体とは、それぞれの小径側の端部同士を突き合わせて前記ハブの外径に配されており、
前記ハブは、前記第二の回転輪構成体を外嵌する外径よりも軸方向外方寄りに大径状であるハブ側段部を有し、
前記ハブ側段部は、軸方向のハブ側環状面部と径方向のハブ側円筒状面部とで構成され、前記ハブ側環状面部が、前記第二の回転輪構成体の大鍔よりも軸方向内方寄りに位置し、かつ前記ハブ側円筒状面部が、前記変形部の外径面と略同一径に形成されており、
前記第二の回転輪構成体は、前記ハブ側環状面部が前記大径段部の環状面部に接触するとともに、前記ハブ側円筒状面部の外径面が前記大径段部の円筒状面部に非接触に位置していることを特徴とするハブ軸受ユニットとしたことである。
本発明によれば、ハブの加締めによる内輪構成体の変形を防止して、ハブフランジの振れを大きくすることのないハブ軸受ユニットを提供することができる。
本発明ハブ軸受ユニットの第一実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明ハブ軸受ユニットの第二実施形態を示す概略縦断面図である。 本発明ハブ軸受ユニットの第三実施形態を示す概略縦断面図である。 従来のハブ軸受ユニットの概略縦断面図である。
以下、本発明ハブ軸受ユニットの一実施形態について、添付図面を参照して説明する。本発明ハブ軸受ユニットは、回転輪構成体の加締め構成に特徴を有するものであり、ハブ軸受ユニットの全体構成は、図4に示す従来のハブ軸受ユニットの全体構成などと同様であるため、本実施形態ではその特徴的部分を中心に説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一実施形態であって、何等これらに限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
「第一実施形態」
図1は、本発明ハブ軸受ユニットの第一実施形態を示す概略断面図である。
本実施形態のハブ軸受ユニット1は、ハブ7の外周面に、第一の内輪構成体(回転輪構成体)8と第二の内輪構成体(回転輪構成体)9とを外嵌めして内輪(回転輪)4が構成されている。外輪(静止輪)2、ハブ7、円すいころ(転動体)5a,5b、及び保持器6は、図4に示す従来技術と同様である。
本実施形態による第一の内輪構成体8は、小径側端部8aと大径側端部8cとを有する略円すい台状に形成され、小径側端部8aの外周面には外方に向けて突出する小鍔8bが備えられるとともに、大径側端部8cの外周面には外方に向けて突出する大鍔8dが備えられ、前記小鍔8bと大鍔8dとの間に軌道面4sが形成されている。
そして、第一の内輪構成体8の内径における軸方向内方寄りの領域、すなわち、大径側端部8c側の内径領域には、大径状に形成された大径段部10が形成されている。
大径段部10は、ハブ7の軸心7cに対して直交する軸方向の環状面部10aと、第一の内輪構成体8の内周面8eを拡径して、ハブ7の軸心7cに対して平行する径方向の円筒状面部10bとで構成され、周方向に連続した切り欠き形状に形成されている。
本実施形態では、軸方向の環状面部10aが、大鍔8dよりも軸方向外方寄りに位置するように構成されている(図1参照。)。また、円筒状面部10bの内径は、ハブ7の変形部(加締め変形部)72の外径よりも大径に形成されている(図1参照。)。
第一の内輪構成体8の径方向の厚みは、図4に示す従来のハブ軸受ユニット1の第一の内輪構成体8よりも肉厚となるように形成されている。これにより、大径側端部8cの強度が確保される。
第二の内輪構成体9は、図4に示す第二の内輪構成体9と同一構成であって、大径段部10を設けていない以外は本実施形態の第一の内輪構成体8と同一構成である。
本実施形態の第一の内輪構成体8がハブ7に位置決め固定される際には、ハブ7の軸方向内方の端部71の加締め変形部72が、大径段部10の環状面部10aに沿って塑性変形され、環状面部10aに接触して加締められる。
このように、第一の内輪構成体8の大径段部10の環状面部10aが加締め固定されることによって、小径側端部8a,9a同士を突き合わせて配された第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9が、ハブ7の軸方向外方の端面77と加締め変形部72との間で挟み込まれた状態となり、ハブ軸受ユニット1に所定の予圧が付与される
また、加締め変形部72が加締められた後には、当該加締め変形部72の外径面73が、第一の内輪構成体8の大径段部10を構成する円筒状面部10bの内面との間に隙間L1を有するように非接触に位置している。
これにより、ハブ7の加締め変形部72が加締められたことによる軸力は環状面部10aのみに作用するが、加締め変形部72は円筒状面部10bに非接触に位置しているため、その軸力が大鍔8dには作用しない。よって、加締め後の残留軸力が大鍔8dにまで及ぶことがない。
すなわち、ハブ7の加締め変形部72の加締めや加締め後の残留軸力が円周上一定でない場合であっても、大鍔8dが変形することがなく、ハブフランジ7fの振れもが大きくなることもないので、車両の制動時のブレーキジャダーを防止することができる。
「第二実施形態」
図2は、本発明ハブ軸受ユニット1の第二実施形態を示す。
第一の内輪構成体8を採用している点では第一実施形態と同様であるが、本実施形態では、前記第二の内輪構成体9に代えて、他方列の転動体5bを受ける軌道面4tをハブ7の外周面上に直接形成している実施の一形態である。
本実施形態では、第一の内輪構成体8の大径段部10の環状面部10aが、ハブ7の加締め変形部72によって加締め固定されることによって、第一の内輪構成体8が、ハブ7の軸方向外方の端面77と加締め変形部72との間で挟み込まれた状態となり、軸受ユニット1に所定の予圧が付与される。
その他の構成及び作用効果については、前述した第一実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
「第三実施形態」
図3は、本発明ハブ軸受ユニット1の第三実施形態を示す。
本実施形態では、第二の内輪構成体9に第一の内輪構成体8と同一の内輪構成体を採用した実施の一形態を示す。第二の内輪構成体9にあっては、第一の内輪構成体8と同一構成であるため、第一実施形態で説明した第一の内輪構成体8の説明を援用し、その説明は省略する。
第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9とは、第一実施形態と同様に、それぞれの小径側端部8a,9a同士を突き合わせてハブ7のスピンドル部の外径面7sの外周面にそれぞれの内周面8e,9eを圧入して外嵌され、加締め変形部72によって加締め固定されている。
ハブ7は、軸方向外方寄りに、スピンドル部の外径面7sの外径よりも大径のハブ側段部76を設けている。
ハブ側段部76は、軸方向のハブ側環状面部76aと、径方向のハブ側円筒状面部76bを有し、ハブ側環状面部76aに、第二の内輪構成体9の大径段部10を構成する環状面部10aが接触する。
ハブ側環状面部76aは、第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9を加締め固定した際に、第二の内輪構成体9の大鍔9dよりも軸方向内方寄りに位置し、かつハブ側円筒状面部76bの外径面75が、大径段部10の円筒状面部10bとの間で所定の隙間L2をもって非接触に位置するように形成されている。すなわち、本実施形態では、ハブ側円筒状面部76bの外径面75を、加締め変形部72の外径面73と略同一径に形成し、ハブ側環状面部76aが大径段部10の環状面部10aに接触すると、ハブ側円筒状面部76bの外径面75が大径段部10の円筒状面部10bとの間で所定の隙間L2をもって非接触に位置するようにした。
また、本実施形態では、第二の内輪構成体9の大径側端部9cの軸方向外方の端面9fも、ハブ側円筒状面部76bの軸方向外方にて径方向に連続して立ち上げ形成されているハブ側第二環状面部78との間で所定の隙間L3をもって非接触に位置するように設定されている。
すなわち、ハブ側円筒状面部76bの軸方向長さを、大径段部10の円筒状面部10bの軸方向長さと比して長く形成している。
本実施形態では、第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9が、ハブ7のハブ側段部76と加締め変形部72との間で挟み込まれた状態となり、ハブ軸受ユニット1に所定の予圧が付与される。
第一の内輪構成体8の大径側端部8cがハブ7の加締め変形部72で加締め固定された際の軸力は、第二の内輪構成体9では、大径側端部9cの環状面部10aのみに作用するため、加締め後の残留軸力が大径側端部9c(大鍔9d)にまで及ぶことがない。
また、第一実施形態で説明したように、第一の内輪構成体8にあっても、加締め固定された際の軸力は、環状面部10aのみに作用し、加締め後の残留軸力が大径側端部8c(大鍔8d)にまで及ぶことがない。
本実施形態では、このように、第一の内輪構成体8と第二の内輪構成体9に掛かる軸力が作用する部分(第一の内輪構成体8の大径段部10を構成する円筒状面部10bと、第二の内輪構成体9の大径段部10を構成する円筒状面部10b)や残留軸力が及ぶ範囲を共通化したため、内輪構成体を共用可能となり、軸受ユニットの製造コストを抑えることができる。
本発明は、ハブの外周に外嵌めされた内輪構成体の軸方向内方の端部を、ハブの軸方向内方の加締め変形部によって加締めることで軸方向に固定されるハブ軸受ユニットであれば本実施形態以外のハブ軸受ユニットであっても適用可能である。
1 ハブ軸受ユニット
2 外輪
4 内輪
5a,5b 転動体
7 ハブ
72 加締め変形部
73 加締め変形部の外径面
8 第一の内輪構成体
8a 小径側端部
8b 小鍔
8c 大径側端部
8d 大鍔
8f 軸方向内方の端面
10 大径段部
10a 軸方向の環状面部
10b 径方向の円筒状面部

Claims (2)

  1. 車体構成部材に固定されて非回転状態に保持される静止輪と、
    前記静止輪に対向配置して車輪構成部材に回転可能に保持されるハブ及び、前記ハブの少なくとも軸方向内方の外径に外嵌して配される第一の回転輪構成体とからなる回転輪と、
    前記静止輪及び前記回転輪に形成される軌道面間に転動可能に組み込まれる複数の転動体と、を含み、
    前記第一の回転輪構成体は、小径側端部に形成され、外方に向けて突出する小鍔と、大径側端部に形成され、外方に向けて突出する大鍔とを有し、前記小鍔と大鍔との間に前記軌道面が形成されており、
    前記第一の回転輪構成体の軸方向内方の端部を、前記ハブの軸方向内方の変形部によって軸方向に固定されるハブ軸受ユニットであって、
    前記第一の回転輪構成体は、内径における軸方向内方寄りの領域が大径である大径段部を有し、
    前記大径段部は、軸方向の環状面部と径方向の円筒状面部とで構成され、前記軸方向の環状面部が、前記大鍔よりも軸方向外方寄りに位置しており、
    前記ハブの変形部の軸方向面部が前記大径段部の環状面部に接触するとともに、前記変形部の径方向外径面が前記大径段部の円筒状面部に非接触に位置していることを特徴とするハブ軸受ユニット。
  2. 前記回転輪は、前記ハブの軸方向内方の外径に外嵌して配される第一の回転輪構成体とともに、前記ハブの軸方向外方の外径に外嵌して配される第二の回転輪構成体とを含み、
    前記第二の回転輪構成体は、前記第一の回転輪構成体と同一形状であり、
    前記第一の回転輪構成体と前記第二の回転輪構成体とは、それぞれの小径側の端部同士を突き合わせて前記ハブの外径に配されており、
    前記ハブは、前記第二の回転輪構成体を外嵌する外径よりも軸方向外方寄りに大径状であるハブ側段部を有し、
    前記ハブ側段部は、軸方向のハブ側環状面部と径方向のハブ側円筒状面部とで構成され、前記ハブ側環状面部が、前記第二の回転輪構成体の大鍔よりも軸方向内方寄りに位置し、かつ前記ハブ側円筒状面部が、前記変形部の外径面と略同一径に形成されており、
    前記第二の回転輪構成体は、前記ハブ側環状面部が前記大径段部の環状面部に接触するとともに、前記ハブ側円筒状面部の外径面が前記大径段部の円筒状面部に非接触に位置していることを特徴とする請求項1に記載のハブ軸受ユニット。
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