JP2002362101A - 回転体支持装置及び車輪用軸受ユニット - Google Patents

回転体支持装置及び車輪用軸受ユニット

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JP2002362101A JP2001172961A JP2001172961A JP2002362101A JP 2002362101 A JP2002362101 A JP 2002362101A JP 2001172961 A JP2001172961 A JP 2001172961A JP 2001172961 A JP2001172961 A JP 2001172961A JP 2002362101 A JP2002362101 A JP 2002362101A
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mounting flange
peripheral surface
flange
rotating body
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Kaoru Katano
薫 片野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付フランジ13の片側面に固定したロータ
の振れを抑えて、制動時に於けるジャダー防止を図る。 【解決手段】 上記取付フランジ13の円周方向複数個
所に、取付孔14aを形成する。これら各取付孔14a
の軸方向両端部に、1対の円形の凹部29a、29bを
形成する。これら各凹部29a、29bの内径d29a
29b を、各スタッド9の基端部外周面に設けたセレー
ション部15の歯先円の直径よりも大きくすると共に、
上記各凹部29a、29bの軸方向長さL29a 、L29b
を、上記取付フランジ13の一部で、当該取付孔14a
の近傍部分の厚さの10%以上とする。これら各取付孔
14aに、上記各スタッド9の基端部に設けたセレーシ
ョン部15を圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪並
びにロータ或はドラム等の制動用回転体を支持する為の
車輪用軸受ユニット、及びこの車輪用軸受ユニット等を
構成する回転体支持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を構成するホイール1及び
制動装置であるディスクブレーキを構成するロータ2
は、例えば図3〜4に示す様な構造により、懸架装置を
構成するナックル3に回転自在に支承している。即ち、
このナックル3に形成した円形の支持孔4部分に、車輪
用軸受ユニット5を構成する外輪6を、複数本のボルト
7により固定している。一方、上記車輪用軸受ユニット
5を構成するハブ8に上記ホイール1及びロータ2を、
複数本のスタッド9と結合部材であるナット10とによ
り結合固定している。
【0003】上記外輪6の内周面には複列の外輪軌道1
1a、11bを、外周面には結合フランジ12を、それ
ぞれ形成している。この様な外輪6は、この結合フラン
ジ12を上記ナックル3に、上記各ボルト7で結合する
事により、このナックル3に対し固定している。
【0004】これに対して、上記ハブ8の外周面の一部
で、上記外輪6の外端開口(軸方向に関して外とは、自
動車への組み付け状態で幅方向外側となる部分を言い、
各図の右側。反対に、自動車への組み付け状態で幅方向
中央側となる、各図の左側を、軸方向に関する内と言
う。)から突出した部分には、取付フランジ13を形成
している。上記ホイール1及びロータ2は、この取付フ
ランジ13の片側面(図示の例では外側面)に結合固定
している。この為に、上記取付フランジ13の円周方向
複数個所で、上記ハブ8の中心軸αをその中心とする同
一円周上には、それぞれ上記取付フランジ13の両側面
を貫通する取付孔14を形成している。又、上記各スタ
ッド9の基端寄り部分(図3、4の左端寄り部分)の外
周面にセレーション部15を、先半部(図3、4の右半
部)の外周面に雄ねじ部16を、それぞれ形成してい
る。そして、上記各スタッド9のセレーション部15を
上記各取付孔14の内周面に圧入する事により、上記各
スタッド9の基端部を上記取付フランジ14に、この取
付フランジ14に対する回転を阻止した状態で固定して
いる。
【0005】そして、上記取付フランジ13の片側面に
上記ロータ2を重ね合わせ、更に、このロータ2の片側
面に上記ホイール1を重ね合わせている。又、この状態
で上記各スタッド9の先端部を、上記ホイール1及びロ
ータ2に設けた通孔31に挿通して、上記ホイール1の
片側面から突出させている。そして、このホイール1の
片側面から突出させた、上記スタッド9の先端部に設け
た雄ねじ部16にナット10を螺合し、更に緊締してい
る。この構成により、上記ホイール1及びロータ2は、
上記取付フランジ13の片側面に結合固定される。尚、
上記ハブ8及び次述する内輪20により構成する回転部
材19と、上記各取付孔14と、上記各スタッド9と
が、請求項に記載した回転体支持装置を構成する。
【0006】又、上記ハブ8の中間部外周面で、上記複
列の外輪軌道11a、11bのうちの外側の外輪軌道1
1aに対向する部分には、内輪軌道17aを形成してい
る。更に、上記ハブ8の内端部外周面に形成した小径段
部18に、上記ハブ8と共に回転部材19を構成する、
内輪20を外嵌固定している。そして、この内輪20の
外周面に形成した内輪軌道17bを、上記複列の外輪軌
道11a、11bのうちの内側の外輪軌道11bに対向
させている。
【0007】これら各外輪軌道11a、11bと各内輪
軌道17a、17bとの間には、それぞれが転動体であ
る玉21、21を複数個ずつ、それぞれ保持器26、2
6により保持した状態で転動自在に設けている。この構
成により、背面組み合わせである複列アンギュラ型の玉
軸受を構成し、上記外輪6の内側に上記回転部材19
を、回転自在に、且つ、ラジアル荷重及びスラスト荷重
を支承自在に支持している。尚、上記外輪6の両端部内
周面と、上記ハブ8の中間部外周面及び上記内輪20の
内端部外周面との間には、それぞれシールリング22
a、22bを設けて、上記各玉21、21を設けた内部
空間と外部とを遮断している。更に、図示の例は、駆動
輪(FR車及びRR車の後輪、FF車の前輪、4WD車
の全輪)用の車輪用軸受ユニット5である為、上記ハブ
8の中心部に、スプライン孔23を形成している。そし
て、このスプライン孔23に、等速ジョイント24のス
プライン軸25を挿入している。
【0008】上述の様な車輪用転がり軸受ユニット5の
使用時には、図3に示す様に、外輪6をナックル3に固
定すると共に、ハブ8の取付フランジ13に、図示しな
いタイヤを組み合わせたホイール1及びロータ2を固定
する。又、このうちのロータ2と、上記ナックル3に固
定した、図示しないサポート及びキャリパとを組み合わ
せて、制動用のディスクブレーキを構成する。制動時に
は、上記ロータ2を挟んで設けた1対のパッドを、この
ロータ2の両側面に押し付ける。
【0009】一方、自動車の制動時にしばしば、ジャダ
ーと呼ばれる、不快な騒音を伴う振動が発生する事が知
られている。この様な振動の原因としては、ロータ2の
側面とパッドのライニングとの摩擦状態の不均一等、各
種の原因が知られているが、上記ロータ2の振れも、大
きな原因となる事が知られている。即ち、このロータ2
の側面はこのロータ2の回転中心αに対して、本来直角
となるべきものであるが、不可避な製造誤差等により、
完全に直角にする事は難しい。この結果、自動車の走行
時に上記ロータ2の側面は、多少とは言え、回転軸方向
(図3、4の左右方向)に振れる事が避けられない。こ
の様な振れ(図3、4の左右方向への変位量)が大きく
なると、制動の為に1対のパッドのライニングを上記ロ
ータ2の両側面に押し付けた場合に、上記ジャダーが発
生する。
【0010】この様な原因で発生するジャダーを抑える
為には、上記ロータ2の側面の軸方向の振れ(アキシア
ル振れ)を抑える(向上させる)事が重要となる。そし
て、この振れを抑える為には、上記ハブ8の回転中心α
に対する取付フランジ13の取付面(上記取付フランジ
13の片側面)の直角度を向上させると共に、この取付
面の形状精度を十分に確保する事が重要となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】但し、上記取付フラン
ジ13の取付面に上記ロータ2を固定すべく、上記取付
フランジ13に設けた複数の取付孔14に前記複数のス
タッド9の基端部外周面に設けたセレーション部15を
圧入するのに伴い、上記取付フランジ13の取付面で上
記各取付孔14の端部近傍部分が、凸方向に変形する可
能性がある。そして、この変形により、上記取付面に結
合固定した、上記ロータ2の振れが大きくなりがちにな
る。
【0012】これに対して、特開平11−294425
号公報には、取付フランジにスタッドを固定する事に伴
う、この取付フランジの取付面の変形に就いて考慮した
技術が記載されている。この公報に記載された従来技術
は、スタッドの基端部外周面に形成したセレーション部
を、この取付孔の軸方向中間部に位置させるものであ
る。より具体的には、取付フランジの両側面から上記セ
レーション部の端縁までの距離を、この取付フランジの
厚さの13%以上確保するとしている。
【0013】但し、この様に、上記取付フランジの両側
面から上記セレーション部の端縁までの距離を、上記取
付フランジの厚さの13%程度離しても、上記取付孔1
4の端部に面取りや凹部を形成しなかったり、又は、こ
の面取りや凹部の軸方向寸法が小さい場合には、上記取
付孔の内側に上記セレーション部を圧入するのに伴い、
上記取付面の一部で上記取付孔の端部近傍部分が、ジャ
ダー発生に影響を及ぼす程に変形する可能性がある。本
発明の回転体支持装置及び車輪用軸受ユニットは、この
様な事情に鑑みて発明したものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の回転体支持装置
は、前述した従来構造と同様に、外周面に取付フランジ
を有し、使用時に回転する回転部材と、上記取付フラン
ジの一部に、この取付フランジの両側面を貫通する状態
で形成された取付孔と、外周面にセレーション部を有
し、このセレーション部を上記取付孔の内側に圧入する
事により、上記取付フランジに固定されたスタッドとを
備える。そして、使用時に、このスタッド及びこのスタ
ッドに結合した結合部材により、上記取付フランジの片
側面に回転体を重ね合わせた状態で結合固定する。
【0015】特に、本発明の回転体支持装置に於いて
は、上記取付孔の軸方向両端部に設けられた、それぞれ
がこの取付孔と同心である1対の凹部を備える。そし
て、これら各凹部の内径を上記セレーション部の歯先円
の直径よりも大きくすると共に、上記各凹部の軸方向長
さを、上記取付フランジの一部で、上記取付孔の近傍部
分の厚さの10%以上としている。
【0016】又、本発明の車輪用軸受ユニットは、上記
回転体支持装置と、外周面に車体に固定する為の結合フ
ランジを、内周面に外輪軌道を、それぞれ有し、使用時
にも回転しない外輪と、回転部材の外周面で、取付フラ
ンジから外れた部分に設けられた内輪軌道と、上記外輪
軌道と内輪軌道との間に設けられた複数個の転動体とを
備える。そして、使用時に取付フランジの片側面に結合
固定する回転体を、制動装置を構成する制動用回転体と
している。
【0017】
【作用】上述の様に構成する本発明の回転体支持装置及
び車輪用軸受ユニットによれば、スタッドの基端部に設
けたセレーション部を取付フランジに形成した取付孔に
圧入する事に伴って、上記取付フランジに生じる変形
が、この取付フランジの取付面に迄及びにくくなる。従
って、この取付面の面精度を、ジャダー発生に影響を及
ぼさない程度に十分に確保できる。この為、上記取付フ
ランジの取付面に固定した制動用回転体等の回転体の振
れを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明の特徴は、回転部材1
9の外周面に設けた取付フランジ13の取付面27の面
精度を十分に確保して、この取付面27に結合固定する
制動用回転体等の回転体の振れを防止すべく、上記取付
フランジ13及びスタッド9の結合部の構造に工夫した
点にある。その他の車輪用軸受ユニット5の基本的構成
及び作用に就いては、前述の図3に示した従来構造と同
様である為、重複する図示並びに説明は省略若しくは簡
略にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0019】内輪20(図3)と共に回転部材19を構
成する、ハブ8の外周面には、車輪を構成するホイール
1、及び、制動用回転体であるロータ2(図3)を固定
する為の取付フランジ13を設けている。この取付フラ
ンジ13の円周方向複数個所で、上記ハブ8の回転中心
α(図3)をその中心とする同一円周上には、それぞれ
取付孔14aを形成し、これら各取付孔14aに、それ
ぞれスタッド9の基端部を圧入固定している。これら各
スタッド9は、その基端面に鍔部28を、外周面の基端
寄り部分にセレーション部15を、同じく先半部にナッ
ト10(図3)を固定する為の雄ねじ部16を、それぞ
れ形成している。
【0020】特に、本発明の場合には、上記取付孔14
aの軸方向両端部に、それぞれ断面が円形で、この取付
孔14aと同心である1対の凹部29a、29bを形成
している。これら各凹部29a、29bの内周面は、単
なる円筒面としている。そして、これら各凹部29a、
29bの内径d29a 、d29b を、上記取付孔14aの軸
方向中間部の内径d14a よりも大きくしている(d14a
<d29a 、d29b )。又、これら各凹部29a、29b
の内径d29a 、d29b を、上記セレーション部15の歯
先円の直径D15よりも大きくしている(d29a 、d29b
>D15)。又、上記取付孔14aの軸方向中間部の内径
14a を、上記セレーション部15の歯先円の直径D15
よりも小さくしている(d14a <D15)。
【0021】更に、上記各凹部29a、29bの軸方向
長さL29a 、L29b を、上記取付フランジ13の一部
で、当該取付孔14aの近傍部分の厚さT13の10%以
上としている(L29a 、L29b ≧0.1T13)。尚、本
例の場合には、上記セレーション部15の軸方向外端縁
(図1、2の右端縁)と上記雄ねじ部16の軸方向内端
縁(図1、2の左端縁)との間部分に、先端側(図1、
2の右側)に向かう程その外径が小さくなる方向に傾斜
した円すい面部30を設けて、上記雄ねじ部16の外径
16を上記セレーション部15の歯底円の直径D15´よ
りも小さくしている(D16<D15´)。
【0022】そして、前記スタッド9を上記取付孔14
aに、内側から外側(図1〜2の左から右)に挿通し、
上記セレーション部15を上記取付孔14aに圧入する
と共に、前記鍔部28の片側面を上記取付フランジ13
の内側面(図1、2の左側面)に突き当てている。
【0023】上述の様に構成する本発明の回転支持装置
及び車輪用軸受ユニットの場合、取付フランジ13に設
けた複数の取付孔14aの軸方向両端部に1対の凹部2
9a、29bを形成すると共に、これら各凹部29a、
29bの軸方向長さL29a 、L29b を、上記取付フラン
ジ13の一部で、当該取付孔14aの近傍部分の厚さT
13の10%以上としている(L29a 、L29b ≧0.1T
13)。この為、各スタッド9の基端部に設けたセレーシ
ョン部15を上記各取付孔14aに圧入する事に伴って
上記取付フランジ13に生じる変形が、この取付フラン
ジ13の外側面(図1、2の右側面)である、取付面2
7に迄及びにくくなって、この取付面27の面精度を、
ジャダー発生に影響を及ぼさない程度に十分に確保でき
る。
【0024】これに対して、上記各凹部29a、29b
の軸方向長さL29a 、L29b を、上記取付フランジ13
の厚さT13の10%よりも小さくした場合(L29a 、L
29b<0.1T13)には、上記セレーション部15を上
記取付孔14aに圧入する事に伴って、上記取付フラン
ジ13に生じる変形が、この取付フランジ13の取付面
27に迄及び易くなる。そして、この取付面27が、ジ
ャダー発生に影響を及ぼす程度に変形する可能性が生じ
る。本発明の場合には、上記各凹部29a、29bの軸
方向長さL29a 、L29b を、上記取付フランジ13の厚
さT13の10%以上としている(L29a 、L29b ≧0.
1T13)為、上記取付面27の面精度を、ジャダー発生
に影響を及ぼさない程度に十分に確保できる。従って、
この取付面27に固定したロータ2の振れを防止して、
制動時に発生する不快な騒音や振動を十分に抑制でき
る。又、上記各凹部29a、29bの軸方向長さL
29a 、L 29b の最大値は、上記セレーション部15と上
記取付孔14aとの嵌合強度を確保する面から規制す
る。例えば、上記取付孔14aの軸方向中間部で上記1
対の凹部29a、29bにより挟まれた部分と、上記セ
レーション部15とが嵌合する長さ(ラップ長さ)L
14a が、上記取付フランジ13の厚さT13の1/2未満
となる(L14a <0.5T13)と、上記嵌合強度を確保
する事が難しくなる為、上記ラップ長さL14a は上記厚
さT13の1/2以上(L14a ≧0.5T13)とする事が
好ましい。
【0025】尚、本発明の場合と異なり、上記取付孔1
4aの軸方向両端部に、上記各凹部29a、29bの代
わりに断面が直線である面取りを形成する事も考えられ
る。但し、この場合には、上記取付面27の面精度を十
分に確保する為に必要とする、上記取付孔14aの軸方
向に関する上記各面取りの長さの最小値が、上記取付フ
ランジ13の厚さT13の10%よりも相当に大きくな
る。この様に各面取りの長さの最小値が大きくなると、
上記取付孔14aの内周面とセレーション部15との嵌
合部の軸方向長さを十分に確保しにくくなり、この取付
孔14aの内側での上記スタッド9の回り止めを図れな
くなる可能性がある。本発明の場合には、上記取付孔1
4aの軸方向両端部に1対の凹部29a、29bを形成
している為、上記取付面27の面精度を十分に確保する
為に必要とする、上記取付孔14aの軸方向に関する上
記各面取りの長さの最小値を、上記取付フランジ13の
厚さT13の10%と、小さくする事ができる。従って、
本発明によれば、上記面取りを設けた場合に生じる不都
合を生じる事なく、上記取付面27の面精度を十分に確
保できる。尚、本例の場合には、上記取付フランジ13
の取付面27に、ロータ2を結合自在としているが、こ
の取付面27には、ドラムブレーキを構成するドラムを
結合自在とする事もできる。
【0026】
【発明の効果】本発明の回転体支持装置及び車輪用軸受
ユニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、
制動時に発生する不快な騒音や振動を十分に抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、図4に相当
する図。
【図2】スタッドと取付フランジとを分離した状態で示
す、図1と同様の図。
【図3】車輪用軸受ユニットの組み付け状態の1例を示
す断面図。
【図4】スタッドからナットを取り外した状態で示す、
図3のA部拡大断面に相当する図。
【符号の説明】 1 ホイール 2 ロータ 3 ナックル 4 支持孔 5 車輪用軸受ユニット 6 外輪 7 ボルト 8 ハブ 9 スタッド 10 ナット 11a、11b 外輪軌道 12 結合フランジ 13 取付フランジ 14、14a 取付孔 15 セレーション部 16 雄ねじ部 17a、17b 内輪軌道 18 小径段部 19 回転部材 20 内輪 21 玉 22a、22b シールリング 23 スプライン孔 24 等速ジョイント 25 スプライン軸 26 保持器 27 取付面 28 鍔部 29a、29b 凹部 30 円すい面部 31 通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に取付フランジを有し、使用時に
    回転する回転部材と、上記取付フランジの一部に、この
    取付フランジの両側面を貫通する状態で形成された取付
    孔と、外周面にセレーション部を有し、このセレーショ
    ン部を上記取付孔の内側に圧入する事により、上記取付
    フランジに固定されたスタッドとを備え、使用時に、こ
    のスタッド及びこのスタッドに結合した結合部材によ
    り、上記取付フランジの片側面に回転体を重ね合わせた
    状態で結合固定する回転体支持装置に於いて、上記取付
    孔の軸方向両端部に設けられた、それぞれがこの取付孔
    と同心である1対の凹部を備え、これら各凹部の内径を
    上記セレーション部の歯先円の直径よりも大きくすると
    共に、上記各凹部の軸方向長さを、上記取付フランジの
    一部で、上記取付孔の近傍部分の厚さの10%以上とし
    た事を特徴とする回転体支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した回転体支持装置と、
    外周面に車体に固定する為の結合フランジを、内周面に
    外輪軌道を、それぞれ有し、使用時にも回転しない外輪
    と、回転部材の外周面で、取付フランジから外れた部分
    に設けられた内輪軌道と、上記外輪軌道と内輪軌道との
    間に設けられた複数個の転動体とを備え、使用時に取付
    フランジの片側面に結合固定する回転体を、制動装置を
    構成する制動用回転体とした車輪用軸受ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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