JP2017120539A - 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置 - Google Patents

仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017120539A
JP2017120539A JP2015256990A JP2015256990A JP2017120539A JP 2017120539 A JP2017120539 A JP 2017120539A JP 2015256990 A JP2015256990 A JP 2015256990A JP 2015256990 A JP2015256990 A JP 2015256990A JP 2017120539 A JP2017120539 A JP 2017120539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
charge
billing
terminal device
virtual currency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015256990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6697877B2 (ja
Inventor
正樹 内田
Masaki Uchida
正樹 内田
恩田 明生
Akio Onda
明生 恩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bandai Namco Entertainment Inc
Bandai Namco Studios Inc
Original Assignee
Bandai Namco Entertainment Inc
Bandai Namco Studios Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bandai Namco Entertainment Inc, Bandai Namco Studios Inc filed Critical Bandai Namco Entertainment Inc
Priority to JP2015256990A priority Critical patent/JP6697877B2/ja
Publication of JP2017120539A publication Critical patent/JP2017120539A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6697877B2 publication Critical patent/JP6697877B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】実際のシステム運用時におけるビジネスの事情を加味しつつ、仮想通貨を適切に管理する仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置を提供する。【解決手段】仮想通貨管理システム1は、ユーザがチャージを行ったチャージ用端末装置10−1〜10−nの設置施設と同一の運営事業者が運営される施設において、特典付与としてゲームをプレイした場合に、特別な画像制御や音声制御を実行し、特別なキャラクタの利用を許可し、又は、特別ステージのプレイを可能にゲーム端末装置20−1〜20−nを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子マネー等の仮想通貨の入出金等を管理する仮想通貨管理装置及びプログラムなどに関する。
近年、電子マネー等の仮想通貨が普及し、各種商品及びサービスの料金を支払う際に仮想通貨を利用可能な施設(例えば、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、レストラン等)が増加している。
また、最近では、仮想通貨を用いて、ゲームセンターなどの各種アミューズメント施設におけるゲーム料金を決済するためのシステムも提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3)。
特に、特許文献1に記載のシステムは、各ユーザ(ゲームプレーヤ)の仮想通貨の残高を管理するため、ネットワーク上のサーバ装置にて、各ユーザを識別するためのユーザIDと対応付けて、当該ユーザの仮想通貨の残高を保持する口座に関する情報を管理するようになっている。
また、当該システムは、仮想通貨をチャージ(入金)するための端末装置(以下、「チャージ用端末装置」という。)を用いてユーザが自身の所持するICカードなどの記憶媒体にチャージを行うと、当該チャージ金額を示す情報を、当該ユーザのユーザIDと対応付けて、入金金額に対応する仮想通貨を、対応するユーザの口座の残高に加算するようになっている。
そして、当該システムは、ユーザがゲーム端末装置を用いて所定のゲームをプレイする際に、当該ゲーム端末装置によって読み取ったICカードのカードIDに基づいてユーザ認証を実行し、該当するユーザの口座から、仮想通貨を減額して、ゲームのプレイを開始させる構成を有している。
また、このシステムにおいては、ユーザのプレイデータをサーバ装置にて管理し、当該ユーザがゲームをプレイする際に利用することができるようになっている。
一方、特許文献2の記載のシステムは、ゲーム端末装置を用いてゲームをプレイする際に、ゲームカードに基づいて課金を行うととともに、チャージ用入金額を設置施設別に集計して各施設それぞれの入金総額を算出し、算出した各施設それぞれの入金総額に基づいて、各施設から徴収する課金額を算出する構成が記載されている。
特開2009−111258号公報 特開2009−213735号公報 特許4951648号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のシステムにあっては、仮想通貨を導入することによって課金管理が手軽になるものの、仮想通貨のチャージを行う施設や当該施設を
管理及び運営(以下、「運営」という。)する事業者と、当該仮想通貨に基づく課金が行われる店舗や施設、又は、当該施設を運営する事業者と、が異なる場合における、各運営事業者に対する収益性に関する配慮が必ずしも十分ではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザに特典というインセンティブを与えることによって仮想通貨の流通をコントロールし、仮想通貨のチャージ及び消費に基づく事業者又は施設の収益性の確保及びその向上を図り、適切なビジネス環境を提供することが可能なサーバ装置、プログラム及び仮想通貨管理システムを提供することにある。
(1)上記課題を解決するため、本発明は、
ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行するチャージ用端末装置から取得する情報であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、当該チャージ用端末装置の識別情報を示す第2のIDとともに、チャージ情報として、取得する第1取得手段と、
前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する第2取得手段と、
前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段と、
特定の前記チャージ用端末装置の第2のIDに第3のIDが関連付けられた第2関連付けデータが記憶される第2の記憶手段と、
前記チャージ用端末装置から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段と、
前記チャージ処理の実行時に、第2のIDを、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段と、
前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段と、
前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置と、前記チャージ装置と、の関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段と、
前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段と、
を備える構成を有している。
この構成により、本発明は、ユーザがチャージを行ったチャージ用端末装置と、ユーザへの課金を行う課金用端末装置との関連性の判定を、課金処理の実行時に行うことができるので、例えば、仮想通貨をチャージしたチャージ端末装置と同一施設や特定のグループなどの対応付けられた課金端末装置において課金された場合に、当該チャージ用端末装置と当該課金用端末装置との関連性が所与の条件を具備すると判断し、所与の制御として、例えば、ユーザへのボーナスチャージやポイントの付与、物理的若しくは電子的なクーポンやアイテムの提供、課金の割引などを付与する制御を実行することができる。
したがって、IDを用いてチャージ端末装置に課金用端末装置を関連付けることによっ
て、仮想通貨のチャージを行うこと及びその課金が行なわれることの連動性に基づくメリットをユーザに提供することができる。
例えば、本発明は、チャージを実行した特定のチャージ端末装置と同一施設内や特定のグループなど、当該特定のチャージ端末装置に対応付けられた課金用端末装置によって課金された場合に、ボーナス課金やポイントの付与などメリットをユーザに提供するなど、対応付けられた課金端末装置の使用や仮想通貨の更なる課金を促すことができる。
この結果、本発明は、例えば、仮想通貨をチャージした店舗や施設で当該仮想通貨の消費を促すことによって、仮想通貨の流通をコントールすることができるので、ユーザの利便性を図りつつ、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図ることができるという、適切なビジネス環境を提供することができる。
なお、前記第1のIDは、ユーザを識別するためのIDであればよく、例えばユーザを直接的に特定するユーザID、又は、ユーザを間接的に特定するID(例えば、ユーザが所持するカードなどの媒体のIDであって、媒体毎にユーザに関連つけて記憶されている媒体ID)であってよい。例えば、ユーザを直接的に特定するユーザIDには、ユーザに固有に付与されたIDの他に、ユーザ毎に事前に登録された指紋、虹彩、静脈及び声紋などの生態認証IDであってもよい。
また、「特定の前記チャージ用端末装置の第2のIDに第3のIDが関連付けられた」とは、チャージ端末装置と、同一施設内や予め定められた特定のグループなど、管理者が仮想通貨のチャージや課金を促すために当該チャージ端末装置に対応付けた課金用端末装置を、IDを用いて関連付けることを意味し、課金用端末装置は一台でも複数台でもよい。
さらに、判定処理における所与の条件は、ユーザに特典を付与するための条件であり、具体的には、チャージ用端末装置と課金用端末装置の関係を基準に、
(A)仮想通貨のチャージが実行された際にチャージ処理毎に記憶されたチャージ履歴、(B)当該仮想通貨に基づく課金を実行された際に課金処理毎に記憶された課金履歴、
(C)ユーザに対応付けて記憶された他のユーザとの複数人プレイの複数人プレイ履歴、

(D)複数人プレイを行った他のユーザの加算額の履歴及び当該他のユーザの課金額の履歴の少なくともいずれか一の履歴に関する条件である。
例えば、所与の条件には、
(1)仮想通貨をチャージしたチャージ用端末装置(具体的にはID)と当該チャージした仮想通貨に基づく課金を実行した課金用端末装置(具体的にはID)とが関連付けて記憶されていること、
(2)(1)の場合であって、課金後の最初のチャージが(1)におけるチャージ用端末装置によって実行されたこと、当該チャージ用端末装置によって一定期間内にチャージが実行されたこと、当該チャージ用端末装置によって一定額以上のチャージが実行されていること、及び、これらの組み合わせ、
(3)(1)の場合であって、課金を実行した際の課金用端末装置と同一の課金用端末装置、又は、同一施設や同一のグループなど当該課金を行った課金用端末装置に対応付けられている課金端末装置で更に課金が実行されたこと、当該課金が一定期間内に実行されていること、当該課金が一定額以上実行されていること、及び、これらの組み合わせ、
(4)(1)の場合であって、課金を実行した際の課金用端末装置と同一の課金用端末装置、又は、当該課金を行った課金用端末装置に対応付けられている課金用端末装置において、一定回数以上の他のユーザとゲームプレイ(複数人プレイ)などの課金処理が実行さ
れていること、一定数以上の他のユーザとゲームプレイなどの課金処理を実行していること、一定期間内に他のユーザとのゲームプレイなどの課金処理が実行されていること、及び、これらの組み合わせ、
(5)(1)〜(4)の場合であって、予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが実行されたこと、
(6)(5)の場合であって、特定の条件(例えば、予め定められた額やポイント、予め定められた期間又はその双方が消費されたこと)が具備したこと、並びに
(7)(5)又は(6)の場合であって、当該チャージ単位において未だ特典を付与していないこと、
などが含まれる。
そして、判定処理による判定結果に基づいて所与の制御は、例えば、ユーザに特典を付与するために、チャージ用端末装置又は課金用端末装置を制御するための制御である。
(2)また、本発明は、
前記関連付け手段が、
前記チャージ処理が実行される毎に、前記チャージ情報に含まれるチャージ用端末装置の第2のIDを特定し、当該特定したチャージ用端末装置に関連付けて、当該チャージ処理に関するデータを前記第3の記憶手段に第1ログデータとして記憶し、
前記判定手段が、
前記所与の条件として、前記チャージ処理毎に記憶された第1ログデータが特定の条件を満たすか否かを判定することを含む前記判定処理を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨のチャージが行われる毎に、例えば、加算額又は当該チャージが実行された時期などのチャージに関する情報をチャージ履歴(第1ログデータ)として生成して管理することができる。
したがって、本発明は、例えば、チャージを行ったチャージ用端末装置が設置される施設や店舗において、ユーザが一定の仮想通貨を消費した場合、又は、一定の金額を仮想通貨としてチャージをした場合などを特定の条件を満たすとして、例えば、アイテムの付与、商品代金、又は、ゲームのプレイ料金の割引などを特典として実行することができる。
(3)また、本発明は、
前記第1ログデータには、該当するチャージ処理時に加算された前記加算額情報及び当該チャージ処理が実行された時期の少なくともいずれか一方のデータを含む、構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨のチャージが行われる毎に、第1ログデータとして、加算額又は当該チャージが実行された時期をチャージに関する情報として生成して管理するため、これらの管理情報を、所定の制御を実行するための所定の条件を満たすか否かの判断情報として用いることができるとともに、例えば、アイテムの付与、商品代金、又は、ゲームのプレイ料金の割引などをユーザに特典として付与する処理を実行する際のバリエーションを増やすことができる。
(4)また、本発明は、
前記判定手段が、
前記課金処理が実行される毎に、該当する含まれる第3のIDの課金用端末装置を特定し、当該特定した課金用端末装置に関連付けて、当該課金処理に関するデータを前記第3の記憶手段に第2ログデータとして記憶し、
前記所与の条件として、前記課金処理毎に記憶された第2ログデータが特定の条件を満
たすか否かを判定することを含む前記判定処理を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨による課金が行われる毎に、例えば、該当する課金処理時に課金された課金額情報及び当該課金処理が実行された時期などの課金に関する情報をチャージ履歴(第2ログデータ)として生成して管理することができる。
したがって、本発明は、特定のチャージ端末装置によってチャージされた仮想通貨を、当該チャージ端末装置に対応付けられた課金端末装置によって消費された場合であって、当該ユーザが一定の頻度で仮想通貨を消費した場合、又は、当該仮想通貨の消費度合いが一定条件を満たした場合などを、特定の条件を満たすとして、例えば、アイテムの付与、商品代金、又は、ゲームのプレイ料金の割引などを特典として実行することができる。
(5)また、本発明は、
前記第2ログデータには、該当する課金処理時に課金された課金額情報及び当該課金処理が実行された時期の少なくともいずれか一方のデータを含む、構成を有している。
この構成により、本発明は、課金が実行される毎に、第2ログデータとして、課金額又は当該課金処理が実行された時期を課金に関する情報として生成して管理するため、これらの管理情報を、所定の制御を実行するための所定の条件を満たすか否かの判断情報として用いることができるとともに、例えば、アイテムの付与、商品代金、又は、ゲームのプレイ料金の割引などをユーザに特典として付与する処理を実行する際のバリエーションを増やすことができる。
(6)また、本発明は、
前記判定手段が、
前記ユーザによって前記チャージ用端末装置を介して仮想通貨における予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが実行される毎に、前記所与の条件を満たすか否かを判定する前記判定処理を実行し、
前記制御手段が、
前記所与の条件を満たした場合に、前記所与の制御を実行する、構成を有している。
この構成により、本発明は、予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが実行される毎に、例えば、同一施設内や特定のグループにおけるチャージ用端末装置と課金用端末装置と用いて仮想通貨のチャージとその課金が実行されるなどの所与の条件を満たした場合に、所与の制御を実行することができるので、同一施設内や同一施設内におけるチャージ用端末装置と課金用端末装置と用いて仮想通貨のチャージとその課金が実行されるように、ユーザにこれらの使用を促すことができる。
例えば、チャージ単位が所定の額(例えば、1000ポイント)の場合であって、当該所定の額がチャージされ、かつ、予め定められた額(例えば、500ポイント)、予め定められた期間(例えば、チャージした当日のみ)又はその双方が消費された場合に、アイテムの付与、商品代金、ゲームのプレイ料金の割引、仮想通貨の付与などをユーザに特典として付与するなどの所与の制御を実行させることができる。
すなわち、本発明は、特典などをインセンティブとして、チャージ端末装置と同一施設や特定のグループなどの当該チャージ端末装置に関連付けられた課金端末装置に特定のユーザが一定の金額を消費するなどを特定の条件を満たすとして、例えば、アイテムの付与、商品代金、又は、ゲームのプレイ料金の割引などを特典として実行することができる。
したがって、本発明は、例えば、特定のチャージ端末装置によってチャージされた仮想
通貨に基づいて、当該チャージ端末装置に対応付けられた課金端末装置によって一定の金額を課金した場合など、加算額又は当該チャージが実行された時期などのチャージに関する情報をチャージ履歴(第1ログデータ)として生成して管理することができる。
(7)また、本発明は、
前記所与の条件が前記課金額に基づく条件である場合に、
前記判定手段が、
前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、当該チャージに基づく課金額が特定の条件を満たすか否かを判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、予め定められたチャージ単位の仮想通貨がチャージされたチャージ用端末装置と同一施設又は特定グループなどの対応付けられた課金用端末装置によって課金が実行された場合であって、課金額又はチャージ後に積算した課金額が所与の条件を満たす場合に、例えば、課金時にアイテムの付与、商品代金、ゲームのプレイ料金の割引、仮想通貨の付与などをユーザに特典として付与するなどの所与の制御を実行させることができる。
したがって、本発明は、インセンティブを付与することができるので、課金処理にインセンティブを連動させることができるとともに、所与の制御によって得られるインセンティブに基づいて、同一施設内や特定グループにおけるチャージ用端末装置と課金用端末装置と用いて仮想通貨のチャージとその課金の実行を促すことができる。
(8)また、本発明は、
前記判定手段が、
前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、既に前記所与の制御が実行されたか否かを判定し、前記所与の制御が未実行の場合に、前記所与の条件を具備するとして判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、予め定められたチャージ単位の仮想通貨がチャージされたチャージ用端末装置に対応付けられた課金用端末装置によって課金が実行された場合であって、未だ所与の制御が実行されていない場合にはユーザ特典の付与などの所与の制御を実行する一方、既に所与の制御が実行されている場合には新たに所与の制御を不実行とすることができる。
したがって、本発明は、所与の制御によって得られるインセンティブをコントロールすることによって、過大なインセンティブを抑制しつつ、仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上のバランスを図ることができる。
(9)また、本発明は、
前記所与の条件が前記課金額に基づく条件である場合に、
前記判定手段が、
前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記チャージ用端末装置における所与の金額の仮想通貨のチャージが実行される毎に、前記課金用端末装置における課金処理又は当該課金処理と連動して課金用端末装置によって実行される所与の処理が前記所与の条件を満たすか否かを判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、予め定められたチャージ単位の仮想通貨がチャージされた
チャージ用端末装置に対応付けられた課金用端末装置によって課金が実行され、かつ、例えば、課金額又はチャージ後に積算した課金額の積算が所与の条件を満たす場合に、課金後にさらにチャージを行うなどの所定のタイミングに、アイテムの付与、商品代金、ゲームのプレイ料金の割引、仮想通貨の付与などをユーザに特典として付与するなどの所与の制御を実行させることができる。
したがって、本発明は、インセンティブを付与することができるので、課金処理やチャージ処理にインセンティブを連動させることができるとともに、所与の制御によって得られるインセンティブに基づいて、同一施設内や特定のグループにおけるチャージ用端末装置と課金用端末装置と用いて仮想通貨のチャージとその課金の実行を促すことができる。
(10)また、本発明は、
前記判定手段が、
前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、当該チャージが既に前記所与の制御が実行されたか否かを判定し、前記所与の制御が未実行の場合に、前記所与の条件を具備するとして判定する、構成を有している。
この構成により、本発明は、予め定められたチャージ単位の仮想通貨がチャージされたチャージ用端末装置に対応付けられた課金用端末装置によって課金が実行され、かつ、例えば、課金額又はチャージ後に積算した課金額の積算が所与の条件を満たす場合であって、未だ所与の制御が実行されていない場合には、課金後にさらにチャージを行うなどの所定のタイミングに、ユーザ特典の付与などの所与の制御を実行し、既に所与の制御が実行されている場合に、新たに所与の制御を不実行とすることができる。
したがって、本発明は、インセンティブを付与することができるので、課金処理やチャージ処理にインセンティブを連動させることができるとともに、所与の制御によって得られるインセンティブに基づいて、同一施設内や特定のグループにおけるチャージ用端末装置と課金用端末装置と用いて仮想通貨のチャージとその課金の実行を促すことができる。
(11)また、本発明は、
前記判定処理による判定結果に基づいて実行される所与の制御として、
前記チャージ処理の実行時に前記チャージ用端末装置における演出制御、
前記課金処理の実行時に前記課金用端末装置における演出制御、
物理的又は電子的なアイテムの提供、
前記チャージ処理における加算額の加算に関する特典の提供、
前記課金処理における課金に関する特典の提供、及び、
前記課金処理に基づいて実行される所与の処理に関する特典の提供、
の少なくともいずれかが含まれる、構成を有している。
この構成により、本発明は、例えば、キャラクタグッズ、フィギュア等の物理的なアイテムのプレイゼント、ゲームにおいて利用可能な電子的なアイテムのプレイゼントの他に、仮想通貨のプレイゼントやサービスのためのポイントやクーポン付与、課金時(消費時)における割引や特別処理の提供を行うことができるので、例えば、同一施設や特定のグループなど対応付けられたチャージ端末装置と課金端末装置とにおいて仮想通貨のチャージと消費を実行させるように、上述のようなユーザに特典というインセンティブを与えるができるので、仮想通貨の流通をコントールし、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図ることができる。
(12)また、本発明は、
前記課金用端末装置が、前記課金処理に基づいて前記課金対象ユーザによるゲームプレイを可能とするゲーム端末装置である、構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨を用いてユーザにゲームをプレイさせることができるので、ユーザにおける仮想通貨の消費を簡易に管理させることができるとともに、手軽にゲームを実行させることができる。
(13)また、本発明は、
コンピュータを、
ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行するチャージ用端末装置から取得する情報であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、当該チャージ用端末装置の識別情報を示す第2のIDとともに、チャージ情報として、取得する第1取得手段、
前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する第2取得手段、
前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段、
特定の前記チャージ用端末装置の第2のIDに第3のIDが関連付けられた第2関連付けデータが記憶される第2の記憶手段、
前記チャージ用端末装置から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段、
前記チャージ処理の実行時に、第2のIDを、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段、
前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段、
前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置と、前記チャージ装置と、の関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段、及び、
前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段、
として機能させる構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨をチャージしたチャージ端末装置と同一施設や特定のグループなどの対応付けられた課金端末装置において当該チャージされた仮想通貨の消費を促すことによって、仮想通貨の流通をコントールすることができるので、ユーザの利便性を図りつつ、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図ることができるという、適切なビジネス環境を提供することができる。
(14)また、本発明は、
ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行する手段であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、チャージ情報として、取得するチャージ操作手段と、
前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のI
D及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する課金情報取得手段と、
前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段と、
前記チャージ操作手段から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段と、
前記チャージ処理の実行時に、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段と、
前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段と、
前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置との関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段と、
前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段と、
を備える構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨をチャージしたチャージ端末装置と同一施設や特定のグループなどの対応付けられた課金端末装置において当該チャージされた仮想通貨の消費を促すことによって、仮想通貨の流通をコントールすることができるので、ユーザの利便性を図りつつ、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図ることができるという、適切なビジネス環境を提供することができる。
(15)また、本発明は、
コンピュータを、
ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行する手段であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、チャージ情報として、取得するチャージ操作手段、
前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する課金情報取得手段、
前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段を管理する第1の管理手段、
前記チャージ操作手段から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段、
前記チャージ処理の実行時に、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段、
前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段、
前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置との関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段、及び、
前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段、
として機能させる構成を有している。
この構成により、本発明は、仮想通貨をチャージしたチャージ端末装置と同一施設や特定のグループなどの対応付けられた課金端末装置において当該チャージされた仮想通貨の消費を促すことによって、仮想通貨の流通をコントールすることができるので、ユーザの利便性を図りつつ、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図ることができるという、適切なビジネス環境を提供することができる。
一実施形態の仮想通貨管理システムの構成を示すシステム構成を示す図である。 一実施形態の仮想通貨管理システムにおける各フェーズの動作概要を説明するための図である。 一実施形態の管理用サーバ装置の構成を示す機能ブロックである。 一実施形態の記憶部に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。 一実施形態のユーザ情報に含まれる口座情報のチャージ履歴情報の一例を示す図である。 一実施形態のユーザ情報に含まれる口座情報の課金履歴の一例を示す図である。 一実施形態の記憶部に記憶される端末関係性情報の一例を示す図である。 一実施形態のチャージ用端末装置の構成を示す構成ブロック図である。 一実施形態のゲーム端末装置の機能ブロックの一例である。 一実施形態のチャージ用端末装置における仮想通貨のチャージを行う際の動作を示すフローチャートである。 一実施形態の管理用サーバ装置における仮想通貨のチャージを行う際の動作を示すフローチャートである。 一実施形態のチャージ用端末装置における想通貨に基づく課金に関する動作(シングルプレイ)を示すフローチャートである。 一実施形態の管理用サーバ装置における想通貨に基づく課金に関する動作(シングルプレイ)を示すフローチャートである。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
なお、以下の実施形態は、ネットワークを介して構築される仮想通貨管理システムに含まれるチャージ用端末装置、ゲーム端末装置及び管理用サーバ装置を有するシステムに対し、本発明の仮想通貨管理装置、チャージ用端末装置及びプログラムを適用した場合の実施形態である。
[1]仮想通貨管理システムの概要及びその構成
まず、図1を用いて本実施形態における仮想通貨管理システム1の概要及びその構成について説明する。なお、図1は、本実施形態の仮想通貨管理システム1のシステム構成を示す図である。
本実施形態の仮想通貨管理システム1は、例えば、アミューズメント施設などの施設において、残高情報などの各種の情報が記憶されるカード型の記憶媒体(以下、「ICカード」という。)70を用いて仮想通貨を利用可能にし、当該仮想通貨を用いてユーザに各種のゲームを提供するシステムである。
特に、本実施形態の仮想通貨管理システム1は、施設内で使用可能な仮想通貨の発行又はその管理をし、施設を管理する事業者(以下、「運営事業者」という。)において、当該仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図るために、例えば、ボーナスチャージやポイントの付与、物理的若しくは電子的なクーポンやアイテムの提供、課金の割引など、仮想通貨のチャージやその課金を行うことに基づく特典というインセンティブをユーザに与えつつ、運営事業者における仮想通貨のチャージ及び消費(課金)を管理するための構成を有している。
具体的には、仮想通貨管理システム1は、ユーザや施設管理者の操作に基づいて仮想通貨のチャージを行うためのチャージ用端末装置10と、仮想通貨を用いて課金を行う課金用端末装置であってユーザにゲームを提供するゲーム端末装置20と、仮想通貨の管理を行うサーバ装置(以下、「管理用サーバ装置」という。)40と、を有している。
また、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20は、原則的には複数設置されているとともに、各ゲーム端末装置20は、同一又はそれぞれ異なるゲームを実行すること可能に構成されている。ただし、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20とも1台以上あればよい。
なお、チャージ用端末装置10、ゲーム端末装置20及び管理用サーバ装置30は、それぞれ、直接又はルータなどを介して、インターネットなどのネットワーク60と接続される。また、管理用サーバ装置30は、他の施設、又は、当該施設及び他の施設における管理用サーバ装置30、又は、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20を仮想通貨の管理を含めて各施設における仮想通貨管理システム1を管理する図示しないシステム管理サーバ装置にネットワーク60を介して接続されていてもよいし、チャージ用端末装置10又はゲーム端末装置20は、直接、ネットワーク60を介して当該図示しないシステム管理サーバ装置に接続されていてもよい。
一方、本実施形態の仮想通貨管理システム1は、このような構成を有することによって(1)仮想通貨のチャージ
(2)仮想通貨に基づく課金(例えばゲームプレイによる仮想通貨の消費)、及び、
(3)特典の提供
の各フェーズにおいて種々の処理を実行し、ユーザに特典というインセンティブを与えて同一施設内などの仮想通貨の流通をコントールし、運営事業者における仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図り、適切なビジネス環境を提供することができるようになっている。
例えば、仮想通貨を他の施設においても使用可能な場合に、任意の施設において仮想通貨をチャージしたものの、当該チャージされた仮想通貨が当該施設で使用されない場合には、本来ユーザにゲームを提供して収益を得る運営事業者としては本来の利益構造を維持することができなくなる可能性も高い。
特に、仮想通貨は、実際に商品を販売し、又は、サービスを提供し、課金を行った場合にのみ、運営事業者は現金を得るものであるため、チャージ用端末装置10の設置による集金等の手数料のみでは、十分な収益を確保することができず、自身の施設内において、仮想通貨をユーザに消費して貰う必要がある。
また、チャージが行われた際の手数料に比べて,仮想通貨に基づく課金が実行された場合に、当該課金を実行した運営事業者の収益は大きいので、運営事業者においては、自身の施設内にてチャージされた仮想通貨を自身の施設内にて消費して貰うことが非常に重要となっている。
そこで、本実施形態の仮想通貨管理システム1は、チャージ用端末装置10とゲーム端末装置20とを関連付けて管理をするとともに、ユーザに特典というインセンティブを与えることによってゲーム端末装置20における仮想通貨の消費やチャージ用端末装置10における当該仮想通貨のチャージの促進を図りつつ、当該仮想通貨の流通をコントールし、事業者又は施設の仮想通貨に基づく収益の確保及びその向上を図り、適切なビジネス環境を提供することができるようになっている。
チャージ用端末装置10は、ユーザの指示に従って、当該ユーザの所有する仮想通貨管理用の口座に対する仮想通貨のチャージ(入金)を行うための処理を実行し、管理用サーバ装置30に対して、仮想通貨のチャージを要求するためのチャージ要求を送信し、当該チャージ要求に基づいて受信した情報をICカード70に記憶させ、又は、チャージ要求に基づく入金に関する情報を当該ICカード70の識別情報(例えば、後述のカードID)とともに管理用サーバ装置30などに形成されたデータベースに記憶させる構成を有している。
特に、チャージ用端末装置10は、所定の場所に挿入されたICカード70から予め登録されたユーザIDを読み取る機能及びユーザやオペレータに操作を入力するための機能を有している。
ゲーム端末装置20は、例えばチャージ用端末装置10と同一の施設に設置された業務用のゲーム機(いわゆる、アーケードゲーム機)であり、ユーザへの課金に際して用いられる端末装置であって、ユーザにゲームをプレイさせる際に、管理用サーバ装置30と連動し、ゲームプレイの対価として課金を行う。
特に、ゲーム端末装置20は、ユーザに対して仮想通貨に基づく課金を行うことによって各種のゲームをユーザにプレイさせるようになっており、ゲームプレイの開始時に、管理用サーバ装置30に仮想通貨の課金要求を送信し、ユーザが仮想通貨用の口座に有している仮想通貨を消費させるとともに、当該仮想通貨の消費に対してゲームを提供する構成を有している。
管理用サーバ装置30は、例えば、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20と同一の施設内に設定されるサーバ装置であって、各ユーザの保有する口座への仮想通貨のチャージ及び消費を管理するためのサーバ装置である。ただし、管理用サーバ装置30は、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20が設置された施設と異なる施設(すなわち、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20が設置された施設外)に設置されていてもよい。
特に、管理用サーバ装置30は、主に、
(1)チャージ用端末装置10から送信された情報に基づいて、該当する口座情報の口座の残高に対して所定の加算額を加算するチャージ処理、
(2)ゲーム端末装置20から送信された情報に基づいて、該当する口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき課金額を減算する課金処理、
(3)課金処理の実行時に、当該ゲーム端末装置20と、当該課金処理によって特定され
た口座情報又はユーザIDに関連付けられているチャージ用端末装置10と、の関連性が、同一施設又は特定のグループなど予め定められた関係性を有しているか否かなど、特典を付与するための特典付与条件(所与の条件)を満たすか否かを判定する特典付与判定処理、
(4)特典付与判定処理による判定結果に基づいて特典の付与などチャージ用端末装置10又はゲーム端末装置20に対して所与の制御を実行する制御処理、
を実行する構成を有している。
また、管理用サーバ装置30は、仮想通貨の発行管理及び各ユーザにおけるICカード70に基づく仮想通貨の残高管理を含む各種の管理を行うとともに、チャージや課金などの仮想通貨の流通に関する管理、及び、チャージ用端末装置10や施設又は特定のグループにおける仮想通貨における現金決済などの仮想通貨の精算を実行する際に用いられる。
なお、仮想通貨管理システム1は、他のシステムを含むネットワークシステムに接続される場合には、仮想通貨の発行管理、ICカード70の残高管理、仮想通貨の流通に関する管理及び仮想通貨の精算に関する処理については図示しない他のサーバ装置によって実行されてもよい。
[2]仮想通貨管理システムにおける各フェーズの動作概要
次に、図2を用いて本実施形態の仮想通貨管理システム1における各フェーズの動作概要システムの動作概要について説明する。なお、図2は、本実施形態の仮想通貨管理システム1における各フェーズの動作概要を説明するための図である。
本実施形態の仮想通貨管理システム1は、
(1)仮想通貨を用いるためのICカード70の発行
(2)ICカード70を用いた仮想通貨のチャージ
(3)ICカード70を用いた仮想通貨に基づく課金
(4)特典の付与
(5)特典の管理と仮想通貨の管理・精算
の各フェーズにおいて各処理を実行するための構成を有している。
[2.1]ICカードの発行
まず、本実施形態における仮想通貨を用いるためのICカード70の発行ICカードの発行について説明する。
ICカード70は、ユーザが仮想通貨を利用する際に用いられるものであり、当該ユーザが仮想通貨を利用する前に、ユーザの要求に基づいて、運営事業者によって施設に設置されている券売機(図示しない)又は施設のオペレータに依頼することによって発行される(図2の[1])。なお、他の施設で発行されたICカード70も使用可能にしてもよい。
また、ICカード70は、所有しているユーザ(購入したユーザ)の口座の残高に対する入出金の管理を行うため、チャージ用端末装置10、ゲーム端末装置20及び管理用サーバ装置30と連動して、当該ICカード70のID(以下、「カードID」という。)と、ユーザによって設定されたユーザID及びユーザの口座情報と、など事前に記憶された情報と対応付けることが可能な構成を有している。
特に、ICカード70の発行時には、自動的に又は手作業により、ユーザの各種の情報に基づいて、口座開設のための各登録が実行され、発行されるICカード70のカードID及びユーザIDと、ユーザの口座情報と、が関連付けられた情報(以下、「ユーザ情報
」又は「第1関連付けデータ」という。)が管理用サーバ装置30内に生成されて記憶される(図2の[2])。
なお、ICカード70は、物理的なカードであってもよいし、スマートフォンなどの携帯情報通信端末装置に電子的に組み込まれていてもよい。また、ICカード70は、ユーザに貸し出されていてもよいし、また、買い取らせてもよく、無料又は有償で配布されてもよい。そして、ICカード70には、ユーザ又は施設のオペレータの操作に基づいて仮想通貨のチャージするためのチャージ処理が実行されると、当該ユーザの仮想通貨管理用の口座にチャージした金額分の仮想通貨(すなわち、仮想通貨情報)が追加され、自己の仮想通貨の残高の情報が管理用サーバ装置30内に記憶される。
また、以下の説明においては、ユーザの特定に関しては、ICカード70に予め記憶されたユーザIDを用いて説明するが、当該ユーザIDに代えてカードIDを、ユーザを識別するためのIDとして用いてもよいし、チャージ用端末装置10においてユーザがユーザIDを入力し、当該入力されたユーザIDを用いてもよい。
[2.2]仮想通貨のチャージ
次に、仮想通貨のチャージを実行するフェーズにおけるチャージ用端末装置10及び管理用サーバ装置30について説明する。
チャージ用端末装置10は、仮想通貨のチャージを実行するフェーズにおいては、ユーザの操作に基づいてICカード70を用いて管理用サーバ装置30に対するチャージ要求を送信するようになっている。
具体的には、チャージ用端末装置10は、チャージ要求を行う場合には、ICカード70からユーザIDを読み出すとともに(図2の[3])、ユーザの操作に従って、ユーザID(以下、「第1のID」ともいう。)、及び、チャージする金額(すなわち、口座残高に加算する加算額)の情報(以下、「加算額情報」という。)を取得すると(図2の[4])、取得したユーザID及び加算額情報を、自機の固有の識別情報を示すID(以下、「チャージ用端末装置ID」又は「第2のID」という。)とともに、チャージ情報として、チャージ要求に添付させて管理用サーバ装置30に送信するようになっている(図2の[5])。
なお、本実施形態においては、チャージ情報には、ユーザが予め設定した認証コードが含まれており、チャージ用端末装置10は、認証コードに基づいて管理用サーバ装置30との認証を実行し、認証後に、チャージ情報に基づいて、管理用サーバ装置30と連動し、各種のチャージ処理を実行するようになっている。また、認証コードは、例えば、仮想通貨の不正使用を防止するために設定された少なくとも所定の桁数の英数字又は記号からなる文字列である。
一方、管理用サーバ装置30は、チャージ要求が送信された場合に、予め記憶されているユーザ情報に基づいて、チャージ情報に含まれるユーザIDに関連付けられる口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対してチャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行して、該当するユーザの仮想通貨における口座の残高を更新するようになっている(図2の[6])。
また、管理用サーバ装置30は、チャージ処理が実行される毎に、特定したチャージ用端末装置IDを含むチャージ処理を実行した際に用いたチャージ金額及び時期などのチャージ処理に関する情報をログデータとして(以下、「チャージ履歴情報」又は「第1ログデータ」という。)として記憶(登録)するようになっている。
なお、本実施形態においては、記憶されているユーザ毎のチャージ履歴情報は、上記の特典付与判定処理における特定付与条件(特定の条件)に基づく判定の際に用いられる。
一方、チャージ用端末装置10は、管理用サーバ装置30におけるチャージ処理の終了後に、当該管理用サーバ装置30の制御の下、該当するICカード70において更新された口座の残高を示す残高情報を更新するようになっている(図2の[8])。
[2.3]仮想通貨に基づく課金
次に、仮想通貨に基づく課金を実行するフェーズにおけるゲーム端末装置20及び管理用サーバ装置30について説明する。
ゲーム端末装置20は、仮想通貨に基づく課金を実行するフェーズにおいて、ユーザのゲームを開始するための課金許諾の操作に基づいて管理用サーバ装置30に対する課金要求を送信するようになっている。
具体的には、ゲーム端末装置20は、ICカード70からユーザIDを読み出し(図2の[9])、ゲームを行うユーザのユーザID及びゲームを行うための仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、自機の固有の識別情報(以下、「ゲーム端末装置ID」という。)とともに、課金情報として、課金要求に添付して管理用サーバ装置30に送信するようになっている(図2の[10])。
なお、本実施形態においては、課金情報には、チャージ情報と同様に、ユーザが予め設定した認証コードが含まれており、ゲーム端末装置20は、認証コードに基づいて管理用サーバ装置30との認証を実行し、認証後に、課金情報に基づいて、管理用サーバ装置30と連動し、ゲームを実行するためのゲーム処理を実行するようになっている。
管理用サーバ装置30は、ゲーム端末装置20から課金情報が送信された場合に、予め記憶されているユーザ情報に基づいて、当該課金情報に含まれるユーザIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、課金可能な残高があるなどの所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行して、該当するユーザの仮想通貨における口座の残高を更新するようになっている(図2の[11])。
また、管理用サーバ装置30は、課金処理の実行時に、該当する課金情報に含まれるゲーム端末装置IDのゲーム端末装置20を特定し、当該特定したゲーム端末装置20と、当該課金処理によって特定された口座情報又はユーザIDに関連付けられ、かつ、当該特定したゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDに関連付けられているチャージ用端末装置10との関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行するようになっている(図2の[12])。
特に、管理用サーバ装置30は、該当するユーザにおいて、特定のチャージ用端末装置10によって仮想通貨のチャージが実行されていることを前提に、当該特定のチャージ用端末装置10と同一施設内や特定のグループなど、当該チャージ用端末装置10に予め対応付けられているゲーム端末装置20によって課金された場合に、特典付与条件を示す所与の条件を満たすとして判定する特典付与判定処理を実行するようになっている。
具体的には、管理用サーバ装置30は、後述するように、該当するユーザにおいて、課金処理の実行時のゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDが、当該ユーザの口座情報又はユーザIDにチャージ履歴として記憶されているチャージ用端末装置10のチャージ用
端末装置IDに対応付けて記憶されている場合に、所与の条件を満たすと判定する判定処理を実行するようになっている。
また、管理用サーバ装置30は、所与の条件として、仮想通貨のチャージが実行されたフェーズにおいてチャージ処理毎に記憶されたチャージ履歴情報、当該仮想通貨に基づく課金を実行するフェーズにおいて課金処理毎に記憶された課金履歴情報、又は、その双方の情報が特定の条件を満たすか否かを判定することを含む判定処理を実行するようになっている。
具体的には、所与の条件及び特定の条件としては、
(1)上述のように、課金処理の実行時のゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDが、当該課金処理の実行が特定されたユーザの口座情報又はユーザIDにチャージ履歴として記憶されているチャージ用端末装置10のチャージ用端末装置IDに対応付けて記憶されていること、
(2)(1)の場合であって、課金後の最初のチャージ(直近のチャージ)が当該チャージ用端末装置10によって実行されたこと、当該チャージ用端末装置10によって一定期間内にチャージが実行されたこと、当該チャージ用端末装置10によって一定額以上のチャージが既に実行されていること、及び、これらの組み合わせ、
(3)(1)の場合であって、課金を実行した際のゲーム端末装置20と同一のゲーム端末装置20、又は、同一施設や同一のグループなど当該課金を行ったゲーム端末装置20に対応付けられているゲーム端末装置20によって10000円以上など一定額以上のチャージが実行されていること、及び、1月以内に10000円以上など一定期間内に一定額以上のチャージが実行されていること、
(4)(1)の場合であって、課金を行う際のゲーム端末装置20と同一のゲーム端末装置20又は同一施設や同一のグループなど当該課金を行ったゲーム端末装置20に対応付けられているゲーム端末装置20において、1月以内一定期間内に課金が実行されていること、10000円以上などの一定額以上の課金が実行されていること、及び、1月以内に10000円以上など一定期間内に一定額以上の課金が実行されていること、
(5)(1)の場合であって、課金を行う際のゲーム端末装置20と同一のゲーム端末装置20又は同一施設や同一のグループなど当該課金を行ったゲーム端末装置20に対応付けられているゲーム端末装置20において、10回以上など一定回数以上の他のユーザとゲームプレイ(複数人プレイ)などの課金処理が実行されていること、10人以上など一定数以上の他のユーザとゲームプレイなどの課金処理を実行していること、1月以内など一定期間内に他のユーザとのゲームプレイなどの課金処理が実行されていること、及び、それらの組み合わせ、並びに、
(6)(1)〜(5)の場合であって、チャージ用端末装置10を介して仮想通貨における予め定められたチャージ単位(例えば、1000円)の仮想通貨に基づくチャージが実行されたこと、
(7)(6)の場合であって、特定の条件(例えば、予め定められた額(例えば、500円)やポイント、予め定められた期間(例えば、チャージした当日のみ)又はその双方)が具備したこと、並びに
(8)(6)又は(7)の場合であって、当該チャージ単位において未だ特典を付与していないこと、
等が含まれる。
なお、この場合には、管理用サーバ装置30は、さらに、当該課金処理の直前に仮想通貨がチャージ処理された際の金額内に、当該課金処理による金額が含まれることを条件としてもよい。
また、例えば、課金時と当該課金後の次のチャージを行うチャージ時とが同日であるこ
となど課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合を前提とし、さらに次のチャージ処理の実行時のタイミングを上記の所与の条件又は特定の条件としてもよい。
さらに、このような場合における特典付与のタイミングとしては、課金が実行された場合であってもよいし、上記の条件が具備された以降にチャージ用端末装置10で仮想通貨のチャージするタイミング(以下、「次回チャージタイミング」ともいう。)であってもよい。すなわち、課金が実行された場合に、特典となる額やポイントを該当ユーザの口座残高に加算してもよいし、上記の条件が具備された以降にチャージされた場合に、特典となる額やポイントを該当するユーザの口座残高に加算してもよい。
そして、次回チャージタイミングについては、さらに条件を追加してもよく、例えば、一定期間内にチャージすること(課金実績によって条件が具備した当日のみやその翌日)、当該チャージよって一定額をチャージすること(500円チャージすること)、又は、その双方を具備してもよい。
一方、管理用サーバ装置30は、所与の条件として、
(1)該当するユーザに対応付けて記憶された複数人プレイ履歴情報が特定の条件を満たすか否か、又は、
(2)当該複数人プレイ履歴情報に含まれる友人ユーザの課金処理の履歴、当該友人ユーザの加算額の履歴及び当該他のユーザの課金額の履歴の少なくともいずれか一方が、特定の条件を満たすか否か
を判定することを含む判定処理を実行するようになっている。
他方、管理用サーバ装置30は、課金処理が実行される毎に、該当する課金情報に含まれるゲーム端末装置IDのゲーム端末装置20を特定し、当該特定したゲーム端末装置20に関連付けて、課金額や課金時期などの当該課金処理に関する情報をログデータ(以下、「課金履歴情報」又は「第2ログデータ」という。)として登録するようになっている(図2の[13])。
また、管理用サーバ装置30は、課金処理又は当該課金処理と連動して課金用端末装置によって実行される所与の処理(すなわち、ゲーム処理)が当該課金処理を実行したユーザ(課金対象ユーザ)と他のユーザを含む複数のユーザによって実行される場合(すなわち、複数人プレイの場合)に、課金情報を送信したゲーム端末装置20又は他のゲーム端末装置20から他のユーザ(以下、「友人ユーザ」という。)のユーザID(以下、「友人ユーザID」という。)を取得し、当該取得した友人ユーザの友人ユーザIDを該当するユーザに対応付けてログデータ(以下、「複数人プレイ履歴情報」又は「第3ログデータ」という。)として登録するようになっている(図2の[13])。
また、管理用サーバ装置30は、課金可能な場合には、該当するゲーム端末装置20に対して課金可能であってゲーム開始を指示するようになっている(図2の[14])。そして、このとき、管理用サーバ装置30は、上述の所与の条件を満たすことを条件に特典を付与するための制御を実行するようになっている。
他方、ゲーム端末装置20は、管理用サーバ装置30におけるゲーム終了を通知すると(図2の[15])、当該管理用サーバ装置30の制御の下、該当するICカード70において更新された口座の残高を示す残高情報を更新するようになっている(図2の[16])。
[2.4]特典の付与
次に、特典提供のフェーズにおける各装置、チャージ用端末装置10、ゲーム端末装置
20及び管理用サーバ装置30について説明する。
管理用サーバ装置30は、仮想通貨に基づく課金を実行するフェーズにおける判定処理において、ユーザに対して特典の提供を行うか否かを判定する特典付与判定処理を実行し、仮想通貨に基づいてゲームを行うユーザにおいて、所与の条件(すなわち、特典付与条件)を満たした場合には、種々の特典を提供するため、ゲーム端末装置20などに対して所与の制御として特典をユーザに提供するための制御を実行するようになっている。
すなわち、管理用サーバ装置30は、判定処理において上述したような所与の条件を満たすと判定した場合には、該当するゲーム端末装置20になどに対して、特典を付与するための予め定められた特別な処理を実行させる各種の制御を実行するようになっている。ただし、管理用サーバ装置30は、判定処理において所与の条件を満たさないと判定した場合には、該当するゲーム端末装置20又はチャージ用端末装置10に対して、一般的な処理(すなわち、通常のゲーム処理、課金処理又はチャージ処理)を実行させるための制御を行うようになっている。
本実施形態において、管理用サーバ装置30は、特典を付与するための特別な制御としては、
(1)課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合の次のチャージ処理の実行時にチャージ用端末装置10における特別な演出制御、
(2)ゲームの実行時にゲーム端末装置20における特別な演出制御、
(3)課金時又は当該課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合の次のチャージ処理の実行時に物理的又は電子的なアイテムの提供、
(4)課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合の次のチャージ処理の実行時にチャージ処理における加算額の加算に関する特典の提供、
(5)課金処理における課金に関する特典の提供、及び、
(6)課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合の次のチャージ処理の実行時にチャージ処理又は課金処理に基づいて実行される所与の処理に関する特典の提供、における各種の制御を実行するようになっている。
なお、上述のように、課金時に上記の所与の条件又は特定の条件が具備した場合の次のチャージ処理の実行時には、例えば、課金時から次のチャージ処理を行うまでの期間(例えば、同日)が上記の所与の条件又は特定の条件としてもよい。
また、管理用サーバ装置30は、当該特典を付与するための特別な制御を実行する際に、上述したようなユーザによって予め設定された認証コードの入力をユーザに要求し、当該入力された認証コードと予め設定されている認証コードとが一致した場合に、(1)〜(6)などの当該特典を付与するための制御を実行してもよい。
(チャージ用端末装置における特別な演出制御)
管理用サーバ装置30は、チャージ処理の実行時にチャージ用端末装置10における特別な演出制御としては、該当するユーザが次に仮想通貨のチャージを行う場合に、チャージ用端末装置10に表示される画面又は音声を特別なものに変更する制御を行う。
例えば、管理用サーバ装置30は、該当するユーザのユーザ情報に、次に仮想通貨のチャージを行う場合に、特別なキャラクタによる画像演出及び音演出を行うためのフラグ情報を記憶し、チャージ処理を実行する際に、チャージ用端末装置10に、これらの演出を実行するための制御を行うようになっている。
(ゲーム端末装置における特別な演出制御)
管理用サーバ装置30は、ゲームの実行時にゲーム端末装置20における特別な演出制御としては、ゲーム端末装置20に表示される画面又は音声を特別なものに変更する制御を行う。
例えば、管理用サーバ装置30は、特殊なキャラクタ(いわゆる隠れキャラ)を表示するための制御、特別な声優がナレーションを吹き込んだ音声を流すための制御、及び、ゲームプレイ時に特別なキャラクタの使用を許可する制御を行うようになっている。
(物理的又は電子的なアイテムの提供)
管理用サーバ装置30は、電子的なアイテムの提供としては、武器、バイク、古文書、マップ、勇者、レアアイテム、又は、コインなどのユーザがゲーム内で獲得可能なアイテムを特典として予め提供するための制御を行うとともに、パーソナルコンピュータなどの通信端末装置又はスマートフォンなどの携帯用情報端末装置によって用いられる特別なアイコン、スタンプ、アプリケーション又は待ち受け画像などの電子的なアイテムを提供するための制御を行うようになっている。
例えば、管理用サーバ装置30は、ユーザがゲーム内で獲得可能なアイテムとしては、ゲーム内のプレーヤが操作可能なキャラクタによって使用可能なアイテムをゲーム内で提供する制御を行うとともに、又は、チャージ用端末装置10やゲーム端末装置20における近距離無線通信を介して、又は、図示しない所定のWebページを介して、ユーザの操作に基づいて電子的なアイテムを提供するための制御を行うようになっている。
また、管理用サーバ装置30は、物理的なアイテムの提供としては、チャージ用端末装置10やゲーム端末装置20からアイテム交換用のクーポンを提供するための制御、パーソナルコンピュータなどの通信端末装置やスマートフォンなどの携帯用情報端末装置にwebページや電子メールを介して提供されるアイテム交換用のクーポンを提供するための制御、又は、ゲーム端末装置20の所定の場所から直接にアイテムを出力する制御を行うようになっている。
例えば、管理用サーバ装置30は、ガチャガチャのカプセル、ぬいぐるみ又はゲームコインなどの物理的なアイテム又はそれと引き替え可能なクーポンを提供するための制御を行う。
なお、このようなクーポンを施設のオペレータなどの所定の場所に持参すると、物理的アイテムと交換可能になっている。
(チャージ処理における加算額の加算に関する特典の提供)
管理用サーバ装置30は、チャージ処理における加算額の加算に関する特典としては、該当するユーザが次に仮想通貨のチャージを行う場合に、
(1)所定金額分の仮想通貨を提供する制御、
(2)上述したように予め定められたチャージ単位の仮想通貨をチャージした場合や当該チャージ後に一定額を課金した場合などのチャージ若しくは課金に関する所定の条件を満たしたことを条件に、所定金額分の仮想通貨を提供する制御、又は、
(3)所定の金額分をチャージすることや簡単なゲームのクリアなどの所定の条件を満たしたことを条件に、所定金額分の仮想通貨を提供する制御
を行うようになっている。
例えば、管理用サーバ装置30は、該当するユーザのユーザ情報に、次に仮想通貨のチャージを行う場合に、特別なキャラクタによる画像演出及び音演出を行うためのフラグ情報を記憶し、チャージ処理を実行する際に、チャージ用端末装置10に、これらの演出を
実行するための制御を行うようになっている。
(課金処理における課金に関する特典の提供)
管理用サーバ装置30は、課金処理における課金に関する特典としては、課金が実行された際に、又は、ゲーム処理の実行中に、されたゲームプレイ料金の減額、ゲームプレイ時間の延長、クレジットの追加、及び、コンティニューゲームの割引を行うための制御を行うようになっている。
また、例えば、上述したように予め定められたチャージ単位の仮想通貨をチャージした場合であって当該チャージ後に一定額を課金した場合などの条件を具備した場合には、課金時に所定金額分の仮想通貨を該当するユーザの口座残高に加算する制御(すなわち、仮想通貨を提供する制御)を行ってもよい。
(課金処理に基づいて実行される所与の処理に関する特典の提供)
管理用サーバ装置30は、課金処理に基づいて実行される所与の処理に関する特典としては、ゲーム端末装置20によって実行されるゲーム処理において、特別なステージでのゲーム又はボーナスゲームなど、通常のゲーム処理とは異なる特別なゲーム処理を行うための制御を行うようになっている。
(その他)
管理用サーバ装置30は、特典付与の可否を判定する判定処理による判定結果に基づいて実行された制御に関する履歴を示す制御履歴情報を記憶し、当該判定処理による判定結果と前記記憶された制御履歴情報とに基づいて所与の制御を実行してもよい。
すなわち、管理用サーバ装置30は、今までの判定処理の結果を考慮して特典付与の制御を行うようになっており、例えば、特典に付与するための所与の制御を行う場合に、前回の特典と異なる特典、又は、過去の特典と重複しない特典を付与するための制御を行うようにしてもよい。
[2.5]特典の管理と仮想通貨の精算及び管理
次に、本実施形態の管理用サーバ装置30における特典の管理と仮想通貨の精算及び管理について説明する。
管理用サーバ装置30は、基本的には、上記の各特典の提供にあたり、予め定められた特典の提供を行うための制御を実行するが、施設や運営事業者毎に特典の選択が可能な場合、又は、施設や運営事業者毎の特有のキャンペーンによって他の施設や運営事業者と異なる特典の付与を行う場合など、所定の状況において、特典付与判定処理における特典付与条件の設定を含めて特典の内容を任意に設定することもできるようになっている。
具体的には、管理用サーバ装置30は、オペレータの操作に基づいて、特典付与判定処理における特典付与条件の設定を含めて特典の内容を任意に設定することができるような構成を有している。
そして、管理用サーバ装置30は、チャージ状況や課金状況などに基づいて、特典の内容を設定しつつ、当該設定した特典の内容に基づく制御の内容を設定し、当該設定した特典内容及び制御内容に従って、ゲーム端末装置20の制御を行うようになっている。
なお、管理用サーバ装置30は、1の特典付与条件に対して1の特典内容を設定してもよく、1の特手付与条件に対して複数の特典内容を設定してもよい。このため、管理用サーバ装置30は、設定された特典の内容に従って、ゲーム端末装置20の制御を行うよう
になっている。
一方、管理用サーバ装置30は、各チャージ用端末装置10やゲーム端末装置20に対する特典の設定状況及び設定されている制御の内容やその提供実績、特典を提供した際に課金された課金額、仮想通貨のチャージと課金のバランス、及び、特典の提供に関する費用などの各種の情報を解析及び出力するようになっている。
なお、管理用サーバ装置30は、上記の情報を図示しない他のサーバ装置へ提供してもよいし、当該他のサーバ装置への提後にその解析を実行しされた結果を取得するようにしてもよい。
他方、管理用サーバ装置30は、各ユーザにおけるチャージ履歴情報及び課金履歴情報に基づいて、例えば、一ヶ月に一度程度の頻度にて、仮想通貨の発行金額(すなわち、チャージ金額)、課金金額及び特典によって付与した仮想通貨を集計し、仮想通貨の精算を行うための処理を実行する。
なお、仮想通貨のチャージを行う場合に、各チャージ用端末装置10に入金された現金については、施設のオペレータが運営事業者に引き渡たされるとともに、クレジットカードに基づいて仮想通貨がチャージされた場合には、運営事業者は、クレジット会社からチャージされた代金を取得するようになっている。このような形態を有することによって、運営事業者が仮想通貨の通貨としての価値を担保することができるようになっている。
[3]管理用サーバ装置
次に、図3〜図6を参照しつつ、本実施形態の管理用サーバ装置30について説明する。なお、図3は、本実施形態の管理用サーバ装置30の構成の一例を示す機能ブロックであり、図4は、本実施形態の記憶部320に記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。また、図5は、本実施形態のユーザ情報に含まれる口座情報のチャージ履歴情報の一例を示す図であり、図6は、本実施形態のユーザ情報に含まれる口座情報の課金履歴の一例を示す図である。
記憶部320は、処理部300や通信部340などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(VRAM)などにより実現できる。また、記憶部320は、各処理においてワーク領域として機能する主記憶部321と、各ユーザの各種の情報が記憶されるユーザ情報322と、チャージ用端末装置10毎に、ゲーム端末装置20が記憶される端末関係性情報323と、を有している。なお、記憶部320に記憶される情報は、データベースで管理してもよい。また、記憶部320は、例えば、本発明の記憶手段を構成する。
特に、ユーザ情報322には、図4に示すように、仮想通貨管理システム1における仮想通貨用の口座を開設したユーザに関する情報を管理するため、
(1)ユーザIDと、
(2)ユーザが所持するICカード70のカードIDと、
(3)ユーザの属性を示すユーザ属性情報と、
(4)仮想通貨の口座に関する口座情報と、
(5)ユーザに提供する特典を管理する特典管理情報と、
(6)ゲームのプレイデータと、
(7)複数人プレイ履歴情報と、
(8)友人情報
が記憶されるようになっている。
なお、ユーザ情報は、図5のデータ構成に限定されず、実施態様に合わせて、種々の変
更を行い、ある種の情報を追加し、又は、一部の情報を統合して、省略することが可能である。
また、ユーザ属性情報には、例えば、当該ユーザの氏名、住所、アカウント名、認証コードが含まれる。
そして、口座情報には、口座の現在の残高を示す残高情報と、仮想通貨のチャージ履歴を示すチャージ履歴情報と、仮想通貨に基づく課金履歴を示す課金履歴情報と、が含まれる。
特に、チャージ履歴情報には、例えば、図5に示すように、
(A1)履歴に対応するチャージ時のチャージ金額と、
(A2)チャージに利用したチャージ用端末装置10のチャージ用端末装置IDと、
(A3)チャージ時の残高と、
(A4)チャージ日時と、
が含まれ、ユーザが仮想通貨をチャージした場合に、チャージが実施された施設及び運
営事業者をチャージされた金額毎に管理するために用いられる。
また、予め定められたチャージ単位毎に特典を付与する制御を行う場合には、チャージ履歴情報には、
(a1)当該チャージ単位のチャージがされたことを示すフラグ情報、
(a2)そのときのチャージ金額、
(a3)特典付与の可能回数、及び、
(a4)特典付与済みの有無など、
当該特典付与に必要な情報が含まれる。そして、(a1)〜(a4)の各情報は、適宜更新される。
なお、本実施形態においては、チャージ履歴情報は、特典付与判定処理において、特典の付与を行うか否かを判定する際に、又は、仮想通貨の積算及びその管理を行う際にも用いられる。
一方、課金履歴情報には、例えば、図6に示すように、
(B1)課金額と、
(B2)課金を実行したゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDと、
(B3)課金日時と、
(B4)ゲーム端末装置20が設置された施設の施設IDと、
が含まれ、ユーザの仮想通貨に基づく課金が実行された場合に、課金が実施された施設及び運営事業者を課金された金額毎に管理するために用いられる。
また、口座情報は、上記のデータ構成に限定されず、実施態様に合わせて、種々の変更を行い、ある種の情報を追加し、又は、一部の情報を統合して、省略することが可能である。
特典管理情報には、提供された特典の種別及び時期の各情報とともに、次回の仮想通貨のチャージ時に又はwebを介して特典付与を行う場合に、その旨を示すフラグ情報と、付与すべき特典を付与するための制御情報などの各種の情報が含まれる。
ゲームプレイデータは、ユーザが前回までのゲームプレイにより、到達したレベル、ポイント、使用キャラクタ、ユーザの獲得したアイテム、総プレイ回数、最終プレイ日時、及び、合計プレイ時間などのゲームプレイに関する情報が含まれる。特に、ゲームプレイ
データは、ユーザがゲームをリスタートする際に、前回までのゲーム設定を引き継ぐために用いられる。
なお、プレイデ−タ以外のユーザ属性情報は、発行事業者に対するユーザ登録時に登録するようにすればよい。
友人情報には、例えば、
(C1)当該ユーザの友人として登録済みのユーザに対応した友人ユーザID及びその登録数と、
(C2)複数人プレイを実行したことが可能である友人ユーザID及びその登録数と、
(C3)複数人プレイを実施した際の履歴情報(すなわち、複数人プレイ履歴情報)と、が含まれ、ユーザの友人管理及び複数人プレイ管理を行うために用いられる。
特に、複数人プレイ履歴情報には、複数人プレイによってゲームを実行した際の友人ユーザID、日時、回数、施設、ゲーム端末装置IDなどの複数人プレイを実行した際の各種の履歴情報が含まれる。
なお、友人ユーザIDは、ゲーム端末装置20において複数人プレイを実行した際にゲーム端末装置20によって、又は、専用のWebページを利用して登録される。
また、複数人プレイには、複数のゲーム端末装置20をそれぞれ異なるユーザが利用しつつ、複数のユーザがパーティーを組んで一のゲームに挑戦するチームプレイ形式又は他のチームとして対戦する対戦プレイ形式によって実現されるゲームプレイである。
他方、端末関係性情報323には、図7に示すように、チャージ用端末装置10のゲーム端末装置ID毎に、同一施設内や予め定められた特定のグループなど各チャージ用端末装置10と関連付けられたゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDが記憶される。
例えば、端末関係性情報323として、各チャージ用端末装置10のチャージ端末装置IDに対して同一施設内に設置されているゲーム端末装置20のゲーム端末装置IDを対応付けられた情報、又は、特定のゲームを実施するゲーム端末装置20の専用のチャージ用端末装置10をIDによって対応付けられた情報が含まれる。
なお、上述のように、所与の条件として、同一施設や同一のグループなど当該課金を行ったゲーム端末装置20に対応付けられているゲーム端末装置20としては、同一のチャージ用端末装置10のゲーム端末装置IDに対応付けられて記憶されているゲーム端末装置20を用いる。
情報記憶媒体330(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープ、或いはメモリ(ROM)などにより実現できる。処理部300は、情報記憶媒体330に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち情報記憶媒体330には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶される。
通信部340は、外部(例えば、端末装置、他のサーバやネットワーク60)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用ASICなどのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
処理部300(プロセッサ)は、情報記憶媒体330に記憶されるプログラム等に基づいて、処理を行う。具体的には、施設に設置されたチャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20からの要求に応じてサービスを提供する。
また、処理部101は記憶部320内の主記憶部321をワーク領域として各種処理を行う。処理部300の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアやプログラムにより実現できる。
特に、本実施形態の管理用サーバ装置30の処理部300は、通信制御部310、Web処理部311、ユーザ情報制御部312、仮想通貨加算制御部314、仮想通貨課金制御部315、友人情報制御部316を含む。なお、これらの各部はソフトウェアにより実現されるものであるため、一部の機能を統合して、統合された各部の一部を省略する構成としてもよい。
通信制御部310は、通信部340を制御し、ネットワーク60及び施設に設けられた図示せぬルータを介して、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20のそれぞれと、通信部340との間のデータの授受を制御する。すなわち、管理用サーバ装置30は、通信制御部114によってチャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20等から受信した情報に基づいて各種処理を行う。
具体的には、通信制御部310は、チャージ用端末装置10から、チャージ情報を含むチャージ要求を受信するとともに、チャージ要求を受信した場合に、仮想通貨加算制御部314におけるチャージ処理に基づくチャージ指示や特典付与を制御するための制御指示など所定の情報を当該チャージ用端末装置10に送信する。
また、通信制御部310は、ゲーム端末装置20から、課金情報を含む課金要求を受信すると、当該課金要求に対する応答として、特典付与を制御するための制御指示など指示情報を当該ゲーム端末装置20に送信する。
なお、この通信制御部310は、特許請求の範囲における「第1取得手段」及び「第2取得手段」に相当する。
Web処理部311は、Webサーバとして機能する。例えば、Web処理部311は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルを通じて、ユーザの図示せぬ端末(PCや携帯電話機)にインストールされているWebブラウザの要求に応じてデータを送信する処理、当該端末のWebブラウザによって送信されるデータを受信する処理を行う。特に、Web処理部311は、電子的な特典をユーザに提供する際に用いてもよい。
なお、ユーザ情報及び友人情報は、このWeb処理部311を用いて、ユーザが事前に登録するようにしてもよく、施設に登録専用の端末装置を設置して登録するようにしてもよい。
ユーザ情報制御部312は、チャージ要求に基づくチャージ処理の実行時に、チャージ要求のチャージ情報に含まれるユーザID及び認証コードに基づいて、当該ユーザのユーザ情報におけるユーザ属性情報を特定してユーザの認証処理を実行する。
例えば、ユーザ情報制御部312は、ユーザ属性情報として記憶されているユーザID及び認証コードと、チャージ情報に含まれる情報の一致に基づいてユーザの認証処理を実行する。
また、ユーザ情報制御部312は、課金要求に基づく課金処理の実行時に、課金要求の課金情報に含まれるユーザID及び認証コードに基づいて、当該ユーザのユーザ属性情報を特定してユーザの認証処理を実行する。例えば、ユーザ情報制御部312は、ユーザ属性情報に記憶されているユーザID及び認証コードと、課金要求に含まれる情報の一致に基づいてユーザの認証処理を実行する。
そして、ユーザ情報制御部312は、課金要求後にゲームが実行され、当該ゲームが終了した場合に、ゲーム端末装置20によって送信されるプレイデータを取得し、当該取得した該当するユーザ情報のプレイデータを更新する。
なお、このユーザ情報制御部312は、仮想通貨加算制御部314と連動して、例えば、特許請求の範囲における「チャージ処理手段」を構成するとともに、仮想通貨課金制御部315と連動しつつ、例えば、「課金処理手段」を構成する。
仮想通貨加算制御部314は、チャージ用端末装置10からチャージ情報を含むチャージ要求が送信された場合に、当該チャージ情報に含まれるユーザIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行する。
また、仮想通貨加算制御部314は、チャージ処理の実行時に、該当するチャージ情報に含まれるチャージ用端末装置IDと、チャージ処理によって特定した口座情報と、を関連付ける。すなわち、仮想通貨加算制御部314は、仮想通貨のチャージが実行されたチャージ用端末装置10におけるチャージ用端末装置IDと、チャージ処理によって特定した口座情報と、を関連付けてチャージ履歴情報に記憶する。
そして、仮想通貨加算制御部314は、仮想通貨のチャージが実行されたチャージ用端末装置10におけるチャージ用端末装置IDに関連付けて、チャージ金額、及び、チャージ日時(すなわち、時期)を該当するユーザのチャージ履歴情報に追記(記憶)する。
なお、仮想通貨加算制御部314は、このとき、チャージ要求の受信日時に基づき、チャージ日時を決定する。
一方、仮想通貨加算制御部314は、仮想通貨のチャージ時に特典付与の制御を行うフラグ情報がユーザ情報に記憶されている場合には、当該フラグ情報に基づいて特典付与の制御を行うための指示情報を生成し、該当するチャージ用端末装置10に送信する。
また、仮想通貨加算制御部314は、特典付与条件として、予め定められたチャージ単位によってチャージが実行されことを含む場合には、チャージ情報に基づいて、
(1)当該チャージ単位のチャージがされたことを示すフラグ情報、
(2)そのときのチャージ金額、
(3)特典付与の回数、及び、
(4)特典付与済みの有無など、
を含むチャージ履歴情報を該当するユーザのユーザ情報322に記憶する。
例えば、チャージ単位が1000円で、当日に500円課金されることを条件に、1回の特典の付与(ボーナス100円の追加加算)が実行される場合であって、ユーザによって1000円のチャージが実行された場合には、仮想通貨加算制御部314は、フラグ情報をオンにして「1000円」のチャージ金額、及び、「1回」の特典付与回数の情報を更新し、特典付与済みの有無の情報をリセットする。
なお、後述のように課金条件を具備することによって次回のチャージタイミングに特典付与(すなわち、上記のボーナス追加加算)が実行される場合に、その旨が定義されるフラグ情報が該当するユーザのチャージ履歴情報に記録される。
また、仮想通貨加算制御部314は、例えば、特許請求の範囲における「チャージ処理手段」及び「制御手段」を構成する。
仮想通貨課金制御部315は、ゲーム端末装置20から課金情報を含む課金要求が送信された場合に、当該課金情報に含まれるユーザIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する。
特に、仮想通貨課金制御部315は、特定した口座情報の口座の残高が課金額以上であるか否かを判定し、当該所与の条件を具備したものとして当該口座の残高から当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する。
また、仮想通貨課金制御部315は、課金処理の実行時に、該当する課金情報に含まれるゲーム端末装置IDと、課金処理によって特定した口座情報と、を関連付ける。
すなわち、仮想通貨課金制御部315は、課金処理が実行されたゲーム端末装置20におけるゲーム端末装置IDと、課金処理によって特定した口座情報と、を関連付けて課金履歴情報に記憶する。
そして、仮想通貨課金制御部315は、課金処理が実行されたゲーム端末装置20におけるゲーム端末装置IDに関連付けて、ゲーム端末装置ID、課金金額、及び、課金日時(すなわち、時期)を該当するユーザの課金履歴情報に追記(記憶)する。
なお、課金履歴情報における課金日時は、ゲーム処理が実行された際のプレイが終了した日時であってもよい。
また、仮想通貨課金制御部315は、例えば、「課金処理手段」及び「制御手段」を構成する。
一方、仮想通貨課金制御部315は、判定処理部317が特典付与条件や各種の特定の条件を満たしていないと判定した場合には、通常の処理を実行するための指示情報を決定し、判定処理部が特典付与条件や各種の特定の条件を満たしていると判定した場合には、ゲーム端末装置20において特典を付与するための制御を実行させるための指示情報を決定する。
そして、仮想通貨課金制御部315は、該当するユーザのゲームプレイデータ読み出しつつ、当該読み出したゲームプレイデータと、決定した指示情報と、通信制御部310を介して該当するゲーム端末装置20に送信する。
なお、仮想通貨課金制御部315は、チャージ用端末装置10において特典を付与するための制御を実行する場合には、特典付与の対象であることを示すフラグ情報をユーザ情報上に記憶し、又は、Webなどによって特典付与を行う場合には、Web処理部311に必要な処理を実行させる。
友人情報制御部316は、課金処理又は当該課金処理と連動してゲーム端末装置20に
よって実行される所与の処理(すなわち、ゲーム処理)が該当ユーザと友人ユーザを含む複数のユーザによって実行される場合(すなわち、複数人プレイが実行される場合)に、他のユーザのユーザID(すなわち、友人ユーザID)を取得し、当該取得した友人ユーザIDを、課金を行ったユーザIDに対応付けて複数人プレイ履歴情報として記憶する。
特に、友人情報制御部316は、課金情報を送信したゲーム端末装置20において複数人プレイが選択された場合に複数人プレイを実行する他のゲーム端末装置20から取得した友人ユーザIDを、課金情報を送信したゲーム端末装置20から取得し、取得した友人ユーザIDを該当するユーザIDに対応付けて複数人プレイ履歴情報として記憶する。
判定処理部317は、課金処理の実行時に、上述したように、端末関係性情報323に基づいて、該当する課金情報に含まれるゲーム端末装置IDによって特定されたゲーム端末装置20と、課金処理によって特定された口座情報に関連付けられて記憶され、かつ、課金処理された仮想通貨をチャージしたチャージ用端末装置10との関連性が、特典付与条件を示す所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理(特典付与判定処理)を実行する。
基本的には、判定処理部317は、判定処理としては、該当する課金情報に含まれるゲーム端末装置IDが、課金処理によって特定された口座情報に関連付けられて記憶され、かつ、課金処理された仮想通貨をチャージしたチャージ用端末装置(例えば、直近にチャージしたチャージ用端末装置)10のチャージ端末装置IDと、端末関係性情報323において対応付けられているか否かを判定する。
また、判定処理部317は、判定処理としては、上記の判定処理に加えて、課金処理を実行したユーザの口座情報に対応付けられた記憶されている各履歴情報において、
(1)チャージ処理毎に記憶されたチャージ履歴情報が特定の条件を満たすか否かを判定すること、
(2)課金処理毎に記憶された課金履歴情報が特定の条件を満たすか否かを判定すること、
(3)複数人プレイ履歴情報が特定の条件を満たすか否か、又は、当該複数人プレイ履歴情報に含まれる友人ユーザの課金処理の履歴(すなわち、友人ユーザIDに対応付けて記憶されている課金履歴情報)、当該友人ユーザの加算額の履歴(チャージ履歴情報に含まれる加算額)及び当該友人ユーザの課金額の履歴(課金履歴情報に含まれる課金額)の少なくともいずれか一方が、特定の条件を満たすか否かを判定すること、
(4)チャージ処理された際のチャージ額が予め定められたチャージ単位(例えば、10000円)であること、
(5)予め定められたチャージ単位がチャージされた場合であって、予め定められた額(例えば、5000円)、予め定められた期間(例えば、チャージした当日のみ)又はその双方が消費されたこと、及び、
(6)予め定められたチャージ単位がチャージされた場合であって、当該チャージ単位において未だ特典を付与していないこと、
を含む判定処理を実行してもよい。
一方、判定処理部317は、特典付与条件として、予め定められたチャージ単位によってチャージが実行されことを含む場合には、主記憶部321などに予め定められた加算額や付与回数などの判定基準を読み出しつつ、該当するユーザのチャージ履歴情報を参照し、特典の付与の可否を判定する。
具体的には、判定処理部317は、フラグ情報がオンの状態であって、特典付与の回数及び特典付与済みの有無と、判定基準と、を比較して特典の付与の可否を判定する。例え
ば、チャージ単位が1000円で、当日に500円課金されることを条件に、1回の特典の付与(ボーナス100円の追加加算)が実行されることが判定基準の場合には、判定処理部317は、ユーザ履歴情報と比較してこれらの基準を上回っているか否かを判定し、上回っている場合には、特典付与と判定する。
なお、判定処理部317は、この場合において、課金時に特典を付与する場合には、仮想通貨課金制御部315にその旨を指示し、又は、次回のチャージタイミングで特典を付与する場合には、該当するユーザのユーザ情報322にチャージ履歴情報の一つとして記憶する。
[4]チャージ用端末装置
次に、図8を参照しつつ本実施形態のチャージ用端末装置10について説明する。なお、図8は、本実施形態のチャージ用端末装置10の構成を示す構成ブロック図である。また、本実施形態のチャージ用端末装置10は、図8の構成に限定されず、その一部の構成要素を省略すること、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
操作部150は、ユーザが、自身のチャージしようとする金額及び認証コード等を入力するために用いられる。また、操作部150は、例えば、タッチパネル又は、キーボードによって実現される。なお、これらに限らずに、テンキー、ジョイスティックと、ソフトウェアキーボード等により実現することも可能である。
チャージ用端末記憶部160は、後述する処理部101及びチャージ用端末用通信部180におけるワーク領域となるもので、その機能はRAM(DRAM、VRAM)などにより実現できる。
特に、本実施形態のチャージ用端末記憶部160は、主に、仮想通貨チャージ用の専用プログラムが記録される主記憶部161、バッファ162、及び、チャージ用端末用制御情報記憶部163を有している。
主記憶部161は、主に、チャージ要求の送信及びチャージ指示に従った処理を実行するためのチャージ用端末装置プログラムが記録される。バッファ162は、自機のゲーワーク領域用の記憶領域であり、ユーザの入力した情報等が一時的に記録される。チャージ用端末用制御情報記憶部163には、自機のチャージ用端末装置IDの他、例えば、予めチャージする金額の定型(例えば、「¥1000」、「¥2000」、「¥3000」、「¥5000」、「¥10000」等)が決められている場合には、当該金額表示及び選択させるために必要な情報が必要に応じて記憶されている。
なお、及びチャージ用端末用制御情報記憶部163は、例えば、主記憶の一部に設けられてソフトウェア的に読み書きの制御が行われる構成でもよい。
カードリーダ・ライタ170は、ユーザの保持するICカード70に対する情報の読み出し及び書き込みを行う。例えば、本実施形態のカードリーダ・ライタ170は、ICカード70から、ユーザID、カードID及びカード内の残高情報を読み出すとともに、管理用サーバ装置30からの制御に基づいて、ICカード70内の残高情報を更新する。
なお、カードリーダ・ライタ170は、例えば、NFC用のカードリーダ・ライタにより実現できる。
表示部120は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、LCD、有機ELディスプレイ、CRT、タッチパネル型ディスプレイ、または、HM
D(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
音声出力部130は、チャージ時に、ガイダンスの音声を出力するものであり、その機能は、スピーカなどにより実現できる。
チャージ用端末用通信部180は、有線及び無線のネットワークを介して外部(管理用サーバ装置30)との間で通信を行うものであり、その機能は、通信用ASICまたは通信用プロセッサなどのハードウェア、及び、通信用ファームウェアにより実現できる。
入金部190は、入金口191、保管庫192及び返却口193を有し、チャージ時にユーザが入金した現金を管理するために設けられている。実際に、ユーザがチャージを行う場合には、表示部120の表示画像及び音声出力部130の出力音声に従って、ユーザが決定したチャージ金額に相当する現金を、入金口191に投入すると、投入された現金が保管庫192に保管されるとともに、必要に応じて、返却口193から、釣り銭が返却される。
なお、入金部190の構成は、従来の自動販売機、ATM等と同様であるため、詳細は、省略する。
処理部101(プロセッサ)は、操作部150からの操作入力データ、管理用サーバ装置30による制御及びプログラムなどに基づいて、
(1)認証コードとチャージ用端末装置IDとを含むチャージ情報及びチャージ要求を生成し、管理用サーバ装置30に送信する処理
(2)仮想通貨をチャージするための加算額情報を生成する生成処理、
(3)チャージ処理によって口座情報の残高に応じてICカード70に記憶された仮想通貨の残高情報を生成する生成処理、及び、
(4)ICカード70に記憶されている仮想通貨の残高の読み出し、又は、当該仮想通貨の残高の更新などカードリーダ・ライタ170を制御する処理
などの各種の処理を行う。
特に、処理部101は、チャージ用端末記憶部160をワーク領域として各種処理を行う。また、処理部101の機能は、各種プロセッサ(CPU、GPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェア及びプログラムにより実現できる。
具体的には、処理部101は、ユーザID特定部110、チャージ金額決定部111、ネットワーク設定部112、チャージ制御部113、通信制御部114、画像生成部115、音声生成部116を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
ユーザID特定部110は、ICカード70から読み出した情報に基づき、ユーザが、読み込ませたICカード70に記憶されているユーザIDを特定する。
チャージ金額決定部111は、ユーザが操作部150に対して行った入力操作に応じて、チャージすべき金額を特定し、当該金額に対応する加算額情報を生成する。
ネットワーク設定部112は、施設内に設置された図示せぬルータとの接続設定を行う。
チャージ制御部113は、ユーザの入力した認証コードと、自機のチャージ用端末装置IDを含むチャージ情報及びチャージ要求を生成する処理を実行する。また、チャージ制御部113は、管理用サーバ装置30からICカード70に記憶されている残高を更新す
るための指示を受信すると、当該指示に従ってカードリーダ・ライタ170を制御し、ICカード70に対する残高情報の更新(書き込み)を行うための処理を実行する。
また、チャージ制御部113は、管理用サーバ装置30から送信された指示情報を受信した場合には、当該指示情報に基づいて特典付与の制御を行う。
通信制御部114は、生成されたチャージ要求を管理用サーバ装置30に送信するための処理を実行するとともに、サーバ装置によって送信されたチャージ指示を受信する処理を実行する。
画像生成部115は、処理部101で行われる種々の処理の結果に基づいて描画処理を実行し、これにより画像を生成し、表示部120に出力する。
音声生成部116は、処理部101で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音声出力部130に出力する。
[5]ゲーム端末装置
次に、図9を用いて本実施形態におけるゲーム端末装置20の構成について説明する。なお、図9は、本実施形態のゲーム端末装置20の構成の一例を示す機能ブロック図である。また、本実施形態のゲーム端末装置20は、図9の構成に限定されず、その一部の構成要素を省略すること、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
操作部250は、プレーヤが操作入力データを入力するためのものであり、その機能は、例えば、操作ボタン、アナログスティック、各種センサ(角速度センサ、加速度センサ等)、方向指示キー、マイク、或いはタッチパネル型ディスプレイなどにより実現する。
ゲーム端末用記憶部270は、後述する処理部201及びゲーム端末用通信部280におけるワーク領域となるもので、その機能はRAM(DRAM、VRAM)などにより実現できる。特に、本実施形態のゲーム端末用記憶部270は、主に、ゲームプログラムが記録される主記憶部271、画像バッファ272、第1のバッファ273、第2のバッファ274、及び、各種制御情報記憶部275を有している。
主記憶部271は、主に、ゲームプログラム及びゲームのプレイに必要な各種のゲームデ−タが記録される。ゲームプログラムは、ゲーム処理を実行するための命令コードが記述されたソフトウェアであり、管理用サーバ装置30からの指示情報に基づき、ユーザにゲームをプレイさせる際のモードとして、通常のゲームをプレイさせる通常モードと、特典を付与するために、特別な画像制御等を行いつつ、ユーザにゲームをプレイさせる特別モードと、の少なくとも2つのゲームモードを実現するための機能を有している。
また、ゲームデータには、操作入力データの他に、キャラクタデータ、ゲームステージデータ、複数人プレイに参加している他のメンバーの情報、または、キャラクタ等の位置データの他、特別ステージ、特別キャラクタのデータ、特別な画像制御、及び音声制御を行うためのポリゴンデータ、音声データなどが含まれる。
そして、例えば、特別モードにて、ゲームをプレイさせる場合には、ゲームプログラムが、ゲームデータから、特別モード用のデータ(例えば、特別なキャラクタを描画するためのオブジェクト(ポリゴン、自由曲面又はサブディビジョンサーフェスなどのプリミティブで構成されるオブジェクト)のデータや、特別な背景オブジェクトのデータ等)を抽出し、ユーザに特別モードにてゲームをプレイさせるための処理を実行する。
また、ゲームデータには、複数人プレイを行う際に、他のゲーム端末装置20と、通信を行いつつ、複数人プレイを実現するために、他のゲーム端末装置20に関するデータが含まれる。なお、複数人プレイ時において、チームに属する各ユーザが利用するゲーム端末装置20は、同一の施設内に設置され、各ゲーム端末装置20が、施設内に設置された図示せぬルータを介して相互に通信を行うようにしてもよく、他の施設に設置されたゲーム端末装置20がネットワーク60を介して、相互に通信を行うようにしてもよい。
なお、第1のバッファ273、第2のバッファ274及び各種制御情報記憶部275は、例えば、主記憶の一部に設けられてソフトウェア的によって読み書きの制御が行われる構成でもよい。
ゲーム端末用記憶媒体240(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(CD、DVD)、HDD(ハードディスクドライブ)、または、メモリ(ROM等)などにより実現できる。
なお、ゲーム端末用記憶媒体240には、特別モードの処理行うためのゲームデータを管理用サーバ装置30から取得して、記録するようにしてもよい。
また、ゲーム端末用記憶媒体240に格納される情報の一部または全部は、システムへの電源投入時等にゲーム端末用記憶部270に転送されることになる。
表示部220は、本実施形態により生成された画像を出力するものであり、その機能は、LCD、有機ELディスプレイ、CRT、タッチパネル型ディスプレイ、または、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。
音出力部230は、本実施形態により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ、または、ヘッドフォンなどにより実現できる。
カードリーダ・ライタ260は、ユーザの保持するICカード70に対する情報の読み出し及び書き込みを行う。例えば本実施形態の場合には、カードリーダ・ライタ260は、ICカード70から、カードID及びカード内の残高情報を読み出すとともに、指示情報に基づき、ICカード70内の残高情報を更新する。なお、カードリーダ・ライタ260は、例えば、NFC用のカードリーダ・ライタにより実現できる。
ゲーム端末用通信部280は、有線及び無線のネットワークを介して外部(管理用サーバ装置30)との間で通信を行うものであり、その機能は、通信用ASICまたは通信用プロセッサなどのハードウェア、及び、通信用ファームウェアにより実現できる。
処理部201(プロセッサ)は、操作部250からの操作入力データ、複数人プレイ時に他のゲーム端末装置20から取得されたゲームデータ及びプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、または、音声生成処理などの各処理を行う。特に、処理部201は、ゲーム端末用記憶部270をワーク領域として各種処理を行う。また、処理部201の機能は、各種プロセッサ(CPU、GPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェア及びプログラムにより実現できる。
具体的には、処理部201は、ゲーム演算部210、オブジェクト空間設定部211、仮想カメラ制御部212、移動・動作処理部213、ネットワーク設定部214、通信制御部216、画像生成部217、音声生成部218、及び、課金制御部219を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
ゲーム演算部210は、所定のゲーム開始条件が満たされた場合に、ゲームを開始する処理、ゲームを進行させる処理、通常のゲームをプレイさせる通常モードと特典を付与するために、特別な画像制御等を行いつつ、ユーザにゲームをプレイさせる特別モードの切り換えとその制御、キャラクタやマップなどのオブジェクトを配置する処理、オブジェクトを表示する処理、ゲーム結果に対応するスコアを演算する処理、及び、ゲーム終了条件が満たされた場合にゲームを終了する処理などを行う他、ゲーム終了後、ゲームの結果に応じてプレイデータを生成する機能を有する。また、ゲームのスタート時に管理用サーバ装置30からプレイデータを取得すると、当該プレイデータに基づき、前回までの設定を引き継ぎつつ、ゲームをプレイさせるための演算処理を開始する。
さらに、本実施形態のゲーム演算部210は、複数人プレイを実行する際に、チームメンバーの設定を引き継ぎつつ、チームメイトのキャラクタを設定し、複数人プレイをさせるための演算処理を開始する。
そして、ゲーム演算部210は、複数人プレイを開始してからゲームが終了するまでのゲーム期間(例えば、90秒の間)に、フレーム毎に、各プレーヤの操作入力データに基づいて、各メンバーのゲームスコアを算出しつつ、ゲームを進行させるための演算処理を行う。
オブジェクト空間設定部211は、ユーザのキャラクタ、味方のキャラクタ、敵キャラクタ、移動体、建物、球場、車、樹木、柱、壁、マップ(地形)などの表示物を表す各種オブジェクトをオブジェクト空間に配置設定する処理を行う。すなわち、ワールド座標系でのオブジェクトの位置や回転角度(向き、方向と同義)を決定し、その位置(X、Y、Z)にその回転角度(X、Y、Z軸回りでの回転角度)でオブジェクトを配置する。
仮想カメラ制御部212は、オブジェクト空間内の所与(任意)の仮想カメラ(視点)から見える画像を生成するための仮想カメラの制御処理を行う。具体的には、仮想カメラの位置(X、Y、Z)又は回転角度(X、Y、Z軸回りでの回転角度)を制御する処理(視点位置、視線方向あるいは画角を制御する処理)を行う。また、画角を制御するようにしてもよい。
例えば、仮想カメラによりオブジェクト(例えば、プレイユーザのキャラクタ、敵または味方のキャラクタ、ボール、車、ロボット)を後方から撮影する場合には、キャラクタの位置又は回転の変化に仮想カメラが追従するように、仮想カメラの位置又は回転角度(仮想カメラの向き)を制御する。この場合には、移動・動作処理部213で得られたオブジェクトの位置、回転角度または速度などの情報に基づいて、仮想カメラを制御できる。
また、仮想カメラを、予め決められた回転角度で回転させること、または、予め決められた移動経路で移動させる制御を実行してもよい。この場合には、仮想カメラの位置(移動経路)または回転角度を特定するための仮想カメラデータに基づいて仮想カメラを制御する。
なお、仮想カメラ(視点)が複数存在する場合には、それぞれの仮想カメラについて上記の制御処理が行われる。また、仮想カメラ制御部212は、ユーザに複数人プレイを実施させる場合に、各チームメンバーの視点を個別に決定し、当該視点に仮想カメラを設定して、制御する。
移動・動作処理部213は、モデル(ユーザキャラクタ、車、電車または飛行機、ロボット等)の移動・動作演算(移動・動作シミュレーション)を行う。すなわち、操作部250によりプレーヤが入力した操作入力データ、他のゲーム端末装置20におけるゲーム
データ、プログラム(移動・動作アルゴリズム)、各種データ(モーションデータ)などに基づいて、モデルをオブジェクト空間内で移動させること、オブジェクトを動作(モーション、アニメーション)させることの各処理を行う。
具体的には、移動・動作処理部213は、オブジェクトの移動情報(位置、回転角度、速度、または、加速度)及び動作情報(オブジェクトを構成する各パーツの位置、または、回転角度)を、1フレーム(1/60秒)毎に順次求めるシミュレーション処理を行う
。なお、フレームは、オブジェクトの移動・動作処理(シミュレーション処理)及び画像生成処理を行う時間の単位である。
特に、本実施形態の移動・動作処理部213は、操作部250によって入力された操作入力データに基づいて、プレーヤの操作対象のユーザキャラクタを移動・動作させる処理を行う。
また、移動・動作処理部213は、他のゲーム端末装置20(他機)から送信されたゲームデータに基づいて、他のゲーム端末装置20を使用するチームメンバーのオブジェクト(チームメンバーの使用キャラクタ等)を、自機を使用するプレーヤ(ユーザ)の操作対象となるキャラクタと同一のオブジェクト空間(すなわち、ゲーム空間)において移動・動作させる処理を行うことができる。
すなわち、本実施形態の移動・動作処理部213は、他のゲーム端末装置20におけるゲームデータに基づいて、ユーザのキャラクタを動作させる演算と、チームメンバーの使用キャラクタを動作させる演算を行う。
ネットワーク設定部214は、本実施形態の施設内に設置されたルータを介して、複数人プレイを実行する場合やその他の場合に、各ゲーム端末装置20と通信を行うために必要となるネットワーク情報を取得し、管理する処理等を行う。
特に、本実施形態のネットワーク設定部214は、複数のゲーム端末装置20において、同一のオブジェクト空間を共有してゲームを行う際に、各ゲーム端末装置20に個別に設定されるゲーム端末装置20の識別情報(複数人プレイにて利用可能なゲーム端末装置20を識別するために個別に付与されたデータ)に対応付けられたパケットの送信先を指定する宛先情報を取得し、管理する処理を行う。
通信制御部216は、管理用サーバ装置30に課金要求を送信するための処理、管理用サーバ装置30から送信された指示情報に基づきゲームモードを切り替える制御等を行う。
画像生成部217は、処理部201で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を実行し、これにより画像を生成し、表示部220に出力する。いわゆる3次元ゲーム画像を生成する場合には、まずオブジェクト(モデル)の各頂点の頂点データ(頂点の位置座標、テクスチャ座標、色データ、法線ベクトルまたはα値等)を含むオブジェクトデータ(モデルデータ)が入力され、入力されたオブジェクトデータ(モデルデータ)に含まれる頂点データに基づいて、頂点処理(頂点シェーダによるシェーディング)が行われる。
音声生成部218は、処理部201で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部230に出力する。
課金制御部219は、画像生成部217と連動して所定の告知画像を表示部220に表
示させるとともに、ICカード70に記録された残高情報を表示部220に表示してユーザに口座の残高を告知する。
また、課金制御部219は、自機にてプレイ可能なゲームにより消費される仮想通貨量を特定し、当該仮想通貨量を示す課金額情報を生成するとともに、課金情報を生成する。そして、課金制御部219は、生成した課金情報を課金要求とともに管理用サーバ装置30に送信する。
そして、課金制御部219は、管理用サーバ装置30から課金の可否も含めて残高情報その他の課金に関する情報を受信すると、ICカード70に記憶されている各情報を更新するとともに、課金可能の場合には、ゲームの開始を指示する。
[6]仮想通貨管理システムの動作
[6.1]ICカードを用い仮想通貨のチャージに関する動作
次に、図10及び図11用いて本実施形態の仮想通貨管理システム1におけるICカード70を用いた仮想通貨のチャージを行う際のチャージ用端末装置10及び管理用サーバ装置30の各処理について説明する。
なお、図10は、本実施形態のチャージ用端末装置10における仮想通貨のチャージを行う際の動作を示すフローチャートであり、図11は、本実施形態の管理用サーバ装置30における仮想通貨のチャージを行う際の動作を示すフローチャートである。
本動作においては、管理用サーバ装置30には、図4〜図7の情報が予め記憶済みであるものとする。また、本動作に先立ち、チャージ用端末装置10においては、所定の画面(例えば、ICカ−ドの投入を促す画面)表示がされ、カードリーダ・ライタ170によるICカード70の検出を待機する状態なっている。なお、このとき、カードリーダ・ライタ170の一部にLEDを設け、LEDを点滅させて、ICカード70の投入先をユーザに提示するようにしてもよい。
[6.1.1]チャージ用端末装置
まず、カードリーダ・ライタ170が、ユーザによってICカード70が所定の部分にタッチ又はかざされたことを検出すると(ステップSa101)、チャージ金額決定部111は、画像生成部115と連動して、表示部120に認証コード及びチャージ金額をユーザに入力させるための画面を表示させ(ステップSa102)、ユーザによる操作部150への入力を待機する状態に移行する。
このとき、チャージ金額決定部111は、予めチャージ金額が決定されている場合には、チャージ用端末用制御情報記憶部163に記憶されたフォーマットに従って、ユーザが選択可能なチャージ金額の一覧を表示部120に表示させる。
次いで、チャージ制御部113は、操作部150を介して入力された認証コード及びチャージ金額を検出すると(ステップSa103)、チャージ金額決定部111に入力されたチャージ金額を示す加算額情報及びチャージ要求を生成させるとともに、当該生成された加算額情報と、チャージ用端末用制御情報記憶部163に記憶されたチャージ用端末装置IDと、ユーザのユーザID及び認証コードを含むチャージ情報を、チャージ要求とともに、管理用サーバ装置30に送信し(ステップSa104)、チャージ情報を含むチャージ要求に基づくユーザの認証結果の受信を待機する状態に移行する。
次いで、チャージ制御部113は、管理用サーバ装置30から送信された認証結果を、チャージ用端末用通信部180を介して受信すると(ステップSa105)、受信した認
証結果に基づき、ユーザ認証に成功したか否かを判定する(ステップSa106)。このとき、チャージ制御部113は、ユーザ認証が失敗したものと判定した場合には、不正使用等を防止するため、そのまま本動作を終了させる。
一方、チャージ制御部113は、ユーザ認証が成功したものと判定すると、当該認証結果に含まれる指示情報に基づいて特典付与を実施するか否かを判定し(ステップSa107)、当該特典付与の提供をしないと判定した場合には、入金部190に制御コマンドを出力し、ユーザが入金口191対して現金を投入するのを待機する状態となり、ステップSa111の処理に移行する。
なお、例えば、チャージ制御部113は、入金口191に設けられたLEDを点滅させるとともに、表示部120に対して、「現金を投入して下さい。」等の文字列を表示させてユーザの注意を喚起する。
また、チャージ制御部113は、当該特典付与の提供をすると判定した場合には、チャージ用端末装置10における各種の特典付与を実行するための処理を実行するとともに(ステップSa108)、入金部190に制御コマンドを出力し、ユーザが入金口191対して現金を投入するのを待機する状態となり、ステップSa111の処理に移行する。
具体的には、チャージ制御部113は、特典付与を実施するための特別な制御としては、各部と連動して特別な画像や音声による演出制御、物理的なアイテムを受け取るためのレシートの発行、ボーナスとしての加算額(ポイント含む。)の追加、及び、レアなICカード70との交換などの各種の制御を実行する。
なお、例えば、チャージ制御部113は、入金口191に設けられたLEDを点滅させるとともに、表示部120に対して、「現金を投入して下さい。」等の文字列を表示させてユーザの注意を喚起する。
次いで、チャージ制御部113は、ユーザによって入金口191に投入された現金を検出すると(ステップSa111)、投入された現金が加算額以上であるか否かを判定し(ステップSa112)、加算額以下の場合には、ステップSa111に処理に戻る。このとき、チャージ制御部113は、例えば、表示部120に「入金額が足りませんので、お金を追加して下さい。」等の文字列を表示させるようにしてもよい。
一方、チャージ制御部113は、投入された現金が加算額以上であると判定した場合には、投入された金額と、加算額の差分値から、ユーザへの返却金の有無を判定し(ステップSa113)、返却金がある場合には、入金部190に対して制御コマンドを出力して返却口193を介して返却金額に対応する現金をユーザに返却する(ステップSa114)。このとき、ユーザにより投入された現金は、保管庫192に保管される。
次いで、チャージ制御部113は、チャージ金額決定部111にチャージ金額に対応する加算額情報を生成させ(ステップSa115)、当該生成された加算額情報と、当該ユーザのユーザIDを対応付けつつ、管理用サーバ装置30に送信し(ステップSa116)、管理用サーバ装置30から送信されるチャージ指示の受信を待機する受信待機状態に移行する。なお、このとき、チャージ制御部113は、ユーザに対して特典の付与を実行した場合にはその旨の情報も管理用サーバ装置30に送信する。
次いで、チャージ制御部113は、管理用サーバ装置30から送信されたチャージ指示を、チャージ用端末用通信部180を介して受信すると(ステップSa117)、カードリーダ・ライタ170を制御し、ICカード70記憶される残高情報を更新して(ステッ
プSa118)、本動作を終了する。
[6.1.2]管理用サーバ装置
まず、ユーザ情報制御部312は、通信部340によってチャージ要求及びチャージ情報を受信すると(ステップSa301)、受信したチャージ情報に含まれる加算額情報と、ユーザIDと、認証コードと、チャージ用端末装置IDと、を抽出し、主記憶部321に記憶させるとともに(ステップSa302)、受信したユーザIDに基づき、ユーザ情報322を検索し、該当するユーザ属性情報を読み出す(ステップSa303)。
次いで、ユーザ情報制御部312は、読み出したユーザ属性情報に含まれるユーザID及び認証コードと抽出されたユーザID及び認証コードと一致するか否かを判定し(ステップSa304)、両者が一致しない場合には、不正使用及びチャージミスを防止するため、認証が不成功である旨を該当するチャージ用端末装置10に送信し(ステップSa305)、本動作を終了する。これに対して、両者が一致する場合には、ユーザ情報制御部312は、ユーザ認証に成功したものとして、認証成功を仮想通貨加算制御部314に出力する。
次いで、仮想通貨加算制御部314は、ユーザ認証に成功した旨の認証結果と、当該ユーザが特典付与の対象であることを示すフラグ情報が記憶されている場合には、特典付与をするための指示情報と、を該当するチャージ用端末装置10に送信する(ステップSa307)。このとき、仮想通貨加算制御部314は、チャージ用端末装置10から送信された入金額情報の受信を待機する受信待機状態に移行する。
次いで、仮想通貨加算制御部314は、通信部340を介して加算額情報を受信すると(ステップSa308)、加算額情報の受信日時を特定し、当該特定した受信日時をチャージ日時に設定しつつ、チャージ日時、加算額及びチャージ端末装置IDなどを含むチャージ履歴情報を生成して追加する(ステップSa309)。
なお、仮想通貨加算制御部314は、予め定められたチャージ単位の加算額情報を取得した場合には、チャージ単位のチャージがされたことを示すフラグ情報をチャージ履歴情報に記憶する。
具体的には、仮想通貨加算制御部314は、チャージ履歴情報として、
(a1)チャージ日時
(a2)チャージ端末装置ID
(a3)チャージ単位のチャージがされたことを示すフラグ情報、
(a4)そのときのチャージ金額と残高
(a5)特典付与の可能回数、及び、
(a6)特典付与済みの有無、
など当該特典付与に必要な情報をユーザ情報322に記憶(又は更新)する。
次いで、仮想通貨加算制御部314は、該当するチャージ用端末装置10にチャージ指示を送信して(ステップSa310)、本動作を終了する。
[6.2]仮想通貨に基づく課金に関する動作
次に、図12及び図13を参照しつつ、本実施形態の仮想通貨管理システム1において、仮想通貨を消費する際の動作について説明する。
なお、図12は、ゲーム端末装置20において実行される仮想通貨に基づく課金に関する動作(シングルプレイ)を示すフローチャートであり、図13は、管理用サーバ装置3
0において実行される仮想通貨に基づく課金に関する動作(シングルプレイ)を示すフローチャートである。
[6.2.1]ゲーム端末装置(シングルプレイ)
まず、表示部220において所定のスタート画面が表示された状態において、課金制御部219は、ユーザの操作に基づいて、シングルプレイであることを検出すると(ステップSb201)、記憶部その他の初期化を実行し、カードリーダ・ライタ260にユーザ操作に基づくICカード70の読み込みを待機させるとともに、認証コードの入力を待機する(ステップSb202)。
次いで、カードリーダ・ライタ260がICカード70を読み込むとともに、課金制御部219が、認証コードを検出すると(ステップSb203)、課金制御部219は、プレイ料金に対応する課金額情報を生成し、当該課金額情報と、読み出されたユーザIDと、認証コードと、自機のゲーム端末装置IDと、を含む課金情報を生成し、課金要求とともに、管理用サーバ装置30に送信し(ステップSb204)、管理用サーバ装置30から送信された認証結果、プレイデータ及び指示情報などの受信を待機する状態になる。
次いで、課金制御部219は、管理用サーバ装置30から送信された認証結果、指示情報及びプレイデータをゲーム端末用通信部280を介して受信すると(ステップSb205)、当該受信された認証結果に基づき、ユーザ認証に成功したか否かを判定する(ステップSb206)。
このとき、課金制御部219は、ユーザ認証に失敗したものと判定した場合には、不正使用等を防止するため、その旨(認証不成功の結果)を表示部220に表示して(ステップSb221)本動作を終了する。また、課金制御部219は、ユーザ認証に成功したものと判定した場合には、カードリーダ・ライタ260にICカード70内の残高情報を書き換えさせる(ステップSb211)。
次いで、課金制御部219は、認証結果とともに受信された指示情報が、通常処理(通常モード)を指示するものであるか、特典付与を実行する特別な処理(特別モード)を指示するものであるのかを判定する(ステップSb212)。
そして、この判定において、課金制御部219が、当該指示情報が通常処理を指示するものであると判定すると、ゲーム演算部210は、受信したプレイデータに基づいて、通常のゲーム処理をスタートし、操作部250に対する、ユーザの入力操作に応じて、ゲームをプレイさせる(ステップSb213)。そして、ゲーム演算部210は、ゲーム終了を待機する状態になる。
このとき、ゲーム演算部210は、受信した指示情報に付加されたプレイデータに基づき、当該ユーザの前回までのプレイ履歴(例えば、使用キャラクタ、キャラクタのレベル、次に挑戦すべきステージ、獲得アイテム等)を引き継ぎつつ、ユーザにゲームをプレイさせるための処理を実行する。
一方、この判定において、課金制御部219が、特典付与のための特別な処理を指示するものであると判定した場合に、ゲーム演算部210は、特典付与のための特別な画像制御及び音声制御等を行うために必要なゲームデータを主記憶部271から読み出しつつ、ユーザに特手別な制御を行うゲーム処理を実行し(ステップSb214)、ゲーム終了を待機する状態になる。
例えば、ゲーム演算部210は、特別なキャラクタの利用を許可する場合には、ユーザ
に当該キャラクタを選択できる旨を通知し、ユーザによって当該キャラクタを選択された場合には、当該キャラクタを用いてゲームをプレイさせるためのゲーム処理を実行する。
また、ゲーム演算部210は、ボーナスステージの特別なゲームステージにおけるゲームのプレイを許可する場合に、ゲーム演算部210は、当該ステージのプレイが可能であることをユーザに通知して、ユーザが当該ステージをプレイすることを選択すると、当該ステージをユーザにプレイさせるためのゲーム処理を実行する。
次いで、ゲーム演算部210は、ゲームの終了を検出すると(ステップSb215)、ゲ−ムの進行に対応したプレイデータを生成し、ユーザIDとともに管理用サーバ装置30に送信して(ステップSb216)本動作を終了させる。
なお、複数人プレイの場合には、ゲーム演算部210は、プレイデータとして複数人プレイを行った際の他のユーザ(友人ユーザ)のユーザIDを取得し、プレイデータに含め
て取得した友人ユーザのユーザIDを送信する。
[6.2.2]管理用サーバ装置(シングルプレイ)
まず、ユーザ情報制御部312は、ゲーム端末装置20から送信された課金情報及び課金要求を通信部340を介して受信すると(ステップSb301)、課金情報に含まれるユーザIDと、ゲーム端末装置IDと、課金額情報と、抽出して対応付けつつ、主記憶部321に記憶させる(ステップSb302)。
次いで、ユーザ情報制御部312は、抽出されたユーザIDに基づき、ユーザ情報322を検索して、該当するユーザ属性情報を読み出す(ステップSb303)。
次いで、読み出したユーザ属性情報に含まれるユーザID及び認証コードと抽出したユーザID及び認証コードと一致するか否かを判定し(ステップSb304)、両者が一致しない場合に、ユーザ情報制御部312は、認証が不成功である旨を該当するゲーム端末装置20に送信し(ステップSa304)、本動作を終了する。
これに対して、両者が一致する場合には、ユーザ情報制御部312は、課金要求の受信日時を特定し、当該特定した受信日時を課金日時に設定しつつ、課金日時、課金額、及び、ゲーム端末装置IDなどを含む課金履歴情報を生成して追加する(ステップSa307)。
次いで、仮想通貨課金制御部315は、抽出したユーザIDに基づき、特典付与を実施するか所与の条件を具備するか否かを判定し(ステップSb308)、判定結果に基づいて指示情報を決定する(ステップSb309)。
具体的には、判定処理部317は、抽出されたユーザID及び端末関係性情報323に基づいて、該当するチャージ履歴情報、課金履歴情報及び友人プレイ履歴情報を検索し、ゲーム端末装置20において特典を付与するための特別な制御を実行させるか否かを判定する。
例えば、判定処理部317は、所与の条件として、仮想通貨のチャージが実行されたフェーズにおいてチャージ処理毎に記憶されたチャージ履歴情報、当該仮想通貨に基づく課金を実行するフェーズにおいて課金処理毎に記憶された課金履歴情報、又は、その双方の情報が特定の条件を満たすか否かを判定することを含む判定処理を実行する。
特に、判定処理部317は、特典付与条件として、予め定められたチャージ単位によってチャージが実行されことを含む場合には、主記憶部321などに予め定められた加算額や付与回数などの判定基準を読み出しつつ、該当するユーザのチャージ履歴情報を参照し、特典の付与の可否を判定することを含む判定処理を実行する。
そして、仮想通貨課金制御部315は、判定処理部317が特典付与条件や各種の特定の条件を満たしていないと判定した場合には、通常の処理を実行するための指示情報を決定し、判定処理部が特典付与条件や各種の特定の条件を満たしていると判定した場合には、ゲーム端末装置20において特典を付与するための制御を実行させるための指示情報を決定する。
なお、仮想通貨課金制御部315は、チャージ用端末装置10において特典を付与するための制御を実行する場合には、特典付与の対象であることを示すフラグ情報を記憶し、又は、webなどによって特典付与を行う場合には、Web処理部311に必要な処理を実行させる。
次いで、仮想通貨課金制御部315は、認証が成功した旨の認証結果と該当するユーザのゲームプレイデータと、決定した指示情報と、を該当するゲーム端末装置20に送信して(ステップSb310)、ゲームプレイデータの受信を待機する状態に移行する。
最後に、ユーザ情報制御部312は、ゲーム端末装置20から送信されたゲームプレイデータを受信すると(ステップSb311)、当該受信したゲームのプレイデータをユーザ情報に更新し(ステップSb312)、本動作を終了する。
[7]変形例
[7.1]変形例1
上記実施形態においては、ユーザ毎に単一のICカード70を保有するとして説明したが、各ユーザの保有するICカード70は、一枚に限定しなくてもよい。この場合には、ユーザID毎にICカード70のカードIDを管理することによって実現することができるようになっている。
[7.2]変形例2
上記実施形態においては、ゲームセンター等のアミューズメント施設において仮想通貨を運用する場合を例に説明を行ったが、ゲーム端末装置20をコンビニエンスストアやガソリンスタンドPOS(point of sale system)端末又は、券売機、に入れ替え、にて利用することも可能である。この場合には、特別な処理として例えば、所定のクーポンをPOS端末にて発行させ、又は、所定の割引率にて、会計を行うような実施態様が実現可能である。
[7.3]変形例3
上記実施形態においては、仮想通貨に消費期限を設けない構成を採用していたが、例えば、1〜2年程度の消費期限を設け、当該期限の到来時に対応する仮想通貨を利用できなくするようにしてもよい。
この場合には、例えば、毎日、0:00にチャージ履歴に含まれるチャージ日時と、現在日時を比較して、現在日時において消費期限が過ぎたチャージ履歴を口座情報から削除するようにすればよい。
[7.4]変形例4
上記の実施形態においては、ユーザIDは、ICカード70に記憶されているとして説
明しているが、チャージを行う際に、又は、課金を行う際に、操作部を介して入力させるようにしてもよい。また、ユーザIDは、文字列コードに代えて指紋、虹彩、静脈、声紋などの生態認証IDであってもよい。
[7.5]変形例5
上記の実施形態においては、同一店舗又は同一施設を原則として説明したが、複数の施設を運営する運営事業者、又は、ICカード70及び仮想通貨を発行する発行事業者と、チャージ用端末装置10及びゲーム端末装置20を対応付けて(すなわち、グループ分けをして)、チャージされたチャージ用端末装置10と課金が実行されたゲーム端末装置20とが所定の関連性がある場合(すなわち、同一グループの場合)に、所与の条件又は特定の条件を具備したとして、例えば、ボーナスチャージやポイントの付与、物理的若しくは電子的なクーポンやアイテムの提供、課金の割引などゲーム端末装置等の課金用端末装置によって仮想通貨のチャージやその課金を行うことに基づく特典というインセンティブをユーザに与えるようにしてもよい。
[7.6]変形例6
上記の実施形態の仮想通貨管理システム1においては、複数のチャージ用端末装置10、複数のゲーム端末装置20及び管理用サーバ装置30によって構成されているが、単一のチャージ用端末装置10によって構成されていてもよいし、チャージ用端末装置10に管理用サーバ装置30の機能が含まれていてもよい。ただし、複数のチャージ用端末装置10によって仮想通貨管理システム1が構成されている場合には、いずれの1のチャージ用端末装置10が管理用サーバ装置30の機能を有していればよい。
1 … 仮想通貨管理システム
10 … チャージ用端末装置
20 … ゲーム端末装置
30 … 管理用サーバ装置
300 … 処理部
310 … 通信制御部
311 … Web処理部
312 … ユーザ情報制御部
314 … 仮想通貨加算制御部
315 … 仮想通貨課金制御部
316 … 友人情報制御部
317 … 判定処理部
320 … 記憶部
321 … 主記憶部
322 … ユーザ情報
330 … 情報記憶媒体
340 … 通信部

Claims (15)

  1. ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行するチャージ用端末装置から取得する情報であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、当該チャージ用端末装置の識別情報を示す第2のIDとともに、チャージ情報として、取得する第1取得手段と、
    前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する第2取得手段と、
    前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段と、
    特定の前記チャージ用端末装置の第2のIDに第3のIDが関連付けられた第2関連付けデータが記憶される第2の記憶手段と、
    前記チャージ用端末装置から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段と、
    前記チャージ処理の実行時に、第2のIDを、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段と、
    前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段と、
    前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置と、前記チャージ用端末装置と、の関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段と、
    前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする仮想通貨管理装置。
  2. 請求項1に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記関連付け手段が、
    前記チャージ処理が実行される毎に、前記チャージ情報に含まれるチャージ用端末装置の第2のIDを特定し、当該特定したチャージ用端末装置に関連付けて、当該チャージ処理に関するデータを前記第3の記憶手段に第1ログデータとして記憶し、
    前記判定手段が、
    前記所与の条件として、前記チャージ処理毎に記憶された第1ログデータが特定の条件を満たすか否かを判定することを含む前記判定処理を実行する、仮想通貨管理装置。
  3. 請求項2に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記第1ログデータには、該当するチャージ処理時に加算された前記加算額情報及び当該チャージ処理が実行された時期の少なくともいずれか一方のデータを含む、仮想通貨管理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記判定手段が、
    前記課金処理が実行される毎に、該当する含まれる第3のIDの課金用端末装置を特定し、当該特定した課金用端末装置に関連付けて、当該課金処理に関するデータを前記第3の記憶手段に第2ログデータとして記憶し、
    前記所与の条件として、前記課金処理毎に記憶された第2ログデータが特定の条件を満たすか否かを判定することを含む前記判定処理を実行する、仮想通貨管理装置。
  5. 請求項4の仮想通貨管理装置において、
    前記第2ログデータには、該当する課金処理時に課金された課金額情報及び当該課金処理が実行された時期の少なくともいずれか一方のデータを含む、仮想通貨管理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記判定手段が、
    前記ユーザによって前記チャージ用端末装置を介して仮想通貨における予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが実行される毎に、前記所与の条件を満たすか否かを判定する前記判定処理を実行し、
    前記制御手段が、
    前記所与の条件を満たした場合に、前記所与の制御を実行する、仮想通貨管理装置。
  7. 請求項6に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記所与の条件が前記課金額に基づく条件である場合に、
    前記判定手段が、
    前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、当該チャージに基づく課金額が特定の条件を満たすか否かを判定する、仮想通貨管理装置。
  8. 請求項7に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記判定手段が、
    前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、既に前記所与の制御が実行されたか否かを判定し、前記所与の制御が未実行の場合に、前記所与の条件を具備するとして判定する、仮想通貨管理装置。
  9. 請求項6に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記所与の条件が前記課金額に基づく条件である場合に、
    前記判定手段が、
    前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記チャージ用端末装置における所与の金額の仮想通貨のチャージが実行される毎に、前記課金用端末装置における課金処理又は当該課金処理と連動して課金用端末装置によって実行される所与の処理が前記所与の条件を満たすか否かを判定する、仮想通貨管理装置。
  10. 請求項6に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記判定手段が、
    前記予め定められたチャージ単位の仮想通貨に基づくチャージが既に実行されている場合に、前記課金用端末装置における課金が実行される毎に、当該チャージが既に前記所与の制御が実行されたか否かを判定し、前記所与の制御が未実行の場合に、前記所与の条件を具備するとして判定する、仮想通貨管理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記判定処理による判定結果に基づいて実行される所与の制御として、
    前記チャージ処理の実行時に前記チャージ用端末装置における演出制御、
    前記課金処理の実行時に前記課金用端末装置における演出制御、
    物理的又は電子的なアイテムの提供、
    前記チャージ処理における加算額の加算に関する特典の提供、
    前記課金処理における課金に関する特典の提供、及び、
    前記課金処理に基づいて実行される所与の処理に関する特典の提供、
    の少なくともいずれかが含まれる、仮想通貨管理装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の仮想通貨管理装置において、
    前記課金用端末装置が、前記課金処理に基づいて前記課金対象ユーザによるゲームプレイを可能とするゲーム端末装置である、仮想通貨管理装置。
  13. コンピュータを、
    ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行するチャージ用端末装置から取得する情報であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、当該チャージ用端末装置の識別情報を示す第2のIDとともに、チャージ情報として、取得する第1取得手段、
    前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する第2取得手段、
    前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段、
    特定の前記チャージ用端末装置の第2のIDに第3のIDが関連付けられた第2関連付けデータが記憶される第2の記憶手段、
    前記チャージ用端末装置から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段、
    前記チャージ処理の実行時に、第2のIDを、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段、
    前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段、
    前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置と、前記チャージ用端末装置と、の関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段、及び、
    前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  14. ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行する手段であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、チャージ情報として、取得するチャージ操作手段と、
    前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する課金情報取得手段と、
    前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段と、
    前記チャージ操作手段から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定
    し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段と、
    前記チャージ処理の実行時に、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段と、
    前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段と、
    前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置との関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段と、
    前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とするチャージ用端末装置。
  15. コンピュータを、
    ユーザにおける仮想通貨のチャージを実行する手段であって、前記ユーザを識別するための第1のID及び前記仮想通貨の加算額を示す加算額情報を、チャージ情報として、取得するチャージ操作手段、
    前記ユーザへの課金に際して用いられる1以上の課金用端末装置から取得する情報であって、当該課金に際して課金対象のユーザである課金対象ユーザに対応する前記第1のID及び前記仮想通貨の課金額を示す課金額情報を、当該課金用端末装置の識別情報を示す第3のIDとともに、課金情報として、取得する課金情報取得手段、
    前記第1のIDと、該当するユーザの仮想通貨の口座に関する口座情報と、を関連付けた第1関連付けデータが記憶される第1の記憶手段を管理する第1の管理手段、
    前記チャージ操作手段から前記チャージ情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該チャージ情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高に対して当該チャージ情報に含まれる加算額情報の加算額を加算するチャージ処理を実行するチャージ処理手段、
    前記チャージ処理の実行時に、前記チャージ処理によって特定された口座情報又は当該チャージ処理を実行したユーザの第1のIDに関連付けて第3の記憶手段に記憶する関連付け手段、
    前記課金用端末装置から前記課金情報を取得した場合に、前記第1関連付けデータに基づいて、当該課金情報に含まれる第1のIDに関連付けられた口座情報を特定し、当該特定した口座情報の口座の残高から、所与の条件に基づき当該課金情報に含まれる課金額情報の課金額を減算する課金処理を実行する課金処理手段、
    前記課金処理の実行時に、前記第2関連付けデータに基づいて、当該課金処理が実行された課金用端末装置との関連性が、所与の条件を満たすか否かを判定する判定処理を実行する判定手段、及び、
    前記判定処理による判定結果に基づいて所与の制御を実行する制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2015256990A 2015-12-28 2015-12-28 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置 Active JP6697877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256990A JP6697877B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015256990A JP6697877B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017120539A true JP2017120539A (ja) 2017-07-06
JP6697877B2 JP6697877B2 (ja) 2020-05-27

Family

ID=59272341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015256990A Active JP6697877B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6697877B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6480062B1 (ja) * 2018-05-29 2019-03-06 株式会社コロプラ ゲームプログラム、方法、および情報処理装置
JP2020025796A (ja) * 2018-08-15 2020-02-20 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲームシステム、ゲーム制御装置、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040746A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Noritsu Koki Co Ltd セルフ写真プリント装置
JP2008119028A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Glory Ltd 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出方法
JP2009211194A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Ntt Data Corp 共通特典付与サービス提供システム、管理サーバ装置、及び、共通特典付与サービス提供プログラム
JP2010262389A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Konami Digital Entertainment Co Ltd 仮想通貨を利用した料金支払いシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040746A (ja) * 2006-08-04 2008-02-21 Noritsu Koki Co Ltd セルフ写真プリント装置
JP2008119028A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Glory Ltd 遊技媒体貸出システムおよび遊技媒体貸出方法
JP2009211194A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Ntt Data Corp 共通特典付与サービス提供システム、管理サーバ装置、及び、共通特典付与サービス提供プログラム
JP2010262389A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Konami Digital Entertainment Co Ltd 仮想通貨を利用した料金支払いシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6480062B1 (ja) * 2018-05-29 2019-03-06 株式会社コロプラ ゲームプログラム、方法、および情報処理装置
JP2019205641A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 株式会社コロプラ ゲームプログラム、方法、および情報処理装置
JP2020025796A (ja) * 2018-08-15 2020-02-20 株式会社コナミデジタルエンタテインメント ゲームシステム、ゲーム制御装置、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6697877B2 (ja) 2020-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016053766A (ja) 仮想通貨のチャージシステム及びプログラム
JP6722516B2 (ja) サーバシステム及びプログラム
JP5623452B2 (ja) サーバシステム、プログラム、サーバシステムの制御方法及びネットワークシステム
JP6579757B2 (ja) ゲームシステム及びプログラム
JP6420076B2 (ja) システムおよびプログラム
JP6396060B2 (ja) ゲームシステム及び管理装置
WO2020250608A1 (ja) ゲームシステム、処理方法及び情報記憶媒体
JP6656993B2 (ja) サーバシステム
JP6473303B2 (ja) 仮想通貨管理用サーバシステム、プログラム、及び、仮想通貨管理システム
JP6697877B2 (ja) 仮想通貨管理装置、プログラム、及び、チャージ用端末装置
JP7337004B2 (ja) 情報制御システム
JP2019024755A (ja) サーバ装置、システム、及びプログラム
JP6599117B2 (ja) フレンド管理装置および業務用ゲーム装置
CA3157924A1 (en) Game platform
JP6625710B2 (ja) システムおよびプログラム
KR20160062291A (ko) 게임 플랫폼 서버 및 이를 이용한 화폐 거래 서비스 방법
JP7048672B2 (ja) サーバシステム、ゲーム提供方法及びプログラム
WO2017150338A1 (ja) ゲームシステム、それに用いられるコンピュータプログラム、及びサーバ装置
JP6671953B2 (ja) ゲームシステム及びプログラム
JP6803255B2 (ja) コンピュータシステム及びゲームシステム
JP7112859B2 (ja) プログラム、及び、店舗用景品提供システム
JP6694028B2 (ja) ゲームシステム及び管理装置
JP6871321B2 (ja) サーバシステム
JP6824498B2 (ja) ゲームシステム、それに用いられるコンピュータプログラム、及びサーバ装置
JP6723589B1 (ja) サービスシステム、それに用いるコンピュータプログラム、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6697877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250