JP2017119971A - アスファルト舗装道路用防水シート、防水構造及び防水構造の施工方法 - Google Patents

アスファルト舗装道路用防水シート、防水構造及び防水構造の施工方法 Download PDF

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好直 山崎
Yoshinao Yamazaki
好直 山崎
仁志 森本
Hitoshi Morimoto
仁志 森本
雅史 園田
Masafumi Sonoda
雅史 園田
高松 頼信
Yorinobu Takamatsu
頼信 高松
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    • E01C11/00Details of pavings
    • E01C11/16Reinforcements
    • E01C11/165Reinforcements particularly for bituminous or rubber- or plastic-bound pavings

Abstract

【課題】優れた耐久性を有する防水構造を短時間で容易に施工可能な、アスファルト舗装道路用防水シートを提供すること。【解決手段】アスファルト舗装道路用防水シート10は、熱可塑性ウレタン樹脂を含む防水層1と、防水層1の一方面上に設けられており、溶融温度が100℃以下の熱可塑性樹脂を含む融着層2と、防水層1の他方面上に設けられており、粘着剤を含む粘着剤層3と、防水層1及び融着層2の間に設けられ、防水層1及び融着層2を接合する接合層4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、アスファルト舗装道路用防水シート、防水構造及び防水構造の施工方法に関する。
橋梁等のアスファルト舗装道路では、雨水等の水分が浸入することによりアスファルトが劣化して亀裂が発生する場合がある。そこで、各種の防水構造及びその施工方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、コンクリート床版上にウレタン系防水材層を施工し、ウレタン系防水材層が硬化した後、その上に熱可塑性樹脂シート及びアスファルト舗装体を積層する方法が開示されている。
特開2003−313817号公報
交通規制を伴った道路の補修等では、施工時間の短縮が望まれる。しかし、特許文献1に記載の方法では、ウレタン系防水材層の塗装及び硬化を施工現場で行う必要があり、養生及び施工に時間かかるという課題がある。
本発明の一側面は、熱可塑性ウレタン樹脂を含む防水層と、防水層の一方面上に設けられており、溶融温度が100℃以下の熱可塑性樹脂を含む融着層と、防水層の他方面上に設けられており、粘着剤を含む粘着剤層と、防水層及び融着層の間に設けられ、防水層及び融着層を接合する接合層と、を備える、アスファルト舗装道路用防水シートに関する。
本発明の他の一側面は、上記防水シートと、防水シートの融着層上に敷設されたアスファルト舗装体と、を備える、防水構造に関する。
本発明のさらに他の一側面は、施工面上に、上記防水シートを、粘着剤層が施工面側となるように配置する工程と、防水シートの融着層上に、アスファルト舗装体を敷設する工程と、を含む、防水構造の施工方法に関する。
本発明によれば、優れた耐久性を有する防水構造を短時間で容易に施工可能な、アスファルト舗装道路用防水シートが提供される。また、本発明によれば、アスファルト舗装道路用防水シートを備え、耐久性に優れる防水構造が提供される。さらに、本発明によれば、短い施工時間で容易に防水構造を形成することが可能な、防水構造の施工方法が提供される。
一実施形態に係るアスファルト舗装道路用防水シートの概略を示す断面図である。 一実施形態に係る防水構造の概略を示す断面図である。 一実施形態に係る防水構造の施工方法を説明するための図である。 引っ張り試験の評価方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、図面は理解を容易にするため一部を誇張して描いており、寸法比率等は図面に記載のものに限定されるものではない。
(防水シート)
図1は、一実施形態に係るアスファルト舗装道路用防水シート(以下、場合により「防水シート」という。)の概略を示す断面図である。防水シート10は、熱可塑性ウレタン樹脂を含む防水層1と、防水層1の一方面上に設けられており、溶融温度が100℃以下の熱可塑性樹脂を含む融着層2と、防水層1の他方面上に設けられており、粘着剤を含む粘着剤層3と、防水層1及び融着層2の間に設けられ、防水層1及び融着層2を接合する接合層4と、を備えている。
防水シート10は、防水層1、融着層2、粘着剤層3及び接合層4が一体となったシートであるため、防水シート10を用いることで従来の施工方法と比較してより簡便に、短時間で防水構造を形成することができる。また、防水シート10は、防水層1と融着層2との間にこれらを接合する接合層4を備えるため、防水層1と融着層2との間の層間剥離が抑制され、耐久性に優れた防水構造が実現できる。
防水層1は、防水構造の防水性に寄与する層である。防水層1は、熱可塑性ウレタン樹脂を含む。熱可塑性ウレタン樹脂は、分子内に複数のウレタン結合(−NHCOO−)を有する熱可塑性樹脂である。熱可塑性ウレタン樹脂としては、例えば、ポリエーテル系ウレタン樹脂、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、アジペート系ウレタン樹脂、カプロラクトン系ウレタン樹脂等が挙げられる。防水層1は、一種又は二種以上の熱可塑性ウレタン樹脂を含んでいてよい。
熱可塑性ウレタン樹脂の重量平均分子量は、例えば30000以上であってよく、50000以上であってもよい。また、熱可塑性ウレタン樹脂の重量平均分子量は、例えば300000以下であってよく、200000以下であってもよい。なお、本明細書中、熱可塑性ウレタン樹脂の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により、標準ポリスチレン換算で測定される値を示す。
熱可塑性ウレタン樹脂の流動開始温度は、例えば100℃以上であってよく、140℃以上であることが好ましい。これにより、アスファルト舗装体の敷設時の加熱による防水層1の破れが十分に防止される。熱可塑性ウレタン樹脂の流動開始温度は、例えば240℃以下であってよく、200℃以下であってもよい。なお、本明細書中、熱可塑性ウレタン樹脂の流動開始温度は、高化式フローテスター法(ダイ1mm×1mmφ、荷重294N、スタート温度110℃)で測定される値を示す。
防水層1は、熱可塑性ウレタン樹脂以外の成分を含んでいてよい。熱可塑性ウレタン樹脂以外の成分としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、スチレン系エラストマー等が挙げられる。
防水層1は、熱可塑性ウレタン樹脂を主成分とする層であってよく、熱可塑性ウレタン樹脂からなる層であってもよい。防水層1における熱可塑性ウレタン樹脂の含有量は、防水層1の全量基準で、例えば60質量%以上であってよく、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
防水層1の厚さは、例えば0.05mm以上であってよく、0.1mm以上であることが好ましく、0.2mm以上であることがより好ましい。これにより、防水構造の耐久性に更に優れるという効果が奏される。具体的には、NEXCO試験方法 第4編 構造関係試験方法 (平成27年7月)の防水性試験IIに規定される耐貫通性能に優れるという効果が奏される。防水層1の厚さは、例えば5mm以下であってよく、3mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。これにより、例えば、防水シートをロール状とした場合にロールの重量が重くなりすぎ、ロールの巻長さを長くできる等、施工時の取扱い性に優れるという効果が奏される。
防水層1の流動開始温度、すなわち、防水層1を構成する樹脂組成物の流動開始温度は、例えば100℃以上であってよく、140℃以上であることが好ましい。これにより、アスファルト舗装体の敷設時の加熱による防水層1の破れが十分に防止される。防水層1の流動開始温度は、例えば240℃以下であってよく、200℃以下であってもよい。なお、本明細書中、防水層1の流動開始温度は、高化式フローテスター法(ダイ1mm×1mmφ、荷重294N、スタート温度110℃ )で測定される値を示す。
融着層2は、防水構造の施工時にアスファルト舗装体を融着する層であり、溶融温度が100℃以下の熱可塑性樹脂(以下、場合により「熱可塑性樹脂A」という。)を含む。
熱可塑性樹脂Aの溶融温度は、好ましくは100℃以下であり、より好ましくは80℃以下である。熱可塑性樹脂Aの溶融温度が100℃以下である場合、融着層2とアスファルト舗装体との融着性が一層良好となる。また、冬期に防水構造の施工を行う場合でも、アスファルト舗装体との十分な接着強度が得られやすくなる。
熱可塑性樹脂Aの溶融温度は、例えば30℃以上であってよく、35℃以上であることが好ましく、50℃以上であることがより好ましい。熱可塑性樹脂Aの溶融温度が30℃以上である場合、車両の通行による輪荷重により、アスファルト舗装体に轍掘れが生じることを十分に防止できる。
なお、本明細書中、熱可塑性樹脂Aの溶融温度は、JIS K6924−2(1997年)に従う方法で測定される値を示す。
熱可塑性樹脂Aは、アスファルト舗装体との融着後に十分な接着性を維持できる観点から、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂からなる群より選択される少なくとも一種の樹脂であってよい。より具体的には、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー、エチレンアクリル共重合体(EAA)、及びスチレンブチレンエラストマー(SBS)からなる群より選択される少なくとも一種の樹脂であってよい。熱可塑性樹脂Aは、防水構造の耐久性に更に優れる観点から、耐水性を有するエラストマーであることが好ましい。熱可塑性樹脂Aは、アスファルト舗装体との接着性に優れる観点から、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)であることがより好ましい。融着層2は、一種又は二種以上の熱可塑性樹脂Aを含んでよい。
熱可塑性樹脂Aの重量平均分子量は、例えば10000以上であってよく、40000以上であってもよい。また、熱可塑性樹脂Aの重量平均分子量は、例えば100000以下であってよく、60000以下であってもよい。なお、本明細書中、熱可塑性樹脂Aの重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により、標準ポリスチレン換算で測定される値を示す。
融着層2は、熱可塑性樹脂A以外の成分を含んでいてよい。熱可塑性樹脂A以外の成分としては、例えば、フィラー及び不織布等の補強材、酸化防止剤、耐光性材料、劣化防止剤等が挙げられる。
融着層2は、熱可塑性樹脂Aを主成分とする層であってよく、熱可塑性樹脂Aからなる層であってもよい。融着層2における熱可塑性樹脂Aの含有量は、融着層2の全量基準で、例えば60質量%以上であってよく、80質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
融着層2の厚さは、例えば0.1mm以上であってよく、0.2mm以上であることが好ましく、0.5mm以上であることがより好ましい。これにより、アスファルトとの融着性に優れるという効果が奏される。融着層2の厚さは、例えば10mm以下であってよく、5mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。これにより、例えば、防水シートをロール状とした場合にロールの重量が重くなりすぎず、ロールの巻き長さを長くできる等、施工時の取扱い性に優れるという効果が奏される。
融着層2の溶融温度、すなわち、融着層2を構成する樹脂組成物の溶融温度は、例えば80℃以下であってよく、70℃以下であることが好ましい。これにより、アスファルト舗装体の敷設時の融着性が一層良好になる。融着層2の溶融温度は、例えば30℃以上であってよく、40℃以上であってもよい。これにより、車両の通行による輪荷重により、アスファルト舗装体に轍掘れが生じることを十分に防止できる。なお、本明細書中、融着層2の溶融温度は、JIS K6924−2(1997年)に従う方法で測定される値を示す。
粘着剤層3は、施工面と防水層1とを接合する層であり、粘着剤を含む。粘着剤は、例えば、溶剤型アクリル系粘着剤、溶剤型天然ゴム系粘着剤、溶剤型ブロックコポリマー系粘着剤、エマルジョン型アクリル系粘着剤及びホットメルト型アクリル系粘着剤からなる群より選択される少なくとも一種の粘着剤であってよい。防水構造の耐久性に更に優れる観点から、アクリル系粘着剤が好ましい。本実施形態では、粘着剤層3として、アクリル系粘着テープを用いてもよい。粘着剤層3は、一種又は二種以上の粘着剤を含んでよい。
粘着剤層3は、発泡体であることが好ましい。この場合、防水構造の耐久性が更に向上する傾向がある。このような効果が得られる原因は明らかではないが、本発明者らは以下のように推察している。一般に、アスファルトによる舗装(アスファルト舗装)が行われる施工面(例えばコンクリート床版)は、表面に凹凸及び亀裂を有しているため、防水シート10と施工面との間に空隙が発生する場合がある。この場合、かかる空隙に床版面からの水蒸気がたまり、徐々に防水シート10がはく離する等の問題が生じる場合がある。一方、粘着剤層3が発泡体である場合、施工面の凹凸及び亀裂に対する追従性に優れるため、上記のような空隙の発生が防止されやすい。また、施工面と粘着剤層3との接触面積が増えることにより施工面との粘着性が向上しやすい。これらの理由から、粘着剤層3が発泡体である場合には防水構造の耐久性が更に向上すると推察される。
なお、「粘着剤層3が発泡体である」とは、粘着剤層3の少なくとも一部が発泡体であることを意味する。
粘着剤層3は、防水層1側の表面と、防水層1とは反対側の表面に粘着剤を含む層であればよく、1層に限定されない。粘着剤層3は、例えば、基層と基層の両面に粘着剤を含む層からなる層であってよい。このような観点から、粘着剤層3は、両面粘着テープであってよい。
粘着剤層3の厚さは、例えば0.1mm以上であってよく、0.5mm以上であることが好ましく、1.0mm以上であることがより好ましい。これにより、下地に対する接着性に優れるという効果が奏される。粘着剤層3の厚さは、例えば10mm以下であってよく、5mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。これにより、例えば、防水シートをロール状とした場合にロールの重量が重くなりすぎず、ロールの巻き長さを長くできる等、施工時の取扱い性に優れるという効果が奏される。
接合層4は、防水層1と融着層2とを接合する層である。接合層4は、例えば、防水層1又は融着層2に施工されたプライマー由来の層であってよい。プライマーは、防水層1及び融着層2の組成に応じて適宜選択してよい。
プライマーは、例えばイソシアネート基を有する化合物を含むプライマーであってよい。このようなプライマーは、防水層1の熱可塑性ウレタン樹脂との反応性に優れるため、防水層1及び融着層2の間の優れた接合強度を実現できる。プライマーはクロロ化ポリオレフィンを更に含むものが好ましい。
プライマーとしては、市販のプライマーを用いてよい。市販のプライマーとしては、例えば、K−500NT、K−500、K−550、V−720、V−700、C−100、N−200(すべて3M社製)等が挙げられる。
接合層4は、粘着性樹脂組成物を含む層であってもよい。粘着性樹脂組成物は、例えば、熱可塑性樹脂と粘着性付与剤とを含有する樹脂組成物であってよい。このような接合層4は、防水層1及び融着層2を積層する際に両者の間に介在させてよく、防水層1及び融着層2と共に押出成形により形成してもよい。
粘着性樹脂組成物に含まれる熱可塑性樹脂は、例えば、変性EVA等であってよい。
粘着付与剤としては、例えば、ロジン系、テルペン系、合成石油系、フェノール樹脂系、キシレン樹脂系等の粘着付与剤が挙げられる。
接合層4の厚さは、接合層がプライマーである場合、例えば0.0001mm以上であってよく、0.0005mm以上であることが好ましく、0.001mm以上であることがより好ましい。これにより、防水層1と融着層2との間の層間接着性に更に優れるという効果が奏される。接合層4の厚さは、例えば0.1mm以下であってよく、0.05mmであることが好ましく、0.02mm以下であることがより好ましい。これにより、プライマー層の凝集力が強く保たれる。
接合層4の厚さは、接合層が粘着剤樹脂組成物である場合、例えば0.01mm以上であってよく、0.05mm以上であることが好ましく、0.1mm以上であることがより好ましい。これにより防水層1と融着層2との間の層間接着性に更に優れるという効果が奏される。接合層4の厚さは、例えば2mm以下であってよく、1mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であることがより好ましい。これにより、例えば、防水シートをロール状とした場合にロールの重量が重くなりすぎず、ロールの巻き長さを長くできる等、施工時の取扱い性に優れるという効果が奏される。
防水シート10の厚さは、例えば0.1mm以上であってよく、0.5mm以上であることが好ましく、1mm以上であることがより好ましい。これにより、防水構造の耐久性に更に優れるという効果が奏される。具体的には、NEXCO試験方法 第4編 構造関係試験方法 (平成27年7月)の防水性試験IIに規定される耐貫通性能に優れるという効果が奏される。防水シート10の厚さは、例えば10mm以下であってよく、7mm以下であることが好ましく、5mm以下であることがより好ましい。これにより、例えば、防水シートをロール状とした場合にロールの重量が重くなりすぎず、ロールの巻き長さを長くできる等、施工時の取扱い性に優れるという効果が奏される。
防水シート10は、防水層1、融着層2、粘着剤層3及び接合層4以外の他の層をさらに備えていてよい。例えば、防水シート10は、粘着剤層3上に粘着剤層3を保護する保護層が設けられていてよい。また、防水シート10は、融着層2上に融着層2を保護する保護層が設けられていてよい。これらの保護層は、防水構造の施工時に剥離される。また、防水シート10は、他の層として、クロス基材、不織布等で構成される補強層などをさらに備えていてもよい。
防水シート10は、アスファルト舗装が行われる道路に防水構造を形成するために用いられる。防水シート10は、特に、水の浸入により劣化、亀裂等の問題が生じるコンクリート道路(例えば、橋梁)における防水構造の施工に好適に利用できる。
(防水構造及びその施工方法)
図2は、一実施形態に係る防水構造の概略を示す断面図である。本実施形態に係る防水構造20は、上述した防水シート10と、防水シート10の融着層2上に敷設されたアスファルト舗装体5と、を備える。図2において、防水構造20は、施工対象である下地7と、下地7の表面に形成された不陸調整剤を含む処理層6を備えている。
アスファルト舗装体5は、特に限定されず、公知のアスファルト舗装体を用いることができる。アスファルト舗装体5の厚さは、例えば200mm以上であってよく、75mm以上であってもよい。また、アスファルト舗装体5の厚さは、例えば50mm以上であってよく、25mm以上であってもよい。
下地7は、アスファルト舗装が行われる道路であり、例えば、コンクリート(例えばコンクリート床版)であってよい。
不陸調整剤は、主に、下地7の表面の凹凸(不陸)を平坦化するために用いられる。不陸調整剤としては、例えば、ラテックス変性モルタル、エポキシアスファルト合材、グースアスファルト合材、アクリル系樹脂モルタル等の樹脂モルタル、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、下地7の表面上の不純物(例えば、後述するアスファルト舗装体等の残存物)の影響を受けにくく、短時間での施工が可能である観点から、エポキシアスファルト合材を用いることが好ましい。
不陸調整材を含む処理層6の厚さは、例えば5mm以上であってよく、15mm以上であってもよい。また、処理層6の厚さは、例えば50mm以上であってよく、30mm以上であってもよい。
図3は、一実施形態に係る防水構造の施工方法を説明するための図である。防水構造20は、図3に示すように、例えば、施工面A上に、上述の防水シート10を、粘着剤層3が施工面A側となるように配置する工程(図3(b)参照)と、防水シート10の融着層2上に、アスファルト舗装体5を敷設する工程(図3(c)参照)と、を含む施工方法によって製造されたものであってよい。
防水構造20の施工方法は、図3(a)に示すように、下地7の表面上に不陸調整剤を含む処理層6を敷設して、施工面Aを形成する工程を更に含んでいてよい。
施工面Aは、下地7の表面であってよい。下地7の表面に処理層6が形成される場合には、施工面Aは、処理層6の下地7と反対側の面であってよい。
アスファルト舗装体5を敷設する工程では、例えば、加熱したアスファルト舗装体5を融着層2上に均一に敷きならした後、加圧してよい。この場合、アスファルト舗装体5の熱によって融着層2が溶融して、融着層2とアスファルト舗装体5とが融着する。アスファルト舗装体5の舗設時の加熱温度は、融着層2が溶融できる温度であることが好ましく、例えば、200℃以上であってよく、170℃以上であってよい。また、アスファルト舗装体5の加熱温度は、例えば100℃以下であってよく、130℃以下であってよい。
アスファルト舗装道路を補修する目的で防水構造20を施工する場合、本実施形態に係る施工方法は、既設のアスファルト舗装体、防水層等を除去することにより下地7の表面を露出させる工程を更に備えていてもよい。既設のアスファルト舗装体等の除去は、公知の方法により行ってよく、例えば、バックフォー等の掘削機を用いる方法であってよい。アスファルト舗装体等の残存物が存在する場合には、ショットブラスト、ウォータジェット等により除去してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、本発明の内容を実施例及び比較例を用いてより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)(商品名:ウルトラセン750(「ウルトラセン」は登録商標)、東ソー株式会社製、融点:64℃)を、押出し成形機を用いてシート化し、厚さ0.6mmのEVAシート(EVA層、融着層)を得た。この際、押出機の温度は200℃を保持した。次いで、グラビア印刷機(線数:120lpi)を用いて、EVAシート上にポリメリックMDI(ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート)及びクロロ化ポリオレフィンを含有するプライマー(商品名:K500NT、3M社製、固形分量:8質量%)をグラビア塗工した後、溶媒を乾燥させた。これにより、EVAシート上にプライマー層を形成した。次いで、プライマー層のEVAシートとは反対側の表面上に、熱可塑性ウレタン樹脂(TPU)(商品名:エラストランET385(「エラストラン」は登録商標)、BASF社製、硬化後のJIS A硬度:85)を押出して、TPU層(防水層)を形成した。TPU層の厚さは0.2mmとした。これにより、融着層、接合層及び防水層を備える積層シートを得た。積層シートの厚さは0.8mmであった。
次いで、厚さ1mmのアクリルフォームテープ(商品名:4481MH、3M社製)を積層シートのTPU層側の表面上にラミネートし、実施例1の防水シートを得た。
(実施例2)
熱可塑性ウレタン樹脂(TPU)(商品名:エラストランET385、BASF社製)を、押出し成形機を用いてシート化し、厚さ0.2mmのTPUシート(TPU層、防水層)を得た。この際、押出機の温度は200℃を保持した。次いで、グラビア印刷機(線数:120lpi)を用いて、TPUシート上にポリメリックMDI及びクロロ化ポリオレフィンを含有するプライマー(商品名:K500NT、3M社製、固形分量:8質量%)をグラビア塗工した後、溶媒を乾燥させた。これにより、TPUシート上にプライマー層を形成した。次いで、プライマー層のTPUシートとは反対側の表面上に、実施例1と同様にして作製したEVAシート(厚さ:0.6mm)を、ヒートロールを用いて、80℃にてラミネートした。これにより、EVA層(融着層)を形成し、融着層、接合層及び防水層を備える積層シートを得た。積層シートの厚さは0.8mmであった。
次いで、厚さ1mmのアクリルフォームテープ(商品名:4481MH、3M社製)を積層シートのTPU層側の表面上にラミネートし、実施例2の防水シートを得た。
(実施例3)
実施例1と同様にして作製したEVAシート(EVA層、厚さ:0.6mm)上に、TPU(商品名:エラストランET385、BASF社製)、並びに、エチレン酢酸ビニル共重合体及び粘着性付与剤を含む樹脂組成物(メルセンMX06、東ソー製)を共押出しした。これにより、EVAシート上に、接合層(厚さ:0.2mm)及びTPU層(厚さ:0.2mm)がこの順に形成された積層シートを得た。積層シートの総厚さは1.0mmであった。なお、押出機の温度は170〜200℃を保持した。
(比較例1)
実施例1と同様にして作製したEVAシート(第一のEVA層、厚さ:0.6mm)上に、EVA(商品名:ウルトラセン750、BASF社製)及びTPU(商品名:ET385、3M社製)を共押出しした。これにより、EVAシート上に、EVA層(第二のEVA層、厚さ:0.2mm)及びTPU層(厚さ:0.2mm)がこの順に形成された積層シートを得た。積層シートの総厚さは1.0mmであった。
次いで、厚さ1mmのアクリルフォームテープ(商品名:4481MH、3M社製)を積層シートのTPU層側の表面上にラミネートし、比較例1の防水シートを得た。
(接着性評価)
[T型はく離試験]
実施例及び比較例の積層シートを用いて、T型はく離試験を行った。具体的には、JIS Z0237 (2009年)で規定される引張試験機を用いて、TPU層とEVA層をそれぞれ引張試験機のチャックでつかみ、300mm/分の速度(はく離速度)で引っ張ることにより、積層シートにおけるEVA層とTPU層と間の層間接着力(T型はく離接着強度)を測定した。はく離角度は180°とした。結果を表1に示す。なお、比較例1では、第2のEVA層とTPU層の間の層間接着力(T型はく離接着強度)を測定した。
[引っ張り試験]
実施例及び比較例の防水シートを用いて、引っ張り試験を行った。具体的には、図4に示すように、防水構造を形成した後、道路橋床版防水便覧(社団法人日本道路協会発行)に従い、23℃において、防水構造の引っ張り接着強度を測定した。図4中、5はアスファルト舗装体を示し、7はコンクリートを示し、8は治具を示し、10は実施例及び比較例の防水シートを示し、矢印は荷重方向を示す。結果を表1に示す。
Figure 2017119971
上記の実施例により、本発明に係る防水シートによって、優れた耐久性を有する防水構造を短時間で容易に施工できることが確認された。
1…防水層、2…融着層、3…粘着剤層、4…接合層、5…アスファルト舗装体、6…処理層、7…下地、8…治具、10…防水シート、20…防水構造。

Claims (7)

  1. 熱可塑性ウレタン樹脂を含む防水層と、
    前記防水層の一方面上に設けられており、溶融温度が100℃以下の熱可塑性樹脂を含む融着層と、
    前記防水層の他方面上に設けられており、粘着剤を含む粘着剤層と、
    前記防水層及び前記融着層の間に設けられ、前記防水層及び前記融着層を接合する接合層と、
    を備える、アスファルト舗装道路用防水シート。
  2. 前記防水層の厚さが0.1〜3.0mmである、請求項1に記載の防水シート。
  3. 前記熱可塑性樹脂がエチレン酢酸ビニル共重合体を含有する、請求項1又は2に記載の防水シート。
  4. 前記粘着剤がアクリル系粘着剤を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の防水シート。
  5. 前記粘着剤層が発泡体である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の防水シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の防水シートと、
    前記防水シートの前記融着層上に敷設されたアスファルト舗装体と、
    を備える、防水構造。
  7. 施工面上に、請求項1〜5のいずれか一項に記載の防水シートを、前記粘着剤層が前記施工面側となるように配置する工程と、
    前記防水シートの前記融着層上に、アスファルト舗装体を敷設する工程と、
    を含む、防水構造の施工方法。
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