JP2017119527A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品に対して多重包装を行う場合のオペレータの操作負担を低減すると共に生産効率を高めることができる包装装置を提供する。【解決手段】包装装置は、通常包装モードと、多重包装モードと、を切り替え可能にする制御部を備える。通常包装モードは、一の商品に対して、搬入処理と、包装処理S14と、付加処理とを含む一連の処理を実行するモードである。多重包装モードは、一の商品を計量搬入機構に繰り返しN回搬入することにより、一の商品に対してN枚の包装フィルムによって多重包装するためのモードであって、包装処理S14は、一の商品に対する搬入処理ごとに実行し、貼付処理S27は、一の商品に対するN回の搬入処理のうち一回のみ実行するモードである。【選択図】図6

Description

本発明は、包装装置に関する。
特許文献1には、計量搬入機構と、リフト機構と、フィルム保持機構と、フィルム折込機構と、ラベル貼付機構と、を備える包装装置が記載されている。このような包装装置では、作業者(オペレータ)によってトレーに収容された内容物である商品が搬入されると、計量搬入機構によって商品の計量(計量処理)が行われる。次に、計量搬入機構によって商品が搬送され(搬送処理)、フィルム保持機構によって周縁部が保持されて引き伸ばされた包装フィルムに対して、商品がリフト機構によって包装フィルムの下側から押し付けられ、フィルム折込機構によって包装フィルムの周縁部がトレーの下側に折り込まれることによって商品が包装される(包装処理)。包装された商品は、ラベル貼付機構によって商品の値段及び重量等が印字されたラベルが貼付される(付加処理)。
特開2003−95208号公報
商品を包装する場合、商品から内容物が漏れ出したり、内容物が包装フィルムを破いてしまったりするおそれがある。このような場合には、上記構成の包装装置を用い、上記包装処理を、例えば二回繰り返すことにより、商品に包装フィルムを多重に包装することが行われている。
しかしながら、上記包装装置を用いた商品の多重包装は、単純に商品の搬入を二回繰り返すだけで実現されるわけではない。例えば、搬入ごとにラベルが貼付されないようにするために、オペレータは、計量及びラベル貼付を行わないで包装処理のみを実施するモードに切り換える必要がある。また、例えば、包装フィルムが包装された商品にラベルを貼付する場合には、風袋値として設定されているトレーの重量値に、既に包装されている包装フィルムの重量値を加える(再設定)必要がある。このため、上記包装装置を用いた商品の多重包装は、オペレータにとって負担が大きく、生産効率の低下を招いていた。
そこで、本発明は、商品に対して多重包装を行う場合のオペレータの操作負担を低減すると共に生産効率を高めることができる包装装置を提供することを目的とする。
本発明の包装装置は、トレーに内容物が収容された商品が搬入部に載置されると、商品を搬入する搬入処理と、商品を包装フィルムによって包装する包装処理と、包装処理された商品に当該商品に関連する情報を付加する付加処理と、を処理可能な包装装置であって、一の商品に対して、搬入処理と、包装処理と、付加処理とを含む一連の処理を実行する通常包装モードと、一の商品を搬入部に繰り返しN回搬入することにより、一の商品に対してN枚の包装フィルムによって多重包装するためのモードであって、包装処理は、一の商品に対する搬入処理ごとに実行し、付加処理は、一の商品に対するN回の搬入処理のうち一回のみ実行する多重包装モードと、を切り替え可能にする制御部を備える。
この構成の包装装置では、多重包装モードに切り替えれば、一の商品を搬入部に繰り返し搬入しても、全ての搬入に対して付加処理がなされることはない。すなわち、多重包装モードでは、包装処理は、一の商品の搬入ごとに実行されるものの、付加処理は、N回のうち一回だけ実行される。これにより、オペレータは、多重包装モードに切り替えた後は、一の商品の搬入を繰り返すだけで、多重包装を施すことが可能になる。言い換えれば、一の商品の搬入ごとに、包装処理のみを実施するモード等に切り換えたりする必要がない。これにより、一の商品に対してN重の包装をする場合であっても、オペレータの操作負担を大きくすることがなく、また、生産効率を高めることができる。
本発明の包装装置の搬入処理には、内容物の重量を計量する計量処理が含まれ、付加処理では、少なくとも計量処理により得られた情報を付加してもよい。
この構成の包装装置では、多重包装モードに切り替えれば、一の商品を搬入部に繰り返し搬入しても、全ての搬入に対して計量処理により得られた情報が付加される付加処理がなされることはない。これにより、オペレータは、多重包装モードに切り替えた後は、一の商品の搬入を繰り返すだけで多重包装を施すことが可能になると共に、一の商品に対して一の上記情報のみを付すことが可能になる。
本発明の包装装置の多重包装モードでは、多重包装モードでは、一の商品のN回目の搬入処理時に計量処理と付加処理とを実行し、当該計量処理では、少なくともトレーの重量値に、N−1回目までの搬入による包装処理により商品に包装された包装フィルムの重量値を加えた値を風袋値として、内容物の重量を計量してもよい。
この構成の包装装置では、最も外側の包装フィルムに上記情報が付加された商品、例えば、最も外側の包装フィルムに情報が印字されたラベル等が貼付された商品を容易に形成することが可能になる。
本発明の包装装置の多重包装モードでは、一の商品の一回目の搬入処理時に計量処理と付加処理とを実行してもよい。
この構成の包装装置では、最も内側の包装フィルムに上記情報が付加された商品、例えば、最も内側の包装フィルムに情報が印字されたラベル等が貼付された商品を容易に形成することが可能になる。
本発明の包装装置の多重包装モードでは、一の商品の搬入ごとに計量処理を実行し、一の商品のN回目以下であるn回目の搬入処理時に計量される重量値と一の商品のn−1回前の搬入処理時に計量された重量値との差が所定閾値以上ある場合にその旨を報知してもよい。
この構成の包装装置では、多重包装モードにおいて搬入されるべき商品(包装済みの商品であるか未包装の商品であるか)が搬入されないことを検出できる。これにより、オペレータによる搬入間違いを防止することができるので、生産効率を高めることができる。
本発明の包装装置では、搬入部に搬入された商品に対する包装の有無を検出する検出部を更に備えていてもよい。
この構成の包装装置では、包装の有無の検出結果を利用して、例えば、オペレータによる切り替えなしに自動的に多重包装モードに切り替えたり、多重包装モードにおいて搬入されるべき商品(包装済みの商品であるか未包装の商品であるか)が搬入されないことを検出したりすることが可能になる。
本発明の包装装置では、制御部は、検出部により包装フィルムが検出された場合には、多重包装モードに切り替えてもよい。
この構成の包装装置では、オペレータの負担をより一層軽くすることができる。
本発明によれば、一の商品に対して複数回の包装フィルムを包装する場合であっても、オペレータの操作負担を大きくすることなく、生産効率を高めることができる。
一実施形態に係る包装装置を示す外観斜視図である。 図1の包装装置の内部を示す概略正面図である。 図2のIII−III線に沿う概略矢視図である。 図1の包装装置の機能構成を示すブロック図である。 包装装置の動作の一例を示すフローチャートである。 包装装置の動作の一例を示すフローチャートである。 異常箇所表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(1)全体構成
図1〜図3に示されるように、包装装置1は、トレーTに食料品等の内容物Wが収容された商品Gをフィルム(包装フィルム)によって包装する装置である。包装装置1は、計量搬入機構(搬入部)2と、包装機構10と、ラベルプリンターLPと、ラベル発行機LIと、制御装置9と、を備える。包装機構10は、包装ステーション3と、ロール保持機構4と、フィルム送り出し機構5と、フィルム搬送機構6と、カッター機構7と、シール機構8と、を有する。包装装置1に含まれる各機構は、包装装置1の本体1a及びケーシング1bに収容されている。ケーシング1bは、本体1aの側部に取り付けられる。
なお、以下の説明において、「左右」とは、包装装置1の本体1aの正面に向かって左右を意味する。包装装置1の前後方向における前側を「手前側」と称し、その反対側を「奥側」と称する。「上流」及び「下流」は、フィルムFの搬送方向上流及び搬送方向下流をそれぞれ意味する。
図3に示されるように、計量搬入機構2は、計量器2aと、搬入ベルト2bと、計量皿12と、カメラ14と、第一照明部15と、第二照明部16と、を有する。計量器2aは、計量皿12に載置された商品Gを計量し、商品Gの質量に応じた計量値(以下、「重量値」と示す。)を示す情報を制御装置9に出力する。搬入ベルト2bは、一対のローラ間に掛け渡されている。搬入ベルト2bには、商品Gの搬送用の搬送バー13が設けられている。搬送バー13は、搬入ベルト2bの駆動に従って奥側へと移動し、商品Gを奥側に押し出す。これにより、包装ステーション3における後述のリフター機構30の支持部材33上へ商品Gを送る。搬送バー13は、計量皿12の幅方向に沿って延在し、初期位置においては計量皿12よりも手前側に位置する。
計量皿12は、商品Gを載置する矩形浅皿状のトレーである。計量皿12は、商品Gが載置される載置面12aを有する。計量皿12において載置面12aの外側(ここでは、手前側)には、載置面12aに対して隆起する爪部12bが形成されている。爪部12bは、トレーTを計量皿12に載置する際に基準となる部位である。
カメラ14は、計量皿12に載置された商品Gを撮像する。カメラ14は、計量皿12の上方に配置されている。図示する例では、カメラ14は、計量皿12の上方の排出台82に下方に向けて設けられ、計量皿12において商品Gを含む所定領域の画像を撮像画像として撮像する。カメラ14は、撮像した撮像画像に関する画像情報を制御装置9に出力する。カメラ14としては、CCDカメラ又はCMOSカメラが用いられる。第一照明部15は、商品Gを照明するLED(Light Emitting Diode)等の照明機器である。第二照明部16は、異常時の異常箇所を照明するLED等の照明機器である。第二照明部16は、例えば、商品Gの取り忘れ等を検知するセンサの検知エリア等を照明可能な位置に設けられる。
包装ステーション3は、本体1a内に形成される空間である。包装ステーション3は、計量搬入機構2によって計量された商品Gに一連の包装処理を施す空間である。包装ステーション3には、リフター機構30と、折り込み機構37とが配置される。
リフター機構30は、包装ステーション3の下部に設けられている。リフター機構30は、トレーTの底面を複数の支持部材33で受け、この支持部材33に固定された支持ベース31を電動ボールネジ機構34によって上方に移動させる。これにより、リフター機構30は、トレーTの底面を保持して商品Gを上方に移動させる。リフター機構30は、フィルム搬送機構6によって緊張保持されたフィルム(ストレッチフィルム)Fに対して、商品Gを突き上げる。
折り込み機構37は、リフター機構30によって突き上げられた商品Gの底面側(すなわち、トレーTの底面側)にフィルムFの周囲の部分を折り込み、フィルムFで商品Gを覆う。折り込み機構37は、フィルムFのフィルム搬送方向両端部を、トレーTの底面側に左右折り込み板76,77によって折り込む。折り込み機構37は、フィルムFの幅方向奥側の側部を、トレーTの底面側に後折り込み板78によって折り込む。折り込み機構37は、排出プッシャー79aによってトレーTがシール機構8側に排出される際に、フィルムFの幅方向手前側の側部を、トレーTの底面側に前折り込み棒79によって折り込む。
ロール保持機構4は、図1及び図2等に示すように、ケーシング1bに設置される。ロール保持機構4は、互いに同じ又は異なる種別の2本のフィルムロールRを保持する構成を有する。各フィルムロールRには、所定幅のフィルムFが多重に巻き付けられている。図2に示されるように、ロール保持機構4は、フィルムロールRを保持する上側ロール保持部41と、フィルムロールRを保持する下側ロール保持部42と、上側ロール保持部41及び下側ロール保持部42を選択的に回転させてフィルムロールRの何れか一方からフィルムFを繰り出させるロール駆動部43と、を含む。
フィルム送り出し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィルムFを、フィルム搬送機構6の一対のフィーダユニット61,62に引き渡す。フィルム送り出し機構5は、ケーシング1bに設置される。
図2及び図3に示されるように、フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5からフィルムFを受け取り、包装ステーション3へとフィルムFを搬送する。また、フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5から受け取ったフィルムFを、包装ステーション3の中央部分で緊張保持する。フィルム搬送機構6は、第一フィーダユニット61と、第二フィーダユニット62と、第一フィーダ移動ユニット63と、第二フィーダ移動ユニット64と、を含んで構成されている。
第一及び第二フィーダユニット61,62は、フィルムFの幅方向両側部をベルトで挟む。第一及び第二フィーダユニット61,62の長手方向側部には、フィルムFの幅方向に延びるスライドシャフト66,67が設けられている。第一及び第二フィーダユニット61,62は、スライドシャフト66,67によって支持されている。第一及び第二フィーダユニット61,62は、第一フィーダ移動ユニット63及び第二フィーダ移動ユニット64によって駆動され、スライドシャフト66,67に沿ってフィルム幅方向に移動してフィルムFを搬送する。
図2に示されるように、カッター機構7は、フィルム送り出し機構5がフィルム搬送機構6へフィルムを受け渡した後、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間で張られたフィルムFを切断する。カッター機構7は、フィルム搬送機構6がフィルムを所定量搬送した後に、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間で張られたフィルムFを切断する。カッター機構7は、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間に配置され、フィルム幅よりも長い切断刃7aを有する。切断刃7aは、アクチュエータによって上下方向に移動させられる。
シール機構8は、折り込み機構37により折り込まれたフィルムFを熱シールする。シール機構8は、搬送ローラ及び加熱ローラを有し、排出プッシャー79aで押し出された商品Gを搬送ローラ及び加熱ローラによって搬送しつつヒートシールする。シール機構8は、包装済みの商品Gを排出台82に向かって排出する。
図1及び図4に示されるように、ラベルプリンターLPは、内容物Wに関する情報をラベルに印字する。物品に関する情報とは、商品名、内容物Wの重量値及び値段等である。ラベルプリンターLPは、後段にて詳述する記憶部91から商品名等を取得し、後段にて詳述する制御部93から内容物Wの重量値及び値段等を取得する。ラベル発行機LIは、ラベルプリンターLPによって印字されたラベルを、排出された包装済みの商品Gに貼付する。
制御装置9は、本体1aの上部に配置されているコンピュータであり、上記の各機構の動作を制御する。制御装置9は、記憶部91と、制御部93と、を有する。制御装置9は、各種情報を表示可能な表示パネル17が接続されている。表示パネル17は、例えば、タッチパネル式のディスプレイであり、オペレータによる各種の操作及び入力を行うことができる操作ボタンも表示される。すなわち、表示パネル17は、包装装置1の操作部でもある。
記憶部91は、予め設定されたデータ、表示パネル17から入力されたデータ、及び外部装置から転送されたデータの少なくとも一つが記憶されている。上記データには、複数種のフィルムFに関するデータ(厚み、材質、フィルム幅、風袋重量値等)、複数種の商品Gに関するデータ(単位重量当たりの単価、商品名等)、及び複数種のトレーTに関するデータ(大きさ、形状、材質、風袋重量値等)等が含まれる。
制御部93は、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラム及び情報等が記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路等を有する。制御部93は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで各種処理を実行する。
制御部93は、計量搬入機構2を制御して、計量皿12に載置された内容物Wを計量させる計量処理を実行させる。具体的には、制御部93は、計量器2aから送信されてくる商品Gの重量値から記憶部91に記憶されているトレーTの風袋重量値を差し引いて、内容物Wの重量値を算出する。また、制御部93は、計量搬入機構2を制御して、計量皿12に載置された商品Gを搬送させる搬送処理を実行させる。
また、制御部93は、カメラ14により取得される撮像画像に基づいて、トレーTのサイズを判別してもよい。トレーTのサイズの判別は、例えば、商品Gを含む最小面積の矩形(いわゆる最小矩形)の領域である矩形領域を特定し(矩形フィッティング)、特定した矩形領域の辺の長さを算出することで、サイズ(長辺サイズ及び短辺サイズ)を判別してもよい。矩形領域の辺の長さ(mm)は、例えば画素(ピクセル)数に基づいて特定することができる。
制御部93は、包装機構10を制御して、フィルムFによって商品Gを包装する包装処理を実行させる。具体的には、制御部93は、記憶部91に記憶されている設定値又はカメラ14により取得された撮像画像から取得するトレーTのサイズに基づいて、トレーTのサイズに合わせたサイズのフィルムFとしたり、リフター機構30の支持部材33上において当該トレーTのサイズに合わせた位置に商品Gを位置させたり、当該トレーTのサイズに合わせてフィルムFの周囲の部分をトレーTの底面側へ折り込んで包装したりする。
制御部93は、ラベルプリンターLP及びラベル発行機LIを制御して、内容物Wの重量値又は商品Gの価格等が印字されたラベルをフィルムFによって包装された商品Gに貼付する貼付処理を実行させる。具体的には、制御部93は、上記計量処理により取得された内容物Wの重量値、又は内容物Wの重量値に基づいて算出される価格等をラベルプリンターLPに出力させ、ラベル発行機LIによって当該ラベルを商品Gに貼付させる。
本実施形態の包装装置1は、通常包装モードと、多重包装モードと、を有している。制御部93は、通常包装モードと、多重包装モードと、を切り替え可能にする。具体的には、制御部93は、表示パネル17を介して入力(選択)される命令によって、上記の切り替えを可能にする。
通常包装モードは、一の商品Gに対して、計量処理と、搬送処理と、包装処理と、貼付(付加)処理とを含む一連の処理を実行するモードである。言い換えれば、通常包装モードは、商品Gが搬入される度に、計量処理と、搬送処理と、包装処理と、貼付処理とが実施されるモードである。これに対し、多重包装モードは、一の商品Gを計量搬入機構2に繰り返しN回搬入することにより、一の商品GをN枚のフィルムFによって多重包装するためのモードである。言い換えれば、多重包装モードとは、所定の繰り返し数(N回)の搬入処理ごとに包装処理が実行され、N回の包装処理のうち一回だけ貼付処理が行われるモードである。なお、計量処理は、所定の繰り返し数(N回)の搬入において全て行われる必要はなく、少なくとも一回行われればよい。
本実施形態の多重包装モードでは、制御部93は、一の商品Gの1回目からN−1回目までの搬入時までは、計量処理、搬入処理、及び包装処理を実行し、一の商品GのN回目の搬入時には、計量処理、搬送処理、包装処理及び貼付処理を実行する。そして、N回目(例えば2回目)の計量処理では、トレーTの重量値に、N−1回目(例えば1回目)の搬入時に包装されたフィルムFの重量値を加えた値を風袋値として再設定する。
制御部93は、計量処理、搬送処理、包装処理、及び貼付処理の何れかを実行している途中に異常を検知した場合、図7に示されるように、異常内容の表示P1と、包装装置1の構成を簡易的に示した図と異常箇所(図7のハッチング部)とを重ね合わせた表示P2と、オペレータへのメッセージの表示P3と、復帰ボタンP4等と、が表示される異常報知画面Pを表示パネル17に表示させる。
また、制御部93、この異常報知画面Pの表示に代えて、又は加えて、異常箇所を照明する第二照明部16を点灯又は点滅させるように制御してもよい。これにより、オペレータは、異常箇所を特定することが容易になる。また、制御部93は、異常が解消された場合には、当該第二照明部16を消灯させてもよい。これにより、オペレータは、異常が解消されたことの特定がより容易になる。なお、第二照明部16は、殺菌作用のある光を照射可能な照明機器としてもよい。また、第二照明部16は、表示パネル17等の操作を介して、上記異常の検知と連動することなく点灯可能に構成してもよい。これにより、オペレータは、作業時の視認性が向上する。
(2)包装装置の動作
次に、図5及び図6を参照しながら、包装装置1の動作について詳細に説明する。制御部93は、これから包装しようとする商品Gの設定を、表示パネル17を介して受け付ける(ステップS1)。商品Gの設定としては、内容物Wの選択、通常包装モード又は多重包装モードの選択、又は多重包装を行う場合の包装の数N(繰り返し回数N)がある。オペレータにより計量搬入機構2の計量皿12に商品Gが載置されると、計量器2aによって商品Gの搬入が検知される(ステップS2)。ここで、制御部93は、ステップS1において設定されたモードが、通常包装モードであるか多重包装モードであるかを確認する(ステップS3)。
制御部93によって通常包装モードであることが確認された場合には(S3:YES)、計量器2aによって商品Gが計量される(計量処理:ステップS4)と共に、カメラ14によって商品Gが撮像される。制御部93は、カメラ14によって撮像された撮像画像から、トレーTのサイズを特定する。トレーTのサイズの特定は、例えば、外形を取得するなど、既知の方法により行うことができる。
次に、商品Gは、搬送バー13によってリフター機構30の支持部材33上に押し出される(搬送処理:ステップS5)。フィルムFは、フィルム送り出し機構5によってフィルム搬送機構6へ受け渡され、カッター機構7によってトレーTのサイズに合わせて切断されて1枚の長方形状のフィルムFとなる。フィルムFは、両フィーダユニット61,62によってリフター機構30の上方まで運ばれ、その幅方向両側部が緊張保持される。
次に、商品Gは、リフター機構30によって、緊張保持されたフィルムFに押しあてられ、商品Gにより伸張される。フィルムFの周囲は、折り込み機構37によってトレーTの下側に折り込まれ、商品Gが包装される(包装処理:ステップS6)。続いて、商品Gは、排出プッシャー79aによってシール機構8側に押し出される。フィルムFは、シール機構8によって熱シールされた後、排出台82上に排出される。
ラベルプリンターLPは、商品Gに貼付するためのラベル、すなわち、商品Gの商品名、内容物Wの重量値、商品の価格等の情報をラベルに印字する。内容物Wの重量値は、計量器2aによって取得される商品Gの重量値から記憶部91に記憶されているトレーTの風袋値が差し引かれること算出される。ラベルプリンターLPによって印字されたラベルは、ラベル発行機LIによって、商品Gを包装したフィルムFに貼付される(貼付処理:ステップS7)。
次に、ステップS3において、多重包装モードであることが確認された場合(S3:NO)について説明する。なお、以下の説明では、ステップS1において、多重包装を行う場合の包装の数N(繰り返し回数N)として「2」が入力された場合、すなわち、二枚のフィルムFによって包装される二重包装が行われる場合を例に挙げて説明する。
制御部93は、商品Gの搬入回数が1回目であるか否かを判定する(ステップS11)。制御部93によって商品Gの搬入回数が1回目であることが確認された場合には(S11:YES)、ステップS4と同様の計量処理と、ステップS5と同様の搬送処理と、ステップS6と同様の包装処理が順次実行される(ステップS12〜S14)。これにより、フィルムFによって包装された商品Gが、排出台82に排出される。なお、制御部93は、ステップS12において計量された商品Gの重量値を1回目の重量値として記憶しておく。
本実施形態の包装装置1において商品Gを多重包装する場合、オペレータは、排出台82に排出された商品G(1回目の包装がなされた商品G)を、連続して再度、計量搬入機構2に搬入する。すなわち、オペレータによって、商品Gの2回目の搬入が行われる。オペレータにより計量搬入機構2の計量皿12に商品Gが載置されると、計量器2aによって商品Gの搬入が検知される(ステップS15)。制御部93は、当該搬入が検知されると、商品Gの搬入回数が1回目であるか否かを判定する(ステップS11)。ここでは、商品Gの搬入回数が2回目であると判定される(S11:NO)。
次に、制御部93は、内容物Wの重量値を算出するための風袋値の設定を変更する(ステップS21)。詳細には、包装装置1では、通常(通常包装モードを含む)、内容物Wを収容するトレーTの重量値が風袋値として設定されているが、多重包装モードにおける2回目の商品Gの搬入時には、当該トレーTの重量値に1回目の搬入時に包装されたフィルムFの重量値を加えた値が風袋値として再設定(変更)される。
続いて、ステップS4及びステップS12と同様の計量処理が実行される(ステップS22)。次に、制御部93は、ステップS12によって計量された商品Gの重量値(n−1回目の内容物Wの重量値)と、ステップS22によって計量された商品Gの重量値から1回目の搬入時に包装されたフィルムの重量値を差し引いた重量値(n回目の内容物Wの重量値)とが互いに等しいか否かを判定する(ステップS23)。言い換えれば、ステップS22によって計量された商品Gの重量値が、ステップS12によって計量された商品Gの重量値に、1回目の搬入時に包装されたフィルムFの重量値が加えられた値となっているか否かを判定する。
n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値とが互いに異なる場合(S23:NO)、n回目の搬入(ステップS14)において本来搬入すべき商品G(フィルムFによって包装された商品G)ではない可能性が高い(例えば、フィルムFによって包装されていない商品G)。そこで、制御部93は、表示パネル17に、間違った商品Gが搬入されていないかどうかの確認を促す画面(警告表示)を表示(その旨の報知)させると共に、処理を続行させるか又は商品Gの搬入をやり直しさせるかを選択させる(ステップS29)。
ここで、処理の続行が選択された場合(S29:YES)には、ステップS13と同様の搬送処理(ステップS23)と、ステップS14と同様の包装処理(ステップS24)と、が実行される。また、商品Gの搬入のやり直しが選択された場合(S29:NO)には、オペレータにより計量搬入機構2の計量皿12に商品Gが載置されたことを受け、ステップS15、ステップS11、ステップS21、ステップS22及びステップS23の処理が実行される。
n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値とが同じ場合には(S23:YES)、ステップS13と同様の包装処理(ステップS25)と、ステップS14と同様の包装処理と、が実行される。なお、n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値との差が所定範囲の場合に、ステップS13及びステップS14と同様の処理が実行されてもよい。
次に、制御部93は、直前の包装処理(ステップS25における包装処理)が何回目の包装処理であったか否かを確認する(ステップS26)。言い換えれば、商品Gが何枚のフィルムFによって包装されているかを確認する。ここで、ステップS26によって確認された値がステップS1において入力された包装の数N(繰り返し回数N)に一致する場合、ステップS7と同様の貼付処理が実行される(ステップS27)。次に、制御部93は、包装モードを通常包装モードに戻し(ステップS28)、一連の処理を終了する。
また、ステップS26によって確認された値が、ステップS1において入力された包装の数N(繰り返し回数N)に到達していない場合、制御部93は、表示パネル17に、排出台82上に排出された商品Gを再度、計量搬入機構2の計量皿12に載置することを促す画面を表示させる。オペレータによって計量搬入機構2の計量皿12に商品Gが載置されると、商品Gのn回目(3回目)の搬入として、ステップS21以降の処理が繰り返される。このように、ステップS1において入力された包装の数N(繰り返し回数N)に到達するまで、繰り返し処理が実行される。
(4)特徴及び作用・効果
上記実施形態の包装装置1では、多重包装モードに切り替えれば、一の商品Gを計量搬入機構2に繰り返し搬入しても、全ての搬入に対して計量処理、搬送処理、包装処理、及び付加処理の全てがなされることはない。すなわち、多重包装モードにおいては、一の商品Gの搬入処理ごとに包装処理が実行されるものの、貼付処理は、N回のうち一回の計量処理に基づいて一回だけ実行される。これにより、オペレータは、多重包装モードに切り替えた後は、一の商品の搬入を繰り返すだけで、一の商品に対し、多重包装を施すことが可能になる。この結果、一の商品Gに対してN重のフィルムFを包装する場合であっても、オペレータの操作負担を大きくすることなく、生産効率を高めることができる。
上記実施形態の包装装置1の多重包装モードでは、n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値とが同じであるか否かにより、多重包装モードにおいて搬入されるべき商品(包装済みの商品)であるか否かの判定が行われる。これにより、多重包装モードにおけるオペレータによる商品Gの搬入間違いを防止することができるので、生産効率を高めることができる。具体的には、多重包装モードにおける二回目の搬入において、フィルムF包装されていない商品G等が搬入されることを防止できる。
上記実施形態の包装装置1の多重包装モードでは、一の商品Gの最後(N回目)の搬入時における計量処理によって、トレーTの重量値に、N−1回目までの搬入による包装処理によって包装されたフィルムFの重量値を加えた値を風袋値として、内容物Wの重量が計量されるので、最も外側のフィルムFにラベルが貼付された商品Gを容易に形成することが可能になる。
(5)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の多重包装モードでは、一の商品Gの1回目からN−1回目までの搬入時までは計量処理、搬送処理及び包装処理を実行し、一の商品GのN回目の搬入時(N重包装する際の最後の搬入時)には計量処理、搬送処理、包装処理及び貼付処理の全てを実行する例(以後、「第一モード」と称する。)を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、一の商品Gの1回目の搬入時に計量処理、搬送処理、包装処理及び貼付処理の全てを実行し、2回目の搬入からN回目までの搬入時には、計量処理、搬送処理及び包装処理を実行してもよい(以後、「第二モード」と称する。)。「第二モード」による多重包装を実行した場合には、ラベルに印字するための内容物Wの計量は、1回目の計量処理によって取得された商品Gの重量値から風袋値の初期設定値であるトレーTの重量値を差し引くことにより算出される。これにより、ラベルが外側のフィルムFによって覆われる態様の商品Gを提供することができる。
上記変形例で説明した第一モードと第二モードとは、表示パネル17を介して受け付けることを可能としてもよい。すなわち、商品Gの設定の一つとして、第一モード又は第二モードの選択が行われてもよい。
上記実施形態又は変形例の多重包装モードでは、ステップS23において、n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値とが同じであるか否かにより、本来搬入すべき商品Gであるか否かを判定する例を挙げて説明したがこれに限定されない。例えば、制御部93が、カメラ14によって取得された撮像画像に基づいて、フィルムFの有無が判定できるような場合には、このフィルムFの有無によって本来搬入すべき商品Gであるか否かを判定してもよい。すなわち、ステップS23の場面では、フィルムFが検知された場合には、本来搬入すべき商品Gであると判定し、フィルムFが検知されない場合には、本来搬入すべき商品Gではないと判定する。
この場合、制御部93は、カメラ14により取得された撮像画像における画素に基づいて、商品GのフィルムFの有無を判別する。商品Gに透明なフィルムFが包装されている場合には、フィルムFによって光が強く反射することによって、当該フィルムFに対応する部分(以下、「対象領域」と称する。)に対応する画素の明るさは、明るくなる傾向がある。そこで、制御部93は、対象領域における画素の明るさに基づいて、商品Gにおける透明なフィルムFの有無を判別する。
また、商品Gに透明なフィルムFが包装されている場合、対象領域の画素において、いわゆる色飛び(輝度がピーク近くの値を示す事象、白抜けとも称される)が発生する傾向がある。そこで、制御部93は、例えば対象領域における画素の輝度の最大値(輝度ピーク)を検出し、輝度ピークが予め定められた閾値(以下、「輝度ピーク閾値」という。)以上である場合に、透明なフィルムFが包装されていると判別してもよい。
また、商品Gに透明なフィルムFが包装されている場合、対象領域における一定の範囲に含まれる画素の輝度は、高い値を示す傾向がある。そこで、制御部93は、対象領域における各画素の輝度を検出し、予め定められた所定輝度(閾値)以上の輝度の画素数が予め定められた所定画素数(閾値)以上である場合に、透明なフィルムFが包装されていると判別してもよい。
また、商品Gに透明なフィルムFが包装されている場合、対象領域における画素の輝度は、画素間でのばらつきが大きくなる傾向がある。これは、透明なフィルムFの一部において部分的に強い反射光がカメラ14によって検出されることに起因する。そこで、制御部93は、対象領域における各画素の輝度を検出し、各画素の輝度の分散が予め定められた閾値(以下、「輝度分散閾値」という。)以上である場合に、透明なフィルムFが有ると判別してもよい。
なお、透明なフィルムFの有無の判別は、上述した判別手法による判別に限られない。例えば、制御部93は、上述した輝度ピークを用いる判別において、輝度ピークの代わりに輝度の平均値を用いてもよい。また、制御部93は、上述した判別手法を組み合わせてもよい。例えば、制御部93は、対象領域における各画素の輝度の分散が輝度分散閾値以上であり、且つ対象領域における輝度ピークが輝度ピーク閾値以上である場合に、透明なフィルムFが有ると判別してもよい。制御部93は、上述した種々の判別手法等のうち、例えば予めオペレータ等によって選択された手法を用いることで、商品GのフィルムFの有無を判別してもよい。
また、上述した制御部93によるフィルムFの検知機能は、上記実施形態の多重包装モードにおいて本来搬入されるべき商品Gであるか否かのチェックだけでなく、例えば、自動で通常包装モードから多重包装モードに切り替えることも可能になる。具体的には、制御部93は、上述した方法により、当該商品GにフィルムFが包装されていると判別した場合、多重包装モードに切り替え、トレーTの重量値に、商品Gに包装されたフィルムFの重量値を加算した値を風袋値として再設定(変更)する。これにより、フィルムFによって包装された商品Gの内容物Wの重量を正確に算出することができる。
上記実施形態又は変形例では、内容物Wの重量を計量する計量処理が実行され、当該計量処理により得られた情報(商品Gの重量値)が印字されたラベルを貼付する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、重量値によって価格が決まるものではない定額商品等を多重包装するような場合には、設定値として入力された商品情報と価格情報(商品に関連する情報)とが印字されたラベルが貼付処理によって貼付されればよい。このような場合には、計量処理は実行されなくてもよい。
上記実施形態又は変形例では、風袋値の初期値としてトレーTの重量値が設定されている例を挙げて説明したが、少なくともトレーTの重量値が設定されていればよい。例えば、醤油のパック又はツマ等が収容される刺身等の商品では、トレーTの重量値に加え、醤油のパック又はツマ等の重量値が設定されればよい。
上記実施形態又は変形例では、n−1回目の内容物Wの重量値とn回目の内容物Wの重量値とが互いに異なる場合(S23:NO)、制御部93は、表示パネル17に、間違った商品Gが搬入されていないかどうかの確認を促す画面(警告表示)を表示する例を挙げて説明したが、警告音を発したり、第一照明部15等を点滅させたりする等、その旨を報知できる構成を、上記実施形態又は変形例の構成に代えたり、又は加えたりしてもよい。
上記実施形態では、付加処理の例として、ラベルを貼付する貼付処理を例に挙げて説明したが、例えば、フィルムFに直接、計量処理から取得された情報を印字したり、トレーTに取り付けられているICチップに情報を付加したりしてもよい。
1…包装装置、1a…本体、1b…ケーシング、2…計量搬入機構(搬入部)、2a…計量器、9…制御装置、10…包装機構、12…計量皿、14…カメラ、15…第一照明部、16…第二照明部、17…表示パネル、91…記憶部、93…制御部、F…フィルム、G…商品、LI…ラベル発行機、LP…ラベルプリンター、P…異常報知画面、T…トレー、W…内容物。

Claims (7)

  1. トレーに内容物が収容された商品が搬入部に載置されると、前記商品を搬入する搬入処理と、前記商品を包装フィルムによって包装する包装処理と、前記包装処理された前記商品に当該商品に関連する情報を付加する付加処理と、を処理可能な包装装置であって、
    一の商品に対して、前記搬入処理と、前記包装処理と、前記付加処理とを含む一連の処理を実行する通常包装モードと、
    前記一の商品を前記搬入部に繰り返しN回搬入することにより、前記一の商品に対して前記N枚の前記包装フィルムによって多重包装するためのモードであって、前記包装処理は、前記一の商品に対する前記搬入処理ごとに実行し、前記付加処理は、前記一の商品に対する前記N回の前記搬入処理のうち一回のみ実行する多重包装モードと、
    を切り替え可能にする制御部を備える、包装装置。
  2. 前記搬入処理には、前記内容物の重量を計量する計量処理が含まれ、前記付加処理では、少なくとも前記計量処理により得られた情報を付加する、請求項1記載の包装装置。
  3. 前記多重包装モードでは、前記一の商品のN回目の搬入処理時に前記計量処理と前記付加処理とを実行し、当該計量処理では、少なくとも前記トレーの重量値に、N−1回目までの搬入による前記包装処理により前記商品に包装された前記包装フィルムの重量値を加えた値を風袋値として、前記内容物の重量を計量する、請求項2に記載の包装装置。
  4. 前記多重包装モードでは、前記一の商品の一回目の搬入処理時に前記計量処理と前記付加処理とを実行する、請求項3に記載の包装装置。
  5. 前記多重包装モードでは、前記一の商品の搬入ごとに前記計量処理を実行し、
    前記一の商品のN回目以下であるn回目の搬入処理時に計量される重量値と前記一の商品のn−1回前の搬入処理時に計量された重量値との差が所定閾値以上ある場合にその旨を報知する、請求項2〜4の何れか一項記載の包装装置。
  6. 前記搬入部に搬入された前記商品に対する前記包装の有無を検出する検出部を更に備える、請求項1〜5の何れか一項記載の包装装置。
  7. 前記制御部は、前記検出部により前記包装フィルムが検出された場合には、前記多重包装モードに切り替える、請求項6記載の包装装置。
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